二次創作小説(映像)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

日常日和。3
日時: 2017/04/22 03:00
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=16753

いよいよ日常日和。も3スレッド目に突入ですよ!


日常日和。2のスレッド数が最大数に達しましたので新たなスレッドを作りました。


きっと、新たなスレッドでもカービィ達は四勇者としてちゃんとやっていけるでしょう。


では新たな日常日和。をご覧あれ!つか、タイトルは何となく考えて付けただけなのに他の作者さんがこのタイトルを使ってスレッドを作ったのはびっくりしました・・・;いや、すごく嬉しいんだけどね;


※この掲示板のデータがいっぱいになったため、新たなスレッドの日常日和。4のURLを入れました。日常日和。4を見たい方はこのURLをクリックして飛んで下さい。検索でも出ますよー。


「短編」
人は見た目じゃない>>530-532
似た者同士>>545-546
ドタバタ林間学習!?>>552-554
クロードの欺き>>571
花火と魔界の怪盗>>575-576
怪盗撃退のホームアローン>>598-599
闇の怪盗団の宝の隠し場所>>603-604
寂しさは愛しさと共に>>608-609
クロとクロード>>613-614
雅楽師バンドのプロデュース>>657-658
ようこそリトルモンスター>>662-663
ただいまフェスティバル>>668-669
まっすぐマネージャー>>674-675
びっくり仰天屋敷の1日!?>>691-694
一大騒然の芝居!?>>698-699
ロゼのヒミツ>>761-762
東谷小雪と忍者双子>>769-770
光の学園生徒会騒動!?>>777-778


「ツースト×あいり」
ビャッコと初めての海>>538-539
俺の可愛い人>>594


「ペールノエルと四勇者編〜アリス団との戦い編〜」
パーティと二人の軍人>>1-2
ライトパワーの目覚め>>10-14
花の魔導師の悩み事>>20-22
ブルー・パッショーネ>>30-31
ヴァイオリンの名器コレクション>>36
絵画の魔女の過去>>56-57
女王からのミッション>>63
ナイトヴァイオリン奪還!>>69-71


「ペールノエルと四勇者編〜戦いは動き出す編〜」
それぞれの隠れた動き>>89
血の繋がりとシンドバッド出現>>95
病弱のヴァイオリニスト>>99-100
女王が人間のためにできること>>105-106
最期まで笑顔で>>111-112
シンドバッドの正体>>116-117
本当に愛している人は・・・>>121-122


「ペールノエルと四勇者編〜それぞれの真実編〜」
崩壊までのプレファッチオ>>127-128
真実のプラエルディウム>>132-135
「さようなら」のエンボリウム>>142-143
過去のヴィーゲンリート>>149-150
菜の花のクロアテュール>>156-158


「ペールノエルと四勇者編〜四つの伝説の光の武器編〜」
ハープの仙人探し旅>>289
甘い天使の戦士とリンゴのワナ>>292
“眠らせ姫”との決戦>>295
怠惰の流星の正体と2番目の夢導師>>301
それは、愛情だった>>306
ハンネの秘密、ラビの秘密>>312-314
オシオキのコントラバス>>318
不思議、誕生>>323-324
「光」輝けば「影」集う>>328
クラウン>>335


「ペールノエルと四勇者編〜ルーンロードとの決戦編〜」
いざ、出航!>>344
来訪者と雑魚散らし>>353
合流と騒動と敵幹部の襲撃>>362-363
金の狼の力>>373-374
悪食の力の終わり>>384
俺が愛した「女」>>393
戦いの後で>>400
約束したから>>409-410
ルーンロードの過去と別の襲撃>>420
先代の四勇者の覚悟>>431
大義と決戦前>>441
乗っ取りと決戦の時>>451
眠りの波動>>461-462
最後の希望と後からの出発!>>472
消滅>>482
もしもキミが一人でいるなら>>491
四勇者の光>>498
金の花びら達へ>>505
I’m home Welcomeback>>514-515


