二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中 ~不思議の森と魔法Ⅱ~【完結】
- 日時: 2020/04/09 19:40
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
ウィオ版逃走中第24弾!
今回の逃走中の舞台は、第4回逃走中で行われた場所である「不思議の森」と「城下町」!
その森は広く、魔女や不思議な生き物が住んでいる。
そして城下町には個性的な住民たちが多く住んでおり、とても賑やかである。
第4回では悪さを働いていた王と大臣を、翠星石や樹状細胞が捕まえた。
そして優しき女性・沖田ミツバが女王となり、彼女は平和な国にしていくように努めていった。
しかし……。今回の逃走中で、不思議の森とその町に「ある恐怖」が訪れる。
果たして、逃げ切る者は現れるのか?
{逃走者紹介}
カンナ(男)(ファイアーエムブレムif){24}
レベッカ(ぷよぷよクエスト){3}
ミドリコ(ファイアーエムブレムif){8}
キヌ(ファイアーエムブレムif){6}
ジークベルト(ファイアーエムブレムif){5}
マルス(ファイアーエムブレム 紋章の謎){3}
翠星石(ローゼンメイデン){23}
金糸雀(ローゼンメイデン){8}
斉藤さん(ローゼンメイデン){4}
香風 智乃(ご注文はうさぎですか?){7}
青山 ブルーマウンテン(ご注文はうさぎですか?){3}
おばドル(ドラゴンクエスト5){12}
ドロン(ドラゴンクエスト5){13}
アプール(ドラゴンクエスト5){9}
ピエール(ドラゴンクエスト5){5}
ブリード(ドラゴンクエスト5){4}
南 ことり(ラブライブ){17}
氷川 日菜(Bang Dream){6}
金田 イチエン(超ガッコウ伝 ガット){18}
樹状細胞(はたらく細胞){6}
スラッシーソルジャー(FORTNITE){1}
天野 灯(となりの吸血鬼さん){9}
ソフィー・トワイライト(となりの吸血鬼さん){5}
ユウリ(ポケットモンスター ソード・シールド){1}
花岡 弥依(ゆうやみ特攻隊){10}
越島 カエデ(ゆうやみ特攻隊){10}
シェリー(グリムノーツ){10}
ナリジーニョ(Sitio Do Picapau Amarelo){4}
ボボボーボ・ボーボボ(ボボボーボ・ボーボボ){1}
首領パッチ(ボボボーボ・ボーボボ){1}
ところ天の助(ボボボーボ・ボーボボ){1}
さよりん(どうぶつの森 ホヒンダ村だより){1}
コタロウ(どうぶつの森 ホヒンダ村だより){1}
ルイコ(どうぶつの森 ホヒンダ村だより){1}
ちあき(どうぶつの森 ホヒンダ村だより){1}
シゲ(どうぶつの森 ホヒンダ村だより){1}
黒原 銀(尊き夢の世界){6}
高木 あきら(尊き夢の世界){4}
青山 天成(ハッピーバースデートゥーアイ){1}
ユーリ・コヴァーチ(ハッピーバースデートゥーアイ){1}
シャーリー・チック(名探偵ブラックと社畜助手ちゃん){5}
白銀 御行(かぐや様は告らせたい){2}
ペンギン(テイコウペンギン){2}
霜屋 涼(Re:kinder){1}
暁 沙耶香(Re:kinder){1}
西住 みほ(ガールズ&パンツァー){4}
冷泉 麻子(ガールズ&パンツァー){2}
ロキ(ラグにゃロク){3}
フェンリルたん(ラグにゃロク){3}
ハナ・N・フォンテーンスタンド(ハナヤマタ){1}
ドラニコフ(ドラえもん){1}
豊聡耳神子(東方project){1}
宮下愛(虹ヶ咲スクールアイドル同好会){1}
しろくま(すみっコぐらし){1}
黒江(マギアレコード魔法少女まどか☆マギカ外伝){1}
ウルティマ(転生したらスライムだった件){1}
ジャンヌ・ダルク(Fate/Apocrypha){1}
次元 大介(ルパン三世){1}
しずえ(どうぶつの森シリーズ){1}
クレア・ヒースロー(SDガンダム GGENERATIONシリーズ){1}
桐ヶ谷 和人 (ソード・アート・オンライン){1}
ジュプトル(ポケモン不思議のダンジョンシリーズ){1}
大空あかり(アイカツ!){1}
ランパ(伝説のスタフィー){1}
奥田 愛美(暗殺教室){1}
konakun.(作者組){19}
ゆうき(作者組){19}
武勝龍 景丸(作者組){8}
モンブラン博士(作者組){17}
桜木 霊歌(作者組){21}
クロノスエボル(作者組){4}
からあげ(作者組){2}
エイジア(作者組){7}
aren(作者組){6}
灯焔(作者組){1}
生ブスカジ(作者組){5}
新田(作者組){12}
洋輝(作者組){16}
ネクスタ(作者組){13}
Ga.c=evo.(作者組){3}
ヤード(作者組){9}
▽今回の舞台は、懐かしの不思議の森と城下町!
▽相変わらずヤンデレのレベッカ!
▽弥依隊長とカエさん、久々に参戦!
▽久々のすいあか!
▽さやかサンのぶっ飛んだ発言!
▽金糸雀、今度こそ自首できるのか?
▽日菜のサイコパスっぷり!
▽果たして、逃げ切る者は現れるのか?
- Re: 逃走中 ~不思議の森と魔法Ⅱ~ ( No.145 )
- 日時: 2020/04/09 14:42
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
「壮絶」
レナ「はああっ!!」
ズゴオオオンッ!!
御行「あああっ!!」ドサッ
(レナの光線を受けて吹っ飛ばされる御行――)
弥依「白銀――」
レナ「よそ見してはいけませんよ」ビビビビッ!!
(余所見している弥依にも光線を放つ――)
弥依「あぐああっ!!」
(レナはその光線を弥依に当て続け、じわりじわりと傷を与えていく――)
ビビビビビッ!!
弥依「うあああっ……!!」ビリビリ
カンナ(男)「止めろ!!」ドンッ!!
(その光景を見たカンナがレナを突き飛ばし、弥依を解放させた)
弥依「サンキュ、カンナ……!」ゼエゼエ
カンナ(男)「ああ、でもその傷……!」
(先程の光線のせいで、弥依の腹に切り裂かれたような傷が出来てしまっている――)
弥依「こ、こんぐらい平気……うぐっ!!」ズキッ!!
