二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中#CR07 白猫温泉物語 混沌編【完結】
- 日時: 2021/01/21 23:08
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 6..SoyUU)
- 参照: https://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1611
どうもです、灯焔です。
のらりくらりと7回目の開催を迎えた逃走中#CR07。ニアの不穏な言葉の裏でグレン達5人は温泉旅行へと旅立つ。彼女の言っていた言葉の真意、そして裏でうごめいている『もう1つの物語』にも遂に決着の火蓋が…?
今回の舞台は、白猫プロジェクトより『アオイの島』。温泉事業で有名な四季折々の景色が見える島を舞台に、逃走者とハンターとの7回目の逃走劇が今、幕を開ける―――!
※注意※
・登場するキャラクターは全て履修済みの作品からの出典です。かつ基本的な性格、口調等は原作準拠を心掛けております。が、表記上分かり易くする為キャラ崩壊にならない程度の改変を入れております。
・原作の設定が薄いキャラクター等、一部の登場人物に関しては自作設定を盛り込んでおります。苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。
・誤字、脱字、展開の強引さ等ございますが温かい目でお見守りの方をよろしくお願いいたします。
<ルール>
【逃走エリア】
『アオイの島』 出典:白猫プロジェクト
和風な景色が広がる、情緒豊かな島。
四季のルーンの力によって、変化にとんだ風景を楽しませてくれる。
今回逃走エリアに使用するのは、天守閣周りの『温泉街エリア』と呼ばれる場所となる。
エリア紹介 >>1
逃走時間:85分
賞金:51万(1秒100円)
ハンター:初期3体or4体(OPゲームの結果に基づき変更)
自首方法:『侍の寄合所』にいる侍に『自首届』を記載し、小判を1枚添付した状態で提出する。
<参加者>
【pop'n musicシリーズ】より (3人) 詳細>>2
ウーノ
アン
クアトロ
【ファイアーエムブレムシリーズ】より (3人) 詳細>>3
アルフォンス
シャロン
アンナ
【ダンガンロンパシリーズ】より (3人) 詳細>>4
大和田紋土
弐大猫丸
獄原ゴン太
【スーパーマリオシリーズ】より (3人) 詳細>>5
ワリオ
ヨッシー
ドンキーコング
【光神話 パルテナの鏡】より (3人) 詳細>>6
ピット
パルテナ
ブラックピット
【作者枠】 (3人) 詳細>>7
junris
YUMA
柊
【逃走中#06 MVP】 (2人) 詳細>>8
及川徹
エフラム
計20名
◎AfterBreakTime
①『非日常は唐突に訪れる』 >>9
②『香る赤い松の気配』 >>26
③『溝を乗り越える勇気を持って』 >>36
④『魔族と神と人間の関係』 >>47
⑤『鳥をも落とす霊刀でも』 >>53
⑥『支配から手を伸ばせ!』 >>68
⑦『神と邪神は紙一重』 >>71
⑧『立ち向かえ!悪魔の手の元に』 >>76
⑨『松の絆は永遠に』 >>83
⑩『理は人知を超えて』 >>90
⑪『打ち上げ』 >>112-113 >>116-118
○逃走中#CR09 シード枠争奪アンケート実施中!
※締め切りました
結果発表 >>99
○逃走中#CR08 MVP投票受付中!
