二次創作小説(新・総合)

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嫁でクロスカプ&クロスコンビSS集
日時: 2024/01/13 12:44
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: MDsdSaXn)

お久しぶり?です。そうでない方は初めまして。琴葉姫(ことはひめ)です。
カキコの治安が今どうなってるかは分かりませんが(治安が悪いというよりは過疎ってる?)リハビリを兼ねてpixivで投稿が憚られるカキコで書いてたネタを不定期に更新したいと思います。
なお、前スレの最終更新までいなかった作品のキャラも登場します(カキコ活動停止中好きになった作品や扱っていた作品で嫁に加わったキャラが多々)。

・キャラ崩壊が多々ある。
・作者の独自設定&解釈が含まれる。
・以前のスレで登場できなかった新しい嫁があり得ない数で増えてる(!?)。
・別作品のキャラ同士の絡みがあるの前提です。というよりほぼカップリングです。
・荒らしや誹謗中傷、特定のキャラ叩きや「私の○○をこんな奴とカプ組ませるな」というコメントは申し訳ありませんがお控えください。

【目次】
「叶わぬ初恋(萩原朔太郎→立花響)」 >>3
「嫁達でコピペ集」 >>5-6
「だざ+榛でサン○ウィ○チ○ンネタパロ」 >>9
「嫁達でコピペ集2」 >>12-13
「夕凪の王子VS三日月提督と凶刃の審神者と刀剣男士と艦娘 前編」 >>14-17
「夕凪の王子VS三日月提督と凶刃の審神者と刀剣男士と艦娘 後編」 >>20-25
「特務司書組で某銀魂ラジオネタ」 >>28
「提督組でIPPONグランプリネタ」 >>32
「FGOマスター組でIPPONグランプリネタ Aブロック戦」>>36-37
「HAPPY LOVEな仲直り(ななアプと見せかけた普通(?)の防衛部話)」 >>45-49
「二月と鬱金花は結ばれる運命(恋クル)」 >>53-59
「FGOマスター組でIPPONグランプリネタ Bブロック戦」 >>63-64
「ウーちゃんのキャラクエ風SSwithハクロウ」 >>68-69
「99人の壁パロ 『アイマス』&『FGO』編」 >>72-73
「99人の壁パロ 桜木霊歌さんとのコラボ『はたらく細胞』編」 >>78-80
「裸の馬鹿いとしごにも愛を(裸族アンチアンチ(?)話)」 >>83
「女王は『鬼』に堕ちない(蜻蛉切(姫ギク)×シュウメイギク)」 >>87-90
「座談会組で腐女子・腐男子について」 >>93
「夢交界放送局・第一回」 >>94
「夢交界放送局・第二回」 >>98
「忘れずの唄 前編(桜さんとのコラボ)」 >>101-102
「忘れずの唄 中編(桜さんとのコラボ)」 >>106-108
「忘れずの唄 後編(桜さんとのコラボ)」 >>112-114
「初恋はいずれ両想いに 飯田天哉視点(飯田×紗代子)」 >>116
「初恋はいずれ両想いに 高山紗代子視点(飯田×紗代子) >>119
「作者・琴葉姫の自己紹介」 >>123
「不定期曜日のクロスタウン 【大阪府民、「Home is a coming now!」で永遠に泣ける説】を検証してみた」 >>129
「タイトルに偽りなきな『嫁でクロスカプ&クロスコンビSS集』」 >>132-133
「オタクが推しキャラで魔王を倒しに行く最強の勇者パーティーを妄想したら楽しすぎた件」 >>137
「『永眠病』なんてぶっ飛ばせ!霊夢とオリオンの約束(タイトル詐欺)(霊夢&アルカレ&チタンの弟達で妖怪退治withオリ霊)」 >>140-143
「仲直りの魔法(水心子正秀&源清麿&MEZZO"の小ネタSS)」 >>146
「『心の扉』を開けてやる(鬼龍×マツバボタンなキャラクエ風SSwith鬼龍紅郎)」 >>147 >>149
「月恋ス紅花(鬼龍×マツバボタンが主な話) 前編」>>154-155
「月恋ス紅花(鬼龍×マツバボタンが主な話) 中編」>>159-160 >>162
「想いを伝える言葉(イデア×エレシュキガルの馴れ初め文通話) 前編」>>165-166
「想いを伝える言葉(イデア×エレシュキガルの馴れ初め文通話) 中編」>>170-172
「想いを伝える言葉(イデア×エレシュキガルの馴れ初め文通話) 後編(終)」>>176-179
「レオナおじたんの食レポだけで野菜の名前を当てるクイズ」 >>183-184
「アザミのキャラクエ風SSwith守沢千秋」 >>187-188
「王子様な淑女と乙女な騎士の輝く世界(白瀬咲耶(シャニマス)×鳴上嵐(あんスタ)」 >>192
「小学一年生の課題図書でNRC生と英霊が読書感想文!どのくらいすごい?」 >>199
「夢交界初!ドキドキハラハラ!!料理対決!!! プロローグ」 >>202
「夢交界初!ドキドキハラハラ!!料理対決!!! 1~5」 >>207-209
「夢交界初!ドキドキハラハラ!!料理対決!!! 6~10」 >>220-222
「夢交界初!ドキドキハラハラ!!料理対決!!! 11~15」 >>229-231
「夢交界初!ドキドキハラハラ!!料理対決!!! 16~20」 >>237-239
「愉快な四人組(仮名)で鬼滅の刃クイズ」 >>252
「夢交界初!ドキドキハラハラ!!料理対決!!! 結果発表」 >>245-247
「テストネタin夢交界 前編」 >>255-256
「テストネタin夢交界 後編」 >>262
「最推し文豪四人で『察しろ!三森すずこクイズ』!」 >>267
「おかしなお届け屋さん~南カカ編~」 >>271
「続・愉快な四人組(仮名)で『Wowに関する知識No.1決定戦、Wow王』」 >>274
「クロスカプでジュンブラネタ」 >>278
「全く違う私と俺!?(並行世界の夢交界の琴葉姫とアーサー(ヘタリア)がやってくる話)」 >>282
審神者ともだちであることとは(新ジャンル加入&太一君が審神者になる話)」 >>288-291
「新ジャンルが加入するぞ!パーティーだ!!!」 >>296-299
「ドキドキハラハラ料理対決Part2!!! プロローグ」 >>303

