二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中#CR07 白猫温泉物語 混沌編【完結】
- 日時: 2021/01/21 23:08
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 6..SoyUU)
- 参照: https://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1611
どうもです、灯焔です。
のらりくらりと7回目の開催を迎えた逃走中#CR07。ニアの不穏な言葉の裏でグレン達5人は温泉旅行へと旅立つ。彼女の言っていた言葉の真意、そして裏でうごめいている『もう1つの物語』にも遂に決着の火蓋が…?
今回の舞台は、白猫プロジェクトより『アオイの島』。温泉事業で有名な四季折々の景色が見える島を舞台に、逃走者とハンターとの7回目の逃走劇が今、幕を開ける―――!
※注意※
・登場するキャラクターは全て履修済みの作品からの出典です。かつ基本的な性格、口調等は原作準拠を心掛けております。が、表記上分かり易くする為キャラ崩壊にならない程度の改変を入れております。
・原作の設定が薄いキャラクター等、一部の登場人物に関しては自作設定を盛り込んでおります。苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。
・誤字、脱字、展開の強引さ等ございますが温かい目でお見守りの方をよろしくお願いいたします。
<ルール>
【逃走エリア】
『アオイの島』 出典:白猫プロジェクト
和風な景色が広がる、情緒豊かな島。
四季のルーンの力によって、変化にとんだ風景を楽しませてくれる。
今回逃走エリアに使用するのは、天守閣周りの『温泉街エリア』と呼ばれる場所となる。
エリア紹介 >>1
逃走時間:85分
賞金:51万(1秒100円)
ハンター:初期3体or4体(OPゲームの結果に基づき変更)
自首方法:『侍の寄合所』にいる侍に『自首届』を記載し、小判を1枚添付した状態で提出する。
<参加者>
【pop'n musicシリーズ】より (3人) 詳細>>2
ウーノ
アン
クアトロ
【ファイアーエムブレムシリーズ】より (3人) 詳細>>3
アルフォンス
シャロン
アンナ
【ダンガンロンパシリーズ】より (3人) 詳細>>4
大和田紋土
弐大猫丸
獄原ゴン太
【スーパーマリオシリーズ】より (3人) 詳細>>5
ワリオ
ヨッシー
ドンキーコング
【光神話 パルテナの鏡】より (3人) 詳細>>6
ピット
パルテナ
ブラックピット
【作者枠】 (3人) 詳細>>7
junris
YUMA
柊
【逃走中#06 MVP】 (2人) 詳細>>8
及川徹
エフラム
計20名
◎AfterBreakTime
①『非日常は唐突に訪れる』 >>9
②『香る赤い松の気配』 >>26
③『溝を乗り越える勇気を持って』 >>36
④『魔族と神と人間の関係』 >>47
⑤『鳥をも落とす霊刀でも』 >>53
⑥『支配から手を伸ばせ!』 >>68
⑦『神と邪神は紙一重』 >>71
⑧『立ち向かえ!悪魔の手の元に』 >>76
⑨『松の絆は永遠に』 >>83
⑩『理は人知を超えて』 >>90
⑪『打ち上げ』 >>112-113 >>116-118
○逃走中#CR09 シード枠争奪アンケート実施中!
※締め切りました
結果発表 >>99
○逃走中#CR08 MVP投票受付中!
※締め切りました
次回参加者 >>103
MVP発表 >>111
以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。
- Re: 逃走中#CR07【MVP投票受付中 1/17(日)まで】 ( No.108 )
- 日時: 2021/01/16 22:15
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 6..SoyUU)
どうもです。灯焔です。
刀装が溶ける溶ける。そして蔵入り息子が見つかりません。どこにいるの。早くつつきたいよ。
>>柊 様
どうもです。コメントありがとうございます!
ゲーム最後の5分。及川とウーノが捕まってしまいましたが、アルフォンスとパルテナが逃走成功!前回に引き続き2人の逃走成功者が出ました。
次回に関しましては、ちょっと専門知識がないとミッションに挑めない逃走者が出てくる可能性があるわけでして。作者陣が全員そのことについて知らないとなると、最悪ゲームが詰む可能性もあると思います。
一瞬だけグレンさんが狂皇子に戻ってしまいましたが、クレアたその賢明な声掛けで我を取り戻しました。もしかしたら今後彼の記憶に関しても何かしら分かってくることがあるかもしれません。なんせ『記憶を分けたであろう元凶』が過去回で既に出てきているのですからね←
温泉旅行も平和に終わって何よりです。邪神?知りません知りません。
MVPの投票ありがとうございます!不備もない為、受け付けさせていただきます。結果をお待ちください!
次回もマイペースに投稿いたしますが、どうか暖かくお見守りの方をよろしくお願いいたします。
>>YUMA 様
どうもです。コメントありがとうございます。
MVPの投票ありがとうございます!不備もない為、受け付けさせていただきます。結果をお待ちください!
解明リドルズは昨今の情勢でプレイできておりません。いつプレイできるかなー。
記憶操作?何のことですか?という感じにグレンさん達ご一行は平和に旅行を終えましたとさ。2回目になりますが、記憶操作した奴ら神様ですからね。
本当は初出場者を優先にしたいところなんですが、中々新人さんがコメントをくれず途方に暮れております。私は怖くないですよ。
>>konakun. 様
どうもです。コメントありがとうございます!
