二次創作小説(新・総合)

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逃走中#CR06 Welcome to Lapistoria
日時: 2020/11/26 22:09
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: okMbZHAS)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1552

どうもです、灯焔です。
マイペースに6回目の開催を迎えた逃走中#CR06。前回、ゼウスの力で刀が顕現したり天界が大変なことになっていたことが発覚したりとまた新たな天界に巻き込まれそうな予感がするコネクトワールド。
今回の舞台は、ポップンワールドとは別の世界に位置する『ラピストリア』という世界にある学園『ラピストリア学園』。音楽が溢れる学園を舞台に、逃走者とハンターとの6回目の逃走劇が今、幕を開ける―――!


新たな敵の存在が明らかになったコネクトワールド。今だ均衡状態にある最中、ゼウスが刀剣達を顕現させてしまう現象が起きてしまいました。そのうちの一振を近侍に迎え、サクヤも自分なりに世界について考えていくようになるのですが…。
はてさて、今回はどんな物語が彼女達を待ち受けているんでしょうかね。


<ルール>
『ラピストリア学園』 出典:pop'n music ラピストリア
『ラピストリア』という世界に存在する巨大な学園。世界自体はMZDが作成し、現在も『ラピス』に世界の管理を任せている。相変わらず理事長はジェイド、学園長はジェダイト。
今回使用するのは学び屋である学園エリアのみとなる。
学園エリアは円形の形をしており、3階建て。
エリア紹介 >>1





逃走時間:80分

賞金:48万(1秒100円)

ハンター:初期3体or4体(OPゲームの結果に基づき変更)

自首方法:『理科室』or『コンピュータールーム』にある自首用電話から自首する旨を電話する。


<参加者>

【pop'n musicシリーズ】より (3人) 詳細>>2
ヨシオ
おとこマン
鉄男

【ファイアーエムブレムシリーズ】より (3人) 詳細>>3
エフラム
エイリーク
リオン

【ダンガンロンパシリーズ】より (3人) 詳細>>4
朝日奈葵
澪田唯吹
茶柱転子

【白猫プロジェクト】より (3人) 詳細>>5
ツキミ・ヨゾラ
オスクロル・ラス・カサス
レイン・ディアボルス

【ハイキュー!!】より (3人) 詳細>>6
及川徹
弧爪研磨
赤葦京治

【作者枠】 (3人) 詳細>>7
ヤード
konakun.
Ga.c=evo.

【逃走中#05 MVP】 (2人) 詳細>>8
イヤミ
キュベリア

計20名



◎AfterBreakTime

 ①『心機一転、新章開始』 >>9
 ②『刀剣の契約、それは―――』 >>21
 ③『拳は剣よりも強し』 >>31 >>34
 ④『秋風は優しくそよぐ』 >>46
 ⑤『ココロネとタマシイ』 >>52
 ⑥『彼女が青龍になった理由』 >>72 >>75
 ⑦『生命の輝きは強く、尊いものだ』 >>95
 ⑧『打ち上げパーティ』 >>138-140 >>144 >>147

 Extra『秋の夜長と花火と酒と』 >>150-155



○逃走中#CR07 シード枠争奪アンケート実施中! 
※締め切りました


○逃走中#CR07 次回参加者募集中!
※締め切りました
次回参加者 >>119
作者枠発表 >>133

※『お手伝い』として参加してくださる方向けの案内※
※締め切りました



以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。

Re: 逃走中#CR06 Welcome to Lapistoria ( No.74 )
日時: 2020/10/25 21:48
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: sNU/fhM0)

どうもです。灯焔です。

どうも最近の二次小説を見ていると、『登場させるキャラクターを道具として扱ってない?』って思っちゃうことってあるわけで。ここではありませんが、私の一番の推しキャラが長い間変な解釈されて原作とは全く違うキャラ付けされて長い間苦しめられたことがあったので。
具体的にどう、とは言いませんが。キャラクターに属性を付けるとか。美味しい料理に余計な味付けして提供しているようなものだと個人的に感じます…。

興味を持つことはいいけど、自分で書こうってなるなら最低限出そうとしているキャラの情報は調べようね。一人称とか。口調とか。基本的な性格だとか。『キャラクターは貴方の道具でも装飾品でもない』んですよ。

