二次創作小説(新・総合)

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グッドナイトプリキュア!(完結)
日時: 2022/01/28 12:07
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)


【月が煌めく真夜中、少女たちは眠らない】

どうもメタルメイドウィンです、メイドウィン小説初のプリキュアに挑戦していこうかと思います

『注意』
原作プリキュアはあまり見てないので展開がそれっぽくはないかも?
たくっちスノーいるよ

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.80 )
日時: 2022/01/28 11:20
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

きつね
「それにしても………なんたって急に蚊が大量に現れたんだ?」

きつね
「季節的にはそろそろ居てもおかしくはないが、あまりにも多くないか?」

あかり
「うーーーー」

まりあ
「蚊取り線香を持ってない家がこんなに?」

いずる
「いや、ウチは線香炊いてたけど効いてるようには見てなかったような」

きつね
「なんだそれ?」

いずる
「まさかまた時空犯罪者?」

きつね
「いくら時空犯罪者でも蚊を放つほどの暇人は…………いるかもしれねぇわ」



「うううううーーー」

きつね
「あ、その声はゆらぎ!おい聞いてくれゆらぎ、今面倒なことになって」

きつね
「ええええええええーーーー!!!?」


ゆらぎ
「あっ……ああ……かゆい、かゆい」

きつね
「おかしいだろ!!」


…………

きつね
「蚊に刺されるロボットはあれど!!蚊に刺される幽霊なんて聞いたことねーよ!!」

あかり
「ゆらぎ姉ぇも蚊に刺されたの?」

ゆらぎ
「冥界の蚊に刺されました………」

いずる
「冥界にも蚊居るんだ」

ゆらぎ
「当然です、死んだ者が一時的に移住するのが冥界です」

ゆらぎ
「何も人間に限らず犬も牛も鳥も、蚊だって死んでしまえば冥界にたどり着くのです」

きつね
(………そういえば俺昨日いっぱい斬っちゃったな )

まりあ
「それで………どうしてここに?」

ゆらぎ
「実は昨晩冥界の蚊が何匹か人間界に降り立ったと聞いて……徹夜で捕まえていたのですが全然足りなくて……」

きつね
「なるほどねぇ………」

ゆらぎ
「ですが決まりました………これは間違いなく……」

いずる
「ヨフカスナイトクラブの仕業と決めつけるのはまだ早計じゃない?」

ゆらぎ
「ですが………」

あかり
「確かにそうだよ………」

あかり
「今までヨフカスナイトクラブは、ただ夜更かしを楽しみたいだけで、遊ぶことに夢中になってる集団だけど……」

あかり
「今まで寝ることを邪魔するような事はしなかったはずだよ」

きつね
「そうだな、痒かったら夜更かしどころじゃねーし」

ゆらぎ
「なら一体……?」

まりあ
「それよりも今は、冥界の蚊の対策をしておきましょう」

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.81 )
日時: 2022/01/28 11:23
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

まりあ
「人間界の市販の蚊取り線香では対処出来ないことは分かってますが……」

きつね
「冥界にも蚊取り線香とかないわけ?」

ゆらぎ
「人間界の道具はそんなになくて……せいぜい仕事するための道具と料理くらいで。」

きつね
「おっそろしくつまんねー所だな………ヨフカスの気持ちが何となくわかってきそうだ。」

ゆらぎ
「ちょっと?」

きつね
「冗談だよ………それよりはさ、冥界って蚊はどうしてるわけ?」

ゆらぎ
「実は今まで冥界の蚊が刺してきた事例が無くて……」

あかり
「冥王様に頼むのは?」

ゆらぎ
「徹夜で蚊を回収した後……何故か姿がなくて。」

いずる
「冥王も刺されまくって焦ってるんじゃないの?」

きつね
「蚊に刺される支配者とか洒落にもなんねーからな。」

あかり
「というかこの痒さなんとかならないの!?」むずむず

きつね
「そこら辺は後でいい薬用意してやるから我慢しろ。」

あかり
「う、うん………」

いずる
「どうするのこれ………今晩ヨフカスナイトクラブ来るんだけど。」

きつね
「ゆらぎがこんなんじゃ、多分幽霊になっても痒いままだろうしな。」

あかり
「きつねちゃん今晩お願いしていい?」

きつね
「無理だよそんなの、俺は今日ずっとお前らの痒み止めの薬と冥界の蚊対策を考えなきゃならん、戦闘になんかいける状況かよ」

あかり
「えー!?」

きつね
「まぁ薬の方は頑張って夜までには用意してやるから、それまで我慢な!」

…………

そして、その日の夜………


まりあ
「…………」むずむずむず


バーン!

