二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 作者とオリキャラとカオスな仲間たちの日常【リメイク】
- 日時: 2019/08/01 08:44
- 名前: 葉月 (ID: 9Urj1l4Z)
- 参照: 古いものはこちらに移動します
みなさんどうも葉月です。日常ですけど、古いヤツは打ち切りにして、新たに作り直します。今まで応募した人はこのまま続投しますが、実況とか、完結したものとかもこちらに移します。移す作業は大変ですが、今まで更新したものを移動させますのでよろしくです。
未完のまま更新停止してるものは、途中まで完成してるものをこちらに移して、新たに書きますね。
無論、新しく思いついたネタも書きますのでよろしくお願いします。
また、日常における長編も後日投稿しますのでよろしくです。
【もく〜じ(°∀°)】
目次1 >>
【実況シリーズ】
「単発・中編」
赤ずきんDS(完結) >>1-4
三分間(完結) >>47-50
「長編」
「でっていうストーリー」
part1 >>16-17
part2 >>26-27
「オンドゥルカービィ」
はるかぜ編(完結) >>28-32
ダイナブレイド編 >>55(更新中)
グルメレース編 >>
洞窟大作戦編 >>
メタナイトの逆襲編 >>
銀河に願いを編 >>
格闘王への道 >>
大王の逆襲編 >>
ヘルパーマスターへの道編 >>
メタナイトでGO!編 >>
真・格闘王への道編 >>
「魔女の家」
part1 >>5-9、>>11、>>13
part2 >>18-25
part3 >>159-167
「いちろ少年忌憚」
part1 >>184-187(更新中)
【演じてみた】
スマブラX「亜空の使者」
part1 >>33-34
part2 >>192-193
part3 >>196-197
part4 >>198-199
part5 >>200
part6 >>201
part7 >>202
part8 >>203
part9 >>204
スマブラFor「ForのPV」
ロックマン編 >>205
ロゼッタ&チコ編 >>206
リザードン&ゲッコウガ編 >>207
【TRPGシリーズ】
「ダブルクロス編」
説明 >>74-80
キャラ紹介 >>81-85
「ネクロニカ編」
組み分けと説明とドール作成 >>86-94
@キャラクター紹介@
桃組 >>95-97
赤組 >>98-100
黄色組 >>101-102、>>104
【短編】
「ミリしらシリーズ」
第一回「初音ミク編」 >>149-154
「ゆっくり達の絶対に検索してはいけない言葉」
その1 >>174-175
その2 >>176-179
その3 >>190-191
「没ネタ・NG集」
「モジモジくんシリーズ」
パート1 >>210-215
【中編】
「ドッキリ」
・殺し合え、狂気の果てまで ・
設定 >>35
本編(シリアス) >>36-39
裏側(カオス) >>40-46
「お願いだからここから出してちょんまげwww」※2ちゃんネタ
コテハン >>194
本編 >>188-189
「ループもの」
『繰り返す悲劇』
はじめに >>155
設定 >>156
配役&登場人物紹介 >>157
「料理対決シリーズ」※戦慄とか恐怖とかで察してください
戦慄! 恐怖のクッキングバトル
>>290-292
>>294-299
>>300-305
恐怖再び! 戦慄のクッキングバトル >>
悪夢三度!? 恐怖のクッキングバトル >>
もはや地獄!? 四度目のクッキングバトル >>
ゲストも出るよ! 五度目のクッキングバトル >>
ゲストもいるよ! 六回目のクッキングバトル! >>
ゲテモノ大集結!? 七度目のクッキングバトル! >>
裏も修羅場な七回目のクッキングバトル >>
スマブラファイターズだけのクッキングバトル! >>
料理対決プロトタイプ >>