「アシアワールドの“神様”」
開幕合図のブレイクショット>>619-620
そして約束の言葉を交わしましょう>>629-630
“神様”の正体>>640-642
キミがいる>>649-650


「グリムライブ騒動」
汚れなき魂・色褪せる純粋>>704
オーディションと猫目の女の子>>710-711
「ありがとう」、そして・・・>>718-719


「スキル使用あり!?コラボ体育祭!」
コラボ体育祭!>>743
コラボ体育祭!2>>748
コラボ体育祭!3>>754


「ぷよクエキャラで料理対決!」
準備編>>786-788
その1>>800-807


「いろんな学校で文化祭編!」
準備編>>874-876
前夜祭編>>892-894
本祭編>>901-903(最終更新&続きは新たなスレッドへ)


「ぷよクエ実録」
初代妖精の返り討ち魔王生徒会の日常>>41-42
経験値と特殊素材探しと>>48-49
オリジナルのシェゾ事件>>181-182
はーぷべるなーるのはじめてのおしごと>>288
海運華伝>>525
貴殿は可愛らしく、美しい宝石>>739
魔王の翼攻略>>841


「cantabile×のだめ〜桃ヶ丘で一大大戦争!〜」
ラルゴとエチュードと桃ヶ丘>>77-78>>83-85


「チェリーワールド×SB69〜その星が、消える前に〜」
プロローグ:深紅のギタリストの夢、そして・・・>>163
第1話:ライブでの事件>>172-175
第2話:チェリーワールドでのデビュー>>186-188
第3話:トラクロとの対バン!>>193-194
第4話:ありがちな欠点と気付き>>199-202
第5話:個性とピアノと心の強さ>>208-210
第6話:どうしたら大切にできるか>>215
第7話:気持ちの気付き>>220-221
第8話:忘れない、忘れたくない>>225
第9話:私の生きる意味は>>229-230
第10話:秘密の発覚>>235-236
第11話:二つの事務所合同合宿!(前編)>>240-241
第12話:二つの事務所合同合宿!(後編)>>246-247
第13話:ダークモンスターの妖艶者>>252
第14話:少年の応援、少年の涙>>256-257
第15話:トラクロとの再戦!>>261
第16話:キュートなハート>>265
第17話:悪魔化した魂>>269
第18話:哀しみの罪>>273-274
第19話:決着>>278
最終話:「さようなら」の空>>282
エピローグ:多分、また・・・会えるよね>>283


「Flute Message」
第1話:何も描かれていない絵本の中>>815-816
第2話:突入と降り落とされた流れ星>>822-823
第3話:Dentist Game>>829-830
第4話:ルートライブ騒動>>835-836
第5話:よろしくアルペジオ>>846
第6話:悲しみの連鎖>>852-853
第7話:モノトーンのエチュード>>857-858
第8話:色付くノクターン>>863-865
第9話:共鳴のカデンツァ>>869
第10話:「キミじゃなきゃダメなのに」>>877-878
第11話:姉よ、この世から解放を>>884-885
最終話:奏でてソナタ>>886


「前後編」
海賊王フレッドの財宝>>558-559>>565-567
光と闇のバンドの対バン>>582-584>>588-589
わたしのホルン>>680-681>>685-687
王ドラの誕生日とロボボ事件>>724-726>>731-733

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182



わたしのホルン(前編)(その1) ( No.680 )
日時: 2016/08/29 18:00
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

今回はアイオーン様とリデルが主役な前後編。リデルがホルンのコンクールに挑戦しちゃいます。ちなみにちょっぴりシリアス、ほのぼのギャグ。






ある日のピアニッシモ。リデルのホルンの音色。それがさらに腕に磨きをかけていた。ゼンとの「俺が死んだら俺のホルンをお前に託す」という約束を果たすために今もホルンを続けている。これに大湾星華の姿の王ドラは言う。


星華(王ドラ)「リデルさん、ゼンさんとの約束を果たすためにホルンを吹いてるんですね。もうこんなに曲覚えててすごいですねぇ。・・・!そうだ、そんなに上手いなら出しちゃいましょうか」


