二次創作小説(新・総合)
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- グッドナイトプリキュア!(完結)
- 日時: 2022/01/28 12:07
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【月が煌めく真夜中、少女たちは眠らない】
どうもメタルメイドウィンです、メイドウィン小説初のプリキュアに挑戦していこうかと思います
『注意』
原作プリキュアはあまり見てないので展開がそれっぽくはないかも?
たくっちスノーいるよ
- Re: グッドナイトプリキュア! ( No.65 )
- 日時: 2021/12/19 22:40
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
…………
ゆらぎは正座してまりあの話を聞いていた
ゆらぎ
「なるほど?貴方の親御さんが?」
まりあ
「この間帰った時、きつねさん……たくっちスノーという名前に聞き覚えがあってお父様に聞いてみたのですわ……」
ゆらぎ
「ちょ、ちょっと待ってください!どうして貴方のお父さんが彼の事を!?」
まりあ
「それは………その」
まりあは恐る恐るゆらぎに近付き、こっそり耳打ちして話す……
ゆらぎ
「あなたのお父さんがたくっちスノーの兄!!!?」
まりあ
「こ、声が大きいですわ!」
きつね
「なんだってぇ!!?」
あかり
「うわぁ」
その言葉の衝撃で聞き耳を立てていたきつねが扉を粉砕して飛び出し、あかりは勢いで転げる。
きつね
「ど、どういうこと!?予想外の方向から話が来たぞ!?」
まりあ
「落ち着いて下さいまし……今詳しく話しましょう。」
………
ゆらぎ
「つまり、貴女の父親………意大まりんさんは人間ではないと? 」
まりあ
「ええ、そんな事を今朝突然聞かされたもので……まだ理解出来てないですわ」
あかり
「きつねちゃんのお兄さん、そんな所にいたんだね」
きつね
「俺も正直びっくりしてる、発見されてない方の兄さんかもしれない」
まりあ
「そうでしたの……ということは、私とあなたは親戚みたいな……」
きつね
「いーよいーよ気を使わなくて」
まりあ
「それで、どうにか貴方を家に誘えないかと考えて……」
きつね
「そういうことね………」
きつね
「よし分かった、会うよお前の父親に」
まりあ
「えっ!?」
きつね
「どんな人か気になるんだ、まりあの父ってことは少なくとも悪人ではないだろうしな」
きつね
「ああ、だがひとつだけ条件がある」
まりあ
「はい……なんでしょうか?」
きつね
「お前の家泊まっていい?」
まりあ
「………え?」
きつね
「いや、実の所俺この世界でマトモな住居ないんだよね」
きつね
「そろそろホテル代も無くなっちゃいそうなんだよね………」
ゆらぎ
「あなた、どこで過ごしてるのかと思えば家無かったのですね……」
まりあ
「…………」
- Re: グッドナイトプリキュア! ( No.66 )
- 日時: 2021/12/19 23:22
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………そして、放課後
きつね
「待ってたよまりあ、さぁ……家行こう!」
まりあ
「その前に1つ確認よろしくて?」
まりあ
「……なんか、多くありません?」
きつねの傍にはあかり、ゆらぎ、いずるの姿もあった
まりあ
「……あえて深くは聞きませんが、何故あかりさんまでついてくるのです?」
あかり
「だって私もまりあちゃんのお父さん気になるよ!」
まりあ
「まぁ貴方は構いませんが……それより」
まりあ
「いずるさん、いつの間にここに……」
いずる
「興味があってついてきた、駄目だった?」
まりあ
「いえ、大丈夫ですけど……」
あかり
「ねぇねぇ!早く行こ!」
ゆらぎ
「ちょっと待って下さい……あの、本当によろしいのですか?私たちまで」
まりあ
「お父様には既にプリキュアの事も話していますわ……というよりはそれも知ってるような素振りをしてましたわね」
あかり
「きつねちゃんみたい!」
きつね
「それ褒めてんの?」
まりあ