かえちゃんは舞台裏の裏でヴィオラと一緒に機械づくりしたり、探検したり楽しかったみたいです。……描写する隙がなかったんだ。ごめんよ。
今回は旅行!ということで、エリアを縦横無尽に移動する感じのミッションが多めでした。そんな厳しいミッションも耐え抜き、アルフォンスとパルテナが逃走成功。連続で2人逃走成功したことになりますね。
松野家の一件も決着。あとは仲直りだけですが、今の彼らなら大丈夫でしょう。人間である以上、いつどんな理由で縁が切れてしまうか分かりません。日々を大切に過ごしませんと、ですね。
MVPの投票ありがとうございます!不備もない為、受け付けさせていただきます。結果をお待ちください!
みーつま まーわしーて ぼたんたたい(テテテFu!!)
ゲーセンに行きたくて飢えております。せめてリドルズにデータ移させてくれ~~~。
マルス「MVPの投票も明日が締切だよ!いつも言っていることだけど、締切を過ぎた投票はいかなる理由があっても受け付けられないので、どうかご理解の方をよろしくお願いいたします!」
エイリーク「マルス王子。そろそろ英雄総選挙の季節ですね…。今回ばかりは私も兄上にご迷惑をかけたくないので頑張りますが…。マルス王子も頑張ってくださいね。一緒に表彰台に上りましょう」
マルス「風花雪月の登場人物がどれだけ票が落ち着くか、にかかっているよね…。級長とリシテアに流れた票がどれだけ分散するかになると思うけど…。ベレトとベレス、上がってきそうなんだよなぁ」
エイリーク「結果発表の日が天の声殿の誕生日と重なっているので、勝てば官軍負ければ賊軍の気持ちでいるようです。去年はKACでテンションが上がったまま終われたみたいですが…。今回はどうでしょうか」
マルス「流石に今回も風花雪月一色、ってことはないと思うけど…。おっと、こちらの話ばかりしても仕方ないよね。それではMVPの募集、最終日までお待ちしています!みんなの感想が執筆の励みになっているから…。普段見る専の人も、是非投票に参加してみてね」
- Re: 逃走中#CR07 白猫温泉物語 混沌編 ( No.109 )
- 日時: 2021/01/17 20:55
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 6..SoyUU)
どうもです。灯焔です。
期日を経過しましたので、受付の方を終了させていただきます。MVPの投票、本当にありがとうございました。
結果をお待ちください。
- MVP発表&作者枠発表-1 ( No.110 )
- 日時: 2021/01/17 22:00
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 6..SoyUU)
~運営本部 打ち上げ会場~
クレア「只今戻りましたー!皆さん、今回は色々お世話になりました。とっても楽しかったです!」
Ga.「クレアたそ~~~~~♡♡♡♡♡ 大丈夫?怪我しなかった?危険な目に逢わなかった?」
クレア「何か忘れてる気はしますが、私はピンピンしていますよ!身体が丈夫なのも取り柄なので!」
アクラル「そういやサクヤ達まだ戻ってこねーのか?流石に長時間離れ離れは寂しいぜ~…」
アカギ「まだやることが残っている、とさっき連絡があったばっかりだろ…。助け出したおそ松諸々残してきたことを全部やってから帰るって…」
ニア「あら?そうなんですの…。大将自ら現地に出向くとは。社長と同じく部下の使い方が全く分かっていないお方なんですのね…。そんなところも崩したくなりますが…」
アシッド「興味本位で私の『お気に入り』を崩さないでくれたまえ」
アクラル「ってかニア!お前今の今まで何してやがったんだよ!!サクヤからアオイの島にいるって聞いて全く連絡寄越さずしれっと打ち上げ参加しやがって!!!」
ニア「申し訳ございません…。皆様には心配をおかけ致しましたわ…。しかし、お陰で私の用事も無事にすみましたので…。ふふ、特にご心配なさる必要はございません、わ」
アシッド「……何を聞いてもしらばっくれるつもりだから深くは聞かぬが…。今回は無事に事が終息したからいいが、もし被害が甚大であればどうするつもりだったんだ?」
ニア「社長…。うふふ…。私がそんなヘマを侵すとでお思いで…?私、用意周到なのが取り柄なんですの…。ご心配に及ばずとも、失敗させるはずありません、わ」
アシッド「そうかい。君はそういう奴だったねそういや…。まぁ、終わったことだしこれ以上深く追及するのは止めにしておくよ」
アクラル「ほんっと不気味な奴なんだからなお前」
ニア「うふ?公営に与ります、わ?」
アクラル「褒めてねえ!!」
こちら打ち上げ会場。港から戻って来たクレア達も無事合流。再会を喜んでいます。しれっとニアも会場にいたことを他の面子が突っ込むも、彼女は白を切るばかり。まぁアシッド以外は彼女が向こうにいた『目的』を忘れているのでどうにも出来ませんが。
ちなみにサクヤはおそ松のことで話をしたいとのことで、まだアオイの島にいます。
既に会場には次回逃走中に参加するメンバーも揃っているようですね。様子を見てみましょう。