・タグ(主な作品だけ)
ヘタリア 黒子のバスケ テニスの王子様 キングダムハーツ カードファイト!!ヴァンガード 艦これ 刀剣乱舞 戦姫絶唱シンフォギア おそ松さん 魔法少女リリカルなのは SHOW BY ROCK!!シリーズ ツキウタ。 あんさんぶるスターズ!! アイドリッシュセブン 美男高校地球防衛部シリーズ フラワーナイトガール 夢王国と眠れる100人の王子様 文豪ストレイドッグス 文豪とアルケミスト Fate/Grand Order ラヴヘブン アズールレーン 東方project 獄都事変 アイドルマスターsideM アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ アイドルマスターシンデレラガールズ アイドルマスターシャイニーカラーズ ヒプノシスマイク 転生したらスライムだった件 フードファンタジー キュイディメ 千銃士 ドールズフロントライン 僕のヒーローアカデミア ツイステッドワンダーランド 魔法使いの約束 東京ミュウミュウオーレ! ガチャを回して仲間を増やす最強の美少女軍団を作り上げろ 夢職人と忘れじの黒い妖精 ブルーアーカイブ
・サブタグ
クロスオーバー クロスカプ クロスコンビ キャラ崩壊注意 独自設定 独自解釈 ご都合主義

Re: 嫁でクロスカプ&クロスコンビSS集 ( No.116 )
日時: 2020/04/25 19:56
名前: 琴葉姫 (ID: EnwL6lXi)

琴葉姫「お久しぶりデェェェェェェェェェス!!!!!!!!!!!!!」

アーサー「今まで何してたんですかねぇ!?(迫真)(定期)」

琴葉姫「まぁ主にTwitterとYouTuberと小説家になろうでしたよね(白目)」

アーサー「あのさぁ…」

琴葉姫「ごめんなさいorzここcで投稿する小説も書きたいんだけどモチベがなかったのと、文章に起こす力量が低下してきた(支離滅裂な思考・発言)ネタは安定にない()」

アーサー「で今回は投稿出来るんだろ?」

琴葉姫「うん。今回はヒロアカキャラのみ登場します」

アーサー「あれ、クロスオーバーじゃないのか?」

琴葉姫「まぁある意味クロスオーバーですよ。うん」←

アーサー「含みのある言い方だな…まぁ投稿したのを見ればわかるか」

琴葉姫「ということなので(?)コメントはお待ちくださーい!」

※注意※
作者はヒロアカは好きですがロクに履修してないので(!?)キャラの呼び方や一人称、変なところ等あるかと思われます(!?!?!?)
作者は飯田君最推しなので飯田君を美化してる感が否めない
喋ってないキャラいますごめんなさい(は???????(威圧))

それでも良い、という方、何でも許せる方のみ閲覧ください。読み終わった後の苦情を直接コメントに書くのは申し訳ありませんがおやめください。
よろしくお願い致しますm(_ _)m





「初恋はいずれ両想いに 飯田天哉視点」

○●○●○

ここは国立雄英高等学校。
特異能力「個性」を持つ世情にあって、個性の悪用による反社会活動に身を投じる犯罪者勢力『ヴィラン』への対抗勢力『プロヒーロー』の養成学科を有する名門中の名門高校である。
そんな雄英高ヒーロー科1-Aの教室にて…



相澤「それでは自習時間に入る。くれぐれも、自習中に私語は慎むように。わかったな?」

「「「はいっ」」」

1-Aの担任・相澤消太…ヒーロー名「イレイザーヘッド」の命令に元気に返事をする1-Aの生徒達。
相澤が教室を出て数秒の時が流れ…

上鳴&切島「うっしゃ自習ゥ!!!」

飯田「上鳴君切島君!先生が自習中は私語を慎めと言っていただろう!」

上鳴「そんなん守ってる奴がいるかよー。んで何する?」

峰田「あそうそう!この前良いグラビア雑誌手に入れてさぁ」

飯田「峰田君まで!!!」

緑谷「お、落ち着いて飯田君…」

耳郎「アンタ達ねえ…」

自由時間のノリで駄弁り始める上鳴電気、切島鋭児郎、峰田実にA-1の委員長、飯田天哉が声を張り上げて注意するが三人は聞く耳持たず。
1-Aの中心的存在である緑谷出久が飯田をどうどうと落ち着かせ、耳郎響香は呆れ顔でその様子を眺めていた。
やがてクラス内もがやがやとし、本当に休み時間としか思えない空間が広がっていた。

