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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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第31話「ジョウトの明日を掛けた高い、決戦、アクジキング!」パート1


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、オオタチ、オニドリル、ゴローニャ、メタモン、デンジュモク、ホウオウ


今回の注目ポケモン
・オーダイル
・オオタチ
・ホウオウ
・アクジキング
・レイ



今回の注目ポイント
・アクジキングとの最終決戦
・レイが登場
・レイが新たなビーストを手持ちに
・アローラロコンのその後




 その頃、ジョウト地方では・・・。
「行けえ、オコリザル!」
「ブキーっ!」
 オコリザルがアクジキングにメガトンパンチを振るったが腕を掴まれ転ばされてしまう。ニョロボンが攻撃に出るが腕を触手のように振るってダメージを与えて来る。ツクシのストライクと体力を回復してもらったアカネのミルタンクが腕を掴むが体内放射を食らって吹っ飛ばされてしまった。
 アクジキングがはかいこうせんをストライクとミルタンクに目掛けて吐いたがミカンのハガネールが前に出てこれを防いだ。
 アローラキュウコン、ジュゴン、イノムーがふぶきを飛ばしたがアクジキングは吸い込んで熱戦に変えて放ち、三体に大ダメージを与えた。
「ピジョット、これを使え!」
 ハヤトが蝋燭を投げるとピジョットが羽根を当てて火の矢をアクジキングに放ったがアクジキングは腕をマットの様に広げてこれをガードしてしまった。
「ゲンガー、10まんボルトだ!」
 マツバの指示でゲンガーが10まんボルトを放って広げた腕を破壊した、腕を破壊されるアクジキングだがすぐに修復してしまった。
「ゴース!」
「ゴースゴス!」
 ゴースがアクジキングの口の中に入ってどくガスを吐いて苦しませ、口が開いた瞬間に脱出、更にミナキのマルマインが口内に入り込んで電気を流して怯ませた。そこへスリーパーとゴーストが特大のシャドーボールを生み出してアクジキングに命中させた。
 初戦と比べてダメージを受けているアクジキングだが、口から緩やかに落ちて来る火炎弾を大量に吐いて来た。それをかわしていくジムリーダーのポケモン達だがアクジキングがミズZを発動、スーパーアクアトルネードで水の竜巻を飛ばしてポケモン達を投げ倒していく。
「竜巻が来る?!」
 ミナキ達も巻き込まれて地面に叩き付けられた。多くのポケモン達が倒れ込むが、
「まだまだ!わしのオコリザルはピンピンしておるわ!」
 シジマのオコリザルが走り出した。水耐性が付いているだけあって大きなダメージは受けてはいない、はかいこうせんをラリアットで弾いてきあいパンチを振るって仰け反らせた。からてチョップで追撃して腕を掴んでジャイアントスイングで吹っ飛ばしたがアクジキングはバランスよく着地してホノオZ、ダイナミックフルフレイムを放った。
「守って!」
 ミカンのハガネールが前に出てダイナミックフルフレイムを防いだ。ハガネールは真っ赤に熱したボディに変化していた。熱く燃える体ですてみタックルに出たがアクジキングは熱をものともせずに掴んで投げ飛ばした、そしてブラックホールイクリプスで巨大な球を投げ飛ばして全員に大ダメージを与えた。
「うわああああ!」
 ジムリーダー達、そしてハンサム、リラ、クチナシが巻き込まれて地面にぶつかってしまう。
「く、何て強さだ・・・!」
 ハヤトが膝を付いて苦しそうにしていた。
「ヒビキくん、もう限界になりそう・・・」
「諦めちゃダメよ!」
 ツクシが体力の限界を迎えようとしているとミカンが震わせながらも立ち上がった。
「ヒビキくんだってこの世界のために全力で戦っている、私達も、こんな所で膝を屈する訳にはいかないわ!」
 ミカンに続いてジムリーダー達が、彼等のポケモン達も立ち上がった。
「ピーヒョロロロロロ!」
 すると空から荘厳な鳴き声が聞こえて来た。
「何だ、今のは?」
 ハヤトが何が起きたのかを確認する。
「マツバ、今のはもしかして・・・」
「ああ、見てくれ、空に虹が掛かっている・・・」
 灰色の雲の空に幾つもの虹が掛かっていた。虹は偶然作られたのではなく何かが移動しながら作られていた。
「あれは・・・」
「ヒビキくん!」
 見るとホウオウに乗ったヒビキが手を振っていた。ホウオウがせいなるほのおをアクジキングに放って吹き飛ばした。そして仲間達の前に着地した。
「ヒビキくん、やったんだね!」
「ああ、遅れて悪い、けど、何とかこいつを仲間に出来たぜ!」
 そう言ってホウオウの首を撫でる。
「ああ、これがあのホウオウなんだ・・・!」
「ミナキ?」
 目の前にいる伝説のポケモンにミナキは感動を覚えていた。ジムリーダー達も初めて見る伝説のポケモンに畏敬の念を感じずにはいられなかった。
「コチョウさんの試練を達成したんだね、ヒビキくん」
「ああ、何とかな」
 余裕にサムズアップするヒビキに苦笑いするジムリーダー達だったが緊張感をほぐすにはいい清涼剤だった。
「グワシャアアオオオオ!」 
 アクジキングが炎を取り払って口から液体を吐いて無数の小型の分身を生み出して来た。
「また来たぞ!」
 ミナキが警戒した。
「ヒビキくん、ここは任せて!」
「あいつの事は任せたぞ!」
 ミカン、シジマ達ジムリーダーが分身を食い止める。
「ツクシくん、一緒に戦おうぜ!」
「任せて!」
 ヒビキはオーダイルとオオタチを出した、オーダイル、オオタチ、ホウオウ、ストライクがアクジキングに向かって行った・・・。

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