二次創作小説（新・総合）
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- 逃走中 ～不思議の森と魔法Ⅱ～【完結】
- 日時： 2020/04/09 19:40
- 名前： ウィオ （ID: iuL7JTm0）
ウィオ版逃走中第２４弾！
今回の逃走中の舞台は、第４回逃走中で行われた場所である「不思議の森」と「城下町」！
その森は広く、魔女や不思議な生き物が住んでいる。
そして城下町には個性的な住民たちが多く住んでおり、とても賑やかである。
第４回では悪さを働いていた王と大臣を、翠星石や樹状細胞が捕まえた。
そして優しき女性・沖田ミツバが女王となり、彼女は平和な国にしていくように努めていった。
しかし……。今回の逃走中で、不思議の森とその町に「ある恐怖」が訪れる。
果たして、逃げ切る者は現れるのか？
｛逃走者紹介｝
カンナ（男）（ファイアーエムブレムif）｛２４｝
レベッカ（ぷよぷよクエスト）｛３｝
ミドリコ（ファイアーエムブレムif）｛８｝
キヌ（ファイアーエムブレムif）｛６｝
ジークベルト（ファイアーエムブレムif）｛５｝
マルス（ファイアーエムブレム 紋章の謎）｛３｝
翠星石（ローゼンメイデン）｛２３｝
金糸雀（ローゼンメイデン）｛８｝
斉藤さん（ローゼンメイデン）｛４｝
香風 智乃（ご注文はうさぎですか？）｛７｝
青山 ブルーマウンテン（ご注文はうさぎですか？）｛３｝
おばドル（ドラゴンクエスト５）｛１２｝
ドロン（ドラゴンクエスト５）｛１３｝
アプール（ドラゴンクエスト５）｛９｝
ピエール（ドラゴンクエスト５）｛５｝
ブリード（ドラゴンクエスト５）｛４｝
南 ことり（ラブライブ）｛１７｝
氷川 日菜（Bang Dream）｛６｝
金田 イチエン（超ガッコウ伝 ガット）｛１８｝
樹状細胞（はたらく細胞）｛６｝
スラッシーソルジャー（FORTNITE）｛１｝
天野 灯（となりの吸血鬼さん）｛９｝
ソフィー・トワイライト（となりの吸血鬼さん）｛５｝
ユウリ（ポケットモンスター ソード・シールド）｛１｝
花岡 弥依（ゆうやみ特攻隊）｛１０｝
越島 カエデ（ゆうやみ特攻隊）｛１０｝
シェリー（グリムノーツ）｛１０｝
ナリジーニョ（Sitio Do Picapau Amarelo）｛４｝
ボボボーボ・ボーボボ（ボボボーボ・ボーボボ）｛１｝
首領パッチ（ボボボーボ・ボーボボ）｛１｝
ところ天の助（ボボボーボ・ボーボボ）｛１｝
さよりん（どうぶつの森 ホヒンダ村だより）｛１｝
コタロウ（どうぶつの森 ホヒンダ村だより）｛１｝
ルイコ（どうぶつの森 ホヒンダ村だより）｛１｝
ちあき（どうぶつの森 ホヒンダ村だより）｛１｝
シゲ（どうぶつの森 ホヒンダ村だより）｛１｝
黒原 銀（尊き夢の世界）｛６｝
高木 あきら（尊き夢の世界）｛４｝
青山 天成（ハッピーバースデートゥーアイ）｛１｝
ユーリ・コヴァーチ（ハッピーバースデートゥーアイ）｛１｝
シャーリー・チック（名探偵ブラックと社畜助手ちゃん）｛５｝
白銀 御行（かぐや様は告らせたい）｛２｝
ペンギン（テイコウペンギン）｛２｝
霜屋 涼（Re:kinder）｛１｝
暁 沙耶香（Re:kinder）｛１｝
西住 みほ（ガールズ＆パンツァー）｛４｝
冷泉 麻子（ガールズ＆パンツァー）｛２｝
ロキ（ラグにゃロク）｛３｝
フェンリルたん（ラグにゃロク）｛３｝
ハナ・N・フォンテーンスタンド（ハナヤマタ）｛１｝
ドラニコフ（ドラえもん）｛１｝
豊聡耳神子（東方project）｛１｝
宮下愛（虹ヶ咲スクールアイドル同好会）｛１｝
しろくま（すみっコぐらし）｛１｝
黒江(マギアレコード魔法少女まどか☆マギカ外伝）｛１｝
ウルティマ（転生したらスライムだった件）｛１｝
ジャンヌ・ダルク（Fate/Apocrypha）｛１｝