ドサッ
カンナ(男)「弥依! ――くそっ、どうすれば……」
御行「……」ピクピク
(御行も気絶してしまっている。こんな状況では、レナに勝利することはできない――)
(その時)
ガチャン!!
翠星石「お前ら!! 大丈夫ですか!?」タッタッタ
カンナ(男)「!?」クルッ
(翠星石、シェリー、灯、青山、イチエン、ゆうき、ことり、ドラノール、コーネリア、ガートルードの10人がやってきた。灯、翠星石、そしてゲームマスターの3人は薬屋にあった特効薬を飲んで傷を癒したのであった――)
カンナ(男)「みんな……!」
翠星石「私たち、お前らのことが気になって……。弥依は?」
カンナ(男)「さっきレナにやられた……!」
弥依「……」ビクンビクン
翠星石(……!!)
イチエン「こいつはひでぇ……」
ことり「弥依ちゃんがこんな風になるなんて……!!」
ドラノール「コーネリア、回復ヲ!」
コーネリア「はい!」
パアアアッ
(コーネリアは弥依のそばに駆け寄り、手当を行った)
弥依「ありがとね……。ったく、あの司教様には10倍にしてやり返さないと気が済まねえ!」
弥依「翠星石、悪いけどボコボコにすんの手伝ってくれる?」
翠星石「OKOK! やってやるですぅ!!wwwww」
レナ「何人でかかろうが、神の加護を受けた私の前では無力ですよ?」
翠星石「そうですか」タッ
(翠星石が高速でレナに近づく――)
レナ「!!」
ビビビビビ!!
(レナがノーモーションで光線を放った――)
翠星石「ウガアアッ!!」ドサッ
レナ「結局はこうなるのです――!?」
弥依「へっ!!」
(レナが翠星石に気を取られている内に、弥依がレナの背後に――)
弥依「はああっ!!」
ドゴバキゴスバキベキゴスッ!!
レナ「ううっ!!」
(弥依が怒涛の如く攻撃を繰り出す。ただでさえ超人の攻撃は凄まじいのに、何度もその攻撃を食らえば一溜まりも無い――)
レナ「うぐうっ……」
(光線を放てる気力を失ったレナは――)
レナ「ぐっ……!」ドゴッ
弥依「うっ!」ドサッ
(弥依を蹴飛ばし、部屋から逃走した――)
翠星石「あっ、待ちやがれですぅ!」
「壮絶」
レナ「はああっ!!」
ズゴオオオンッ!!
御行「あああっ!!」ドサッ
(レナの光線を受けて吹っ飛ばされる御行――)
弥依「白銀――」
レナ「よそ見してはいけませんよ」ビビビビッ!!
(余所見している弥依にも光線を放つ――)
弥依「あぐああっ!!」
(レナはその光線を弥依に当て続け、じわりじわりと傷を与えていく――)
ビビビビビッ!!
弥依「うあああっ……!!」ビリビリ
カンナ(男)「止めろ!!」ドンッ!!
(その光景を見たカンナがレナを突き飛ばし、弥依を解放させた)
弥依「サンキュ、カンナ……!」ゼエゼエ
カンナ(男)「ああ、でもその傷……!」
(先程の光線のせいで、弥依の腹に切り裂かれたような傷が出来てしまっている――)
弥依「こ、こんぐらい平気……うぐっ!!」ズキッ!!
ドサッ
カンナ(男)「弥依! ――くそっ、どうすれば……」
御行「……」ピクピク
(御行も気絶してしまっている。こんな状況では、レナに勝利することはできない――)
(その時)
ガチャン!!
翠星石「お前ら!! 大丈夫ですか!?」タッタッタ
カンナ(男)「!?」クルッ
(翠星石、シェリー、灯、青山、イチエン、ゆうき、ことり、ドラノール、コーネリア、ガートルードの10人がやってきた。灯、翠星石、そしてゲームマスターの3人は薬屋にあった特効薬を飲んで傷を癒したのであった――)
カンナ(男)「みんな……!」
翠星石「私たち、お前らのことが気になって……。弥依は?」
カンナ(男)「さっきレナにやられた……!」
弥依「……」ビクンビクン
翠星石(……!!)
イチエン「こいつはひでぇ……」
ことり「弥依ちゃんがこんな風になるなんて……!!」
ドラノール「コーネリア、回復ヲ!」
コーネリア「はい!」
パアアアッ
(コーネリアは弥依のそばに駆け寄り、手当を行った)
弥依「ありがとね……。ったく、あの司教様には10倍にしてやり返さないと気が済まねえ!」
弥依「翠星石、悪いけどボコボコにすんの手伝ってくれる?」
翠星石「OKOK! やってやるですぅ!!wwwww」
レナ「何人でかかろうが、神の加護を受けた私の前では無力ですよ?」
翠星石「そうですか」タッ
(翠星石が高速でレナに近づく――)
レナ「!!」
ビビビビビ!!
(レナがノーモーションで光線を放った――)
翠星石「ウガアアッ!!」ドサッ
レナ「結局はこうなるのです――!?」
弥依「へっ!!」
(レナが翠星石に気を取られている内に、弥依がレナの背後に――)
弥依「はああっ!!」
ドゴバキゴスバキベキゴスッ!!