ミミ「わ~!鹿ノ子ちゃんにモイモイちゃん?!久しぶり~!ダイくんも元気そうで良かったよ~!」
ダイ「こちらこそ、誘うてくれてありがとうな。姫もばり喜んどったばい」
モイモイ「あったり前モイ!テレビにしがみつくように見てたモイ。モイモイだってハンターと追いかけっこしたかったモイ!だから誘いを蹴るなんて失礼なことは絶対にしないモイ!」
鹿ノ子「アタシこそ、誘ってくれて本当にありがとう!追いかけっこ、ってことは走るのよね?走るのは得意だし、折角だから逃げ切りも狙ってみちゃおうかな!」
アン「歌姫と歌姫とダンサーですか…。意外な面子で揃えてきたように思えるのですが、次回は応援していますね!」
クアトロ「あ、もしかしたら今回ウーノが好成績だったからMVPに選ばれて次回も走ることになるかもしれないワネ?」
ウーノ「そんな。他の逃走者の方が頑張っていたように思えるが…。もし選ばれたのならば今回の悔しさをバネにして、次回こそ逃走成功できるよう頑張ろう」
ニャミ「ねぇねぇMZD、あたし達次の逃走中のエリア聞いてないんだけど。次どこでやるの?」
MZD「決まってるけどまーだ教えられないんだなー。結構大がかりなセット内密に準備中だから、情報が漏れないように次のエリアのことを知ってんのは本部でも一部だけなんだよ。お前らお喋りさんだからすーぐ誰かに話に行きそうでな~」
ミミ「そんなことないもーん!MZDのいけず~!」
ヴィル「まぁ、たいして危険な準備ではないから安心してくれ。逃走者の安全を守りつつ、ゲームを企画・進行していくのが我々の仕事だからな」
ジャック「とかいって、結構な頻度でえらい目に逢っているけどな…。ここんところ連続だぜ。呪われてるんじゃねーのか?」
鹿ノ子「たとえゲーム中に襲われても、アタシの蹴りで一網打尽にしてあげるんだから!安心していいわよ!」
モイモイ「モイだって、モイのハイパーウルトラキュートボイスで敵さんをメロメロにしちゃうモイ☆ だから安心してほしいモイよ!」
ダイ「じゃじゃ馬娘が2人もおって、どう支えればよかか…。心配になって来た」
モイモイ「ダイちゃん!モイはじゃじゃ馬娘じゃないモイよ!」
アン「ま、まぁまぁ。とにかく、次回は私達は現場から応援しておりますね!」
クアトロ「頑張ってネ♪」
チキ「マルスのおにいちゃん!チキ、がんばるから応援しててね!」
マルス「最後まで誘うのを悩んだんだけどね…。チキに話をしに行った時、『どうしても出たい!』って言うから受け付けてしまったよ」
エフラム「まぁ…。いいんじゃないか?チキのお陰で、ミルラも興味を持ってくれたみたいだしな。次、頑張れよミルラ」
ミルラ「エフラムの走りを叩きこんできました。次は大丈夫だとおもいます…」
アルフォンス「チキに、ミルラに、ノノが次の出場者なんだね。みんな、姿とは打って変わって凄い力を持つ英雄ばかりだからなぁ。僕も走りを参考にしなくっちゃ」
シャロン「お兄様!状況次第ではお兄様も次回の参加者になるんですから、駄目ですよそんなことを言っては!次も出られると考えを切り替えてください!」
アンナ「確かにアルフォンス、MVP候補ですものね。ということは…。アルフォンス、次回もちゃんと賞金を取ってきなさいよ!ヴァイス・ブレイブの活動資金に余裕を持たせるわよ!」
アルフォンス「だから、僕がMVPだと決まったわけでは…」
ノノ「えっ?アルフォンスといっしょにノノ走れるの?!嬉しいなー!そうだったらいいなー!」
チキ「アルフォンスお兄ちゃんと追いかけっこ出来たらチキも嬉しい!マルスのおにいちゃんとも追いかけっこしたい!」
マルス「ぼくとは別の機会に走ろうね、チキ。……そういえば、ノノが参加するってことはちゃんとクロムには伝わっているのかい?」
アイク「あぁ。ロイからさっき連絡があった。自警団総出でここに応援しに来るそうだ」
マルス「そっか。じゃあ、次回は観客席を広めにとっておかないとね。総出…。どれくらいの規模で来るんだろうか」
シャロン「私も次回はアスク王国で応援していますからね!皆さん、頑張ってください!」
チキ「はーい!」
大和田「お、オメーらか!次の逃走中に参加するって奴はよ!」
シグ「うーへー。アミティにむりやり連れてこられたー」
シェゾ「アルルが逃走成功しているらしいからな。あいつには絶対に負けられん。このオレの方が実力が上だと知らしめて、あいつを我が物にしてやる!」
ゴン太「え、えぇ?!シェゾさんってアルルさんのことが好きだったの?!ゴン太びっくりだよ…」
弐大「がっはっはっは!!!青春じゃのう!!!」
まぐろ「な~んか勘違いされてるよ☆ シェゾくん☆」
シェゾ「ち・が・う!!!オレはアルルのチカラが欲しいだけだっ!!くそっ…また言葉が抜けていらぬ誤解を与えてしまった…!」
シグ「いつものことだー」
大和田「なんか変わり者ばっかりだなオイ」
弐大「じゃが、磨けば光る原石のような輩じゃ。凄い能力を秘めているに違いない。がっはっはっはっは!!!儂も次は見逃せんのう!!!」
まぐろ「僕はりんごちゃんのリベンジ的な感じで参加したけど…。ま、やれることをやって楽しめればいいよね☆」