次元 大介（ルパン三世）｛１｝
しずえ（どうぶつの森シリーズ）｛１｝
クレア・ヒースロー（SDガンダム GGENERATIONシリーズ）｛１｝
桐ヶ谷 和人 (ソード・アート・オンライン）｛１｝
ジュプトル（ポケモン不思議のダンジョンシリーズ）｛１｝
大空あかり（アイカツ！）｛１｝
ランパ（伝説のスタフィー）｛１｝
奥田 愛美（暗殺教室）｛１｝
konakun.（作者組）｛１９｝
ゆうき（作者組）｛１９｝
武勝龍 景丸（作者組）｛８｝
モンブラン博士（作者組）｛１７｝
桜木 霊歌（作者組）｛２１｝
クロノスエボル（作者組）｛４｝
からあげ（作者組）｛２｝
エイジア（作者組）｛７｝
aren（作者組）｛６｝
灯焔（作者組）｛１｝
生ブスカジ（作者組）｛５｝
新田（作者組）｛１２｝
洋輝（作者組）｛１６｝
ネクスタ（作者組）｛１３｝
Ga.c=evo.（作者組）｛３｝
ヤード（作者組）｛９｝
▽今回の舞台は、懐かしの不思議の森と城下町！
▽相変わらずヤンデレのレベッカ！
▽弥依隊長とカエさん、久々に参戦！
▽久々のすいあか！
▽さやかサンのぶっ飛んだ発言！
▽金糸雀、今度こそ自首できるのか？
▽日菜のサイコパスっぷり！
▽果たして、逃げ切る者は現れるのか？
- Re: 逃走中 ～不思議の森と魔法Ⅱ～ ( No.140 )
- 日時： 2020/04/07 22:48
- 名前： クロノスエボル （ID: cfr4zh/q）
- 参照： http://クロノスエボル
クロノスエボルです。カイゾー、強すぎますね。私がサウザンドジャッカーを取り出す前に、ケリを付けるとは・・・黒江も戦闘態勢すなわち、魔法少女姿に変身する前に、やられましたからカイゾーはそれほど、強いということですか。油断なりませんね。
- Re: 逃走中 ～不思議の森と魔法Ⅱ～ ( No.141 )
- 日時： 2020/04/07 20:17
- 名前： sorutymata （ID: Vj1Bc8me）
久々に@sorutymata×ウィオを出しました。今回は別スレです。
下手したら、今回で逃走中が終わってもおかしくなかったのですが、
そこら辺は大丈夫なのかと。まだまだ考察は続きまする・・・
- Re: 逃走中 ～不思議の森と魔法Ⅱ～ ( No.142 )
- 日時： 2020/04/07 22:48
- 名前： ウィオ （ID: iuL7JTm0）
＞洋輝さん
白レンとニノとキャプテン・カイゾーは大丈夫（なはず）です！
リクエストしてはいけないキャラは、洋輝さんが言ったそのキャラ全員ですね。
キャルはアニメ「ポケットモンスターXY」のキャラです。
レナ司教はアニメのキャラではありません、ゲーム「ファイアーエムブレム」シリーズのキャラです。
（詳しく言うと暗黒竜と光の剣、紋章の謎、新暗黒竜と光の剣、新紋章の謎などに登場するキャラです）
更新、頑張ります！
＞クロノスエボルさん
カイゾーはとてつもなく高い戦闘能力を持った男です；
残念ながらクロノスエボルさんもやられてしまいました；
果たして、残りの皆さんはどうなるのか？
＞sorutymataさん
@sorutymata×ウィオを見ました。
一応今のところ、ドラノールたちは命を落としていませんが、果たしてどうなるのか。
では！
- Re: 逃走中 ～不思議の森と魔法Ⅱ～ ( No.143 )
- 日時： 2020/04/08 15:35
- 名前： ウィオ （ID: iuL7JTm0）
「信徒の気持ち」
（その頃、御行は弥依を背負いながら、シェリーと一緒に走っていた――）
御行「コイツに早く回復薬とかを飲ませなければ……！」ﾀｯﾀｯﾀ
（目的を果たしたので、早く教会を出て薬屋に向かうつもりだ――）
シェリー「急がなければ……！」ﾀｯﾀｯﾀ
（曲がり角を曲がったその時――）
ゆうき「！？ 御行にシェリー？」
