二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ちびっこ城主 *戦国BASARA*【完結!感謝!】
日時: 2012/08/10 10:29
名前: ☆Milk☆ (ID: DqYpyOBj)

どうもです、☆Milk☆ですっ!

毎度毎度、言うこともないのですが、一応のため注意書きをしておきます。

壱・荒らし?もちろんダメです。
弐・チェンメ?それもダメです。
参・バサラ嫌い?何で来たんですか?
四・☆Milk☆が嫌い?いや、だから何で来たんですか?
伍・キャラ崩壊は苦手?・・・頑張りますけど・・・多分、壊れます。
六・できれば・・・できればでいいです。コメントお願いします。
七・腐コメはお控えください。自爆します。


以上のことを守れる方、レッツパ−リィ!

*今回のお話*
 三方ヶ原の後から始まります。
 小十郎が松永から部下を取り戻して、そのあと、なんと政宗が・・・!?
 続きは小説でどうぞ☆彡
 オリキャラなしです。

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Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.17 )
日時: 2012/03/07 19:55
名前: ☆Milk☆ (ID: t3n5DtaJ)

子供の身体では疲労が恐怖に勝つらしい。政宗と蘭丸はやがて眠りに付いた。それをお市が見守っていたが、明智軍は誰も襲って来なかった。翌朝、二人が起床した後、三人はあてもなく森を歩いた。歩いている時、蘭丸が政宗に話した。

「オイラ、光秀が裏切った理由…なんとなく分かる気がする。」
「え?」
「あの…三方ヶ原、あっただろ?あれ、光秀は伊達に鉄砲隊回したけど、本当は武田と上杉に回す予定で…。」
「でもお前たちは、結果的に勝った。それに徳川家康はお前らに襲われた。」
「それが目的だった。浅井も、徳川も、使い捨てだよ。…光秀の作戦で上手く行ったけど、信長様は…。」

『勝手な真似は許さん…。』

「それで頭から酒をかけられてて…恨んでたんじゃないかな、光秀。」

政宗は少し考えた。確かに、欲だけで動くような人間とは思えない。そうだな、と小さく呟いた。いつの間にか、森を抜けた。そこに、いたのは。

「明智軍…!?」
「明智様、こんな所に軍を…。」

小声で話していたが、それが光秀には聞こえていたらしい。ゆっくり馬を近づけて来た。

「いかがなさいました皆様…。」

政宗は我慢できず、光秀に向かって怒鳴った。

「明智!お前、あれは嘘だったのかよ!?魔王の事を尊敬してるって…!全部嘘だったのか!?」

光秀は不気味な笑い声を立て、刃を政宗に向けた。

「煩い子供ですねぇ…。」

政宗は退こうとしなかったが、お市が慌て政宗を抱き上げた。蘭丸も戦闘意識を見せ、お市の前に立ち、弓矢を光秀に向ける。だが光秀の狙いはまだ政宗だった。不気味な笑みを浮かべたまま、刃を再び政宗に向ける。死んで貰いましょう、と呟き、一直線に政宗を狙う。ブシャッ、と血が飛び散る音がした。政宗の目は、自分を庇って光秀に刺された蘭丸が映っている。蘭丸の体は宙を舞い、地面に落下した。政宗は声を出せなかった。ここで意識を保つだけでも精一杯なのに、話せる訳ない。お市はまだ政宗を抱いている。そして、言った。

「明智様…この子には、手を出さないで。」
(…は?)
「市は梵天を守るの。殺すなら、市にして。」

言いたい事が溢れてくる。なのにそれは、喉で何かに塞き止められ、声にならない。

(何でだよ…。)

—俺は、人質なのに。

「殺しませんよ、二人とも。」

光秀は言い、踵を返す。政宗は待て、と言おうとしたが、その言葉は掻き消された。お市と政宗の目の前は、真っ赤な鮮血で染まった。殺されたのは光秀ではない。明智軍の人間だった。人と人との間を、何かがすごい早さで動く。それは光秀以外を殺した後止まった。

銀の髪に、鋭い目。年は、政宗と同じ位だろう。その男は光秀を見て言った。

「明智光秀…、私は秀吉様の許可の下…、」


「貴様を残滅する。」

Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.18 )
日時: 2012/03/09 15:17
名前: ☆Milk☆ (ID: zyz/JhZx)

『貴様を残滅する。』





(何だ…こいつ…。)

政宗はお市の腕の中で、いきなり現れた男を見つめた。光秀は真顔。お市は兎に角、政宗を守ろうとしていた。

「見たことありませんが…貴方、どちら様です?」
「私の名は石田三成。秀吉様の命だ。貴様を殺しに来た。」
「…やはり、そう言う事でしたか。」

政宗とお市は意味がわからない。この二人は何を言っているのだ?怪訝な顔をしていると、遠くから二つ、人の影が見えた。影は段々近づいて来た。一つはとても大きく、一つはそうでもない。只、線が細い。影はその内影ではなく、人の形を作る。完全に顔が見える様になった。すると石田三成は跪き、頭を低くした。

「秀吉様っ!この者は私が…。」
(豊臣秀吉…こいつが?)

