二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 作者とオリキャラとカオスな仲間たちの日常【リメイク】
- 日時: 2019/08/01 08:44
- 名前: 葉月 (ID: 9Urj1l4Z)
- 参照: 古いものはこちらに移動します
みなさんどうも葉月です。日常ですけど、古いヤツは打ち切りにして、新たに作り直します。今まで応募した人はこのまま続投しますが、実況とか、完結したものとかもこちらに移します。移す作業は大変ですが、今まで更新したものを移動させますのでよろしくです。
未完のまま更新停止してるものは、途中まで完成してるものをこちらに移して、新たに書きますね。
無論、新しく思いついたネタも書きますのでよろしくお願いします。
また、日常における長編も後日投稿しますのでよろしくです。
【もく〜じ(°∀°)】
目次1 >>
【実況シリーズ】
「単発・中編」
赤ずきんDS(完結) >>1-4
三分間(完結) >>47-50
「長編」
「でっていうストーリー」
part1 >>16-17
part2 >>26-27
「オンドゥルカービィ」
はるかぜ編(完結) >>28-32
ダイナブレイド編 >>55(更新中)
グルメレース編 >>
洞窟大作戦編 >>
メタナイトの逆襲編 >>
銀河に願いを編 >>
格闘王への道 >>
大王の逆襲編 >>
ヘルパーマスターへの道編 >>
メタナイトでGO!編 >>
真・格闘王への道編 >>
「魔女の家」
part1 >>5-9、>>11、>>13
part2 >>18-25
part3 >>159-167
「いちろ少年忌憚」
part1 >>184-187(更新中)
【演じてみた】
スマブラX「亜空の使者」
part1 >>33-34
part2 >>192-193
part3 >>196-197
part4 >>198-199
part5 >>200
part6 >>201
part7 >>202
part8 >>203
part9 >>204
スマブラFor「ForのPV」
ロックマン編 >>205
ロゼッタ&チコ編 >>206
リザードン&ゲッコウガ編 >>207
【TRPGシリーズ】
「ダブルクロス編」
説明 >>74-80
キャラ紹介 >>81-85
「ネクロニカ編」
組み分けと説明とドール作成 >>86-94
@キャラクター紹介@
桃組 >>95-97
赤組 >>98-100
黄色組 >>101-102、>>104
【短編】
「ミリしらシリーズ」
第一回「初音ミク編」 >>149-154
「ゆっくり達の絶対に検索してはいけない言葉」
その1 >>174-175
その2 >>176-179
その3 >>190-191
「没ネタ・NG集」
「モジモジくんシリーズ」
パート1 >>210-215
【中編】
「ドッキリ」
・殺し合え、狂気の果てまで ・
設定 >>35
本編(シリアス) >>36-39
裏側(カオス) >>40-46
「お願いだからここから出してちょんまげwww」※2ちゃんネタ
コテハン >>194
本編 >>188-189
「ループもの」
『繰り返す悲劇』
はじめに >>155
設定 >>156
配役&登場人物紹介 >>157
「料理対決シリーズ」※戦慄とか恐怖とかで察してください
戦慄! 恐怖のクッキングバトル
>>290-292
>>294-299
>>300-305
恐怖再び! 戦慄のクッキングバトル >>
悪夢三度!? 恐怖のクッキングバトル >>
もはや地獄!? 四度目のクッキングバトル >>
ゲストも出るよ! 五度目のクッキングバトル >>
ゲストもいるよ! 六回目のクッキングバトル! >>
ゲテモノ大集結!? 七度目のクッキングバトル! >>
裏も修羅場な七回目のクッキングバトル >>
スマブラファイターズだけのクッキングバトル! >>
料理対決プロトタイプ >>
ポップンキャラ達の料理対決 >>
刀剣男士の男の料理 >>
艦娘の料理対決 >>
眠れる王子が料理対決をするようです。 >>
やる夫が料理対決をするようです。 >>
「着ぐるみ大運動会シリーズ」
*第一回*
*第二回*
*第三回*
【長編】
「君と繋ぐ運命」
・共通・
設定 >>68-69
語り継ぐ物 >>70 NGシーン >>71
プロローグ >>72
