二次創作小説(新・総合)

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グッドナイトプリキュア!(完結)
日時: 2022/01/28 12:07
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)


【月が煌めく真夜中、少女たちは眠らない】

どうもメタルメイドウィンです、メイドウィン小説初のプリキュアに挑戦していこうかと思います

『注意』
原作プリキュアはあまり見てないので展開がそれっぽくはないかも?
たくっちスノーいるよ

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.85 )
日時: 2022/01/28 11:33
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

………
ヨフカスはあかりを導きながら、話し相手になろうとする

あかり
「貴方、私の家分かるの?」

ヨフカス
「ああ、1度行った家は覚えるようにしているからな。」

あかり
「じゃあ私の他にも色んな所知ってるってこと?」

ヨフカス
「その通りだ、いつでも遊びに行けるようにな。」

あかり
「へー………そうなんだ」

ふと、あかりは今しか聞けないと思いヨフカスに聞いた

あかり
「ねぇ、ヨフカスや皆って夜中以外は何してるの?」

ヨフカス
「朝や夕方か?色々だな……」

ヨフカス
「冥界だと仕事と寝る以外特にやることがないからな」

あかり
「仕事?仕事してるの?」

ヨフカス
「俺はしている、ヨフカスナイトクラブは………まぁしていない者の方が多いな。」

あかり
「するんだ………仕事って?」

ヨフカス
「転生予定の魂を運び、死者の扱いを決める資料を描き、転生の準備を……あ、これ人間に話すなと言われてた奴だ。」

ヨフカス
「まあいいか、どうせやろうがやるまいが何も変わらん。」


あかり
「………じゃあ、本当にこれを心から聞きたかったんだけど。」




あかり
「どうしてヨフカスは夜更かしして遊びたいの?」

あかり
「楽しく遊ぶなら、朝でもお昼でも夕方でもいいじゃないの?」

ヨフカス
「む………」


あかりに問われたヨフカスは立ち止まり、月を見上げて考え込んでしまう。

ヨフカス
「いや………出来ないな。」

ヨフカス
「確かに、普通なら朝や昼に遊ぶ方がいいかもしれない………けど。」

ヨフカス
「真夜中以外は………遊ぼうという気にならないんだ。」

ヨフカス
「これも生前の記憶という……う!?」

ヨフカスは突如頭を抱えて膝を着く。

あかり
「どうしたの!?」

ヨフカス
「なんだ………これは………!?」

ヨフカス
「俺の中に何が………!?」



と、このタイミングでゆらぎときつねが現れる

きつね
「見つけた………って、ヨフカス!?」

ゆらぎ
「これは一体!?」

あかり
「きつねちゃん!ゆらぎ姉ぇ!なんかよく分からないけどヨフカスが変なの!!」

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.86 )
日時: 2022/01/28 11:35
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