※締め切りました
次回参加者 >>103
MVP発表 >>111
以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。
- Re: 逃走中#CR07 白猫温泉物語 混沌編 ( No.28 )
- 日時: 2020/12/08 16:29
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
どうも。おろさんです。またリアルな事情でしばらくコメントできませんでしたハァイ。
何だかんだでOPゲームが終わってついに始まりましたか。そして序盤からピット確保・・・やはり展開が読めません逃走中。
松野家の方々もなにかと動き始めてるのですね。今回こそそちらのおそ松が元に戻ってくればいいのですが。
・・・何だかんだで、今回はこれで失礼します。
それでは。
- Re: 逃走中#CR07 白猫温泉物語 混沌編 ( No.29 )
- 日時: 2020/12/08 22:44
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: okMbZHAS)
どうもです。灯焔です。
本日からお空で鬼滅コラボが開催されましたね。勿論絶賛プレイ中です。とりあえず煉獄さんはサクッと交換でゲット。パネルミッション埋める為にマルチ自発。今まで手塩に育ててきたキャラクターを押しのけてとんでもない火力を煉獄さんは残してボスをぶっ飛ばしていきました(※レベル1)。
……すげぇや兄貴!!!
>>YUMA 様
どうもです。コメントありがとうございます。
残念ながらYUMA様のチームは敗北してしまいました…。初っ端確保は回避できましたが、どこまで粘れるでしょうかね。
ニアの動向もさることながら、おそ松が来ているらしい気配も察知。彼らと仲直りしてくれるといいんですが。
>>おろさん 様
どうもです。コメントありがとうございます。
そもそも逃走中に『捕まりやすいキャラ』などいないのです。何が起こるか分からないのが逃走中。有力候補でさえ運が悪いと捕まります。そんなゲームです。
松野家のごたごたも今回で解決してくれればいいんですが…。うまく歯車が嵌ってくれればいいですね。
- Re: 逃走中#CR07 白猫温泉物語 混沌編 ( No.30 )
- 日時: 2020/12/08 22:53
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: okMbZHAS)
【83:28】
~城下町・下町~
シャロン「わぁ…!紅葉がとても綺麗ですね!アスク王国でもなかなか見られない景色なので、私感動しています!」
そう言いながら街道を歩いているのはアスク王国の王女、シャロン。今回ヴァイス・ブレイヴに声がかかったと瞬時に判断し、自ら『参加したい』と名乗りを上げた人物です。
彼女は『英雄の友達を100人作る』ことを目標としており、その行動力とフットワークの軽さはかなりのもの。……原作だと既に英友100人超えているような気がするんですが、今は気にしないでおきましょう。今回の逃走中も、兄と一緒に絶対に逃げ切ると豪語しています。
シャロン「当然ですよっ!アンナ隊長には『賞金を確実に持ち帰りたいから、危なくなったら自首も視野に入れて』と言われているんですが。作戦として私はそんな真似をしてゲームを降りることはしません!折角参加できたのですし、最後の最後まで楽しむつもりですよ!」
シャロンらしい目標で何よりです。兄であるアルフォンスと共に逃走成功してくれることを祈っています。応援していますね。
シャロン「はいっ!天の声さんも応援しててくださいね!」
【81:43】
~大和城付近~
jun「『天守閣』ってところも大きかったけど…こっちも大きい城だなぁ…」
マップを確認しながら大和城を見やるのはjunris。2回目に続き、2度目の参加となります。なんか自分の世界で色々あったみたいで、今回は心機一転として参戦を決めた様子。その背後に何があったか?天の声は知りません。
OPゲームでウーノ、ヨッシーと別チームになった上、彼らに負けてしまった為現在非常に複雑な気持ちを抱えている様子。まぁ、確率なんてそんなもんです。
jun「それはそうだけどさぁ…。固まってるならマリオシリーズだって固まってほしかったなって今でも思うよ」
確かにワリオとドンキーコングと一緒のチームでしたものね。それに、他の方もOPゲームで仰っていましたがもうゲームは始まっています。散々アピールしているのならどこかしらで交流できるのでは?と、天の声は思うのです。
ですから、そう落胆せずに気楽にいきましょうよ。
jun「そうだね…。気持ちを切り替えて、っと。確か、この『大和城』って最初から中に入れるんだったよね?」
そう言いつつjunrisは大和城の外観を見やります。そうそう、天守閣はこの時間帯は入れないんですが…この『大和城』は最初から中に入ることが出来るんですよね。中も相当な造りになっているでしょうし、一度見ておくのもいいかもしれません。
jun「お城って死角多そうだし、ここら辺で追われた時の逃げ道に使えそうだなぁ。一回中を見ておこうかな」
そうつぶやき、スマホを仕舞い大和城へと歩いていこうとしたその時でした―――。
ハンターKY「…………!!」
ダッダッダッダッダ!!!!!