きつね
「悪い!時間かかっちまった!」

まりあ
「遅いですわ!もうヨフカス達来ていますわよ!」

きつね
「悪い!あかり達に薬渡してくるから、塗ったらすぐ向かってくれ!」

まりあ
「分かりましたわ!」

…………
まりあはきつねの用意した塗り薬を使った後にプリキュアに変身し、ヨフカスナイトクラブの所へと向かう


キュアマーリン
「う………痒みが納まったのはいいですが、この匂い……消毒液と梅を混ぜたような鼻が詰まる感じは………」


キュアマーリン
「来ましたわよ、ヨフカスナイトクラブ!!」

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.82 )
日時: 2022/01/28 11:25
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ヨフカス
「はーーっはっはっは!!待っていたぞプリキュア!!」

キュアマーリン
「…………あら?今日は貴方1人だけ?人間もそんなに居ないし………」

ヨフカス
「ああ!こっちにも事情があってな……」



ヨフカス
「なんと、冥界に住んでいる蚊に刺されたのだ!!」

ヨフカス
「そのせいで皆ハウスに篭ってしまった!俺も少し刺されて割と痒い!!」

ヨフカス
「しかも人間たちも割と刺されているんだ、そのせいで人もこんなに少ない!」

ヨフカス
「今日は盛り上がりに欠けるが、蚊が相手ではどうしようもない!」

キュアマーリン
「………ああ、そちらも刺されてましたのね。」

ヨフカス
「というとそちらもか?」


キュアフォーサイト
「ほら、私の言う通りだった。」

キュアマーリンとヨフカスが話してる間に、プリキュア達が合流していた。


キュアナイト
「ヨフカスの仕業じゃなかったね。」

キュアキュウビ
「つーかそれって野に放てる物なの?」

キュアスプーク
「私に聞かれても………」

ヨフカス
「なるほど事情は察した、互いに被害を被ったようだな。」

キュアマーリン
「そんなところですわ……それできつねさん、冥界の蚊を追い払う手段は見つかりましたの?」

キュアキュウビ
「ああばっちりだ!準備するからちょっと待ってろ。」


……………

そしてキュアキュウビは大きな箱と、人数分の軍手のようなものを用意する

キュアキュウビ
「霊的な動物や虫なんかが触れるようになり、防護面もバッチリな特別な軍手だ!」

キュアフォーサイト
「…………で、これでどうしろと?」

キュアキュウビ
「どうしろってお前、最終的に死んでるものを殺しようがないから捕まえるしかないって結論が出たんだよ」

キュアナイト
「なんで手掴みなの!?」

キュアキュウビ
「網じゃ入んなかったんだよ!我慢してくれ!」

ヨフカス
「1種のゲームみたいで面白そうだな!」スポッ

キュアスプーク
「何当たり前のように軍手つけて参加しようとしてますの?」

ヨフカス
「お前達もあの蚊が活動していたら夜眠れないだろう?」

キュアスプーク
「それは………そうですが………」

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.83 )
日時: 2022/01/28 11:28
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