レナ「ううっ!!」
(弥依が怒涛の如く攻撃を繰り出す。ただでさえ超人の攻撃は凄まじいのに、何度もその攻撃を食らえば一溜まりも無い――)
レナ「うぐうっ……」
(光線を放てる気力を失ったレナは――)
レナ「ぐっ……!」ドゴッ
弥依「うっ!」ドサッ
(弥依を蹴飛ばし、部屋から逃走した――)
翠星石「あっ、待ちやがれですぅ!」
------------------------------------------------------------------------
(2Fの廊下にて――)
レナ「ぜえ、ぜえ……」タッタッタ
(痛みを堪えながらも、逃げ続けていた――)
レナ(私だけではあの人たちを対処するのは無理です……! こうなったら全ての信徒を集めて、数の暴力で攻めてやります……!)タッタッタ
レナ「フロード教の信徒よ!! 今ここに集ってください!!」
(レナが大声で召集をかけた――)
シーン……
(しかし誰も来なかった――)
レナ「……!?」
(その時――)
???[クックック。信徒なら俺が全部ブチノメしたぜ]テクテク
レナ「!?」
(曲がり角から、何者かが現れてきた――)
レナ「貴方は……?」
???→シャドウリンク[残念だったな、シキョウサマ]クックック
(そう、シャドウリンクだ。彼の後ろにはポッパラムと木人がいた――)
ポッパラム、木人「」クスクス
レナ「不思議の森の魔物たち……!? 何故信徒を……。まさか貴方も異端者の仲間ですか!?」
シャドウリンク[いいや? 俺はここに大量の人間がいるって、眼鏡のおっさんから聞いたんだ]
シャドウリンク[俺の欲望を満たしてくれるのを手伝ってくれたソイツには感謝しないとな……]
シャドウリンク[ああ、ブチのめした理由は、甚振りたくなったからってだけだ]クックック
(不気味な笑いを浮かべながらそう答えたのであった)
レナ「そんな……」
シャドウリンク[もう後はお前だけだな……。これでフロード教の人間はコンプリート出来る!]
シャドウリンク[全員甚振ってやらないと気持ち悪いからな……。取り残ししたみたいで]
レナ「ぐっ……甚振られてたまりますか!」タッ
(レナが逃げようとした瞬間――)
- Re: 逃走中 ~不思議の森と魔法Ⅱ~ ( No.146 )
- 日時: 2020/04/09 15:35
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
シーザ「いたぞ!!」タッタッタ
ラディ「おう!」タッタッタ
レナ「!」
(反対の方向からシーザとラディとウィッチが来た。挟まれた――)
ウィッチ「何で私が憲兵の仕事を手伝わなければいけないんですの……」ハア
ラディ「それに協力したら金やるって言ったろ?」ニヤニヤ
ウィッチ「そうでした(*^▽^*)」
(金で篭絡された、ウィッチ――)
ラディ「騒がしいと思ってきてみれば……やっぱり大ごとになってたか!」
シーザ「レナ司教、お前を暴行罪で逮捕する!」
レナ「くっ……」
(魔法を使って逃げたいものの、弥依にやられたお陰で身体はボロボロ。挟み撃ちされてる状態で逃げられる余裕が無い――)
カンナ(男)「!!」タッタッタ
(そしてカンナ、翠星石、灯、シェリー、御行、弥依、イチエン、ゆうき、ことり、ドラノール、コーネリア、青山、ガートルードがラディたちの方向からやってきた――)
ゆうき「ここにいたか……!」
翠星石「こらカツオ!! 逃走を図りおって!!」
レナ「誰がカツオだボケ!」
カンナ(男)「いやカツオって言われて反応すんなよレナ司教」
レナ(しかし……)
(多くの人間に包囲されているレナ。最早、絶体絶命のピンチ――)
カンナ(男)「……ん!? ってシャドウリンク、どうしてここに!?」
シャドウリンク[後で話すよ]
シーザ「レナ司教、お前を逮捕する」
ラディ「檻の中で反省しろ!」
レナ「……」
レナ「どいつもこいつも、どうしてフロード教に楯突くのですか……」
カンナ(男)「そりゃ君のやり方が間違ってるからだよ。神を信じなかっただけで人の命を奪おうとするのは……」
レナ「フロード教は絶対です! 正しいことの何がいけないんですか!」
レナ「私の行為で実際に救われた人は大勢いるんですよ!」
レナ「トラウマを持った人の心の傷を癒したり、大怪我を負った人を癒したり、身寄りのない人たちに救いの手を差し伸べてフロード教を信仰させたり!」
レナ「私は人を救うために行動している! 私は何も間違ったことはしてないんです! 異端者を清めるのは、正義の塊であるフロード教を否定する考えを捨ててほしかったからなんです!」
レナ「その考えを捨てずフロード教を否定するわからず屋は始末するしかありません!」
カンナ(男)「正しいと思ったら信徒に異端者を拷問させても許されると思ってるのか」
レナ「……」
翠星石「正しいなんて、人によって解釈が変わりますからね」
カンナ(男)「何が正しくて、何が間違ってるかなんて誰にもわからない。だから「正しい」に定義なんか無い」
カンナ(男)「なのに君は定義を作り、その定義に基づいた行動をして、無自覚に人に迷惑をかけている」
カンナ(男)「自分が正しいと思いすぎてるあまりに、人の迷惑になってることに気づいてない。君のやってることは独善なんだよ!」
翠星石「カンナのロジハラwwwww」
カンナ(男)「おうちょっと黙ってろや;」
レナ「黙ってください! 貴方は悪なんです! そんなことはとっくの前に私が決めていることです! 貴方たちを……何がなんでも潰して……うぐっ!!」ズキッ
(弥依の攻撃で受けた傷が痛む――)
翠星石「ハッ、そんな傷でですかぁ?wwwww 自分の状態をよく確認しろですぅwwwww お前は黙って豚箱にでも放り投げられてろ、ですぅwwwww」
レナ「くっ、狭い檻の中に入れられるのはごめんです……。皆様、私は今からあることをします。それがあなた達に対する復讐です」
レナ「神よ、今すぐ貴方の元へ向かいます……」
(レナはナイフを取り出した)
カンナ(男)、翠星石「え?」
レナ「っ!!」シュッ
ドシュウウッ!!