・木実編・
動き出す脅威 >>169-172 NGシーン >>173
・純編・
・早希&椎奈編・
「希望の光と絶望の闇」
「逃走中をやるのだよ」
設定 >>56
予告編 >>57
本編1 >>58-63
2 >>64-67
「断章のグリムパロ」※Rー15G
『悪夢の断章 ーおとぎの鎮魂歌ー』
『設定集』
はじめに&用語集 >>16(用語集は全国共通ウサ)
童話一覧 >>107(童話も全国共通ウサ)
登場作品一覧 >>108
『本編』
【灰かぶり編】
プロローグ的な何か >>120-124
『ポップン×ぷよぷよの断章』
『はじめに・登場人物』
登場人物紹介 >>113
『本編』
【赤ずきん編】
プロローグ >>118-119
『やる夫が断章のグリムをやるようです』
『はじめに・登場人物』
登場人物紹介 >>115
『本編』
【赤ずきん編】
プロローグ >>116-117
『スマブラで断章のグリムパロ(仮)』
『はじめに・登場人物』
登場人物紹介 >>114
『本編』
【白雪姫編】
プロローグ >>125-132
『作者達の断章』
『本編』
【眠り姫編】
プロローグ >>133-134
「戦うお正月シリーズ」
1 >>139-146
【小ネタ】
「作者オンリーのお話」
その1 >>51、>>73
その2 >>112、>>195
「室ちんチャレンジシリーズ」
メントスコーラ編 >>109
「LINEネタ」
スマブラのアフレコについて >>208-209
お花見しようず! >>110-111
ある日の日常 >>
「没ネタ・NG集」
「もちもち刀剣男士」
もちんばともちちか >>226
膝丸ともちちか >>227
「リョータくんとショーゴくん」
【TX作・作者と愉快な仲間たち!番外編】
*募集*
逃走中シリーズ >>147
バトロワ >>148
作者メイン >>168
タグ:多重クロスオーバー、オリキャラ、無双シリーズ、戦国BASARA、リリカルなのは、スマブラ、ひぐらし、ダンガンロンパ、千メモ、FF、王国心、ポップン、黒子のバスケ、版権
ギャグ、カオス、シリアス、キャラ崩壊・オリジナル設定あり
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- 逃走中 ( No.63 )
- 日時: 2016/04/22 01:27
- 名前: 葉月 (ID: exZtdiuL)
- 参照: ミッション1
逃走者は携帯電話からメールが送られる。
火神「何だようっせぇな! あ、メールか」
やる夫「『ミッション1 現在閉鎖されている黄龍(こうりゅう)エリアは妲己の手先によって阻まれている』妲己って……無双OROCHIのかお?」
黄瀬「『残り百七十分までに妲己の手下を退けなければならない』妲己の手下って誰ッスか?」
高尾「『なお、このミッションは戦闘ミッションである』……うは! いきなり戦闘ミッションかよ!」
MISSION1 拡大エリアを増やせ!
中央にある黄龍エリアには妲己率いる妖魔の集団を残り百七十分までに退けなければならない。
黄龍エリアは東京ドームの三つ分の面積を持ち、拡大すれば逃走者にとって有利になるが、このエリアの有無が逃走者の運命が左右する。
なお、このミッションは戦闘ミッションである。
沙千「拡大エリアは絶対欲しいって! その方が効率ええもん」
YUMA「行くに決まってるだろ。エリアが広くなったほうが楽だしな」
高尾「いきなりの戦闘ミッションはびびったけど、やるしかないっしょ!」
青峰「やっぱ行かないとな。広くなるんだろ?」
伊那谷「いきなり戦闘キタコレエエエエエエエエエエエ!? すんげー興奮してきたぜww」
なお、ミッションの参加は逃走者の自由だ。もちろん参加しなくてもいい。
火神「戦闘ミッションか……どうしようかな……」
樹海「私はパスでwwwwwwww 私の場合は巻き込まれてオワタってこともありますのでwwwww」
黄瀬「緑間っちはどうするんスか? やる?」
緑間「逃走中は人格が問われるゲームだからな。人事を尽くすならやるのが当然なのだよ」
黄瀬「じゃ、参加するってことでいいッスね!」
このミッションに参加する逃走者と参加しない逃走者が分かれた。
参加する逃走者は武器を携えて挑むことになる。だが、ミッションに動くとハンターに見つかるリスクが高くなる。
逃走者はエリアを広げることが出来るのか?