お説教っぽいことはここまでにしましょうね。こんなんだから友達出来ないんだぞ灯焔さん。
ご気分を害されたら申し訳ありませんが、これが今の私の正直な気持ちでございます。



>>おろさん 様

どうもです。コメントありがとうございます。

本編も本部も結構お話の展開が続いて参りました。不穏な動きにサクヤさんの過去が少しだけ明らかになったり、と。天の声もこれからどうなるかドキドキです。
あ、魔族に関しては#CR05にてヴィルヘルムさんがさらっとその後について話していますので、過去回を読み返してみてくださいね。


…次回コメントをしていただく際にご無理でなければでいいのですが、おろさん様はどういった経緯で『キャラクターの属性付け』をするに至ったのかを教えてほしいです。
どうしてなのかな、と純粋に気になりまして。特に何かあるわけではありませんが、良かったらお聞かせ願えるととても嬉しいです。




…もしかしたら、返信で今回のように私から同じような質問を投げる可能性がありますが、ご気分を害されたら申し訳ございません。
某大乱闘ゲーでの間違ったイメージを基にキャラ崩壊が長年続くのは良くないと思っていますので…。よろしくお願いいたします。

ABT⑥『彼女が青龍になった理由』-2 ( No.75 )
日時: 2020/10/25 22:02
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: sNU/fhM0)

 ジンベエにお茶とお菓子をご馳走してもらった2人は、そのままジンベエの装飾品を見せて貰うことにしました。職人を止めてからも趣味で作り続けてはいるようで、気まぐれに誰かの依頼を受けていることもあるそうな。



ジンベエ「売り物としては売ってねえけどな!オイラの気まぐれで、魔物倒してくれたお礼とかに無償で作ってるんだぜ!」

サクヤ「魔物。そういえば先程も言っていましたが…ここいらには魔物が出現するのですか?」

大典太「俺達が店に来るまでに遭遇はしなかったが…」

ジンベエ「お前さんが知らなくても無理はねえ。現れ始めたのは…お前さんが『運営本部』ってのを立ち上げてから随分経った後だ。空中を浮かんでいる奴が魔物を召喚してる、との噂も一時期広まっていたが…。結局原因は分からずじまいで、今も時折街を狙って襲われてな。随時傭兵を雇ってはいるんだが、いつまでも続くと思うとなあ」

サクヤ「成程…。随時傭兵を雇っていてはお金の面で大変ではないのですか?こういうご時世ですし、稼ぐことも困難になっているのでは…」

ジンベエ「あぁ。街のみんなで話し合ってよ、傭兵に渡す用の金を別にとっておいてはいるんだが…。その金も底をつきそうで、無くなったらどうしようかと頭を抱えているのさ」

大典太「その口ぶりだと…。街の連中に戦える奴はいなさそうだな」

ジンベエ「その通りなんだよ…。オイラ達商の才はあっても戦いの才はみーんなすっからかん、ってな。江戸っ子風味の街なのに、頼りないなあとは思うんだけどな」

サクヤ「人には向き不向きというものがございますし、そこは仕方ないと割り切った方がよいと思われます。しかし…魔物の出現が頻発している、という事柄については…こちらに持ち帰らせて、対策を練らせていただきます。
    後日、ゲームが開催していない間に街の長さんと話をつけさせてはいただけないでしょうか」

大典太「…確かに、随時用心棒を雇うよりなら…。事情を知っている者で魔物の討伐に向かえばいい。悪くない条件だと思うが」

ジンベエ「え、ええ?!いきなりそんなことを言われても…。オイラの一存だけでは決定できねえ。町長に話通してから改めて連絡するぜい」

サクヤ「よろしくお願いいたします。…さて、話をずらしてしまいましたし…。ジンベエさん。私そろそろ貴方の装飾品の現在の出来栄えを拝見したいのですが…」

ジンベエ「お、おう!持ってくるから待ってな!」



 うーむ。どうやらオオエドストリートでは、サクヤが『運営本部』を立ち上げた後…半年くらい前でしょうか。魔物が街を襲っているんだとか。幸い現時点では住民への被害はなさそうですが、戦う力を持たない街の人達は、困り果てた末随時傭兵を雇っては追い払ってもらっていたようです。傭兵を雇うお金もただではありません。傭兵にも生活がありますからね。
 それにしても…急に魔物が現れるとは。偶然でないとしたら、誰かが意図的に発生させているのでしょうか。ジンベエの話していた『噂』も一枚噛んでいそうですし…。後々分かってくることなんでしょうね、きっと。