「さぁ、着きましたわ」
まりあが立ち止まり、目線にある家は正に豪邸と呼べるものだった
あかり
「うわー大きい」
ゆらぎ
「立派なお宅ですわね」
きつね
「へぇー、すげぇな…あんま見かけねぇぞこんなの…いやプリキュアではわりとあるか……?」
まりあ
「ただいま帰りましたわ」
すると奥から1人の男性が現れた
「ああ、待っていたよ……まりあ」
その男性は、まりあに少し似ているが……まだ20代のように若々しく見えた
あかり
「この人がまりあさんのお父さん?」
「へぇ……私を尋ねてきたか、するとたくっちスノーは?」
きつね
「俺……ですけど、あの……貴方が……」
「まぁ立ち話もなんだ、遠慮なく上がってくれ、プリキュアの皆も」
あかり
「やったー!」
いずる
「いいの?」
「ああ、まりあの友達のようなものだからね」
……
快く上がったあかり達は、改めてまりあの父……まりんから話を聞く
まりん
「改めて、私は……たくっちスノーの兄の1人、意大まりんは仮の名前」
まりん
「正式には、『マーリン・ヴォーディクス』という名前だ」
- Re: グッドナイトプリキュア! ( No.67 )
- 日時: 2021/12/19 23:41
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
きつね
「えーと……兄さん、今はたくっちスノーとして聞くけど」
きつね
「この世界で何をしてるの?」
まりん
「君が思うほど大それたことはしていない」
まりん
「この世界に流れ着いて、私のことを受け入れるパートナーを見つけて、家族になった」
まりん
「それだけの事さ」
きつね
「………まりあはあなたの子なんです?」
まりん
「ああ、私はマガイモノという1種の怪物のような物だから不安とは思ったが、普通の人間として生まれてきてくれた」
まりん
「だから、不思議とこの世界で安心したんだろうな……私が、彼女の父親で居られる事に…………」
まりあ
「………………」
きつね
「その…ごめん、兄さん、貴方の大事な家族巻き込んで」
まりん
「気にする事はない、事情は今朝まりあから色々聞いている」
まりん
「この世界に大変なことが起きようとしているなら、この世界に長く居着いている者として力になろう」
まりあ
「お父様……」
ゆらぎ
「…………」
まりん
「えっと……あかりさんにいずるさん、後……ゆらぎさんだったかな?」
あかり
「えっ、ゆらぎ姉ぇ見えるの!?」
まりん
「私や彼の中じゃ、幽霊を見れることなんて大したことないよ」
ゆらぎ
「あ……それでしたらその、私も……」
ゆらぎ
「その、今まできつねさんを見てきてマガイモノは恐ろしい化け物のように思ってましたが、貴方のような普通の人間と何ら変わらない人でしたのね……」
きつね
「……ゆらぎ、今まで俺のことそんな風に思ってたのか」
ゆらぎ
「あ、いえ、本気でそういうわけでは……」
まりん
「ははは、たくっちスノーはマガイモノとしても普通じゃないような物だからね」
きつね
「ちょっ、兄さんまで!!」
ハハハハ
きつね
「それで………あのー……兄さんには申し訳ないんだけど、俺ちょっと目的があってこの世界いて……」
きつね
「1部屋……しばらくの間だけ貸してくれないかな?」
まりん
「ふむ」
きつね
「いやほんと!来て早々こんな事頼むのも悪いとは思ってるよ!けど」
まりん
「ああ、分かった」
まりん
「ようやく会えた私の弟だ、遠慮なく泊まってくといい」
- Re: グッドナイトプリキュア! ( No.68 )
- 日時: 2021/12/20 21:04
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………
そして、たくっちスノー/黒山きつねは今晩からまりあの家で過ごせるようになったのだが………
まりあ
「お父様………広いからって私の部屋にしなくてもよかったのに。」
きつね
「まぁまぁ、邪魔とかはしないからさ。」
まりあ
「その、貴方……食事とかはお父様と同じでいいですの?」
きつね
「うん、本当は飯とか食わなかったり寝なくても生きていけるけどな」
きつね
「お前がショートスリーパーなのもそれが理由なのかもね。」
