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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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特別編「強気ポケモンを求めて、レイとウルトラビーストの激闘!」パート1



 どこかの森の中なのだろうか。外は真っ暗闇の夜で雲一つない黒く染まった夜空に満月が血のように赤い。
 漆黒の暗闇に満ちた森林でヤミカラスとホーホーがけたたましく不気味に鳴いていた。
「・・・・・・・!」
 その中でレイは静かに立って精神を統一していた。近くにいたポケモン達はメガニウムとレアコイル、そしてゴルバットとユンゲラー、レイが激しい死闘を繰り広げていく内に手持ちのポケモン達も進化を遂げていたのだった。
「やれーーーーっ!!!」
 目を見開いてレイはポケモン達に指示を出した。
 メガニウムははっぱカッターを、レアコイルは10まんボルトを、ゴルバットはエアカッターを、ユンゲラーはサイコカッターを連射した。飛ばされた攻撃が次々と木を切り倒していき、奥にある一回りも大きな木に刺さった。
「くそ・・・!」
 歯ぎしりをして悔しがる。巨木を倒せるほどでもなかったことに苛立ちを覚えていた。
『君は強い、けれど何かが足りない』
『大切なものを知れば君は強くなれるはずだ』
 彼の脳裏をマツバの言葉が響いていた。それが聞こえて来るたびにレイの目を赤く充血させる。
「ふざけるなよ・・・、そんなもので強くなれる訳がない・・・!最強のポケモンこそが俺の全てだ・・・」
 レイの中でヒビキの姿が浮かんできた。
「手に入れてやる、最強のポケモンを!あいつで、俺の強さを証明してやる・・・!」
 闇夜の満月が更に毒々しい赤色に染まっていた・・・。


<しぜんこうえん>
 しぜんこうえんはのどかで平穏に満ちていた。人々の笑顔で賑わい幸福に包まれた穏やかな雰囲気だった。すると、上空から何かが浮かんできた。それは大きな空間の穴を開かせて何かを登場させた。こうえんの中央の草むらにおりたったもの、長い触角に胴長の細い体つきの真っ白いボディ、長髪のような頭の羽、女性を思わせるクールなフェイス。それは直立するとむすうのむしのさざめきを飛ばし始めた・・・。



続く・・・。

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