『現在の逃走者の位置』
朱雀・やる夫、やらない夫、沙綾、里桜、高尾、アリン
青龍・火神、麻友、伊那谷
白虎・千尋、黄瀬、緑間、YUMA
玄武・青峰、樹海、沙千
・エキストラおよびドラマ出演者・
妲己……無双OROCHIシリーズに登場する残忍で狡猾な性格の狐の妖魔。ちなみに彼女本人です。
卑弥呼……無双OROCHIシリーズに登場する元気溌剌の少女。関西弁で話し、妲己のことが大好き。ちなみに彼女本人です。
桜花……妲己に仕えている鴉天狗の妖魔。大人しくておどおどしてて、何かあったらひたすら謝る癖を持つ。ちなみに桜井が演じている。桜花は桜井本人そのものであるw
翔……妲己に仕えている覚の妖魔。関西弁で話し、人懐っこいが、その腹黒さは妲己並み。彼女のことは呼び捨てにしている。ちなみに今吉が演じている。
孫悟空……無双OROCHIシリーズに登場する猿の妖魔。強い敵を求めている。ちなみに彼本人です。
相葉……討伐軍の迎撃部隊として選ばれた女性武将。まとめ役としても活躍する。ちなみにリコが演じている。
月野……相葉と共に討伐軍迎撃部隊として登場する。駄洒落を好むも、広い視野で仲間を導く。ちなみに伊月が演じている。
日野……相葉と共に討伐軍迎撃部隊として登場する。感情的になると人格が変わる。ちなみに日向が演じている。
水野……金田と共にいる無口な少年。討伐軍として参加している。ちなみに水戸部が演じている。
木下……日野達と共に迎撃部隊を勤める。温厚だが、相葉軍の切り札である。ちなみに木吉が演じている。
金田……水野と共にいる少年。水野の通訳。討伐軍として参加する。ちなみに小金井が演じている。
土井……日野達と共に討伐軍の迎撃部隊として参加する。ちなみに土田が演じている。
織笠……相葉達と共に討伐軍迎撃部隊として活躍する。熱血漢で不利な状況でも仲間を鼓舞する。ちなみに笠松が演じている。
宮村……相葉達と討伐軍迎撃部隊として活躍する。ちなみに宮地が演じている。
伝令兵……伝令を伝える係り。ちなみに降旗が演じている。
睦月……妲己に仕える鬼の妖魔。のんびりとしているが、凄まじい怪力の持ち主。妲己のことを「妲己ちん」と呼ぶ。ちなみに紫原が演じている。
氷……妲己に仕える蛟の妖魔。水を操る能力を持ち、人間を溺れさせる。柔らかい物腰とは裏腹に高い戦闘能力を持つ。ちなみに氷室が演じている。
今回のエキストラは黒バスのメンツですwww 討伐軍は誠凛と海常、秀徳を選びましたww
妖魔組は桐皇と陽泉にしちゃいましたw 氷室の場合は龍だから、水は似合いそうかなと思いこうなりました。というか、名前が氷なのに水属性って変ですよねwwww
今吉はそのまんまのイメージでwwwww(心を読み取る的な意味でww
今度は違うメンツも出してみたいのだよ☆
ちなみに早見と森川は海常の森山と早川ですw
- 逃走中 ( No.64 )
- 日時: 2016/04/22 01:42
- 名前: 葉月 (ID: exZtdiuL)
“逃走中をするのだよ part3”
ミッションに参加する逃走者は武器を手にして妲己率いる妖魔軍を倒しに行くが、彼らは妲己や妖魔が誰なのかは知らない。