飯田「君達!今は自習中で会って休憩時間では」

上鳴「固いこと言うなって飯田~。自習時間なんて休み時間と一緒だぜ?」

峰田「ま、女の子に恋もしたことのない飯田は堅いからな~」

耳郎「いや、別に恋愛は関係ないでしょ…」

あくまで自習中は自己勉強をすべきだと主張する飯田だが、上鳴と峰田はのらりくらりと言葉を連ねて言い訳する。
それを耳郎がジト目でツッコんでいた。が…




飯田「いや、俺だって人間であり男なのだから、恋をしたことくらいはあるぞ」




上鳴「…えっ」

峰田「んんん???」

飯田「む?」

飯田の言葉に間抜けな顔をし変な言葉を溢す上鳴と峰田。
それに飯田は怪訝そうに首をかしげる。そのせいか、クラスメイトの視線が自分に集中しているのに気が付かなかった。
クラスメイトが飯田の言葉を反芻し、ようやく意味を理解した───


「「「え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ッ!?!?!?」」」

飯田「Σど、どうしたんだ君達ッ!?」

ほとんどのクラスメイトが声を荒げ飯田に詰め寄った。あの引っ込み思案の口田でさえも、だ。
大人数に詰め寄られ驚愕する飯田だったが、お構いなしにクラスメイト達は言葉責めにする。

切島「マジで!?飯田の彼女!?どんな子なんだよ教えろよ!」

上鳴「なんだよ委員長も隅に置けねぇなぁ!このこの~!」

芦戸「どんな子どんな子!?教えて教えて~!」

葉隠「気になる気になる~!」

口田「(コクコク!)」

峰田「なんだよ飯田にすら彼女がいるのにオイラにはぁぁぁぁぁ!!!!!」

飯田「き、君達ッ!今は自習中だぞ!そんなのことよりも…」

轟「飯田、俺も気になる」

耳郎「ごめん、アタシも…」

八百万「し、失礼とは存じ上げますが、その…私も…」

梅雨「わたしも気になるわね、飯田ちゃんの好きな女の子のこと」

緑谷「…ごめん、飯田君。僕も気になる…」

爆豪「………(自分の席に座って澄ましてるように見えるが、ちゃんと聞き耳を立ててる)」

飯田「Σみ、緑谷君達まで!?」

お茶子「そう言うわけだから飯田君!飯田君の彼女のこと教えて~!」

クラスメイト達からキラキラとした目で見られ、「うっ…」とたじろぐ飯田。
汗を滝のように流し唇を噛み締めながら葛藤したが…

飯田「…話すのは良いが、話したらちゃんと自習をするんだぞ」

「「「はーい!」」」

まぁ、約束を取り付けても守らないだろうが←



飯田「ゴホン…まず、彼女は俺の恋人ではないぞ。付き合っていないからな。まぁ、…初恋、という奴だ」

「「「初恋!!!」」」

飯田の言葉に再びクラスが沸き上がる。

上鳴「かぁ~っ!初恋だとよ!あまずっぺぇなぁ~!」

飯田「?みんな覚えてる物じゃないのか?」

切島「あれ、昔のことなのか?」

飯田「そうだな…小学3年生の頃だから…7年前になるな」

緑谷「へ~、そうだったんだ(飯田君の事だから、初恋が今現在って言われても納得しちゃうというか…)」

お茶子「その子の名前は!?どういうふうに知り合ったの!?」

芦戸「気になる気になる~!」

飯田「何故そんなに鼻息が荒いんだ…?まぁいい。確か、彼女と初めて出会ったのは…」

飯田が窓の外の空を見つめ、思い出話を始める───



あれは、いつも通り学校から家へ下校しているときだった。
通学路途中にある公園に、ブランコに座って泣いている女の子がいたんだ。
ヒーロー一家として生まれた俺は困った人を見過ごせず、その女の子に「どうして泣いているんだい?」と問いかけた。
女の子は突然声を掛けられて驚いていたが、ゆっくり事情を話してくれた。
なんでも、最近東京に引っ越してきて、元々いた友達と離れ離れになってしまい新しい学校で友達が出来るかどうか不安で泣いていたとのことだった。
そんな彼女に、俺は手を差し伸べて…

飯田(幼少期)「ぼくがキミの友達になってあげるよ!」

女の子「え…」

飯田(幼少期)「だからもう泣かないで!ぼくは飯田天哉!キミの名前は?」

女の子「…さよこ、高山さよこ」

飯田「さよこちゃんか!よろしくな!」



飯田「…というのが、さよこさんとの出会いだった」

飯田の初恋の相手、「さよこ」との出会い話に女子達は「キャー!」と黄色い声を上げた。いつも静かな耳郎や八百万も「おお…」と口元を手で隠し頬を染めている。
男子達もほとんどが頬を染めため息のような言葉を口から発した。轟はいつもの無表情で「おー」とだけ発し爆豪はノーリアクションであったが。
…なお、峰田はギリィ…と唇を噛み飯田を睨みつけていたが、飯田は知らずといった感じだ。