ことり「あっ！ 弥依ちゃんもいる！ 助けたんだね！」
（ゆうきとことりのカップルと鉢合わせした。御行とシェリーより早く１Ｆに辿り着いていたのだが、このカップルは迷子になってしまっていたのだ――）
御行「ああ……早く薬屋に向かわねば！」
（その時――）
弥依「……ん」ﾊﾟﾁｯ
（弥依が口を開いた――）
弥依「あら、ゆうきにことり！ 元気そうで何より！」ﾊﾟｱｯ
（さっきまで怪我していた人間が言う言葉ではない――）
御行「！？」
シェリー「めっちゃ元気そうに喋ったな、お前……。もう傷大丈夫なのか？」
弥依「だいじょーぶ、だいじょーぶ。あんな傷くらいすぐに治るよ」
（弥依は超人なので、傷の治りも人一倍早い――）
弥依「それより、降りたいんだけど」
御行「え？ あ、ああ……」
（御行は弥依を降ろした）
弥依「シェリーに白銀。助けてくれてありがとね。さて……今どういう状況なの？」
シェリー「え、ええと……」
（状況説明中）
弥依「カンナたちが私を助けに向かったら信徒に捕まって……」
ゆうき「そんで休憩室を抜け出して、今信徒に追われてる感じだ」
弥依「ごめんな、アンタたちに迷惑かけて……」
ことり「ううん、気にしないで。そういうことより、早く残りの人たちを集めて教会から脱出しないと……」
弥依「何言ってんの？ アンタらこの教会を潰しに来たんでしょ？」
弥依「こんなクソ教会、私がちょちょいのちょいと潰してやるわ……」ﾆﾔﾆﾔ
（超人の手にかかれば建物の破壊なんて１０秒――）
ことり「でも、レナ司教のこともあるし……」
弥依「勿論そいつをボコボコにしてから教会を潰す！ さて、アンタたちは足手まといだから早く教会を出な！ 私単独でレナ司教を倒しに行く！」
ことり「弥依ちゃんを置いていけないよ！」
弥依「これ以上アンタらに迷惑かけたくないのよ！」
御行「……」
御行「俺に同行の許可をくれないか」
弥依「はあ？」
御行「俺、歌が壊滅的に下手だから、相手を悶絶させることができるんだ。絶対に役に立つから、連れていってくれないか？」
弥依「じゃあちょっと歌ってみろ」
シェリー「えっ！？ ちょ、待て――」
御行「分かった。は～～じ↑め↓て～↓ 生み出す↓ その↑一歩↓が非日常おおおおっ↓↑！！♪」
シェリー、ゆうき、ことり「」←気絶
弥依「ＯＫ十分に理解した、お前の下手さを。連れて行こう」
御行「かたじけない」
（御行、弥依と共に行くことに――）
弥依「じゃ、ゆうきとことりとシェリーは教会を出な。出口まで案内していってやるわ」
ことり「うん……」
----------------------------------------------------------------------------------------
【フロード教会：祭壇のある部屋】
弥依「！？」
翠星石、灯「」
（重傷の状態で倒れている翠星石と灯の姿を目撃した、ゆうきとことりとシェリーと御行と弥依――）
ことり「！？ 灯ちゃん、翠星石ちゃん！？ 何があったの！？」
翠星石「……ぐっ」
（ことりは翠星石を介抱する）
翠星石「こ、ことりですか……。さっき、散弾銃持った野郎と戦いまして……その最中に、シルクハットの奴に不意打ちされて、このザマですぅ……」
翠星石「灯は……。その散弾銃野郎にやられたんですぅ……」
ゆうき、ことり、シェリー、御行、弥依「！！」
灯「」
翠星石「つーか、弥依いるじゃねーですか……。目的果たしたのならそいつと一緒に早く教会を出ろですぅ……」
弥依「悪いけど、私はレナ司教の鼻っ柱を折るまでは教会を出ない」
翠星石「！？」
ゆうき「俺たち、翠星石と灯を薬屋まで連れて行くよ。そこで回復薬とか飲もう」
ことり「その傷じゃどうしようもないでしょ……？」
翠星石「……。そうですね。翠星石もレナ司教に一発ぶちかましてやりたいところですが、こんな傷では……」