黄瀬と緑間は参加するために黄龍に向かうが、そこに鬼の妖魔の睦月に出会う。しかし、黄瀬と緑間は睦月に見覚えがあった。
黄瀬「あれ? 紫原っち? 何で紫原っちがいるんスか?」
睦月(紫原)「あ、黄瀬ちんとミドチン。来てたの?」
何と、睦月は黄瀬と緑間と同じくキセキの世代の一人である紫原敦だった! 睦月も自分の役を忘れて素の紫原になっていた。
緑間「紫原、妲己が率いる妖魔軍を倒せとメールがあったが、誰を倒せばいいんだ?」
睦月(紫原)「んーと……俺とか?」
黄瀬・緑間「ファッ!?」
黄瀬と緑間は睦月の発言に驚き、呆けた声を上げた。
睦月(紫原)「だってさ、俺鬼だよ? 妖魔は妲己ちんのところにいるんだし」
黄瀬「いやいやいや! 紫原っちを倒すとか無理ッスよ! 何か違う方法なんてないッスか!?」
睦月(紫原)「んーと……妖魔の連中を百人倒せば俺は行くよ」
黄瀬「ひゃ……百人!? 百人やるの!?」
緑間「紫原とやるよりはだいぶマシだが、百人はちょっときついのだよ」
睦月(紫原)「一人が無理なら二人で百人でいいよ」
睦月は黄瀬と緑間が百人倒すという条件をつけた。
黄瀬「分かった。二人で百人やるッス!」
緑間「結果を残せるよう人事を尽くすのだよ」
二人はそれぞれ武器を構えて妖魔軍に向かって走り出す。中央エリアを通れるようにするために。
*
???「お前、覚悟するアル!」
一方のYUMAはキョンシーの少年と戦っているところだった。
YUMA「お前は……陽泉の劉偉か。こんなところで何をしている?」
???→龍希(劉)「劉偉? お前、ワタシを誰かと間違えてないアルか? ワタシは龍希、妖魔軍の一人アル! 人間ごときがここを通れると思ったら大間違いアル!」
キョンシーの妖魔・龍希は袖から小刀や鉄球など投げ飛ばす。的確に彼女を狙っており、足元や心臓に向かって飛んでいく。だが、YUMAは焦らずに冷静に把握してキューブを盾に変えて龍希の攻撃を防ぐ。
YUMA「暗器使いか……近寄れば容易いこと……!」
龍希(劉)「誰が容易いって?」
YUMA「!?」
龍希(劉)「ワタシはカンフーも出来ること忘れないでほしいネ! アイヤーッ!!」
龍希はいつの間にか彼女の背後に回りこみ、鋭い蹴りを彼女の背中をクリーンヒットして蹴飛ばした。背骨が折れるであろう威力に彼女は受身が出来ずにそのままうつ伏せになって倒れこむ。また、盾からサイコロに戻り、地面に転がった。
妖魔兵A(妖魔雑魚兵)「ギャハハハ! 貴様のような人間ごときが龍希様に挑もうなど片腹痛いわ!」
妖魔兵B(妖魔モブ将)「龍希様は人間どもに足止めなど出来んからな!」
???「妖魔ぁあああああああああああ!! やっと見つけたッスゥウウウウウウウ!!」
???2「あれは……YUMAさんか! 怪我もしているな……妖魔にやられたか」
妖魔軍はYUMAの他に援軍が来るのを予想外だった。その援軍とは、黄瀬と緑間だった。
黄瀬「あれ? 紫原っちのとこの……。何でいるんスか?」
龍希(劉)「ワタシ劉じゃないアルヨ? キョンシーの龍希アル。お前達もそこの女と一緒にやられるがよろし!」
