二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- {Fate}異端者は槍を構え運命を笑う{短篇集}
- 日時: 2016/01/13 09:18
- 名前: 明星陽炎 (ID: RGCZI60V)
初めましてないしはお久しぶりです!
この作品はFateシリーズの二次創作SS集です。Fate好き増えて下さい。
以下、この作品に登場するオリキャラ達。
無銘/異端者シリーズ/本作メインシリーズキャラ。
ななし(七紙新)/しにたがりのななしさん/無銘の派生キャラ。
リュムール(噂屋)/腐れ外道と厭世作家/腐れ外道な情報屋。
七紙時雨/人間未満と亡霊/鉄パイプ系微少女。
どのキャラもルーを入れ過ぎて溶け残った塊が浮いているカレー並に濃ゆいです。
>>83 「FGO風ステータステンプレート」 ご自由にお使いください
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- Re: {Fate}異端者は槍を構え運命を笑う{短篇集} ( No.86 )
- 日時: 2016/01/12 17:12
- 名前: 明星陽炎 (ID: Z/MkaSMy)
ねつ造特殊会話
>無銘+エミヤ
「お久しぶりですわね、えーみや」
「! 何故君が此処に……」
「嫌ですわねえ、この事態に私が動くのは自然な事でしょう? それとも、私がナニかお忘れで?」
「……ああ、そうだったな」
「うふふ、そんな苦い顔をしないでくださいまし。楽しみましょう、お互いに」
「はあ。変わらないな、君も」
>緋色+クー・フーリン(キャスター)
「っへぇ、随分と懐かしい顔を見たもんだ。よう、相変わらずイイオンナだな」
「おや、お前も相変わらずいい男だな?」
「は、よく言う」
「先に言ったのは貴様だぞ? ところで貴様、槍はどうした」
「訊くな。オレが一番納得してねえんだからな」
「そうか。しかし此処はすごいな」
「ん? いきなりどうした」
「右を見ても左を見ても正面にもお前がいる」
「それこそ言うなや!!」
>緋色と織田信長
「…………」
「……な、なんじゃ」
「……織田、信長公……で、相違ない、か?」
「う、うむ。ワシこそがかの! 有名な! 織田信長で──おい待て何故青い顔をしておるのじゃというか胃の辺りを抑えるな倒れるな誰かァァァァァァア!! 同じ時代(と思われる)から来た奴が倒れたああああああ!!!」
「嘘だ……織田の魔王……(がくっ)」
>時雨とディルムッド・オディナ
「みいつけた」
「──貴殿は?」
「うっふふふ、うふ、うふふふふ。誰かなあ誰かなあ誰でしょう?」
「……バーサーカーか」
「そんな風に呼ばないでよ。ぼくはぼくはぼくは──あれ、ぼくはだあれ?」
「哀れな。己が真名も忘れたか」
「いつか思い出せたら、思い出せたら、きっときみも思い出してくれる?」
「……本当に、哀れな娘だ」
- Re: {Fate}異端者は槍を構え運命を笑う{短篇集} ( No.87 )
- 日時: 2016/01/13 16:43
- 名前: 明星陽炎 (ID: RGCZI60V)
真名 酒井奈津
Class ライダー
Rare 3
Cost 7
コマンドカード Arts 2/Quick 2/Bastar 1
成長スタイル 凹型
スキル
>保有スキル(☆3以下は二つ)
心眼(真) B (防御力アップ3T)
婆娑羅 A (Bastar攻撃力アップ4T)
>クラススキル
騎乗 B (自身のQuick性能アップ)
宝具 その進軍は春風の如く (敵全体に大ダメージ&スター獲得)
>コマンド Quick
