二次創作小説(新・総合)

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グッドナイトプリキュア!(完結)
日時: 2022/01/28 12:07
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)


【月が煌めく真夜中、少女たちは眠らない】

どうもメタルメイドウィンです、メイドウィン小説初のプリキュアに挑戦していこうかと思います

『注意』
原作プリキュアはあまり見てないので展開がそれっぽくはないかも?
たくっちスノーいるよ

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.5 )
日時: 2021/10/03 21:02
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ゆらぎ
「そうだ、これを使って………」

きつね
「え、何?」

ゆらぎ
「グッドトーカー!レッツ……ゴースト!!」

パァァァァ!!


「彷徨う魂の繋ぎ手!キュアスプーク!!」


キュアスプーク
「…………よし!説明書読んでおいてよかった!」

きつね
「な、なにィ!?」

キュアスプーク
「貴方も早くお家に帰るのですよ、待ちなさいヨフカス!!」



きつね
「ま、マジか………あれってプリキュアって奴だよな……?」


「きつねちゃん?」

あかり
「こんな所で何してるの?」

きつね
「………あかり!」

あかり
「一緒に広場行こうよ」

きつね
「くっ………俺の技の1つ!!」

きつね
「ブラック洗顔!!」バシャ

あかり
「あぶっ!?………あれ?私………」

きつね
「あのヨフカスって野郎、変な術かけてやがったな………ほら、さっさと寝ちまいな」

あかり
「それが全然寝れなくて」

きつね
「ブラック洗顔」

あかり
「やめて余計に寝れなくなる」バシャ

きつね
「ちっ、仕方ない………一緒に散歩でもするか」

あかり
「うん」

………

キュアスプーク
「待ちなさい!」

ヨフカス
「なんだその姿!?参加したいなら言えばよかったのに」

キュアスプーク
「違う、これは!」


きつね
「なぁ、もしかしてお前の姉ちゃんってあれ?」

あかり
「ゆ、ゆらぎ姉ぇ!!?」

キュアスプーク
「あかり!?どうして連れてきたの!?」

ヨフカス
「ん?ああ!来てくれたな!」

あかり
「………その足、姉ぇと一緒に居るのって……お化け?」

ヨフカス
「その通り、可愛く言うとお化けだ!君も俺達と一緒に遊ぶために来たんだろう?」

あかり
「遊ぶ?なんで?」

ヨフカス
「俺の事が見えるなら自己紹介しておこう、俺の名前はヨフカス! 」

ヨフカス
「晩から朝まで遊んで、好きなように楽しみまくる『ヨフカスナイトクラブ』のリーダーをしている!」

あかり
「ヨフカスって………じゃ、ココ最近の夜更かしって!」

ヨフカス
「俺やクラブの仲間と遊んでいたからさ、直接会話出来たのは君が初めてだけどね」

キュアスプーク
「ダメですあかり!家に戻って眠るの!」

ヨフカス
「構うものか!10時に開催、3時に解散だ!その時に眠ってしまえばいい!」

きつね
「短ぇ!」

あかり
「…………お化けさん、悪いけど……遊ぶ事は好きだけど、一緒に遊ぶことは出来ないの」

ヨフカス
「どうして?」

あかり
「お化けだから、貴方は寝なくてもいいけど………私達は、人間は夜ぐっすりと寝ないといけないから!」

あかり
「姉ぇは言ってたの!毎日元気に、毎日楽しく、毎日幸せに生きる!その為には寝ることが必要だって!」

あかり
「皆がぐっすり寝るのを邪魔するのは………いけないと思うから!!」

ヨフカス
「…………」

キュアスプーク
「あかり………」

きつね
「……ふふ、あかり!!」

きつね
「こいつ使ってみな!」キラッ

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.6 )
日時: 2021/10/03 21:28
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

キュアスプーク
「あっ……グッドトーカー!?いつの間に!?」

きつね
「隠れてる時に1本拝借させてもらった」

キュアスプーク
「待ちなさい!それは冥界の道具………生きている人間が使ったらどうなるか分からないんですよ!?」

きつね
「えっとな、これを掲げてグッドトーカー!レッツゴースト!と叫べ」

あかり
「こう?」

キュアスプーク
「待ちなさい!」

ヨフカス
「ん?」


あかり
「グッドトーカー!レッツゴースト!!」


パァァァァ!!

