二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中 ~不思議の森と魔法Ⅱ~【完結】
- 日時: 2020/04/09 19:40
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
ウィオ版逃走中第24弾!
今回の逃走中の舞台は、第4回逃走中で行われた場所である「不思議の森」と「城下町」!
その森は広く、魔女や不思議な生き物が住んでいる。
そして城下町には個性的な住民たちが多く住んでおり、とても賑やかである。
第4回では悪さを働いていた王と大臣を、翠星石や樹状細胞が捕まえた。
そして優しき女性・沖田ミツバが女王となり、彼女は平和な国にしていくように努めていった。
しかし……。今回の逃走中で、不思議の森とその町に「ある恐怖」が訪れる。
果たして、逃げ切る者は現れるのか?
{逃走者紹介}
カンナ(男)(ファイアーエムブレムif){24}
レベッカ(ぷよぷよクエスト){3}
ミドリコ(ファイアーエムブレムif){8}
キヌ(ファイアーエムブレムif){6}
ジークベルト(ファイアーエムブレムif){5}
マルス(ファイアーエムブレム 紋章の謎){3}
翠星石(ローゼンメイデン){23}
金糸雀(ローゼンメイデン){8}
斉藤さん(ローゼンメイデン){4}
香風 智乃(ご注文はうさぎですか?){7}
青山 ブルーマウンテン(ご注文はうさぎですか?){3}
おばドル(ドラゴンクエスト5){12}
ドロン(ドラゴンクエスト5){13}
アプール(ドラゴンクエスト5){9}
ピエール(ドラゴンクエスト5){5}
ブリード(ドラゴンクエスト5){4}
南 ことり(ラブライブ){17}
氷川 日菜(Bang Dream){6}
金田 イチエン(超ガッコウ伝 ガット){18}
樹状細胞(はたらく細胞){6}
スラッシーソルジャー(FORTNITE){1}
天野 灯(となりの吸血鬼さん){9}
ソフィー・トワイライト(となりの吸血鬼さん){5}
ユウリ(ポケットモンスター ソード・シールド){1}
花岡 弥依(ゆうやみ特攻隊){10}
越島 カエデ(ゆうやみ特攻隊){10}
シェリー(グリムノーツ){10}
ナリジーニョ(Sitio Do Picapau Amarelo){4}
ボボボーボ・ボーボボ(ボボボーボ・ボーボボ){1}
首領パッチ(ボボボーボ・ボーボボ){1}
ところ天の助(ボボボーボ・ボーボボ){1}
さよりん(どうぶつの森 ホヒンダ村だより){1}
コタロウ(どうぶつの森 ホヒンダ村だより){1}
ルイコ(どうぶつの森 ホヒンダ村だより){1}
ちあき(どうぶつの森 ホヒンダ村だより){1}
シゲ(どうぶつの森 ホヒンダ村だより){1}
黒原 銀(尊き夢の世界){6}
高木 あきら(尊き夢の世界){4}
青山 天成(ハッピーバースデートゥーアイ){1}
ユーリ・コヴァーチ(ハッピーバースデートゥーアイ){1}
シャーリー・チック(名探偵ブラックと社畜助手ちゃん){5}
白銀 御行(かぐや様は告らせたい){2}
ペンギン(テイコウペンギン){2}
霜屋 涼(Re:kinder){1}
暁 沙耶香(Re:kinder){1}
西住 みほ(ガールズ&パンツァー){4}
冷泉 麻子(ガールズ&パンツァー){2}
ロキ(ラグにゃロク){3}
フェンリルたん(ラグにゃロク){3}
ハナ・N・フォンテーンスタンド(ハナヤマタ){1}
ドラニコフ(ドラえもん){1}
豊聡耳神子(東方project){1}
宮下愛(虹ヶ咲スクールアイドル同好会){1}
しろくま(すみっコぐらし){1}
黒江(マギアレコード魔法少女まどか☆マギカ外伝){1}
ウルティマ(転生したらスライムだった件){1}
ジャンヌ・ダルク(Fate/Apocrypha){1}
次元 大介(ルパン三世){1}
しずえ(どうぶつの森シリーズ){1}
クレア・ヒースロー(SDガンダム GGENERATIONシリーズ){1}
桐ヶ谷 和人 (ソード・アート・オンライン){1}
ジュプトル(ポケモン不思議のダンジョンシリーズ){1}
大空あかり(アイカツ!){1}
ランパ(伝説のスタフィー){1}
奥田 愛美(暗殺教室){1}
konakun.(作者組){19}
ゆうき(作者組){19}
武勝龍 景丸(作者組){8}
モンブラン博士(作者組){17}
桜木 霊歌(作者組){21}
クロノスエボル(作者組){4}
からあげ(作者組){2}
エイジア(作者組){7}
aren(作者組){6}
灯焔(作者組){1}
生ブスカジ(作者組){5}
新田(作者組){12}
洋輝(作者組){16}
ネクスタ(作者組){13}
Ga.c=evo.(作者組){3}
ヤード(作者組){9}
▽今回の舞台は、懐かしの不思議の森と城下町!
▽相変わらずヤンデレのレベッカ!
▽弥依隊長とカエさん、久々に参戦!
▽久々のすいあか!
▽さやかサンのぶっ飛んだ発言!
▽金糸雀、今度こそ自首できるのか?
▽日菜のサイコパスっぷり!
▽果たして、逃げ切る者は現れるのか?
- Re: 逃走中 ~不思議の森と魔法Ⅱ~ ( No.125 )
- 日時: 2020/04/03 19:26
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
ウィッチ「あら、カンナたちではありませんの!」
カンナ(男)「(;・∀・)」
(魔女ウィッチであった)
翠星石「誰でしたか……?」
カンナ(男)「あの、皆さん……。敵ではありませんでした;」
レベッカ「は?」
ガチャ ←個室のドア開けた
ウィッチ「わたくしはウィッチ。不思議の森に住む魔女ですわ」
御行(わざわざ自己紹介を……。敵じゃないアピールか?)
カンナ(男)「皆、この魔女は害は無いから警戒しなくていいよ。それはそうと……ウィッチ、どうしてここに?」
ウィッチ「貴方たちが今危険な目に遭ってるって聞いて助けに来たんですの」
翠星石「誰から聞いたんですか……」
ウィッチ「エッツェルって人からですわ」
青山「! エッツェルさん? その人、今何してるんですか?」
ウィッチ「何ですの、知り合いなんですの? 今はミツバ女王の救出に向かってる途中ですが……」
カンナ(男)「ミツバ女王様? え、その方の救出って……どういうこと!?」
ウィッチ「女王様は今、命を狙われてるらしいんですの。エッツェルはその人に恩があるとかなんとか……」
ウィッチ「わたくしはエッツェルに教会へ向かうように急かされました……」
翠星石「オイオイ……。何が一体どうなってんですか……」
(その時――)
アプール「いたぞ! 異端者だ!」
ドロン「捕まえろー!!」
(この男子トイレに、フロード教の信徒であるアプールとドロンが入ってきた――)
レベッカ「!!」
カンナ(男)「アプールとドロンだ!」
アプール、ドロン「異端者は潰すのみだあああ!!」
(アプールとドロンはカンナたちに襲い掛かった――)
翠星石「」ズドオオオオオン!! ←バズーカ発射
アプール、ドロン「ギャオオオオオオオス!!❤❤」チュドオオオン
(一瞬で黒焦げになって気絶した二匹なのであった)
青山「あの……。仲間にも容赦ないんですね……(;・∀・)」
翠星石「だってあいつらの顔見てるとムカつくんですもん。それより移動しましょうよ。いつまでもここにいたら、いつか白レンたちに見つかって袋叩きにされるですぅ……」
カンナ(男)「うん……」
(カンナたちがトイレから出た瞬間――)
レナ「あら」
(たまたまこの辺りで異端者を捜索していたレナ司教に見つかってしまった――)
翠星石「あっ」
レナ「」コオオオオオ!!
