二次創作小説(映像)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ちびっこ城主 *戦国BASARA*【完結!感謝!】
日時: 2012/08/10 10:29
名前: ☆Milk☆ (ID: DqYpyOBj)

どうもです、☆Milk☆ですっ!

毎度毎度、言うこともないのですが、一応のため注意書きをしておきます。

壱・荒らし?もちろんダメです。
弐・チェンメ?それもダメです。
参・バサラ嫌い?何で来たんですか?
四・☆Milk☆が嫌い?いや、だから何で来たんですか?
伍・キャラ崩壊は苦手?・・・頑張りますけど・・・多分、壊れます。
六・できれば・・・できればでいいです。コメントお願いします。
七・腐コメはお控えください。自爆します。


以上のことを守れる方、レッツパ−リィ!

*今回のお話*
 三方ヶ原の後から始まります。
 小十郎が松永から部下を取り戻して、そのあと、なんと政宗が・・・!?
 続きは小説でどうぞ☆彡
 オリキャラなしです。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18



Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.27 )
日時: 2012/03/17 17:40
名前: ☆Milk☆ (ID: .CNDwTgw)

「…。」
「…。」
「…誰、アンタ。」

城内をお市と歩いていると、見かけない男を発見。前髪で顔が隠れ、目が見えない。おかしさの極めつけはその手錠と鉄球。そして、目には見えない何か…不運そうな雰囲気。近寄りがたい人間、と政宗は思った。

「小生の名は黒田官兵衛。豊臣軍師だ。」
「…豊臣の軍師はあの竹中って奴じゃ…。」
「小生と半兵衛は秀吉の両兵衛。小生は半兵衛を超える慧眼を持っているのじゃ。」

自分自慢に政宗は溜息をついた。まぁ自分の誇り高く生きているが、これ程ではないだろうと考える。やはり話さない方が良かったなと思い、そそくさと部屋の戻ろうとした。…が。

「お前の名は?」

政宗はきょとんとした。知らないのか、この男は。秀吉は家臣全員に自分の存在を言ったのではないのか?

「ぼ…梵天、丸。」
「梵天丸?」

政宗は頷く。もう正直この男と離れたいが、神は簡単にはそれを許さず。

「梵天丸、三成を知らぬか。」
「三成…石田三成?」

官兵衛は頷いた。政宗は頭を横に振る。と、そこにもう一人の軍師。

「三成君なら、伊達討伐に行ったよ、黒田君。」
「なっ…!!」

政宗は半兵衛に吠える。

「おいっ!!俺がここにいるだろ!?なら俺の軍に攻撃すんのは止めろ!!」
「軍じゃない。司令している人を殺せといっただけだ。」
「小十郎…。」
「安心したまえ。どうやら片倉君と君の従兄弟は今伊達領にいないそうだ。そう、三成君から届いた。」

ホッと、肩を落としたのも束の間。なら何故奴は帰ってこない?

もう一人、指揮官がいるから。

「小次郎…。」

政宗の顔から血が引いた。

「良く分かったね。だが好都合だろう?あまり仲が良くないと聞いているけど。」

言い返す気力もなく、その場に座り込む。お市が心配して政宗に駆け寄った。

「…けんな…。」
「え?」
「ふざけんな…!!」

政宗は再び立ち上がった。
半兵衛のところに駆ける。

「頼むっ!!お願いだからっ…お願いだから家族には手ぇ出すなぁ!!本当に、頼むからっ…!!」

「…無駄だ。今更、もう遅い。」


___


<キンッカンッガキンッ>

奥州伊達領では、政道が三成の速さに、辛うじてついて行っていた。

「ま、政道様ぁ!!」
「危険っす!お下がりください!!」
「平気です!それより援軍を!最上より救援をお願いしますっ!!」
「へ、へい!」

<キンッ>

政道の息が切れる。だが三成は余裕の表情だった。

「愚かな。独眼竜の弟ともあろう者が、この程度か…。」
「兄上と…僕は違う…!」

三成は、ふん、と呟いた。



「死ね。」

Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.28 )
日時: 2012/03/17 18:28
名前: ☆Milk☆ (ID: .CNDwTgw)

*勝手に技を作りましたが、気にしないでください。

















「断罪!!」
「風雷!!」

政道はバサラを使い、なんとか三成の技に対抗出来ているが、何時までもつかわからない。その時だった。

「竺丸君!!」

どこからか聞こえてくる、狐(自称)紳士の声。崖の上に(自称)紳士はいた。

「伯父様!」
「君の危険を伊達の家臣から聞いて、富んで参ったのだよ。」

羽州の狐─伊達政宗、政道の叔父にあたる、最上義光である。誰がこの狐を見て、伊達政宗と血縁だと思うだろうか…。

「さぁ、吾輩とやるかい?」
「良いだろう、貴様も共に残滅させる。」

三成が構え、また走ろうとした時だ。

風が、吹いた。


風は三成に纏わり付き、三成は動けなくなった。

「…!?」
「まさか…。」
「ふん、小童などとの同盟など、早々に破棄したいが…そうもいかん!」

聞こえてきた老人の声。

「北条殿!!」
「話は聞いたぞい。何やら一大事だそうじゃな。」
「は、はい色々と…。」
「輝宗との同盟はまだ繋がったまま故…助けに来てやったぞい。」

動きを封じられた三成は、一度下がった。だがそれでも風はついてくる。

「クッ…!!」
「諦めて帰りたまえ!山田くん!」

名前を覚えていない(覚えようともしていない)最上義光が降参を促した。三成がこちらを睨む。その時だ。

「やれ、三成。」
「っぎ、刑部っ…!」
「太閤より、文だ。」
「そこで読上げろ…っ!」
「…止め、だ。」
「何…!?」
「伊達攻めは止めだ。」
「何故だっ!?」
「帰って、自分の目で確かめろ。引くぞ。」
「…っ!!」