(レナはナイフで心臓に突き刺した――)
レナ「うあああああああっ!! があああああっ!!」
シーザ、ラディ、ウィッチ、シャドウリンク、木人、ポッパラム、イチエン、カンナ(男)、翠星石、御行、ゆうき、ことり、弥依、シェリー、青山、灯、ドラノール、コーネリア、ガートルード「!!?」
シーザ「……!! ラ、ラディ!」
ラディ「!!? あ、ああ!」
(シーザとラディはレナを介抱し、助けようとする。彼らだけでなく、カンナ、翠星石、御行、イチエン、ドラノール、ガートルード、コーネリア、ゆうき、ことり、シェリー、青山、灯、弥依もレナに駆け寄って、助けようとしていた。しかし――これはどうしようもなかった)
レナ「うううぐうっ……うああああっ!!」ビクンビクン
(痙攣しているレナ――)
翠星石「レナ!!」
レナ「ううっ……あぐう……」ガクッ
(レナは息絶えた――)
ウィッチ、シャドウリンク、木人、ポッパラム「……」
(突然の出来事で放心状態になっている、この4人――)
----------------------------------------------------------------------------------------------
(教会を出たカンナたち――)
カンナ(男)「……」
ウィッチ「……レナ司教は、どうしてあんなことを……」
翠星石「……」
翠星石「翠星石が追い詰めてしまったからでしょう……」
シーザ「!」
翠星石「あの時翠星石が弥依と一緒にレナを攻撃していなかったら……。いや、弥依を止めていれば……」
翠星石「レナはあんなことをしなくて済んだんですぅ……」
(人を逝かせてしまったことに対して罪悪感を覚える、翠星石――)
翠星石「翠星石は……人殺しなんですぅ……ううっ、ううっ……!!」グスッグスッ
(良心の呵責を感じて号泣する彼女。敵だったレナに対してこんなに泣いてくれている。根はとても優しいのだ――)
カンナ(男)、御行、イチエン「……」
ウィッチ、シャドウリンク、ポッパラム、木人「……」
シーザ、ラディ「……」
ドラノール、ガートルード、コーネリア「……」
(翠星石にどう声をかけたらいいのか分からない、カンナたちであった――)
(その時――)
からあげ「はあ、はあ……。やっと教会に……って、そこで集まって何してるの?」
(作者勢のからあげがやってきた――)
キャル、シェゾ、おしゃれコウベ、麟、ズルッグ「」タッタッタ
(キャルたちも――)
エッツェル「!?」タッタッタ
(ミツバ女王を捜している最中のエッツェルも、こちらにやってきた――)
エッツェル「……何があったんだ……?」
シーザ「……俺が話すよ」
(説明中)
シェゾ「レナ司教が命を断った……」
シーザ「ああ……。司教が逝ったということは、もうフロード教は終わりだな……」
御行「……だが、司祭がいるはず……」
エッツェル「司祭は司教を心の底から敬愛している。その親愛なる司教が逝ってしまったら、宗教活動を続ける気力なんぞ微塵もわかないだろう……」
カンナ(男)「では、貴方も……?」
エッツェル「ああ……それに昔馴染みなんだ……。アレ……涙が、止まらない……」ポタポタ
シェゾ「……」
シャドウリンク(司教が逝ってしまったんだ。こんな大ごと、すぐに信者の奴に知れ渡るだろうな……)
シーザ「……エッツェル司祭。家に帰られてはどうですか。心が落ち着くまで、安静にしておいたほうがよいですよ」
ラディ「俺、エッツェル司祭についていきます。苦しくなったら、俺に相談してください」
エッツェル「……ああ。そうするよ」
(ラディはエッツェルを連れて、エッツェルの家へと向かっていった――)
シーザ「……俺は町のパトロールの仕事に戻る」
ウィッチ「私は家に戻って、魔法の研究でもしてますわ」
(シーザはその場を歩いて離れ、ウィッチはほうきで空を飛んで、森の方向へ飛んで行った――)
シャドウリンク[……オイ、ポッパラム、木人]
ポッパラム、木人「?」
シャドウリンク[俺たちもここに留まる理由が無いだろう。森に帰るぞ]
ポッパラム、木人「は、はい」
(シャドウリンクはポッパラムと木人を連れて、森の方向へ向かっていった――)
キャル「……みんな、帰ろっか」
シェゾ「ああ……」
おしゃれコウベ、麟「……」
(キャルとシェゾとおしゃれコウベと麟も帰っていった――)
カンナ(男)、「……」
(教会の前に残ったのは、神妙な表情になっているカンナたちと――)
翠星石「ぐすっ、ぐすっ……」
(未だに泣いている翠星石。その時――)
シュウウウンッ
カンナ(男)「!?」
(突如、カンナたちの手元にスマホが現れた――)
御行「スマホ……?」
ドラノール「私が移動させマシタ」
(ドラノールが今しがた、信者に奪われた逃走者のスマホを手元に移動させたのだ――)
ドラノール「空気を読まずにスイマセン。今は逃走中に集中しまショウ……? ここまで来たのデスカラ」
御行「……」
翠星石「ドラノールの奴……」
カンナ(男)「……いや、集中しなければね。でないと、ここまで生き残ってきた意味がなくなる」
イチエン「……」
からあげ「……確かに」
コーネリア「……」
(ドラノールとコーネリアとガートルードは十分に気持ちを察し、その後は指令室に戻っていった。逃走者11人は、逃走中に専念することにした――)
残り逃走者……カンナ(男)、翠星石、青山、ことり、灯、弥依、イチエン、シェリー、御行、ゆうき、からあげの11人。
-------------------------------------------------------------------------------------------
【勇者パーティー&ゲスト・トーク】
アプール「今回のコーナーはぼく、アプールと――」
シェリー「前回に引き続き、シェリーがお送りするぞ~」
アプール「今回来ていただいたゲストはこちらです!」
~116人目・ブリード~
ブリード「私のような者をここに呼んでくださりありがとうございます。私はブリードと申します」
アプール「どうも~。ブリードは確かゲーム「ドラゴンクエスト5」のキャラだったよね」
ブリード「はい。冷気を操る魔界の鳥「ホークブリザード」です。凍える息も吐けますよ」
シェリー「まさにファンタジーRPGの敵じゃな」
ブリード「ドラクエ5で蘇生禁止という縛りプレイをやっている人は私を憎んでいます。まあ憎まれて当然ですけど……」
アプール「ザラキとか使ってくんもんね……;」
※作者も蘇生禁止プレイやってる時、ホークブリザードに滅茶苦茶ビビりまくってました。なのでホークブリザードにあまりいい思い出がありません。ですが見た目がカッコいいので好きです(聞いてない)
ブリード「でも私、一応回復魔法とか使えるんですよ? MPはあまりありませんが、ちょっとしたサポートならできます」
シェリー「仲間にしたら使えるようになるんじゃったな、確か」
ブリード「結構レベル上げないと使えるようになりませんけどね……; それに私を使ってくれてる人少ないみたいですし、悲しいです;」
ブリード「アプールさんが羨ましいです。PS2から参戦したのに、色んな人に使われて。TASプレイでも採用されてるんでしょう?」