葉隠「なにそれなにそれ~!少女漫画みたーい!」

梅雨「その頃から飯田ちゃんの真面目さは健在だったのね」

砂藤「ぶっちゃけ狙ってるんじゃないかってくらいのタラシっぷりだが…まぁ飯田に限ってそれはねーか」

お茶子「それでそれで!?さよこちゃんとはどんなお話とかしたの!?どんな遊びをしたの!?」

クラスメイト…主に女子の期待の眼差しを受けたじろぎつつ、再び語り始める。



そ、そうだな…その日から俺とさよこさんは出会った公園で遊ぶようになった。
とは言っても、その公園に遊具は少なかったから交流は会話がほとんどだったが。
どうやらさよこさんはアイドルを目指しているらしく、元々の友達と一緒にアイドルになると約束していたそうだ。
「私が有名なアイドルになれば、あの子もきっと私に気付いてくれるはずだから!」と笑顔で話すさよこさんに幼い俺は「さよこちゃんなら絶対なれるよ!ぼくも応援する!」と返した。
…今思えば無責任な発言だったかもしれない。でも、そう言ったらさよこさんはもっと笑顔になったから、それで心が満たされていた。
でも、ヒーローのことは全くの無知だったようで、インゲニウムやオールマイトの話をしてもきょとんとした表情をしていた。今どきの子供にしては珍しいな…と思いつつ、女の子だしアイドルを目指しているらしいから、興味のない話をするのもさよこさんに悪いと思い、ヒーローの話はあまりしなくなったが…



緑谷「オールマイトを知らない!?!?!?」

飯田「うわっど、どうした緑谷君!?」

瀬呂「出たな、緑谷のオールマイトオタクの一面が…」

緑谷「いやだって!あのナンバーワンヒーローのオールマイトだよ!?全人類の憧れのヒーローだよ!?流石に知らないなんて…」

切島「やめろよ緑谷。俺だってにわかには信じられねえけど、そう言う奴もいるんじゃねえの?」

緑谷「そ、そうなのかな…ううう、なんかもやもやする…」

轟「まぁ、気持ちは分かる。ヒーロー社会のこの世界で、とは思うが。人それぞれなんじゃねえの」

緑谷「うーん…そうなのかな…あ、飯田君、続けてください」

飯田「緑谷君、君もなんだかんだで俺を揶揄って遊んでないか?」

緑谷「そっそんなことはないよ!?気にしないで、ねっ!?」

芦戸「そうそう!それでさ、そのさよこちゃんと今どんな関係!?」

飯田「………」

芦戸の質問に、飯田は表情を曇らせ言葉を詰まらせる。それにクラスメイトはきょとんとするが、察しの良い緑谷や梅雨、八百万ははっとする。まさか、と…。
ようやく口を開き、飯田が語る。


…いつも通り、帰って宿題を終わらせさよこさんのいる公園へ向かっていた。
だが、その日公園が工事現場になっていた。なんでも、公園を取り潰してマンションを建てるらしい。
それでも外でさよこさんを待っていたが、その日さよこさんは現れなかった。
その次の日も、その次の次の日も、毎日毎日公園だった工事現場に行ったが、さよこさんは現れなかった。
公園の近所の人にさよこさんの容姿を訊いて回ったが、誰に訊いても「知らない」と返って来た。



飯田「…それ以来、さよこさんとは一度も会っていない」

最後に飯田が語り終えた時には、つい先ほどまで熱気に包まれてたクラスは静まり返っていた。お葬式の空気のようだった。
そんな空気に真っ先に言葉を発したのは、先程まで無言を貫いていた爆豪で…

爆豪「そんなの、お前に飽きたんじゃねーの」

緑谷「っかっちゃん!」

切島「爆豪!お前なぁ…」

飯田「いいんだ。さよこさんがあれからどうなっているかは気になるが…所詮初恋だ。初恋とは叶わないものなのだろう?もしかしたらさよこさんも、誰かと付き合って恋をしているのかもしれないし」