政宗は大柄の男を見た。

(こいつと明智…何の関係が…?)
「良いんだよ、三成君。秀吉が自ら殺ってくれるそうだ。」
「半兵衛様…。」

石田三成が言い終わる前に、豊臣秀吉は光秀の前に進み出た。光秀は相変わらず、不気味な笑みを浮かべている。微かに、口が動いた気がした。

『貴方にも、いずれ回って来ますよ——…。』

光秀は豊臣秀吉に頭を掴まれ、
首を、折られた。

鮮血が湧き出る。その場に居た者、全ての顔を、服を、髪を、赤で染める。あまりにも多すぎる血の臭い。

「明智…様…。」

お市の声も、政宗には届かなかった。血と、屍の量に、吐きそうだ。気持ち悪い。
頭がオカシクなる様な、風景。
心が狂いそうな、殺気。

コワイ


政宗の体が震え始めた。只、何かに助けてほしい。お市は政宗の変化に気付き、一生懸命抱き締めた。耳元で大丈夫と囁いた。それでも震えは収まらず、気が遠くなって行った。

段々遠退く意識を感じながら、何処かで感じた感情だと、政宗は考えていた。

Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.19 )
日時: 2012/03/09 21:46
名前: 鵠流 ◆w2tRc5MALM (ID: 1i9000J4)
参照: http://nicoviewer.net/sm16132656

三成キタ———!!

相変わらずの強さを持つ秀吉様☆
秀吉カッコいいよ秀吉。
刑部と半兵衛と三成に支えられてめっちゃ光ってるよ秀吉様ッ!

小さい政宗に会ってみたいな☆
可愛いんだろうなー
それを抱いている市ちゃんに嫉妬。
むしろ抱かれている政宗に場所をかわって欲しい←

なりきりの方、ごめんなさい。

またきます。

Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.20 )
日時: 2012/03/10 22:08
名前: ☆Milk☆ (ID: evp0hpRa)

コメありがとう♪

三成とお市が最近大好きな☆Milk☆です。

秀吉…初登場で人殺しというグログロな展開に…。

また来てね♪

Re: ちびっこ城主 *戦国BASARA* ( No.21 )
日時: 2012/03/11 11:54
名前: ☆Milk☆ (ID: hMtE.UVn)

『政宗様…。』
——何だよ、小十郎…。
『何時まで寝ていらっしゃるのです、そろそろお起き下さい。』
——まだ寝かせろよ…。
『全く…此処が何処だと思っていらっしゃるのです?』
——米沢だろ?
『違いますよ、良く考えて下さい。』
——え?じゃあ此処は…え?おい待てよ小十郎!何処行くんだよ!?
待って小十郎…こじゅう…



___


「あ…起きた?」

目を開けると、お市が映った。

「どうかしたの?」
「え?」
「だって涙が…。」

自分で気が付いて居なかった。頬に流れた一筋の滴。
——小十郎に置いて行かれる夢を見た…?

「寂しいのね…。」

お市は政宗の頭を撫で、抱いた。違う、とは言えない。
皆に会いたい…。寂しくて、寂しくて、仕方無い程に。

ポロポロ落ちる涙が頬を伝い、服を、袴を濡らしていく。

「…っう、あ…っ」
「大丈夫。…市が…守るから…。」


___


—ある村人の証言—

「オラなぁ、山崎に家があるもんだから、そっちに歩いてったんだ。だがな、途中で何かでかいお侍が女子一人に、餓鬼二人…片方は死んでたんじゃねぇかな…?まぁ連れて行ったんだよ。もう一人は気絶してたんだな、多分…。まぁその一行は大阪の方に向かったよ。」


___

「こじゅ、あの農民の証言が確かなら、子供のうち、一人は森蘭丸…もう片方は梵だ。もし…死んでるのが梵だったら…。」
「成実。」
「な…何…?」
「もう一度でも言ってみろ。許さねぇ。」
「…分かってる、よ。」

森を歩く二人の男の会話。


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