アプール「ぼく最初はほぼ最強レベルだけど、物語の後半くらいになったら流石に周りの強さについていけなくなるよ」
アプール「ぼくが魔界になんかいったら君に速攻で冷凍リンゴにされるだろうね。ブリードは終盤でも普通に使っていけるくらいの強さを持ってるんだから、そんなに悲しまなくてもいいよ」
ブリード「ありがとうございます……!」
シェリー「ブリードはSkyrimで例えるなら巨人みたいなもんじゃろう。巨人も一撃で葬ってくる攻撃してくるし。つーかパクりじゃなwwwww」
アプール「それを言ったらムドとかハマとかザキとか使ってくる奴全員巨人のパクリになるじゃねーか」
シェリー「ブリードがウィオ版逃走中に初登場したのって、確か第8回「逃走中 ~プログラミング・ワールド~」じゃったな?」
ブリード「そうですよ」
アプール「あら、割と最初のほうから参戦してたのね。第13回くらいからかと思ってた」
ブリード「第13回は2回目です。因みにウィオ版では「知的」「敬語で話す」「体温が非常に低い」「私に触れた人はカチンコチンに凍る」という設定になっております」
シェリー「カチンコチンに凍るとかは、おばドルと対照的じゃな」
ブリード「あんなのと対照的とかなんかイヤなんですけど……」
アプール「よく分からんけど、なんか分かる」
シェリー「話すことも無くなってきたので、今回のコーナーはここで終わりにするぞ~」
アプール、ブリード「ありがとうございました~」
続く
- Re: 逃走中 ~不思議の森と魔法Ⅱ~ ( No.147 )
- 日時: 2020/04/09 19:41
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
「結末」
{残りゲーム時間 20:00}
ゆうき「もう残り20分か……」
(タイマーを見ている、ゆうき――)
ことり「ゆうき君……」
ゆうき「ことりちゃん……。ここまで来たら、絶対に一緒に逃げ切ろうな!」
ことり「勿論だよ……!」
(果たして、逃げ切れるか――)
シェリー「より緊張してきた……」
(魔法使いのシェリー、民家の裏に隠れている――)
シェリー「早く時間が過ぎてほしいのじゃ……」ドキドキ
弥依「……なんかもう、精神が参ってきたわ……」
(色々な事件に遭遇してしまって、精神がすり減っている彼女――)
弥依「……いや、こんなところで疲れてたまるか! ここまで来たからには……!」
(逃げ切りたい、と思っているようだ――)
からあげ「向こうに……!」コソコソ
ハンター「……」テクテク
(遠くにいるハンターに気づき、咄嗟に建物の裏に隠れた彼――)
ハンター「……」テクテク
(ハンターは気づいていない)
からあげ「捕まってたまるか……!」ドキドキ
-----------------------------------------------------------------------------------
(その頃、指令室にて――)
ドラノール「ゲームは終盤に差し掛かりましたし、そろそろキツイのを導入シマショウ……」ピッ
(ドラノールはパソコンを操作し、『通達③』を送り込んだ――)
----------------------------------------------------------------------------------
{残りゲーム時間 18:00}
ピリリリリ♪
イチエン「何だ何だ……? 『通達③』」
弥依「『通報部隊が出現した。君たち逃走者を見つけると笛で通報し、ハンターに位置を知らせる』」
ことり「『残り5人になるまで通報部隊は跋扈する。気をつけたまえ』。そんな……!」
通報部隊「……」テクテク
(通報してくる者は全部で10人。彼らに見つかれば、ハンターに位置が知れ渡ってしまう――)
からあげ「マジか……!;」ドキドキ
灯「捕まりたくないよぅ……!」ドキドキ
(その頃、ゆうきとことりは――)
ことり「どんどん怖くなってきた……」ガクガク
ゆうき「大丈夫、俺がついてる――」
(その時――)
ピーーーーーーーッ!
ゆうき「!?」クルッ
通報部隊「」ピーッ
ゆうき「やべっ、見つかった! ことりちゃん、逃げるぞ!」
ことり「!? うん!」
(通報されてしまった――)
ハンター6体「……!!」タッ
(全てのハンターが、ゆうきとことりの確保へと向かう――)
ゆうき「ぜえ、ぜえ……」タッタッタ
ことり「ううっ!」タッタッタ
ハンター「……」タッタッタ
(懸命に逃げ続ける、ゆうきとことりのカップル。しかし――)
ハンターB「!」タッタッタ
(別のハンターに挟み撃ちされた)
ゆうき「チクショオオオッ!!」ポンッ
ことり「いやあああっ!」ポンッ
《ゆうき 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 10人 [17:15]
《南 ことり 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 9人 [17:15]
ゆうき、ことり「オーマイガー……;」ヘナヘナ
(二人仲良く、撃沈――)
ピリリリリ♪
イチエン「『城下町にてゆうきと南ことり確保、残り9人』。一気に二人も……!」
灯「ことりちゃんたちが……!」
からあげ「ゆうきさんたちが……!」
(現在残っている作者勢はからあげ、ただ一人――)
からあげ「二人も確保されてしまった……。マジで怖くなってきた……!」ドキドキ
灯「どうしよう……翠星石ちゃんとはぐれちゃった」キョロキョロ
(実はゆうきとことりが追われている最中に、灯はハンターに追いかけられていたのだ――)
灯(ハンター撒いたのはいいけど、翠星石ちゃんが心配……)
ハンター「!」タッ
(偶然近くにいたハンターが、灯の背中を狙う――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
灯「早く捜さなきゃ――ってええっ!?」ポンッ
《天野 灯 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 8人 [16:20]
灯「そんな、いつの間に……!?」
(翠星石に気を取られていて、全然ハンターに気づいていなかった――)
ピリリリリ♪
カンナ(男)「『城下町にて天野灯確保、残り8人』」
翠星石「灯……!」
シェリー「ドキドキするな……」コソコソ
(一方、シェリーは民家の裏に隠れていた)
ハンター「……」
(そんな彼女の近くに、ハンター――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シェリー「!? ハンターか……!」タッ
(後ろから来ているハンターに気づき、咄嗟に逃げる彼女――)
シェリー「とにかく逃げないと……!」
(民家の裏から出た瞬間――)
通報部隊「!」ピーッ
シェリー「しまっ――」
(通報部隊に通報された――)
ハンター6体「……!!」タッ
(全てのハンターが、シェリーの確保へと向かう――)
シェリー「くっ……!!」
ハンター「……」タッタッタ