ROCK ON【JUNRIS】
ピーーーーーーーーーーーー
jun「って、呑気に歩いてる場合じゃなかった?!」
背後からハンター!!油断も隙もあったもんじゃありません。大和城側から追ってくるハンターを見て即座にjunrisは逃げ出します!
jun「うわ、ここら辺隠れられそうな場所ないじゃないか!!」
ひたすら走って逃げようとするも、今回のエリア。障害物があまりないエリアとなっています。つまり、見つかったら走力、体力勝負になる可能性が高い。運動能力が低い逃走者は、何とかハンターを撒く方法を見つける必要があるエリアとなっています。前回とは正反対ですね。
走力は平均的ですが、体力が平均を下回っているjunris。広い道では圧倒的にハンターが有利です。どうにか曲がり角を見つけようとしますが、大和城の近くは開けている直線が多い為走って探すのも一苦労…。
その間にもハンターとの差は徐々に縮まり、彼の背中をハンターは既にとらえていました……。
ポンッ
【80:12】
junris 確保 残り18名
jun「こんなのってないよ…。僕全然目標達成できてないじゃん…」
なんと、早くも作者陣が1人脱落!毎回1人は序盤で脱落している印象ですが、今回もそのジンクスは続いてしまった…。残り2名の作者はそれを覆すことは出来るのでしょうかね。お疲れさまでした。
ピリリ ピリリ
YUMA「……ん?こんな早くに何が…『junris 確保 残り18名』 何だと?!ほぼお約束の流れになってきてないか?!」
柊「作者さんでもこんなに早く捕まるんだなぁ…。捕まらないように頑張らないとな」
ヨッシー「ヨッシー…(お疲れさまだよ…)」
ウーノ「話が出来なかったのは残念だが、それも込みで私が逃走成功を成し遂げてみせる。お疲れさまだよ」
作者がまさかの早期退場が続き、不穏な空気を見せる逃走中。本当に大丈夫なのか…?
次回、アオイの島での温泉旅行スタート!そして、ミッション①も開始です。
- 温泉旅行の進捗 ① ( No.31 )
- 日時: 2020/12/09 22:03
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: okMbZHAS)
『おぉーー……!!』
―――5人での初の『温泉旅行』。彼らの行く先に待っているのは、『日常』か。『非日常』か。それを知る者は、今は誰もいないのだった…。
~アオイの島~
クレア「うわぁ~~~……!!ここが噂の『アオイの島』なんですね~!!」
我先にと船から飛び降りたクレアが感動して、その場で空気いっぱい深呼吸をしました。待ちに待った温泉旅行です。彼女に続いてシェリルとチタが走ってクレアの元までやってきました。その後を追いかけるように残りの2人が歩いています。
グレンとルーファスが追いついた頃、はっとしてクレアは自分が子供っぽいことをしてしまったかもしれないと悟り、ぺこぺこと頭を下げたのでした。
クレア「す、すみません!想像以上に景色が綺麗だったのでついはしゃいじゃいました…」
シェリル「だいじょーぶだよ!わたしもちょー感動してるから!これから温泉入ったり、卓球したり、ご飯をいっぱい食べたりってするんでしょ?これから楽しみだなー!」
ルーファス「それに、僕達だけじゃなくて他にも同じ目的で島に到着している人達がいるみたいだからね。まずはそこで話を聞こう」
どうやらニアから貰ったチケット、ちゃんとした企業が企画したツアーのものであったらしく。ルーファスが指さした先には、確かにトランクケースを引いた観光客らしき人物がぽつぽつと点在しています。その先に黄色い旗を持っているガイドさんらしき人が見えた為、5人はまずそこで話を聞くことにしたのでした。