>ランク C
>種別 対軍宝具
キャラクター詳細
設定
彼女は無名の将であり、竜を運ぶ風である。
幼少より伊達家に仕え、病により傷心した幼き主を影に日向に支えてきた。
後に、幼き主は「奥州王」として戦乱の世にて名を上げる。
>絆レベル1で開放
身長/体重:160cm/58kg
出典:■■■
地域:日本
属性:秩序・中庸
性別:女性
出典の欄は焼き切れている。
>絆レベル2で開放
非情に口が悪く、また面倒くさがりな一面が目立つ一方、興味を得た物への情熱は果てしない。
主は目新しいものや奇抜なものを好む傾向にあるが、彼女本人はどちらかと言えば保守的で古き良きものを好む。
一方で新しいものを嫌悪するわけではなく受け入れる柔軟さも持ち合わせている。
>絆レベル3で開放
○婆娑羅 A
彼女の生きた時代において最大の兵器であり、歪んだ神秘。六つ(一説では八つ)の属性を持つ。
保有する者の多くは多かれ少なかれ、戦乱の世の動向における鍵となっていた。
彼女が保有しているのは「風」の属性。
>絆レベル4で開放
『その進軍は春風の如く』
ランク:B
種別:対軍宝具
奥州伊達騎馬隊。特徴的な装飾を施された騎馬を駆る兵たちを引き連れて突撃する。
彼女の主から預かった大切な配下であり、彼女の誇り。
また、彼らが駆る騎馬にも強い神秘が内包されており、その一蹴は雑兵の頭蓋をも砕く。
そこ、まさにUMAとか言わない。
>絆レベル5で開放
彼女に付きまとう「呪い」
本人に全く自覚はないが、彼女は常に「死」と隣り合わせである。
これは彼女本人が無自覚で主に降りかかる筈だった災厄を肩代わりしたが故だと思われ(彼女の主は享年70歳と大往生している)、その呪いの影響として、彼女は早死にしやすい。
>キャラクターストーリークリアで開放
本人は頑なに認めないが、心根は優しく穏やかであり、また幼馴染である主に仄かな想いを寄せている。
春風のように暖かく穏やかに主に従ったが、その最期は主への謀反を企てた者との相打ち。
春一番のように強く、鮮烈な生き様であった。
キャラクターストーリー
「奥州春一番」
ボイス
>召喚時
「風は雲を払い竜の身を運ぶ。奥州伊達軍が先駆け、酒井の将が参上仕る。まあなんだ、程々によろしく」
>レベルアップ
「おう、悪くない気分だな」
>再臨
1「ふうん、どうだい?」
2「へえ、コイツはどうも」
3「……ふ、ありがとさん」
4「ふん、これ以上ないってな」
>戦闘開始
「敵影確認!交戦準備だ!」
「おら、とっととカタつけるぞ」
>カード選択
「あいよ」
「任せな」
「オッケーってな」
>攻撃
「そら!」
「ほいよ!」
「オルァ!!」
>EXアタック
「蹴散らすぞ!」
>スキル使用
「そらよっと」
「春風の如く」
>宝具選択
「心得た」
>宝具解放
「駆けろ、駆けろ、その進軍は春風の如く! 故に、我が身は春一番とならん!!」
>ダメージ(小)
「ぐっ」
>ダメージ(大)
「きゃっ」
>消滅
「冗談、きついぜ……」
「あとは……頼むぞ……」
>戦闘終了
「一丁上がり。野郎ども、引き上げだ」
「竜の風は甘くないってな」
>マイルーム
絆レベル0
「ぼさっとしてていいのか、時間は待っちゃくれないんだが」
「好きなモノ、ねえ……あー、桜の花は好きだ」
「嫌いなモノだぁ? んなもん、決まってるでしょ。敵だ敵」
「聖杯に懸ける望み? あー……無いわけでもないけどな……言わんぞ?」
「主との関係ねえ……多くは望まんさ」
「あー……眠い。ちょっと昼寝してくるわ」
絆レベル1
「ん? どうした主。うちの馬が気になるのか?」
絆レベル2
「派手な馬具だろ? うちの大将の趣味なんだがね」
