二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- {Fate}異端者は槍を構え運命を笑う{短篇集}
- 日時: 2016/01/13 09:18
- 名前: 明星陽炎 (ID: RGCZI60V)
初めましてないしはお久しぶりです!
この作品はFateシリーズの二次創作SS集です。Fate好き増えて下さい。
以下、この作品に登場するオリキャラ達。
無銘/異端者シリーズ/本作メインシリーズキャラ。
ななし(七紙新)/しにたがりのななしさん/無銘の派生キャラ。
リュムール(噂屋)/腐れ外道と厭世作家/腐れ外道な情報屋。
七紙時雨/人間未満と亡霊/鉄パイプ系微少女。
どのキャラもルーを入れ過ぎて溶け残った塊が浮いているカレー並に濃ゆいです。
>>83 「FGO風ステータステンプレート」 ご自由にお使いください
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- Re: 異端者は槍を構え運命を笑う ( No.65 )
- 日時: 2015/07/17 15:22
- 名前: 明星陽炎 ◆EaZslsthTk (ID: 8DXjmx02)
>>64 ネタより。書きたいところの一部分
唐突に、鮮烈に————”それ”は、上空から降ってきた。ランサーとアーチャーの斬りあいの中心、戦場となったグラウンドの真ん中に。爆発音にも似た衝撃音、地面がぐらりと揺れ、削れたグラウンドから巻き上げた特有の黄色い砂を含む砂煙がもうもうと立ち上がる。
何事か、と緊迫感に息をのむその場の全員。しかしてその砂煙の中から聞こえた声といえば。
「うげほ、げっほ! うえぇ、砂口ン中入った」
「口空けているからだろう、ほらペッしろペッ」
あまりにも間抜けな会話。気の抜けた男女の声に毒気が抜かれるような。そんな空気など知りもしないとばかりに間抜けな会話は続く。
「ってやばい相棒。滅茶苦茶抉れてる」
「まああの高さから飛び降りれば妥当ではないか?」
「うへえ、どうしようこれ。公共物破損とかで訴えられたりしないよね? ぼく損害賠償とか払えるほどお金ないよ」
「偉くリアルな心配だな、おい。その辺りは教会が何とでもするだろうさ、流石に」
「よっしゃ、そんならいいや。盛大に暴れようぜ! 壊して壊して壊そうじゃねえか! ヒャッハー!!」
「これはあれか、神父の胃が死んだ!」
「このヒトデナシー!」
- Re: 異端者は槍を構え運命を笑う ( No.66 )
- 日時: 2015/07/20 11:39
- 名前: 明星陽炎 ◆EaZslsthTk (ID: WV0XJvB9)
「きにしないで」
「気にしてほしいんでしょ?」
「ぜんぜん大丈夫」
「本当は違うくせに」
隣に誰もいないのを自分のせいにしはじめたのは何でだったか、いつからだったか。思い出せないくらい生きている。
「うそつき」
「うそじゃないよ」
「そんなことじゃないでしょ」
ああやめて、必死で蓋をした本心がめくれかけている。
「わからない」
「そんなことはないくせに」
「なれたんだ」
「慣れると飽きるはちがうぜ」
そんな風にいつかの自分と問答しながら今宵もわたしたちは夜明けを待っている。
【 アイシンクアンシン 】
(眠れなくはない、でも眠りにくい日は続く)
→無銘とななしのアイシンクアンシン。
- Re: 異端者は槍を構え運命を笑う ( No.67 )
- 日時: 2015/07/22 08:37
- 名前: 明星陽炎 ◆EaZslsthTk (ID: 8DXjmx02)
めもめも
オリキャラとイメージソング
無銘/アンハッピーリフレイン(現実逃避P)
ななし(七紙新)/Tell Your World(kz)
腐れ外道/腐れ外道とチョコレゐト(ピノキオP)
七紙時雨/パンダヒーロー(ハチ)
ななしと無銘/アイシンクアンシン(若干P)
無銘と赤弓/シアワセうさぎ(あまね+ビートまりお)
腐れ外道とショタキャス/ペテン師が笑う頃に(梨本P)
時雨と相棒/リビングデッドユース(米津玄師)
時雨と鏡合わせ/罰ゲーム(くるりんご)
