コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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*叶恋華* +実話+ 【完結】
日時: 2011/07/12 23:31
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: JiXa8bGk)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=19180

一生懸命、想いを伝えるよ。
恋を実らせるよ。
愛を描くよ。


華は、優しく貴方を想う。



         『いつかは、叶いますように』







※57話〜74話
188〜200話
シリアス注意!

(●´・ω・)ノ☆☆☆HELLO☆☆☆☆ヽ(・ω・`○)

*2010.3/25*第一期『*切恋華*』完結!!
*2010.4/6*第二期、*切恋華*の続編『*君想華*』すたーと
*2011.1/25*『*君恋華*』完結!!
*2011.1/25*『*叶恋華*』すたーと
*2011.7/12*『*叶恋華*』完結!!


+2011.1/23+
作者、長期休養から復活いたしました!!


↑のURLは前スレ←
一応この小説は実話を元にしたお話です^ω^b
現在進行形の、作者の恋愛です。
依麻の思考とかは、少し手を加えています←
あと、セリフも思い出せる限りメモしてるのですが……全てが正確という訳ではないので、ご理解お願いします。
しかし更新がノロすぎて、現在の更新状況は【二年生3月の出来事】になっております0Д0
頑張って現在の【三年生7月の出来事】になるよう、なるべく頑張って更新したいと思いますので、よろしくお願します!

作者の名前一覧*
絵磨◆VRtMSlYWsU
絵磨(携帯)


       掲 示 板 編 集 中 !
(今は見づらいですが、次第に見やすくなるように修正していきます><)

☆注意☆
*実話をもとにしていますが、細かいところや市名や名前、全部仮名&フィクションです
*基本フリーダムな書き方です←
*馬鹿な作者は恋すると更に馬鹿になりますので、自意識過剰が酷くなると思います; それにつれ色々むかつく点がチラホラ出てくると思いますが、暖かい目で見守って下さると嬉しいです;ω;
*中傷・ケンカは×!!
*長編なので、ぜひ! 暇つぶしに読んでください♪
*今年受験の身なので、更新が更に亀になる場合も…
*作者は中学生です。精神年齢はそれ以上に低いので絡む際にはお気を付け下さい。
*文章力ないので、勉強中です。描写なども下手くそなので、ぜひアドバイスしてくださると嬉しいです^^*
*コメ返しなどで「w」や顔文字など乱用します(特に「w」)ので、苦手な方はご注意ください。
*小説内でメールや手紙の時だけ絵文字顔文字が使われます。ご理解頂けると嬉しいです!



≪だいすき、≫
この想いは、いつ君に届くのかな?


【*叶恋華*】
         〜↑目次↑〜

prologue-ぷろろーぐ->>1
MainCast-めいんきゃすと->>2
classmateⅠ-くらすめーとⅠ->>8
classmateⅡ-くらすめーとⅡ->>121
classmateⅢ-くらすめーとⅢ->>437

第一部≪始まりの華≫
第一章【真夏の転校生】
1.『光葉中学校』>>15 2.『豹変』>>18 3.『転校生』>>21

第二章【六回目の恋】
4.『かっこいい人』>>33 5.『心の変化』>>36 6.『気になる?』>>37 7.『手紙』>>38 
8.『二人のセカイ』>>44 9.『恋』>>45 10.『KISS&YOU』>>50 11.『友情と愛情』>>53
12.『自分の生き方』>>60 13.『甦る気持ち』>>66 14.『好きな所』>>71

第三章【短期間の恋、芽生える恋】
15.『恋愛定義』>>73 16.『芽生えゆく環状』>>74 17.『暖かい気持ち』>>75 18.『気になる人』>>76 
19.『膨らむ気持ち』>>77 20.『朝の出来事』>>98 21.『眩しい二人』>>100 22.『天然発動』>>102 
23.『好きの気持ち』>>117

第四章【七回目の恋】
24.『学校祭一日目』>>118 25.『学校祭二日目』>>119 26.『恋想』>>126 27.『暴露』>>129
28.『天然四天王』>>131 

第五章【メール大作戦】
29.『交換大作戦っ!』>>132 30.『メアド交換』>>133 31.『君への想い、加速中』>>134 
32.『マイナス思考』>>140 33.『空回り×妄想』>>141 34.『メール』>>148