まりあ
「なら何故家探しなんて……」
きつね
「寝なくてもいい、飯も要らない、でも寒いのは嫌なの!雨を凌ぎたいの!」
きつね
「………まぁ、まりあと同じ部屋は想定外だったけど。」
きつね
「でもさ、よかった………」
きつね
「俺の兄弟達ってさ、なんつーかろくな奴もいないから。」
きつね
「こうして真っ当に暮らしてるだけでも万々歳だ。」
きつね
「まりあ……俺さ、家族ってのにちょっと憧れみたいなのはあるんだ。」
きつね
「あんないいお父さん持ててさ……」
まりあ
「……え?」
まりあ
「あの、ちょっと聞きますが……父親は?」
きつね
「兄さんから聞いたことはある?」
まりあ
「え、ええ……お父様はあまり答えようとはしませんでしたが」
きつね
「じゃあそれが答えだよ、それくらいの奴だった」
きつね
「いいなぁ、あんな風に愛されてぇなぁ……」
まりあ
「……」
きつねが空を見て黄昏てると、扉を開けてまりんが顔を出してくる
まりん
「たくっちスノー、ちょっといいかな?」
きつね
「ん、ああ………まりあも早く寝とけよ?ヨフカス達が居ない時はしっかり寝とかないとな」
まりあ
「ええ、おやすみなさい」
きつね
「ああ、おやすみ」
………
まりんは部屋に戻り、たくっちスノーに黒い宝石で出来たライトを渡す
きつね
「こ、これ………グッドトーカー!?いや違う、ちょっと形が……」
まりん
「まりあから聞いた話を元にティーの涙を借りて作ってみたんだ」
まりん
「これを使えば恐らく君も………」
きつね
「…………え?マジ?いいの?」
まりん
「顔を見れば分かるよ、君もまりあ達の力になりたいことなんて。」
まりん
「娘と、その友達を頼むよ。」
END
- Re: グッドナイトプリキュア! ( No.69 )
- 日時: 2022/01/28 10:50
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
『第14話』
「俺が変身!!キュアキュウビの顕現!」
たくっちスノーがまりあの家に泊まり込むようになってから数日。
まりんの作ってくれたアイテムに更に加工と改造を重ね、ついに完成させた!
あかり
「えっ!?きつねちゃんもプリキュアになれるようになったの!?」
きつね
「ああ!名付けてゴーストブリーダー!ティーの涙を上手くやってくれたんだ!」
まりあ
「そういえばお父様は宝石アクセサリーを趣味で作ってらしたわね……」
ゆらぎ
「冥王様から譲り受けた物がこうなるとは……」
きつね
「って事で!これで俺もあかり達と一緒にヨフカスナイトクラブと相手できるわけだ」
あかり
「う~ん……でも危なくなったらすぐ逃げるんだよ?」
きつね
「心配無用だ!俺は最強無敵!戦歴だったらお前達よりよっっっっぽど上だ!」
ゆらぎ
「では、今回は私もサポートいたします」
あかり
「うん!頼りにしてるよ!」
きつね
「おう!」
………
だが、これで済むはずはなかった
きつね
(………とは言ったものなぁ、変身するとつまりあの女の子っぽい格好になるわけだろ?)
きつね
(いや恥ずかしいとかじゃないけど、俺まだ慣れてないんだよなー、人格上は男って感じだし……)
きつね
「……よし!」
きつねは1人、屋上に出て鍵を閉める
きつね
「やっぱ、ぶっつけ本番よりはしっかり練習とか確認しておいた方がいいよな」
きつね
「いくぜ…………」
きゅぴる〜ん☆
きつね
「………………これこんな音出るんだ、まあいいや行くぞ!!」
きつね
「ゴーストブリーダー!ファントムーブ!」
きつねは即興で考えた変身セリフを言いながらゴーストブリーダーを開く。すると、きつねの体が光り輝き、服装が変わる
「えーと、よし!見た目は成功!」
キュアキュウビ
「時より舞い降りた空の使者!キュアキュウビ!」
キュアキュウビ
「………っと、へー、なるほど」
キュアキュウビ
「これがプリキュアになった俺か……」
きつね……いや、キュアキュウビは変身した自分を確認するため置き鏡を見る
キュアキュウビ
「へー、ふーん……」
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