二次創作小説(新・総合)

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グッドナイトプリキュア!(完結)
日時: 2022/01/28 12:07
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)


【月が煌めく真夜中、少女たちは眠らない】

どうもメタルメイドウィンです、メイドウィン小説初のプリキュアに挑戦していこうかと思います

『注意』
原作プリキュアはあまり見てないので展開がそれっぽくはないかも?
たくっちスノーいるよ

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.50 )
日時: 2021/10/16 23:12
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ゆらぎ
「ティーの………涙?」

きつね
「そ、俺も同じの持ってるぞ、ほれ」スッ

まりあ
「ほ、本当ですわ………少し小さいけど同じ輝きをしていましてよ……」

ゆらぎ
「そ、そんなことがまさか………」

きつね
「どうして冥王がそれを持ってるのかは分からない、けどそいつは危険な石ころなんだ」

あかり
「危険ってどういうこと?」

きつね
「確かに、ティーの涙はとてつもないくらいの力を与えてくれる」

きつね
「全盛期の俺と同等の力が得られるわけだからな」

きつね
「だが代償として心は欲望に包まれるし、ティーの涙が破壊されたらそいつは深い絶望に囚われる」


きつね
「お前が持ってんのはそんな危険なぶつなんだよ」

ゆらぎ
「そ、そんなこと………というか、貴方は何故そこまで知っているのですか!?」


きつね
「…………おいおいね」




きつね
「今は、この事件の解決から目指すぞ」

きつね
「今回ばかりは俺も本気で動かないといけないからな…………」


ゆらぎ
「…………」



あかり
「私達もプリキュアになって原因を探ろう」

まりあ
「そうですわね」

いずる
「……………」

あかり
「いずるちゃん?」

いずる
「あ、ごめん……私も、行くから」



…………


きつね
「おいおいおいおい、普通有り得るか?一難去ってまた一難にも程があんだろ」

きつね
「…………そういえば、まだ『確認してなかった』事があったけど」




きつね
「…………やれやれ、流石に怪しいムーブし過ぎたかな」


キュアスプーク
「………」


きつね
「ゆらぎ、あんたの言いたいことは分かるよ、俺がいちばん怪しいのも分かる」


きつね
「だからあえてこう言うよ」



きつね
「俺はなんにも関係ない、冥界に何もしてないしヨフカスとはただの知人だし、真っ暗にもしてない」

キュアスプーク
「………」

きつね
「冷静に考えな、俺はずっとあかりの傍に居たんだ………これはアリバイとかじゃない」



きつね
「俺がアンタの思ってるほどの大悪党なら、あかりを野放しにせずぶち殺してたって言ってんだわ」


きつね
「言っとくが俺はそこらのプリキュアの悪役より残虐だぞ」


Re: グッドナイトプリキュア! ( No.51 )
日時: 2021/10/16 23:35
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

キュアスプーク
「なら、どうして貴方は………あかりに近付いたのですか?」

きつね
「そうね……それに関しては必然だった、俺はあいつがプリキュアになるって知ってたからな」

きつね
「でもそれ以外は本当に何もしていない」

キュアスプーク
「………信じられませんわ、貴方は……ヨフカスナイトクラブと同じに見える」

きつね
「ヨフカスは俺よりもっといい子だったよ、最も……信用出来ないのはこっちも同じだ」


きつね
「冥王さんの事はよく知らんが、こんなもんお前に渡そうとした時点でろくなもんじゃない」

キュアスプーク
「そんな……そんなことありません!!冥王様はとても………」

きつね
「………どうやらお互い、話で解決できるとは思ってないぽい?」

キュアスプーク
「……………」




きつね
「いいよ、相手になってやる………何をやっても死なない俺と、もう既に死んでいるお前……どこまでやってもキリはないんだ」

キュアスプーク
「………なるべくこんな争いはしたくありませんでしたが」

きつね
「あかりを悲しませたくは無かったんだがなぁ………」



きつね
「来い!!」


キュアスプーク
「プリキュア!!ゴーストソウル・シュート!!」


きつね
「ドクロ丸、抜刀!」


きつね
「ふんっ!!」ズバーーン!!