ゴン太「そうだね!ゴン太も紳士的に応援してるから、頑張ってね!」
シグ「がーんばーるぞー」
パステルくん「わ~♪ きょうりゅうさんだよスミスさん!乗ってもいいかなぁ?」
スミス「今回言葉が話せない逃走者がいたとのことですが、本当だったんですね…。普段のマラソンの成果を見せるべく、ジョマンダさん達のお誘いを受けたのですが…。これにはびっくりです」
ヨッシー「ヨッシー♪ヨッシー♪(ねずみさんかわいいな~♪)」
DK「ウホ!ウッキー!(なんかグルメな奴がいるな!バナナ食うか?)」
レイシス「はわわ…。こ、これが運営本部なんデスね!まさかのお誘いを受けたので参加表明をしましたが…。こ、これは頑張らないと今後のサウンドボルテックス的にも傷がつきそうデス~!」
スミス「いやいや、そこまで大きな大会じゃないから。全体から見れば。……でも、時代も移ろいだものですよね。パステルくんは帰るところ無くなっちゃいそうですし…」
パステルくん「いまはミミちゃんとニャミちゃんのところでお世話になってるんだよ~♪」
レイシス「何とか弐寺とポップンの方々で引き取ってもらえるみたいで良かったデスよね…。リフレクビートが今後復活することはあるんでショウか…」
ワリオ「なんだぁ?このネズミ、そんなにスゲー奴なのか?」
スミス「凄いというか…。7、8年程前からブイブイ言わせていたねずみさんです。一時期は『今後のBEMANIを背負っていくのか?!』とすら言われていましたからね」
レイシス「今後ワタシ達も情勢でどうなるか分かりまセンが…。ミミサンニャミサン達と協力して一丸となって取り組まねば、デスね!KACだって記念すべき10回目なんデスから!」
パステルくん「決勝戦、ぼくの曲使ってくれるかな~♪」
ワリオ「見た目に反してとんでもねー人生送ってんだなオマエ…」
ブライ「クライヴ。見てくれよこの豪華な装飾。この僕に相応しい宴だとは思わないかい?!」
クライヴ「お前がいるいないに関わらず、毎回打ち上げは豪勢にやっているそうだぞ。―――あぁ、グレン殿。今回はお招き感謝します」
ヴィクトール「次回世話になる故…よろしく頼む」
グレン「いや、こちらこそ誘いを承諾してくれてありがとう。同じ冒険者の登竜門出身ということで、頑張ってほしい」
チタ「つーか、チャンブラ最初にカクホされそうだと勝手に思ってんのオレだけ?」
ブライ「出会い頭にそんなことを言わないでくれるかな!むしろ僕は逃走成功有力候補じゃないのかい?」
Ga.「あー。ないない。初手確保かあっても2番手か3番手」
ブライ「ちょっと?!」
クレア「流石にその物言いは失礼なのでは…。ですが、3人とも騎士ですし、運動能力はピカイチですよね!誰かしら逃走成功者が出てきてくれるかもしれません!」
クライヴ「ブライはともかく、ヴィクトール殿は実力者だからな。彼には期待していいと思うぞ」
ルーファス「見た目からしても冷静そうだからね。あぁ…僕もその冷静さをちょっと分けてほしい…」
シェリル「けっこー取り乱すもんね、しゃちょーさん!」
ルーファス「自信満々に言うことじゃないと思うんだけどな?!」
ヴィクトール「……いや。寧ろ俺は貴方のそのフットワークの軽さを学んで帰りたい。その意味も含め、次回は誠心誠意全力でゲームに挑むつもりだ。よろしく頼む」
クレア「…あの、そういえばヴィクトールさん。エイスさんはどうしたんですか?」
ヴィクトール「……言うことを聞かないから置いてきた」
Ga.「『置いてきた』」
柊「いや。とっても楽しかった。長曾祢さんのブロマイドも貰えたし…。なんか学習帳型のキーホルダーあるし…。これ1つ800円もするのに10種ランダムだから結構財布的にきついんだよな…」
『ほう。現世ではこんな面白いものまであるのかー。いやいや、何が起こるか分からないなぁ。はっはっは』
柊「ん?誰かの声が…。いやでもここには作者さん以外いないし…。あのー。今喋りました?」
konakun.「喋ってないよー。どうしたの?」
柊「唐突に頭の中に聞き覚えのあるような声が聞こえてきて…。でも近くに作者さん以外いませんし、誰か喋ったのかなあって」
YUMA「この世界、結構摩訶不思議なことが起こる頻度が多いから。変な声が聞こえてきてもおかしくないとは思うが…。ちなみに私には聞こえていないな」
jun「もぐもぐ…」
Ga.「もしかしたら柊さんにしか聞こえない声なのかもしれませんね」
柊「えぇ…。ちょっと怖いんですけど…」
石丸「あぁ、いたいた。作者のみなさん!サクヤさんから伝言と粗品を預かっているぞ!」
jun「お、来た来た!この世界の粗品、凄く美味しいからいつも楽しみにしてるんだよね!」
石丸「この紙袋を渡してほしいとのことだが…。『作者の皆様、今回は逃走中#CRへのご参加とお手伝い、本当にありがとうございました。今回はアオイの島の名物饅頭を粗品としてお送りしますので、是非お持ち帰りください』 だそうだ!」
三日月『今回は『てづくり』の粗品ではないのだなぁ。大典太もアオイの島を楽しんだようで何よりだ。はっはっは』
柊「………ん?」
junris、YUMA、柊、Ga.c=evo.、konakun.は【アオイの島の名物饅頭】を手に入れた!
