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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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第24話「ふゆのヤナギの真骨頂、チョウジジム!」パート5


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、オオタチ、アローラゴローニャ(ひんし)、ゴローニャ(ひんし)、ルージュラ(戦闘中)、ウソッキー(戦闘中)


不敵に笑うアローラキュウコンにルージュラとウソッキーは警戒して身構える。
「何しようってんだ、あいつ?」
 ヒビキも動きを警戒していた。そして、
「コーーーン!!!」
 アローラキュウコンはいななくと尻尾を棚引かせて冷気を生み出していく。すると冷気が固形化されていき先ほどの冷気を帯びた無数の狐火に代わっていく。冷気の狐火はほえて牙をぎらつかせている。
「また出してきやがったな!」
「さて、アローラキュウコンの更なる力をお見せしよう」
 ヤナギの指示でアローラキュウコンは妖力を狐火に送る。
「何をする気なんだ・・・?」
 一体どう出ると言うのか、ツクシが見ていると、狐火は姿を変えた。
「あれは、剣・・・?」
 ツクシとアカネが見ると狐火は姿を変えて氷の剣に変化していた。無数の剣がアローラキュウコンの妖力で浮いていた。ひと鳴きすると氷の剣が一斉に動き出した。
「ジュラ?!」
「ウソ?!」
 円形に反るように動いてはルージュラとウソッキーに切り裂き攻撃をしていく。反りながら上空に上がっては下に向かって反るように動いては二体を攻撃していく。
「キュウコン、回すのだ!」
「コーン!」
 ヤナギの指示で剣に妖力を送ると二つの剣がドリルのように回転してルージュラとウソッキーにぶつかった。押し続けて背中合わせでぶつけて爆発を起こして二体をこおり状態にした。
「や、やべえ?!」
「ヒビキくん、ナナシのみを使って!」 
 ツクシが投げたナナシのみを受け取るとそれを氷っている二体に投げた。すると木の実が熱を帯びて氷を溶かし、ルージュラとウソッキーを解放した。
「ほっ・・・」
 しかし安心したのも束の間、氷の剣が地面にささると地面から衝撃波が飛んで氷を隆起させて攻撃を浴びせた。更に空中に浮いている二つの剣が衝撃波を飛ばして攻撃してくる。ルージュラとウソッキーは必死でこれをかわしていった。
「あかん、あのままじゃヒビキさんが負けちゃう!」
「ヒビキくん・・・!」
「あー、どうするどうする!何か良い方法は!」
 ヒビキは頭を捻り策を練っている。上を見て浮いている二つの剣、そして怪しく光るアローラキュウコンの瞳に目を付けた。
「そうか、これだ!」
 ポンと拳を叩いてヒビキは何かを閃いた。
「ルージュラ、あの剣にサイケこうせんを飛ばせ!」
 ヒビキの言葉にルージュラは驚くがヒビキはサムズアップとウィンクをする。それを見て察したのかルージュラはサイケこうせんを宙に浮いている一つの剣にサイケこうせんを飛ばした。するとこうせんが反射されてもう一つの剣に向かって飛んでいき、下に向かって反射された。そこにいたのは紛れもなく剣を操るアローラキュウコンだった。こうせんを直撃して怯んでしまう。
「ほう、その手があったとは・・・」
「ウソッキー、すなかけだ!」
「ウソッキー!」
 ヒビキの指示でウソッキーはすなかけをした。砂はアローラキュウコンの目にかかり、アローラキュウコンは瞳を閉じてしまう。すると妖力が消えて浮いていた氷の剣が地面に落ちていった。
「剣が落ちた・・・!」
「やりー、さすがヒビキさん!」
「おっしゃあ、反撃だぜ!」

続く・・・。

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