妖魔兵(雑魚兵)「貴様らはこの方に殺される運命なのだぁ!」
緑間「殺される? 違うな。俺達が貴様らを殺す。紫原の約束のために!」
黄瀬「悪いけど、アンタらの相手は俺達がやるよ……覚悟しな! ……あ、百人倒すってことでさっさとくたばるッス☆」
おーいwwwwww 黄瀬wwww シリアスな台詞が台無しだろおいwwww シリアスがシリアルになってるぞwwwww
何やかんやで黄瀬と緑間は武器を構えて妖魔達と対峙する事となった。また、黄瀬の目つきも鋭くなり、口調も普通になる。
黄瀬「……改めて言うよ。アンタらの相手は俺達がやる。アンタらは人間の力が弱いと見下しているけど、人間には繋がりがあるんだ! 人間の力をなめんじゃねぇよ!」
*
- 逃走中 ( No.65 )
- 日時: 2016/04/22 01:45
- 名前: 葉月 (ID: exZtdiuL)
高尾「鷹の爪は鋭いぜ〜♪ 俺の目から逃げられないぜ〜♪ 何故なら全部見えてるからな☆」
一方の高尾はテンションを上げながら妖魔の兵士を斬り倒していく。彼の目は『鷹の目』で視界をはっきりと捉えることが出来る。
妖魔兵(妖魔軍モブ武将・一つ目)「おのれ……人間ごときがちょこまかと!」
高尾は飛行しながら斬り捨て、空中でくるくると体を回す。高尾の風属性は、飛翔することも含まれていて、まさに獲物を狙う鷹のようだった。
高尾「あっれぇ〜? 人間をぶっ潰すんじゃなかったの? ま、お前らは相手が悪かったってことで☆ 逆に倒されるお前らざまぁwww」
妖魔兵(妖魔軍モブ武将・猪)「貴様……図に乗るなぁ!」
妖魔兵は高尾の挑発に乗り、怒りに任せて棍棒を振り回した。猪の妖魔は一心不乱に棍棒を振り回すも、高尾は余裕綽々な態度で空を飛び回る。
高尾「バーカ、そんなん当たるかよ。お前の動きなんざお見通しだぜ」
へらへらとした表情を浮かべて剣を構えて飛行しながら猪の妖魔の足と顔を斬りつける。
妖魔兵(猪)「ブヒャアアアア!」
妖魔兵(一つ目)「貴様……!」
???「そこの者! 来てくれたのか!」
???2「我らでは太刀打ちできないのにそこまでやるとは、大したものだ」
高尾「あれ? 大坪先輩と木村先輩じゃないっすか。ここいたんですね」
戦闘中に見たのは高尾の先輩である大坪と木村の二人だった。まさか秀徳の三年生がここにいるのは高尾にとって驚きだった。
一方で大坪と木村はきょとんとする。
???→坪倉(大坪)「大坪? 木村? そういう者は知らんな。俺は坪倉。そいつは俺の仲間の木原だ」
???2→木原(木村)「すまんな。我々では手に負えなかったんだよ。ありがとうな」
高尾「いえいえ、ピンチになってる人をほっとけないっすよw で、あいつらをどうにかしたくて俺らはやってるんすよ」
木原(木村)「ならば、共に戦おう! 黄龍を目指す者として果たさなければな!」
坪倉(大坪)「お前の腕、大したものだな。その力、俺達に貸してくれないか?」
高尾「いいですとも!」
鷹の目を持つ少年は坪倉と木原と共に中央にあるエリアに向かって歩き出す。開放するためにやるしかない。