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(懸命に逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――)
シェリー「ぐあっ!」ポンッ
《シェリー・ワルム 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 7人 [14:27]
シェリー「ロリババア、ここにて終了――」
ピリリリリ♪
カンナ(男)「『通報部隊の通報により、シェリー・ワルム確保、残り7人』」
弥依「面白いくらいにどんどん捕まっていくな……。いや面白くないけど!;」
青山「……早く終わってほしいです、こんなゲーム……」
(その頃、青山ブルーマウンテンは警戒しながら町中を歩いていた――)
青山「怖いです……」
(そんな彼女の近くに――)
ハンター「……!」タッ
(ハンター――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
青山「!? ハンター……!」タッ
(青山ブルーマウンテン、逃げ切れるか――)
ハンター「……」タッタッタ
青山「ぜえ、ぜえ……;」タッタッタ
(青山が曲がり角を曲がる――)
弥依「えっ!?」
(曲がった先には、花岡弥依がいた――)
弥依「ちょっ、アンタ、何連れてきて――」
(徐々に距離を詰められていく――)
青山「あうっ!」ポンッ
弥依「げっ」ポンッ
《青山 ブルーマウンテン 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 6人 [12:20]
《花岡 弥依 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 5人 [12:20]
青山「ごめんなさい、巻き込んで;」
弥依「謝ることはないわよ、通報部隊やハンターが跋扈してる状況でゆっくり休憩してた私が悪いんだから……;」
ピリリリリ♪
からあげ「『城下町にて青山ブルーマウンテンと花岡弥依確保、残り5人』」
カンナ(男)「同時確保多すぎだろ……;」
通報部隊「」シュンッ
(逃走者の残り数が5人になったため、通報部隊は指令室へ転送された。これで逃走者が通報されることはなくなった――)
(残り逃走者は、カンナ(男)、翠星石、イチエン、御行、からあげの5人のみ――)
{残りゲーム時間 10:00}
カンナ(男)「もう残り10分か……」
(城下町にて、タイマーを見ながら警戒する、心優しき銀髪の少年・カンナ――)
翠星石「……」
(神妙な顔つきの超人人形・翠星石)
イチエン「ハンター来んなよ……」ドキドキ
(ここまで逮捕されずに生き延びてきた、金田イチエン――)
御行「全然ハンターいなくて安心だ……。いや、油断してはならない……!」ドキドキ
(エリート学生、白銀御行――)
からあげ「ドキドキする……」
(作者勢唯一の生き残りである、からあげ――)
ハンター6体「……」
(エリア内には6体のハンター。彼らに捕まれば賞金はゼロとなる――)
{残りゲーム時間 9:00}
からあげ「ハンター来ないでくださいよ……」ドキドキ
(民家の裏に隠れているからあげの近くに――)
ハンター「!」タッ
(ハンターがやってきた――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
からあげ「? ハンター!?」
(ハンターの気配に気づき、咄嗟に逃げる彼。果たして、振り切れるか――)
からあげ「ぐっ……!」タッタッタ
ハンター「……」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(懸命に逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――)
からあげ「うああっ!」ポンッ
《からあげ 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 4人 [8:25]
からあげ「こんなところで捕まるなんて……;」
(これで作者勢は全滅した――)
ピリリリリ♪
御行「『城下町にてからあげ確保、残り4人』」
イチエン「からあげが捕まっちまったか……」
カンナ(男)「あっちにハンターいるよ……」ドキドキ
ハンター「……」テクテク
(その頃、カンナ(男)は民家の裏からハンターの様子を窺っていた)
カンナ(男)「早く向こうへ行ってほしい……」
ハンターB「……」テクテク
(その時、別のハンターが近づいてきた――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カンナ(男)「後7分……。絶対に逃げ切ってみせるぞ!」
ハンターB「!」タッ
(見つかった――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カンナ(男)「……ん? ってハンター!?」タッ
(後ろに迫ってきているハンターBに気づき逃げるも、その時には既に距離を詰められていた――)
カンナ(男)「ぐあああっ」ポンッ
《カンナ(男) 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 3人 [6:30]
カンナ(男)「ここで終わりかよ、僕……」
ピリリリリ♪
イチエン「『城下町にてカンナ(男)確保、残り3人』」
御行「どんどん捕まっていくな……」
(その頃、翠星石は――)
翠星石「レナ司教……」トボトボ
(未だに罪悪感に駆られていた――)
ハンター「!」タッ
(そんな彼女の近くに、ハンター)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翠星石「……」
(ハンターから逃げる気力すら無い翠星石――)
翠星石「」ポンッ
《翠星石 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 2人 [5:25]
翠星石「……」
(何の反応も示していない)
ピリリリリ♪
イチエン「『城下町にて翠星石確保、残り2人』」
御行「もうイチエンと俺だけか、残ってるのは……」
ハンター6体「……」
(エリアには、6体のハンター。果たしてイチエンと御行は最後まで逃げ切れるのか――)
『牢獄 DE トーク』
ゆうき「もう残り2人か……」
シェリー「残ってるのは金田イチエンと、白銀御行だけじゃな……」
弥依「あの犯罪者まだ生き残ってんのか……w」
モンブラン博士「第10回の時も終盤まで生き残って逃走成功したよな、確か。今回も逃走成功するのかな?」
愛「ん~、どうだろ? 時間がすぎないことには……」
モンブラン博士「そうだな、愛!」スリスリ
愛「ちょっ、いきなりスリスリしないでよ(;・∀・)」
モンブラン博士「実はずっと君とイチャイチャしたくて……w」スリスリ
カエ「こいつら……;」
konakun.「御行も逃げ切るんかなぁ」
シェリー「さあ? でもアイツ、勇者パーティーで唯一の生き残りじゃし、御行には頑張ってほしいところじゃ……」
アプール「御行、頑張れー!」
{残りゲーム時間 3:00}
御行「後3分……。絶対に逃げ切るぞ……」