お茶子「飯田君…」

飯田の言葉に、苦々し気に俯くお茶子。

轟「…だったらさ」

しかし、轟が言葉をかける。

轟「飯田がプロヒーローになって、そのさよこって奴に気付いてもらえばいいんじゃねぇのか」

飯田「轟君…?」

轟の言葉に、緑谷達クラスメイトも賛同する。

緑谷「そうだよ!さよこさんにインゲニウムのことを話していたのなら、飯田君の事を思い出してくれるかもしれない!」

葉隠「今の飯田が頑張ってるってこと知ったら惚れ直しちゃうかもしれないじゃん!」

飯田「ほ、ほれ!?ななななななな何を言ってるんだ!さよこさんは僕のことなんて好きではないと思うが!?」

「「「それはない、絶対ない」」」

飯田「断定かい!?」

梅雨「出会い頭で少女漫画のヒーローみたいなことをしているのに、ねぇ?」

耳郎「うん、うん」

爆豪「まぁ眼鏡がどれだけ頑張っても俺には敵わねえがな!!」

切島「爆豪空気読んでくれ!」

峰田「もしかしたらオイラに乗り換える未来もあるかもしれないしな!」

瀬呂「峰田ァー!」

常闇「邪念を抱く自我の闇…(※意訳:自重しろお前達)」

再びわいわいと賑やかな活気がクラスに戻った。


…のだが───



相澤「お前らァ…」

「「「あっ………」」」

担任の、相澤がクラスに戻っていた───!?
明らかに憤慨しており、髪と首に巻いている操縛布が逆立っている。

相澤「…今から補修時間だ。ちょっと付き合え」

瀬呂「うえええっ!?」

上鳴「そんなぁ!放課後やりたいことがあっ───」



相澤「なんか…言ったか?」

「「「何でもありませェん!!!」」」

目を光らせ威圧する相澤に、生徒達は反論するほど愚かではなかった───。
その後、突発的な抜き打ちテストが行われ、筆記テストが苦手な生徒達は宿題を倍に出されたのであった…。



○●○●○

琴葉姫「こんな話でした」

アーサー「あのさぁ…(二回目)」

琴葉姫「うん、みなまで言うな(遠い目)」

アーサー「さよこ、ってどう考えてもアイツじゃねーか…」

琴葉姫「そうだよ(爆)次回はさよこ…もうぶっちゃけると(!?)紗代子視点もやりますよ~!まぁ更新何時になるか分からんけど(爆)」

アーサー「あのさぁ…(三回目)」

琴葉姫「書きたい時に書くからね、仕方ないね♂」



次回の紗代子編も頑張ります!よろしくお願いします(?)
感想OK

Re: 嫁でクロスカプ&クロスコンビSS集 ( No.117 )
日時: 2020/02/25 22:08
名前: 桜木 霊歌 (ID: DN0pvQeX)

こんにちは!桜木霊歌です!
霊歌<●><●>←人の色恋沙汰には非常に敏感
ソニック「霊歌の色恋センサーが反応しやがったぞ」
霊歌「いいじゃんいいじゃん!これで再開して、結ばれてハッピーエンドなんて、最高の展開シナリオになると思わない!?」
優衣「はいはい・・・ねこさん、ねこのきょうだい(グレー)さん、ねこのきょうだい(トラ)さん、こちらに来てください」
グレー「どうしたのー?」
トラ「なにかあった~?フワァ~・・・」
ねこ「れいかさんが、おかしくなってる?」
霊歌「ふああああああああああ~!!!!!ねこ3きょうだい可愛いよ~!!!!!」←ねこ3きょうだい抱き締めてる
ソニック「これで、多少はましになったな」
次回も楽しみに待ってます!それでは!

Re: 嫁でクロスカプ&クロスコンビSS集 ( No.118 )
日時: 2020/02/26 21:10
名前: 琴葉姫 (ID: 5y30deA4)

琴葉姫「ポッセのCD発売されて買ったけど怖すぎてドラマトラック聴けねえ…(白目)」

アーサー「安定のこの世の苦行から逃げ続けてるウーマン」

琴葉姫「ネタバレみただけでもマジでやばい…無花果様を嫌いにはなりたくないんだ…頼むからヒプマイの世界の奴らみんな幸せになってくれ…そうじゃないと私は4ぬ(真顔)」

アーサー「ヒプマイのオタクたちみんな4にそうだな…(汗)」



 ☆コメント返信☆

桜木霊歌さん
→今回もコメントありがとうございます!励みになります!

琴葉姫「色恋沙汰はいいですよね、わかり哲也」←

アーサー「世の中のオタクは「リア充爆発しろ」とか言ってるのに希少だな」

琴葉姫「カプ厨なもんで₍₍ᕕ(՞ةڼ◔)ᕗ⁾⁾」←←←

いやぁ、最終的にはハッピーエンドになりたいですねえ()(含みのある言い方)(クズ)
って…

琴葉姫「ネコチャンッ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?(ガタッ)」

アーサー「突然のねこの3きょうだいの登場にスックしやがった!?」

トロ『わぁ~!トロと同じネコが3匹もいるのニャ~!トロとお友達になってくれるかニャ?』

琴葉姫「私からお願いしておこう。焼き土下座必要かな?」

アーサー「いちいち発言が重いんだよメンヘラか!?」

琴葉姫「そうだよ(肯定)」

アーサー「あっ…(察し)」

トロ『?』



ということで(?)今から前回の紗代子視点を投稿します!書き込みはしばしお待ちを。

Re: 嫁でクロスカプ&クロスコンビSS集 ( No.119 )
日時: 2020/04/25 19:57
名前: 琴葉姫 (ID: EnwL6lXi)

琴葉姫「出来が…()」

アーサー「(察したわ())」



「初恋はいずれ両想いに 高山紗代子視点」

765プロダクションが所有する、765プロライブ劇場シアター
今日もここで、アイドル達はファンのため、己のために切磋琢磨しているのだが…

未来「ただいま戻りましたー!」

静香「未来、帰って早々大声を出さないの。みんなびっくりするでしょ?」

未来「えー?だって、ただいまの挨拶は元気な方がいいでしょ~?」

静香「それは…まぁ、わかるけど」

奈緒「あっ、プロデューサーさんに未来に静香に翼!おかえり~」

紗代子「お帰りなさい!プロデューサーさん!」

翼(ミリマス)「ただいま~!みんな集まってるね~!」

中野(姫プラ)「みんな、何の話をしているんだい?」

テレビ局での仕事を終えた未来、静香、翼(ミリマス)の三人が同行していたプロデューサーである中野重治と劇場シアターに帰還すると、数名のアイドル達が何やら盛り上がっていた。
中野(姫プラ)が何の話で盛り上がっていたのか問うと、年長者の一人である百瀬莉緒が「よくぞ訊いてくれたわ!」と立ち上がり興奮気味に答えた。

