二次創作小説（新・総合）
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- 逃走中 ～不思議の森と魔法Ⅱ～【完結】
- 日時： 2020/04/09 19:40
- 名前： ウィオ （ID: iuL7JTm0）
ウィオ版逃走中第２４弾！
今回の逃走中の舞台は、第４回逃走中で行われた場所である「不思議の森」と「城下町」！
その森は広く、魔女や不思議な生き物が住んでいる。
そして城下町には個性的な住民たちが多く住んでおり、とても賑やかである。
第４回では悪さを働いていた王と大臣を、翠星石や樹状細胞が捕まえた。
そして優しき女性・沖田ミツバが女王となり、彼女は平和な国にしていくように努めていった。
しかし……。今回の逃走中で、不思議の森とその町に「ある恐怖」が訪れる。
果たして、逃げ切る者は現れるのか？
｛逃走者紹介｝
カンナ（男）（ファイアーエムブレムif）｛２４｝
レベッカ（ぷよぷよクエスト）｛３｝
ミドリコ（ファイアーエムブレムif）｛８｝
キヌ（ファイアーエムブレムif）｛６｝
ジークベルト（ファイアーエムブレムif）｛５｝
マルス（ファイアーエムブレム 紋章の謎）｛３｝
翠星石（ローゼンメイデン）｛２３｝
金糸雀（ローゼンメイデン）｛８｝
斉藤さん（ローゼンメイデン）｛４｝
香風 智乃（ご注文はうさぎですか？）｛７｝
青山 ブルーマウンテン（ご注文はうさぎですか？）｛３｝
おばドル（ドラゴンクエスト５）｛１２｝
ドロン（ドラゴンクエスト５）｛１３｝
アプール（ドラゴンクエスト５）｛９｝
ピエール（ドラゴンクエスト５）｛５｝
ブリード（ドラゴンクエスト５）｛４｝
南 ことり（ラブライブ）｛１７｝
氷川 日菜（Bang Dream）｛６｝
金田 イチエン（超ガッコウ伝 ガット）｛１８｝
樹状細胞（はたらく細胞）｛６｝
スラッシーソルジャー（FORTNITE）｛１｝
天野 灯（となりの吸血鬼さん）｛９｝
ソフィー・トワイライト（となりの吸血鬼さん）｛５｝
ユウリ（ポケットモンスター ソード・シールド）｛１｝
花岡 弥依（ゆうやみ特攻隊）｛１０｝
越島 カエデ（ゆうやみ特攻隊）｛１０｝
シェリー（グリムノーツ）｛１０｝
ナリジーニョ（Sitio Do Picapau Amarelo）｛４｝
ボボボーボ・ボーボボ（ボボボーボ・ボーボボ）｛１｝
首領パッチ（ボボボーボ・ボーボボ）｛１｝
ところ天の助（ボボボーボ・ボーボボ）｛１｝
さよりん（どうぶつの森 ホヒンダ村だより）｛１｝
コタロウ（どうぶつの森 ホヒンダ村だより）｛１｝
ルイコ（どうぶつの森 ホヒンダ村だより）｛１｝
ちあき（どうぶつの森 ホヒンダ村だより）｛１｝
シゲ（どうぶつの森 ホヒンダ村だより）｛１｝
黒原 銀（尊き夢の世界）｛６｝
高木 あきら（尊き夢の世界）｛４｝
青山 天成（ハッピーバースデートゥーアイ）｛１｝
ユーリ・コヴァーチ（ハッピーバースデートゥーアイ）｛１｝
シャーリー・チック（名探偵ブラックと社畜助手ちゃん）｛５｝
白銀 御行（かぐや様は告らせたい）｛２｝
ペンギン（テイコウペンギン）｛２｝
霜屋 涼（Re:kinder）｛１｝
暁 沙耶香（Re:kinder）｛１｝
西住 みほ（ガールズ＆パンツァー）｛４｝
冷泉 麻子（ガールズ＆パンツァー）｛２｝
ロキ（ラグにゃロク）｛３｝
フェンリルたん（ラグにゃロク）｛３｝
ハナ・N・フォンテーンスタンド（ハナヤマタ）｛１｝
ドラニコフ（ドラえもん）｛１｝
豊聡耳神子（東方project）｛１｝
宮下愛（虹ヶ咲スクールアイドル同好会）｛１｝
しろくま（すみっコぐらし）｛１｝
黒江(マギアレコード魔法少女まどか☆マギカ外伝）｛１｝
ウルティマ（転生したらスライムだった件）｛１｝
ジャンヌ・ダルク（Fate/Apocrypha）｛１｝
次元 大介（ルパン三世）｛１｝
しずえ（どうぶつの森シリーズ）｛１｝
クレア・ヒースロー（SDガンダム GGENERATIONシリーズ）｛１｝
桐ヶ谷 和人 (ソード・アート・オンライン）｛１｝
ジュプトル（ポケモン不思議のダンジョンシリーズ）｛１｝
大空あかり（アイカツ！）｛１｝
ランパ（伝説のスタフィー）｛１｝
奥田 愛美（暗殺教室）｛１｝
konakun.（作者組）｛１９｝
ゆうき（作者組）｛１９｝
武勝龍 景丸（作者組）｛８｝
モンブラン博士（作者組）｛１７｝
桜木 霊歌（作者組）｛２１｝
クロノスエボル（作者組）｛４｝
からあげ（作者組）｛２｝
エイジア（作者組）｛７｝
aren（作者組）｛６｝
灯焔（作者組）｛１｝
生ブスカジ（作者組）｛５｝
新田（作者組）｛１２｝
洋輝（作者組）｛１６｝
ネクスタ（作者組）｛１３｝
Ga.c=evo.（作者組）｛３｝
ヤード（作者組）｛９｝
▽今回の舞台は、懐かしの不思議の森と城下町！
▽相変わらずヤンデレのレベッカ！
▽弥依隊長とカエさん、久々に参戦！
▽久々のすいあか！
▽さやかサンのぶっ飛んだ発言！
▽金糸雀、今度こそ自首できるのか？
▽日菜のサイコパスっぷり！
▽果たして、逃げ切る者は現れるのか？
- Re: 逃走中 ～不思議の森と魔法Ⅱ～ ( No.85 )
- 日時： 2020/03/07 16:44
- 名前： ウィオ （ID: iuL7JTm0）
「ミッション②」
イチエン「森のどこなんだろうな、赤き真珠ってのは……」
（その頃、イチエンは赤き真珠を探していた――）
