二次創作小説(新・総合)

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逃走中#CR06 Welcome to Lapistoria
日時: 2020/11/26 22:09
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: okMbZHAS)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1552

どうもです、灯焔です。
マイペースに6回目の開催を迎えた逃走中#CR06。前回、ゼウスの力で刀が顕現したり天界が大変なことになっていたことが発覚したりとまた新たな天界に巻き込まれそうな予感がするコネクトワールド。
今回の舞台は、ポップンワールドとは別の世界に位置する『ラピストリア』という世界にある学園『ラピストリア学園』。音楽が溢れる学園を舞台に、逃走者とハンターとの6回目の逃走劇が今、幕を開ける―――!


新たな敵の存在が明らかになったコネクトワールド。今だ均衡状態にある最中、ゼウスが刀剣達を顕現させてしまう現象が起きてしまいました。そのうちの一振を近侍に迎え、サクヤも自分なりに世界について考えていくようになるのですが…。
はてさて、今回はどんな物語が彼女達を待ち受けているんでしょうかね。


<ルール>
『ラピストリア学園』 出典:pop'n music ラピストリア
『ラピストリア』という世界に存在する巨大な学園。世界自体はMZDが作成し、現在も『ラピス』に世界の管理を任せている。相変わらず理事長はジェイド、学園長はジェダイト。
今回使用するのは学び屋である学園エリアのみとなる。
学園エリアは円形の形をしており、3階建て。
エリア紹介 >>1





逃走時間:80分

賞金:48万(1秒100円)

ハンター:初期3体or4体(OPゲームの結果に基づき変更)

自首方法:『理科室』or『コンピュータールーム』にある自首用電話から自首する旨を電話する。


<参加者>

【pop'n musicシリーズ】より (3人) 詳細>>2
ヨシオ
おとこマン
鉄男

【ファイアーエムブレムシリーズ】より (3人) 詳細>>3
エフラム
エイリーク
リオン

【ダンガンロンパシリーズ】より (3人) 詳細>>4
朝日奈葵
澪田唯吹
茶柱転子

【白猫プロジェクト】より (3人) 詳細>>5
ツキミ・ヨゾラ
オスクロル・ラス・カサス
レイン・ディアボルス

【ハイキュー!!】より (3人) 詳細>>6
及川徹
弧爪研磨
赤葦京治

【作者枠】 (3人) 詳細>>7
ヤード
konakun.
Ga.c=evo.

【逃走中#05 MVP】 (2人) 詳細>>8
イヤミ
キュベリア

計20名



◎AfterBreakTime

 ①『心機一転、新章開始』 >>9
 ②『刀剣の契約、それは―――』 >>21
 ③『拳は剣よりも強し』 >>31 >>34
 ④『秋風は優しくそよぐ』 >>46
 ⑤『ココロネとタマシイ』 >>52
 ⑥『彼女が青龍になった理由』 >>72 >>75
 ⑦『生命の輝きは強く、尊いものだ』 >>95
 ⑧『打ち上げパーティ』 >>138-140 >>144 >>147

 Extra『秋の夜長と花火と酒と』 >>150-155



○逃走中#CR07 シード枠争奪アンケート実施中! 
※締め切りました


○逃走中#CR07 次回参加者募集中!
※締め切りました
次回参加者 >>119
作者枠発表 >>133

※『お手伝い』として参加してくださる方向けの案内※
※締め切りました



以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。

Re: 逃走中#CR06 Welcome to Lapistoria ( No.99 )
日時: 2020/11/06 22:31
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: R6.ghtp2)

【13:47】





~校舎エリア 3F 神部屋~





Ga.「アプリを起動して、こう…だよな」



 鉄男が部屋を出て行ったことに気付いていないGa.。オスクロルに挟まれている為確認できないのも無理はありません。
 彼は着々とスマホを取り出しアプリを起動。認証装置にかざしました。