王ドラはリデルとcantabileを呼び出す。そして彼らに言う。それは・・・


全員「私(リデル)を押コンのホルンの部門に出す!?」
星華(王ドラ)「そうです!」
リデル「そんなのっ!私なんかじゃ無理で・・・」
星華(王ドラ)「大丈夫です!リデルさんなら予選をパスして行けますし、本選で入賞できればそれでいいです。伴奏者としてクルミちゃんに頼もうと思うんですけど・・・」
クルミ(クルーク)「あ、ボクは構わな・・・」
ゼオ「クルミはこれから生き残りの人気が出てきたのに流石にこれ以上負担はかけさせたくない」
星華(王ドラ)「じゃあ、あなたが推薦したい人は?」
ゼオ「いる」


ゼオはその推薦したい人に電話をかける。その人物は桜都として今リトルモンスターにいるアイオーン。アイオーンは電話に出る。


桜都(アイオーン)「はい」
ゼオ「俺。頼みがあるんだが・・・」
桜都(アイオーン)「ゼオ!?何でも言ってくれ!」
ゼオ「実は・・・ーーー」
桜都(アイオーン)「押コンに出場するリデルの伴奏者?別に天使のげふげふリデルのことなら別に構わんが・・・」
ゼオ「良かった!じゃあ、明日吟遊月華のアルバム曲書いたらリデルの出場用紙出すから集合な!」


ゼオに電話を切られた後はアイオーンはリデルの伴奏者として出られることにワクワクしているが、押コンの意味が分からなかった。


桜都(アイオーン)「天使(恋人)のリデルの伴奏者として出られるのは嬉しいが・・・押コンって何だ?音楽と何の関係が・・・?」
紅葉「ア〜イ〜オ〜ン〜」
桜都(アイオーン)「わっ、紅葉!!」
紅葉「これを見ろ」


紅葉が押コンのビデオを入れると、そこにはすごい演奏をする押コン出場者達だった!紅葉は押コンのことを言う。


紅葉「押売新聞社主催の日本最大の音楽コンクール「押売コンクール」、略して押コン。このコンクールは1位か入賞しただけでも注目を浴びる。それ故に技術だけじゃなく表現力も必要だ。私もリデルという娘の演奏を聞いて大丈夫だと思ったから認めるが、シンガン・吟遊月華のプロデュース・リデルのコンクールのための伴奏者ということは相当なハードスケジュールだぞ。お前は付いていけるのか?」
桜都(アイオーン)「・・・ね、粘り強さなら自信がある」
紅葉「そんなもん当てになるか!!とにかく、あのフルーティストに何吹き込まれたのか知らんが、早いうちに断らないと大変だぞ!!?」


紅葉に自分の身体のことを案じて猛反対されるアイオーンだが、彼はリデルのことを考える。


桜都(アイオーン)(リデルはゼンとの約束でホルンを続けていると聞いていた。結果がどうであれこの件でリデルがもっとホルンを好きになれるのならーーー)






その翌日。紅葉はかなり激怒していた。アイオーンが一晩で吟遊月華のアルバム全曲を書いた代わりにリデル達のところに行ったのだ。


紅葉「悪いなー。桜都が急にいなくなったもんで。わざわざ私がチェックすることになっちゃって・・・つか、あのバカ男(アイオーン)、本当にゼオについて行くとは・・・;」
ヤマト「でも、アイオーンさん、あの「最も特別な」ゼオさんに伴奏者を推薦されるなんてすごいっすよ」
エニシ「ゼオさんもといcantabileは才能だけでは出せない音を出すからな。その中で音楽の知識が特に深いゼオさんに推薦されるということはその人が名を知られるきっかけだ」
ヤマト「そうっすねー」
紅葉(・・・確かに推薦された=認められたからには私もとやかく言えん・・・ということはあのピアニッシモの女社長の大きな金が動いてたりするのか・・・?)