ポップンキャラ達の料理対決 >>
刀剣男士の男の料理 >>
艦娘の料理対決 >>
眠れる王子が料理対決をするようです。 >>
やる夫が料理対決をするようです。 >>
「着ぐるみ大運動会シリーズ」
*第一回*
*第二回*
*第三回*
【長編】
「君と繋ぐ運命」
・共通・
設定 >>68-69
語り継ぐ物 >>70 NGシーン >>71
プロローグ >>72
・木実編・
動き出す脅威 >>169-172 NGシーン >>173
・純編・
・早希&椎奈編・
「希望の光と絶望の闇」
「逃走中をやるのだよ」
設定 >>56
予告編 >>57
本編1 >>58-63
2 >>64-67
「断章のグリムパロ」※Rー15G
『悪夢の断章 ーおとぎの鎮魂歌ー』
『設定集』
はじめに&用語集 >>16(用語集は全国共通ウサ)
童話一覧 >>107(童話も全国共通ウサ)
登場作品一覧 >>108
『本編』
【灰かぶり編】
プロローグ的な何か >>120-124
『ポップン×ぷよぷよの断章』
『はじめに・登場人物』
登場人物紹介 >>113
『本編』
【赤ずきん編】
プロローグ >>118-119
『やる夫が断章のグリムをやるようです』
『はじめに・登場人物』
登場人物紹介 >>115
『本編』
【赤ずきん編】
プロローグ >>116-117
『スマブラで断章のグリムパロ(仮)』
『はじめに・登場人物』
登場人物紹介 >>114
『本編』
【白雪姫編】
プロローグ >>125-132
『作者達の断章』
『本編』
【眠り姫編】
プロローグ >>133-134
「戦うお正月シリーズ」
1 >>139-146
【小ネタ】
「作者オンリーのお話」
その1 >>51、>>73
その2 >>112、>>195
「室ちんチャレンジシリーズ」
メントスコーラ編 >>109
「LINEネタ」
スマブラのアフレコについて >>208-209
お花見しようず! >>110-111
ある日の日常 >>
「没ネタ・NG集」
「もちもち刀剣男士」
もちんばともちちか >>226
膝丸ともちちか >>227
「リョータくんとショーゴくん」
【TX作・作者と愉快な仲間たち!番外編】
*募集*
逃走中シリーズ >>147
バトロワ >>148
作者メイン >>168
タグ:多重クロスオーバー、オリキャラ、無双シリーズ、戦国BASARA、リリカルなのは、スマブラ、ひぐらし、ダンガンロンパ、千メモ、FF、王国心、ポップン、黒子のバスケ、版権
ギャグ、カオス、シリアス、キャラ崩壊・オリジナル設定あり
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- 逃走中 ( No.58 )
- 日時: 2016/04/22 01:15
- 名前: 葉月 (ID: exZtdiuL)
- 参照: 本編
“逃走中をするのだよ part1”
夜明け前、とある集合場所に集められた逃走者達。緊張感が漂う中、女の声が聞こえた。
『これより、ゲームを始めます』
麻友「ゲーム?」
やる夫「例のあれかお? 鎖のやつかサイコロのやつかお?」
やらない夫「いや、最近の体内時計のやつかもしれないだろ」
アリン「さらに言えばオリジナルゲームかもしれませんよ?」
一部の逃走者はメタな発言をするも、緊迫とした空気は続いていた。
楽しみと不安の感情が彼らから伝わっていることがよく分かる。
彼らがざわめく中、女はゲームの説明を始める
『今、君たちの前にあるハンターボックスは決められた秒数より早かったり遅かったりすると失敗となり放出される』
青峰「決められた秒数……? 体内時計か?」
黄瀬「そうみたいッス」
今回のオープニングゲームは体内時計式。決められた秒数を体内で数え、その秒数以内であればクリア、以上、もしくは以下であれば失敗となり、ハンター放出となる。
くじ引きで決めた結果、やる順番はこうなった。
火神「おっしゃ! 後ろの方だ!」(十三番