ハンター「……」テクテク
御行「……って、向こうにハンターがいるではないか……!」コソコソ
(御行は咄嗟に民家の裏に隠れた)
御行「絶対に逃げ切りたい……!」ドキドキ
イチエン「第10回の時みたいに、奇跡を起こしてやるぜ……!」ドキドキ
(ハンターに捕まれば賞金はゼロ。全ての努力が無駄となる――)
ハンター6体「……」テクテク
- Re: 逃走中 ~不思議の森と魔法Ⅱ~ ( No.148 )
- 日時: 2020/04/09 19:42
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
御行「……早く向こうに行け……」ドキドキ
ハンター「……」
(今も民家の裏に隠れている御行――)
ハンターB「!」タッ
(別のハンターが御行の姿を発見――)
御行「!?」タッ
(それに気づき、咄嗟に逃げる彼。果たして、逃げ切れるか――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
御行「ぐっ!」タッタッタ
ハンター「……」タッタッタ
(懸命に逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――)
御行「チクショオオオ!」ポンッ
《白銀 御行 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 1人 [2:25]
御行「この俺が……!;」
(叫んで終了した、彼なのであった――)
ピリリリリ♪
イチエン「『城下町にて白銀御行確保、残り1人』……ってもう残ってるのオレだけ!?」
(残る逃走者は金田イチエン、ただ一人――)
『牢獄 DE トーク』
ナリジーニョ「白銀御行確保!」
全員「ああ~っ……」
(残念そうな声をあげた、確保者たち――)
シェリー「これで勇者パーティーは全滅じゃな……」
弥依「じゃあ残ってるのはイチエンだけか……!」
カンナ(男)「頑張れー、イチエン! ここまで来て逮捕されんなよー!」
{残りゲーム時間 1:00}
イチエン「後1分……!!」
(後1分逃げ切れば、244万円貰える――)
ハンター6体「……」テクテク
(しかし、ハンターに捕まれば、賞金はゼロ――)
イチエン「!? ハンター……!」
ハンター「……」ウロウロ
(金田イチエン、向こうにいるハンターを見つけ、咄嗟に民家の庭に隠れた――)
イチエン「この金田イチエン様が、ぜってーお金を手に入れてやんぜ……!」ドキドキ
{残りゲーム時間 0:30}
『牢獄 DE トーク』
ナリジーニョ「もうそろそろ残り10秒だよ!」
ブリード「そうですね……。そろそろカウントダウンしませんか?」
キヌ「そうだね!」
10
イチエン「ハンター向こうへ行け……!」ドキドキ
9
ハンター「……」テクテク
8
(ハンターは遠くへ行った――)
7
イチエン「よっしゃ……!!」
6
ハンター6体「……」
5
イチエン「よしよし……」
4
(もう少しだ――)
3
イチエン「こりゃイケるんじゃねえか……?」
2
ハンター6体「……」
1
イチエン「1……!!」
0
イチエン「よっしゃああああ!」
【金田 イチエン 逃走成功 賞金 244万円獲得】
イチエン「いやあああ~~、解放されたああああ~……!!」
(これで2回目の逃走成功だ――)
【牢獄】
翠星石を除く確保者全員「」パチパチ
(拍手して迎えてくれた確保者たち)
シェリー「おめでとう、イチエン!」
カエ「おめでとうございます、犯罪者!」
イチエン「黙れw でもありがとうな、皆!」
ゆうき「つーかイチエンが逃げ切ったの、これで2回目じゃないか?」
ことり「しかも今回は逮捕されずに最後まで逃げ切った……」
モンブラン博士「凄いぞイチエン! 変わったんだな!」
イチエン「アハハ、サンキュー! 俺だってやれば出来るんだぜ!」
(イチエンは透明のケースに入れられた賞金244万円を取り出す)
イチエン「賞金、ゲットだぜええええ~!!」
翠星石を除く確保者全員「イエエエエエエエエエエエイ!!」
(イチエン、今回はカッコいいところを見せることができた――)
(しかし)
ピリリリリ♪
イチエン「?」
(イチエンのスマホが鳴った)
イチエン「何だ?」
(メールが届いてたので、見てみると――)
『ミスター・イチエン。貴方は先程、民家の敷地内に隠れてイマシタ。その家に住んでいた人が貴方を見て怪しみ、通報した模様デス』
イチエン「……」
イチエン「えっ?」
カンナ(男)「!」
(その時――)
ウーーーーーーーーーーーwwwwww
イチエン「……」←全てを悟った顔
(パトカーのサイレンの音が聞こえる――)
カンナ(男)「おっしゃあ!!(*^▽^*)」
おばドル「これが見たかったんだ、オイラたちは!(*^▽^*)」
イチエン「お前ら黙れ!;」
ガチャッ ←パトカーのドアが開いた
白井モモ(出典:怪盗ジョーカー)「はーい、金田イチエン君、住居侵入罪で逮捕ね~」
黒崎ギンコ(出典:怪盗ジョーカー)「豚箱に入ってもらう」
イチエン「イヤちょっと待って! オレ折角賞金手に入れたのに!!」
ギンコ「関係ないね」ガチャン
(ギンコはイチエンに手錠をかけた)
イチエン「チクショオオオオオオオ!!;」
(こうしてイチエンは逮捕されましたとさ。めでたしめでたし)
イチエン「どこがめでてえんだ!;」
-----------------------------------------------------------------------------------------
(その頃、指令室にて――)
コーネリア「なんとか今回の逃走中を終わらせることが出来ましたね……」
ガートルード「何度か酷い目に遭ったけどね……」
ドラノール「中々平和にいきまセン……」
ドラノール「次の逃走中こそは、平和にいけるといいデス……」
コーネリア「次の逃走中の逃走者リストとか作ってあるんですか?」
ドラノール「ハイ、こちらデス」
(ドラノールはモニターに逃走者リストを映した)
{NEXT RUNNER LIST}
FIRE EMBLEM IF
ROZEN MAIDEN
DRAGON QUEST Ⅴ
TRAUMA TRAUM
LOVE LIVE
NIGIGASAKI GAKUEN SCHOOL IDOL
ULTRA SCHOOL LEGAND GATT
BANG DREAM
BROTHER WAKE UP
MS. VAMPIRE WHO LIVES IN MY NEIGHBORHOOD
KINIRO MOZAIC
MELTY BLODD
ANGE GARDIAN
PROFESSOR LAYTON
ONLINE MIRACLE SHOPPING
EMARA
INSIDE
MEGAMI TENSEI
GRIM NOTES
KAGUYA-SAMA: LOVE IS WAR
PHOENIX WRIGHT
PSYCHIC SQUAD
EARTHBOUND
TUKUMOGAMIS
SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK
RE:KINDER
RAGNYAROK
MENTORI