紅葉は練習をチェックし始めるぞという時にふと周りを見渡すと、シグレがいなかった。紅葉は聞く。


紅葉「シグレは?」
ミヤビ「今日の最初からリトルモンスターを探してみましたけどいません」
紅葉「は?」
ナルカミ「私は止めたんですけど・・・;」
紅葉「あん野郎・・・何回もファンの電話もメールも半端にスルーしただけではなく、アイオーンに黙ってついて行くとは・・・」


一方、シグレはアイオーンにバレないようにこそっと付いてきていた。シグレはアイオーンが心配でこそっと付いて来たのだ。


シグレ(兄貴には悪いことしたが、俺はアイオーン・・・さんが心配だから、変装して付いていく)


一方、アイオーンは何とか集合場所にたどり着いた。今日は押コンのエントリーにリデルを出すのだ。


ゼオ「おせぇぞアイオーン!よくあのチーフマネージャーから切り抜けたな」
アイオーン「アルバムの指定数全曲書いたから・・・しばらくは大丈夫だと思う」
ププル「指定数全曲書いたの!!?」
リデル「アイオーンさん、やっぱりすごいですね!」
アイオーン「ヴ」
クルミ(クルーク)「じゃあ、星華社長が書いた出場用紙をエントリーしますよー」


すると、黄色い歓声がした。その浴び主はある親子だった。


ゼオ「チッ・・・あの親子も来てるのか」
リデル「だ・・・誰ですか」
ゼオ「ホルンのコンクールで毎回優勝している黄前世良とその母親の指導者である黄前霧子。世良は母親の厳しい指導で得た正確無比な演奏で完璧で知られる僅か13歳のホルン奏者だ」
ププル「あっ、この子、インタビューで見たことがある!そっかー、あの子だったんだ・・・」
霧子「・・・。今回も楽勝ね、世良」
世良「・・・」
女の子「あの、世良さん、感動しました!花束を・・・」


すると、気付いた霧子が女の子を阻む。彼女は言う。


霧子「やたらに花束渡さないでくれる!?」
女の子「わっ」


霧子は女の子の花束を持っていた手を跳ね除けた。女の子が唖然となる中、クルミは怒る。


クルミ(クルーク)「なっ、何ですかあれ、偉そうに・・・!花束渡すくらい・・・!」
ゼオ「今回最大の敵は世良というよりもあの母親だ。あの女だけにはどうしてもリデルが負けるわけには行かないんだ」


すると、霧子はcantabileとリデルとアイオーンに気付く。彼女は声をかける。


霧子「cantabileじゃない。今日はあなた達が審査員として出・・・。・・・(リデルを見る」
リデル「・・・?」
霧子「・・・あなた、見るからにホルンの才能があるわね。あなたはうちの世良の強敵になる。でも」


霧子はリデルの腕を掴んで耳打ちで宣告する。それは・・・






霧子「優勝はうちの世良がもらうわ」






霧子はそう言いながら世良はぺこりと頭を下げながら両者ともに去る。聞こえていたププルは言う。


ププル「優勝って・・・;」
クルミ(クルーク)「リデルさん、あの世良さんの母親にライバル視されましたね;」
ゼオ「こうなれば、優勝を目指して頑張るしかないぞ。アイオーン、頼む」
アイオーン「・・・」


シグレ(優勝・・・?あの子、あの母親にライバル視されたのか)


すると、シグレは偶然あった缶を蹴ってしまう!その直後に耳の良いゼオに見つかる。


ゼオ「誰だ!!!」


すると、ゼオ達が見たのは変装していたシグレだった。


シグレ「・・・」
五人「・・・」
全員「・・・」






今回はリデルとアイオーン様が主役の前後編

わたしのホルン(前編)(その2) ( No.681 )
日時: 2016/08/29 18:05
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