樹海「八番かぁ……微妙な位置だなぁ」
高尾「ぶっふぉwww 一番最初とかwwww」
緑間「高尾、笑いすぎだ。俺は五番目なのだよ」
高尾「真ちゃんも結構最初の方じゃねーかwwwww」
沙綾「三番目……めっちゃ最悪や……」
沙千「うちは七番目や」
トップバッターを飾るのは黒子のバスケより、高尾和成だ。彼の特徴はやはり鷹の目だ。秀徳の一年生にしてバスケ部をまとめる司令塔である。
高尾「一番は高尾ちゃんでーす! 頑張ってみんなに繋げていくよ〜!」
青峰「高尾! いきなりヘマすんじゃねえぞ!」
YUMA「私たちにつなげるようまずはやりやすい秒数にしなよ!」
高尾「わーってるって! んじゃ、タイムは五秒から始めていくぜ!」
秀徳の司令塔は五秒と宣言した。高尾は五秒(5.00〜5.99)であればクリア、五秒以下、もしくは五秒以上であればハンターが放出される。
高尾はボタンを押して、心の中で数えてしばらくしてからここだというときに再びボタンを押した。
YUMA「ちょっと早くないか……?」
黄瀬「早いッス!」
高尾のタイムが早いと言う逃走者もいれば——
沙千「ちょっと遅いんちゃう?」
青峰「遅いだろ絶対……」
遅いと言う逃走者もいる。つまり意見はバラバラだ。
結果は果たして成功か、ハンター放出なのか?
5.82
高尾「一応クリアしたぜwww マジで遅いかと思ってたよwwww」
緑間「冷や冷やしたのだよ……」
秀徳の司令塔がクリアし、高尾の次にやるのが……
里桜「う……うちや……」
逃走者の中では最年少である今野里桜だ。ちなみに二番目以降から二秒ずつ増加していく方向である。なので彼女が計る秒数は七秒(7.00〜7.99)である。
火神「里桜〜! 落ち着いていけよ〜!」
やる夫「深呼吸するお! ひっひっふー! ひっひっふー!」
やらない夫「それはラマーズ法だろ! つか里桜ちゃんはまだ小さいし赤ちゃん産めねえだろ!」
やる夫のボケに対してやらない夫は鋭い蹴りでツッコミを入れた。やらない夫の蹴りは見事にやる夫の顎に直撃した。
やる夫「ひでぶっ!?」
YUMA「やらない夫www お前のツッコミすごいなww」
やらない夫の鋭いツッコミに他の逃走者の緊張も緩んだらしく、苦笑いした。
里桜は少し涙ぐんでボタンを押した。カウントをしばらくすると、里桜は再びボタンを押した。
麻友「りぃちゃん、ちょっと早ない?」
火神「こりゃ絶対早いだろ……」
青峰「ぜってぇ早ぇな」
逃走者は誰もが彼女のタイマーは早いと予想する。
果たして里桜のタイムはどうなのか。七秒(7.00〜7.99)であればクリア、七秒以下、もしくは七秒以上であればハンター放出となる。
7.02
里桜「えっ……!? クリア!?」
沙綾「やったやん里桜ちゃん!」
緑間「冷や冷やしたのだよ……」(本日二回目
早いかと思いきや、ギリギリ七秒に収まっていた。本人も驚きを隠せなかった。
やる夫「あれはやばかったお……」
その後、沙綾は九秒、やらない夫は十一秒、緑間は十三秒、YUMAは十五秒、沙千は十七秒、樹海は十九秒とクリアした。さらにはやる夫も二十一秒をクリアした。
- 逃走中 ( No.59 )
- 日時: 2016/04/22 01:18
- 名前: 葉月 (ID: exZtdiuL)
- 参照: 本編
そして、オープニングゲーム最後の挑戦者で、最も責任重大となる逃走者は……
青峰「俺かよ……これって結構責任重大なんだよな……?」
桐皇学園所属でキセキの世代のエース、青峰大輝だ。彼の野生の勘で、数える秒数を止められるのかが運命の分かれ目。彼の場合は数える秒数は一気に跳ね上がり三十秒となった。三十秒であればオープニングゲームクリア、三十秒以下、もしくは三十秒以上ならばハンター放出となる。
黄瀬「青峰っち! 落ち着いていくッス!」
火神「三十秒は長いかも知れねぇが、落ち着いていけよ!」
青峰「お……おう。頑張るぜ」
オープニングゲームのクリアは青峰に託される。俊足の少年は他の逃走者の期待に答えられるのか?