イチエン「賞金減額なんて絶対にごめんだぜ！」ﾀｯﾀｯﾀ
（お金大好きな少年、ミッションに貢献できるか――）
（その頃、白銀会長は――）
御行「休憩だ、休憩！」
（切り株に座って休憩しようとしていたところであった）
御行「ふ～」
（ずっと歩いてたため、足が疲れたのであった）
青山「あら、白銀さん……」ﾃｸﾃｸ
（そこにブルーマウンテンが通りかかった――）
御行「最近アンタの顔よく見るな」
青山「これも何かの縁でしょうか？」
御行「さーな」
（そして――）
翠星石「闇に響く～、軋む歯車の音～♪ ――って、おっ、カップル！」
御行「カップルじゃねーって」
翠星石「調子はどうですか？」
青山「ぼちぼちです」
御行「同じく」
青山「そういうことより、ミッションは行ってるんですか？ 因みに私は向かっている途中でした」
翠星石「翠星石ですか？ 行ってないですよ～ｗ さっきのミッションで疲れたので」
翠星石「だから今回は歌でも歌ってリラックスします！(*´▽｀*)」
青山「さっきkukuiさんのedenを歌ってた理由ってそれなんですね」
御行「あ、歌といえば……。俺最近Youtubeで「踊ってみた」を投稿し始めたんだ」
青山「おおっ、人気のジャンルではありませんか！」
御行「おう、前回の逃走中が終わって２日後くらいにやり始めた。因みに踊りながら歌ってる動画だ」
青山「へえ～、カッコいいですね！」
翠星石「低評価はどれくらいですか？ｗ ２０００？ｗ」
御行「なんでそこを探ろうとする； 今のところ５０本くらい投稿してる。そんで評価の平均だが、高評価が５で低評価が５００だ！」
青山「ある意味すげえ」
翠星石「普通５本くらいでやめませんか？」
御行「高評価をつけてくれてる人のために頑張るぜ」
翠星石「凄いメンタルですね」
御行「俺の動画見せてやるよ」←スマホ取り出す
翠星石「いや誰も頼んでないんですけど； ってもうつべ開いてるし；」
御行「これ」←自分の動画見せる
動画の中の御行『』ｸﾈｸﾈ ←千鳥足みたいな動き
動画の中の御行『ｱｱｱｱ~~~↑♪ 俺の名前↓は白銀御行↑～～♪！！』
動画の中の御行『ﾊｱｱ↑～～～↓↓ｱｱｱﾝｯ！！』←無駄に叫んでる
動画の中の御行『ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ！！』←叫んでむせた
青山、翠星石「」←卒倒
御行「どうだ、俺の踊りは……って、お前らどーした」
青山、翠星石「！」←復活した
青山「あ、いえ……。貴方の歌と踊りを見てたら、何故かフラっとしてしまいまして……；」
翠星石「これ、踊ってみたという名の儀式では……？」
御行「んなわけねーだろ」
翠星石「こいつの歌と踊りの下手さは破滅的ですぅ；」
（その頃、青山天成は――）
天成「赤き真珠、赤き真珠！」ﾀｯﾀｯﾀ
（真珠探し中）
天成「こういうアイテム探し系、好きなんですよね～」ﾀｯﾀｯﾀ
（興奮しながら探している彼の近くに――）
ハンター「……」ﾃｸﾃｸ
（黒い影――）
天成「あっ、来たっ！；」ｺｿｺｿ
（急いで大樹の裏に隠れる彼。果たして、やり過ごせるか――）
ハンター「……」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
天成「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ハンター「……」ﾃｸﾃｸ
（ハンターは気づかず、そのまま通り過ぎて行った――）
天成「あっぶね～～～～～……(;´･ω･)」
（ハンターに確保されれば、賞金はゼロ――）
（その頃、今回初参戦である元気系アイドル・大空あかりは――）
あかり「真珠、真珠――」
（真珠探し中――）
冷泉「……」ｶｸﾝｶｸﾝ
あかり「あれ？ あそこにいるのは……。確か麻子ちゃん？」
冷泉「……」ﾌﾗｯ
（切り株に座って、頭を一定のペースで下に動かしている冷泉）
あかり「ど、どしたの？ 大丈夫？」
冷泉「はっ！ あ、あかりか……。いや、これは睡魔に襲われただけだ、気にするな」
あかり「気にするよ； 寝てないの？」
冷泉「朝ゲームマスターに叩き起こされてな……」
あかり「夜更かししちゃったの？」
冷泉「してない……。ったく、朝は嫌いだ……。眠たいんだもん」
（低血圧なため、朝に弱い冷泉――）
あかり「とにかくしっかりしなよ、逃走中だよ？」
冷泉「ああ、しっかりしたいんだがなぁ～～～ふわぁ……」ｶｸﾝ ←寝そうになった
あかり「ちょっ、寝ようとしないで！」
（そんな彼女たちの近くに――）
？？？「オイオイ、こんな森に何で人間が二人もいんでい……」ﾃｸﾃｸ
あかり、冷泉「！？」
冷泉「誰だお前……」
？？？→木人（出典：鉄拳シリーズ）「オイラはこの森に住む木人でい。それよかぁ、何で人間なんかがここに……」
木人「ああ！！ 人間を見てたら腸煮えたぎってきたでい！ 腸無いけどな！」
あかり「え？ え？」
冷泉「なんだこのヒステリー木人……」
木人「お黙り！ オイラは人間が嫌いなんでい！ ぶっ潰されてもらうでい！」
あかり「な、なんだかよく分からないけど、そっちがそのつもりならこっちだって戦わせてもらうよっ！」
冷泉「なんだか面倒なことに……。まあ、目覚ましに丁度いいか」ｽｸｯ
木人「お前らクソ人間どもが、この魔物に勝てると思ってんのか？」ﾆﾔﾘ
（そう言った後、彼は２秒間下を俯き――）
木人「それでは！ 第１回、私たちのユニット名会議～♪」←あかりの声