ズドオオオオオオンッ
カンナ(男)、翠星石、カエ、イチエン、シェリー、御行、青山、ゆうき、ことり、灯、レベッカ、さやかサン、ウィッチ「うあああっ!!」ドサッ
(レナがノーモーションで放った強烈な光線を翠星石たちが食らい、翠星石たちは一瞬でやられてしまった――)
翠星石「」
レナ「さて……この人たちも清めの部屋に連れて行きましょうか」
(弥依だけでなく、翠星石もやられてしまった。これで超人は全員倒された――)
----------------------------------------------------------------------------------------
(その頃、あきらは不思議の森にいた)
あきら「……」ドキドキ
ハンター「……」
(大樹の裏に隠れながら、近くにいるハンターの様子を窺っていた――)
あきら「……」ドキドキ
(果たして、やり過ごせるか――)
ハンター「……」テクテク
ハンター「……」スタスタ
(ハンターはあきらに気づかず、そのまま通り過ぎて行った)
あきら「よし!」タッタッタ
(あきらは距離をより離そうと、そのハンターから離れる――)
あきら「……」タッタッタ
ドンッ
あきら「っ」
???[いでっ]
(その途中で、誰かとぶつかってしまった)
あきら「おっと、すみません」
シャドウリンク[痛てて……。おおっ、人間じゃねーか!]
(ぶつかった相手は、なんと残虐な魔物・シャドウリンクであった――)
シャドウリンク[丁度良かった。さて、甚振ってやろうじゃねーか……]
あきら「何言ってんですか、アンタ……」
ジャンヌ「」タッタッタ
(その時、ジャンヌが走ってるところを見かけた)
あきら「ジャンヌ・ダルク? どうしたんだ、そんなに急いで」
ジャンヌ「レベッカさんが心配になったので……。今彼女を捜してる途中なんです!」
あきら「? その人がどうかしたのか?」
ジャンヌ「実は……」
(事情説明中)
あきら「カンナが城下町で大勢の人間に追われてる……?」
ジャンヌ「はい、とある女性が教えてくださりました。それを聞いた瞬間レベッカさんは血相を変えて――」
ジャンヌ「しかし、大勢の人間とは一体何なんでしょう……?」
シャドウリンク[ああー、そりゃフロード教会の連中じゃねーのか]
あきら「知ってるのか?」
シャドウリンク[大分前に町を散歩したときに、その連中と会話したことあってな]
シャドウリンク[信徒の数は約500人程。全ての人間を慈しみ、そして心の傷を癒してくれるという素晴らしい司祭たちがいる教会だ。表向きはな]
シャドウリンク[フロード教会に属する人間に少しでも反抗すれば、「清め」という名の拷問を受けさせられる――]
シャドウリンク[排他的な思想を持ったヤバイ奴らの集まりさ。ま、俺も「ヤバイ」が]
ジャンヌ「そんな……フロード教会がそんな危険な場所だったなんて……」
あきら「アンタも知ってたのか」
ジャンヌ「一度そこの信徒に宗教勧誘されたことがありましたから……」
シャドウリンク[へ~]
あきら「……カンナは今、そのフロード教会の連中に追われている……?」
シャドウリンク[多分そうだろうな。ま、俺にはまーったく関係のないことだがな! いくらでも追われとけ!]
あきら「……」イラッ
ジャンヌ「あの! 何を言っているんですか! 子供が大変な目に遭ってるのですよ! 可哀相だとは思わないんですか!」
シャドウリンク[さぁな? 俺にそんな優しい心は持ってねーよ]
あきら「……」
(そこであきらは咄嗟に頭を働かせた――)
あきら「なあお前。さっき俺とぶつかった時……。「甚振ってやろうじゃねーか」とか言ってたよな?」
シャドウリンク[ああ、そうだが?]
あきら「何でそんなことを考えてたんだ? 正直に言え」
シャドウリンク[俺は人間を甚振ってやろうと思って、この森の中で人間を捜してたんだ。俺は人を甚振るのが趣味な怪物なんでな]
シャドウリンク[人の悲鳴聴いてるとゾクソクしてくんだよ……。俺の心が満たされる!]ニヤニヤ
ジャンヌ「残酷な……!!」
あきら「じゃあこういうのでどうだ?」
ジャンヌ「あきらさん!?」
あきら「俺と一緒にフロード教会へ行って、そこの信徒を甚振らないか?」
ジャンヌ「あ、あの、何を言って……」
あきら「そこには腐るほど人間がいる。その分甚振れるんだぞ? いい機会だとは思わないか?」
シャドウリンク[……]
シャドウリンク[良さそうじゃねーか。よし、乗った!]ニヤリ
(あっさり承諾してくれた、シャドウリンク)
ジャンヌ「あ、あきらさん? 一体何のつもりなんですか?」
あきら「シャドウリンクは超人的な力を持ってる。翠星石には及ばないがな」
ジャンヌ「? 彼のこと知ってたんですか?」
あきら「スマホで以前の話を読み返したからな」
ジャンヌ「メメタァ」
(彼は咄嗟にシャドウリンクを篭絡できた。流石ハイスペックな頭脳を持つ男だ――)
あきら「そんな強い奴を仲間にしないわけにはいかないだろう?」
ジャンヌ「ですが……。シャドウリンクさんを連れて行って大丈夫なんですか? 後ろから刺してきそうで怖いです」
シャドウリンク[心配すんな。俺は嘘をつかないのを信条にしてるからな]
ジャンヌ「信憑性に欠けますね……」
シャドウリンク[つべこべ言わずに教会へ向かうぞ!]