グレン「すまない。このチケットを貰った者なのだが…。この企画の関係者でいいだろうか?」
ガイド『はーい。今確認いたしますね~。……ふむふむ、『紅葉満喫一泊二日ツアー』にご参加のグレン様で間違いありません…ね。
ようこそアオイの島へ!私、今回貴方様がた5名のツアーガイドを務めさせていただきます、『ルーニー』と申します。どうかよろしくお願いいたしますね』
チタ「お?おおお?!ガイドのチャンネー超美人じゃね?!ヤバ!マジヤバ!!テンションぶち上げだわこんなん!!」
クレア「女の私でも見惚れてしまいそうな程の美貌だと思います…!」
グレン「そうだろうか?私は普通の女性だと思うのだが…」
チタ「んも~!!チャングレってば自分が超イケてるメンズだからって自覚無しよりの無しって感じ~?マジ卍なんですけど~?!パイセンもそう思いますよねッ!!」
ルーファス「ぼ、ぼぼぼ、僕にその話を振らないでくれるかな?と、トラウマが……!!」
シェリル「しゃちょーさん、しゃちょー時代に本当に何があったんだろうね?」
集合地点にたどり着いた5人を出迎えてくれたのは、黄色い法被を来た陽気そうな雰囲気が特徴の中年の男性。そして、今回グレン達のツアーガイドを担当すると名乗った『ルーニー』という女性でした。ライムグリーンの髪の毛をすっきりと上にまとめ上げ、清楚そうな雰囲気を纏わせる『超美人』な女性です。
男性も女性も惑わせてしまうほどの美貌を持っていることは明白だったのですが、グレンはただ1人空気についていけず首を傾げていたのでした。まぁ、元が元ですからね。分からなくても無理はない。そのまま交流を続けていると、法被を着ていた男性と豪華な着物を身に纏った快活そうな少女がこちらに近付いてきて挨拶をしてきました。
セオリ「あっ!クレアはん達~!!ウチと『イエロースターカンパニー』さんで考えたツアーに来てくれはったん?嬉しいわ~!!今日のツアーは楽しんでいってな!」
クレア「セオリさん!ご無沙汰しております。はい、今日は沢山楽しんで温泉のことを学んで帰りますね!」
セオリ「せやせや。ウチの知り合いだって話したらぜひ今回のツアーの主催者さんが挨拶したいってな~?お宿に案内する前に、どうか話聞いたってや~」
支配人『おお、貴方様がたが…。初めまして、私が今回のツアーの主催者の『タケモト』と申します。折角四季折々の景色が楽しめる島になっておりますので、その思い出を心に残して帰っていってくださいね』
ルーファス「ご丁寧にありがとうございます。あの…『ツアー』という割には、1組に1人ずつツアーガイドさんがついているんですね。普通、ツアーなら1グループに2人、3人程が鉄板だと思ったのですが」
タケモト「普段はそうなのですが、今回は特別規模の小さいツアーですので…。それに、今回のコンセプトは『紅葉を楽しみながら温泉に入っていただく』ことが中心です。ですので、ガイドもお1組様に1人ずつつけさせていただく運びとなったのです」
グレン「成程。確かに大勢で1つの温泉に入るというのは忍びないからな…」
チタ「そんなのいーっしょ!オレはこんなかわいいチャンネーがガイドさんで超嬉しいし!早くオヤドいこ!いこ!」
ルーニー「そんなに急がなくても宿泊施設は逃げたり致しませんよ。では、これより宿まで案内を致しますね」
クレア「お願いしまーす!」
『タケモト』と名乗った主催者は、今回セオリと協力してツアーを立ち上げたらしく。規模の小さいものであったため、珍しく1組の旅行者に1人のツアーガイドがつく形を取ったのだそう。珍しい。
早く宿に行こうとせがむチタを何とか落ち着かせ、楽しく会話をしている折……。ルーニーの方をじっと見ながら、シェリルは何かを考え込んでいました。気になったのか、ルーファスが声をかけます。