桜都(アイオーン)「というわけで俺の天使のリデルだ」
リデル「よ、よろしくお願いします」
ヤマト「うはっ、可愛い!」


アイオーン達はcantabileとリデルを連れてリトルモンスターに寄っていた。ゼオから話を聞いた紅葉は激しい口調でゼオを非難する。


紅葉「何考えてるんだ、ゼオ!二つの仕事を持ってるアイオーンにリデルの伴奏者も務まるわけないだろう!」
ゼオ「大丈夫だ、紅葉さん。まあ、確かに二兎を追う者は一兎をも得ずというがな、あんなもんは二兎を追う根性のない奴の言い訳なんだよ」
ププル「ゼオ、いいこと言う!」
ゼオ「それにな、アイオーンとリデルはそんなに欲は深くない。まあ、優勝したいという欲はあるんだろうがな」
紅葉「そ・・・それはそれだぞ!そう簡単にできるスケジュールじゃないと言ってるんだ!聞いてないなこのガキは;」
桜都(アイオーン)「紅葉。今日から2時間だけ第一練習室を貸して下さい」
紅葉「何する気だ」
リデル「アイオーンさんが伴奏者としてホルンの私と一緒に練習するんです。責任は私が取ります!」
紅葉「いや、キミはあまり責任を追及するのもな・・・」
クルミ(クルーク)「まあ、やる気十分でいいじゃないですか。ん?」


すると、クルミ達はあるCMを見る。世良と霧子の普段とは違う爽やかなCMだ。これにリデルは驚く。


リデル「何ですかこれっ、雰囲気が全然違います!こんな人じゃありませんでした!」
紅葉「そりゃあ、CM用にキャラ作りしてるからな」
ゼオ「ーーーこのCMは有名な音楽会社だから業界内で注目されている・・・。有名な音楽会社だから出るCMはシリーズ化なものばかり。つまり、黄前親子が一番有名ということだ」
アイオーン「ヴッ、すごい。そんなに上手いのか?」
紅葉「CMだけで上手くなれるなら世話ないな。大体ーーー」






紅葉「この業界じゃ有名な話だがーーー黄前霧子はプロのホルン奏者になれなかったのを娘に託す親だ」






リデル「娘さんに託す・・・」
ゼオ「そうだ。子供には罪はないが、そんな奴に負けたくはないのが本心なんだ。ーーーだからこそ・・・」
アイオーン「ーーー確かに負けるわけにはいかんな。リデルは?」
リデル「私・・・世良さんに勝ちたいです!音楽って勝負の場でも本来は楽しむものだから、勝ち負けにこだわるのは良くないと思いますけど・・・私達が優勝して霧子さんに娘さんは優勝に執着させるばかりで音楽も楽しまなかったことを証明したいです・・・!」
ゼオ「ーーーああ、その意気だ。またクロウとヤイバに言っておかなきゃなぁ〜。ロムには内密で」


そして練習三日前。リデルの予選での課題曲はベートーベンのホルンソナタとシューマンのアダージョとアレグロ。リデルはベートーベンのホルンソナタはできていたが、シューマンのアダージョとアレグロはまだ途中だった。


アイオーン「大分できていたが・・・リデル、難しいところはできても簡単な箇所は苦手だろう」
リデル「ドキッ!」
アイオーン「難しいところはできているのは褒めてやるが、簡単なところもちゃんと吹かなければならない。手取り足取り教えてやる」
リデル「は、はい」


リデルとアイオーンのシューマンのアダージョとアレグロをナルカミとシグレが聞いていた。


ナルカミ「リデルさん、大切な人と約束のためにホルンを続けてるんでしたね。もうこんなに曲覚えててすごいですねぇ、シグレ」
シグレ「・・・うん」
つむぎ「でも、リデルちゃん、あの霧子さんから一目置かれるだけでもすごいぞぉv」
ナルカミ「社長!」
シグレ「あれで一目置かれると言えるのか?」
つむぎ「言えるよぉ。霧子さんにとってライバル視=一目置くと言えるんだからv」
シグレ「・・・そうか・・・(そんな女にライバル視されたリデルさんって一体・・・」


そして伴奏者のアイオーンはシンガンのバンド練習2時間、アルバム曲チェックのプロデューサー2時間、リデルの伴奏者として彼女と合わせる練習2時間で三日が過ぎた。そして押コンの予選当日。控え室の中でゼオは言う。