Ga.「あ。赤の左隣が緑に光った。これで『認証成功』ってことでいいんだよな」





【13:21】
Ga.c=evo. 『緑』認証成功





 装置の上部にある5つの丸い透明な装飾の内、赤い光の左隣が緑に光りました。またこれで1つ、色が戻ったことになります。残り2つですね。
 折り返し地点と言ったところでしょうか。これで『逃走者自体が持っている色』は全て認証したことになりますね。



Ga.「認証終わったよー。ってあれ、鉄男は?」

オスクロル「実はGa.さんが認証をしようと装置に向かった時に、この部屋からハンターを遠ざける為囮になってしまって…。目の前をハンターが通り過ぎて行ったので止めるに止められなかったんです」

Ga.「マジか。全然気づかなかった…」



 オスクロルが事の顛末を話したことで、彼も鉄男がいないことを認識しました。神部屋の扉が人ひとり入れる程の大きさだった為、オスクロルも見つからなかったのでしょう。これが例えば理事長室とかだったら確実にオスクロルが狙われていましたね。



Ga.「でも確保情報来てないし、うまく撒いてどっかに隠れてるんじゃ…」



 Ga.がそんなことを言った、その時でした。








ピリリ ピリリ









オスクロル「通知ですね。『鉄男 確保 残り5名』 たった今、捕まったみたいですね…」

Ga.「じーくんもなんかフラグ立てちゃったみたいでごめんなさい」

オスクロル「1分程時間がありましたし、運動神経も悪いわけではない筈です。何があったんでしょうか…」



 2人の元に鉄男が確保されたとの通知が。さて、彼に一体何が起きたのか。
 少し時間を巻き戻して、鉄男の様子を見ることにしましょう。

























【13:38】





~校舎エリア 3F 廊下~





鉄男「まずは階段まで走る!降りる!隠れられそうな部屋を探す!このプランで行くか!」



 ハンターを引き付けながらまずは階段へと向かう選択をした鉄男。とりあえずあの2人からハンターを遠ざけないと、いくら自分が逃れられたとしても安心はできないと考えたのでしょう。
 流れの大工をしていることから走力、体力面には自信のある鉄男。自慢の脚力でハンターを階段へと連れて行きます。





ハンターHI「…………!!」


鉄男「よし、見えてきた!階段だ」





 様子を見たいところですが見る暇はありません。ですが、レインは同じような逃げ方で他のハンターと鉢合わせ捕まっています。その危険性もあることを頭の中に入れておかなくてはなりません。
 鉄男は階段まで一直線。そのまま駆け足で降りて行きました。彼を追うハンター。攻防はまだ続きそうですが、これでGa.とオスクロルがハンターに恐れる必要性は少し減りました。
















~校舎エリア 2F~





鉄男「階段から部屋まで結構あるけど、教室に隠れられればワンチャンあるか」



 走りながら教室の方へ向かう鉄男。体力もまだあるようですが、今後のことを考えて教室で一旦体制を整えることにしたようです。
 そうと決まったら全速前進。空き教室に向かってまっすぐ走ります。少しずつ走力が落ちてきているのか、ハンターとの距離が少しずつ縮まっています。





鉄男「ハンターも根性あるよなぁ。だがよ、大工舐めんな!!」


ハンターHI「…………!!」





 曲がり角を利用し我先にと空き教室へダイブ!そのまま物陰に潜み、ハンターの様子を見ます。こちらに来ないことを祈りながら…。





鉄男「(こっち来んなよ…!)」





ハンターHI「…………」


鉄男「…………」



ハンターHI「…………」


鉄男「…………」



ハンターHI「…………」


鉄男「…………」












































ハンターHI「…………!!」





ダッダッダッダッダ!!!!!