第六章【君×私÷恋=ピンチ】
35.『天然記念物』>>153 36.『恋にピンチはつきものです』>>154 37.『天然観察』>>156 38.『視界の中のキミ』>>159
39.『思わぬ笑顔』>>166 40.『焦る気持ち』>>168 41.『ちっぽけな勇気』>>173 42.『ワガママな想い』>>174
43.『逃走思考』>>176 44.『進む恋時計』>>179 45.『疑問≒期待』>>181 46.『嘘つきな憂鬱』>>183
47.『明日へのココロ』>>185 48.『confession...?』>>198 49.『Panic!!』>>199 50.『天然王子』>>200
51.『恋時雨』>>217 52.『作戦×策戦』>>218 53.『作戦、実行』>>219 54.『とある理由』>>228
55.『reason』>>257 56.『癒思考』>>263

第七章【恋愛と友情】
57.『呼び出し』>>272  58.『残酷Real』>>273 59.『悲痛』>>274 60.『trouble』>>279 
61.『後悔』>>286 62.『despair-絶望-』>>296 63.『謝罪メール』>>297 64.『君の優しさ』>>298
65『過去≒未来』>>303 66.『TimeSlip』>>305 67.『悪口friend』>>309 68.『お手紙friend』>>310 
69.『反省friend』>>312 70.『ごめんねfriend』>>316 71.『ぐちゃぐちゃHeart』>>319 
72.『feeling』>>326 73.『二つの選択』>>332 74.『トモダチ』>>333 75.『気持ちの真実』>>338 
76.『皆の気持ち』>>341 77.『君の気持ち』>>345

第八章【100%の恋心】
78.『甘い妄想』>>346 79.『天然炸裂』>>350 80.『天然lover』>>351 81.『片想いlover』>>356
82.『重なる影』>>360 83.『教訓』>>362 84.『意味深野郎』>>371 85.『嫌々思考』>>372
86.『深々思考』>>373 87.『恋愛思考』>>374 88.『筆談Talk』>>376 89.『一方通行』>>377
90.『気になる発言』>>378 91.『Panic思考』>>379 92.『膨らむ気持ち』>>380
93.『眩しい笑顔』>>381 94.『逃走思考』>>382 95.『Situation』>>399 96.『君の想い人』>>401 
97.『欲張りHeart』>>402 98.『私の知らない、』>>403 99.『恋想色』>>408

第九章【200%のもどかしさ】
100.『モドカシイ、』>>417 101.『言えない言葉』>>426 102.『心理テスト』>>432
103.『気になる会話』>>433 104.『好きの行動』>>434

第二部≪膨らむ蕾≫
第十章【君と私の距離】
105.『LuckyTime!』>>438 106.『君の本音』>>447 107.『遠ざかる距離』>>448
108.『届かない距離』>>452 109.『些細な優しさ』>>453 110.『気まずい関係、』>>454 

第十一章【クリスマス、冬休み】
111.『LoversXmas』>>455 112.『眩しい姿』>>459 113.『急展開メール』>>460 114.『0.1%の期待』>>462
115.『夜の始まり』>>464 116.『壱の伝言』>>465 117.『壱の質問』>>467 118.『ずるい戦法』>>469
119.『新たな決意』>>470 120.『12月31日』>>473 121.『ドッキリ』>>476 122.『悪戯』>>477

第十二章【新学期】
123.『隣』>>479 124.『○cmの距離』>>482 125.『一筋の想い』>>485 126.『大好きな気持ち』>>486
127.『隣の笑顔』>>487 128.『同じ動作』>>493 129.『視線の先』>>494 130.『君の、』>>495

第十三章【それぞれの恋愛事情】
131.『SweetDream』>>499 132.『君の恋事情』>>500 133.『バレンタインの想い出』>>508
134.『バレンタイン計画』>>509 135.『バレンタイン思考』>>512 136.『彼女にするなら、』>>513 
137.『マシな人』>>518 138.『あの子と私』>>519 139.『天然日和』>>522 140.『ドキドキ日和』>>523
141.『速まる鼓動』>>524 142.『問題と解答』>>526 143.『偶然と些細な動作』>>527
144.『救命指導の出来事』>>532 145.『想いの華』>>533 146.『些細な出来事』>>537