キュアスプーク
「嘘でしょ………」

「輝く月光の導き手!キュアナイト!!」


キュアナイト
「……って、何これ!?私まで姿が変わって………」

あかり
「」

キュアナイト
「私が2人に!?」

ヨフカス
「なるほど、冥界の魂のみが分離して姿を変えたか………面白い技術だ!」


ヨフカス
「今日はずっと君と一緒に遊びたいと思ってたところだ!さぁ楽しもう!夜が明けるまで……太陽が見えるまで!!」

きつね
「よし、戦えキュアナイト!」

キュアナイト
「えっ、戦えと言われてもどうすれば!?」

ヨフカス
「余興は用意してある、来いっ!ネボーン!!」

ネボーン
「ネボーーンっ!!」

キュアナイト
「あ!うーーん、この際やってやるーー!!」

キュアスプーク
「あかり、ここは私が………」

ネボーン
「ネボーーン!」ブンッ!!

キュアナイト
「おっと!体が軽い!」

きつね
「そりゃ体そこに落ちてるからな(冷静)」

キュアナイト
「私もぐっすり寝たいから、一気に決めるよ!」

キュアナイト
「せーのっ!!」ピョンッ!!

ヨフカス
「おお!!」


キュアナイト
「おりゃーーーー!!!」ギーーン

ズバーン

ネボーン
「ネボーーーーン!!?」ドカーン


キュアナイト
「………よし!」

ヨフカス
「……っフフ!はははは!!魅せてくれるじゃないかあかり……いや、キュアナイト!」

ヨフカス
「俺はたっぷり満足した………今日は帰るとするか!」


ヨフカス
「楽しかったぞ、プリキュア……さらばだ!」バサッ


キュアナイト
「あっ………」


キュアスプーク
「あ、あかり………」


キュアナイト
「………姉ぇ」

キュアナイト
「本当に姉ぇなんだね!!?会いたかった!!!」

END





Re: グッドナイトプリキュア! ( No.7 )
日時: 2021/10/03 22:00
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

『第2話』
「あっちこっち!プリキュアってなんだろな


「なんと!ネボーンが倒されて無理矢理冥界に送り返されたと!?」

「冥界の奴らも随分勝手な振る舞いするねぇ」

ヨフカス
「まぁ良いでは無いか皆、中々面白い見世物だったぞ」

「でもなバディよ、そいつの言い分確かなら俺達の邪魔をするんじゃないのか」

ヨフカス
「その時はその時だ、夜更かしを楽しんでナンボ!我らヨフカスナイトクラブは楽しければそれでいいのだ!」

ヨフカス
「どうだ?お前も見てみないか?爺や」

「ホッホッホ………このヤショッキン、本日は最高の夜更かし料理を作ってみせましょう」

ヨフカス
「期待しているぞ」



ーーーーーーーーーーーーーーーー

その翌日………

あかり
「ただいまー!」

ゆらぎ
「おかえり、あかり」

きつね
「…………失礼しますわ」

ゆらぎ
「あら」

……

あかり
「あっ、紹介するね……転校生で、隣の席の黒山きつねちゃん!」

きつね
「あ、ああ……昨晩ぶり」

ゆらぎ
「………」

きつね
「………あかり、知らないことはなんでも聞いていい、だったね?」

あかり
「うん、何?」

きつね
「その………アレだ、あかりは……見えるの?幽霊」

あかり
「………そうみたい」

きつね
「みたいって……」

ゆらぎ
「でも現に、あかりは幽霊の私やヨフカスが見えていたわけだから………」

あかり
「ねぇ姉ぇ、昨日のアレはなんだったの?」

あかり
「ココ最近夜更かしが酷いのはあの人のせいっぽいけど………」

ゆらぎ
「………貴方を巻き込んだ以上、話すしかなさそうね」

きつね
「…………私も聞くよ、ヨフカスの事は私も捕まえに来たようなものだからね」

ゆらぎ
「………その前に、冥界について説明するね」

あかり
「冥界って………」

ゆらぎ
「……死んだ後に必ず通る世界よ」

あかり
「えっ、天国じゃないの?」

ゆらぎ
「いきなり天国に行けるわけじゃないみたい、それまでに私達は冥界で過ごすの……その時の姿がこれね」

あかり
「へぇー、ゆらぎ姉ぇは冥界で何してるの?」

ゆらぎ
「ここと余り変わらないわ、仕事して寝る、それだけです」



Re: グッドナイトプリキュア! ( No.8 )
日時: 2021/10/03 22:27
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ゆらぎ
「冥界は冥王様がいて、私達1人1人の情報をまとめあげてるの、天国行きに相応しいか判断するために」