ROCK ON【TETSUO】





ピーーーーーーーーーーーー





鉄男「あーーーっ!!!だ、駄目かぁぁぁぁ!!!」



 隠れ方が、甘かった……!!ハンターは隠れている鉄男を捉え確保に走ります!鉄男も負けじと逃げ始めますが、当初囮になったのとは訳も距離も違います。鉄男にもう逃げ場はないのです…。









ポンッ








【13:27】
鉄男 確保 残り5名





鉄男「最後の最後に詰めが甘かったぜ…」



 ハンターをこれだけの距離引き離したのは大健闘と言えるでしょう。ポップン勢はここで全滅となってしまいましたが、爪痕はしっかりと残せましたね。お疲れ様です。





















Ga.「捕まっちゃったのは悔しいけど仕方ない。残った俺達でミッションクリアに繋げよう」

オスクロル「そうですね!……ですが、後は牢獄ルームに向かっている及川さんや朝日奈さんを待つしかなさそうですよね…。私達が向かっても邪魔になりそうですし…」

Ga.「2人にハンターを近づけさせないように俺達が見張ることは出来るんじゃないか?俺が認証終わった以上、今捕まっちゃいけないのはあの2人なんだしさ」

オスクロル「言われてみれば。…それならば、一旦1階に降りましょう。同じフロアにいた方が色々と連携も取りやすいと思いますので」



 一旦1階に降りる選択肢を取った2人。果たしてその判断は吉と出るのか、凶と出るのか…。














【12:58】





~校舎エリア 1F 玄関ホール~





朝日奈「具合の悪そうな人達でごった返しててここまで来るのに時間がかかっちゃった…」

及川「でも、牢獄ルームまでもう少しだよスイマーちゃん。3色揃ったってことは、あとは俺達がやらなきゃいけないんだからね」




 Ga.から連絡を貰った及川と朝日奈さん。一刻も早く牢獄ルームへと向かおうとしていたのですが、1階は具合の悪い生徒達が廊下にへたり込んでいて…。彼らを避けつつハンターを警戒しここまで来たらしく、随分と時間がかかってしまっていたようでした。

 しかし、ここまで来てしまえば後は牢獄ルームへと向かうだけ。残り時間8分を切りました。まだ時間に余裕はありそうですが、この状況です。油断しないで参りましょう!

Re: 逃走中#CR06 Welcome to Lapistoria ( No.100 )
日時: 2020/11/07 22:05
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: exZtdiuL)

【12:37】





~校舎外 牢獄ルーム付近~





朝日奈「安全策とはいえ、牢獄ルームまでちょっと遠すぎるような気がするんだけど…」

及川「それも含めても15分設定なんじゃな~い?」



 人をかき分け牢獄ルームへ急ぐ2人。『交流祭』を行っている学園での逃走の邪魔をしない様、今回は学園の外に牢獄ルームが設置されてあります。なので、特定のミッション以外は玄関ホールから外に出られない仕組みになっているんですね。
 その関係もあり、校舎から牢獄ルームへの道のりは少し距離があります。ですが、運動神経抜群な2人なら大丈夫!急ぎましょう。

 ……さて、2人が向かっている牢獄ルームの様子を見てみましょう。




















~牢獄ルーム~





研磨「……そうきたか。なら、手札からリアン出撃。リアンの効果でプルメリアを撃破するよ」

リオン「うわっ、高コスト出撃阻止が突破されてしまったよ…。このままだとパワーでごり押しされてしまうなぁ」

レイン「力こそすべて、ってか。フン、中々いい言葉じゃねーか」

キュベリア「そこの白髪悪魔が言っていい台詞じゃねーけどな」



 ……何やってるんですか?牢獄ルームでは研磨とリオンを中心に円を描いて何かやってるみたいです。台詞からして『ファイアーエムブレム サイファ』でしょうか。ほら、最近最終弾が発売されたFEシリーズのカードゲームですよ。
 え?知らない?勿体ないなぁ。カードゲームながら描かれているカードは全て書きおろし。レア以上だけではありません。ノーマルですら描き下ろし。どれもこれも美麗なものばかりですからね。コレクションするだけでも価値があるというものです。
 それはいいのです。何故今ここでやっているんですか?