残り逃走者……【❤カンナ(男)&レベッカ❤】、ジークベルト、翠星石、青山、ドロン、アプール、ことり、
イチエン、スラッシーソルジャー、灯、弥依、カエ、さよりん、御行、あきら、天成、シェリー、みほ、
さやかサン、黒江、ジャンヌ、愛美、ゆうき、モンブラン博士、aren、クロノスエボル、新田、エイジア、
からあげ、ヤードの31人。
-------------------------------------------------------------------------------------
【勇者パーティー&ゲスト・トーク】
シェリー「今回はSkyrim厨のわし、シェリーと――」
みほ「戦車道をつとめる少女・西住みほがお送りいたします!」
シェリー「オイみほ。本編で悪役にされてるが今どんな気分じゃ?」
みほ「最悪ですよ! 私があんな酷い扱いされてるなんて……(#^ω^)」
シェリー「じゃろうな……。ついでに処刑されかけたSkyrimの主人公並に扱いが酷い」
みほ「いや私はその人よりまだマシな扱いだと思います」
みほ「前置きが長くなりました。では、ゲストをご紹介いたします」
~110人目・リンク~
リンク「あ、どーも」
シェリー「リンクは大人気ゲーム「ゼルダの伝説」シリーズに登場するキャラじゃな?」
リンク「おう」
みほ「『ゲーム史上最も有名なゲームキャラクターランキング』第2位に入ってる、イケメン勇者ですね」
シェリー「そうなのか! リンクってそんなに有名な奴じゃったんじゃな……(;・∀・)」
リンク「伊達に何回も冒険してないからな。まあ大体別人なんだけどな;」
※シリーズを通して容姿が類似しているが、一部を除き全くの別人である(Wikipedia引用)
シェリー「因みに1位は誰なんじゃ?」
リンク「マリオ」
シェリー「あのヒゲか……。残当じゃなw」
みほ「どこが残念なんですか;」
みほ「リンクさんって、色々な道具を使いこなせるんですよね?」
リンク「おう。ブーメランとか、バクダンとか、フックショットとか使えるよ」
みほ「器用なんですね~。そんだけ器用だったら、泥棒とかも容易くできるんじゃないんですか?w」
リンク「「ゼルダの伝説」に泥棒できるシステムなんかないから! だからやらないし!」
みほ「そのシステムがあったらやってたみたいな言い方ですね……w」
シェリー「 「ゼルダの伝説 夢を見る島DX」……」ボソッ ※泥棒できるゲームです
リンク「それは言うな!; ていうかそのシステムあってもやらないよ、俺は!;」
みほ「リンクさんがウィオ版逃走中に初登場したのは、確か第23回「逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~」でしたよね?」
リンク「そうだぜ。ああ、もっと出番が欲しいぜ」
シェリー「そうなのか?」
リンク「おう、ウィオ版逃走中に初めて参戦してから思ったけど、逃走中ってスリルがあって楽しいし、好きだ!」
リンク「作者~、もっと俺を出してくれー!(*´▽`*)」
みほ「貴方が今後の逃走中に出られるかは、作者の気分次第で決まります。なので今後一切出ない可能性もなくはないです。」
リンク「お前(´・ω・`)」
シェリー「さて、今回のコーナーはこれで終わりじゃぞ~」
みほ、リンク「ありがとうございました~」
続く
- Re: 逃走中 ~不思議の森と魔法Ⅱ~ ( No.126 )
- 日時: 2020/04/04 22:36
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
「レナ司教」
レナ「銀髪の少年に、魔法使いの少女、そして目つきの悪い学生……。3人共いますね」
レナ「しかし関係ない人まで攻撃してしまいました……。その人たちや神様に、懺悔しなければ……」
レナ「……」
レナ「本当にこの3人以外の人間は関係のない人間なのでしょうか? 一緒にいましたし……」
レナ「……」キュウイイイン
(レナはそれを調べてみようと思い、魔法を使って数十分前にカンナたちがやっていた事を壁に映し出した――)
レナ「……この人たちもフロード教に楯突いていた……。立派な異端者ですね」
(さやかサン、ゆうき、ことり、灯、カエ、ブルーマウンテン、レベッカ、イチエン、ウィッチも異端者と見做された――)
レナ(この人たちも清めませんと……)
レナ「誰かいますか!?」
信者A、信者B「何でしょうか、レナ司教様!」タッタッタ
(偶然近くを異端者捜索していた信者二人が駆けつけてきた)
レナ「この人たちは異端者です。なのでこの人たちも清めの部屋に連れて行こうかと思っています」
レナ「しかし10人以上もいるので、単独で連れて行くのは大変です。なので手伝っていただけないでしょうか」
信者A「すみません、それは無理なんです」
レナ「どうしてですか?」
信者A「今は弥依の拷問で手一杯なんですよ。あの女、激しく暴れるから大人しくするのに大変で……」
信者B「猛獣の世話をしてるみたいでしんどいのですよ……能力封じの薬を飲ませても、すぐに効果が切れてしまうんですよ……」
(無力化させる薬を秒で無効化する、超人の弥依隊長――)
信者A「なので、清めるなら清めの部屋とは違う別の部屋で……」
レナ「そうなんですか……。なら、そうしましょう。2Fに休憩室がありますから、そこで行いましょう……」
信者A「私たちが異端者をそこへ運びます! お清めは私たちがやっておきますので!」
レナ「そうですか。よろしくお願いします。では私は聖具室に行きます。神様のことをもっとよく知りたいので……」
信者B「なるほど、勉強ですか……分かりました」
レナ(異端者はこれで全部捕まりました。後はいつものように司教としての務めをするだけです)
--------------------------------------------------------------------------------------
【聖具室】
レナ「……」
(レナ、棚にしまってあった聖書を取り出し、読む――)
【聖書:讃美歌が記されたページ】
我らに光をお与えください
非力な我らにお恵みをお与えください
私たちは神を信じる人と神を慈しみます
神の光は活力を与えてくれます
目の前で負傷している人にもお恵みを
私たちは神を信仰します
神よ 私たちの信じる気持ちを真摯に受け止めてください
私たちは神の味方です
(讃美歌は神を讃えるために絶対必要なもの。その基本をより学ぶことで、どんな環境でも常に同じ動きをできるようにする。基本は大事だ――)
レナ(やはり神は素晴らしい……)
コンコン
(その時、聖具室の扉が開いた――)
ロック「ハロー!」
エリザ「レナ司教様ー!」
レナ「あら、先程のお子さんたち……。どうしたのですか?」
ロック「俺たちも神様とやらを勉強したいんですよ」
レナ「何故ですか? 貴方たちはフロード教の人間ではないでしょう?」
ロック「やだなあ、司教様。俺たちもフロード教に入信したいってことですよ。そんぐらいわかってくださいよ」
レナ「目上に対する態度がなってませんよ。しかしその入信したいという気持ち。素晴らしいです」
レナ「私がレクチャーいたしましょう」ニコッ
エリザ「わーい、ありがとうございます!」
(嬉しそうな顔をするロックとエリザ――)
レナ「では、まずは私と一緒に「第1の聖書」を読みながらお勉強しましょうか。少し待ってくださいね」
(レナは奥の方にある棚へ向かう。そこには、宗教自体や神自体についてが記されている書物「第1の聖書」が入っている――)
ロック「なあ、司教様ってなんで司教になろうと思ったんです?」
レナ「何ですか、いきなり……」
エリザ「なんとなくです。いいから答えてくださいよ~」ヘラヘラ
レナ「……」
レナ「何処から話せばいいのか……」
------------------------------------------------------------------------------------
【数十年前】
――私は6歳のころ家の方針で、宗教や神のことだけを学ぶ宗教の専門学校に通わされていました。
(1年2組の教室)
教師「――神は素晴らしき存在です。人の心の傷を癒してくれます――」
レナ(……)
――私はその頃、宗教や神などに全く興味が無く、理科や算数などを勉強したいと思っていました。
(放課後)
レナ(さて、帰りますか……)
(レナが教室を出て、1年1組の教室の横を通った時――)
イジメっ子A「オラッ! テメー勉強ばっかして生意気なんだよ!」ゲシッゲシッ
イジメっ子B「ほら、泣けよ!」ヘラヘラ
ボブカットの少女「うう……止めてよぉ……」
レナ「!!」
(そのクラスの教室で虐められてる女の子を目撃した)
1年1組の生徒25人「……」
(その生徒25人は心配そうな顔をしながらも、止めには入らない――)
レナ「ちょっと貴方達! 何やってるんですか!」
(その頃から正義感の強かったレナは、何の躊躇も無しに助けに入った――)
イジメっ子A「あ? 誰だよお前。邪魔すんなよ!」