 話をずらしてしまったとサクヤが『そろそろジンベエの装飾品が見たい』と口にしました。元々装飾品を専門で制作していた程の実力を持つ彼。一体どれほどのものなのでしょうかね?
 そのまましばらく待っていると、中くらいの箱を彼は腕に抱え部屋へと戻ってきました。



ジンベエ「お待たせー!この箱に入ってるのは、オイラがこの店を始めてから趣味で作ってた装飾品だぜ!だから…3年かそこいらの作品かな」

サクヤ「意外と近年の作品なのですね。職人としての作品はどうしたのですか?」

ジンベエ「オイラ、ここに越してくる前はもっと都会の方で働いてたんだよ。でも…そこの思い出は、その街に全部置いてきた。作品はオイラの実家に仕舞いっぱなしだぜ」

大典太「そう、なのか…」

ジンベエ「ほーら!見て驚きやがれ!これがオイラの『血と涙と汗の結晶』だーい!」

サクヤ「およよ…」

大典太「………!」



 そう言って勢いよく箱を開けた途端、その中で輝いている淡い光が2人を釘付けにしていました。
 ジンベエが箱に仕舞っていたのは、指輪や髪飾り、首飾りや耳飾りなど『小さな装飾品』。しかし、淡いながらも上品で繊細なその出来栄えに、2人の心は奪われます。



サクヤ「これほどまでのものとは…。素晴らしい作品です」

大典太「世の中にはこんなに美しいものがあったんだな…。…初めて見た」

ジンベエ「ん?大典太さん、見たの初めてなのかい?オイラは詳しいことはよく知らねえが、アンタが刀の時に貴族がしている装飾を見たことは無いのかい?」

大典太「……蔵に仕舞われていた記憶が殆ど占めているんでな。悪いな。出されても床に臥せっている姫の病魔を祓う為…。煌びやかな装飾など見たことが無い」

ジンベエ「そ、そいつは悪かったな」

サクヤ「私もお洒落には無頓着な方でして。大典太さんがこれだけ微笑んでくださるなら、少しはお洒落を学んでおくべきでした」

大典太「……主?俺はそんなに微笑んでいたか?確かに、これを見ていた時は心が安らいだが…」

サクヤ「大典太さんは表情が滅多に出ないですが、出る時は凄い素直なのですよ。今のようにね」

大典太「面と言われると恥ずかしい…」

ジンベエ「赤くなりやがって。サクヤさんにホの字か?え?青春だねえ~!!」

大典太「そういう意味ではない…!茶化すな…!」



 あーあ。ジンベエにからかわれた大典太、唯でさえ髪で面積が狭くなったその赤面を両手で覆ってしまいました。それを見てまた豪快にジンベエは笑い飛ばすのでした。サクヤは心配そうに大典太の背中をさすりながらも、その口元は少しだけ緩んでいたそうな。
 ……そんな中、大典太は『とある1つの装飾』に目を奪われていました。指の間からちらりと『それ』を再度覗きます。それは、紅い椿の花の形をした髪飾りでした。



大典太「(主に、似合いそうだ)」



 ふと、そんなことが頭に浮かびます。自分がこの世界に顕現してから、彼女には迷惑しかかけてこなかった。頭のどこかで、彼はそう思っていました。
 だから…この装飾を見て感心した彼女に、髪飾りでもあげようかと考えていたのです。



サクヤ「ふーむ。この桔梗の耳飾りなど、大典太さんに似合いそうですねぇ。色合いも淡いものですし、大典太さんの黒い柔らかな髪に合うと思います。こちらの山吹の髪飾りは、前田くんのお帽子に似合いそうですね」