絆レベル3
「へえ、主の時代じゃ南蛮語は普通に使われてるのか。アイツが聞いたら目を輝かせそうだ」
絆レベル4
「あっ、おいこら! 悪いな主……普段はこんなヤンチャはしない馬なんだが……主も懐かれたなあ」
絆レベル5
「あー。あー……ま、ますたぁ……やめだ! やめやめ!! やっぱ南蛮語は肌に合わん!! ともかく、私のこの忠義、今一度あんたに捧げるぞ、主」
誕生日
「へえ、誕生日か。おめでとさん、何なら二人で馬に相乗りでもする? 冗談だよ」
イベント開催中
「げえ、面倒ごとの予感がする……」
真名 浅葉
Class アサシン
Rare 3
Cost 7
コマンドカード Arts 2/Quick 2/Bastar 1
成長スタイル 早熟
スキル
>保有スキル(☆3以下は二つ)
婆娑羅 A (Bastar攻撃力アップ4T)
諜報 A++ (自身のスター発生率をアップ3T)
>クラススキル
気配遮断 A (自身のスター発生率をアップ)
宝具
死を以って愛と為す (敵単体に大ダメージ+一定確率で即死効果/使用後自分も死ぬ)
>コマンド Quick
>ランク C
>種別 対人宝具
キャラクター詳細
その深海の瞳には愛以外何も映っていない。
設定
>絆レベル1で開放
身長/体重:163cm/42kg
出典:■■■
地域:日本
属性:混沌・中庸
性別:女性
出典の欄は焼き切れている。
>絆レベル2で開放
黒く長い髪に深い蒼の瞳を持った女性。自身を道具と称し、無感情的な言動が目立つ。
>絆レベル3で開放
○婆娑羅 A
彼女の生きた時代において最大の兵器であり、歪んだ神秘。六つ(一説では八つ)の属性を持つ。
また、その属性は保有者の性質に影響すると言われている。
彼女が保有する「闇」の属性は婆娑羅の中でも厭われることが多い。
>絆レベル4で開放
『死を以って愛と為す』
ランク:C
種別:対人宝具
愛の為に死に往く者、愛したが故に死に往く者。
悲恋の象徴であり、資する人を己が手にかけ、自身も死に往く幸福を示すものでもある。
>絆レベル5で開放
報われぬ愛が不幸だと、どうして当事者以外にわかるのか
>キャラクターストーリークリアにて解放
彼女が愛したのは生前の唯一の主。その愛は決して報われることなく、最期は愛する主の腕の中で息絶えた。
キャラクターストーリー
「深海の瞳」
ボイス
>召喚時
「サーヴァント・アサシン。聖杯の寄る辺に従い馳せ参じました。どうぞご命令を」
>レベルアップ
「感謝します」
>再臨
1「感謝します」
2「このような……」
3「よろしいので?」
4「──ありがとうございます」
>戦闘開始
「敵対目標を確認しました。これより交戦します」
「戦闘開始」
>カード選択
「はっ」
「承知しました」
「主命のままに」
>攻撃
「遅い」
「甘い」
「死になさい」
>EXアタック
「お眠りなさい」
>スキル使用
「眠りなさい」
「こちらを」
>宝具選択
「ご随意に」
>宝具解放
「我が愛は毒、我が愛は刃、その喉を灼いて、その心臓を射抜きましょう。さあ「死を以って愛と為す」」
>ダメージ(小)
「くっ」
>ダメージ(大)
「ぐうっ」
>消滅
「この愛を──あなたさま、に……」
「任務失敗……申し訳、ありませぬ」
>戦闘終了
「目標排除を確認しました。直ちに帰還します」
「戦闘終了」
>マイルーム
絆レベル0
「余り時間は残されていませんが」
「好きなモノは黒です。私を包む色──愛しい方の纏う色」
「嫌いなモノは蛇です。私から大切なものを奪おうとする」
「聖杯。それがどんな望みをも叶えるというならば、次こそは──いえ、忘れてください」