入手アイテム【アオイの島の名物饅頭】
アオイの島で作った白あんとこしあんが入ったお饅頭のセット。一口サイズで結構な量が入っている。
甘さ控えめで老若男女問わず大人気で、お土産の定番品として有名。
スルーするなりいただくなり捨てるなりは作者様のご判断にお任せします。
柊「……石丸くん。ちょっと待って。少しその刀を見せてもらってもいいかな?」
石丸「あ、あぁ。構わないが…」
三日月『俺を見つけるとはなかなか鋭い奴だな。普段は一部の者にしか声が聞こえていないというのに』
柊「…………」
『み、三日月宗近ぁぁぁ?!?!?!!』
Ga.「……何があったの」
konakun.「なんかあったんじゃない?」
各々打ち上げ会場で盛り上がっているようで、天の声も安心しております。
それではお待ちかね、各MVPの発表そして次回招待の作者枠3名の発表へと移りたいと思います!
- MVP発表&作者枠発表-2 ( No.111 )
- 日時: 2021/01/17 22:09
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 6..SoyUU)
ベレス「アクラル、集計が終わったよ」
アクラル「サンキューなベレス。それじゃ、各MVPの発表に移るぜー!というわけでエムゼ、後よろしく!」
MZD「はいはい、よろしくされました!
というわけで、各MVPの発表に移るぞー!1回しか言わないからよーく聞けよー!
まず、最初は『逃走MVP』の発表だぜ!今回見事逃走成功した参加者の中で、『一番活躍した人物』に贈られる賞だ!
『逃走MVP』に輝いたのは―――。合計4票獲得した―――」
MZD『『アルフォンス』だ!受賞おめでとう!!!』
アルフォンス「ぼ、僕なのかい?!」
パルテナ「だと思っていました。予防線を貼っていて良かったです」
ピット「パルテナ様の盾になって申し訳ない気持ちでいっぱいですけど…。おめでとう、アルフォンス!」
シャロン「凄いですお兄様!これで次の逃走中にも参加できますねっ!頑張ってください!」
アルフォンス「……そうだね。折角選ばれたのだし、次も悔いのない逃走劇にしてみせるよ」
アンナ「ちゃんと賞金も持ち帰ってきなさいよ!」
アルフォンス「それは…どうでしょうか…。あはは…」
MZD「それじゃアルフォンス、ステージの方まで来てくれ。
続いて、『確保MVP』の発表に移るぜ!今回残念ながら捕まってしまった参加者の中で、『一番活躍した人物』に贈られる賞だ!それじゃ発表するぞ!
『確保MVP』に輝いたのは―――。合計3票獲得した―――」
MZD『『ウーノ』だ!!!受賞おめでとう!!!』
ウーノ「そ、そうか…。私なのか!」
アン「おめでとうございます、ウーノさん!MVPは貴方ではないかと思っていました!」
クアトロ「ワタシ達の分も、ツースト達の分も、代表として頑張ってちょうだいネ♪」
jun「流石ウーノだよ!うう、次の逃走中に参加できないのが悔しい~!」
ウーノ「頑張った分だけ見返りが付くというものだな。次回も頑張るから、どうか応援よろしく!」
MZD「はーい。それじゃウーノもステージの方まで上がってきてくれ。
各MVPに輝いた2人には、運営本部から『賞金10万円』の贈呈だ!おめでとう!!!」
アルフォンスとウーノは運営本部から10万円を受け取った!
アルフォンス「ありがとうございます。選ばれたからには次も頑張るよ」
ウーノ「ありがとう。これからのミラクル☆4もよろしくね!」
アクラル「今回MVPに輝いた2人には、次回逃走中への参加権利が与えられるからな!次も頑張ってくれよな!」
アルフォンス「頂いたチャンス、無駄にはしません。頑張ります」
ウーノ「次も華麗に頑張るよ!」
アクラル「それじゃ、次な。
表彰式の時から言ってたんだけど、次の逃走中の作者陣は『招待制』になってる。次の逃走中、ちょっとそのジャンルを『知らない』奴らが固まっちまうとゲームが詰む可能性があるから、それを回避する為だな。
それじゃ発表するぞー。次回逃走中『逃走中#CR08』へ参加する作者は―――」
Ga.c=evo. 様
寺時 様
ウィオ 様
アクラル「以上の3名になるぜ!次回逃走中、逃走成功目指して頑張ってくれよ!」
クレア「えっ、え~~~~っ?!じーくんさん次も出られるんですか?!私、応援しますねっ!」
Ga.「ありがとうクレアたそ~~~♡♡♡ 実は招待受けてました」
アルフォンス「ウィオ殿…。あ、男の子の方のカンナが凄く好きな作者さんだったよね。カムイ王女がこの前嬉しそうに話していたなぁ」
シャロン「そうなんですか?!うう、私も参加できないのが悔しすぎますー!お兄様、その『ウィオさん』という作者さんと是非仲良くなって帰ってきてくださいね!」
アルフォンス「う、うん…」
ピット「で、残り1人の寺時さん…。誰なんですか?」
ウーノ「前の名義でカキコで活動していた作者さんだね。天の声とはそれ以来の仲で、恐らく『天の声がポップンを含めての音ゲー話を一番しやすい』作者さんだと話していた。
それくらい実力も知識も凄い作者さん、ということさ」
アン「……あ!思い出しました!彼女も確かウーノさんがお好きだったはず!持ちキャラだったはずです」
クアトロ「それならウーノ、次も作者さんにモテモテなんじゃないノ?ふふ、楽しみネ♪」
弐大「ということは…。次回の逃走中は『音ゲー』の知識が大切になってくるのではないかのう」
柊「音ゲーかぁ。私は専門外だから仕方ないよな」
YUMA「弐寺専門だが私も知識はあるのに…」
jun「僕だってポップンの知識はあるのに!」
ワリオ「多分それ『だけ』じゃお話にならないんだろー?今回招待した作者のヤツら、複数の音ゲーに手を出してるヤツばっかだからな!」
アクラル「ま、そういうことだ。他にも理由は色々あるんだけど、今回はご了承の方をお願いするな」
アカギ「……お手伝いに関しても今回は募集は無しだ。あらかじめ理解してほしい…」
MZD「改めてMVPの募集、本当にありがとうなー!今度共々よろしくー!」
この3名、共通している事項があります。それを探してみれば、次回の大切な『テーマ』が見えてくるかも…?頑張ってくださいね!