エイリーク「先程まで私達も普通に牢獄で待機していたのですが、研磨殿とキュベリア殿がどうやらデッキを持ち込んでいたみたいで…。スタッフの皆さんに許可を取ってやり始めたのです。そうしたらリオンも話に混ざってしまって…」

ヤード「俺はやったことねぇから全く分からなかったが、ベレスとクロムのカードだけでもこんなに種類があるのか!なぁなぁ、この2人が軸のデッキって作れるのか?!」

赤葦「作れない訳でもないと思うけど…。ベレスさんとクロムさんの色のカードって、基本的に同じ色のカードで組むのを前提で効果が書かれているんだ。……カードによるけど…。ベレスさん中心で組むなら全然いけるんじゃない?ほら、クロムさんにはシンボルがないカードもあるし」

ヤード「シンボル無し?枠が青じゃないカードもあるのか?」

ヨシオ「あ、これなんかどうでござる?マルス殿との繋ぎ絵でござる!」

konakun.「何枚かのカードを繋げて1枚の絵にするカードも色々あるんだねー。僕FEはスマブラくらいでしか知らないからなー」

ヤード「実は俺もそうなんだよな。覚醒はやったんだけど、風花雪月は金と時間が無くて」

唯吹「お?お?もしかして某大乱闘ゲーで知った口っすか?唯吹もっすよー!あのゲーム楽しいっすよね!」

茶柱「男死の操る男死キャラをふっ飛ばせる快感を直に味わえるゲームだと思います!ネオ合気道の参考に出来そうな体術も所々にありましたからねっ!」

鉄男「呑気にこんなことしていいんだかねぇ…」

イヤミ「まだ逃走者来なさそうな気配ザンス。これくらい許してちょ!ちなみにミーはリーフデッキをおフランスの実家に置いてあるザンスよ!」



 イヤミは中の人ネタですかねー。さてと。サイファで遊んでいる研磨とリオンのことはさておき、向こうをじーっと見ていたツキミがふと『あ』と声を漏らします。



ツキミ「ん~?誰か来てるみたいだよ~?」

おとこマン「なぬっ!ますらおを求めし求道者か!」

茶柱「違います。勝手に決めつけないでください。……影が2つ。黒くはないのでハンターではありませんね」

赤葦「誰かに追いかけられているという訳ではなさそうだね」



 ツキミ、こちらに向かってくる及川と朝日奈さんを発見。近付くにつれて影だった姿がハッキリと見えてきました。
 ハンターに追いかけられている訳ではないことを知って安堵する一同。その間にも、2人は牢獄ルームへと到着しました。



朝日奈「やっほー!ミッション④のことで色を分けて貰いに来たんだ!」

リオン「サイファやってる場合じゃないね…。この勝負中断でいいかな?」

研磨「別にいいよ…。終わってからもう一回やればいいだけの話だし」

及川「何々~?牢獄で暇だからってカードゲームしてたの~?サイファ?せめてバボカにしない?」

レイン「オメーら以外に分かるヤツいねーだろ」

エイリーク「(それはサイファも一緒だと突っ込んではいけないですよね)」



 牢獄へと到着後、すぐにミッション④について説明。色を分けて貰う様頼みました。現在必要なのは『黄色』と『白』。
 該当する確保者は、『黄色』が研磨。『白』がツキミと赤葦の2人です。