*
その頃アリンは大鎌を持ってキョロキョロしながら動いていた。妖魔軍を倒して、黄龍エリアが解放すると聞いて彼女は妖魔軍を探しているところだった。
アリン「妲己の手下……妲己の手下……どこにいるんでしょうか……? 見つかればすぐに戦えるのに……」
???「そこの小娘! 覚悟しやがれぇえええええ!」
アリン「!?」
刹那、アリンに向けて飛んできたのは男の怒号と大きな岩だった。彼女は即座に動き、大きな岩をかわした。大きな岩はバコーンと砕け散る音を立てて粉々になる。
妖魔兵(妖魔軍モブ武将)「ほぉ、貴様、今の攻撃をかわすか。人間にしては大したものだな」
???「てめえみてえな小娘は俺の今の攻撃でとっくにやられるぜ。けど、てめえはただの小娘じゃねぇ……」
彼女は岩を投げた本人を見ると、驚きの表情を見せる。岩を投げた本人は短髪の金髪で強面の少年だった。金髪で強面の少年は鬼で、睦月には及ばないが、怪力の持ち主である。
アリンは彼に見覚えがあり、その名前で呼ぶ。
アリン「え……? 若松君……?」
その正体は何と、青峰の先輩で同じ桐皇学園高校の若松だった! 一方の若松はきょとんとして首を傾げる。
???(若松)「あ? 若松? 誰だそりゃ? てめぇ、俺を誰かと間違えてねぇか?」
アリン「若松君ですよね?」
???→黄泉(若松)「俺は若松じゃなくて黄泉だ! 妲己の手先だよ!」
若松もとい黄泉と呼ばれた鬼の少年はアリンに向けて走り出し、大きな剣を振るう。アリンは大鎌で黄泉の大剣を受け止めるが、黄泉の力に押されて後ろに倒れた。女のアリンが男の力に敵うはずもなく、そのまま後ろに倒れた。黄泉は追い討ちをかけるように大きな剣を大きく振り上げて下ろした。
危機を察したアリンは体を横に転がってすぐに立ち上がる。バキ、と地面が砕ける音を出してアリンが倒れていた場所は抉れていた。
彼女は黄泉の破壊力に冷や汗をかいた。もし、逃げられなかったら間違いなく大怪我どころではなかったことに。
アリン「危ないですね……ここでよけなかったら駄目かと思いましたよ……」
妖魔兵(妖魔雑魚兵)「我らも忘れちゃ困るぜ人間!」
アリン「あなた達は大したことはありませんよ! 紅き月に照らされし時間よ、無数の弾となって悪夢を撃ちぬけ!」
アリンが詠唱すると、数字が現れ、その後赤い弾丸で妖魔兵を撃ち貫く。妖魔兵は赤い弾丸に貫かれ、倒れていくが黄泉は予想していたのか雷をまとった大剣でアリンの赤い弾丸を消し去った。
黄泉(若松)「てめえがそういう業を打つのは予測済みだ! 今度はこっちから行くぞコラ! 落雷塵!」
アリン「キャアッ!」
黄泉が雷を纏った大剣を地面に叩きつけ、地割れと共に電気も流れるとアリンの足元から電気が流れ込む。予想外の反撃にアリンは黄泉の電撃をよけることが出来ず、受けることになる。
地割れはアリンの足元まで行き渡っており、彼女は動くことすらも出来なかった。
アリン(雷属性の技ですか……私も同じ雷属性だから別に気になりませんが……若松くんが私の攻撃を予測したのが想定外でしたか! このままでは動きにくい!)
