コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- *叶恋華* +実話+ 【完結】
- 日時: 2011/07/12 23:31
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: JiXa8bGk)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=19180
一生懸命、想いを伝えるよ。
恋を実らせるよ。
愛を描くよ。
華は、優しく貴方を想う。
『いつかは、叶いますように』
※57話〜74話
188〜200話
シリアス注意!
(●´・ω・)ノ☆☆☆HELLO☆☆☆☆ヽ(・ω・`○)
*2010.3/25*第一期『*切恋華*』完結!!
*2010.4/6*第二期、*切恋華*の続編『*君想華*』すたーと
*2011.1/25*『*君恋華*』完結!!
*2011.1/25*『*叶恋華*』すたーと
*2011.7/12*『*叶恋華*』完結!!
+2011.1/23+
作者、長期休養から復活いたしました!!
↑のURLは前スレ←
一応この小説は実話を元にしたお話です^ω^b
現在進行形の、作者の恋愛です。
依麻の思考とかは、少し手を加えています←
あと、セリフも思い出せる限りメモしてるのですが……全てが正確という訳ではないので、ご理解お願いします。
しかし更新がノロすぎて、現在の更新状況は【二年生3月の出来事】になっております0Д0
頑張って現在の【三年生7月の出来事】になるよう、なるべく頑張って更新したいと思いますので、よろしくお願します!
作者の名前一覧*
絵磨◆VRtMSlYWsU
絵磨(携帯)
掲 示 板 編 集 中 !
(今は見づらいですが、次第に見やすくなるように修正していきます><)
☆注意☆
*実話をもとにしていますが、細かいところや市名や名前、全部仮名&フィクションです
*基本フリーダムな書き方です←
*馬鹿な作者は恋すると更に馬鹿になりますので、自意識過剰が酷くなると思います; それにつれ色々むかつく点がチラホラ出てくると思いますが、暖かい目で見守って下さると嬉しいです;ω;
*中傷・ケンカは×!!
*長編なので、ぜひ! 暇つぶしに読んでください♪
*今年受験の身なので、更新が更に亀になる場合も…
*作者は中学生です。精神年齢はそれ以上に低いので絡む際にはお気を付け下さい。
*文章力ないので、勉強中です。描写なども下手くそなので、ぜひアドバイスしてくださると嬉しいです^^*
*コメ返しなどで「w」や顔文字など乱用します(特に「w」)ので、苦手な方はご注意ください。
*小説内でメールや手紙の時だけ絵文字顔文字が使われます。ご理解頂けると嬉しいです!
≪だいすき、≫
この想いは、いつ君に届くのかな?
【*叶恋華*】
〜↑目次↑〜
prologue-ぷろろーぐ->>1
MainCast-めいんきゃすと->>2
classmateⅠ-くらすめーとⅠ->>8
classmateⅡ-くらすめーとⅡ->>121
classmateⅢ-くらすめーとⅢ->>437
第一部≪始まりの華≫
第一章【真夏の転校生】
1.『光葉中学校』>>15 2.『豹変』>>18 3.『転校生』>>21
第二章【六回目の恋】
4.『かっこいい人』>>33 5.『心の変化』>>36 6.『気になる?』>>37 7.『手紙』>>38
8.『二人のセカイ』>>44 9.『恋』>>45 10.『KISS&YOU』>>50 11.『友情と愛情』>>53
12.『自分の生き方』>>60 13.『甦る気持ち』>>66 14.『好きな所』>>71
第三章【短期間の恋、芽生える恋】
15.『恋愛定義』>>73 16.『芽生えゆく環状』>>74 17.『暖かい気持ち』>>75 18.『気になる人』>>76
19.『膨らむ気持ち』>>77 20.『朝の出来事』>>98 21.『眩しい二人』>>100 22.『天然発動』>>102
23.『好きの気持ち』>>117
第四章【七回目の恋】
24.『学校祭一日目』>>118 25.『学校祭二日目』>>119 26.『恋想』>>126 27.『暴露』>>129
28.『天然四天王』>>131
第五章【メール大作戦】
29.『交換大作戦っ!』>>132 30.『メアド交換』>>133 31.『君への想い、加速中』>>134
32.『マイナス思考』>>140 33.『空回り×妄想』>>141 34.『メール』>>148
第六章【君×私÷恋=ピンチ】
35.『天然記念物』>>153 36.『恋にピンチはつきものです』>>154 37.『天然観察』>>156 38.『視界の中のキミ』>>159
39.『思わぬ笑顔』>>166 40.『焦る気持ち』>>168 41.『ちっぽけな勇気』>>173 42.『ワガママな想い』>>174
43.『逃走思考』>>176 44.『進む恋時計』>>179 45.『疑問≒期待』>>181 46.『嘘つきな憂鬱』>>183