及川「残ってる逃走者に『黄色』と『白』のココロネの人がいなくてさ~。絶対ここ来なきゃいけなかったんだよね」

赤葦「黄色は弧爪、白は俺とツキミさんが該当しますね。……さり気にハイキュー部だけで3色事足りるような気がするんですが」

唯吹「高校生っすからね!えっへん!」

研磨「威張るところじゃないと思うけど…。今スマホが真っ黄色だから、この色渡せばいいの?」

ツキミ「じゃあ、白はわたしがあげるね~♪」



 事情を聞いた研磨とツキミがスマホを取り出し2人に色を見せました。確かに2人が口にした色が画面いっぱいに写っています。
 それを見た及川と朝日奈さんは自分のスマホを取り出し、色が出るアプリを起動しました。及川の画面には水色が、朝日奈さんの画面には赤が画面いっぱいに広がっています。



朝日奈「で、これ。開いたのはいいんだけどさ、どうやって貰うんだろう?」

及川「詳しく書いて無かったよね~。んー…。プリン頭くん、スマホ重ねてみる?」

研磨「え?……いいけど」



 確かに色を貰う方法は通知にありませんでしたね。どうしようかと悩んでいる朝日奈の隣で、『試しにお互いのスマホを重ねてみよう』と及川が提案。研磨もそれに乗る形でスマホの画面同士を重ねてみました。すると……?



研磨「……もう良くない?」

及川「うん。もういいかも。……あ、下半分が黄色くなってる。これで『色を貰えた』ってことなのかな?」

研磨「そうかも…。おれの画面、黄色かったのに今灰色になってるし」

ツキミ「お~。それならわたし達もスマホ重ねてみよ~♪」

朝日奈「そ、そうだね!」



 研磨のスマホから及川のスマホに色が移ったようで、及川のスマホに表示されている色が2色になりました。
 それを見ていたツキミも朝日奈さんとスマホを重ねます。同じように少し待ってから離してみると、確かに朝日奈さんのスマホの画面が2色に増えていました。



ツキミ「わたしのも上手く行ったみたいだよ~♪色が消えちゃった!」

朝日奈「これで必要な色は揃ったね。よーし、後は神部屋にスマホをかざすだけだね」

及川「ある意味ここからが勝負って感じするし、ハンターには十分気を付けて行かないとね」

レイン「フン。捕まったら元も子もねーからな」

イヤミ「ミー達も牢獄から応援してるザンス~!」

及川「あ、一応他の3人に連携してからいこっと」



 及川、素早くアプリをチャットに切り替え『黄色と白ゲットしたよ☆ 今から神部屋に向かうね~』とだけ入力し、スマホを仕舞いました。快く協力してくれた牢獄ルームの面々に感謝ですね。
 背中からの応援を一身に受けながら、2人は校舎エリアへと戻っていくのでした。
















【10:02】





朝日奈「あ、10分切りそう」

及川「それだけ距離があったってことかー。あっちまで戻るのに2分はかかりそうだし、着いてからは最短距離だね」





エフラム「これで全色揃ったということか。あいつらだけは絶対に確保は避けなきゃな」

Ga.「どっちかが捕まればもう一回牢獄に行かなきゃいけないし…。今回の牢獄の往復って時間かかるんだよなー。絶対避けたい。でもじーくんの髪の毛も守りたい」

オスクロル「ハンターに見つからないことを祈るしかないですね…」




 各々の思いを胸に秘め、ミッション④は残り時間5分を迎えます。逃走者達の運命はどうなる…?100体ハンターを無事に回避できるのでしょうか。

Re: 逃走中#CR06 Welcome to Lapistoria ( No.101 )
日時: 2020/11/08 22:15
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: k9gW7qbg)

【08:37】





~校舎エリア 1F 玄関ホール~





エフラム「遅いな…」

オスクロル「牢獄ルームの方から色をいただいたというメールを拝見してから1分30秒程経ちましたけど…。お二人の姿、見えませんね…」

Ga.「一往復4分計算だともう少しで着く頃合いなんだけど…。危険なのは分かるけどどうして牢獄ルーム離した場所に置いたんだろう」

エフラム「怪我人を出さない為だろう。唯でさえ祭りの中を走るんだ。このように具合の悪い生徒が仮に現れなかったとしても、牢獄ルームは同じ場所に設置してあったと俺は思うぞ」