………ヨフカスを連れて。

きつね
「しかしなんでお前ヨフカスと一緒にいたんだ?」

あかり
「目が覚めたらそばに居たの、何となく1人で来たくなるって………」

きつね
「それってどこら辺だ?」

あかり
「えーと………」

あかりは近くにあったものを頼りにそれっぽい場所を伝えると、きつねは血相を変えて言う

きつね
「おまっ………そこ!!生前ヨフカスが生活していた家じゃねぇか!?」

あかり
「えっ!?でも家なんて無かったよ!?あきちになってた!」

きつね
「空き地に……!?家ごと無くなってたのか、道理で見つからねぇと思った………」

あかり
「それで、ヨフカスと一緒に家に帰ろうとして………色々聞いてみたら突然こうなって……」

あかり
「どうして夜更かしして遊びたいのって聞いたら……」


ヨフカス
「う………く………」

あかり
「あっ!!」

きつね
「おい、大丈夫かヨフカス!!」

ヨフカス
「ん………ここは……人間の家……」

ヨフカス
「あかり?」

あかり
「ここは私の家だよ、倒れたからここまで運んできたの。」

ヨフカス
「………俺を運んだのか?」

きつね
「ゆらぎが居てよかったな」

ヨフカス
「……ああ、すまない。」

ゆらぎ
「あかりから聞きましたが、今回は人々を巻き込んでないそうですね?」

ヨフカス
「ああ……そんな気分じゃない時もある……と、そんな事はいい。」

ヨフカス
「きつね………いや、たくっちスノーだったか。」

ヨフカス
「思い出した………俺が死ぬ前のことを、思い出したんだ。」

ゆらぎ
「え!?」

きつね
「何!?」

ヨフカス
「………そしたら、何故俺が夜更かしに拘るのかも分かってきた。」

あかり
「そうなの!?」

ヨフカス
「ああ、実は………」

きつね
「待て、ヨフカス。」

きつねは離そうとするヨフカスを静止する


きつね
「今日はもう遅い、あかりを寝かせてやりたいから明日来てくれ。」

きつね
「お前は好きにここに来れるんだろ?」

ヨフカス
「それもそうだな……また後日来よう。」

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.87 )
日時: 2022/01/28 11:38
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)


翌朝………

あかりの家にまりあときつねが上がり、窓からヨフカスが入ってきた

ヨフカス
「む、今日はプリキュア全員来ていたのか……そういえば、こうして変身前を見ることはそんなに無かったな。」

いずる
「………貴方1人?」

ヨフカス
「こんな時間に人間界に行くことなんて夜更かし候補を探す時なものでな………爺や達を撒いて向かうのは大変だったぞ。」

ゆらぎ
「それより、貴方の生前の記憶が戻ったって………」

きつね
「ていうかよ、なんでお前記憶を無くしてたの?」

ヨフカス
「爺や達ファミリーの皆が俺の記憶を取っていたらしい……けど悪く言わないでくれ、皆俺を思ってやってくれたんだ」

あかり
「どういうこと?」

ヨフカス
「……………俺は人間だった頃、生きていなかった。」

ヨフカス
「いや、生きているが生きていないのと同じだった。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ヨフカス
「俺はあの場所……昨晩あかりと会った所で生まれて育ち、そして死んだ。」

ヨフカス
「だが、俺の中に生活というものはなかった………あったものといえば、知恵のみ。」

ヨフカス
「親は典型的な学歴主義者で、寝ても醒めても勉強尽くし……学校塾を行ったり来たり………。」

ヨフカス
「実績は出せた、頭に入れていたから名前は覚えていないが凄いところに合格した、中学も高校も大学も………。」

ヨフカス
「だが……それ以外は一切規制され、食事を取り、風呂に入り、勉強し、寝る………それ以外は何も無かった俺は次第に虚無になった。」

ヨフカス
「そして年月と時刻すらも曖昧になった頃………俺は突然死していた。」

ヨフカス
「そこら辺は俺もよく分からない、本当に気がついたら冥界に居たんだ。」

ーーーーーーーーーーーーーーー

ヨフカス
「………と、冥界に来てからは爺や達と出会い、記憶を消されてヨフカスナイトクラブというものを作っていたわけだ。」

あかり
「………」

まりあ
「…………」

きつね
「…………おいヨフカス、分かってんの?これプリキュアだぞ?」

きつね
「そういうガチガチのアレな奴出されると、こう………反応に困るんだよ………」

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.88 )
日時: 2022/01/28 11:40
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ヨフカス
「何故俺が夜更かしをするようになったか………だが、実は俺にもちょっとだけ自由な時間があった。」