翠星石「さあ、私たちを早く薬屋に連れていけですぅ……」ｶﾞｸｯ
（超人だが傷の治る速度は人並。翠星石は気を失った）
シェリー「こんな状態になってまで偉そうな態度を取りおって……。まあいい、早く薬屋へ！」
ゆうき、ことり「うん！」
（ことりを翠星石を背負い、ゆうきは灯を背負ってシェリーと一緒に教会を出ようとする――）
みほ「おや、一体どこに行かれるというのですか？」
ゆうき、ことり、御行、弥依、シェリー「！？」
（いつの間にか、彼らの近くにみほと天成とジークベルトが――）
みほ「そのまま出られると思ったら大間違いですよ」
ゆうき（いつの間に……！）
シェリー「みほ……！」
天成「異端者は教会に出してはいけないって教えられてね。清めの部屋に行ってもらう」
ジークベルト「覚悟してくれ」ｼﾞｬｷﾝｯ
（ジークベルトは剣を構える――）
天成、みほ、ジークベルト「はああっ！」ﾀｯ
（この３人は弥依たちに襲い掛かった――）
弥依「ふ～」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
みほ、天成、ジークベルト「」←顔面ﾎﾞｺﾎﾞｺ
（そして３秒で弥依にボコボコにされました）
御行（女にも容赦ないんだな、この人……；）
弥依「さ、私と御行がこいつらと話している間に、アンタたちは早く薬屋に行きなさい」
ことり「あ、うん……！」ﾀｯ
ｶﾞﾁｬﾝ ﾊﾞﾀﾝ
（翠星石を背負ったままのことりと、灯を背負ったままのゆうきは、シェリーと一緒に教会を出た――）
天成「あれ～……？ 能力封じの薬、飲まされてたんじゃないの……？」ﾋﾟｸﾋﾟｸ
弥依「あんなもん無効化してやったわい。それより、レナ司教何処にいんの？ 早くそいつの鼻っ柱折りに行きたいから案内してちょうだい」
ジークベルト「そ、それは出来ない……」
みほ「案内するわけには……」
弥依「男子二人は金玉潰し、女子は胸鷲掴みされてもＯＫというわけね」
ジークベルト、みほ、天成「分かりましたご案内します」
弥依「素直でよろしい」
御行「お前が素直にさせたんだろ」
（レナ司教を裏切った３人なのであった――）
弥依「あとジークベルト、みほ、天成。途中で信徒とか呼んだりなど、私たちに攻撃を仕掛ける様な行為を働けば、顔面ボコボコじゃすまないわよ……」ｷﾞﾛｯ
みほ、ジークベルト、天成「ひっ！」
みほ「分かりました、ていうかもう信者辞めます、今後は二度と貴方達に刃向かったりしません」
ジークベルト、天成「ミーも！」
（フロード教の信者を辞め、弥依たちの味方となった、みほとジークベルトと天成たち――）
御行「やり方はアレだが……。とりあえず、これでレナ司教のところへ行ける、ということだな」
弥依「ええ。後白銀、戦いになるけど覚悟は出来てる？」
御行「当たり前だ」
------------------------------------------------------------------------------------
（その頃、カンナ（男）は未だに２Ｆにいた――）
カンナ（男）（皆……もう弥依を助けてんのかな……）ﾃｸﾃｸ
（信徒にビビリながら歩いている彼――）
カンナ（男）（信徒って皆ゴツイ身体してるし、怖い顔してるし……。本当に怖い……）
（年相応のリアクションをしている彼の近くに――）
ドロン「いたで！」ﾋﾟｭｰﾝ
（ドロンがカンナの後ろにやってきた）
カンナ（男）「ドロン！」
アプール「異端者だ！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ
カンナ（男）「アプール！」
（そして別の方向からアプールがやってきた。挟み撃ちだ――）
ドロン「ハハハ……もう逃げられへんで……。火炙りの刑に処したる！」
アプール「異端者には罰を！！」
ドロン、アプール「ハアアアッ！！」
ﾄﾞｶｯﾊﾞｷｯｺﾞｽｯｹﾞｼｯｺﾞｽｯ!!