キュアスプーク
「………何が、自分はプリキュアには敵わない、ですか」

きつね
「事実だろ、こんなこと他のプリキュアにもヨフカスナイトクラブの全員にも出来る 」

きつね
「別に俺だけがイレギュラーってわけじゃねーんだよ」



キュアスプーク
「貴方は、本当に分からない!!あなたはんですか!?何のためにここに来たんですか!?」シュバッ

きつね
「何のために………そうだな、ヨフカスの件も含めて俺がここに来た理由は……」



きつね
「今現在進行中の話の流れを、ぶっ壊すためだよ」

キュアスプーク
「………言ってることがよく分かりません!!」

きつね
「分かんなくていいよ………もうめちゃくちゃなんだし」


きつね
「必殺」

きつね
「黒滑り横丁!!」ブォンっ!!

キュアスプーク
「ぐっ!!」ドゴッ

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.52 )
日時: 2021/10/17 08:15
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

スポンッ

キュアスプーク
「ぐっ………あの一撃で空まで飛ばされた……?」


きつね
「綺麗だよな、ここなら星空もくっきり見える」

きつね
「リアルワールドで空を見るとさ、アニメみたいにキラキラ星があるわけじゃないんだ、たいてい曇っとる」

きつね
「だから俺はアニメの景色の方が好きなんだ」

きつね
「まぁずっと夜空ばかり見てるのも嫌だけどな……ねぇ、『夜空ゆらぎ』」

キュアスプーク
「……………せめて、あの石を返していただけませんか!?」

きつね
「それ使ったら確実にあかりが悲しむからヤダ」

きつね
「言っとくが、それとこれが別なんて事は絶対にない」

きつね
「だってよ………この石ころ、ティーの涙は」


キュアスプーク
「プリキュア・ゴーストチョーカーホールド!!」


ブシャアアアッ!!

きつね
「俺の体の成分から出来ているからだ」


キュアスプーク
「え………?」

きつね
「この俺の黒い生物、液体の一つ一つ、これが固形化したものがティーの涙」

きつね
「厳密には俺から生まれた訳じゃないが………まあそれはいい」


きつね
「ほら、割ってみな……別に壊したからって効力がなくなるわけじゃない………ちょこっと黒いものが出てくるはずだ」

きつね
「やってみな」

キュアスプーク
「……………まさか、本当に…………そんなことが」




キュアスプーク
「あるわけ…………」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


キュアナイト
「まりあちゃん、いずるちゃん、そっちはどう?」

キュアマーリン
「ダメですわ………何も進展がありません」

キュアフォーサイト
「………こっちも」

キュアナイト
「何もわかんないよ………」

キュアフォーサイト
「………不気味」

キュアフォーサイト
「誰の仕業かも分からない、そもそも人為的かも分からない」

キュアフォーサイト
「………まるで、私達でも想像出来ないくらいのとんでもない存在がいるかのような……」

キュアフォーサイト
「まぁ黒山きつねも似たような感じなんだけど………」

キュアナイト
「このままずっと夜のままだったらどうしよう…………」

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.53 )
日時: 2021/10/17 08:53
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