莉緒「さっきまでね、皆の初恋について語ってたの~!もう、若い子達の恋愛話は潤うわ~」

翼(ミリマス)「えっ!?なにそれなにそれ!あたしも聞きたかった~!」

静香「もう、翼ったら。私達はアイドルなんだから、恋愛はご法度よ?」

翼(ミリマス)「いいじゃん!女の子は恋をして輝くの!あ~あ、あたしにも恋人出来ないかな~」

未来「初恋かぁ…よくわかんないけど、なんかきらきらしてて私も憧れるな~」

莉緒「あら!?未来ちゃんも恋に興味があるのね~!若いっていいわぁ~!」

中野(姫プラ)「莉緒、静香の言う通り、みんなはアイドルで…」

莉緒「わかってるわよ!でも初恋を語る分にはいいじゃない!仕事のネタになったりするでしょ?」

中野(姫プラ)「ネタになる範囲ならね」

莉緒「堅いわね~…」

未来「それでそれで、みんなはどんな初恋をしたの!?」

未来が興味津々に莉緒と初恋を語らっていた閃光☆HANABI団メンバー、高山紗代子、高坂海美、横山奈緒、佐竹美奈子、福田のり子に問いかける。
メンバーは各々頬を染めたり「あー」と溢して視線を逸らしたり、三者三様な反応だ。

海美「私は、一緒のバレエクラブに通ってた男の子だったんだけど…急に辞めちゃって、告白できず仕舞いだったんだぁ…。でも、今が楽しいからいっかーって!」

のり子「アタシは…うーん…小さい頃好きだったプロレスラーかな?よく覚えてないや!」

奈緒「私は…うーん…よぉ覚えてへんわ」

海美「あれ、奈緒はお兄さんじゃなかったの?」

奈緒「あーそういやそうやった~ってなんでやねん!自分の兄貴好きになる妹とか漫画にしかおらんで!!!」

美奈子「私は食いっぷりが良い人が好みです!」

奈緒「いやそれ初恋と関係ないやろ!!!」

メンバーが初恋の相手の思い出を語り…奈緒が突っ込みを入れたりして盛り上がるが…

未来「紗代子ちゃんは?紗代子ちゃんの初恋ってどんなの?」

紗代子「えっ、わ、私?」

自分に話題を振られ、あわあわと狼狽える様子の紗代子。
そんな彼女を余所に周りも…

莉緒「あーっ!それ私も気になるわ!いつもアイドルの仕事に真面目な紗代子ちゃんの初恋、訊きたいわ!」

海美「うんうん!紗代子の初恋の人ってどんな人なの!?」

美奈子「確かに、紗代子ちゃんから恋の話って聞いたことないし、気になる!」

紗代子「え、ええええ!?」

同じ劇場シアターでアイドル活動をする仲間達に羨望の眼差しを向けられ戸惑う紗代子。カァー、と顔を赤くし俯いて口をもごもごし始める。
が、観念したのか、ゆっくりと語り始める───。



え、っとね。私、元々は茨城に住んでたのは皆知ってるよね?
東京に引っ越して来て転校初日に、この学校に、土地に馴染めるか不安で…
仲の良い友達と離れ離れになってしまったこともあって、帰りに下校途中にある公園で泣いてたの。
そしたら…

「大丈夫?どうして泣いてるんだい?」

一人の男の子が、声をかけてくれたの。
眼鏡をかけてて、真面目そうな男の子だったよ。
急に声を掛けられてびっくりしたんだけど、その男の子の声色と瞳が、なんだか安心できるような気がして…
自然と心をさらけ出せる感じがして、友達と離れ離れになって、新しい土地の馴染めるか不安だってことを話したの。
そしたら…

男の子「ぼくがキミの友達になってあげるよ!」

紗代子(幼少期)「え…」

男の子「だからもう泣かないで!ぼくは飯田てんや!キミの名前は?」

そう言って、手を差し伸べてくれた。
そんな彼に、私も無意識に彼の手を取っていた。

紗代子(幼少期)「…紗代子。高山紗代子」

てんや「さよこちゃんか!よろしくな!」

そういって、満面の笑みで握り返してくれた───。



紗代子「…それが、私の初恋の相手、てんやくんとの出会いだよ」

紗代子が語り終えると、莉緒、海美、翼(ミリマス)が「きゃああああ!!!」と黄色い叫びをあげた。
奈緒と美奈子とのり子と未来と静香は「おお…!」と頬を染め感嘆の言葉を溢す。
ただ、プロデューサーの中野(姫プラ)の表情は驚愕に染まっていたがアイドル達はそれを気にしている暇はないようだ。