以上、MVP&作者枠発表のコーナーでございました!次回、お待ちかねの打ち上げに参りましょう!
- 打ち上げ ① ( No.112 )
- 日時: 2021/01/18 22:01
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: 6..SoyUU)
アクラル「それじゃあ、以上をもって次回逃走中に関してのお知らせを全部終了するぜー!長々と付き合ってくれてありがとな!ご自由に打ち上げを楽しんで帰って行ってくれよな!」
各MVPの発表も無事終了し、今回も打ち上げパーティが開始しました。
サクヤ達はまだ戻ってきていないようですが、まだ用事が全部終わっていないのでしょう。彼女達の様子は後で見るとして、今は打ち上げパーティの様子をお送りいたしましょう。
Ga.はやっとクレアと鉢合えたことに感動し、食事に手を付けずわんわんと号泣していました。
Ga.「クレアたそ~~~~~♡♡♡」
konakun.「泣きながらハートマーク飛ばすなんて色んな意味で凄いよじーくん」
クレア「今回は一緒にお仕事できなくて本当にごめんなさいっ!でも、次の逃走中でまた逃走者として走ってくれるんですよね!私応援してますから!」
Ga.「優しいなぁクレアたそ~♡ 作者陣唯一の逃走成功者として逃げ切らないわけにはいかないでしょ!」
かえ(k)「かえの占いマシーン4号によると…。じーくんが次逃走成功できる確率は……。うーん…かえには理解不能」
Ga.「理解不能!!」
ミレイユ(Ga)「じーくんさんが次逃げ切れるかどうかは、次までのお楽しみってことなんですかね?でも…確率になんか負けるじーくんさんじゃありませんし、次回も逃走成功してくれることを祈ってます!」
メタマリ(Ga)「メッタルマリオモ応援シテマース!」
Ga.「何か次の作者陣音ゲー知ってる人ばっかりだし、前よりはやりやすい気がするんだよな。よーし、次も頑張るぞ!」
クレア「あ、話に流されてしまう前にお土産を渡しておきますね!はい!」
Ga.が次回逃走中へ改めて意気込んだ後、クレアは思い出したように彼に紙袋を渡しました。そういえば彼女、Ga.にお土産として懐中時計を買ってましたもんね。驚きつつ紙袋を受け取り、中にあった箱を開いてみると…。Ga.の目の色が変わりました。
Ga.「な、ななな、なんだこれ~~~!!!クレアたそ、これ高かったんじゃないの?!」
クレア「流れの行商人らしき女の人から買いましたのでそれほどお金は使ってません!それに、こういうのはお金ではなく気持ちです!先程も言いましたが、今回一緒にお仕事が出来なかったお詫びみたいなものですので…」
Ga.「デザインも超綺麗だし、ごつくないし、手ごろなサイズだしクレアたそセンスある~♡ さっすがクレアたそ~♡ 俺大切にする!!」
クレア「喜んでいただけて良かったです!これ、紅葉の彫り物が凄いお洒落で素敵だと思いませんか?」
Ga.「うんうん超綺麗。時計全体のデザインの邪魔になってないし。いや邪魔になってたとしてもクレアたそからのプレゼントなら何でも嬉しいぞ~♡ ありがとうクレアたそ~♡ クレアたそ~♡」
konakun.「次の逃走中じーくんの頭上に『クレアたそカウンター』つけてみたら面白いかな?」
かえ(k)「カウンター…。それなら、かえ開発できるかも…」
メタマリ(Ga)「メッタルマリオモオ手伝イスルヨ!面白ソウダモン!」
Ga.「クセが凄い!!」
『クレアたそカウンター』が次回ゲームの彼の頭上についてしまうかは置いといて、喜んでもらえて良かったですねクレア。
どうやら別の作者もコネクトワールドの住人と交流を繋いでいるらしく。様子を見てみましょう。
柊「へぇ~。今は石丸くんが三日月の主なのか。刀のままだけど」
石丸「そうなのだ。……って、もしかして三日月くんの声が聞こえるのかい?!」
柊「作者の中では多分私だけだとは思うんだが…。私も自分の世界で審神者をやっているからかもしれないな」
三日月『なるほどな。異界の俺は『審神者』という奴に従っているのだな。道理で俺のことをすぐに分かったという訳だ』
柊「むしろそれが普通だと思うんだけど…。何がどうなって石丸くんの元に三日月がいるのかは分からないけど…。この世界には『審神者』という役職は無いって考えていいんだな?ルキナさんがなんか言ってたのが引っかかるけど…」
石丸「僕自身は聞いたことがない単語だな。もしかしたら『異世界』とやらにはその役職に就いている者がいるかもしれないな!」
別のテーブルで、柊は刀を持った石丸くんが珍しいのか話しかけていました。そこで三日月がこの世界にも顕現していることに気付いたのです。『審神者』が存在しないのに刀剣男士がいることに驚きつつも、それもこの世界の特徴なのだとすぐに理解を示しました。