ルーファス「シェリル?どうしたんだいガイドさんの方を見て。何か気になることでもあるのかい?」
シェリル「うーーーん…。あのガイドさん、わたし達会ったことあるような気がして仕方がないんだよね…」
ルーファス「えっ?本部にいる人と雰囲気が似ている、とかなのかな…。少なくとも、僕達がいる運営本部に『ルーニー』という女性はいないし、白猫の世界に遡ってみても僕達がそんな名前の女性と出会った記憶はない。誰かと勘違いしているんじゃないかな?」
シェリル「それならいいんだけど…。なーんかひっかかるんだよなあ……」
シェリルはルーニーを『会ったことがある気がする』と首を傾げたまま。しかし、ルーファスがシェリルと出会ってからはそんな女性に会ったことはありません。もしかしたらシェリルの村にそんな名前の知り合いがいたのかもしれませんが…。そこまでは彼の知る由ではないでしょうね。別人と勘違いしているのではないかと返すと、彼女は納得できていないながらも考えることを一旦やめたのでした。
改めてルーニーの案内で宿に出発しようとした5人でしたが…。足を踏み出そうとした時、セオリが思い出したように5人に声をかけたのでした。
セオリ「せやせや!ツアーの参加者に『記念品』としてこのハンカチ配ってるんや。良かったら貰っていってや!」
クレア「わぁ!綺麗な黄色いハンカチですね~…」
セオリ「タケモトはんの会社で1枚1枚手作りしてるものなんやて。残りはクレアはん達だけだから、渡そうとおもてな。忘れそうになってたわ~」
そう言いながらセオリが見せてきたのは真黄色いハンカチ。目が覚めるような彩色をしたそれに釘付けになる5人。自分のイメージカラーと同じだとチタが最初に食いつき、セオリから1枚それを貰い大事そうに懐にしまったのでした。続いてシェリル、ルーファスがハンカチを受け取ります。
ルーニー「会社手作りのデザインなんですよ。柄も無くシンプルだとお客様にも好評なのです」
グレン「そうなのか…。クレア、記念品だそうだから我々も貰うとしよう」
クレア「はい!勿論です。ルーントレインも乗車記念に何かプレゼントを考えた方がいいでしょうかねぇ…」
グレンとクレアもハンカチを受け取ろうとしたその時。彼らをからかう様に、その場に突風が吹き荒れます。
クレア「きゃっ?!」
グレン「ぐっ…」
セオリ「あぁ~~~!!!」
突然の風で驚いたのか、セオリの手元にあったハンカチが突風に飛ばされ空の向こうへ。彼女はすぐに気づき拾おうとしますが、ハンカチは2枚共風に流されどこかへと飛ばされていってしまったのでした。
落胆する大きな声に驚いたのか、タケモトもセオリの元へ駆け寄ってきます。
タケモト「だ、大丈夫かいセオリさん!どうしたのかね?!」
セオリ「すまへん…。主催者はんから預かった記念品、最後の2枚風に流されてどこかに飛ばされてしまってん…」
グレン「気にしなくてもいい。風に飛ばされてしまったのならば仕方がない」
クレア「そうですよ!誰にでも失敗はありますし、私達も気にしてませんからね!」
タケモト「……そう、ですか。やはり私が直に渡した方が良かったか…」
グレン「………?」
タケモトがセオリを気遣う中、彼の目元が心配していないような気がするのをグレンは感じ取っていました。しかしそれは一瞬。すぐに気のいい主催者に戻り、セオリに『気にしなくてもいい。次回のツアーの時に渡せばいいさ』と告げたのでした。
その様子を見計らったかのように、ルーニーが5人に向かってにこりと笑いかけました。
ルーニー「では、そろそろお時間の方も迫っていますので本日宿泊される宿へのご案内を始めさせていただきますね。その宿の近くにも素晴らしい温泉が沢山ございますので、ごゆっくりお楽しみくださいね」