莉緒「何よそれ~!!!なんて少女漫画!?なんてラブコメドラマ!?とにかくあまずっぱ~い!紗代子ちゃんの初恋にそんなエピソードがあったなんて~!」

海美「いいないいな~!なんていうか、甘い気持ちって言うのかな!?私も嬉しくなる~!」

翼(ミリマス)「紗代子ちゃん羨ましい~!は~あ、わたしもそんなことを言ってくれる人現れないかな~」

奈緒「や、やるな紗代子…そんな隠し玉を持ってるとは思わんかったわ…」

未来「よかったね紗代子ちゃん!優しい男の子が初恋で!」

のり子「それでそれで!?てんやくんとはどんな話をしたの!?」

紗代子を余所に盛り上がるアイドル達。紗代子も押され気味だったが再び語り始める。



えーと、その日から、学校から帰ったらてんやくんと遊んだんだ。
といっても、遊びよりおしゃべりばっかりだったけど。
てんやくんにはお兄さんがいて、お兄さんはてんやくんにとってヒーローなんだ、って熱弁してたよ。本当にお兄さんが好きなんだなあって、兄弟のいない私はよくわからなかったけど、微笑ましい気持ちになったな。
「お兄さんがてんやくんにとってヒーローなら、私にとってのヒーローはてんやくんだね」って言うと、てんやくんは顔を赤くしてロボットみたいに腕を動かして照れてたよ。あれは可愛かったなぁ…。他にも、てんやくんの大好きだって言うヒーローの話をしてくれたけど、私はそういうの詳しくなくて相槌しか出来なかったから、ちょっと申し訳ないなって今でも思ってるかな…。
私はその頃からアイドルを目指してて、そのことをてんやくんに言ったら「さよこちゃんなら絶対なれるよ!ぼくも応援する!」って、笑顔で元気に答えてくれて、すごく嬉しかった…。
てんやくんの言葉もあったから、今私はアイドルとして頑張れてるのかな、って気持ちも…あったりするんだ。



奈緒「いやぁ~…見事な惚気っぷりやな。口から砂糖吐きそうやわ」

未来「えええっ!?奈緒ちゃん、口から砂糖出せるの!?」

奈緒「いや、それくらいに紗代子の話が甘すぎるってことやからな!?」

未来「え?えーと、そうだね!紗代子ちゃんが本当にてんやくんのこと好きなんだなって、私も嬉しくなってきたよ~!」

莉緒「これが…若い子の恋愛なのね…お姉さん話聞いただけで若返りそうだわ!」

中野(姫プラ)「全く、莉緒ったら…それで、紗代子」

紗代子「はい?」

中野(姫プラ)「…そのてんやくんとは、今でも話したりしてるわけじゃないよね?」

紗代子「あ…」

中野(姫プラ)の問いかけに、暗い表情をして俯いてしまう紗代子。

莉緒「ちょっとプロデューサー君。そういう話は無粋じゃないかしら?」

中野(姫プラ)「確かに空気を読めなくて申し訳ないけど、これは紗代子の為を思って…」

紗代子「い、いいんです。…もう、てんやくんとは何年も会ってないんですから」

「「「え…」」」

紗代子の言葉に、アイドル達も唖然としてしまう。
しばらくして、紗代子が口を開いた。



ある日ね。学校に行くと、クラスの女の子が話しかけて来てくれたの。
それで話が盛り上がって、友達になろうって言ってくれたの。
転校してきて、てんやくん以外の友達ができたって、嬉しくて嬉しくて。
だから、新しい友達ができたって、真っ先にてんやくんに知らせたくて。
帰ってくるなり玄関にランドセルをほっぽって、てんやくんのいる公園に走ったけど…
公園が工事現場になってたの。作業員の人に訊いてみたら、公園を潰してマンションを建てるって…。
けど、私はてんやくんが来るまで外で待ってた。最終的にお母さんが見つけに来るまでてんやくんは来なかったの。
次の日も、次の日の次の日も、ずっとずっと、毎日毎日工事現場で待ってたけど、てんやくんは現れなかった。
近所の人にもてんやくんの見た目と名前を教えて「こんな子知りませんか?」って訊きに回ったけど、誰に訊いても知らないって…



紗代子「それ以来、私はてんやくんに会えてない」

のり子「紗代子…」

先程までの熱気はどこへ行ったのか、控え室は冷めた空気が支配していた。

海美「う、うえええ~ん!紗代子ぉぉぉぉ…!」

紗代子「え、う、海美!?どうして泣いてるの!?」

海美「だ、だってぇぇぇ…!紗代子、急にてんやくんと会えなくなっちゃって、さよならも言えなかったなんて…うわぁぁぁん!悲しすぎるよぉ~…!」

美奈子「よしよし海美ちゃん…でも、私も悲しいと思うな。いきなり予期せぬお別れなんて…」

未来「紗代子ちゃん、きっと悲しかっただろうな…」

紗代子「みんな…っありがとう、私のために心を痛めてくれて。でも大丈夫!今は皆とアイドルをやることが楽しいから!…確かにもう会えなくなっちゃったのは悲しかったけど」