Ga.「そういうもんなのかな?俺達には何も出来ないし、ここで待つしかないよな」



 及川と朝日奈さんが校舎エリアへと移動している最中、エフラム、Ga.、オスクロルは合流して1階で待機をしていました。
 ハンターを2人から遠ざける意味合いもありますが、残り10分を切った今。一緒に行動した方がいいと全員思ったから、でした。

 牢獄と校舎エリアの距離はやや遠い為、2人が到着するのが遅くなっても仕方ありませんが…。中々姿を現さない2人に少々不安が募っていました。



オスクロル「校舎エリア外をハンターが追いかけるなんてあるんでしょうか?」

Ga.「流石に校舎の中だけだと思うから、牢獄から戻る際に追いかけられるってことはないと思うけど…」

エフラム「無事に戻ってくるのを祈るしかないな」



 各々気持ちを口にし、2人の到着を待ちます。そのまま10秒程経過後―――。玄関ホールからこちらに向かってくる2つの影が。及川と朝日奈さんで間違いありません!



及川「あれれ?みんな揃ってる。もしかして俺達待っててくれたの?」

朝日奈「別にみんなして揃わなくてもいいのにー!あたし達このまま3階までまっすぐ行こうとしてたし」

Ga.「その途中でどっちも捕まれば困るからって集まったんだよ。みんなで行動してた方がハンターのターゲットも分散出来るだろ?」

エフラム「そういうことだ。ということで、俺達も一緒に3階へ行くぞ」

オスクロル「ピンチはみんなで乗り越える!冒険家としての基本です。さぁ、行きましょう」

朝日奈「みんな…。うんっ、行こう行こう!みんな一緒なら大丈夫だよね!」

及川「喜びを分かち合いたい気持ちも分かるけど、ここまで来るのに相当時間かけちゃってるからね~。残り8分……切ってるな。まっすぐ3階に行こう。折角色を貰っても時間内にかざせなきゃ意味がないからね」

Ga.「うわ、待ってる間にそんなに時間経ってたのか…」

エフラム「ならば急がないとな」



 及川がみんなに確認をお願いするかの如くスマホを取り出し、時間を見せました。タイマーは既に8分を切っていました。つまり、ミッション終了まで3分を切っているという事。急がなければ全てが水の泡になってしまいますね。

 周りにハンターがいないことを確認した5人は、急いで階段まで走っていくのでした。


















【07:48】





~校舎エリア 1F 階段~





朝日奈「このまま3階まで駆け上がろう!」

オスクロル「待ってください!先頭にお2人が立って昇ると、上の階からハンターが降りてきていた場合に何も出来ません。私達で囲むようにして昇りましょう」

Ga.「しんがりはどっち担当する?」

エフラム「俺がやろう。流石に作者殿に負担はかけさせられない」

Ga.「そこまで気を使わなくていいのに」

及川「それじゃ今はお言葉に甘えるとするよ。先頭が魔王ちゃんで、俺、スイマーちゃん、作者さん、ルネスの王子様の順番でいいかな?」

オスクロル「はい。その順番で大丈夫です。さぁ、3階まで急ぎましょう」



 階段を昇る順番にも気を付けた方がいいとオスクロルは進言。時間が無い上、及川と朝日奈さんが捕まったら全てが終わってしまう今、どうにかして2人を守らねばなりませんでした。
 関係無い逃走者の間に及川と朝日奈さんを挟み、3階まで一気に駆け上がっていきます。









~校舎エリア 2F 階段~





オスクロル「一応2階も確認してから上に…」



 オスクロルがちらちらと確認していたその時―――。













































ハンターRE「…………!!」





ダッダッダッダッダ!!!!!