三日月もいるのなら、と彼女は『他の刀剣男士は顕現していないのか』ということを彼に問います。すると…彼は少し考えた後、こう答えたのでした。
石丸「三日月くんの他に誰がこの世界にいるか…。大典太さんと前田くん、それとここにはいないが鬼丸さんや大包平さんも顕現していたはずだな!」
柊「レア5ォ」
石丸「???」
柊「……ごめんごめんこっちの話。三日月の他にもそんなに顕現していたとは…。それも偏りが凄い。そんなに顕現しているのなら…虎徹も…虎徹の彼も顕現していたりは……」
三日月『作者殿。恐らくお主の考えている奴はこの世界に顕現してはいないと思うぞ。いるとしても……考えられるとすれば。空の上か』
柊「……おそらきれい?」
石丸「?????」
柊「ごめんごめんこれもこっちの話だ。そうか…石丸くんが話してくれた刀剣男士以外は顕現してないってことでいいんだな。それなら、折角だしこの世界の大典太達にも挨拶してから帰りたいんだけど…。どこにいるか分かるか?」
三日月『俺も会わせてやりたいのは山々なんだがなぁ。大典太は今あやつの主と共にまだ仕事中なのだ。この打ち上げ会場にはいないぞ』
石丸「前田くんもまだアオイの島から帰ってきていないのだ。『後処理』とのことだが…。帰りが遅いと心配になってくるな」
柊「そっか…。ここにはいないのか…。まぁ、でも大典太も相当強い刀だし。前田くんもしっかりしてるし。極めれば強いし。大丈夫だとは思う。そう心配するもんじゃないと思うな」
折角だから三日月以外の刀にも挨拶してから帰りたいと申し出ましたが、あいにく大典太も前田もこの場にはまだ戻ってきていません。大包平は元々今回は顔を出してませんからね。
このまま自分の世界に変えることになりそうだと彼女は少ししょんぼりしましたが、気を取り直し打ち上げを精一杯楽しんで帰ろうと気持ちを切り替えたのでした。
三日月『……大典太の奴。今回のことで少しでも龍神殿と歩み寄れればいいのだが…。いや、問題は大典太の方ではなさそうか』
石丸「急にどうしたのだね?サクヤさんも大典太さんもいいコンビではないか!」
三日月『そうだな。だが…。なんだか嫌な予感がしてな』
石丸「『じじいの勘』か?」
三日月『外れればいいのだがな。今は…じじいの勘と言っておこうか』
どうやら三日月、サクヤと大典太にちょっと不安な感情を抱いている様子。なんだかんだ言って察しのいいこのじじい。勘が外れればいいと自分でも言っていますが…。彼女達の身に悪いことが降りかからないことを祈ります。
さて、そろそろサクヤ達の様子を見てみましょうか。
~アオイの島 城下町・下町 甘味屋~
チョロ松「―――ってことは、僕達以外はみんなこの島で起きたこと忘れてるってことですか?!」
サクヤ「そうなりますね。事態の混乱を抑える為にも、このことは内密にお願いしたいのですが…」
カラ松「言わない言わない!……おそ松のことも忘れてしまっているのか?」
大典太「……いや。あんた達がアオイの島に無断で来たことは覚えていると主の兄弟が言っていた。記憶が封じられているのは、あくまでも『邪神』が直接絡んでいる事象だけらしいな…」
前田「そんなに都合よく記憶を弄れるものなのですね…。不思議なものです」
十四松「ふしぎなものでんがな!パフェうんまー!」
チョロ松「呑気にパフェ食ってるお前もお前だよ十四松」
甘味屋で合流したサクヤ達。三つ子に『記憶を曇らせる魔法』について説明を受け、ここで待機してほしいと言われていました。人外染みた説明を受け一瞬だけ頭が混乱するも、とりあえず店から出なければなんの問題もないということで。
前田と一緒に特大のパフェを頬張る十四松を見守りながら、おそ松の今後のことについて話し合うのでした。
サクヤ「まずは。おそ松くんを無事に人間に戻せたようで良かったです」
チョロ松「本当大変だったよー…。何度くじけて心が折れそうになったか。…でも、兄さんも兄さんなりにとり憑いてる奴に抗ってたみたいだし。僕達だけじゃ絶対に助けることは無理でした」
大典太「……そうか。……役に立たんと思っていたが、役に立ってよかった」
カラ松「いやいや!大典太さんのお守りが無ければあの悪魔を完全に祓えませんでしたし!本当にありがとうございました!」
大典太「……礼を言われることをした覚えはない。結局はあんた達の選択が、兄弟を救ったんだ」
サクヤ「好意は素直に受け取っておくものですよ、大典太さん」
前田「今回の影のMVPですからね!」
大典太「…………」
あらら。まぁ今回は大典太も大手柄だったんですから。感謝の言葉は素直に受けとめておきましょう。現在、おそ松はお店の人に承諾を貰い、長椅子の席で眠らせています。どうやら精神的なダメージが相当強かったらしく、しばらくは目を覚まさないようで…。大きないびきをかいて今でも寝ています。
サクヤ「おそ松くんの今後のことなのですが…。一旦私に彼を預けてはいただけませんでしょうか」