第十四章【Valentine†Countdown】
147.『Valentine Countdown』>>539 148.『chocolate』>>540
149.『Valentine Mission』>>549 150.『決戦は月曜日』>>552

第十五章【Valentine】
151.『Valentine当日』>>553 152.『迫る時間』>>554 153.『Bad Valentine』>>559
154.『好きだからこその、』>>560 155.『Valentine後日』>>562 156.『なんともいえない気持ち』>>563

第十六章【諦める方法】
157.『儚い気持ち』>>566 158.『普通』>>567 159.『諦め』>>571 160.『君を嫌いになる方法』>>572
161.『表情』>>576 162.『矛盾≒気持ち』>>577 163.『自然な気持ち』>>582 164.『好きの気持ち』>>583

第十七章【私の気持ち】
165.『嘘をつけない心』>>584 166.『片想いDays』>>586 167.『犬ちゃんとの会話』>>587
168.『偶然≒HAPPY!!』>>588 169.『ほんの些細な出来事』>>589 170.『君を想うだけで、』>>590
171.『単純に、』>>594 172.『抱いた疑問』>>598 173.『健康調査』>>599 174.『片想い的、恋愛論』>>600
175.『私は私なりに』>>603 176.『恋敵出現?』>>604 177.『強い想い』>>607 178.『冷やかし』>>608
179.『思いたくない考え』>>611 180.『志保ちゃんの好きな人』>>612 181.『恋愛の意味』>>619
182.『卒業式』>>621 183.『三月十五日』>>622 184.『Bad Whiteday』>>623
185.『女の勘』>>625 186.『笑顔の理由』>>629 187.『合言葉は、』>>632

188話からを見る際の注意>>633
第十八章【亀裂×波乱】
188.『嫌な予感』>>636 189.『予感的中』>>637 190.『意味深な予感』>>641 191.『謎の理由』>>643
192.『避けたい理由』>>644 193.『その事実、予感的中。』>>645
194.『君の行動』>>647 195.『疾風の言葉』>>650 196.『気になること』>>652 197.『亀裂』>>654
198.『悪夢再来』>>655 199.『暖かい言葉』>>656 

最終章【叶恋華】
200(最終話)『叶恋華』>>658

あとがき>>660






依麻の気持ちイメソン>>63
57〜74話のイメソン>>347

.:*゜..:。:.::.*゜お知らせ&イベント.:*゜..:。:.::.*
返信100&参照222突破記念>>109
返信200&50話突破記念>>215
苺羅様とコラボ企画! 番外編『眉抜きの日』
>>233 >>241 >>245 >>251 >>253
返信400突破記念 番外編『龍くんと壱くんのとある会話』
Scene.1 門外龍の場合(龍目線)>>406
Scene.2 珠紀壱の場合(壱目線)>>407
cast追加&第二部突入のお知らせ>>437
返信500記念(学校紹介)>>507


◆お客様◇(>ω<)カンシャ!

◆苺羅様 ◇宇莉様 ◆闇に光様 ◇あやめ.様 
◆ちか様 ◇偽者様 ◆、璃瑚.様 ◇のの様
◆さわ様 ◇魔王様 ◆ココ様


皆様の温かいコメントに、手が震えてます←
本当にありがとうございます><




作者のモットー(は
【恋をしている皆さんに少しでも共感してもらえる小説を書く!!】
描写下手ですが、自分の想っている恋の感情を素直に表したいと思うので、少しでも共感していただけると嬉しいです^^*

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Re: *叶恋華* +実話+ ( No.138 )
日時: 2011/02/08 17:36
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: 8cbAvaGA)
参照: 雑巾絞るように 勇気もアレしちゃおうby愛迷エレジー

>>137
おぉ、そうするかい?(ぇ
更新しながら話しましょうぜブーピー(肝

がっしゃーんwwwwww
平安ズ、皆下敷きになってつぶれて眉毛が混ざった白い液体になればいいのに(ぇ
だねwwwwww
美里奈と愛可は、夢の競演を果たしたからね←
怜緒がプリとったのなんか聞いたことねぇ←
優志と戸川、二人で撮らないのかね←

me too←
本当ざまぁだよねwwww←
結構多いよね0Д0
紛らわしすぎる←

あれ、グリーってパソコンから……いけないか←
いけたらいいのに、くそ←
携帯買ったら一緒にしようぜ←

和美は謎だね、最高だね←
ずっと前、和美に『おでんごっこしよう』とか言われて訳のわからないままやってたら意外に楽しかった(ぇ
だよね〜!!><
うち親と出かけるときとか一人でいるとき、基本髪型&服装適当だから多分会った人に「ダサwww」って思われてると思う←
好きな人に見られたら、もう服とか髪とか引っこ抜きたくなる(ぇ