シェリル「わー!温泉ってどれくらいあるんだろう!全部入れるかなしゃちょーさん!」
ルーファス「全部入るつもりなのかい?!僕はそこそこの数でいいや…。全部入る前にのぼせちゃうよ…」
クレア「それくらい多くの温泉があるのですね!今から楽しみです!」
ルーニー「目的を仰ってくだされば、お勧めの温泉もご案内致しますのでお気軽にお申し付けくださいませ」
グレン「親切にありがたいな…。さぁ行こう。宿は待ってくれるが、時間は待ってはくれない」
ルーニーと楽しく会話をしながら、宿泊する旅館に歩いていく5人。その道々に植えられているイチョウや紅葉の景色が5人を温泉へと出迎えてくれたのでした。
―――『邪神』の気配など全く感じない旅行ですが。本当に『非日常』が彼らを襲うことなどありえるのでしょうか…。
- Re: 逃走中#CR07 白猫温泉物語 混沌編 ( No.32 )
- 日時: 2020/12/09 22:11
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: okMbZHAS)
【80:00】
ピリリ ピリリ
大和田「なんだぁ?……お、ミッションじゃねーか!」
ブラピ「『残り70分を経過すると、『城下町・下町』の商店街に設置されたハンターボックスから『3体』のハンターが放出される。』 となると、失敗すると7体になるのか…。オレは別にいいがな」
アンナ「『それを阻止する為には、『田園街道』『侍の寄合所』『からくり忍者屋敷前』に設置されている装置に『黄色いハンカチ』を付け、ハンター放出のセンサーを塞がなくてはならない。』 遠赤外線センサーとかいう奴かしら?私達にはきっと見えないわよね」
ワリオ「『『黄色いハンカチ』は『城下町・下町』の旅館の前にいるセオリから貰うことができる為、活用せよ。』 とりあえず旅館ってトコロに行ってオレ様のカラーハンカチを貰えばいいのだな!」
アン「『また、1つのセンサーを塞ぐと『1体』ハンターがボックスから消滅する。3つの装置のセンサーを塞いだ時点でハンターボックスが消滅し、ミッションクリアとなる。』 仮にミッションを失敗しても、2つセンサーを塞ぐことができているのであれば放出は1体に抑えられるということなのですね」
アルフォンス「10分で行くべき場所が最低2つかぁ…。これは役割分担をしないと駄目かもなぁ」
YUMA「移動距離が広そうだが、警戒すれば大丈夫だろう。まだ人数も多い中でのミッションだからな」
早速やってまいりました。今回の大会のミッションスタートです。
残り70分を経過してしまうと、『城下町・下町』の商店街のど真ん中に設置されたハンターボックスから『3体』のハンターが放出されてしまいます。商店街は道が広い上、アオイの島が野外エリアである為か7体のハンターはちょっときついですよ。
それを阻止する為には、『田園街道』『侍の寄合所』『からくり忍者屋敷前』にあるハンター放出を促す装置に『黄色いハンカチ』をかけ、センサーを塞がなくてはなりません。なお、『黄色いハンカチ』は『城下町・下町』の旅館の前にいるセオリから貰うことができます。なので、まずはセオリからハンカチを貰うことが先決ですね。
1つのセンサーを塞ぐと、ハンターボックスから『1体』ハンターが消滅します。最悪間に合わなくても、センサーさえ塞いでしまえば放出するハンターを最低1体に抑えることが出来ます。
最悪7体のハンターに追いかけられる為、ぜひともクリアしておきたいミッションですが…。
ミッション① 『ハンター放出を阻止せよ!』