キュアナイト
「まず蚊が見つかるのかな………凄くちっちゃいよね?」

キュアキュウビ
「なぁに今日はやけに多いから肉眼でも見られる。」

ヨフカス
「本当だ結構飛んでるぞ。」

キュアフォーサイト
「………で?これを全部私たちで手づかみしろと?」

キュアキュウビ
「これでもここ来るまでに数十匹捕まえてきたんだからな………ほら行くぞ!!」

………
そしてプリキュア達は一晩中蚊と戦っていた。

キュアキュウビ「多い!!多いんだよ!!何匹死んでんじゃ!!」

キュアキュウビ
「もう百は超えてるぞ!!」

キュアスプーク
「プリキュアにまでなってやることが蚊を捕まえるのも変な話ですが………」

キュアナイト
「でも私たちが頑張らないと、皆が大変な目にあっちゃうから!」

キュアフォーサイト
「もっと手っ取り早い奴作れなかったの?」

キュアキュウビ
「仕方ないだろ蚊の幽霊なんて前代未聞なんだから」


…………


そしてちょうど夜が開ける頃………箱に蚊がびっしり入って、全てを捕まえ終えた。


キュアキュウビ
「ま、こんだけ入れれば充分じゃないか?」

ヨフカス
「おお!太陽が登ってきたぞ!これはこれで最高の夜更かしだった!」

キュアフォーサイト
「うわ……そっか、今回私ら夜更かししたことになるのか、うわ……」

キュアナイト
「で、でも今日は皆の為になることをしたわけだから、ね!」

キュアキュウビ
「そうそう、結果オーライ結果オーライ!」

ヨフカス
「俺も薬塗りたくなってきたしそろそろ帰るか、楽しかったぞプリキュア!」

キュアスプーク
「あの人今日一体何しに来たんでしょうか………」

………


きつね
「蚊はとりあえずこの箱に入れといたから、こいつを冥界まで頼む………」

ゆらぎ
「はい、分かりました」

きつね
「しかし結局、なんで蚊は冥界から人間界に降り立ったんだろうな?」

ゆらぎ
「さあ………普通の霊は冥王様の許可がないと人間界には降りられないはずですが」

きつね
「ん?じゃあヨフカスは違うのか?」

ゆらぎ
「ええ、何故か………」

きつね
「ふぅん……?」

END

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.84 )
日時: 2022/01/28 11:30
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

『第17話』
「一緒に遊ぼ?ヨフカスの甘い恋」


ある晩の事………

きつね
「ん?あれはゆらぎじゃないか。」

きつねが外に出ていると、ゆらぎが空から何かを探しているのが見えた。

きつね
「おい、そんなこところでなにしてるんだー?」

ゆらぎ
「え……ああ、きつねさんでしたか」

きつね
「どうしたんだ?なにか捜し物か?」

ゆらぎ
「いえ、あの………あかりを見てませんか?」

きつね
「あかり?もう寝てるんじゃないのか?」

ゆらぎ
「いえ、あの子たまに寝ながら動くことがあるので……気が付いたら部屋に居なくて探してるところなのです」

きつね
「どんな癖だよ………分かった、俺も探してみるよ」


………
あかり
「うーーん………」

一方あかりは、寝ながら夜の街を歩いていた。

あかり
 「………Zzzz」

眠りながらなので足取りは悪く、フラフラとだが歩いていた。
そして原っぱのような所に付いた所、小石に引っかかって転び、目を覚ます

あかり
「ン!……あれ、ここどこ?」

あかりはようやく目を覚まし、自分が寝ながら勝手に動いて外に出ていたことに気付く

あかり
「またやっちゃったなぁ………ここどこだろう」

「ん?お前は………」

あかり
「あっ!」

あかりが目覚めたところのすぐ近くに、なんとヨフカスが居たのだ。しかし他のメンバーはおらず人もいないのでヨフカスナイトクラブは始まっていないようだ。

あかり
「ヨフカス………?」

ヨフカス
「あかり……何をしているんだ?」

あかり
「へへ………寝ながら動いてたらこんなところに来ちゃった。」

あかり
「ヨフカスはなんでここに?皆はどうしたの?」

ヨフカス
「ん?ああ、今日は人間たちと夜遊びする為に来たわけじゃない。」

あかり
「じゃあどうして?」

ヨフカス
「実の所俺にも分からない、ただ不思議とここに来たくなることがあるんだ。」

あかり
「変わってるねー」

ヨフカス
「ああそうだ!折角ここまで来たんだ、一緒に遊んでいかないか?」

あかり
「え!?いや、こんな所で遊ぼうと言われても………私家に帰らないといけないし……」

ヨフカス
「じゃあ、家まで案内するからそれまで話し相手になってくれないか?」


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