イジメっ子B「俺たちは趣味に勤しんでんだ! 部外者は引っ込んでろ!」
レナ「っ……!!」
レナ「人を虐めるのが趣味なんですか。最低ですね!」
イジメっ子「んだと、このアマ!」
レナ「人をイジメてはいけません! イジメを受けた人は一生心の傷を負うことになるんですよ!」
レナ「人を傷つける権利なんか誰にも無いんです! 自分たちだってイジメられるのはイヤでしょう!?」
イジメっ子B「な、何だよ、コイツ……。説教臭えな」
イジメっ子A「チッ、もう帰ろうぜ」
イジメっ子B「あ、ああ……」
(イジメっ子AはBを半ば強制的に連れて、一緒に帰っていった――)
ボブカットの少女「……」グスッグスッ
レナ「大丈夫ですか?」
(レナが手を差し伸べる)
ボブカットの少女「レナちゃん……! あ、ありがとう……」
レナ「全く、イジメをする人は最低です……。一緒に帰りましょう?」
ボブカットの少女「! うん……!」ニコッ
(その日はボブカットの少女と一緒に帰ったのであった――)
レナ(……)
レナ(この子がイジメられてた時、何で誰も止めに入らなかったんでしょう……)
【その翌日――】
レナ「……」
(学校にて。レナの机には「ブス」「カエレ」という文字が書かれており、更に埃だらけの紙屑も置かれていた――)
レナ「……」
周りの生徒「クスクス」
(この日からレナがイジメられるようになったのであった――)
ボブカットの少女「レナちゃん……」
(心配になったボブカットの少女が、レナに近づく――)
レナ「いいんです。貴方がイジメられないなら、これでいいんです……」
(心優しくて正義感の強いレナは、他人がイジメられてるのが大嫌いなのであった――)
(それから三日後――)
レナの父「お前……学校でイジメられてるんだってな」
レナ「……いいの。私があの子を庇ったんだから。私が悪いの」
レナの母「レナは何も悪くないわ。どんな理由があっても、イジメをしてはいけない。イジメをするほうが100%悪いのよ」
レナ「……」
レナの父「レナ。もう我慢する必要はない。転校しよう」
レナ「!」
レナの母「イジメをしてくるような子が居る学校にいる必要も無いわ。引っ越しをしましょう」
レナ「私が引っ越したら、またあの子が標的にされるかもしれない……」
レナ「私はまだあのイジメっ子たちの心を改めさせてないの。それを何とかしないまま引っ越しちゃったら、前の学校でまたイジメが起こっちゃうでしょ……」
レナの父と母「……」
レナの父「お前の人を思いやる気持ちはとても分かる。だけど俺たちだって、これ以上お前に傷ついてほしくないと思ってるんだ」
レナの父「明日引っ越して、その後は環境の良い学校に行こう」
レナの母「私だって、レナの将来が心配なのだからね……」
レナ「……」
レナ「うん」
(レナの父と母は普段は優しいが、怒ると別人のように怖くなる。これ以上意見すれば怒りを買うかもしれないと踏んだレナは、渋々承諾したのであった――)
(翌日)
(1年2組の教室)
教師「えー、今日は皆様に残念なお知らせがあります……。昨日、レナさんが××学校へ転校されました」
2組の生徒全員「!!」
教師「レナさんはイジメられていたそうです。イジメが起きているなんて、私は全く知りませんでした……」
ボブカットの少女(……)
ボブカットの少女(あたしのせいで、レナちゃんが……)
ボブカットの少女「」ガタッ
(突然席を立った、ボブカットの少女)
教師「どうしました」
ボブカットの少女「足の調子が悪いので早退します!」タッ
教師「ちょっ、ちょっと!」
(非常に適当な理由をつけて、教室を抜け出した――)
(その頃――)
ガタンゴトン……
レナ「……」
レナの両親「……」
(レナたちは別の地域へ移動するために、列車に乗っていた――)
レナ(……)
レナ(自分は正しいことを言ったのに、何であんな目に遭わなくちゃいけなかったんだろう……)
レナ(私は悪くない、何も悪くないはずだ……)イライラ
レナ「……!」ブルッ
レナの母「どうしたの?」
レナ「ちょっとトイレ……」スタスタ
ガチャッ バタン
(洗面所のある部屋へ出た。この部屋を通らないと、個室に入れない――)
ジャーーッ バシャバシャ
レナ(あの子、今どうしてるんだろう……)
(手を洗いながら、ボブカットの少女を心配するレナであった。そんな彼女の近くに――)
ボブカットの少女「レナちゃん」
レナ「!?」
ボブカットの少女「えへへ、ここにいたんだ」
(ボブカットの少女がやってきた)
レナ「あ、貴方! ど、どうしてここに?」
ボブカットの少女「早退してきたんだよ。レナちゃんって××学校に行くんでしょ」
ボブカットの少女「この列車に乗らなかったら、その学校にはいけないから……」
レナ「……」
(責任感の強い、ボブカットの少女。なんとわざわざレナを追いかけてきたのであった――)
ボブカットの少女「あたし、レナちゃんに謝りたくて……あたしのせいでレナちゃんがこんな目に……。ごめんね」
レナ「ううん、貴方は何も悪くないわ。悪いのはイジメをしていた連中」
レナ「あの時私は正しいことを言っただけなのに、向こうは私を虐げた……。正しいことを理解する能力が無いのよ、アイツらは」
レナ「いじめを傍観していた奴も同罪よ。あの時私のスピーチを聞いていたはずなのに、それを心に刻まず傍観者の立場のまま。本当に醜いわ」
ボブカットの少女「ちょっと言いすぎなような……」
レナ「いいんですよ」
レナ「あっ、トイレ行きたくなっちゃった……;」
ボブカットの少女「さっき行ったとこじゃん……」
レナ「今度は大きいほう――」ガチャッバタン ←トイレ入った
レナ「うわああああ紙がねえええよおおおお!! んもおおおおっ!!(;・∀・)」
ボブカットの少女「(;゚Д゚)」ビクッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
――それから私は××学校という宗教の専門学校の生徒となりました
――××学校はイジメをする人が一切存在せず、全員育ちの良い子だらけでした
――だけどまたイジメに遭遇するかもしれない。その時は何がなんでも自分の正しさを証明し、いじめっ子を改心させるのです
――私は悪人や善人を救える人間になりたい
――そして私は生真面目に宗教や神様のことを学び、司教になれる資格を貰いました。その後は勿論、司教を務めることにしました
- Re: 逃走中 ~不思議の森と魔法Ⅱ~ ( No.127 )
- 日時: 2020/04/05 16:27
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
-----------------------------------------------------------------------------------------
(現在)
レナ「――と言った感じです」
ロック「なるほど。泣けるね~」
エリザ「感動的だなぁ……。レナ司教様は素敵です!」
レナ「……ありがとうございます」
ロック「でもさ」
ロック「話を聞いた限り……。レナ司教様ってさ、自分以外の人間は全員アホだと思ってるタイプだよね?」
エリザ「プライドが高いんだろーな。列車でイジメっ子のことボロクソに言ってましたよね?」
エリザ「自分の考えを否定されたからでしょうね? プライドが高い人って、ちょっとでも自分を否定されると自身の全てを否定されたような気分になっちゃう」
エリザ「レナ司教様はプライドが高いから、異端者に対してあんなに厳しいんでしょうね」
ロック「ああ、ちょっと煽られただけですぐにムキになる、大人げないタイプか」
レナ「はっ! 目上の人に対する接し方のお勉強もする必要がありますね!」
ロック「ほら、そうやってムキになる。いい年した大人なんだから、もう少し冷静になったらぁ?」ヘラヘラ
エリザ「醜いよ~♪ さーて、お兄ちゃん、異端者は全員捕まったし、家に帰ってアニメでも見よっか」
ロック「おう!」
レナ「あの! 宗教についてのお勉強はいいのですか!?」
ロック「気が変わったっすw ホントすんません~w」
エリザ「まあでも、気が向いたらまたここに来ますんで、よろしく!」ウィンク
ガチャン バタン
(ロックとエリザは扉を開けて、聖具室を出て行った――)
レナ「……」
レナ(本当に胸糞悪いガキたちです……)
(やはり、プライドが高い――)
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【その頃、不思議の森にて――】
エイジア「全然ハンター見かけないな……」
(エイジアはその森の中を彷徨っていた――)
エイジア「まあハンターいないのは良いことだが……」ドキドキ
(そんな彼の近くに――)
スラッシーソルジャー「Oh!」
(スラッシーソルジャー・カミング)
エイジア(外国人か……。俺英語分かんないんだよな;)
スラッシーソルジャー(What? Do you ignore me? Did I do something wrong with him?(訳:あれっ? 無視? 僕、もしかしてなんか悪いことしちゃった?))