- Re: 異端者は槍を構え運命を笑う ( No.68 )
- 日時: 2015/07/22 08:58
- 名前: 明星陽炎 (ID: 8DXjmx02)
〝Living dead youth〟
──そろそろいい加減、笑顔のふりをするのにも疲れてしまったな。
そんならしくもないことを考えながら今日もまた生きるために仮面を被る。
誰にも気づかれないよう深く沈めた本心が酸素を欲している気がする。声を上げようと必死に口を開くも水が入るばかりで喉は震えない。でも気付かなかったふりを上手にしている。
失ったものを数えるよりも腕の中にあるものを指折り数えたほうが簡単だから、ぼくは失う恐怖に怯えながら躊躇って足踏みをしている。
勿論そんな本心はおくびにも出さない。そんなことばかりを上手にこなしながら生きてきたのは伊達ではない。にこり、いつものようにただバカみたいに目を細めて口角を上げて相棒、なんて揶揄している相手をふり返る。
二度死んだ亡霊は壊れたココロを下手くそにツギハギにして陽気なふりしてぼくを見る。呆れたような顔ももうお手の物なのだろう、随分様になった保護者気取りっぷりは笑えた。
お互い嘘を吐きながら、そしてそれを分かっていながらそれでも隣にいるのはきっと、お互いにとってこの嘘っぱちな空間が心地いいと理解しているから。たとえこれがもう数えきれない何度目かの間違いだとしても。
弱いぼくらは逃げるように〝希望〟なんてルビの付いた灯りを求めて、哀しみと痛みでぼろぼろのお荷物のようなココロを抱きしめて歩き慣れたこの廃墟を歩いている。
「さあ存在証明と行こうか」
そう、朗々と声は響く。涙の流し方を忘れてしまったぼくはこの先に待っている結末に想いを馳せながらきっと来る終焉に怯えて笑顔のままで泣いている。どう足掻いたってモブキャラで咬ませ狗なんだから、救いなんてないのを知っているけれど。
どうせ負けてしまうのならば、ぐちゃぐちゃに掻き乱して全部壊してしまえばいい。こんなに不公平な人生を生きているのだから、ぼくはせめて自分たちの味方でいよう。そんな自分さえ信じきれないのも事実なのだけれど。
頭の隅で助けてほしいか?と黄金の王が囁いた気がしたのを蹴り飛ばして、死にながら生きてる身体を、ココロを引きずって、血まみれのままぼくらは。
「精々生きていこうとしたいんだ、運命も偶然も必要ない」
明けぬ夜でも火を焚いて、今、そんなそんな歌を歌う。
【 リビングデッドユース 】
(思うように愛せないこの世界で生きる為)
- Re: 異端者は槍を構え運命を笑う ( No.69 )
- 日時: 2015/07/23 13:47
- 名前: 明星陽炎 ◆EaZslsthTk (ID: 8DXjmx02)
めも
[真名] 無銘
[性別] 女
[性格] 混沌/中立
[ステータス]
筋力:No Date
耐久:No Date
敏捷:No Date
魔力:No Date
幸運:E
[固有スキル]
戦闘続行:B〜D
・戦闘が不可能な状態になっても一定時間の間にならば動くことが出来る能力
単体行動:B
・一定時間マスターからの魔力供給なしで活動可能
人格偽称*
・自らの性格を変更し、戦闘スタイルを変えることが出来る能力。本来は敵に合わせて戦闘スタイルを変えるためのものだが、使用者の性格上ただのモノマネスキル
武器を扱うもの*
・どのような武器でも扱うことの出来る能力。槍や刀は勿論、銃火器からファ○ネルまで「武器」ならばなんでもござれ
[宝具]
「幻想武器」
対人宝具・最大補足人数:1人〜
・武器ないしは武具、戦闘に使用可能なものを生成する宝具。作り出された武器もしくは使用者自身を宝具とみなす。が、これも使用者の性格上ただのネタ
[補足事項]
もとはとある平行世界で暮らしていた一般女性。重度のオタクであることと運が物凄く悪いこと以外は特筆することはないが、持ち前の不運により[人類の意思]であるアラヤに拾われ端末として英霊化した。四次、五次の聖杯戦争にそれぞれ各陣営のマスターに召喚(事故)されて巻き込まれることになる。
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