あかり「！？」
冷泉「あかりの声……！？」
木人「油断したねっ♪」ﾄﾞｶｯ！！ ﾄﾞｶｯ！！
あかり、冷泉「うがあっ！」ﾄﾞｻｯ
（突然声真似されて固まった二人を殴り飛ばした木人――）
冷泉「ぐっ……。コイツのパンチ、重すぎる……。お花畑が見えたぞ……」ﾋﾘﾋﾘ
あかり「あうう……」
木人「お化けは……早起き以上に無理……」ｼｭﾊﾞｯ ←今度は冷泉の声真似
冷泉「！？」ﾋﾞｸｯ
（木人は空高く飛びあがり、そして――）
ｽﾞﾄﾞｵｵｵﾝｯ！！
あかり、冷泉「あぐっ！！」
（急降下し、右足であかりの腹を、左足で冷泉の腹を思いっきり踏みつけた――）
あかり、冷泉「」ｶﾞｸｯ
《大空 あかり 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り ５０人 [２０１：２２」
《冷泉 麻子 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り ４９人 [２０１：２２]
あかり、冷泉「」ｼｭｳﾝｯ
（撃破された二人は牢獄に転送された――）
木人「ふ～、嫌いなものをボコるとスッキリするでい！」
ピリリリリ♪
konakun.「『不思議の森にて、大空あかりと冷泉麻子が何者かによって撃破された。残り４９人』！？」
ネクスタ「えっ！？ どういうことなんですか……？」
みほ「麻子さんが撃破って……。一体何？；」
（その頃、天成は――）
天成「おや、あそこにあるのは……？」
赤き真珠「」ｷﾗｷﾗ
（池の近くに光り輝く真珠が落ちているのを見つけた――）
天成「これだなっ！」ﾋｮｲｯ
｛青山 天成 赤き真珠獲得 残り２つ｝
天成「よし、これを皆に連絡しようっと！」
ピリリリリ♪
ゆうき「ん、『天成からのメール』……」
さよりん「『赤き真珠一つ手に入れました！ 後２つでっす！』」
みほ「ありがとうございます、天成さん……。ってかメール地味にハイテンションですね」
あきら「やるな、天成……」
イチエン「チッ……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ハンター「……」ﾃｸﾃｸ
（その頃、イチエンは大樹の裏に隠れながら、ハンターの様子を窺っていた――）
ハンター「……」ﾃｸﾃｸ
イチエン（早くどっか行って……！）
（やり過ごせるか――）
ハンター「……」ﾃｸﾃｸ
ハンター「……」ﾃｸﾃｸ
（ハンターは気づかず、そのまま通り過ぎて行った――）
イチエン「よっしゃあ！ 今のうちに！」ﾀｯ
ハンター「！」ﾀｯ
イチエン「げ、しまった！；」ﾀｯﾀｯﾀ
（大声を出してハンターに見つかってしまった彼。果たして、振り切れるか――）
イチエン「こんなところで捕まってたまるかあああっ！」ﾀｯﾀｯﾀ
ハンター「……」ﾀｯﾀｯﾀ
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
（イチエンは木々を利用しながら逃げ続ける――）
ハンター「？」ｷｮﾛｷｮﾛ
（なんと、ハンターを撒くことに成功した――）
イチエン「俺を舐めんなよ……！」ｾﾞｴｾﾞｴ
（足の速さと根性は一人前な、彼。今回の件で、ハンターを撒いた回数が２回となった――）
（その頃、作者勢の一人である武勝龍景丸は――）
景丸「見つからないでござるな、真珠……」
（真珠を見つけるために、森の中を走り回っていた――）
景丸「真珠ってどれくらいの大きさなのでござろうか……」
（そんな彼の近くに――）
？？？「あの～、そこのお方～」ﾃｸﾃｸ
景丸「？」
？？？→ポッパラム（出典：スマブラＸ 亜空の使者）「ああ、すみません。私はお菓子を売ってる行商人のポッパラムです」
ポッパラム「おひとつ、どうですか？」
景丸「そうでござるな……。走り回ったりで腹を空かしたし、一つ頂くでござる」
ポッパラム「ありがとうございます」
（彼女は景丸に一つキャンディーを渡す――）
景丸「美味しそうでござるな」
ポッパラム「そうでしょう？」ﾆﾔﾘ
景丸「？」
（その時――）
ｶｯ
景丸「！？」
ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵﾝｯ！！
景丸「ぐあああっ！？」ﾄﾞｻｯ
（突如、そのキャンディーが光り出し、爆発したのであった――）
景丸「ぐっ……お前……。一体何のつもりでござるか！？」
ポッパラム「クッ、やられてませんでしたか。人間は排除するのみ！」ﾀｯ
（ポッパラムは景丸に襲い掛かった――）
景丸「よくも俺を騙したでござるな！！」ﾀｯ
（景丸は怒りをパワーに変え、ポッパラムに立ち向かう――）
景丸「ぬうんっ！！」ｼｭｯ
ポッパラム「ほっ！」ｽｶｯ
景丸「！」
（景丸の渾身のパンチを素早い身のこなしで回避した、ポッパラム――）
ポッパラム「終わりです！」ﾎﾟｲｯ
景丸「！？」
（そして彼女はプレゼント箱の形をした爆弾を投げた――）
カッ
ｽﾞﾄﾞｵｵｵﾝｯ！！
景丸「がふっ……」ﾄﾞｻｯ
（気を失った、彼――）
《武勝龍 景丸 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り ４８人 [１９６：３８]
（景丸は牢獄へ転送された）
ポッパラム「消えた……。逃げたのでしょうか？」
ポッパラム「まあいいです、次見かけたら、必ず……」
（彼女も木人と同じく、この森に住んでおり人間を嫌っている――）
ピリリリリ♪