青峰はボタンを押してタイマーを計る。野生の勘は果たして、発揮できるのか。
青峰(みんな、俺が数え間違えたらごめんな……。けど、信じてくれよ!)
伊那谷「あいつ、大丈夫か?」
やらない夫「青峰なら大丈夫だろ。きっと成功するだろ」
YUMA「あいつは野生の勘があるんですよ。その勘でやれると信じますよ」
伊那谷「そう……ですね」
火神「青峰……!」
他の逃走者が見守る中、青峰は心の中で数えて、三十秒だというところでボタンを押してタイマーを止めた。
他の逃走者も固唾を飲んで見守っている。
里桜「お願い……成功して……!」
緑間「青峰……!」
青峰は三十秒であればオープニングゲームクリアで一分間の猶予、三十秒以下、もしくは三十秒以上ならばハンター放出となる。
青峰「みんな、悪ぃ……逃げる準備でもしてくれ!」
青峰は弱気な発言をしているが、果たして結果は——?
オープニングゲームクリアか?
ハンター放出か?
30.16
——オープニングゲームクリア
青峰「……は? く……クリア?」
黄瀬「青峰っちぃいいいいいいいいいいいいい!! すごいッスゥウウウウウウ!!」
麻友「何とかなったな!」
オープニングゲームをクリアした逃走者達は一分間の猶予が与えられる。その間に彼らは遠くまで逃げていく。
緑間「一時はどうなるかと思った……。だが、どうやらみんな無事にいけたのだよ」
高尾「まあ、みんなでやればなんとかなるのだよ☆」
緑間「おい、真似をするな」
火神「もう一分になるのか……早いな」
ハンター放出まで
——10
やる夫「そろそろだお……」
——9
YUMA「いよいよお出ましか……?」
——8
——7
樹海「あー……緊張してきた……」
——6
沙綾「やったるで!」
——5
——4
——3
——2
——1
——0
START!
三体のハンターが放出され、一斉に走っていく。
アリン「始まった……!」
黄瀬「俺も張り切っちゃうよ〜!」
ハンターから逃げた時間に応じて賞金を獲得出来る、それが……
Run For Money 逃走中
- 逃走中 ( No.60 )
- 日時: 2016/04/22 01:19
- 名前: 葉月 (ID: exZtdiuL)
- 参照: 本編
“逃走中をするのだよ part2”
今回の逃走中の舞台はさまざまな世界を融合した異世界。面積は全部で東京ドームのおよそ十個分。このステージはそれぞれ四つのエリアに分類され、朱雀(すざく)、青龍(せいりゅう)、白虎(びゃっこ)、玄武
(げんぶ)と分けられる。
どのエリアもさまざまな世界が融合したこともあってか、随分とカオスな世界である。
火神「What!? 何で中華街に自由の女神とかがあるんだよ!?」
沙千「トロイの木馬もあんねんけど……ww」
伊那谷「これがカオスの世界かwwwwwww うはwwwwww マジでカオスすぐるwwwwwww」
当然逃走者はあまりにもカオスすぎる光景に愕然としたり爆笑したりと感情は様々だ。
青峰「お! 金がもう千円越えてるぞ!」
賞金は一秒につき二百円ずつ上昇する。百八十分間逃げ切れば二百十六万円を獲得することが出来る。
麻友「自首はどないしようかな……」
今回の逃走中は自首が可能。特定の場所に配置され、自首を宣言すれば今までの賞金を獲得することが出来る。
しかし、ハンターに捕まった場合は失格となり、賞金はゼロとなる。
ハンター「…………」