ジンベエ「あ、でもそれら3年前に作った奴だから傷ついちまってんだ。贈り物にするなら作り直さねえとなあ~」

サクヤ「え?そこまでは言っていないのですが…」

ジンベエ「がっはっはっは!お前さん達と久しぶりに話が出来てオイラは今上機嫌なんだよ!贈り物の1つや2つ、オイラが繕ってやるよ。オイラとサクヤさんの仲だろ」

サクヤ「でも、良いのですか?今から集めるのでは、材料費もかかるでしょうし…」

ジンベエ「大船には乗っとくもんだぜサクヤさん。勿論、大典太さんも誰かに贈りたいものとかあんだろう?」

大典太「お、俺は…」



 その目を見透かしたようにジンベエは続けます。結構勢いで何でもやっちゃうタイプのキノピオなんですかねぇ…。自分の名前を言われた大典太は肩を跳ねさせつつも、覆っていた手を膝に下ろし目の前のキノコの亜人に向き直ります。
 すると、彼はサクヤに聞こえないように彼に耳打ちをしてきたのでした。



ジンベエ「お前さん、さっきから椿の髪飾り見てたんだろ?オイラにはお見通しだぜ。サクヤさんに渡したいんだろ。いや~。お前さん達、生涯良いコンビになれるぜ絶対!」

大典太「…………」

ジンベエ「あれも傷がついてて渡せねえんだ。だから、頼んでくれればオイラが同じ…いや、あれを超えたものを作ってみせる。どうだい?」



 確かに、ジンベエが持ってきた箱に入っている名指しの装飾品は、そのどれもに小さな傷がついています。それでも2人を虜にする出来なのだから、新品同然だとどうなるのか…。お洒落に無頓着だった彼女に、『彩』を増やすことが出来るのではないか。彼はそう思いました。…近侍だからでしょうか?いや、違う。『彼女の柔らかい表情』を少しでも見てみたい。その気持ちがいつの間にか彼の頭に浮かんでいました。
 大典太の反応を見る前に彼は先程座っていた位置に戻り、胡坐をかいてこちらを見ます。



サクヤ「…では、お言葉に甘えてお願いしちゃいましょうか。私が頼みたいのはこれと、これと……あと、これを。大典太さんも記念に何か創ってもらってはいかがでしょう?これも何かの縁だと思うのです」

大典太「……あぁ。そうだな。俺も依頼することにしよう」

ジンベエ「承ったぜい!あ、お代はいらねえからな。オイラが『趣味』で作ってる物に金は取らねえよ。それで、なんだがよ。近々この近くの河原で花火大会やんだ。本来なら8月くらいに実施予定だったんだが、魔物のことやら何やらで日付でずれにずれて、この日になっちまったんだよ。
     その時にオイラも露店を出す予定なんだ。その時までにお前さん達が依頼した装飾品、必ず完成させて待ってるからよ。来てほしいんだ」

サクヤ「花火大会、ですか。この時期に珍しい…。確かに雪が降る前に行っておきたいですよね。雪景色での花火も儚く、美しいものですが」

大典太「花火、か…。見れるなら、俺も見てみたい」

ジンベエ「よっしゃ!それじゃ決まりだな。最高の一品を作ってやるから、楽しみに待ってろよ?」



 花火大会。そう言ってジンベエは1枚のチラシを見せてくれました。確かに、そのチラシには『オオエド河原 大花火大会』とでかでかと宣伝が書かれています。この時期にやるにはかなり珍しいですが…。まぁ、秋に見る花火というのもまた一興でしょうね。
 ジンベエはその行事に合わせて依頼された装飾品を完成させると意気込んでいます。サクヤと大典太も必ずその祭りに顔を出す、と彼に約束をしました。



ジンベエ「おう!それじゃ、祭りでな!露店もオイラの店以外に沢山出るから、運営本部の連中も連れてこいよ!楽しいぜ」

サクヤ「では、その折には行けそうなメンバーを連れて参りますね。秋の花火というのは私も初めてで。楽しみです。
    …およ、もうこんな時間ですか。長時間居すぎましたかね」