新田「『不思議の森にて武勝龍景丸が何者かによって撃破された、残り４８人』」
aren「また撃破された人が出ましたか……」
ちあき「何だか怖くなってきたわ……」
弥依「うーん、ぜーんぜん見つかんないわね……」
（その頃、花岡弥依は真珠探しをしていた――）
弥依「ちょっと休憩しよっと……」←木にもたれかかる
弥依「カエの奴、ちゃんと真珠探ししてんのかな」
（ミッション②開始時、カエにも真珠を探すように指示を出したのだ）
弥依「ま、あの子はやる時はやる女だし大丈夫でしょ」
弥依「休憩中は暇だし、ゴシックは魔法乙女でもやるかｗｗｗｗｗ」ﾋﾟｺﾋﾟｺ
（ダメ部長）
（その頃、越島カエデは――）
カエ「」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
（ミッション②が始まる前に、城下町の屋台で購入したフライドポテト（ガーリック味）を食べながら、真珠を探していた――）
カエ「ああ～、ﾑｸﾞﾑｸﾞ、全然、ﾑｸﾞﾑｸﾞ、見つかんないですね～、ゲエエップ！！」
（お前探す気無いでしょ）
カエ「えーっと、真珠真珠――あれ？」
赤き真珠「」ｷﾗｷﾗ
（切り株の近くに、真珠が落ちていた――）
カエ「割とあっさり見つけちゃいました～♪ｗｗｗｗｗ」ﾍﾗﾍﾗ
｛越島 カエデ 赤き真珠獲得 残り１つ｝
カエ「さて、私も天成君に倣ってメールしましょうかね」
ピリリリリ♪
カンナ（男）「『カエデからのメール』！」
アプール「『赤き真珠見つけましたｗｗｗｗｗ後一つなんで、ミッション参加してる人は頑張ってくださいｗｗｗｗｗ』」
弥依「お、アイツちゃんと探してたんだ……。杞憂に終わって良かった」
シェリー「コイツメールでも腹立つな」
- Re: 逃走中 ～不思議の森と魔法Ⅱ～ ( No.86 )
- 日時： 2020/03/07 16:27
- 名前： ウィオ （ID: iuL7JTm0）
｛残りゲーム時間 １９３：００｝
（その頃、御行は――）
御行「くそっ、何処にあるんだ……！？」ｷｮﾛｷｮﾛ
（真珠探しを手伝っていた――）
御行「まずいな、後３分だ……！」
（後３分で真珠を全て見つけ出し、装置に投入しなければ、賞金単価が減額されてしまう――）
青山「白銀さん！」ﾀｯﾀｯﾀ
（そこに青山ブルーマウンテンが通りかかった――）
御行「青山！ 真珠は見つかったか？」
青山「いいえ……。そちらは？」
御行「収穫無しだ……！」
青山「そんな……。どうしましょう……！」
カンナ（男）「青山？ 御行？」
（その時、カンナが通りかかった――）
青山「あっ、カンナさん！ 真珠、拾いませんでしたか？」
カンナ（男）「え、拾ってないけど……」
御行「マジかよ！」
（その時――）
木人「んん……？」ｶﾞｻｶﾞｻ
ポッパラム「あっ」
（森を散歩中の木人とポッパラムが、御行と青山とカンナの近くに姿を現した――）
木人「また人間かよ！」
ポッパラム「アイツら以外にもいたなんて……！」
御行「何だお前ら……」
木人「オイラたちはこの森に住む魔物でい！ オイラたちは人間が嫌いなんでい！ だから倒されてもらうんでい！」
ポッパラム「やってやりま～す！」
青山「そ、そんな！」
御行「いきなり出てきて何なんだ、コイツら；」
（木人とポッパラムが襲い掛かってきた――）
カンナ（男）「なんかよく分からないけど……！」ｼﾞｬｷﾝｯ ←小太刀装備
（カンナはこっちに向かってくる木人たちに小太刀を投げつけようと、狙いを定める――）
ポッパラム「あそーれ！」ﾎﾟｲｯ
ﾄﾞｶﾞｯ！！
カンナ（男）「がふっ！？」ﾄﾞｻｯ
青山「カンナさん！」
（突如鉄球を投げつけられ、吹っ飛んだカンナ。その際に小太刀を手放してしまった――）
御行「大丈夫か、カンナ！」
カンナ（男）「くそっ……。殴りかかってくると見せかけて、鉄球投げてきやがったよ、アイツ……；」ﾋﾘﾋﾘ
ポッパラム「やっぱり騙し打ちって最高です♪」
青山「卑劣な……！」
御行「許せねえな……！」
（御行も戦おうとするが、肝心の武器が無い――）
御行（俺の素の攻撃力なんかクソだ……。武器は、武器は……ん！？）
（その時、先程カンナが持っていた小太刀を見て――）
御行「悪いカンナ、借りるぞ！」ｶﾞｼｯ
（それを拾い上げ、装備した――）
カンナ（男）「御行……？」
御行「俺は「剣聖」だ！ 剣聖らしくこの刃を使い、お前たちをくたばらん程度に切り刻んでやる！」ｼﾞｬｷﾝｯ
（勇者パーティーに加入したときに貰った「称号」を思い出したこともあって、剣をとったのだ――）
木人「生意気な人間だ！」
ポッパラム「倒してあげます！」
御行「はあっ！！」ﾌﾞﾝｯ
ｻﾞｼｭｻﾞｼｭｯ
木人「ぐっ！」ﾌﾗｯ
ポッパラム「ぎゃうっ！」
（華麗なる剣捌きで、木人とポッパラムにダメージを与えていく――）
青山「おおっ……！」
カンナ（男）「凄いな！ ドッジボールの時はクソみたいな動きだったのに！」
御行（何だろう、何故か身体が自動的に……）
（どうやら彼には、剣を使う才能が秘められていたようだ――）
御行「はああっ！」ﾌﾞﾝｯ
（そして木人の肩を切り裂こうとした瞬間――）
ポッパラム「それっ！！」ﾄﾞﾝｯ
御行「ぐっ！」ﾄﾞｻｯ
（御行はポッパラムに突き飛ばされた――）
青山「し、白銀さん……！」
青山（どうしよう……私も戦いたいけど、武器が無い……）ｵﾛｵﾛ
ポッパラム「さて、これで終わりにしましょう！」ｺﾞｿｺﾞｿ