やらない夫「中華街かと思ったら日本の城下町もあるし、更には高層ビルもあるとかww カオス過ぎるにもほどがあるだろwww」
やる夫「やらない夫もそう思うかお?ww やる夫もそうだおwww」
やる夫とやらない夫の二人は融合した風景を見ながら雑談をしている。やる夫とやらない夫はAA(アスキーアート)界の顔と言われるほどの有名人で、彼らの知名度はAA四天王と並ぶぐらいだ。
高尾「お! 武器もあるってことは、戦闘もあるんだよな?」
そう、今回の逃走中は戦闘もあるのだ。ただし、ミッション以外での能力や武器を使っての他の逃走者及びエキストラの殺生は禁止である。まぁ、お仕置き程度なら使用許可するがw
緑間「お仕置きはいいのかよ!?」
黄瀬「緑間っち、口調がww」
YUMA「ド外道な輩がおったらうちがお仕置きせなあかんなぁ〜?」
アリン「ユマさん、怖いです(x_x) 武器の使用はミッション以外ダメですよ((+_+))」
サイコロを持って殺る気満々で悪い顔をする絶対権利者とそんな彼女を見て震えながら阻止する管理人。まるでコントのようなやり取りである。
里桜「隠れるとこってあるん?」
最年少逃走者の里桜は隠れ場所を探しているところだった。隠れてやり過ごすという形でいくが、上手くいくのか……。
樹海「いろんな世界が入り混じってますね……wwww」
やる夫「やらない夫! あれを見るお!」
やらない夫「あれを見ろって……城下町?」
やる夫「そうみたいだお。けど、ところどころ違うのも入ってるお。例えば、城下町なのに中華のやつがあるとか……」
やらない夫「そんな感じだろ」
大人気のAA二体は城下町の違和感を感じながら話し合いをしていた。
青峰「賞金を取ったら、テツとか黄瀬とかお互いバスケで戦った仲間と旅行に行きたいぜ。俺ら桐皇は……焼き肉パーティーとか旅行とかか?」
小麦色で青い髪をした少年は賞金の使い道を話していた。バスケ仲間やライバルに使おうとしているようだ。
沙綾「あ、里桜ちゃんやん。何してんの?」
里桜「お姉ちゃん……隠れる場所を探してんねん。ミッションは内容によって参加しようかと……」
沙綾「隠れる場所は多分少ないと思うで。うちらじゃ入れなくても里桜ちゃんが入れるところもあるから安心しぃ」
里桜「うちが入れる場所……ハンターが気づかれにくいところか?」
沙綾「そういうことやな。とりあえずこん建物の陰に隠れよか」
一方の沙綾と里桜は話し合い、建物の陰に隠れた。小さい里桜に有利な隠れ場所もあるが、今は建物の影でしゃがみこんだ。
黄瀬「緑間っち〜見て見て〜! 俺、放電してるッス!」
緑間「戦闘ミッション以外に使うなよ? 試すならいいが……」
子供のようにはしゃぐ黄瀬は手からバチバチと電気を出していると、緑間に咎められる。無論、能力の使用は試しなら使用可能だ。他の逃走者やエキストラを巻き込むのは当然ながら禁じられている。
どの逃走中もトラブルを起こさぬように能力や武器の使用は戦闘ミッションで許可をしている。
火神「つか、融合しすぎだろ……わけわかんねーや……」
一方の火神は中華街に自由の女神、洋風の建物やトロイの木馬を目撃しているため、当然混乱していた。否、普通ならば混乱するのは当たり前である。城下町に中華街とか、中華街にパルテノン宮殿といった普通ならありえない風景だ。
異世界はそれが当たり前の風景になっているため、カオスな光景でも違和感を感じさせない。