(人からどう思われてるか気になる、スラッシーソルジャー)
エイジア(なんて話そう……。カタコトでも通じんのかな?(;・∀・))
(その時――)
aren「あっ、エイジアさん!」
新田「スラッシーソルジャーさん!」
(arenと新田がやってきた――)
エイジア「arenさんに新田さん!」
新田「I'm glad you ran away then.(訳:あの時、貴方が逃げ切れて良かったです)」
スラッシーソルジャー「Thank you.」
エイジア(おおっ、英会話!)
エイジア「arenさん、新田さんと一緒なんですね」
aren「さっき合流しまして……」
(その時――)
黒江「あら……」ガサガサ
(草の根をかきわけてやってきた、今回初参戦の黒江と――)
さよりん「何だか騒がしいわね~、ってめっちゃいるじゃん!」ガサガサ
(反対の方からやってきた、さよりん――)
エイジア「何か次々とやってきたな……。何? 俺っていつの間にか人を引き寄せる力を持っちまったのか?;」
(違う)
さよりん「アンタら何の話してたの? 金の話?」
新田「全然違うよ;」
さよりん「金って良いよねー。キラキラしててさ♪ 金があればどんなものでも買えちゃう♪」
新田「金の話はしてないって言ってんだろ;」
(さよりんは大の金好き――)
黒江「なんだか楽しそうね」フフフ
エイジア「別に楽しくはありませんよ……」
(その時――)
カイゾー「ん……」
(宝玉を持った人間を捜している最中のカイゾーが、ここを通りかかった)
さよりん「誰か来たぞ?」
カイゾー「お前たち……「標的」だな?」ジャキンッ
(カイゾーは愛用の武器「レーザーソード」を装備する――)
エイジア「初対面の人間にいきなり武器向けるとかヤバい精神してんな、お前……」
カイゾー「お前たちは俺の敵だ。だからここで倒されてもらう!」
黒江「何言ってんの、貴方……!」
新田「なんだかよく分かりませんが、とりあえず戦闘態勢に――」
(その瞬間――)
ズバズバズバズバズバッ!!
エイジア、黒江、さよりん、新田、スラッシーソルジャー、aren「ぐあああああっ!!」ドサッ
(彼らが戦闘態勢に入る前に、カイゾーは目にも止まらぬ速さで連続切りを放った――)
《エイジア 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り 30人 [63:20]
《黒江 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り 29人 [63:20]
《さよりん 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り 28人 [63:20]
《新田 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り 27人 [63:20]
《Slushy Soldier Defeated 〔Remainder Game Time〕》
26 Remainder [63:20]
《aren 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り 25人 [63:20]
(6人全員、牢獄へ転送された――)
カイゾー「弱いな……」ジャキッ
(カイゾーはレーザーソードを鞘に収めた――)
カイゾー(早く宝玉を手に入れなければ……)テクテク
-----------------------------------------------------------------------------------------
【フロード教会:2Fにある休憩室にて】
カンナ(男)、翠星石、カエ、イチエン、シェリー、御行、青山、ゆうき、ことり、灯、レベッカ、さやかサン、ウィッチ「……」
(その頃、カンナたちはロープで身体を縛られたまま、座らされていた――)
カンナ(男)「僕今回の逃走中だけで何回捕まってんだよ……」
翠星石「流石ヒロインですぅwwwww」
カンナ(男)「ヒロインは君だろ!;」
御行「それより、どうやって脱出する……?」
灯「翠星石ちゃんが超人パワーを出してくれたら、こんなロープくらい、すぐ……」
(全員、無力化の薬を飲まされたため、一般人並のパワーとなっている――)
カエ「皆さん、私が護身用にナイフ持ってることを知らないんですか?」ジャキンッ
(カエは服のポケットに隠し持っていたナイフを取り出し、自分のロープを切る。そして翠星石たちのロープも切った――
灯「ありがとう、カエデちゃん……」
カエ「いーんですよ。それより皆さん、行きましょう!」
カンナ(男)「どこに?」
カエ「決まってるじゃないですか! あのクソ司教に仕返しするんですよ!」
カンナ(男)「全員の能力が封じられてる状態でか……」
翠星石「むりょくだむーん」
(果たして、これからどうなるか――)
残り逃走者……【❤カンナ(男)&レベッカ❤】、ジークベルト、翠星石、青山、ドロン、アプール、ことり、
イチエン、灯、弥依、カエ、御行、あきら、天成、シェリー、みほ、さやかサン、ジャンヌ、愛美、
ゆうき、モンブラン博士、クロノスエボル、からあげ、ヤードの25人。
------------------------------------------------------------------------------------
【勇者パーティー&ゲスト・トーク】
翠星石「今回のコーナーは翠星石と――」
カンナ(男)「ぼく、カンナがお送りいたします!」
翠星石「今回来ていただいたゲストはこちらです!」
~111人目・ユーリ・コヴァーチ~
ユーリ「ど、ども」
翠星石「ユーリはTRPG「29歳探偵と奇妙なそっくり少女」に登場するキャラですぅ」
カンナ(男)「因みにそのタイトルは「ハッピーバースデートゥーアイ」でもあるよ」
ユーリ「僕、青山天成くんの友達なんです。彼が黒原銀さんに憧れちゃって、探偵事務所に行きたいというので、天成くんについていきました」
ユーリ「それからは事務所の手伝いをしてます」
翠星石「事務所の手伝いはどうなんですか?」
ユーリ「上司の黒原さんは詐欺をしまくったり、あきらさんが上司に辛辣な言葉をかけたりしてます。ぶっちゃけ見てて楽しいです」
翠星石「いい性格してますね、お前www」
カンナ(男)「ブーメラン」
カンナ(男)「ユーリの得意な事って何?」
ユーリ「聞き耳を立てたりとか、説得術とか、応急手当とかですね。因みにラテン語も少しかじってます」
翠星石「へえー、お前説得術に優れてるんですか。何、そのスキルを活かして詐欺して金儲けしてるんですか?wwwww」
ユーリ「僕は黒原さんみたいに詐欺なんかしたりしません;」
カンナ(男)「そういえばユーリって男なの? 女なの?」
ユーリ「男です。女みたいな見た目してますが、れっきとした男です」
翠星石「そうなんですか。てっきり、男装趣味があるかと……wwwww」
ユーリ「……いい加減、舐めた口きくのやめてくれるかな」ボソッ
翠星石「えっ?(;・∀・)」
カンナ(男)(ドスの効いた声だったぞ……怖っ!;)
カンナ(男)「ユ、ユーリ! ウィオ版逃走中に初登場したのって、確か第24回「逃走中 ~不思議の森と魔法Ⅱ~」が初だよね?」
ユーリ「え? ああ、そうですけど……」
翠星石「まだ今のところ何の活躍もしてませんよね、お前」
ユーリ「そうですね……。でも、今後の逃走中でこれから活躍するかもしれませんし、それに期待してます!」
カンナ(男)「ふふ、頑張るんだよ~」
翠星石「さて、今回のコーナーはこれで終わりですぅ」
カンナ(男)、ユーリ「ありがとうございました~」
続く
- Re: 逃走中 ~不思議の森と魔法Ⅱ~ ( No.128 )
- 日時: 2020/04/05 16:30
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