コーネリア「なるほど」
ガートルード「次の逃走中が楽しみですね」
-------------------------------------------------------------------------------------
(その頃、翠星石は――)
翠星石「……」
カンナ(男)、灯「……」
(灯やカンナと一緒に元の世界へ帰っていく途中であった――)
灯「翠星石ちゃん……後で私の世界にある、喫茶店にでも行って落ち着こう?」
翠星石「……」
カンナ(男)「やっぱり、レナ司教のことが気になるのか」
カンナ(男)「翠星石は悪くない……。そしてレナ司教も悪くない」
翠星石「……?」
(翠星石を元気づけようと、気遣ってくれているカンナ――)
カンナ(男)「レナ司教はやっていたことはアレだったけど、最後まで自分が正しいと思い続けた」
カンナ(男)「身寄りのない人を助けてたんだ……。だから、絶対的な悪とは言い切れない」
翠星石「……」
灯「翠星石ちゃん……。なんて言ったらいいのか分からないけど……」
灯「とにかく、翠星石ちゃんの好きな飲み物、奢るから……」
翠星石「……」
翠星石「ハハ、ありがとうですぅ」
(少しだけ元気が出た、翠星石なのであった――)
-------------------------------------------------------------------------------
(その頃、城下町にて――)
ザワザワ
(フロード教会に人だかりが出来ている――)
男性A「おい、何の騒ぎだ?」
男性B「お前知らないのか? フロード教会の信徒全員がここで命を断ったんだってよ……」
男性A「!? マジかよ……!」
(フロード教を信仰していた人間は全部で500人。その人間全員がレナ司教の後を追ったのだ。信徒からすれば司教は神同然の存在。信徒を導いてくれる偉大な存在がいなくなったことを知った時、途轍もない悲しみに打ちひしがれたのだ――)
女性A「レナ司教様、逝ってしまったんですって……?」
女性B「そうらしいわね……。今、憲兵が調査していってるみたいだけど」
女性C「一体この教会で何があったんだろう……」
ザワザワ
リーダー「ああ、くそっ、シルクハットの奴全然見つかんねえ……ん?」ゼエゼエ
(キンブリーを捜していたリーダー、人だかりを発見――)
リーダー「……ちょっと……どうしたんだ、これ……」
男性A「あ、えっと……」
(男性Aはリーダーに説明した)
リーダー「……信じらんねえ……」
(その時――)
ミツバと兵士二人「……」
リーダー「!? ミツバ女王様……」
ミツバ「やはり貴方のことが気になって……。シルクハットの人、見つかりましたか?」
リーダー「いいえ……。それより、聞きましたか?」
(リーダーはミツバに教会で起こった事件を話した)
ミツバ「……そんな事件が……」
ミツバ「……」
ミツバ「……私、隠居生活を始めようと思うんです」
リーダー「な、何故!?」
ミツバ「またシルクハットの人に狙われないようにするためです……」
リーダー「なら、この国はどうするんですか……? 放っておくんですか?」
兵士A「私が代わりにこの国を統治します」
リーダー「えっ!?」
兵士A「昔よくミツバ陛下から国の統治の仕方とかを聞かされたもんで。聞いてもいないのに」
ミツバ「暇だったのでマシンガントークしちゃいました……」
兵士A「まさかこんな所でその知識を活かすことになるとは思いませんでした……」
リーダー「な、なるほど……?」
ミツバ「それでは、失礼します」
兵士B「ミツバ陛下は、私がお守りしますのでご安心を!」
(ミツバと兵士Bは不思議の森に向かっていった。どうやらそこで隠居生活をするようだ――)
リーダー「……」
リーダー(早くシルクハットの野郎をとっちめて、ミツバ女王を安心させないとな……)
------------------------------------------------------------------------------------------
(その頃、宇宙を泳いでいる艦船にて――)
カイゾー(……結局、宝玉を持った奴を見つけることが出来なかった……)
(白レンやニノ、そしてキンブリーも既に艦船に戻っている)
カイゾー(すまない、彼女よ……)
カイゾー(だが……俺たちは何としてでも全ての宝玉を手に入れて見せる……!)
(操縦室にいるカイゾーは艦船を操縦しながら、そう思っていた――)
-----------------------------------------------------------------------------
【勇者パーティー&ゲスト・トーク】
カンナ(男)「今回のコーナーはぼく、カンナと――」
アプール「引き続き、アプールがお送りいたします」
カンナ(男)「今回来ていただいたゲストはこちらです」
~117人目・九条 カレン~
カレン「どうも~、九条カレンデース!(*´▽`*)」
カンナ(男)「君は確か漫画・アニメ「きんいろモザイク」のキャラだったよね?」
カレン「そうデース! 父親が日本人で母親が英国人のハーフデース!」
アプール「じゃあ英語のテストなんかいとも容易く解けちゃうの?」
カレン「いえ、酷い点を取りました。何点かは恥ずかしいので言えません!」
カンナ(男)「外国出身の人間がそんなんでいいのか……?;」
カレン「ていうかテスト中はぐっすり寝てます」
アプール「何で?;」
カレン「静謐さとペンを走らせる音が好きで、お昼寝に最適なのデース!(*´▽`*)」
カンナ(男)「問題解けよ!;」
カレン「アハハ、ヨーコにもそう言われました(*^_^*)」
アプール「色々大丈夫か、この子……;」
カレン「バケモンに心配されたくないデース!www」
アプール「(´・ω・`)」
カンナ(男)「カレンがウィオ版逃走中に初登場したのは、確か第6回「逃走中 ~幽霊屋敷と魂胆~」だよね?」
カレン「はい! konakun.さんがリクエストしてくださったお陰で出られました! konakun.さん、アリガトウゴジャイマース!」
アプール「確か5回くらい出てるよね?」
カレン「そうデース。でもまあ、あんまり活躍してないんですけどね……。初登場の回くらいでしたよ、活躍したの」
アプール「今後の逃走中でまた活躍できるといいね」
カンナ(男)「さて、今回のコーナーはここで終わりだよ」
カレン「アリガトウゴジャイマース!(2回目)」
アプール「また次の逃走中でも会いましょう!」
【完】
- Re: 逃走中 ~不思議の森と魔法Ⅱ~ ( No.149 )
- 日時: 2020/04/09 19:39
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
~あとがき~
24作目、完結いたしました。ここまで読んでくださった方々、
そして応募やリクエストをしてくださった作者様、本当にありがとうございました。
25作目は、明日投稿する予定です。たくさんの応募、お待ちしております!
では!
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