未来「あーっ!私、いいこと考えた!」

静香「未来ったら、落ち込んでたかと思ったら急に大声を出して…」

翼(ミリマス)「いいことってなーに?未来?」

翼(ミリマス)の問いに、未来が目を輝かせ顔を上げた。



未来「紗代子ちゃんがアイドルとして有名になって、てんやくんに見つけてもらえばいいんだよ!」



紗代子「…えっ?」

海美「あーっ!確かに!そうすれば、てんやくんも紗代子のことに気付いてくれるよね!」

静香「…確かに悪くはないと思うけど、そう上手く行くかしら…」

未来「きっと上手く行くよ!だって、紗代子ちゃんはこんなにもてんやくんのことを好きなんだから!」

奈緒「ええ~…その理屈で言うたら逆ちゃう?てんやくんが、紗代子のこと好きやから見つけてくれる~って」

紗代子「えええ?てんやくん、未だに私のこと好きってことはないと思うけど…」

「「「それはないよ!」」」

紗代子「みんなして断定しちゃうの!?」

莉緒「だって紗代子ちゃん!てんやくんが泣いてた紗代子ちゃんに声をかけてた時点で脈ありだと思うの!」

翼(ミリマス)「うんうん。どうでもいいと思うなら、無視してると思うな~」

紗代子「そ、それはてんやくんが優しいからで…」

未来「とにかくっ!これからもアイドルのお仕事頑張ろっ!アイドルとして有名になれて、ファンも喜んでくれて、てんやくんにも見つけ出してもらえて一石三鳥だよ♪」

紗代子「………!」

未来の言葉に、紗代子の瞳にメラメラと炎が宿る。
そして勢いよく椅子から立ち上がり、拳を固める。

紗代子「うんっ!どのちみアイドルの頂点を目指すって夢は変わらないもん!アイドルのお仕事はもちろん頑張るし、てんやくんが見てるかもしれないのに中途半端な仕事は出来ないもん!」

奈緒「その意気や、紗代子!」

海美「よーし!じゃあ今からダンスレッスンしよー!」

のり子「いいね!紗代子が決意してアタシも火が付いちゃった!」

莉緒「いいわね~!なら、お姉さんも負けてはいられないわ~!今すぐレッスンルームに集合よ!」

美奈子「はーい!」

奈緒「私も負けられへん。ガンガン行くで!」

翼(ミリマス)「すごいな~みんな。頑張れ~♪」

静香「もうっ。翼にこそレッスンが必要なんじゃないの?最近サボり気味でしょ」

翼(ミリマス)「え~!だって~、疲れるし~。さっきまで仕事してたんだから休憩くらいいいじゃん~」

静香「そう言ってサボり癖がつくのはよくないでしょ」

翼(ミリマス)「む~!」

未来「あはは、みんな頑張れ~!」




中野(姫プラ)「…紗代子」

紗代子「あ、プロデューサー」

レッスンルームに向かう紗代子を呼び止め、中野(姫プラ)は紗代子に最終確認を取る。

中野(姫プラ)「…自分の欲求に素直になって、後で後悔するのは紗代子だよ?」

紗代子「…わかってます。でも大丈夫です!今の私は、ファンの皆が恋人みたいなものだから!」

中野(姫プラ)「………そっか。それを聞けて安心したよ。頑張って」

紗代子「はいっ」

元気良く返事をし、駆け出していった紗代子の背中を見つめ、中野(姫プラ)は思い耽る。

中野(姫プラ)「(…でもね紗代子。紗代子が「てんやくん」の話をしているとき、アイドルというよりは女の子の表情をしてた。…ああ言った僕だけど)」




紗代子が悔いのない選択をしてくれたら、それでいいんだ



○●○●○

アーサー「あのさぁ…(n回目)」

琴葉姫「言うな…みなまで言うな…(白目)」

アーサー「内容が飯田視点と全然変わってなくて草。薬屋のひとりごとのコミカライズかよ」

琴葉姫「多分その例えこのスレ見てる人全員分らないと思うぞ()」

アーサー「あとお前アイドル恋愛御法度とか小説(SS)で書いときながら息をするようにアイドルの嫁達もクロスカプしてるんですがあのその」

琴葉姫「それに関してはマジで今更感半端ないから然程重要なことではない(!?)」

アーサー「は??????????(威圧)」

琴葉姫「おうやめーや(震え声)」



こんな感じでしたがお楽しみいただけたなら幸いです。
次回は一応ネタ自体あるんですが、近いうちに投稿出来るかな…←書く気力が削がれている…。

ここまで閲覧ありがとうございました!
感想OK

Re: 嫁でクロスカプ&クロスコンビSS集 ( No.120 )
日時: 2020/02/26 21:58
名前: 桜木 霊歌 (ID: DN0pvQeX)

こんにちは!桜木霊歌です!
霊歌「両片思い・・・ぷめぇ・・・」(///ω///)♪
ソニック「マジで霊歌が好きそうなシチュエーションんじゃねぇかよおい・・・」
優衣「こうなれば・・・ねこさん、ねこのきょうだい(グレー)さん、ねこのきょうだい(トラ)さん、少々来ていただけませんか?」
ねこ「あれ?れいかさん、まえとおなじ?」
グレー「れいかさんのうでのなか、すごくきもちいい♪」
トラ「ここ、すぐねられそう・・・zzz」
霊歌「ねこ3きょうだいに、天哉の沙代子の両片思い・・・ここは天国ですか?」
ソニック「全く・・・」
霊歌「あと、トロ~、ミケ(ねこの事)とグレーとトラも、基本的には人懐っこいから、すぐ仲良くなれると思うよ!」
次回も楽しみに待ってます!それでは!


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