（ポッパラムは袋からスマホサイズのラジカセを取り出した。そして木人とポッパラムはすぐに耳栓をする）
ポッパラム「ミュージックスタート！！」ﾎﾟﾁｯ
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ！！
カンナ（男）「ギャアアアアアアアアアアアアア！！」
青山「やかましいわあああああっ！！」
（そのラジカセから流れる爆音。カンナと青山は耳を塞いでいた――）
ポッパラム「爆音の聴き心地はどうですか！？」ﾆﾔﾆﾔ
木人「よし、あいつらが悶えてるうちに――って、アレ！？」
御行「」←棒立ちでノーダメ
ポッパラム「な、何でアイツ効いてないの！？」
御行「俺がどれだけ自分の下手くそな歌を聴いてきたか知らねえだろ！」
（数日前につべに投稿した自分の動画を視聴しまくったお陰で、不快な音に完全耐性がついたのであった――）
御行「お返しだ！」ｸﾈｸﾈ
（すると御行はネガティブゾーンを踊ってるルイージみたいな動きをし始めた）
御行「まーーんてん↑の↓そーら↑に君のこーえがえあああっ↑！！♪」ｸﾈｸﾈ
ポッパラム、木人「ギョオオオオエエエッ！！；」ﾌﾗﾌﾗ ←精神的ダメージ
カンナ（男）、青山「ぐほええええっ！！；」←巻き添え
ポッパラム「全身に納豆を浴びた時のような気持ち悪さです……」ﾄﾞｻｯ
木人「グッバイ」ﾄﾞｻｯ
（気絶したポッパラムと木人）
御行「倒したか……。よし、後は！」
ﾄﾞｺﾞｼｬｱｱﾝｯ
（御行はラジカセを思いっきり踏みつぶし、音楽を強制終了させた）
ｶﾗﾝｺﾛﾝ……。
御行「これで終わりっと……って、ん？」
赤き真珠「」ｷﾗｷﾗ
（そのラジカセが入ってた袋から、赤き真珠が転がり出てきた）
御行「こ、これは……！」
｛白銀 御行 赤き真珠獲得｝
カンナ（男）、青山「ぐうう……；」ﾑｸﾘ
御行「おっ、二人とも復活したか！ あいつらを倒したぞ！」
青山「貴方の攻撃に巻き込まれたんですけど、私たち」
御行「ごめん」
青山「まあ倒せたからいいんですけどね……。それより、その真珠」
御行「おう！ 後は装置に入れるだけだ！」
（天成、カエ、御行が装置の前に行き、真珠を投入すれば賞金減額は阻止できる。しかし――）
｛残りゲーム時間 １９６：００｝
（後１分しかない――）
カンナ（男）「どうすんの……！」
（天成とカエデは、御行たちが戦っている間に装置に真珠を投入していた。御行が今から全力疾走して城下町に向かうとなると、約３分ほどかかる――）
御行「どう考えても間に合わねーな、こりゃ……」
青山「そんな……！」
（その時――）
翠星石「るんるんるん♪ って、お前らですか！」
（翠星石が通りかかった）
カンナ（男）「翠星石！」
翠星石「って、そこで倒れてる化け物たちは誰ですか？」
青山「あ、それは後で説明します……。それより、早く真珠を……！」
御行「だから間に合わねえって！」
翠星石「なんだ、お前も困ってたんですか」
御行「は？」
翠星石「」ｶﾞｼｯ ←御行の腕を掴む
御行「？」
（そして――）
翠星石「そーれ御行、装置へ行ってこおおおおおいいですぅ！！ｗｗｗ」ブンッ！！！
御行「アアアアアアアッ！？；」ﾋｭｳｳｳﾝ ←遠く遠くへと投げ飛ばされた
カンナ（男）、青山「(；ﾟДﾟ)」
【城下町・賞金単価減額阻止装置の前にて――】
天成「誰か真珠、持ってきてくれないかな……？」ｿﾜｿﾜ
カエ「早くしてください……！」ｿﾜｿﾜ
（その時――）
御行「ｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ！！」ﾋｭｳｳﾝ
ｽﾞﾄﾞｵﾝｯ
天成「うわっ、御行くん！？」
御行「いてて……。あの女、よくもいきなり投げ飛ばし……って、これ、装置！？」ｽｸｯ
ｶﾞｺﾝ
（そして彼は持っていた真珠を、装置の投入口に入れたのであった――）
装置『完了シマシタ』ﾋﾟｺｰﾝ
｛ＭＩＳＳＩＯＮ ＣＬＥＡＲ｝
ピリリリリ♪
ゆうき「『青山天成、越島カエデ、白銀御行の活躍により、ミッションクリア』
弥依「『賞金単価の減額は阻止された』。おおっ、カエたち、やるじゃん！ あんがとな！」
あきら「天成……凄いな」
みほ「御行さんたち、ありがとうございますー！」ﾆｺﾆｺ
（その頃、城下町にて――）
御行「翠星石の奴、人を投げ飛ばすなんてな……。破天荒な奴だぜ；」
天成「えっ、君も翠星石に投げ飛ばされたの？」
カエ「仲間ですね！」
御行「えっ(；ﾟДﾟ)」
（なんと天成もカエも不思議の森にて翠星石に、装置の前へ投げ飛ばされていたのであった――）
御行（あいつの「お前も困ってたんですか」ってのは……そういう意味だったのか；）
（一方）
カンナ（男）「なあ青山」
青山「はい？」
カンナ（男）「御行って剣使うより歌ったほうが強いんじゃねーの？」
青山「確かに」
翠星石「？」
残り逃走者……【❤カンナ（男）＆レベッカ❤】、ジークベルト、マルス、翠星石、金糸雀、チノ、青山、
ドロン、おばドル、アプール、ことり、イチエン、スラッシーソルジャー、樹状細胞、灯、弥依、カエ、
さよりん、ちあき、御行、あきら、天成、シェリー、みほ、ペンギン、りょうクン、さやかサン、ロキ、
フェンリルたん、黒江、ジャンヌ、愛美、konakun.、ゆうき、モンブラン博士、霊歌、aren、クロノスエボル、
新田、エイジア、生ブスカジ、灯焔、からあげ、Ga.c=evo、ネクスタ、洋輝、ヤードの４８人。