「ロックとエリザ」
エリザ「ふ~、レナ司教様の過去話、面白かったね」
ロック「そうだな」
エリザ「ねえお兄ちゃん、今から2Fにいる異端者を甚振りに行こうよ」
ロック「アニメ見るんじゃねーのかよ」
エリザ「やだなあ、あれはさっきの部屋から出るための口実だよ。家帰っても暇だし、人を甚振りに行こうよ」
(実はカンナ(男)たちがレナ司教にやられるところを陰から見ていた、二人――)
ロック「なるほど……。ま、いっか。俺も行くぜ!」
エリザ「ふふ、楽しみだね、お兄ちゃん♪」
--------------------------------------------------------------------------------
(その頃、2Fにいるカンナ(男)、翠星石、カエ、イチエン、シェリー、御行、青山、ゆうき、ことり、灯、レベッカ、さやかサン、ウィッチは――)
カエ「どうしましょう……」
イチエン「無能力の状態で行ったら、絶対信者とか司祭に見つかった時ロクなことにならないぞ!」
イチエン「ただでさえ司教はクソ厄介な存在なのに!」
翠星石「落ち着けですぅ、犯罪者」
イチエン「痛いところをついてくるな、お前……;」
翠星石「こうなったら、助けを呼ぶしかないですぅ」
ウィッチ「助け?」
翠星石「他の逃走者にスマホで助けを求めるんですぅ。暇そうな奴に現状を報告するんですぅ」
(現在、フロード教の標的にされてない逃走者は、ジャンヌ、あきら、愛美、モンブラン博士、クロノスエボル、からあげ、ヤードの7人のみ――)
翠星石「」ピッピッ
翠星石「おいヤード! お前今暇ですか?」
ヤード『あ? 暇じゃねーよ。愛美と一緒に行動することで忙しいんだよ』
翠星石「一応確認取りますけど、お前戦闘能力奪われてたりとかしないですよね?」
ヤード『何言ってんの? 俺はいつでも戦える能力を持ってるぜ!』
翠星石「そうですか。じゃあ早く翠星石たちのところに来いですぅ。城下町にあるフロード教会の2Fの休憩室にいますから!」
ヤード『おい待て忙しいって言ってんだろ;』
翠星石「いいから来やがれですぅ、こっちは約10人が危機に陥れられてんですぅ!」
ヤード『あっ、ちょっ、待っ――』
ピッ
翠星石「よし、これでヤードは来るでしょう」
青山「強引でしたね……。ヤードさんが少し可哀相です」
翠星石「仕方ないですぅ、助かるためにはこうするしかないんですぅ;」
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【不思議の森にて】
愛美「……電話、何だったんですか?」
ヤード「今すぐフロード教会ってところに来いとかなんとか……」
愛美「フロード教会?」
ヤード「そこに翠星石と他10人がいる。なんか危機に陥ってるらしい。正直俺、推しと一緒に行動することに集中していたいんだけどな~」
愛美「あの……。危機に陥ってるのなら、助けに向かったほうがよろしいのでは?」
愛美「放っておいたら可哀相ですよ……」
ヤード「そ、そうだな! よし、待ってろ翠星石たち! 今助けに行くぜ!」
(推しに左右される、ヤードなのであった――)
愛美(考えがコロッと変わりましたね……(;・∀・))
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【教会:休憩室】
翠星石「……うん、分かったですぅ。早くこっちに来るですよ」ピッ
カンナ(男)「どう?」
翠星石「全員に連絡取れました」
(ジャンヌ、あきら、愛美、モンブラン博士、クロノスエボル、からあげの6人全員に助けを求めたようだ――)
カエ「じゃあ7人全員こっちに来るってことですよね? 良かった、嬉しいですぅ……」
翠星石「あっ、お前! 翠星石の語尾パクるなですぅ!」
カエ「は? ゆうやみ特攻隊の2巻の6ページの口調を再現しただけなんですが?」
翠星石「マニアック過ぎるでしょ;」
灯「まあまあ翠星石ちゃん、助けが来るまで大人しく待とう?」
御行「……待ってる間に、信者がここら辺を巡回にでも来たらどうすんだ?」
御行「信徒が今の俺たちの状態を見たら、「どうやってロープを解いた!?」ってキレて、拷問しそうだぞ……」
翠星石「……」
カエ「すんません、ロープ切らなきゃ良かったですね☆」テヘペロ
翠星石「デコピン!」ビンッ
カエ「いでっ!;」ヒリヒリ
カエ「……一瞬お花畑が見えました。デコピンされただけなのに……;」
(翠星石の力は恐ろしい――)
ゆうき「つーかどうすんだよ」
ことり「……動くしか無くない?」
レベッカ「動くって……?」
ことり「信徒に見つからないように動くんだよ。このまま大人しくしてたら、おそらく拷問コースでしょう……」
イチエン「オレ拷問なんて嫌だぞ……(-_-;)」
ことり「だから動こうって言ってるの。信徒に見つからないように、弥依ちゃんを助けに行こう」
シェリー「じゃあアレか、少人数で行動だな。全員で固まったまま動くと危険にもほどがあるからな」
ことり「うん。なので私はゆうき君と一緒に動く❤」ダキッ
ゆうき「うおっ、ことりちゃん!?///」
ことり「エヘヘ~♪ ゆうき君を単独になんかさせないよっ?」スリスリ
ゆうき「ちょっ、こんな時にイチャイチャは……ま、いっか♪///」
カンナ(男)「妥協すんな!;」
(相変わらず仲の良すぎる、カップルである――)
レベッカ「じゃああたしはカンナと♪」ダキッ
カンナ(男)「げっ!;」ギュウウウ
灯「翠星石ちゃんっ! 一緒に行こっ?」ダキッ
翠星石「うぎいっ!;」
(一方的に人に好かれまくってるカンナと翠星石――)
カンナ(男)「ああ、分かったよ……(もうどうにでもなれ)」
翠星石「分かりました……。(どうせこうなると思ったですぅ)」
カエ、イチエン、シェリー、御行、青山、さやかサン、ウィッチ「ヒソヒソ」←相談中
イチエン「じゃあ……残りのオレたちはそれぞれ単独で行動ってことで……」
青山「皆さん、気を付けてくださいね。絶対に信徒や司教様に見つかってはいけませんよ?」
イチエン「勿論だ! そっちこそ気をつけろよ、えーと、名前なんだっけ?」
青山「青山ブルーマウンテンです」
イチエン「ハーフ?」
青山「ペンネームです;」
さやかサン「じゃ、行こっか」
ウィッチ「ええ」
(全員、再び弥依救出を目指す――)
------------------------------------------------------------------------------------
【その頃、フロード教会にある清めの部屋にて】
弥依「……」
男性信者A「ぜえぜえ……」ボロボロ
男性信者B「ようやく黙ったか……」ボロボロ
(男性信者二人の服や身体は傷や弥依の唾でいっぱいであった。弥依が蹴ったり、唾を飛ばしたりして抵抗しまくったためである――)
男性信者A「猛獣の世話をする飼育員の気持ちが少しだけ分かった気がする……」
男性信者B「ああ……。そういうことより、これでやっと「清め」ができるな」
男性信者A「そうだな。ようやくこの異端者を……」
(男性信者二人はトンカチを手に取る――)
男性信者A「ハアッ!!」
ドゴンッ!!
弥依「……」
(男性信者Aは全力で弥依の頬をトンカチで殴った――)
男性信者A「フロード教に楯突いた罰、ここで償ってもらうぞ!!」ガコンゴスン!!
弥依「……」タラー
(何度も頬を殴られた弥依の口から、血が出てきた)
男性信者B「おいA、俺にもやらせろよ。お前だけでやんなよ」
男性信者A「ん、悪い」
男性信者B「謝るな。さてと……。ハアアッ!!」
グギイイッ
弥依「っ……」
(Bはトンカチで弥依の右腕を全力で叩いたのであった――)
男性信者B「これ骨イッてんじゃねーのか?」
男性信者A「構わねーよ! 偉大なるフロード教に楯突いたんだ、これぐらい当たり前だろ!」
男性信者B「そうだな。じゃあ、次は反対の腕だな。オラア!!」ゴンッ!!
