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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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第28話「滅びと絶望のカウントダウン、アクジキングの暴威!」パート5


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、オオタチ、オニドリル、メタモン、ゴローニャ、デンジュモク(戦闘中)


 火花が地面に当たって爆発し、オーダイル達の動きを止める。怯んだ所へアクジキングが雷を纏って突進してオーダイル達に大ダメージを与えた。
「ダイっ!」
「スララ!」
 オーダイル、ストライク、ドンカラス、デンジュモクが地面に倒れてしまう。起き上がった所へ出アクジキングが無数の針を飛ばして攻撃した。
「オーダイル、れいとうビームだ!」
「ストライク、シザークロス!」
 ヒビキとツクシの指示でストライクがシザークロスで衝撃波を飛ばすと、オーダイルがれいとうビームを放って凍らせた、十字の氷の手裏剣が飛んだがアクジキングは口で受け取り噛み砕きながら腹に収めてしまった。そして口からふぶきを吐いて、オーダイル達の動きを止めるとZ技のポーズをし出した。
「またやるみたいだねえ」
「させるか、ツクシくん!」
「ああ!」
 オーダイル達が止めようとするがアクジキングが腕できりさくをしてオーダイルとストライクを攻撃し、はかいこうせんを吐いてドンカラスを墜落させた。デンジュモクがほうでんを飛ばしたがこれも吸い込んで飲み込んでしまった。
 腕を交互に動かすと電気技のスパーキングギガボルトを放った。巨大な雷が降り注ぎ、オーダイルとデンジュモク、ストライクを飲み込んでいった。
「ストライク!」
 視界が晴れると、ストライクは力なく倒れてしまった。オーダイルとデンジュモクは必死で持ち堪えたが倒されるのは時間の問題だった。
「どうする、どうすりゃあいい、まだ使える奴がいる、なら!」
 アクジキングが前進した来た、ヒビキは次のポケモンを使おうとする。その時、
「うん?」
「あれは一体?」
 目の前にピンク色の妖精のようなポケモンが現れた。
「あの姿、もしかして・・・」
 突如現れたポケモンにツクシはあのほこらのポケモンではないかと思った。
「あいつ・・・」
 ヒビキは知っていた目の間に現れたポケモン、それは自分の夢に現れ、ジョウト地方の危機を伝えたあのセレビィだったからだ。
「あのポケモン、セレビィか?」
 ハンサムが図鑑を開いてそのポケモンがセレビィであることを確認した。アクジキングがはかいこうせんを飛ばすとセレビィはしんぴのまもりを張ってこれを防ぐと、アクジキングに光球を放った。光球はアクジキングを飲み込み円形のシールドになってアクジキングの動きを止めるのだった。
「一体、どうしたと言うのでしょうか?」
「ボス、恐らくセレビィがグラトニーの動きを封じたのだろう」
「お前、助けてくれたのか?」
 ヒビキがセレビィに聞こうとすると、
「おーい!」
「ヒビキくーん、皆ーっ!」
 ハヤト、マツバ、シジマ、ミカン、ヤナギを始めとするジムリーダー、そしてミナキが駆け付けた。
「あ、あんた等!」
「ミカンさん!」
「それにハヤトさん、マツバさん、シジマさん、ヤナギさん、それにミナキさんも」
 ジムリーダー達がやって来てヒビキ達の無事を確認した。
「ヒビキくん、大変なことになったようだね」
「ああ、ヤナギさん、ヤバい奴がやって来て俺達も頑張ったけど・・・」
「うむ、よく耐えたな」
 ヤナギがヒビキの健闘を称えた。
「二人とも、怪我は無い?」
「はい、僕は大丈夫です、でも、ポケモン達が・・・」
「アカネちゃん、怖かったでしょう」
 ハンカチを散り出して涙目になっているアカネの涙を拭いてあげた。
「これがあの書物に描かれていたポケモンか?」
 マツバが球体の中にいるアクジキングを確認した。
「見るからに禍々しいな・・・」
「ふうむ、街が壊されておるが全て奴が・・・」
 ミナキとシジマが壊された街を見てアクジキングの強さを認識した。
「うん、ヒビキくん、そちらにいる方達は?」
「マツバさん、この人達はあのー、空から出て来る不思議な穴から・・・」
 どう説明すればいいのか苦心してしまいたどたどしい喋りをしてしまう。
「解った、あの書物から察して、別世界から来た人だな・・・」
 マツバの言葉にハンサムはその通りだと頷いた。
「ああ、私とボスはあの不思議な空間、ウルトラホールに飲み込まれて、この世界に付いたのだ」
「ほう、別の世界なんかがあるのか?」
「シジマさん、その可能性は否定は出来ない、だが、あのポケモンは何故現れたのか、そして彼等が何故この世界へやって来たか、謎は深まるばかりだ」
「ふふふ、相変わらず生真面目なお方どすな・・・」
 誰かの声が聞こえて来た。ヒビキ達が振り向くと・・・。

続く・・・。

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