ぶwwwwwwwwwwwwwwwww
出たはげぽよ(ぇ
その割にはすぐ別れたよね、はげぽよ眉毛←

Re: *叶恋華* +実話+ ( No.139 )
日時: 2011/02/08 17:49
名前:  苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: 7zw0g7CO)
参照:   ▼ さっきまでと言ってること違うじゃない by少女S



>>138

話そうぜ、ひーっはーっ(何

ぶww眉毛の液体ww想像したらウケる←
美里奈は結構、自分でアルバム作ってアップしてるからね(ぇ
怜緒はどうなんだろうね〜
優志と戸川www2人wwwww
同じゲーセンにいる女子に変な目で見られそう←


ざまぁだべな←
うちの学校で嫌われてるのはやっぱ美術の先公←
でも何故か、1年からは好かれているという、謎…
1年生の皆さん、あんなんの何がいいの?(ぇ
多い多い!うちの学校、苗字が同じ人は大抵同じクラスに
ならないんだけど、下の名前が同じ人は関係ない←


一応アクセスはできるんだけど、登録するとき
携帯のメアドぢゃないとできない><
前略も、なんかパソコンだと機能制限されてるし←

ちょwwおでんごっこwww
たまご「あたしたまご!メジャーなおでんの具よ♪」
豆腐「俺豆腐、滑りやすくて取りにくいから、嫌われてるぜ」
うちも、なんか適当な時多いよ←
遊ぶ時とかはオシャレするけど…(ぇ

別れたよね、また復縁したら面白い←

Re: *叶恋華* +実話+ ( No.140 )
日時: 2011/02/08 18:24
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: 8cbAvaGA)
参照: 雑巾絞るように 勇気もアレしちゃおうby愛迷エレジー

第三十二話『マイナス思考』


「携帯没収されてるか、解約されてるんだよ! きっと!」


次の日の朝——。
机に突っ伏してどんよりオーラを背負って落ち込む私に、由良がそう言って励ましてくれた。


「うちも最初は来なかったから、大丈夫だ!」


由良の隣に居た優もそう励ましてくれた。
私は顔を上げて、優を見る。


「優は毎日門倉とメールしてるんでしょ? いいよねぇ〜……」
「いやいや。依麻も出来るようになるって」


無理です。
今の時点でメール来てないのにさぁ……。
あうう、やっぱ見ず知らずの転校生からのメアド交換はキモすぎたかな?
あぁ、どんどんマイナス思考になっていく……。


「……てか、壱来てなくない?」


由良が周りを見渡して、そう呟いた。
私も体を起こし、辺りを見回すが——。

席にも。
草食男子のところにも。
壱は、いなかった。


「珍しいね。遅刻? それとも休み?」
「もうそろそろチャイム鳴るしね。休みかな?」


由良と優は、顔を見合わせてそう言った。
もし休みだったら——。
もしかしたら、私のせいで休んだのかもしれない。
私がいきなりメアドなんてあげたから、気持ち悪すぎてショックで熱が出ちゃったのかもしれない。


「……どうしよう」


そうなったら、完璧最悪だ。
あぁ、壱ごめんなさい!!


私の心の中で、次第にショックと罪悪感が芽生えていった。


**


「……結局来ないよ……。あぁ」


一時間目終了後。
壱は学校に来ておらず、休みだと判明した。
だっていくら壱でもさぁ、遅刻しても一時間目には来るよね!?
あぁ、もう私最悪……。


「大丈夫だって、依麻〜」
「大丈夫だと信じたいけど……でも……昨日の今日で……」
「元気出せ! ほら、次移動教室だから行くよ〜」


私は由良に引っ張られながら、移動教室へ向かった。
心の中と頭の中は、相変わらずマイナスのままで。


**


「——あれ、壱いるじゃん!」


二時間目——。
家庭科室で作業をしているとき、優がそう言った。
私が慌てて振り向くと、何故かそこには壱が——。


「……あ、れ? 幻覚? え、さっきまで……」
「遅刻して来たんじゃね? 寝坊かな? とにかくよかったね、依麻」


優にも見えてるんだから、幻覚じゃないよね。
遅刻して来たのかぁ……。
欠席じゃなくてよかった——。
熱出てなくて、本当によかったぁ……。


次第に私の中の罪悪感が、消えてゆく感覚がした。


Re: *叶恋華* +実話+ ( No.141 )
日時: 2011/02/08 19:13
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: 8cbAvaGA)
参照: 雑巾絞るように 勇気もアレしちゃおうby愛迷エレジー