弥依「」
(気を失ったまま、惨い拷問を受け続けている弥依なのであった――)
----------------------------------------------------------------------------------
(その頃、さやかサンは――)
さやかサン「……」コソコソ
(信徒の目を盗みながら、1Fへ続く階段を捜していた――)
さやかサン「ドキドキする……。時のオカリナの兵士の目掻い潜りながらゼルダ姫のとこ行く奴みたい……」ドキドキ
(的を得ている)
さやかサン(ってそれより、早く弥依サンのところに……)
ロック「アレっ!? 休憩室にいたんじゃないの!?」
エリザ「休憩室から出歩いてるー!」
さやかサン「!?」ビクッ
(後ろからロック達の声がし、咄嗟に振り向いたさやかサン。見つかってしまった――)
さやかサン「しまっ……って、貴方達、あの時の……」
(さやかサンは城下町でロックとエリザと会ったことがある――)
ロック「ってよく見たらコイツ、あん時の生意気な女じゃねーか」
エリザ「異端者殴りに行くのを反対してたよね。今度はフロード教自体を反対しちゃったのかな?」
さやかサン「……」
さやかサン「退いてくれる?」
ロック「おお、怖い怖い。でも退くわけにはいかねーな」
エリザ「そうそう。私たちは異端者を甚振るために来たんだから」
さやかサン「……どうしてそんなに人を甚振りたがるの?」
ロック「楽しいからに決まってんだろ!」
さやかサン「どうして楽しいって思うの?」
ロック「何かな、見てるとドキドキするんだよ。俺、2歳か3歳のころから、人体の解剖図とか見るの好きでさ」
ロック「ああいうグロテスクなもんを見ると、すんげえ興奮すんだよ。なあエリザ?」
エリザ「うん、お兄ちゃん!」キラキラ
(目を輝かせながら返事しているエリザ)
ロック「人を甚振っている内に、皮とかが剥がれて骨とかが見えると思うと……。ああ、ゾクゾクするぜ!!」
エリザ「うん!」ワクワク
(異常性癖を持つ、サイコパスの兄妹――)
さやかサン「……」
さやかサン「最低……」ボソッ
- Re: 逃走中 ~不思議の森と魔法Ⅱ~ ( No.129 )
- 日時: 2020/04/05 16:31
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
ロック「はあ?」
さやかサン「最低って言ったんだけど?」
エリザ「ハッ、異端者の分際でよくそんな口が叩けるね」
エリザ「私知ってるんだよ? 捕まった異端者は能力封じの薬を飲まされて無力化されるって」
エリザ「無力の癖に、私たちに意見しないでよ!」ペシッ
さやかサン「っ……」
(頬をビンタされた、さやかサン――)
さやかサン「……」
さやかサン「二人とも……一ついいかな?」
(落ち着いた態度であるが、内心は怒りに燃えているさやかサンが意見する――)
さやかサン「ここでオナニーしてください」
ロック、エリザ「……えっ!?」
(流石の二人も、これは予想外であった――)
さやかサン「どうしたんですか? 人を甚振ろうとする度胸はある癖に、オナニーする度胸は無いんですか?」
さやかサン「早くやってみてくださいよ。その醜態、全世界に醜態して、男や女のオカズにしてあげますから」
(黒い笑みで言い続ける、彼女――)
さやかサン「アッハッハッハッハ!! やれって言ってんだよ!! クソボケが!!」
ロック、エリザ「……」ブルブル
ロック「お、おいエリザ……。逃げようぜ」
エリザ「う、うん……」
(サイコパスの二人が恐れおののくくらいの怖さを見せつけた、さやかサンであった――)
さやかサン「……」
(ロックとエリザは、そそくさとさやかサンから離れて行ったのであった)
さやかサン「……」
さやかサン(ふう……。サイコパスでも、所詮子供だね。ちょっと強く言っただけでビビっちゃって……)
さやかサン(ま、いっか♪ そんなことより、早く弥依サンを……)
(その時――)
ドスッ!!
さやかサン「えっ?」
(さやかサンは腹に違和感を覚え、それを恐る恐る見てみる――)
ボタ……ボタ……
信徒「……」
さやかサン「……ううっ!」
(槍の先端が腹から突き出ていた。信徒が背後から槍でさやかサンを刺したのだ――)
信徒「異端者がここで何をしている」
さやかサン「ううっ……あぐっ」ガクッ
(あまりの痛みで気を失った、さやかサン――)
《暁 沙耶香 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り 24人 [58:32]
(さやかサンは牢獄へ転送された)
信徒「!? 消えた……? 何処に行ったというのだ……?」キョロキョロ
-------------------------------------------------------------------------------------
(その頃、翠星石と灯は――)
翠星石「翠星石のパクリは……。大丈夫ですかね……」コソコソ
信徒「」ウロウロ
(翠星石と灯は信徒の目を掻い潜りながら、1Fへ続く階段を目指している――)
翠星石「クソッ……」
灯「翠星石ちゃん……」
翠星石「何ですか?」
灯「絶対に捕まっちゃだめだよ、翠星石ちゃん……」
翠星石「お前も捕まってほしくな……あっ///」プイッ
灯「どしたの?」
翠星石「ちょっと唐突に向こう振り向きたくなりまして……」
(ツンとした態度をするのを忘れた翠星石。恥ずかしくなって向こう向いちゃった)
灯「ふーん」
【牢獄 DE トーク】
ソフィー「もう残り24人か……」
Ga.c=evo.「カンナたち、大丈夫なんですかねえ……」
灯焔「それは分かりません……」
樹状細胞「ま、翠星石たちなら大丈夫でしょ。彼女は超人なんだよ? 簡単にやられるわけ――」
シュウウウウウンッ!
樹状細胞「えっ?」
(その時、牢獄に6人の人間が転送されてきた――)
モンブラン博士、クロノスエボル、あきら、ジャンヌ、ヤード、愛美「……」ボロボロ
新田「えっ!?」
(なんと、先程翠星石に助けを呼ばれた人間たちなのであった――)
ミドリコ「ちょっと! どうしたのその傷は! とりあえずおくすり塗ってあげるね!」
(薬の知識を熟知している薬商人・ミドリコは咄嗟に傷薬を6人に塗ったのであった。するとみるみるうちに6人の傷が塞がっていく――)
あきら「あ、ありがとう……」
ミドリコ「何があったの……?」
ヤード「実はな……。今翠星石たちがフロード教会ってところにいてな。今ヤバイ状況らしいんだ」
転送されてきた6人以外全員「!?」
ヤード「俺と愛美は翠星石に助けを求められて、教会に向かってた途中なんだが……」
ヤード「途中でライトソードみたいな武器を持った男にいきなりボコボコにされてな……。そんでこの有様だ」
モンブラン博士「ライトソード? ヤードさんもなのですか!」
ヤード「モンブラン博士さんも?」
モンブラン博士「ああ。いきなり襲い掛かってきたから、目潰しとか腕折りとかしようと思ったが、それをする時間すら与えてくれなかった……」
ナリジーニョ「サラっと恐ろしいこと言うなよ……;」
あきら「俺やジャンヌもその男にやられた……」
クロノスエボル「私も……」
(因みにその男の正体は、キャプテン・カイゾーである――)
クロノスエボル「こんなに多くの人がその男にやられちゃったなんて……」
ミドリコ「なんだか……怖いね」
愛美「ていうか、これでは翠星石さんたちを助けに行けないではありませんか……!」
クロノスエボル「どうしましょう……」
あきら「……」
あきら(シャドウリンク……。無事でいてくれよ……!)