（凄まじい攻撃を食らった――）
ドロン、アプール「」ﾋﾟｸﾋﾟｸ
カンナ（男）「あっぶね～」
（ドロンとアプールが）
ドロン「あ、あれ～……？ あんさん無力化されてたはずやのに……。何でそんな力が出せるん？」
カンナ（男）「火事場の馬鹿力。つーかお前ら殴りやすい顔してるんだもん。それにいつも会ってる奴なんぞ怖くもなんともないわい」
カンナ（男）「それよりさ……。弥依のところへ連れてってよ」
アプール「そんなことは出来ない！ 異端者は黙って元の場所へ戻って、大人しくしていればいいんだ！」
ドロン「そして火炙りされるのを待つんや……！ さっきの力は奇跡的に出せただけや、もう二度とワシらに抗うことはでけへんやろう！」
（「誰の命を奪わない主義」を持っていたドロンは、一体何処へ行ってしまったのだろうか。宗教は人の意思をも変えてしまう――）
カンナ（男）「……」
カンナ（男）「神を信じなかっただけで処刑とかあり得ないよ……」
カンナ（男）「今日で何回言うんだろうね、僕。神を信じるのも信じないのも、個人の自由なんだよ？」
カンナ（男）「それなのにその自由を侵害し、人の命を奪おうとする……。明らかに正気じゃないよ」
ドロン、アプール「……」
カンナ（男）「君たちのやろうとしてることは人殺し以外の何物でもないんだよ。目を覚ましてよ、ドロンとアプール」
カンナ（男）「フロード教は矛盾してるんだ。人の命を救ったり、人の心の傷を癒す宗教が、どうして人の命を奪おうとしてくるの？」
ドロン、アプール「……」
カンナ（男）「フロードの教えは間違ってるんだ、いい加減こんな宗教なんか辞めてほしい」
カンナ（男）「君たちが人殺しになってしまう前に……。僕は君たちを救いたいんだ！」
ドロン、アプール「……」
カンナ（男）「なあ、なんとか言って――」
ドロン「あんさんはワシの兄さんが逝くところを目の前で見たやろうが！！」
カンナ（男）「！」
ドロン「ワシは兄さんが大好きなんや……。一緒にご飯を食べてくれたり、一緒に遊んでくれたりした。ワシに文句なんぞ１回も垂らさずに付き合ってくれたんや！」
ドロン「そんな優しい兄さんの為に尽くすことの何があかんのや！ ワシは兄さんたちを生き返らせたいんや！」
ドロン「信じていれば、救われる……」
カンナ（男）「それが本当なら、世界中で逝ってしまった人間はとっくに生き返ってるよ！」
ドロン「！」
カンナ（男）「……そんなに好きなら、宗教に入る前に「兄さんには生き返ってほしい」とか、１回でも思ったはずだ」
カンナ（男）「でも、それはただの願望で終わった……。けどそれを認めたくなくて、宗教に入った。願望のままで終わらせたくなかったんだろ？」
ドロン「……」
カンナ（男）「でも現実はこうだ。「どんなに逝った人に尽くしても生き返らないものは生き返らない」」
カンナ（男）「……ごめん。でも、そろそろ目を覚ましてほしいんだ……」
ドロン「そんな、ワシは、ワシは……」
アプール「……」
- Re: 逃走中 ～不思議の森と魔法Ⅱ～ ( No.144 )
- 日時： 2020/04/08 15:36
- 名前： ウィオ （ID: iuL7JTm0）
アプール「……ぼくは間違ってたよ」
カンナ（男）「！」
ドロン「アプールさん！？」
アプール「ぼくは一度命を落としたが生き返った。けどそれは非常に特殊な状況だったからだ。あんな状況はアレで最初で最後だろう」
アプール「カンナはぼくやシェリーの命を救うための手助けをしてくれた。そんな恩人の命を奪おうとしていたぼくは、なんて愚かだったんだ……」
カンナ（男）「……」
（悲壮な顔をしながら、第１４回逃走中の終盤のことを思い出している、アプール）
アプール「ごめん、カンナ……。もう手遅れかもしれないけど、ぼくはフロード教の信者を辞めるよ」
カンナ（男）「！」
アプール「カンナ……。ぼくは君の命を奪おうとした。こんなぼくだけど、また勇者パーティーの一員として扱ってくれるかい……？」
（仲間として扱ってもらえるか不安な、アプール）
カンナ（男）「もう二度としないって誓うならね」
アプール「誓う……！」
（真っ直ぐな目でそう言った、アプール）
カンナ（男）「その眼は嘘をついてる眼じゃないね……。分かった、信じるよ」
アプール「！ ありがとう！」
（アプールはカンナの味方となった――）