大典太「……あの男、あんたの兄なんだろうから心配はしなくてもいいんだろうが…。俺もそろそろ戻った方がいいと思う」

サクヤ「そうですね。それではジンベエさん、長時間失礼いたしました」

ジンベエ「いやいや!オイラも久しぶりに話せて嬉しかったぜい!それじゃ、また花火大会でな!」

サクヤ「はい。またお会いしましょう。失礼いたしました」

大典太「……失礼する」



 そう言いながら、2人は木の戸を開き帰路へとついたのでした。そんな中……ジンベエは2人の背中を見て、こう思ったんだとか。



ジンベエ「(本当にあの2人、長い間過ごせば『相棒』になれそうな気がすんなあ)」




 一度青龍を居候させた職人の勘なのか。その真意は彼にしか分かりませんね。それにしても花火大会…。どんな出会い、どんな心の変化があるんだか。天の声も楽しみです。

Re: 逃走中#CR06 Welcome to Lapistoria ( No.76 )
日時: 2020/10/25 22:09
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: sNU/fhM0)

【36:28】





~校舎エリア 1F 図書室~





イヤミ「誰か来てるはずザンスよね?うう、通路が狭すぎてハンターを見つけにくいし見つかったら逃げられないザンス…」



 先程図書室に突入した#CR05の逃走MVP、イヤミ。いつもはミッションは人任せなのですが、今回ばかりは自分の逃走成功時の金額に傷がつく、ということで参加を表明しています。
 イヤミを含め数人がこの図書室内にいるのですが…。この学園、敷地が広いせいで図書室も普通の高校の3倍の広さを誇っています。決して三倍ア○スクリームではありません。



イヤミ「トリプルアイスならミーは全部チョコミントにするザンス!…って。余計な話でミーの気を逸らさないでちょ!ハンターに見つかったらどうするザンスか!」



 はいはい、それはすみませんでしたね。ぶつぶつ文句を言いながらも、『ヒント』がありそうな場所を探すイヤミ。
 しばらく歩いていると―――ふと、彼はとある人だかりを発見しました。一か所に群がっています。



イヤミ「ん?ハンターがたむろってる訳じゃなさそうザンスね。…もしかして他の逃走者?」



 そう思ったイヤミ。その人影の方向に行ってみることにしました。



 その頃、イヤミが発見した人だかりでは―――。

























konakun.「まさかヒントらしきものを見る前に謎解きしなきゃならなかったなんて…」

レイン「クソッ。こんなん分かるワケねーだろ!」

及川「うーん。この手帳にかかってる鍵が『4桁のダイヤル式』だから、何かの日付に関連するものだとは思うんだけど…」



 イヤミが向かっていたその場所では、小さなテーブルを囲んでkonakun.、レイン、及川が何やら話し合っていました。テーブルの上には1つの小さな手帳が不自然に置いてあります。手帳にはダイヤル式の鍵がかかっていて、正しい番号に合わせないと開かないようですね。ああ、時間が長いと思ったらやっぱりそうだったか…。
 その手帳の鍵のヒントらしき紙がテーブルの傍の壁に貼り付けてありました。書いてあったのはこんな文面。




『『開く力』を身に纏った英雄王が降り立つ日が、書を開く鍵だ』




 ……成程。あのシリーズに詳しい方ならパッとすぐに分かるものですねこれ。ほら、正に最近発表されたじゃないですか。『開く力』が何なのか。『英雄王』が誰のことなのかを導き出せば、数字はすぐに後をついてきますよ!
 ―――しかーし。これに詳しいであろう逃走者、残りエフラムだけ。彼も王族なので教養はある方ですが、ゲームに集中しててど忘れしている可能性も無きにしも非ず。しかも現在エフラム、図書室に向かっている途中だという…。

 そんなこんなしているうちに、Ga.とイヤミが3人に合流します。



Ga.「おーい。そんなに集まってたらハンターに見つかるぞ」

レイン「あっ。オメー、確かあの列車女と仲が良い作者じゃねーか。ゲームが終わったら俺と喧嘩しやがれ!」

Ga.「遠慮させていただきます!!!」

イヤミ「みんなで集まって何してるザンス?ヒントでも見つかったザンスか?」

konakun.「言葉通りなんだけど…。手帳に鍵がかかっててね。壁の問題から4桁の数字を導き出さなくちゃならないんだけど、揃いも揃って全員専門外だから困ってたんだよ」

及川「4桁だから『日付』なんじゃないかって俺は思うんだけどね~」



 どれどれ、と2人も壁に貼り付けてある問題を見ます。そして―――同時に首を傾げました。
 これ、今まで参加した経験のある作者陣ならばゆめひめが即座に答えを導き出せると思っております。