「……はあ、私についてですか。お教えできることは少ないのですが」
「道具は所有者を選べません」
絆レベル1
「戦闘における指示、調査の判断、それらは正確な情報により成り立ちます」
絆レベル2
「貴方も少し、知識を身につけては? 知識は戦場で役に立つことこそあれ足を引くことは在りません」
絆レベル3
「暇をされているならばどうぞ、ご自身の部屋を整理してください。物を散らかして部屋の面積が狭まろうと私は片付は手伝いませんよ」
絆レベル4
「私の瞳──その色を教えてくれたのは嘗ての主でした。ええ、今は遠き御方」
絆レベル5
「マスター、お茶を。私手ずから淹れた物です、文句など言わないでください……苦い? はた、気のせいでは?」
誕生日
「おめでとうございます。では、不様な姿など見せられますまい」
イベント開催中
「マスター、何やら催しがあるようです」
清姫所有時
「……いえ、あのバーサーカー。何やら私とキャラが被っているような……失礼、忘れてください」
- Re: {Fate}異端者は槍を構え運命を笑う{短篇集} ( No.88 )
- 日時: 2016/01/13 16:56
- 名前: 明星陽炎 (ID: RGCZI60V)
真名 リュムール
Class アサシン
Rare 2
Cost 4
コマンドカード Arts 3/Quick 1/Bastar 1
成長スタイル 平均
スキル
>保有スキル(☆3以下は二つ)
諜報 C+ (自身のスター発生率をアップ3T)
破壊工作 B (敵全体の攻撃力をダウン)
>クラススキル
気配遮断 E (自身のスター発生率をアップ)
宝具
腐れ外道は嘲笑う (自軍のQuick性能をアップ+敵軍の防御力ダウン+一定確率で敵単体にスタン)
>コマンド Arts
>ランク D
>種別 対人宝具
キャラクター詳細
道徳を知らぬその耳は不必要によく聞こえた。
泥塗れの囀りが、溶けて溜って固まった。
やがて姦しさに鳥が落ち、堕ちた鳥に首を折られた者が出た。
他人の不幸は蜜の味。まさに甘いチョコレゐト。
ただ忘れるな、過ぎたる甘味は毒になる。
腐れ外道には相応の腐った末路が待っている。
設定
>絆レベル1で開放
身長/体重:166cm/56kg
出典:■■■
地域:フランス
属性:混沌・悪
性別:女性
出典の欄は焼き切れている。
>絆レベル2で開放
腐れ外道。ヒトの心を玩び、人の傷を抉る事を愉しみと評す。
>絆レベル3で開放
諜報スキルを保有しているがランクは低め。これはリュムール本人が「自身にとって面白いように」情報を捏造することもあるからである。
>絆レベル4で開放
『腐れ外道は嘲笑う』
ランク:D
種別:対人宝具
人の心を傷つけ、玩び、利用する為だけに行われる情報操作。
それによって人々は疑心暗鬼に陥っていく。
>絆レベル5で開放
彼女は己を悪だと理解していない。理解するはずもない。
「だって、先に私を傷つけたのは世界じゃない」
>キャラクターストーリークリアにて解放
そんな彼女が唯一憎むモノ。それが「家族」である。
キャラクターストーリー
「親愛なる憎き家族に捧ぐ」
ボイス
>召喚時
「ハァ〜イ。リュムールさん見参ってね」
>レベルアップ
「うふふ、ドーモ」
>再臨
1「へえ、イイカンジ」
2「ちょっと強くなったデショ?」
3「うふふ、いいねぇ」
4「毒を喰らわば皿までって、ジャパニーズは言うでしょ?」
>戦闘開始
「あたしか弱いのにぃ」
「暴力反対よ〜?」
>カード選択
「はいはーい」
「仕方ないなあ」
「わかったわよん」
>攻撃
「ほらよっと」
「こ〜らしょっと」
「どっこいせ」
>EXアタック