残り70分を経過すると、『城下町・下町』の商店街に設置されたハンターボックスから『3体』のハンターが放出される。それを阻止する為には、『田園街道』『侍の寄合所』『からくり忍者屋敷前』にある装置に『黄色いハンカチ』を付け、ハンター放出のセンサーを塞がなくてはならない。『黄色いハンカチ』は『城下町・下町』の旅館の前にいるセオリから貰うことができる為、活用せよ。また、1つのセンサーを塞ぐと『1体』ハンターがボックスから消滅する。3つの装置のセンサーを塞いだ時点でハンターボックスが消滅し、ミッションクリアとなる。
ゴン太「もちろん参加するよ!ゴン太は紳士だからね!」
ヨッシー「ヨッシーヨッシー!(参加する!後で大変なことになりそうだから!)」
シャロン「皆さんの役に立てる時がやってきたということですね!勿論参加します!」
ミッションに参加する逃走者……。
ブラピ「7体になっても逃げ切れる自信があるんでな。体力温存だ。参加しない」
パルテナ「あら。きっと誰かが行ってくれるでしょう。無駄に体力を消耗して捕まるのは良くないですよね」
アンナ「ちょっと距離が遠いし…。私の体力だと持つか心配だわ。申し訳ないけれど、パスするわよ」
ミッションに参加しない逃走者……。
アルフォンス「これ、多分1つ装置を止めることが出来た時に通知が来るはずだ。なら…。最初は宿近くで様子を見て、タイミングを見て動こう。効率的にクリアした方がみんなの体力を温存できるしね」
及川「うーん。端から参加するのもいいけど、近くで様子見しておこうかな。今回積極的な面子多いみたいだし~?行ってない場所を優先的に行った方がいいと思うんだよね。俺と同じ考えの人いるといいな~」
様子を見ている逃走者もいるようです。さぁ、ハンターを放出させないよう頑張ってくださいね!
【79:53】
~城下町・天守閣付近 下町に繋がる街道~
柊「まずいじゃん!ハンター7体とか逃げ切れる気がしないぞ…!最悪失敗しても1体に抑えないと…。勿論参加します」
ミッションに参加することを決めた柊。現在下町近くの街道にいる為、セオリのいる旅館までは十分行ける距離にあります。何はともあれ、装置のセンサーを塞ぐには黄色いハンカチが必要です。
柊「ところで…気になったんだが聞いてくれるか?『黄色いハンカチ』もだけど、この町なんだか『紅葉』より『イチョウ』が植えられている比率が高いように見えるんだよな…」
そう言いながら、辺りを見回す柊。確かに天の声もそれについては気になっておりました。何故かは分かりませんが、ここの街道から大和城の近くあたりまではイチョウの木の比率が多いような気がします。……ふと、彼女の脳内にとある考えが。
柊「―――もしかして『ハスター様』来られてるんじゃ?」
……多分貴方の考えているハスターではないと思いますよ、いるとしても。確かに真黄色なのは凄く気になりますが。今回、ニアの他に『別の邪神』も動いているということなんでしょうかね?よく分かりませんが。
可能性の問題を振りほどき、とりあえずハンカチを貰いにセオリのいる旅館まで彼女は移動することにしたのでした。
【78:31】
~城下町 下町 旅館『青空館』前~
セオリ『『黄色いハンカチ』はこちらで配っておりま~す!1人1枚までとなっておりますのでお早めにどうぞ~!』
クアトロ「アラ、あそこがもしかして『旅館』かしら?随分豪華な造りじゃないノ♪」
ウーノ「おや。クアトロが見える。彼女もミッションに参加するみたいだな…。早く行った方がいいだろうな」
現在、最初の目的地に辿り着きそうな逃走者はクアトロとウーノの2名。既にセオリの声が聞こえている場所にいます。すぐにハンカチを貰い、装置を1つ塞ぎに行きたいところですね!
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