ゼオ「えー、リデルの順番は29番だ。予選も練習以上の力を出そうと思い上がるな。予選もいつも通りに演奏しとけ」
リデル「ーーーはい!」
アイオーン「ヴッ!」


ゼオの激励にリデルとアイオーンは返事をする。一方、審査員席では審査員長の宮園香菜子はそれまでの出場者全員の何が足りないのかを悩んでいた。


香菜子(うーん・・・みんなそれぞれレベルは高かったけど、何かインパクトというものが足りないのよね・・・)


一方、観客席では千秋とのだめが来ていた。


千秋「いやー、まさかリデルちゃんにホルンの才能があったとは!」
のだめ「伴奏者は聞いてないんですか?」
千秋「それがゼオ君から何も聞いてないんだよ;」
アナウンス「続いての演奏はプログラム29番、リデルさんの演奏です」


呼ばれたリデルは歩く。その隣にいた伴奏者はアイオーン。これに大半の全員は驚く。


千秋「!!?(アイオーン君!!?」
のだめ「アイオーン君!!?」


香菜子(あれはアイオーン様!?実は私は彼の家畜なのよ!って、それよりも・・・アイオーン様に認められたあの子は、どんな演奏をするのかしら・・・)


リデルとアイオーンはぺこりとお辞儀をする。そしてリデルとアイオーンはベートーベンのホルンソナタを演奏する!


BGM:リデルとアイオーン版ベートーベンのホルンソナタ


その演奏は細かいミスがあったが、そのミスこそもリデルとアイオーンの演奏を際立てさせているほどすごい上手かった。観客も審査員達も他の出場者も驚くくらいに。そしてそれを終わった後、間を嫌うようにすぐにシューマンのアダージョとアレグロに入った。


BGM:リデルとアイオーン版シューマンのアダージョとアレグロ


そのシューマンのアダージョとアレグロも完成度が高かった。この演奏を聞いた香菜子は思う。


香菜子(すごい。作曲者に盲従しない圧倒的な技術と優しく激しい個性。・・・これよ)
審査員「すごいんですけどねー、初めてだから・・・」
香菜子「待って!今の子は行けるわ!」
審査員全員「えっ!!?(いつも出場者を優勝まで導くと言われる香菜子さんが!?」
香菜子「私が保証するわ!だから、お願い!」
審査員全員「・・・」


千秋(すごい・・・リデルちゃんの演奏もすごいけど、アイオーン君とのアンサンブルが・・・)
のだめ「ぎゃぼーん・・・しゅごい・・・」


そしてその演奏を終えた時、観客は凄まじいほどに歓喜の熱狂を上げる。時には「角製クルミ」、「ブラボー」との声を上げていた。その他の出場者全員の演奏を終えた後に星華の姿の王ドラは言う。


星華(王ドラ)「人事を尽くして天命を待つ・・・とりあえずやりきってたわね!お疲れ!」
ププル「結果を決めるのは天じゃなく、審査員ですけどね;」
クルミ(クルーク)「リデルさんとアイオーンさん、意外の落ち着きでしたね」
リデル「アミさん達が作ってくれたお守り持ってたから・・・」
クルミ(クルーク)「ああ」


アミティ『リデル!もし緊張した時はこれを持ってて。あたし達がそばにいるって分かることができるから!』


そして結果が貼り出された。


ゼオ「来た!」


そしてその結果は・・・リデルの名前もあった。


リデル「アイオーンさん!名前ありました!」
アイオーン「よかった・・・リデルが本選出場決まった・・・」
ゼオ「でも、世良の名前もあるな。チッ」
星華(王ドラ)「そういえば、審査員長の香菜子さんから話を聞いたわ。今は有力は黄前世良・・・そしてリデルちゃん、あなたらしいわよ」
リデル「!」
ゼオ「やったな!あの香菜子さんに認められるだけでも大したもんだぞ!本選も頑張れよ。ただし、いつも通りに演奏して練習以上の力を出すな」
リデル「はい!」
アイオーン「ヴッ!」


一方、これを霧子が聞いていた。霧子は言う。


霧子「・・・やっぱり、私が一目置いた通りね。だけど・・・(審査員長に認められただけで1位になれるほどこの世界は甘くないわ!!世良が将来音楽で食べていけるようになるには私からの厳しい練習と勝利への執念よ!!」