第三十三話『空回り×妄想』


*給食時間*


罪悪感が消えたものの、やっぱり考えるのはメールの事ばかりで。
授業の内容も頭に入らず、ずっと壱の事を思い浮かべていた。
給食も喉を通らず、私は上の空でいた。


「余ってるかー?」


その時、壱の声が聞こえてきた。
見れば、壱は給食をおかわりしに席を立っていた。
壱は毎日のように給食をおかわりしている、おかわり常習犯である。
それなのに体は細いしスタイルがいいから、体のどこにあんなに食べるパワーがあるのかが不思議でならなかった。


私、食べないのに太ってるからね。
あんなに食べるのに痩せてるってどういう事ですか、珠紀壱君。


そう思ってると、


「!?」


すごい光景を目にしてしまった。
壱が私の目の前に座っている安多君の坊主頭を——。


な で な で し て い る 


「食べてるんですか?」


壱が安多君のしなやかな丸い坊主頭を撫でながら、そう呟いた。
安多君は軽く笑みを浮かべ、壱を見た。


「今給食時間ですからね」
「ははっ、そっか」


安多君がそう言って野菜を頬張ると、壱は無邪気な笑みを浮かべて去って行った。
あ、あの笑顔反則すぎる……っ!!
てか安多くんいーなー!


あんな無邪気な笑みになでなでときたら、もう私死んじゃいますよ!
あの低くて甘い声で囁かれたら、もうやばい!!


あぁ、安多君になりたい。
そう思った私は、救いようのない馬鹿と認定されてもいいだろう。


**


「おーえすおーえす」


昼休み。
私と由良は、落ちていたゴムで綱引きをしていた。
しかし所詮はゴム。
引っ張り過ぎてゴムは切れてしまい、由良の手に思い切り当たった。


「ぎゃっ!! いった!! 依麻、手放すなーっ」
「私じゃない、ゴムが切れただす」
「あ、本当だ。短くなったね」


ゴムは一気に短くなり、相手の指と振れるぐらいになってしまった。
それを見た由良は——。


「壱と依麻、やりな!」
「え、ちょ」
「壱、壱ーっ!! こっち来てー!!」


由良は大声で近くの壱を呼ぶが、壱はこっちを向かないで完全シカト。
私は思い切り抵抗した後、すぐに話題を変えた。


「あのさ、」
「ちょい依麻、優のとこ行こー。優、壱のとこにいるし。壱にシカトされたから、こっちから行ってやる」
「ちょ、え、由良」


由良さん、ちょいと待って下さいな。
そんな私の心の声なんぞ届くはずもなく。
由良は私を引っ張り、壱達が集まる窓側へ向かった。


「ゆーう! なーにしてんのっ」
「お、由良。……と、隠れてるのは依麻?」


優は笑みを浮かべてそう言った。
優の方を見ると、壱にちょっかいをかけている最中だった。
しかし壱は気づいてないのか、無視をしていた。


「——つか壱、早くベース買えよ〜」
「やだ」


近くにいた叶汰がそう言うが、壱は無表情のまま断った。
ベース……壱がベース!?
やば、かっこよすぎ!!


「じゃあボーカルでもいいよ」
「え」


壱がボーカル!?
やばい、壱の歌声聞いてみたい……!!
私はそう一人で勝手に考えながら、こちらに背を向けている壱の方を見ていた。


「てか壱さぁ、頭にワックスつけてんの?」


叶汰が話題を変え、そう聞いた。
しかし壱は首を横に振り、髪の毛を触る。


「いや……。スプレー」
「スプレー? まじで?」


叶汰がそう言いながら笑みを浮かべた。
え、スプレーのかけかた上手くね!?
やば、かっこよすぎ!