カラ松「それは構わないが…。まだおそ松のことについて何かあるのか?」
サクヤ「健康視察と、精神や記憶に障害がないかを本部で検査してから様子を見たいと思っています。一時的にとはいえ、おそ松くんは人の身から一度堕ちています。その影響がないか、調べておきたいのです」
チョロ松「成程…。確かに完全とは言えないし、ここはサクヤさんに任せた方がいいかもね」
サクヤ「はい。ということで、大典太さん達はこれを」
大典太「………?」
おそ松に人外になったことの影響がないか調べる為、彼を連れてサクヤは本部に戻ると言い出しました。彼女の説明を受け、確かにそうだと3人もうんうんと頷きます。仮におそ松が目覚めて、悪魔になった影響が出ていたせいで3人が怪我をするようなことがあれば意味がありませんからね。
『戻る』という言葉に反応し、動こうとした大典太を遮るようにサクヤは懐から5枚のチケットを取り出しました。
サクヤ「この近くの『紅葉の湯』の温泉の券です。こちらのお店でお食事をしましたら店主の方からいただきまして」
十四松「えーっ?!おんせんー?!」
サクヤ「丁度5枚ありますので、5人で行ってきてください。その間に検査は済ませておきますので」
カラ松「えっ?!いや、それはありがたいが、オレ達だけで楽しんできていいのか…?!」
前田「そうですよ主君。大事な仕事を主君にだけ任せ僕達だけで楽しむなんて出来ません」
サクヤ「しかし…。この券、当日限りなのですよねぇ。本部に戻ると打ち上げの片付けやらなにやら手が回って当日中に行けなくなる可能性があります。であれば。行けるうちに行っておいた方がいいと思うのです」
チョロ松「それは確かに分かるけど!サクヤさん1人に仕事を押し付けるのもどうかと思うんですけど…。いや僕達に出来ること探してもない気もするから話に乗った方が良い気はするんだけど」
サクヤ「それに。大典太さんも前田くんも、3人と仲良くするチャンスだと思うのですよ」
大典太「……あんたなぁ」
カラ松「―――なるほどな!ならばこのナイス松ガイカラ松が優雅にソードボーイズを温泉へと導いてやろうではないか!」
前田「えーっと…?」
チョロ松「理解しなくていいよ。ただのイタイ言動なだけだから」
あらら。おそ松のことは自分に任せて5人で温泉に入ってこいとの通達。まぁ、確かに刀剣男士二振はともかく、三つ子は一緒に帰ってもおそ松の検査が戻るまで何もやることが無いですからね。ならばチケットを無駄にしない為にも温泉に行けと。成程。
それに、サクヤは三つ子と二振を交流させようと思っていたようで。刀と人間とはいえ、同性同士話せることもあるでしょうし。自分がいないことで出来る話もあると思ったのでしょう。
浮かない顔をして渋っている大典太をなんとか説得し、カラ松が代表してチケットを受け取りました。それと引き換えに寝ているおそ松をサクヤに託し、一同は会計後店の前に集合します。
チョロ松「その『記憶を曇らせる魔法』って…もう発動してしまったの?」
大典太「……城から感じる嫌な空気が完全に消えている。―――宝玉は破壊されたんだろう。『魔法』とやらの発動条件は『大和城の宝玉が破壊されること』だ。ならば、もう既に島の連中の記憶は曇っているはずだ…」
カラ松「つまり、オレ達が今出てもこの魔法の影響を受けることは…」
サクヤ「大丈夫です。発動時にこの店にいたのですから。影響は受けないはずです」
十四松「わーい!それなら安心して温泉に行けるね!」
大典太「……主。本当にあんただけでいいのか。俺は別に温泉に入らなくても…」
カラ松「それはオレが許さないぞ大典太さん!オレは大典太さんと積もる話があるんだ!」
チョロ松「折角の機会だし、僕も聞きたいことあったんだよね。だから一人だけ逃げるなんてことは許さないからね」
十四松「卍固め?!卍固めする?!」
前田「十四松殿はそんな凄い技が使えるのですか?!」
チョロ松「……多分大典太さんの方が身長も力も強いから今はやめた方がいいと思うよ十四松」
十四松「あい!」
サクヤ「逃がしてもらえそうにありませんね、大典太さん」
大典太「…………」
前田「折角の主君の計らいなのですし、無下にするのは主命に反すると思いますよ」
大典太「……わかったよ…」
十四松「わーいわーい!」
大典太はサクヤについて一緒に戻ると言いかけますが、三つ子の怒涛の説得と前田が三つ子側についてしまったことで折れざるを得ませんでした。しっかりと逃げ道も塞がれてしまいましたね。やれやれ。
その後も談笑を続けながら『紅葉の湯』まで3人と二振を送り届けたサクヤ。中に入っていく彼らを見送りながら、彼女はおそ松を担ぎ直し本部へと戻っていったのでした。
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