キミといた夏 作者/愛子


第22話 決意



私って本当に弱いな――――。

「ごめんね。直人」

私は手紙を書く事を決意した。

「どうしよう・・・。何て書けば」すずみは戸惑っていた。


 ☆次の日☆

「愛海。おはよう」

「あぁ。すずみ、おはよう」

「私、手紙で伝える事にした・・・」

「うん。そっか―――。すずみが決めた事だからいいんじゃない?」

「ありがとう。愛海」

引越しまで後1日―――。

 ☆その夜☆

「明日で学校とも終わりか・・・。何か、何か考えると涙出てくるよぉ」すずみの瞳から涙が流れ落ちた。

 ☆次の日☆

直人といつも帰っていた道とも、もう一緒に歩けない―――。

学校でも、直人と顔合わせるたびに涙が滲んでくる。

明日でお別れってそんなの―――。

寂しすぎるよ――― ・・・。