ゆめひめ『あれだよね!文見たらすぐに分かった!』

ブレディ(ゆ)『俺達の『アレ』はいつ実装になるんだろうな』

ノワール(ゆ)『そ、そもそも私は普通の私が実装されてないわ…。寒い季節に水着のままは…さ、流石に風邪をひいてしまうわ…』

ゆめひめ『セレナとロランと一緒に実装されないかなー』



 まだまだ実装されていない主人公が沢山いますし、順番を待ちましょう。何年後になるか分かりませんが。
 それは置いといて、視聴者の皆様はここまで来たら察することが出来るでしょう。この問題の答えに『エフラム』か、『牢獄にいるFEキャラ』の力が必要だということを。

 そのことに気付けるかどうかが鍵となるのですが…。逃走者の様子を再び見てみましょう。










【35:39】





Ga.「うーーん…。俺も心当たりが全くない。多分専門外だ」

イヤミ「シェ?!作者2人共全滅だったらどうするザンスか!」

konakun.「でも、逃走者全員が知らない答えを鍵にするわけないし…。参加しているジャンルに纏わるものが答えだとは思うんだけど…」

及川「いっそのこと牢獄に電話かメール、してみようか?分かる人いるかもしれないし」

レイン「あん?それで答えが導けでもすんのかよ?」

イヤミ「幸い、捕まり方が偏ってないザンスからね…。ヒントくらいは貰えると思うザンス」

Ga.「それなら俺牢獄に一斉メール打ってみるよ。誰かから返ってくるかもしれないし」

konakun.「じーくんの方が手慣れてるし、ここは任せたー」

Ga.「(さり気に責任を押し付けられたような気がするけど黙っておこう…)」



 全く答えを思い付けない5人は、考えた結果牢獄にヒントを求めることにしました。ちなみにここの逃走中では、『牢獄からの逃走者へのメール』は禁止されています。しかし、『逃走者から牢獄へのメール、及びその返信』に限っては許可を貰っています。確保されてから指揮を執り始めようとする愚か者を動かさない為ですね。
 善は急げ、そう思ったGa.は早速メールを打ち始めました。彼を確保させないよう、konakun.を除く他のメンバーはハンターを警戒することにしました。konakun.はGa.と一緒に待機です。



及川「それじゃ俺達ハンター見張ってくるから。返信来たらそのまま謎解きやっちゃってね!」

Ga.「オッケー。そっちもハンターに気を付けろよ。唯でさえ今6体なんだから。あと20秒くらいで3体に戻るけど」



 及川とGa.の言葉が重なり合い、逃走者達は自分の役割を果たす為分かれて行動を始めました。この作戦……上手く行くといいですね。




























及川「(あと20秒で3体に戻るけど…。見つからないといいな…)」



 そう思って警戒していた及川の背後を『黒い影』が捕らえていました―――!!



































ハンターIW『…………!!』





ダッダッダッダッダ!!!!!





ROCK ON【TORU OIKAWA】





ピーーーーーーーーーーーー





及川「わ、こっち来た!……って、岩ちゃん?!」


ハンターIW『…………!!』

イヤミ「シェー?!なんでハンターが目の前にいるザンスか?!ぎゃー!捕まるーーー!!……あれ?」

及川「(ってことは、あれは岩ちゃん扮するスペシャルハンターだね。俺を優先的に狙うのも納得だ。なら―――!)」





及川「岩ちゃんハンターは35分まで俺が引き付ける!2人は残りのハンターに警戒して!このハンター、俺を追ってる間は他の逃走者捕まえないはずだから!」

レイン「は?!お前何言って……」




 そのまま及川はスペシャルハンターを連れて図書室を脱出!35分まで残り15秒。及川はスペシャルハンターを振り切れるのか!

Re: 逃走中#CR06 Welcome to Lapistoria ( No.77 )
日時: 2020/10/26 10:27
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: PF4eFA6h)

灯焔さん
こちらでは初めまして、柊と申します。
本当はもう少し早くにコメントに伺う予定だったのですが(実はこちらの日常系にコメントを下さる前から考えておりました)「せめてこの板にある逃走中全部読んでからにしよう」と思い、今まで読んでおりました。やっと追いつきましたのでコメントさせていただきます!