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【とある勇者パーティーの雑談】
みほ「今回のコーナーは私西住みほと――」
アプール「アプールがお送りします」
みほ「さて、今回紹介するのはこのかたです！」
～９７人目・ジークベルト～
アプール「彼はゲーム「ファイアーエムブレムif」に登場する男性だよ」
みほ「騎士ですね。真面目で紳士的な好青年です」
アプール「レディーファーストの精神持ってるよね」
みほ「はい。そして責任感が強く、店番する時は商品の品番や性能を全て頭に叩き込んで臨んでます」
アプール「立派だねえ」
みほ「でもジークベルトさんは自分にあまり自信を持ってないんですよね。そう、自虐的なんです」
みほ「後、彼の名前ですが、ファンからは「シートベルト」のあだ名で呼ばれてます」
アプール「ああ、響きが似てるもんねｗｗｗ」
アプール「彼がウィオ版逃走中に初登場したのは第１回「FEif子世代で逃走中」だよ」
みほ「かなりの古参ですね……」
アプール「設定は特に崩壊してない（多分）けど、右腕が義手という設定があるよ」
みほ「それは初登場の時からではなく、第１０回の戦いでそういう設定がつきました」
アプール「スマホで第１０回を読み返したけど、アレは酷かった……」
アプール「さて、今回のコーナーはこれで終わりだよ！」
みほ「ありがとうございましたー！」
続く
- Re: 逃走中 ～不思議の森と魔法Ⅱ～ ( No.87 )
- 日時： 2020/03/07 20:30
- 名前： 武勝龍 景丸(元武勝龍 影丸) （ID: Lv/FtsvO）
いつの間にか脱落してたし(笑)
しかし神子さんが予選敗退は予想外だった
- Re: 逃走中 ～不思議の森と魔法Ⅱ～ ( No.88 )
- 日時： 2020/03/08 19:17
- 名前： ウィオ （ID: iuL7JTm0）
＞武勝龍 景丸さん
神子が予選に落ちてしまいました；
景丸さんも牢獄行きとなってしまいました。
では！
- Re: 逃走中 ～不思議の森と魔法Ⅱ～ ( No.89 )
- 日時： 2020/03/10 18:35
- 名前： ウィオ （ID: iuL7JTm0）
「司教」
（その頃、御行と天成とカエは――）
御行「おっと！」
天成「どしたの、いきなり？」
御行「カンナって奴から剣借りてたんだった」←小太刀見せる
御行「これ返しに行かないと」ﾀｯ
天成「ちょっ、ちょっと単独で行く気？ 単独じゃ危ないよ。僕もついていこうか？」
御行「その気持ちは嬉しいんだが、ハンターに見つかったとき、一網打尽にされる可能性が……」
天成「そんなもん、建物の曲がり角とか、木々を利用すれば簡単に撒けるよ！ｗ」
御行「大丈夫か……；」
カエ「私もついていきますよ。隊長と合流する間までは」
御行「隊長？」
カエ「花岡弥依っていう人です。物凄く強いから「隊長」って呼んでます。私、単独で隊長を捜しに行くの怖いんで、あなたたちについていきますｗ」ﾍﾗﾍﾗ
御行「なんか腹立つ； ま、まあとにかく行こう」
（御行、天成やカエと一緒にカンナを捜しに向かった――）
｛残りゲーム時間 １９４：００｝
ドロン「城下町、結構変わっとるな～」
（その頃、ゴーストのドロンは城下町に来ていた――）
ドロン「心なしか、以前より賑やかになってるような？」
（本当に賑やかになっている。第４回から大分時間が経っているため、町の一つや二つくらいは変わっているんじゃないか？ と気になり、ここにやってきたのだ――）
ドロン「屋台がずらりと並んどるなぁ。以前あんなん無かったやろ」
ドロン「これも、ミツバって人が女王様になったお陰やろうなぁ～」
（その頃、金糸雀は未だに自首用の紙が置いてある切り株の陰に潜伏していた――）
金糸雀「ムフフ……。大分お金溜まってきたかしら！」
（現在の賞金は、５５万２千円。そこそこの額だ――）
金糸雀「よーし、今回こそ自首してやるかしら！」
金糸雀「ムフフ……ついに夢が叶うかしら……ｗｗｗ」
（因みに彼女、既に自首用の紙に「金糸雀は自首しま」と書いてある。あと「す」を書けば、自首成立となる――）
金糸雀「よーし、これで夢を叶えるかしら！」←ペン用意
（彼女が「す」を付け足そうとした瞬間――）
ハンター「！」ﾀｯ
（ハンターに見つかった――）
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
金糸雀「やばっ、来たかしら！」
（彼女は急いで「す」を付け足そうとする――）
ﾊﾞｷｯ
金糸雀「(；ﾟДﾟ)」
（焦って力んでしまい、ペンを折ってしまった――）
ハンター「……」ﾀｯﾀｯﾀ
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
金糸雀「あ」
《金糸雀 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り ４７人 [１９３：１５]
金糸雀「後もう少しだったのに……；」
（今回もしょうもない捕まり方しましたね）
金糸雀「黙れかしら」
ピリリリリ♪
りょうクン「『不思議の森の自首用切り株付近にて、金糸雀確保、残り４７人』」
カエ「どうせあの子、自首しようとしたんでしょうね～」
翠星石「ブッハッハッハハハｗｗｗｗｗまた自首しようとして捕まってやんのｗｗｗｗｗですぅｗｗｗｗｗ」
（その頃、ドロンは城下町をフラフラしていた。彼の近くには教会がある――）
