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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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第31話「ジョウトの明日を掛けた戦い、決戦、アクジキング!」パート2

ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、オオタチ(戦闘中)、オニドリル、ゴローニャ、メタモン、デンジュモク、ホウオウ


「オーダイル、オオタチ、れいとうパンチだ!」
「オー、ダイル!」
「オオタチ!」
 オーダイルとオオタチは拳に冷気を込めて拳を振るって大きな氷の弾を飛ばしたがアクジキングは口を開けて噛み砕いてしまった。そして粉々にした氷をふぶきに変えて口から放った。
「ピョーロロロオ!」
 ホウオウが前に出てねっぷうを飛ばしてふぶきを消した。
「あいつ、やっぱり強い・・・」
「オーダイル、オオタチをハイドロポンプで飛ばすんだ。
 ヒビキの指示でオーダイルはオオタチを両手に乗せると脇腹に構えてハイドロポンプを放ってオオタチを弾の様に発射した。
「タチーっ!」
 オオタチはハイドロポンプの勢いを活かして体をドリルの様に回転させてアクジキングと衝突したがアクジキングは両腕でガードしてしまった。弾かれるもオオタチはすぐにとっしんしてれいとうパンチを放った。
 バランスを崩すアクジキングだが腕を切り離してブーメランの様に飛ばして来た。オーダイルとオオタチがチョップをして叩き落としたが分身体が生まれてしまった。しかしホウオウがだいもんじを飛ばして掃討した。
「ストライク、行け!」
「ストライク!」
 ストライクは前進してアクジキングが体から生やした触手を切断していき、エックス字の衝撃波を飛ばして攻撃した。口を大きく開けるアクジキング、その口の中にある喉にエアカッターを放って喉を切り裂いた。
「ギュルアアアアオオオオオ!」
 口から青い血が溢れて地面にまき散らしていく。腕でモノレールを掴んで投げ飛ばして来た。
「わわ?!」
「やべえ、あんなの食らったらぺしゃんこだ!」
 危うしと思われたがホウオウがじんつうりきでモノレールを浮かせて地面に下ろした。
「サンキュー、ホウオウ!」
 しかしアクジキングは外灯を掴んで槍の様に投げ飛ばして来た。
「掴めオーダイル!」
「オーっ!」
 アクジキングの投げた外灯をキャッチしたオーダイルは超速級に投げ飛ばした。そこへホウオウが炎を飛ばして外灯に火を灯した。火矢の様に飛ぶ外灯はアクジキングの体を貫通した。後ろ側に大きな穴が開いたアクジキングだがまだ倒れない。体中に稲妻を纏うとスパーキングギガボルトを放って来た。
「うわああ?!」
 思わず身を構えるヒビキ達。
「うん?」
「な、何だ?」
 何も起こっていない事を確認する。
「ヒビキくん、あれ!」
「おわ、何だこいつ等!」
 目の前を見ると大きな壁が出来ていた。見るとレンガの様に四角い物が積まれていてよく見るとそれぞれの四角い形体に目玉が付いていた。
「・・・・・・・」
「お前!」
 それと同じくして隣に一人の少年が現れた。かつてヒビキと戦ったレイ、彼がここに頼もしい助っ人として現れたのだ。
「レイ、お前のポケモンだったのか!」
 尻持ちしているヒビキにレイは無言で手を差し出した。
「おいおい・・・」
「さっさと立て・・・!」
「そう言やあいいのに」
 レイの手を掴んで立ち上がる。
「ドラゴン使いの奴から聞いて来てみれば、何とも強そうな奴がいる・・・だが、今は潰しておいた方が良さそうだな・・・」
 狩る得物を決めた様な目でアクジキングを睨むレイ。三人の前でアクジキングはダメージを追いながらも咆哮を上げていた。アクジキングがりゅうのはどうを飛ばして来た。
「メガニウム!」
「メガ!」
 メガニウムが前に出てソーラービームを放ってりゅうのはどうを打ち消した。
「レイ、変形だ」
 レイが指示を出すと自分と同じ名を持つ四角形のポケモン、レイは壁状からアクジキングと同じ形状になった。そして本物のアクジキングへと向かって行く・・・。

続く・・・。

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