柊「この板にある逃走中全部読んで一番好きだった逃走者はむらびとでした。なんか可愛かった…」

今回の本部では大典太の他にも前田くんや大包平が登場していますね。大包平登場してこちらの鶯丸も「どこの大包平も変わらんな」とお茶飲んでました。いやそれはええねん。

ミッション1は一部部屋に入ることによって位置情報が知られるのを回避するための通行手形入手ミッション。再発行不可はもちろんですが他人への譲渡が不可というのは『誰かに頼んで自分は動かない』あるいは『誰かのために自ら進んで取りに行く』という行動を制限させるものでもあるんでしょうね。
全員入手した中、相変わらず眠っていたキュベリアさんにはむしろ感心すら覚えてしまいそう(汗)
石丸くんを主とした三日月は人間に対し、不信感を持っているようで…いや当たり前ですよねあんなの…何やってんの政府、ちゃんとして。
ミッション2はエリアの封鎖を阻止するもの。隠れられる場所や逃げられる場所が減ってしまうのは避けたいところです。
2階美術室にある扉封鎖阻止装置を見つけた朝日奈さんとエフラムさんでしたが、おとこマン…(汗)
おとこマンは捕まってしまいましたが…うん、どんまい。ほぼ同時に作者さんであるヤードさんも確保。出会い頭で逃げ切るのは厳しいですね。
体育館で赤葦さんと茶柱さんが数字ゲット。茶柱さん本当に男の人嫌いなんだなぁ(汗)
その後もコンピュータールームにてGa.さんとオスクロルさんが数字ゲット。フルコンボだドンは違うドン。ところでキッチーが可愛いと思ったのは私だけでしょうか。刈ることを除けば。

途中でココロネについても触れられていましたね。魂のようなもの…ですか。それを奪われたからおそ松は悪魔に…。…おそ松が『拗ねている』と言っても、あれほどとなると他人から見てみれば下らなくても、本人には大切なものなんですよね、きっと。おそ松が戻ってくることを信じ、祈っています。
粟田口派も、無事であることを祈っています。(鬼丸はあちら側になってしまいましたが…)

で、理科室にて及川さんと鉄男さんがまたもや数字入手! …最初のミッション、本当にクリアしていて良かったですね…。
美術室に向かうのは朝日奈さんとエフラムさん。エフラムさんがハンターに確保されないかヒヤヒヤしましたが無事に掻い潜り、数字を入力してクリア! というかエフラムさん、たった三人で一つの城を落としてるんですか!? 凄いなぁ…。
数字は573、語呂合わせに気付いてもしかしてとポップンミュージックの会社を調べてテンション上がっていたことは内緒です。
トモダチクンも可愛いですね…。ほっこりする。
そしてこの辺りで怪しげな人物が…一体何を…?

スペシャルハンター追加ときましたが、赤葦さんは運が悪かったですね…。
読んでいて二人は分かりましたがあと一人が私の知らないジャンルの人のようで…後でのお楽しみとします。
リオンさんはスペシャルハンターに、研磨さんは普通のハンターに確保されて…次々と減っていきますね…。

ところで田中たちが閉じ込められた!? しかも爆弾!? ミッション3も賞金リセット…!
これぶっちゃけ賞金リセット置いといても本当にミッションクリアしないとやばいやつじゃないですかやだー!!

さてサクヤさんと大典太はジンベエというキノピオの仁兵衛商店に。明らかに埃でない物の音を埃だの一点張りする大典太可愛い←
それにしても、サクヤさんたちにはそんな過去があったんですね…。…どうにもできないことだと分かっていても、どうにかならないかな、なんて考えてしまいます。
その上、オオエドストリートでは魔物が…。傭兵たちにも生活があって、タダでというわけにもいきませんからね…。何とか解決しますように…!
秋の花火大会も乙なものですね。現実だとアレのせいで花火大会もほとんどできませんものね…。
さてミッションですが。図書室にてkonakun.さん、レインさん、及川さんが既にヒントを見つけていましたがまさかの謎解き! 文面見た瞬間「あれだ!」と分かりましたw 数字は調べてみようっと。
イヤミ、Ga.さんも合流したけれど分からず…。FEキャラからヒントとか貰えるといいですね…!
スペシャルハンターがいなくなるまで後20秒というところで及川さんが狙われましたね…!正体はやっぱりでしたか…!
後15秒、及川さんは逃げ切れるのでしょうか…!?