カンナ（男）「――で、ドロンはどうする？」
ドロン「……」
カンナ（男）「人を殺したら、一生その罪を背負うことになるんだよ。一生幸せになれないんだよ。君はそれでもいいというの？」
カンナ（男）「よく考えてみてほしいな。天国のヘルトスとメゴストが人を殺した君を見たら、どう思うか――」
ドロン「！！」
ドロン「……」
ドロン「……」
ドロン「せやな……。絶対に悲しむな」
ドロン「分かったわ。ワシもフロード教の信者辞めたるわ！」
（天国にいるヘルトスとメゴストの心情を考えたドロンは、信者を辞めることを決意したのであった――）
ドロン「ワシもカンナさんの味方になる！」
カンナ（男）「ありがとう……。道を踏み外さなくて本当に良かったよ」
アプール「……」
（その時――）
弥依「ああーっ！ カンナ！」ﾀｯﾀｯﾀ
カンナ（男）「！？」ｸﾙｯ
（ジークベルト、みほ、天成、弥依、御行の５人がやってきた――）
カンナ（男）「皆！ ――って、みほとジークベルトと天成がいるじゃないか……！ 一体どういうこと？」
御行「ああ、それはだな」ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ
カンナ（男）「なるほど、レナ司教に楯突いたわけか」
みほ「私たちはカンナさんたちに沢山酷いことをしてしまいました……。ごめんなさい」
カンナ（男）「いいんだ。これからもいつも通りな感じでやっていこう」ﾆｺｯ
みほ「！ ありがとうございます……！」
（優しいカンナ――）
御行「そっちこそ、ドロンやアプールと一緒に何してたんだ」
カンナ（男）「あー、えーと、これはね」ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶｼｶｸｲﾑｰﾌﾞ
御行「なるほど、この二人はもうカンナの味方ってことか……」
天成（最近カクカクシカジカ好きだな、作者の奴）
アプール「カンナっていうか、逃走者の味方さ！ ぼくたちはもう敵じゃない」
ドロン「人のこと言われへんが……人を殺そうとする司教なんぞクソやわ！ 今すぐ司教や信者どもをぶっ潰したる！」
弥依「あら丁度良かった。私たちも司教が許せなくて今からそいつをボコボコにしようと思ってたところなのよ」
御行「お前たちも俺たちと付き合うか？」
カンナ（男）、アプール、ドロン「勿論！」ｺｸｯ
（果たして、カンナ、アプール、ドロン、弥依、御行、みほ、ジークベルト、天成は、レナ司教を倒し、フロード教会を潰せるのか――）
カンナ（男）「って、僕、まだ能力封印されてるんだった……(;´･ω･)」
御行「あ、そういや俺も……；」
ドロン「あ、薬のことか？ 大丈夫や、アレ永続的に続かんから。そろそろ効果が切れるんちゃうか」
カンナ（男）、御行「マジ？」
ﾊﾟｱｱｱｯ
（その時、カンナと御行の身体が淡い光に包まれた。その２秒後、光は止んだ。二人は、身体が軽くなったのを感じた――）
アプール「能力が戻ったよ」
カンナ（男）「よし！ これでレナ司教に挑める！」
---------------------------------------------------------------------------------------------
【レナ司教の部屋の扉の前】
カンナ（男）「ここにレナ司教が……」
弥依「入るよ」ｶﾞﾁｬｯ
（弥依たちは、扉を開け部屋の中に入っていった――）
レナ「あら……。みほさん、ジークベルトさん、天成さん、ドロンさん、アプールさん。異端者と一緒でどうなされたのですか？」
（机に向かって、神への賛美の言葉を書いていた、レナが淡々と質問した――）
ドロン「ワシらはもうフロード教の信者やあれへん。逃走者の味方や」
アプール「人殺しするような宗教に付き合ってられるか！」
レナ「……。愚かな。さっきまで宗教に熱を出しておいて、手のひらを返すだなんて……。意思の弱い人たちですね」
レナ「そんな意志薄弱な人たちには、罰が必要でｓ」
ﾄﾞｺﾞｵｵｵﾝｯ！！
レナ「ぐふっ！！」
弥依「」
（突然、弥依が顔面に膝蹴りを放った）
レナ「がああっ！！」ﾄﾞｺﾞｼｬｱｱﾝｯ
（壁へ吹っ飛ばされた、レナ――）
弥依「ノーモーション攻撃される前にぶっ倒してやんよ！」ｺﾞｽｯﾄﾞｶｯ!!