三成と刑部は摂津へ戻った。

Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.29 )
日時: 2012/03/19 14:13
名前: ☆Milk☆ (ID: KoErH5Nm)

「秀吉様っ!!」
「…どうした三成。」
「…っ私は、秀吉様のご意見に異議を唱えるつもりなど、全くありません。しかし、納得できません!なぜ急に伊達攻めを止めたのです!?」
「…。」

秀吉は少し黙って、いずれ分かると呟いた。


___


「ふぇ?」
「全く…秀吉に僕が言わなければそのままだったのに。弟を助けたと言ったのにその反応かい?」
「竹中様…何で…。」
「気まぐれさ。」

政宗は、半兵衛による政道の救命を聞いた。半兵衛が秀吉に政宗の行動を言ったところ、秀吉が止めさせたらしい。いきなりの事に驚いた政宗だが、同時に安心していた。しかしそれだけで済むほど甘くなかった。

「半兵衛様っ!!」

襖を思いっ切り開けた音と同時に聞こえてくる凶王の声。

「おや三成君…どうしたんだい?」
「なぜ急に伊達攻めを止めたのです!?」
「この子に聞いてごらん。」

三成は半兵衛の視線の先にいる子供を見た。そしていきなり刀を抜く。お市は慌てて政宗を抱いたが、政宗は全く動じない。真っ直ぐ三成を見た。その目を見て、三成は強く政宗を睨む。

「貴様!!秀吉様のご計画を邪魔したのか!?」
「人として当然の行為だ。」
「人質の分際で!私がここで…。」
「止めたまえ三成君。大事な人質だよ。」

半兵衛の声で我に帰る三成。黙って刀をしまった。

「…何を、した。」

三成が政宗に問う。

「止めてくれって言った。家族には…手を出すなって…。それだけだ。」

三成は驚いて目を見開いた。秀吉様が、それだけで止めさせた?


馬鹿な。


何故だ。

Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.30 )
日時: 2012/03/21 15:21
名前: ナル姫 (ID: DETdfuqA)

三成に纏っていた風は、やがて人の形を作った。

「よくやったぞい、風魔。」
「本当に有難うございました、北条殿。」
「うむ。」

そこに最上義光が、何があったのかを聞いてきた。

「実は…。」

政道は全て話した。


___


「ほーら。もうちょっと高く跳ねないと届かないよ?」
「うぎぎ…!!」

大阪城では、半兵衛が政宗で遊んでいた。お市の筆を盗り、上に挙げた。半兵衛の頭より上にあるものなど、いくら半兵衛が小柄でも取り返せる訳がない。五歳の身長と身体能力では到底無理な話だ。半兵衛としても、政宗がお市の物だと必死になることを知っているからこそ、やっている。必死になる政宗を見るのが楽しいのだ。ニコニコ笑いながらもう一寸等と言って楽しんでいた。が、遊びの時間も長くは続かず。そこに秀吉がやって来た。

「なぁ!此奴から筆奪ってくれよ!」
「半兵衛、返してやれ。」
「分かったよ、秀吉。はい。」
「もう盗るなよ!?」
「はいはい。」

半兵衛は胡散臭い笑顔を浮かべていた。

Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.31 )
日時: 2012/03/22 13:57
名前: ナル姫 (ID: syFyy808)

大阪城は今日、何やら騒がしかった。

「なぁ、秀吉に合わせてくれよ!アンタ、秀吉の部下だろ!?」
「うるさいっ秀吉様の名を軽々しく口にするな!!」
「なぁ、頼むよ!俺と秀吉は友達なんだ!」
「過去の話をするな!!」
(この声は…。)

声を聞きつけた政宗は一直線に声のする方へ向かった。長い間会うことのなかった、織田包囲網の時に組んだ仲間の存在。この際、その時の仲間に会えるなら誰でもいい。毛利だろうが、長宗我部だろうが、勿論…。

「前田の〜〜!!」

立案者の前田慶次でも。

「うわっ!?」

政宗は慶次の足にしがみついた。慶次と三成は驚いた。無論、一番驚いたのは慶次だろう。自分の知らない子供が、いきなりやってきて、しかも名前まで知っているのだ。政宗としてはずっと会いたかった見方の人間。かなり安心しているのだろう。しかし三成は何時までもくっついていることを許さない。政宗を剥がすように慶次から離した。

「梵天は向こうに行っていろ。」
「お、おいおい。誰だい?この子供…秀吉の子じゃなさそうだし…。」
「俺!俺だよ前田慶次!!」

刑事はやっとその子供の右目に巻かれている包帯に気がついたようだ。

「…独眼竜!!?」
「そうだよ!!」
「えぇ!!?何これ!!?何がどうなってるの!!?」
「俺が知るかよぉ!!」
「慶次君。申し訳ないけど、その子供を『独眼竜』と呼ぶのは止してくれないかな?」

聞こえてくる軍師の声。半兵衛が騒ぎに気づき、やってきたのだ。

「半兵衛…。」
「その子供は、この城では『梵天丸』って呼ぶんだよ?…それに、何か秀吉に用があったんじゃないの?」
「そうだ!秀吉に…。」
「まぁ残念だけど、秀吉は今いないんだ。帰ってくれるかな?」
「…っ…分かったよ。てゆうか、右目や真田の兄さんも心配してるはずだ。一緒に帰ろうよ、どくが…梵天丸。」
「帰れるならとっくに帰ってるよ。」
「今、梵天丸は僕らの人質でね。簡単に返す訳にいかないんだ。」

その時、門を開く音が聞こえてきた。

「…秀吉、帰ってきたね。」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18



この掲示板は過去ログ化されています。