「もーういっちょ!」
>スキル使用
「さあ、面白くなってきたわね?」
「油断大敵よ?」
>宝具選択
「うふふ、本領発揮かしら?」
>宝具解放
「げに恐ろしきは人自身。己が内をさらけ出しちゃいなさい? 腐れ外道は嘲笑う!」
>ダメージ(小)
「きゃっ」
>ダメージ(大)
「いや〜ん!!」
>消滅
「だから……戦いは苦手だって……」
「覚えて……なさいな……!」
>戦闘終了
「あ〜! かったるかったったら!」
「帰ったらチョコ貰うからね、ますたー!」
>マイルーム
絆レベル0
「ふうん、ノンビリしててイイの? ま、あたしは構わないけどねー」
「好きなモノ? 甘い甘いものよ」
「嫌いなモノ? うふふ、知ってどうするの?」
「あたしの本名? いやあねえ、そんなものもうないわよう」
「聖杯に懸ける願い? うふふ、なら一つだわ。この世界をもっと愉しく作り替えたいわね」
「ん? やーよ。このチョコはあたしのなんだから」
絆レベル1
「腐れ外道、噂屋、情報屋、チョコさん、どれでも好きに呼んでチョウダイ?」
絆レベル2
「人間の破滅してく姿ってなんであんなに愉快なのかしら! いやねえ、そんな目で見ないでチョウダイ?」
絆レベル3
「いやねえ、私は悪くないわよ?」
絆レベル4
「ふふ、まーすたっ、チョコ食べる? やっぱあーげない」
絆レベル5
「背中に気をつけてね、マスター。うふふ、冗談よ。あなたを見てるのは愉しいから」
誕生日
「Bon anniversaire! お祝いはチョコケーキかしら!」
イベント開催中
「うふふ、愉快なことがおきてるみたいよ?」
- Re: {Fate}異端者は槍を構え運命を笑う{短篇集} ( No.89 )
- 日時: 2016/01/22 16:41
- 名前: 明星陽炎 ◆EaZslsthTk (ID: RGCZI60V)
ねためも!
人間未満で学パロ
文字通り。人間未満シリーズに関わるキャラたちが魔術のない現代に転生して学生やってるだけのネタ。
きゃら
・言峰時雨 (七紙時雨)
高校二年。性格はほぼほぼ前世と同じ。但しこの時空では正式に言峰綺礼の妹として言峰家に養子入りしており、姓は「七紙」ではなく「言峰」である。言峰家に養子入りしたのは本編同様5歳時であり、前世の相棒ともその時点で再会した。再会した際に記憶を思い出すか否かで物語がまず派生する。そして思い出そうが思い出さなかろうが前世と同じような性格に育ち、相棒との関係性は前世とほぼ相違ない。魔術がない世界なので魔術的な暗示や硬化の魔術などは一切使えないが、ミスディレクションは意識すれば使えるようだ。また、相変わらず鉄パイプを持ち歩きたがる。外見の変化はほぼない。が、此方では右側を前髪で隠すキタローヘアではなく、前髪を真ん中で分けたり、ヘアスタイルを度々変えたりする。相変わらず好きな色は緑色だが、私服のセンスはほぼ言峰に一任しており、清楚な服装が多い。
・ディアムルド・ウア・ドゥヴネ (転生相棒)
高校二年。此方も性格は前世とほぼ変わらない。なお、名前は現在のところ仮称。ディルムッド・オディナの表記ゆれである。両親は共に敬謙なクリスチャン。5歳時に言峰教会に礼拝に訪れた際に相棒である時雨と再会した。前世の記憶は物心ついたころからあり、また前世の最期の記憶が血塗れで横たわる時雨なので本人の自覚はさておき時雨に責任を感じており、若干の過保護。時雨が前世を思い出すか否かでこの感情が多少変化する。まあ思い出そうが思い出さかろうが関係性は前世と変わらない。ディルムッドの真面目さを程よく引き継ぎ、かつ前世の相棒の影響を受けた一見よさげに見える人当たりとノリにより知人以上友人未満の多いタイプへと進化した。意外とお腹黒い。垂れ目、天p……ではなくくせ毛、蜜色の瞳など、某所某所の造形は前世に似ているが基本造形は全く別物。前髪を一房だけ前に出すのは相棒に引っ張られるのでやめた。私服のセンスは動きやすさを重視する傾向にある。またそれ以外では和服を好む。