ヨフカス
「1度親に連れ出されて、豪華なレストランに行ったことがある………その時、俺に特別にデザートを用意してくれた料理人がいた。」

ヨフカス
「1度、遅く帰った時に女性に連れられて………下手くそなダンスを一緒に踊ったことがあった。」

ヨフカス
「1度、初めてパソコンを買って興味本位で遊んだネットゲームで……色々と教えてくれた奴がいた。」

ゆらぎ
「それがヤショッキン、ディスコ、チュウゲイマンですね?」

ヨフカス
「そうだ、爺や達は何らかの理由で俺より先に亡くなったらしい……」

ヨフカス
「俺の人生でたった3度の僅かな娯楽……」

ヨフカス
「爺や達は俺の為に深夜という自由な時間を与えてくれたんだ。」

まりあ
「そんなことがありましたのね………」

あかり
「でもそれで冥王様達に迷惑かけちゃダメじゃん!」

ヨフカス
「それについては今の俺は悪いと思っている、申し訳ない。」

ヨフカス
「ただ………記憶が戻った今でも遊びたいんだ、お前達人間と……」

あかり
「幽霊と遊べばいいんじゃないの?ヤショッキンさん達いるじゃん。」

ヨフカス
「………なんだ、知らないのか?」


ヨフカス
「冥界は人間らしい行いは禁じられているんだ。」

あかり
「え!?」

いずる
「………」


きつね
「抜刀」



きつねは即座に刀を抜き、ゆらぎに刃を向ける

あかり
「きつねちゃん!!」

きつね
「殺しやしねーよ、もう死んでるしな。」


きつね
「それよりこれはどういうことだゆらぎ、冥界にそんな事実があったことは………」

ゆらぎ
「ま、待ってください!!そんなこと私も知らなかったんです!!」

ゆらぎ
「そもそも霊は寝ることと仕事以外何も出来ないはずなんです!」

ヨフカス
「それに関しては事実だ、だからナイトクラブも人間界に出て行っているからな。」

きつね
「…………へー、そう。」


きつね
「でもこれで一気にきな臭くなった………ありがとな、あかり、ここまでやってくれて。」

あかり
「きつねちゃん?」

きつね
「なぁヨフカス………会わせてくれや。」


きつね
「冥王に!!!」

END

Re: グッドナイトプリキュア! ( No.89 )
日時: 2022/01/28 11:43
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【第18話】
「グッバイナイト!」

ヨフカスはきつねを引っ張って空の上へと向かっていく。

ゆらぎ
「ま、待ちなさい!!貴方本当に冥界に行く気ですか!?」

きつね
「ああ、前々から行きたいと思ってたしコイツとは話してぇ事が山ほどある!!」

ゆらぎ
「しかし………」

きつね
「忘れたのか!?俺は元々この世界にいる兄弟に会いに来たんだ!」

きつね
「そのついでで調べてくるだけだ!」

ヨフカス
「行くぞ、たくっちスノー」

きつね
「おう!」

そして2人は雲の中に入っていき、何も見えなくなった………

ゆらぎ
「…………」

いずる
「冥界、なんか変なことになってるみたいだね。」

まりあ
「私たちはどうすれば………」

あかり
「………」


あかり
「やっぱり私も追いかける!!」

ゆらぎ
「あかり!?」

あかり
「プリキュア!レッツゴースト!!」

ゆらぎ
「あかり!!?」


キュアナイト
「きつねちゃーん!!」

あかりは即座にプリキュアに変身して、見えなくなったきつねを追いかける

…………

ヨフカス
「しかし何故お前は、冥王を怪しいと思った?」

きつね
「ヨフカスには言ってなかったな?別世界の原理」

ヨフカス
「別世界………ああ、父から聞いた覚えがあるな、自分は別の世界から来たとか」

きつね
「ならお前の父親はやっぱり俺の兄貴だったんだな………」

きつね
「で、それとしてだ………別世界からこの世界を認識する方法が1つある、テレビだ」

ヨフカス
「テレビでどうやって俺やあかりを確認するんだ?」

きつね
「世界を越えられずとも別世界の記録はテレビアニメや漫画という形で認識出来る」

きつね
「………お、なんか冥界っぽいものが見えてきたけど?」

ヨフカス
「ああ、俺たちの住処はあそこじゃない…………そこを東に曲がってくれ」

きつね
「OK東ね!」グイッ

ヨフカス
「おい、そこは西だ!」


………


キュアナイト
「あっ、きつねちゃん見つけた!」

キュアナイト
「気づかれないように………そーーっと!!」


キュアナイトの方もきつねを見つけ、後へと進んで行った。


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