本選への出場が決まった霧子と世良は自身の家である豪邸に帰る(実は世良の父親はアメリカでジャズをしているサックス奏者。ちなみに世良の父親は婿養子)。すると、使用人が霧子に言う。


使用人「霧子様、お客様が・・・」


すると、その人物が現れた。その女性は霧子にそっくりだった。


???「あら、霧子。どう?世良ちゃんの調子は」
霧子「晴子・・・何しに来たの」






後編に続く・・・!






感想OK

Re: 日常日和。3 ( No.682 )
日時: 2016/08/29 18:34
名前: トーチ ◆/MkMTfVD.6 (ID: y36L2xkt)

月曜日元気ですね。トーチです

なんかいろいろ見え隠れしてるなぁ。桜さんこういうの上手いですね。

ナイトメアキッド「複雑なのはわかんねえ。だが悪夢みたいな争いがありそうだな。」
シャル「周りが強敵だからだけど音楽の実力ありすぎるよね.....。」

まぁとりあえず霧と晴れがなんか企んでるよね。それでは

Re: 日常日和。3 ( No.683 )
日時: 2016/08/29 19:19
名前: きらり星カービィ (ID: LmekyLqy)

桜の世界 どこかにて 時空の神殿 地下 ファントムシーフ団本部


深夜0時 プリンセスファントムドリームスターは
誰も知られない地下にて誰かと話していた


プリンセスファントムドリームスター
「ファントムシーフドラゴン様!ただいま
 本部に戻りました!」

ファントムシーフドラゴン
「ご苦労様です シスター
 今回の報告はどう言った話でしょうか?」

プリンセスファントムドリームスター
「新たなる仲間を4人も見つけ 入団してくれました
 私からも裏切られない正義の勇者様でした
 あなたも平和を願っていますか?」

ファントムシーフドラゴン
「もちろんその通りですよ ちゃんとやってくれていますね シスター
 これからの活躍もお願いしますよ」

プリンセスファントムドリームスター
「はい!あなたも総本部として活躍を見守っていますよ
 私が出発してから あなたの秘宝はどれだけ手に入れましたか?」

ファントムシーフドラゴン
「とてつもないほどの200個の秘宝を悪の組織から盗みました
 これぐらいやらないと自分としては楽しくないからです
 もちろん強力な兵器も力ずく奪いました」

プリンセスファントムドリームスター
「すごい数ですね!もし私がピンチになったら駆けつけてください
 そうそう メンバーには内緒にしていただけますか?
 本当の危機までは・・・」

ファントムシーフドラゴン
「わかりました 次回の報告もよろしく頼みますよ
 あなたの活躍として日記に残しましょう
 アイオーンとリデルの音楽話前編です」

プリンセスファントムドリームスター
「リデルはホルンとして優勝するためにがんばるのね
 世良とのライバル対決・・・これには負けられないリデルは
 勝つためにがんばるのよ 活躍に期待するわ!」


というわけで今回の話を語ったファントムシーフドラゴンたちでした♪
今回はアイオーンとリデルの音楽話前編ですね。
リデルはホルンの楽器で使い 優勝するためにがんばって!
そしてライバル相手は世良・・・これには負けてられないリデルですね。
最後には関連する友達が・・・次回も楽しみにしています。
以上、きらり星カービィでした♪

コメント返し! ( No.684 )
日時: 2016/08/30 18:12
名前: 桜 (ID: exZtdiuL)

〉トーチさん
うーん、見え隠れしてると思いますが・・・悪夢みたいな争いと霧子と晴子が何か企んでるというのはちょっと違いますね;ごめんなさい;次回もお楽しみに!


〉きらりさん
そちらの盗賊団も順調に進んでいるみたいですね。
今回は前後編の前編です。リデルはライバル相手の世良に勝って優勝するために頑張るみたいですね。晴子と霧子はどういう関係なのか・・・?次回もお楽しみに!


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182