・言峰綺礼
32歳の神父様。名実ともに時雨の戸籍上の兄。性格は相変わらず美意識だとか善悪が破綻しているが、本来の筋よりもちょっとカニファンよりで母性的なものが強い。実は時雨に一番頼られる相手であり、隠れシスコンを患っている。時雨を引き取って間もなく、高齢により父が逝去した後には下の弟妹の面倒を見てきた。記憶は時雨が来た時に思い出した。
・言峰ギルガメッシュ
大学二年。時雨同様引き取られっこ。安定の我様。此方は幼い頃から前世の記憶があり、何かにつけて綺礼・時雨にちょっかいをかける。我儘次男坊ではあるが、株式の運用などを兄の名義で行いそれなりに稼いでは言峰家の生活資金に充てている。シスコンでもブラコンでもないが自身の面白い玩具をそうそう簡単に手放す気はない。ゲーマー王。
派生1→愉しい傍観ライフ
条件1:時雨が前世の記憶を思い出す。
条件2:転校生が来ない。
基本ルート。前世の記憶のある時雨と相棒が、Fateメンバーとの接触を避けながら彼らの日常を見ているだけ。地味に向こうに少し探されていたりするが自分から出ることはない。
派生2→探される時雨
条件1:時雨が前世の記憶を思い出さない。
高校進学時に上記以外のFateキャラと再会。ほぼ全員が前世の記憶を持ち、生前にはない関係を築いている。そんな中、唯一生前和解できなかった時雨と出会えず、SNキャラたちが時雨を探し始める。時雨はそれには気付かないが家族・幼馴染が時雨を上手く隠す。恋愛方面に話が進むことはない。
派生3→天女様(笑)がやってきた
条件1:時雨が前世の記憶を思い出す。
条件2:転校生が来る。
よくあるテンプレの頭の弱そうな天女()が転校してくる。頭の悪い彼女とそれに惑わされたり惑わされなかったりする原作面子を見守りながら腹抱えて笑ってる。
派生3/裏
条件1:派生3の条件を満たす
条件2:時雨とxxxxが和解済
条件3:xxxxxと契約
実は同じように何度もやってきている様々なパターンの天女()を二人が様々な方法で「自分たちの平穏な世界」から排除している。時に精神的に、時に暴力で以って世界から追放。契約によりxxxxxが選んだ次なるxxxxxの器に相応しそうなニンゲンを選ぶxxでもある。
気が向いたら書くかもしれない。
- Re: {Fate}異端者は槍を構え運命を笑う{短篇集} ( No.90 )
- 日時: 2016/01/28 16:28
- 名前: 明星陽炎 ◆EaZslsthTk (ID: RGCZI60V)
暇つぶしに人間未満学パロ
父母の仕事の関係で、齢5歳にして慣れ親しんだアイルランドの地を離れて日本へとやってきた。降り立った空港のその景色に最早慣れ親しんだ既視感。酷く懐かしい場所に来てしまったものだ。いや、今世では初めてなのだが。
ディルムッド・オディナ。それが前世──いや、前世と言っていいものなのかはいまいち分からないが──まあ兎も角、転生以前の俺の名だ。前の俺──ディルムッドはアイルランドの誇るフィオナ騎士団が一番槍であり、死してなおその名を現世に残した英雄であり、そしてその武勇から近代に生きる魔術師達の戦争で従属として召喚された。して、その結果はというと兎にも角にも、散々なモノだった。