長々と、そして乱文失礼しました。(夜中に書いたので若干深夜のテンションが入っているかもしれません)
続きを楽しみにしております、それでは!

余談ですが、いくつかのキャラクターの容姿を調べて一番好みだったのは鉄男さんでした。

今度こそ失礼します!

Re: 逃走中#CR06 Welcome to Lapistoria ( No.78 )
日時: 2020/10/26 18:55
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

・・・どうも。おろさんです。

・・・何だかんだで今回『花火大会』というワードが出てきましたが、自分は今年はまだ見れてません;;今まで見たことがあるのはとなりますと、自信が通っていた小学校のや、某夢の国のくらいです;;;

あと、『魔族の動きが確認できない』と以前コメントしましたが、正確には天界に連れていかれたメフィスト・・・『道化師』の方ですスイマセン;


・・・そして、『どういった経緯で『キャラクターの属性付け』をするに至ったのか』という質問の方ですが、裸族や制裁組等の分類をつけようと思ったのは、大抵は他作者さんの影響みたいな感じですが、ある程度のキャラクターの設定などを調べて(原作で行った事、性格等で判断)分類してはいるのですが、自信の言語不足や知識不足(?)等で原作のような感じにあまりならない部分があったり、思ったように伝えられていないことが結構あります;あと、私は現在親に『パソコンは1日2時間』と決められており、その関係で『Wordに書き溜めておいた作品をサイトに一気に投稿する』というやり方で執筆するようになってから、単語や一部のキャラ設定等を調べたり等をしているうちに(こちらのリアルな事情等を別として)投稿スペースが遅くなってしまうことが何度もあり、後付けで設定したものを詰め込みすぎたというのもありますが、早いところ説明しておいた方がいいような設定の説明が不足してしまう事もありました。かといって、一気に執筆してバンバン投稿する・・・というやり方でやっていた際には、文章が簡潔になりすぎたことがあり、帰って説明不足になることが初期の方でかなりありました(あとコメントを求めすぎていた時期もありました・・・)。

・・・話を戻しますと、先程言ったように裸族や制裁組等の分類をつける際には、ある程度の設定を調べて分類をしていますが、当初はあまりキャラ設定をよくわかっていなかったキャラクターが複数ありまして、そのキャラのイメージに合うような分類が出来ていないことがありました。
尚、制裁組の分類ですが、何名かが他作者さんの作品で裸族、ギャグカオスの分類になっているキャラが何名かいるのですが、それらを制裁組に分類したのは『何故ほとんどの作品でこのキャラが裸族やギャグカオスになっているのか疑問に思う』と言うのが大抵の理由です。
別に『このキャラが裸族、ギャグカオスなのは嫌だ』というわけでは決してありません(そうでなければ自分も人のこと言えませんので・・・)。ですが、裸族等の設定に限らず、過去の他の作者さんの作品を見てみると、どういう理由で裸族やギャグカオス、かなり性格が悪いの等にしたのかがわからないキャラクターがいたり、某大乱闘に登場したキャラクター(主に5名程)が裸族になっているのが多かったり、その某大乱闘等のラスボスが下着ドロの変態になっていたり、逃走中小説で、特定のキャラクターのイメージや独自設定等と言うのが根付きすぎてしまっていたり、少し反感を買うようなことをしていたとしても、ルール違反をしたわけではないのにフルボッコにされた等と言うのが沢山ありました。
・・・自分の作品で裸族化させたあるキャラクターの話なのですが、そのキャラクターは他作者さんの何年も前の逃走中小説で、『変態』『女嫌い』『人によっては気持ち悪く感じる発言をする』等と言う感じのイメージがついてしまい、そのキャラクターを自分の作品で裸族化させたのは多分これが根本的な理由になってしまうかもしれません。

ただ、もちろん他作者さんの設定を参考にすることは別に問題はないことはわかっています。そもそも私もキャラクターに属性付けをしたのは、例外もありますが他作者さんの作品のキャラ設定を参考にした感じですので・・・


・・・大分本題からそれてしまったかもしれませんが、これが理由になると思います。


これで気分を害されてしまったら本当にすいません。

・・・長文失礼しました。それでは。


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