ドロン「うう～ん、小腹が空いてきたし、なんかつまもうかな……」
（ドロンが屋台に寄ろうとした瞬間――）
赤髪の少女「そこのお方……」
ドロン「？ 何や、いとさん」
赤髪の少女「失礼しました。私はレナ。フロード教という宗教を開いてる司教です」
ドロン「宗教の司教……？ こ、これは失礼な態度を！ すみませんでした！」
ドロン（――とは言うたけど、宗教って胡散臭い人の集まりやろ）
ドロン（こんなもん相手してるだけ時間の無駄や、どうせまやかしに決まっとる。適当にあしらおう――）
赤髪の少女→レナ（出典：ファイアーエムブレム 新・紋章の謎）「いえ……。そういうことより、貴方にはお辛い過去をお持ちのようですね」
ドロン「！」
レナ「貴方には２人の兄弟がいました。が、悪しき心を持った人間に利用され、挙句の果てには銃で撃たれ、亡くなった――」
レナ「そして貴方は大都会でその人間に復讐を果たしました。違いますか？」
ドロン「……そうです……。何で知ってるんですか？；」
レナ「十人の神様のお告げで聞きました。神は全てを見ていました」
ドロン「……そ、それでワシをどないするつもりなんですか？」
レナ「貴方を救済したいのです。フロード教に入り神を信仰すれば、貴方の兄弟の命は再び授けられます」
ドロン（……この人は、もしかして本物……）
ドロン「！」
ドロン「あ、いや……」
レナ「？」
ドロン（待て待て、そんな団体が本当に存在するんか？）
ドロン（存在しとったら、今までに亡くなった人は既に生き返っとるはずやろ。一回信じかけたけど、やっぱ胡散臭いわこの人）
ドロン（……イヤ、でも、ワシの兄さんのこと、当たってたし……）
レナ「どうしました？」
ドロン「！ あ、いえ……」
ドロン「……ワシ、もう少しあなた方の話、聞きたくなりました」
レナ「本当ですか！ ありがとうございます！」ﾆｺｯ
レナ「さあ、こちらへ！」
ドロン「は、はい！」
（ドロンはフロード教会に案内された――）
（その頃、ゆうきとことりは不思議の森にて――）
りょうクン「ことりサン、ところで好きなゲームとかありますか？」
ことり「うーん、スクフェスかなぁ」
おばドル「おお、いいね～」
ゆうき「俺もスクフェスやってるぜ」
ことり「そうなんだ！ お揃いだね♪」
ゆうき「おう！」
（未だにりょうクンやおばドルと共に行動していた――）
ことり「りょう君の好きなゲームは？」
りょうクン「不思議の迷宮シリーズです」
おばドル「自分の出てるゲームじゃないのかよ；」
（りょうクン、あれからずっと行動していたため、ことりと仲良くなれた――）
りょうクン「あの、ことりサン！ 逃走中終わったら僕と遊びませんか？ す巻きごっこして」
ことり「す巻きごっこって何？；」
りょうクン「布団で全身を包んで、すまきの気持ちになるんです」
ことり「どんな遊び……；」
（そんな彼らの近くに――）
ハンター「！」ﾀｯ
（黒い影が近づいてきた――）
ゆうき「そのす巻きごっことやらは面白いのか？」
りょうクン「割と面白い――って、ハンター来てるよ！；」
おばドル「マジ！？」
ゆうき「よし、全員バラバラになって逃げるぞ！ でもことりちゃんは俺と来て！」
ことり「うんっ！」
りょうクン（こんな状況でも一緒にいたいのか……流石ことり厨）
（ゆうきはことりを連れて逃げる。おばドルとりょうクンは単独で逃げる――）
ハンター「……」ﾀｯﾀｯﾀ
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
（ハンターの標的は――）
りょうクン「！？」ﾀｯﾀｯﾀ
（霜屋涼だ――）
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
りょうクン「ちょっ、勘弁してくれ！；」ﾀｯﾀｯﾀ
（懸命に逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――）
りょうクン「は、ハンター！ す巻きあげるから捕まえるのは無しに――」ﾎﾟﾝｯ
《霜屋 涼 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り ４６人 [１９０：５０]
りょうクン「ことりサン、おばドルクン、リーダー、ごめんよ、捕まっちゃった；」ｾﾞｴｾﾞｴ
ピリリリリ♪
さやかサン「『不思議の森にて霜屋涼確保、残り４６人』。りょ、りょうクン捕まっちゃった……！」
おばドル「うおおっ！ オイラの仲間がぁ～；」
ゆうき「りょうクン……。捕まっちまったのか；」
ことり「りょう君……；」
（彼の仲間である３人も、辛い思いをしていた――）
（その頃、カンナ（男）と翠星石と青山は――）
翠星石「城下町再来ですぅ！」
（城下町に来ていた――）
カンナ（男）「再来ってなんだよ、町が来たのかよ；」
翠星石「間違えたですぅ、城下町に再びやってきたですぅ！」
青山「それぐらいの日本語くらいちゃんとしてください、翠星石さん」
翠星石「やかましいですぅ。それより、御行は何処でしょうか？ この町に投げ飛ばしたから、ここにいると思うんですけど……」ｷｮﾛｷｮﾛ
（３人は御行が気になって、城下町にやってきたのであった――）
青山「御行に連絡とってみましょうか」
カンナ（男）「そうだね。ってかそれもっと早くからやっておけば……」
翠星石「翠星石に偉そうに指摘できる立場じゃなかったですね」
青山「言っててくださいｗ」←スマホ取り出す
（その瞬間――）
女性「キャアアアッ！」