- 逃走中 ( No.61 )
- 日時: 2016/04/22 01:21
- 名前: 葉月 (ID: exZtdiuL)
- 参照: 本編及びドラマパート
妖蛇討伐後の異世界。英雄達は平和を誓い、その日々を暮らす。
その頃、妲己(だっき)一行はぶらぶらと異世界の中を歩いていた。妲己は口を尖らせながら何かを求めているところだった。
妲己(本人)「あーあ、遠呂智(おろち)様いなくなっちゃったし、つまんないなぁ……。平和な世の中なんて暇なのよねぇ……」
???「だ……妲己さま……平和もいいですけど……」
妲己の発言に対して鴉天狗の少年はしどろもどろになりながら反論する。鴉天狗の少年の反論に少し癪に障ったのか、彼を睨み付けながら言う。
妲己「桜花(おうか)、何か言った?」
???→桜花(桜井)「スイマセン! 生意気なこと言ってしまってスイマセン!」
妲己に睨まれ、おどおどする鴉天狗の桜花は彼女に対して生意気な言動をしてしまったことにひたすら謝った。
ひたすら謝る桜花に妲己は呆れてため息を吐いた。
妲己「別にあたしは怒ってないわよ。そんなに謝らなくてもいいのに……」
桜花(桜井)「本当にスイマセン!」
にこにこしてて、糸目で眼鏡をかけた少年はそんな桜花を宥める。少年は覚で名前は翔(しょう)という。
翔(今吉)「まあまあ、ええんとちゃう? 一興を楽しんだ方がええと思うで?」
妲己「それもそうね。何か面白いもの起きないかなぁ……」
遠呂智?『……を求めよ』
妲己達の耳に何者かの声が聞こえた。何かを求めているのだろうか?
卑弥呼(本人)「な……何なん? こん声……」
孫悟空(本人)「ああ……結構不気味な声だぜ」
翔(今吉)「妲己……今の声、聞こえたか? 桜花もや」
妲己「聞こえたわ」
桜花(桜井)「はい、聞こえました」
彼女達はさすがにこのときだけは真剣な表情になり、謎の声を聞くことにする。
遠呂智?『破滅を……混沌を求めよ。我が目覚めのために』
この謎の声は遠呂智だった。しかし、遠呂智の声の他にも別の声が聞こえた。別の声は女の声である。
桜花(桜井)「だだだ妲己さま……! また声が聞こえましたよ!?」
孫悟空「この声は恐らく遠呂智だと思うぜ」
妲己「破滅を求める、ね……面白そうだし、声に従っちゃいましょうか!」
卑弥呼「せやな! 妲己ちゃん、うちも手伝うで!」
翔(今吉)「卑弥呼(ひみこ)ちゃんはほんまに妲己が好きやなぁ」
妲己一行は密かに行動をしていた。その声に導かれた彼女達によりまた悲劇を引き起こす。
伝令兵(降旗)「報告します! 妲己が怪しい行動をしております!」
金田(小金井)「……分かった。伝令ご苦労」
水野(水戸部)「…………(コクコク」
金田(小金井)「水野もお疲れってさ。下がっていいよ」
伝令兵(降旗)「はい!」
一方、討伐軍は伝令を受けていた所だった。金田と水野は妲己が怪しいことをしていることを聞いた。
二人が伝令兵に下がるよう促すと、伝令兵は言われた通りに下がった。
金田(小金井)「妲己……あいつはまた何かをやらかすに違いないな……木下(きのした)や月野(つきの)、日野(ひの)も呼ぼうか」
水野(水戸部)「…………」
金田(小金井)「心配すんなって! あいつらはそう簡単にやられたりしないよ!」
金田は心配する水野を励ました。木下と日野と月野を心の底から信頼をしていた。彼らが簡単にやられるはずがないと。