（弥依はレナの上に跨って、何度も顔面を殴る――）
レナ「ぐっ……！」
（攻撃を受けてる状態では、ノーモーションで魔法を唱えられない――）
弥依「この一発が最後だ！」
レナ「チッ！」ﾄﾞｶﾞｯ
弥依「ごうっ！；」ﾄﾞｻｯ
天成「花岡ちゃん！」
（レナは力を振り絞って弥依を蹴飛ばした）
レナ「これが最後です……」
ｽﾞｺﾞｵｵｵｵﾝｯ!!
（レナはノーモーションで極太の光線をカンナたちに放った――）
カンナ、アプール、ドロン、弥依、御行、みほ、ジークベルト、天成「うあああっ！！」ﾄﾞｻｯ
（回避させる暇すら与えなかった――）
《アプール 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り １５人 [３０：２２]
《ドロン 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り １４人 [３０：２２]
《西住 みほ 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り １３人 [３０：２２]
《ジークベルト 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り １２人 [３０：２２]
《青山 天成 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り １１人 [３０：２２]
（元信者の５人は気を失い、牢獄へ転送されたのであった――）
カンナ（男）、御行、弥依「ぐっ……」
（運よく軽傷で済んだ、カンナと御行と弥依――）
御行（そ、そうだ、歌えば……）
御行「ﾎﾞｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴ～～～！！♪」
レナ「……」
御行「あれっ！？」
（なんとレナは一切表情を変えずに突っ立っている――）
レナ「私は神の加護を受けて身体能力が格段に上がっているのです。不快な音波を出したようですが、痛くもかゆくもありませんよ」
（まさかの、無効化――）
御行（すまん、四宮、藤原、石上。俺、生きて帰ってこられないかもしんない）
（得意の歌を無力化されてしまっては、もうどうしようもない――）
（レナ司教は超人の翠星石や弥依より遥かに強い。果たして、レナ司教に勝利できるのか――）
残り逃走者……カンナ（男）、翠星石、青山、ことり、イチエン、灯、弥依、御行、シェリー、ゆうき、からあげの１１人。
---------------------------------------------------------------------------------------------
【勇者パーティー＆ゲスト・トーク】
青山「今回のコーナーは私、青山ブルーマウンテンと――」
シェリー「シェリーがお送りするぞ」
青山「今回来ていただいたゲストはこちらです」
～１１５人目・火野 レイ～
レイ「火野レイよ、よろしく」
シェリー「うむ。お前は確かアニメ「美少女戦士セーラームーン」のキャラだったな？」
レイ「ええ。私は火川神社で暮らしてる霊感少女。そしてアニメとか漫画とかが好きよ」
シェリー「アニヲタか」
青山「あれ？ 確か貴方、漫画やアニメが嫌いなはずでは……？」
レイ「それは原作だけの設定よ；」
シェリー「レイは確か、セーラーマーズとやらに変身できるんじゃったな？」
レイ「ええ、変身して炎を操ったり、霊能力を使ったりして悪い奴を倒すの。まあ霊能力は持ち前のだけど」
青山「変身ですか……。変身する時、キメ台詞とか言うんですか？」
レイ「言うわよ」
シェリー「ワシ知ってるぞ。変身するとき「月に代わっておしおきよ」とか言うんじゃろ、お前？」
レイ「それ別の人； 私のは「火の星! 火星を守護にもつ戦いの戦士! セーラーマーズ参上!」よ」ﾄﾞﾔ
シェリー「長っｗ」
レイ「殴っていいですか？(・∀・)」
青山「私はカッコいいと思うんですけどね、そのキメ台詞」
シェリー「レイがウィオ版逃走中に初登場したのは、確か第５回「逃走中 ～休息と舞踏のクラブ～」じゃったな？」
レイ「そうよー。モンブラン博士さんがリクエストしてくださったの。ありがとう」ﾆｺｯ
青山「てか、結構初期のほうから参戦してたんですね」
レイ「逃走中に参戦する回数はかなり少ないけどね。多分３、４回くらいしか無いんじゃないかしら」
シェリー「まあこれから出るかもしれん。それに期待じゃ」
レイ「そうね」
青山「さて、今回のコーナーはこれで終わりです」
シェリー、レイ「ありがとうございました～」
続く
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