- 逃走中 ( No.66 )
- 日時: 2016/04/23 15:46
- 名前: 葉月 (ID: k9gW7qbg)
絶体絶命だと思われた矢先、現れたのはやる夫とやらない夫の二人だった。やる夫は炎を纏った剣で妖魔の集団を焼き払い、やらない夫は氷を纏った槍で辺り一面を凍らせる。全く正反対の属性を持つやる夫とやらない夫の連携は抜群で、一部の兵士を一掃した。
やる夫「アリンさん! 大丈夫かお!」
アリン「やる夫さん、やらない夫さん、私は平気です。少し痺れただけですので……」
やらない夫「だが、無茶はするな。俺たちでやらなきゃな!」
アリン「はい! この状況を乗り越えましょう! あなた達、覚悟はよろしいですかねぇ!?」
アリンはやる夫とやらない夫に支えながら立ち上がり、大鎌を構えて妖魔軍を睨み付ける。その時、彼女の目は赤くなり、大鎌からはメラメラと燃える炎を付加した。この時のアリンは本気モードで、妖魔軍に向かって走り出す。
彼女は炎をまとった大鎌を振るい、周囲にいる妖魔兵を燃やし尽くした。妖魔兵の攻撃を弾いて炎で燃やし尽くす。
やる夫もやらない夫もアリンに続き、炎と氷を妖魔兵に飛ばした。妖魔兵は燃えたり凍ったりする中、黄泉は雷をまとった結界を張って不敵な笑みを浮かべた。
黄泉(若松)「ちったぁおもしれぇじゃねぇか。相手にしてやるよ……と言いたいところだが、そろそろお開きにするぜ」
アリン「待ちなさい! 逃げる気ですか!?」
黄泉(若松)「あ? 逃げる? 妲己から言われたんだよ。時間稼ぎになったから戻って来いってな」
アリン「私から逃げるとは許しませんよ! ハァアアアッ!」
やる夫「アリンさん! 待つお!」
黄泉は踵を返して撤退しようとして、アリンは逃がすまいと炎をまとった大鎌を構えて黄泉を追いかけて振り下ろす。その時、何者かがアリンと黄泉の間に割り込み、アリンの攻撃を受け止めた。
???「スイマセン! 黄泉さんをやらせるわけにはいかないんです!」
アリン「!?」
黄泉(若松)「桜花か……助かったぜ」
アリンの攻撃を受け止めたのは鴉天狗の少年・桜花だった。桜花は羽扇を手にしてアリンの攻撃を受け止めた後、押し返した。
アリン「受け止めたのはまさかの桜井君!? え!? どうして!?」
桜花(桜井)「あの……僕は桜花と言います。桜井ではないんです……スイマセン」
アリンは桜花が受け止めたことに驚きを隠せずにいた。炎をまとった大鎌を桜花が羽扇で受け止めて押し返したのもそうだが、何よりも驚いたのは桜花が黄泉と同じく桐皇学園高校の桜井だったことだった。気弱な性格とは裏腹にアリンを力で押し返すのは予想外だった。一体どこから力が出るのかも彼女にとって分からない。
妖魔兵(猪)「ブヒャヒャ! 桜花様は素早さが一番早いお方だ! どんな距離だろうと駆けつけることが出来るのだ!」
妖魔兵(モブ武将)「小娘、予想外だという顔をしてるな? そりゃそうだろうな。桜花様は気弱な性格だが、潜在能力も高いのだからな!」
桜花(桜井)「もし、これ以上僕達の邪魔をするなら……たとえあなた方だろうと許すわけにはいきません。お引き取りください」
桜花に帰れと言われたアリンとやる夫とやらない夫だが、そう易々と帰るわけにはいかなかった。
やる夫「断ると言ったら?」
黄泉(若松)「容赦なくてめぇらをぶっ潰す。俺らがお開きだと言ってるんだ。死にたくなかったら大人しく言うことを聞くんだな」
やらない夫「お前らにやられる俺たちじゃねぇだろ。俺たちはミッションのためにお前らと戦うだろ」
アリン「これ以上私を怒らせるとどうなるか……分かりますよね?」
黄泉(若松)「てめえこそ俺らを怒らせるとどうなるか分かってるだろうな?」
黄泉とアリンはお互いに睨み合い、バチバチと火花を散らせるような重い空気を漂わせる。アリンの目は炎のように赤く、黄泉の体からはバチバチと電気が流れている。桜花は二人のいがみ合いを見てびくびくしながらも話し掛ける。