「ワックスかとおもったー」
「こんな風につけるワックスなんてつけませんよ」


横にいた糸田がそういうと、壱は手を左右に動かしながら言った。
その動作に思わず笑いそうになりながらも、私は黙って男子の話を聞いていた。
すると壱の頭に興味がわいたのか、叶汰が身を乗り出して目を輝かせた。


「ね、壱の髪の毛触ってみていい?」
「どーぞー」
「俺も触ってみる!」
「俺もー」


叶汰の言葉に、周りにいた男子は皆群がった。
そして皆して壱の頭を触る。


「意外にふわふわだね」
「だろ?」


糸田がそう呟くと、壱が少し得意気な顔して笑みを浮かべた。
うはぁ、ふわふわなのかぁ……。
いいなぁ、うちも壱と男子並みに仲良かったらなぁ……。
ていうか彼女だったらなぁ、あんな風にふわふわ出来るのに……。


そんな勝手な妄想とは裏腹に。
優は、壱の筆箱を点検していた。


「……依麻、ほらっ! 壱の筆箱、シンプルだよ」


優が私に向かってそういい、筆箱を向けてきた。
私は突然話を振られたのでびっくりしながらも、壱の筆箱を見つめた。
壱の筆箱は本当にシンプルで、青いデニム生地の小さいペンケースに必要最低限のものしか入っていなかった。
そして、キーホルダーにはウ○ビッチが……。


「う、うん……。わー、ウ○ビッチ可愛いー」


せっかく壱の近くにいるんだから、少しでも会話できるように。
私は自然な感じで、壱の筆箱についてるキーホルダーを触る。
が、しかし——。


完 全 無 視


「……依麻、どんまい」


気持ちを察した由良が、小声で私に言った。
私は虚しい気持ちと共になんだか恥ずかしくなり、由良にぎこちない笑みを浮かべる。
そして優に壱の筆箱を戻すと、優が壱のペンで、壱の机に落書きし始めた。
するとさすがに壱も気づいたようで、


「え、ちょい、なんで色々書いてんの?」


そう言って軽く笑った。
私は優みたいに接近出来ないし、話す事も出来ない。
オマケに、やることなすこと全て空回る。


だけど——。
少しでも近くに入れたことが幸せで。
少しでも、君と近づけたら嬉しかった。



Re: *叶恋華* +実話+ ( No.142 )
日時: 2011/02/08 19:30
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: 8cbAvaGA)
参照: 雑巾絞るように 勇気もアレしちゃおうby愛迷エレジー

>>139
いいぜ、ひーっはーっ(黙
でも更新もしながらだから、遅くなるかもしれないけどごめんよ><

眉毛の液体って、やばいねwww←
理科の実験で使える←
ねwwwwwwwwww
そんなにおかめ度を見せたいのか(ぇ
怜緒はね……うーんw
愛可とかと撮ってそうだけどな←
森野はプリ撮るけど、望も聞いたことないな←
ぶwwwwwwwwwwwwww
確かにwwwwwwwww
変質者だと勘違いされる←

ざまざまざます(何
やっぱそうかwwwwwwwww
え、一年生おかしいね(ぇ
うちの名前も多いけどさ、「あやか」って名前の子は圧倒的だよねw
うちの学年に5、6人はいるけど、皆なんか混乱してないからすごいと思う(ぇ
苺羅の名前の人とはまだ、学校内で遭遇したことがないぜ(ぇ
うち苗字は同じ学年であまり被らない←
望と被ったけど←

まじか0Д0
パソコンしっかりしろ〜(ぇ
制限機能とか謎ですな←
パソコンしっかりs(ry

ぶwwwwwwwwww
でもなんかそんな感じに自己紹介して、ベットの上でなんか遊んでた(ぇ
和美が「おうおうっぐつぐつぐつ」とか言って、茹でられてたよ(ぇ
あと和美が豆腐役になったら、「べちゃ」とか言ってすぐ崩れてたし(ぇ
me toowww
うちも友達と出かけるときはちゃんとした格好にする←
もう休日とかパジャマ状態に眼鏡状態だからね(ぇ

うぬwwwwwwwwwww
でももう3回くらい付き合ったよね、はげぽよ眉毛←
森野ダメ男だしね、また復縁してもすぐ別れそう(ぇ


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