キュアナイト
「今何時?」

キュアフォーサイト
「もうすぐ6時」

キュアナイト
「あともうちょっとしたら本当に暗くなるけど………」

キュアマーリン
「こんな状態じゃ調子狂いますわ………」

キュアフォーサイト
「というか空今どうなってるの?」

キュアナイト
「ちょっと太陽まで行ってみる?」

キュアマーリン
「むちゃくちゃ過ぎますわ!!」



「あかり!!」

キュアナイト
「あっ……ヨフカス!」

ヨフカス
「現世でもう何時間も夜のまま変わらないと聞いてな、かなり早いが俺だけ来てみた始末だ」

キュアフォーサイト
「この件ってヨフカスナイトクラブは………」

ヨフカス
「やらないし、そんなこと出来るわけないだろう」

ヨフカス
「俺たちは一応幽霊だ、神様じゃないんだぞ?」

キュアマーリン
「………黒山さんの言う通りみたいですわね」

キュアフォーサイト
「確かに、出来るなら普通にやってそうだし」

ヨフカス
「やるわけないだろ、夜更かしとは貴重な夜の自由時間を精一杯楽しむ行為だ、無理やり夜を増やすなど愚の骨頂」

ヨフカス
「それに朝日を見ないと健康に悪いからな」

キュアマーリン
「夜更かししてる時点で健康は阻害されてますわ!」

ヨフカス
「む、それもそうか」

キュアフォーサイト
「………」

キュアナイト
「私達は今原因を探ってるけど、何もわからなくて………」

ヨフカス
「よし、俺も手伝おう……最近は冥界でも暇だからな」

キュアフォーサイト
「暇って、冥界をネボーンでめちゃくちゃにしたから?」

ヨフカス
「ん?」

ヨフカス
「ネボーンが?冥界を?誰に聞いた?」

キュアナイト
「えーと、ゆらぎ姉ぇから、冥王に……」

ヨフカス
「なるほどそうか………」


ヨフカス
「冥界がめちゃくちゃに荒らされたのは事実だが、俺達は何もしていないぞ?」

キュアナイト
「え?」

ヨフカス
「と、ここで言っても信じてくれないだろうが………」

ヨフカス
「話の続きはこの騒動が元に戻ってからだ」

キュアマーリン
「しかし………まさか貴方が私達に協力なんて、敵同士なのに……?」

ヨフカス
「敵?お前たちは最高の遊び相手だ!」

END


Re: グッドナイトプリキュア! ( No.54 )
日時: 2021/10/17 15:34
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第11話】
「終わらない夜 Part2」

ヨフカス
「そういえばお前達、一人欠けてないか?」

キュアナイト
「ゆらぎ姉ぇだったら、ちょっと用事があるとかで」


きつね
「おーーーい、お前ら!」

キュアスプーク
「…………」

キュアナイト
「あっ、帰ってきた」

キュアマーリン
「………………なんであの人、普通の人間なのに当たり前のように空飛んでますの?」

ヨフカス
「あれ幽霊じゃないのか?生気を感じられないぞ」

キュアフォーサイト
「そんなの分かるの?」

ヨフカス
「ああ、仮にも幽霊だからな!現世の生きた人間と死人の違いは何となくわかる!」

ヨフカス
「お前たちは幽霊もどきだから、魂のみであっても生気は感じられるが………奴はそうでもない、そもそも生き物ではないかのようだ」

キュアマーリン
「い、生き物ですらないってどういう…………」


キュアスプーク
「……………」


ーーーーーーーーーーーーーーーー

キュアスプーク
「たあっ!」パキ


ダラッ………

キュアスプーク
「ひっ、やあ!?」

きつね
「ほらやっぱり出た、これ俺と同じ成分な」


きつね
「ふんっ」ズバッ

バシュウウウ




キュアスプーク
「…………貴方、一体……………」


…………


きつね
「ああ悪い、ゆらぎとちょっと喧嘩しててな………あれ、ヨフカス来てたの?」

キュアナイト
「………きつねちゃん、きつねちゃんはいつも色々隠してるよね」

きつね
「どうした急に?まぁ隠し事は多いけど」


キュアナイト
「ねぇ、きつねちゃんって………本当は生き物じゃないの?」

きつね
「…………」


キュアナイト
「本当は…………怪物さんなの?」


きつね
「違うよ」



きつね
「俺は怪物さんじゃない」


きつね
「まぁ………『これ』をここまで隠し通すことが出来たのは奇跡だ」スッ…………



キュアナイト
「…………えっ」

キュアマーリン
「そ、そんな…………あなた…………」


キュアナイト
「く、首が………外れ…………!?」


きつね
「俺は……………『マガイモノ』」


きつね
「本当の名前は………【たくっちスノー】だ」



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