カンナ（男）、翠星石、青山「！？」ｸﾙｯ
（突如、女性の悲鳴が――）
盗賊「ヘッヘッヘ！」ﾀｯﾀｯﾀ
女性「ひったくりよー！ 誰か捕まえてえっ！」
カンナ（男）「何っ！」
（盗賊は女性の高級カバンを持っている――）
盗賊（高そうなカバンだ！ 質屋に売れば恐らく５万はするだろうなｗｗｗｗｗ）ﾀｯﾀｯﾀ
翠星石「よーし、みんなで捕まえるですよ！」
カンナ（男）「ああ！」
青山「はい！」
（三人が走り出した瞬間――）
傭兵Ａ「そりゃああっ！」ﾀｯ
盗賊「！？」
（突如、赤髪の傭兵が盗賊の前に立ち塞がった）
盗賊「何だお前！ 退きやがれ！」
傭兵Ｂ「それは無理だな」ｶﾞｼｯ
盗賊「！？」
（金髪の傭兵が、後ろから盗賊の肩を掴む――）
傭兵Ａ「とりゃああっ！！」ﾄﾞｶｯ
傭兵Ｂ「はあっ！！」ｹﾞｼｯ
盗賊「ごふっ！」ﾄﾞｻｯ
（傭兵Ａは剣の柄頭を盗賊の腹に食らわし、傭兵Ｂは足払いを食らわした――）
盗賊「」ﾋﾟﾖﾋﾟﾖ ←気絶
翠星石「翠星石たちの出る幕じゃなかったようですね」
カンナ（男）「そうだね」
（数秒後）
傭兵Ａ「はい、お姉さん！」
（傭兵Ａは盗賊が奪ったカバンを、女性に返した――）
女性「ありがとうございます！」ﾆｺｯ
傭兵Ｂ「いえ。また何かあれば、私たち傭兵に言ってください」
女性「はいっ！ ありがとうございました……！」ﾃｸﾃｸ
（女性は礼を言った後、その場を離れたのであった――）
傭兵Ａ「ふー、シーザ！ 今日もいいことしたなぁ！」
傭兵Ｂ→シーザ（出典：ファイアーエムブレム 新・紋章の謎）「そうだな、ラディ。この調子で他の事件も解決していくぞ」
傭兵Ａ→ラディ（出典：ファイアーエムブレム 新・紋章の謎）「おうよ！ ――ってアレ？」
翠星石「！」
（ラディは翠星石たちに気づいた――）
ラディ「あそこにいる人たち……もしかして！」ﾀｯﾀｯﾀ
（翠星石達に近づいてくるラディ）
シーザ「ラディ？」
ラディ「あ～、やっぱり！ メルヘン城下町にいた嬢ちゃんと男の子じゃないか！ 久しぶり！」
翠星石「ああ、あの時の赤髪剣士に金髪剣士！ 久しぶりですねえ！」
カンナ（男）「懐かしいなぁ……。元気にしてますか？」
ラディ「元気元気！」
シーザ「俺も同様だ……」
ラディ「ところで銀髪君、ちょっと会話しただけなのに俺のことよく覚えてたな。嬉しいよ！」
カンナ（男）「貴方こそ、僕のこと覚えていてくれて嬉しいですよ」
シーザ「ラディ、その少年は知り合いか？」
（シーザは今回で初めてカンナの顔を見た――）
ラディ「うん、メルヘン城下町で働いてた時期に知り合ったんだ。名前は知らないけど」
カンナ（男）「僕はカンナって言います！ 貴方は？」
ラディ「そういや名乗ってなかったね。俺はラディ、よろしく～」
シーザ「いつの間に知り合ってたんだ……おっと、俺はシーザだ、よろしくな」
カンナ（男）「よろしくお願いします」
青山「？ ？ ？」←初対面
カンナ（男）「あ、ブルーマウンテンは初めてだっけ、この人たちと会ったの；」
（カンナと翠星石は第１１回逃走中でラディと知り合った。翠星石とカンナは、ラディが翠星石やカンナと雑談したことや、翠星石がシーザと一緒にマイトの撃破に臨んだりしたことをブルーマウンテンに説明した――）
青山「なるほど……。私は青山ブルーマウンテンです」ﾍﾟｺｯ
シーザ「ああ、よろしくな」
ラディ「よろしく～」
翠星石「ところでお前ら、メルヘン城下町ってところで傭兵やってたんですよね？ 何でここにいるんですか？」
ラディ「上司にこの町の警備をするように指示されたんだ。マリア王女の顔を見れなくなるのは残念だけど、まあ仕方ないなぁって思ったよ」
翠星石「ああ、そういえばその王女様のことが好きなんでしたっけね、お前ｗ」
翠星石「あ、ところで……。お前、あの後両腕はどうなったんですか？」
（第１１回でラディは槐によって両腕を切り取られた――）
ラディ「病院に行って義手をつけてもらったよ。お陰で以前と同じように剣を軽々しく触れるぜ！」ﾊﾊﾊ
翠星石「それは良かったですぅ……」ﾎｯ
ラディ「話変わるけどこの町にあるフロード教会は知ってるかい」
カンナ（男）「フロード教会？」
シーザ「俺たちのすぐ近くにある教会だ」
（シーザはすぐ近くにある教会を指差す）
シーザ「なんでも慈悲深い司教や司祭たちが、恵まれない人たちを救っているんだそうだ」
シーザ「だがその教会にはよくない噂があってな。司教や司祭に意見した信者は、拷問を受けさせられるんだそうな」
カンナ（男）、翠星石、青山「！」
シーザ「まあ、あくまでも噂だから真偽は分からん」
青山「でもそんな噂が流れるってことは、きっと怪しいところなんでしょうね」
シーザ「まあどちらにせよ、その教会には近づかないほうがいい。宗教勧誘されたら面倒なことになるぞ」
シーザ「おっと、あんまり立ち話してられないな。俺たちは警備に戻るよ」
ラディ「じゃあな～。話せて楽しかったぜ」
（ラディとシーザは遠くへ行ってしまった）
青山「あの人たち、結構いい人でしたね」
翠星石「おう。第１１回の時から変わってなくてなんだか安心したですぅ」
カンナ（男）「……拷問かぁ。その噂って本当なのかな？」
翠星石「噂なんかデタラメに決まってるですぅ。人々に注目されたい暇人が噂を流すんですぅ。それより、御行捜しを再開しませんと！」
カンナ（男）「あ、うん」
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