--------------------------------------------------------------------------------------------
【その頃、城下町にて――】
シャドウリンク[ゼエ、ゼエ……]ボロボロ
(シャドウリンクは肩から血を流しながら、城下町に辿り着いていた――)
シャドウリンク(クソッたれ……。あきらとジャンヌの奴、一瞬で切られまくってた……)
(シャドウリンクは辛うじてカイゾーから逃れられた。あきらとジャンヌが逃がしてくれたのだ――)
シャドウリンク[だんだん教会との距離が近くなってきたな……]
シャドウリンク(しかし、こんな傷じゃロクに人間を甚振れないぞ……)
(その時――)
ポッパラム「ああっ、シャドウリンクさーん!」タッタッタ
木人「こんなところにいたんすか!」タッタッタ
シャドウリンク[!?]
(シャドウリンクの部下である、木人とポッパラムがやってきた――)
シャドウリンク[お前ら……何故ここに?]
木人「何故って、そりゃ貴方を捜してたからに決まってるじゃないですか!」
ポッパラム「貴方の大好きなアニメ・かぐや様の2期が発表されたことを教えたかったんです……」
シャドウリンク[それだけの為にかよ……]
ポッパラム「ていうか怪我してるではありませんか! ちょっと待ってください;」ゴソゴソ
(ポッパラムは袋から回復薬を出す)
ポッパラム「どうぞ」
シャドウリンク[ああ、有難う]ゴクッゴクッ
(するとシャドウリンクの肩の傷はみるみるうちに塞がっていった)
シャドウリンク[これで教会へ行ける]
木人「教会って、フロード教会のことですか? そんなところに何の用があるんですか?」
シャドウリンク[フロード教を信仰している人間を玩具(がんぐ)に変えるためにだ]
木人「玩具って……。まさか甚振りに行くってことっすか?」
シャドウリンク[それしか無いだろう。少し前にとある人間に「フロード教会には大勢の人間がいるから好きなだけ甚振れるぞ」とかなんとか吹き込んでくれてな]
ポッパラム「マジっすか」
木人「え、じゃあ今向かってる途中なんですか?」
シャドウリンク[そうだ]
木人「ならオイラも連れて行ってください! 信仰していい気になってる人間の顔が歪むところを見てみたいんです!」
ポッパラム「私も見たいです!」
(流石、シャドウリンクの部下――)
シャドウリンク[ああ構わんぞ]ニヤリ
(シャドウリンクは部下二人を連れて教会へ行くことにしたのであった――)
----------------------------------------------------------------------------------------
(その頃、からあげは――)
からあげ「ぜえ、ぜえ……やっと城下町だ……」
(城下町に辿り着いていた。翠星石に助けを求められた人間の中では唯一、運良くカイゾーの被害を受けなかった人間――)
からあげ(フロード教会に、翠星石たちが……。早く行かなければ)
からあげ(でも、そこまでの道のりが分からない……。闇雲に教会を探しても見つからなさそうだし……)
からあげ(とりあえず近くの人に訊いてみるか)
からあげ「あのー、すみません……」
キャル「はい?」
ズルッグ「?」
からあげ「フロード教会に行きたいんですけど……」
キャル「えーと、あそこの道を曲がったところにありますよ。……入信したいんですか?」
からあげ「え? まあ、ちょっとね……」
キャル「入信は止めておいたほうがいいですよ……。あそこロクなところじゃありませんし……」
(フロード教がロクなものではないという噂を知っているキャル――)
キャル「まあ、噂ですけどね……」
からあげ「そうなんですか……。まあ、噂なんかどうせデタラメに決まってますって。それでは教会に行ってきます」
からあげ「教えてくださりありがとうございます」
(礼をした後、からあげは教会へと向かっていった――)
キャル「……」
シェゾ「マジで行きやがったな、アイツ……」
キャル「えっ!?」クルッ
(いつの間にかキャルの近くにシェゾがいた。彼は散歩の途中なのであった)
シェゾ「フロード教会への道、教えてしまったんだな……」
キャル「え?」
シェゾ「フロード教がヤバイとかいう噂。それ、本当だぜ?」
キャル「えっ!? そうなの?」
シェゾ「ああ。1年くらい前にフロード教を侮辱した奴が袋に入れられて、教会へ連行されていくところを見たんだ、俺」
キャル「ええ……?」
おしゃれコウベ「あらあら、フロード教って評判良くないって噂だったけど、本当だったのね~」コツコツ
麟「そうみたいね……」テクテク
(そしておしゃれコウベと冴月麟がやってきた。翠星石たちに教会の位置を聞かれた者が全員集まったのであった――)
キャル「おしゃれコウベさんに麟ちゃん!」
(因みにキャルの家はシェゾ、おしゃれコウベ、麟の家と距離が非常に近い――)
シェゾ「次々と来たな」
キャル「え、えーと……。フロード教ヤバイんでしょ? じゃあ、さっきの人に「教会へ入るな」とか伝えなきゃ!」
麟「そうね。でも貴方だけじゃダメ。私も行くわ」
おしゃれコウベ「レディだけに任せていられないわ。私も行く」フフフ
シェゾ「俺も行くぜ!」
キャル「皆……ありがとう!」
(仲の良い4人組も、教会へ向かう――)
ズルッグ「あの、俺もその仲良しグループに入ってるんですけど。ナチュラルな感じでハブかないでくれます?;」
(物語は、佳境を迎える――)
残り逃走者……【❤カンナ(男)&レベッカ❤】、ジークベルト、翠星石、青山、ドロン、アプール、ことり、
イチエン、灯、弥依、カエ、御行、天成、シェリー、みほ、ゆうき、からあげの18人。
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【勇者パーティー&ゲスト・トーク】
アプール「今回のコーナーはぼく、アプールと――」
シェリー「わし、シェリーがお送りするぞ~」
アプール「ぼく、いつまで悪役にされるんだろう……」
シェリー「さあ? それよりゲスト呼ぶぞ」
アプール「ぼくにとって重大な問題を「さあ?」で済ませるなよ;」
~112人目・アリス・カータレット~
アリス「アリスだよ♪ よろしく♪」
アプール「今日はアリス・カータレットの誕生日だね、おめでとう!」
シェリー「誕生日、おめでとう♪」
アリス「えへへ、ありがとう!」
アプール「アリスは確か、漫画・アニメ「きんいろモザイク」に登場するキャラだよね」
アリス「うん。イングランドのコッツウォルズってところから日本に来たんだ~」
シェリー「外国人か。いいのう~」
アプール「アリスって確かクラスメイトに執着されてるんだっけ?」
シェリー「ああ~、確か大宮忍って奴」
アリス「うん、昔追っかけまわされたことあるよ。今でもアプローチしてくるよ……;」
アプール「すいあかかな」
シェリー「苦労してるんじゃな、アリス;」
アリス「まあでも、何だかんだで楽しいよ~♪」
アプール「追っかけまわされても好感度下がらないあたり、アリスがとっても優しい人なのが窺える♪」
アリス「そんなことないよ~」
シェリー「もしアリスがSkyrimの世界にいてスリをされても、絶対に衛兵呼んだりとか、攻撃したりとかしないだろうな……」
アリス「は? Skyrim?」
アプール「このSkyrim厨め」
アプール「アリスがウィオ版逃走中に初登場したのって確か、第11回「逃走中 ~メルヘンランドの異変~」だったよね」
アリス「うん。まだ3、4回ぐらいしか出てないけどね」
シェリー「アリス以外にも3、4回しか出てない奴、いっぱいいるんじゃが;」
アリス「もっと逃走中に出たいな~、なんて」
アプール「作者の気分次第だね、それは」
アリス「そっか(*^-^*)」
シェリー(内心残念に思ってそうじゃな)
アプール「さて、今回のコーナーはこれで終わりだよ~」
アリス、シェリー「ありがとうございました~」
続く
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