- 逃走中 ( No.62 )
- 日時: 2016/04/22 01:26
- 名前: 葉月 (ID: exZtdiuL)
- 参照: 本編及びドラマパート
相葉(リコ)「恐れちゃダメよ! 前に進んで!」
宮村(宮地)「妲己の奴に真意を問うぜ!」
織笠(笠松)「おめーら! 気合いを入れろ! 勢いを弱めるな!」
兵士一同「おおーッ!!」
一方妲己迎撃部隊は妲己率いる妖魔の集団と戦っているところだった。若干妖魔に押されている彼らだが、恐れることもなく、抗い続ける。
睦月(紫原)「抵抗しても無駄なのに何で人間って無駄な足掻きをするんだろうね。俺、しつこいの大嫌いなんだよね。いい加減消えてくれない? じゃないと本気で捻り潰すよ?」
鬼の少年・睦月は人間の抗う姿勢に苛立っていた。無駄な抵抗なのにどこまでも抗う人間を見て険しい表情を見せる。ちなみに睦月は鬼の中でも最強に部類している。
妲己迎撃部隊は睦月相手に苦戦を強いられていた。睦月はもちろん、他の妖魔にも苦しめられていた。
氷(氷室)「睦月もやや本気だね。俺も人間達に見せないとね」
蛟の少年は氷は不敵な笑みを浮かべて左腕を上げると、氷の背後から水が龍の形になって妲己迎撃部隊を襲い掛かる。
織笠(笠松)「何なんだあいつら!? たった二人だけで俺達の部隊を次々と倒していくぞ!?」
宮村(宮地)「あいつのとこに行かせねぇつもりか……!」
織笠と宮村は水を操る氷と怪力を見せる鬼の睦月を見て目を大きく見開いた。
氷(氷室)「水龍、人の子らを溺れさせよ。深き水底まで」
氷は短く言うと、水が龍の形になり、数体の龍が彼らを食らう。この水は深海と同じ水圧を持っている。
相葉「(水が龍の姿をしてみんなを食らう!?)みんな! その水に触れちゃ駄目よ! その水は……」
相葉の言葉もむなしく、兵士は氷の水龍により、飲み込まれていった。水から出た後の兵士は——お陀仏となる。
織笠(笠松)「深海の中を誘うってか……! そいつの水に飲み込まれたら即お陀仏ってことか……一溜まりもねぇな」
妲己迎撃部隊は睦月と氷の連携を見て、予想外な出来事が起きる。早見と森川が援軍としてやってくるも、彼らの猛攻は止まらない。
一方金田や水野から信頼されている日野や月野、木下らは先読みをして妲己をようやく追い詰めることに成功した。
月野(伊月)「見つけたぞ妲己! さあ、お前の目的は何なのか聞かせてもらおう!」
日野(日向)「てめぇは何をしやがったんだ! 答えろや!」
妲己「別に? 私はただ面白そうだからやったまでよ。声の導きによってね」
妲己の発言で、日野達は驚きと怒りが合わさった。特に日野は顔に青筋を立てて彼女に怒鳴った。
日野(日向)「面白そうだからやっただと!? てめぇ、俺達が決めた約束をもう破るのか!?」
翔(今吉)「俺らは別にお前らを仲間だとは見てへんし、脆弱な人間はもういらんねんっちゅうことや」
土井(土田)「ぜ……脆弱!? 人間の絆は誰よりも強いのに!?」
妲己「そういうことよ。あんな平和だの絆だの聞いてるだけで胸糞悪いわ。私達は破壊が好きってわけ」
桜花(桜井)「あ……あの! 僕も妲己様の手下なので……彼女に逆らうことが出来ないんです! スイマセン!」
そのとき、中央エリアに彼女率いる妖魔軍が囲った。
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