初め、俺を召喚した主は俺を酷く疎んだ。理由は生前の死因にも関わる魅了の呪い。よりによって婚約者などというものを戦場に連れ立っていた主のミスだと今の俺は思う訳だがそれはそれとして、結果として俺の持つ呪いは主の婚約者を呑みこんだ。その不和を敵に見抜かれ、逆手に取られ、俺は二度目の死を余儀なくされた。そしてそれから少しの月日を得て、死してなお安らぎを赦されなかった俺は生前から数えて三人目の主が拾い上げたのだ。三人目の主は未熟な子供で、だが、だからこそというか、良くも悪くも主らしからぬ存在であった。酷くありふれて平凡でありながら決定的に壊れた子供。庇護しようと思ったその子供は、自ら戦争の災禍に飛び込んで俺より先に散った。忌々しいことに満足げな死に様であり、それは俺を救いもしたが責めもする。もし地獄ででも出会えたら殴る事にしようと俺は決めている。
さて、今の俺の名はディアムルド。前世とはあまり似ない顔でこの魔術など欠片も存在しない世界に生まれ落ちた、ごくごく平凡なただの子供である。
***
俺の両親は日本語が得意ではない。たどたどしいそれは日本人からすると意味が通じにくいらしいこと、つまりは日本での生活は難しいことは流石に理解していたらしい。しかし仕事は断れない、と困り果てていた彼らに紹介されたのが或る教会だ。その名も「言峰教会」。うむ。名前からして既視感バリバリである。
世にはこういう偶然もあるのか、とそんなことを思うとなしに思いながら、両親に手を引かれ石畳を踏みしめる。記憶のままの大きな建物に鼻がつんとしたのは何故だろうか。
「あら? 礼拝の方ですか?」
聞こえたのは幼い声。教会には不釣り合いな白い服に金の髪、緋の瞳。それらを当然のように持ち合わせた、己よりも2つ3つ年上であろうその少年はにこりと微笑んで此方を見つめる。
父を眺め、母を眺め、呆然とする俺を視界にとらえるとうっそりと目を細めて唇がゆっくりと動く。
「久しいな、亡霊」
今度こそ驚愕で目を見開いた俺をくつりと笑いながら一瞥した元・黄金の王は、俺の手を引いて「ご案内しますね」と聖堂への扉をくぐった。
懐かしい聖堂の中は相変わらず荘厳でありながら薄暗い。その中心に佇む黒い影は俺が知る当時の面影よりもいくらか若いようだった。まだ短い髪に思わず目を細める俺の横で、黄金色の少年は「綺礼」と影に声をかけた。
「──ギルガメッシュ、兄と呼びなさいと……む?」
「礼拝の親子ですよ。どうやらあまり日本語が巧くないみたい」
顔を上げた件の男は嗜めるように少年に声をかけたところで、俺の両親に気付いたらしい。少年の言葉にふむ、と眉を下げるとその低い声で流暢に言葉を紡ぎだした。それは英語らしく、どうやら家の紹介や日本語の知識などの世話を一部受け持つという話らしい。
聴いたところで差し当たり面白くはない話に、黄金の少年は一瞬だけ眉を寄せると若い神父のカソックをそっと引っ張って無邪気な顔を作って見せる。
「お話、長くなるんでしょう? ボクたちは向こうに居てもいいかしら」
「──おい、」
話を遮られたことに顔を顰めた男の耳元に口を寄せ、少年は小声で囁く。
「まあ待て綺礼。この餓鬼、あの亡霊の成れの果てだ。ならば『彼奴』に会わせぬ道理は在るまい」
「……間違いは……いや、貴様が言うならそうなのだろうな。いいだろう、向こうに行けば私の妹がいる。三人で遊んできなさい」
前半は少年の声に応える様に、後半は俺の両親にも聞こえる様に。そう告げた男が背中を向けると少年は俺の腕を強く引いてにんまりと笑うのだった。
「悦べ雑種。貴様らの腐った縁はまだ絡まっていたようだぞ?」
その言葉の意味を、俺はまだ知らない。
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