きつね
「まるで伝承の閻魔大王ね……」

ゆらぎ
「………幽霊もしっかり寝る、それが冥王様のお達し」

ゆらぎ
「なのに………最近は寝ることを放棄して夜中から朝まで騒ぎ立てる幽霊の集まりができたの」

ゆらぎ
「それがあの……ヨフカスナイトクラブ、あかりが昨日会った彼はクラブのリーダー、ヨフカスよ」

きつね
「お前、ヨフカスに話しかけられた時おかしくなってたぞ?」

あかり
「そうだったんだ」

ゆらぎ
「幽霊の言葉は現世の人間を自由に動かせる暗示みたいなものでね……彼はそれを使いこなしてるみたい」

きつね
「それで暇潰しに誰か見かけては夜中連れ出して夜中騒いでるわけね」

ゆらぎ
「私はそれを止める為に、冥王様からグッドトーカーを託されてここに来たの!」

ゆらぎ
「でも、まさかそれを……生きている人間の、それも妹に使われるなんて思わなかった」

きつね
「ああするしかないっておもったんだ、許して」

あかり
「うーーん、つまり深夜にお化けが騒いでいるのを止めに来たってこと?」

ゆらぎ
「そうね、現世の人間に悪影響だし………寝ないことは冥界では重罪だから」

きつね
「死者にも罪って概念あるんだ」

ゆらぎ
「あります」

きつね
「ふーーん、死んで罪を償うってのは迷信かぁ………」


あかり
「………ねぇねぇ姉ぇ!冥界って他に何があるの?仕事以外で!」

ゆらぎ
「えっ!?仕事以外!?えーーーーーーと………冥王様の言葉を朝礼みたいに聞いたりとか、日向ぼっこしたりとか、 夢日記書いたりとか………」


きつね
「あのー、ゆらぎさん寝てばっかっすね」

あかり
「ゆらぎ姉暇さえあれば寝てるから」

ゆらぎ
「だって寝る時が1番落ち着くんですもの!」

きつね
「へぇー………」

あかり
「あっ、でもね!姉ぇは滅茶苦茶頼りになって、滅茶苦茶凄い人だったんだよ!」

きつね
「…………そんな人でも、簡単に死んじまうから俺は運命が嫌いだ」

あかり
「え?」

きつね
「なんでもないわ」



Re: グッドナイトプリキュア! ( No.9 )
日時: 2021/10/03 23:44
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

きつね
「グッドナイトクラブの面々ってどんな感じなの?」

ゆらぎ
「グッドナイトクラブのメンバーは数百人以上、その殆どが昨晩戦ったような骨の怪物になっているの」

ゆらぎ
「入会条件は『1度でも寝坊したことある人間』だから簡単に入れてしまうの」


ゆらぎ
「その上の幹部格……ヨフカスは『ファミリー』と呼んでいるわ」

ゆらぎ
「夜食などといって、余計な食事を取らせるヤショッキン」

ゆらぎ
「真夜中に音楽を鳴り響かせて踊る、激しく騒がしいディスコ 」

ゆらぎ
「眠らずゲーム三昧、徹夜は当たり前のチュウゲイマン 」

ゆらぎ
「この3人のさらに上が、ヨフカスね」

あかり
「…………大体のことは分かったかも」

きつね
「で、貴方達プリキュアがそれを止められるものってわけね」

きつね
「あかりは魂だけ抜き出て変身するから、傍から見れば雑魚寝してるようにしか見えないし 」

あかり
「そこら辺何とかならないかなー」

きつね
「体は寝てる扱いなのよね?ベッドの上で変身してあとから向かえば……」

ゆらぎ
「とは言ってもヨフカスは気まぐれ、誰を選んでどこで何をするのか分からないの」

きつね
「………そこら辺は私に任せとけな」

あかり
「えっ、きつねちゃん分かるの!?」

きつね
「これでも私、そういうのの専門なんで」

ゆらぎ
「……貴方、私たちのことも見えるし一体何者なの?」

きつね
「まだ明かすことは出来ない、でも味方であることは確か」

きつね
「プリキュア以外の前では私は普通の女子中学生、それが黒山きつねなんだから」


あかり
「…………」

きつね
「何その目」

あかり
「………きつねちゃん、全然普通じゃないよ」


きつね
「…………マジで!!?」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

あかり
「でも私たち2人だけで大丈夫かな………」

ゆらぎ
「大丈夫です、グッドトーカーはまだあと2本ありますから」

きつね
「2本と言ってもさ、そっちで候補を派遣とかしてくれるわけ?」

ゆらぎ
「そう思って冥王様に聞いたのですが、もう少しかかりそうって………」

きつね
「おいおい………」




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