オスクロル「反対側から来ています!!」

エフラム「くっ…こんな時に―――」

Ga.「オスクロルと及川と朝日奈さんは先に3階に行って!ここで時間ロスしたらまずい!!」

エフラム「……いや、作者殿もついていってくれ。1階で見当たらなかった以上、3階に2体いる可能性は充分ある。ここは―――俺が引き受ける!!」

Ga.「え?ちょ、まっ―――」



 ハンターが迫ってきていました……!このままでは先頭を走るオスクロルが捕まってしまいます。それを回避する為の順番なのですが、エフラムが我先にとハンターに向かって走り去っていきました。Ga.は慌てて制止をかけますがそれも無視。
 唖然としているGa.の手を引き、4人は3階へ。立ち止まっている時間はありませんよ!





エフラム「俺は勝ち目のない戦いはしない!!必ずあのハンターを撒いてみせる!!」





 走り去っていく背中から、そんな勢いのある言葉が聞こえてきたそうな。
 エフラムvsハンターの行方は?ミッションはどうなる?次回、ミッション④完結!

Re: 逃走中#CR06 Welcome to Lapistoria ( No.102 )
日時: 2020/11/09 10:53
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

ユマです。

ミッションはいよいよ佳境、某9つボタンを叩き潰すゲームに認証をする奴ですが...ココロネ問題がここで出てきますたか...そりゃ赤、水色、緑、黄色、白のどれかに該当、ミッション参加意思があるなら行くべきでしょう。

スマホに専用のアプリ移植はユマのゲームでもやるタイプだが...他人のココロネの色を保存する機能も内蔵とはねえ。

*ただ、実況側の話題で不安要素も

ーうわぁ、神様側だけでなくこちらの世界のジェイド理事長...アイツ懲りてなかったのかよ。更に加えて理事長室に大量のラピス保有...これらを全て汚染とか色抜きとかされたら...!

パステル君「にゅにゅ!」
リピカ「..."お祭りに参加してる生徒達もこのままだと危険に巻き込まれちゃう!"だ。警戒ともしもの時の準備くらいは出来るか否か、さ。西谷もラピストリアの事前情報無しならジェイドを学園にいた謎の子供程度にしか認識してないなら仕方ないさ。」

ーつか、まどか先生よ。理事長室のマスターキーレンタルして大丈夫か不安要素はさておき...ココロネは神様も所持してない、ね。分かるよそれ。...サクヤさんとかMZDは出自から特殊だが大体神ってのは機械とか、プログラムされたシステム的なモノに近い説があるし。こちらもその設定に近いか。

リピカ「敵側の目的は今回理事長を利用して"原初のラピス"をどうにかする気だったらしい。辛うじて汚染浄化の方法は原作の件で事前に分かっているから...後はもう賭けさ。」

ー後は...これからやる汚染浄化が罠でない可能性かな。仮にも汚染されて元に戻してラピスの所在が判明したら...だ。

*及び理事長、多分アンタ...利用されてるかもよ?

では一度失礼します、ミッション顛末はどうなるか。

Re: 逃走中#CR06 Welcome to Lapistoria ( No.103 )
日時: 2020/11/09 18:10
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

どうも。スマブラにマイクラが参戦したことが判明した際に滅茶苦茶歓喜したけど、その話題をこのサイトで取り上げているのは自分だけなのかと何故だか妙に不安になってきたおろさんです;

・・・本題ですが、ミッション④発動・・・ていうかジェイド理事長、利用されているかはともかくまたラピストリアのストーリーの時と同じことしようとしてるんですか;

カービィ「・・・ところで、こっちでは現在のラピストリア学園の上下関係とかどうなってんだっけ?」

烈「あー、あんまりあっちと変わらないけど、再発防止とかのために色々やってるんだってさ。」

カービィ「へー・・・よくわからん」

烈「オイ」


・・・とにかく、ミッションクリアを祈って今回はこれで失礼します。

それでは。


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