桜花(桜井)「ひっ……! ですからそうなる前にお引き取りください! 僕だってあなた達と戦いたくないんですよぉ!」
威圧的な空気に怯え、涙目になりながら桜花はアリンとやる夫、やらない夫に帰れと要求する。これ以上面倒なことになるなら妖魔軍の言葉に従ったほうがいいと捉えるが、やる夫とやらない夫は渋々ながらも桜花の言うことに従う。しかし、アリンは納得がいかなかった。
彼女の怒りは徐々に上がり、体中からもメラメラと燃え上がっていく。目も真っ赤に燃えるような赤になり、彼女の得物も炎に包まれていた。
やる夫「ア……アリン、さん……?」
やらない夫「アリンさん、ここは大人しく言うことを聞いたほうがいいだろ! まだ始まったばっかだし、こいつらをやるのは後にした方がいいだろ!」
妖魔兵(雑魚兵)「全く聞く耳を持たねぇ小娘だなぁ? 大人しく言うこと聞きゃあ命くらいは助けてやるってのによぉ」
やる夫「アリンさん! やめるお! 敵陣を走るなお!」
- 逃走中 ( No.67 )
- 日時: 2016/04/23 15:48
- 名前: 葉月 (ID: exZtdiuL)
- 参照: これで逃走中の更新はここまでです
アリン「誰が帰るもんですかぁあああああああああああ! お前らの言うことを聞けるわけがない! お前らを燃やして燃やして燃やし尽くしてやるわぁあああああああ!!」
アリンの怒りは有頂天に達していて力が暴走する。やる夫とやらない夫の声も届かず、理性を失った彼女は本能のままに妖魔兵を燃やし尽くした。ただ一人敵陣の中を突っ走り、妖魔軍を炎で燃やし尽くす。
アリン「私の邪魔をするな! お前らの言葉なんぞ信じるか! 私はやるんだ!」
アリンに触れた妖魔兵は一瞬に跡形もなく灰と化し、地面に還る。それを見たやる夫とやらない夫、妖魔軍は大きく目を見開いた。
妖魔兵(猪)「な……何だ!? 今の炎は!?」
妖魔兵(一つ目)「完全に理性を失っておる……あの小娘の力が暴走したんだな」
やらない夫「まずいだろ! このままじゃ俺たちも彼女の餌食だろ! 早く正気に戻さないと!」
彼女の暴走は敵味方関係なく燃やし尽くす力があり、下手をすれば逃走者すらも燃やすかもしれない危険性が非常に高い。
桜花(桜井)「どうしても帰らないのなら仕方ないですね……乱暴なことはしたくありませんが、こうするしかないですね……『封』! 『刹』! 『仁』! 『閃』! 『耀』! 『煉』! 『禅』! 『翔』! 『裂』! 『剛』!」
桜花が印を結び、アリンの動きをピタリと止めた。彼女は抗おうと力尽くでも体を動かそうとした。しかし、体の言うことが聞かず、動かそうにも動くことすら出来なかった。
アリン「ッ……!? うああああああっ!」
桜花(桜井)「スイマセン! あなたを止めるにはこうするしかなかったんですスイマセン! 動けば動くほど精神が蝕んでいくんです……。ですからもうやめてください!」
呪縛を掛けられたアリンはもがけばもがくほど精神を蝕んでいくという危険な状況になる。アリンは目を赤くしたままで、唸り声を上げた。このままでは彼女が危険な状態に陥るが……。
『現在の逃走者の位置』
朱雀・やる夫、やらない夫、沙綾、里桜、高尾、アリン
青龍・火神、麻友、伊那谷
白虎・千尋、黄瀬、緑間、YUMA
玄武・青峰、樹海、沙千
*エキストラ及びドラマ出演者*
龍希……妲己に仕えているキョンシーの妖魔。語尾に「アル」をつける。暗殺武道の達人で、暗器使い。ちなみに劉が演じているアル。
黄泉……妲己に仕えている鬼の妖魔。ぶっきらぼうで口が悪いが、根は優しい性格。怪力の持ち主で、身長ぐらいの雷をまとった大剣を振るう。ちなみに若松が演じている。
桜花……追加情報:トップクラスの素早さを持ち、武器は羽扇で戦う。風を操り、呪術を使う。
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