47.『明日へのココロ』>>185 48.『confession...?』>>198 49.『Panic!!』>>199 50.『天然王子』>>200
51.『恋時雨』>>217 52.『作戦×策戦』>>218 53.『作戦、実行』>>219 54.『とある理由』>>228
55.『reason』>>257 56.『癒思考』>>263
第七章【恋愛と友情】
57.『呼び出し』>>272 58.『残酷Real』>>273 59.『悲痛』>>274 60.『trouble』>>279
61.『後悔』>>286 62.『despair-絶望-』>>296 63.『謝罪メール』>>297 64.『君の優しさ』>>298
65『過去≒未来』>>303 66.『TimeSlip』>>305 67.『悪口friend』>>309 68.『お手紙friend』>>310
69.『反省friend』>>312 70.『ごめんねfriend』>>316 71.『ぐちゃぐちゃHeart』>>319
72.『feeling』>>326 73.『二つの選択』>>332 74.『トモダチ』>>333 75.『気持ちの真実』>>338
76.『皆の気持ち』>>341 77.『君の気持ち』>>345
第八章【100%の恋心】
78.『甘い妄想』>>346 79.『天然炸裂』>>350 80.『天然lover』>>351 81.『片想いlover』>>356
82.『重なる影』>>360 83.『教訓』>>362 84.『意味深野郎』>>371 85.『嫌々思考』>>372
86.『深々思考』>>373 87.『恋愛思考』>>374 88.『筆談Talk』>>376 89.『一方通行』>>377
90.『気になる発言』>>378 91.『Panic思考』>>379 92.『膨らむ気持ち』>>380
93.『眩しい笑顔』>>381 94.『逃走思考』>>382 95.『Situation』>>399 96.『君の想い人』>>401
97.『欲張りHeart』>>402 98.『私の知らない、』>>403 99.『恋想色』>>408
第九章【200%のもどかしさ】
100.『モドカシイ、』>>417 101.『言えない言葉』>>426 102.『心理テスト』>>432
103.『気になる会話』>>433 104.『好きの行動』>>434
第二部≪膨らむ蕾≫
第十章【君と私の距離】
105.『LuckyTime!』>>438 106.『君の本音』>>447 107.『遠ざかる距離』>>448
108.『届かない距離』>>452 109.『些細な優しさ』>>453 110.『気まずい関係、』>>454
第十一章【クリスマス、冬休み】
111.『LoversXmas』>>455 112.『眩しい姿』>>459 113.『急展開メール』>>460 114.『0.1%の期待』>>462
115.『夜の始まり』>>464 116.『壱の伝言』>>465 117.『壱の質問』>>467 118.『ずるい戦法』>>469
119.『新たな決意』>>470 120.『12月31日』>>473 121.『ドッキリ』>>476 122.『悪戯』>>477
第十二章【新学期】
123.『隣』>>479 124.『○cmの距離』>>482 125.『一筋の想い』>>485 126.『大好きな気持ち』>>486
127.『隣の笑顔』>>487 128.『同じ動作』>>493 129.『視線の先』>>494 130.『君の、』>>495
第十三章【それぞれの恋愛事情】
131.『SweetDream』>>499 132.『君の恋事情』>>500 133.『バレンタインの想い出』>>508
134.『バレンタイン計画』>>509 135.『バレンタイン思考』>>512 136.『彼女にするなら、』>>513
137.『マシな人』>>518 138.『あの子と私』>>519 139.『天然日和』>>522 140.『ドキドキ日和』>>523
141.『速まる鼓動』>>524 142.『問題と解答』>>526 143.『偶然と些細な動作』>>527
144.『救命指導の出来事』>>532 145.『想いの華』>>533 146.『些細な出来事』>>537
第十四章【Valentine†Countdown】
147.『Valentine Countdown』>>539 148.『chocolate』>>540
149.『Valentine Mission』>>549 150.『決戦は月曜日』>>552
第十五章【Valentine】
151.『Valentine当日』>>553 152.『迫る時間』>>554 153.『Bad Valentine』>>559
154.『好きだからこその、』>>560 155.『Valentine後日』>>562 156.『なんともいえない気持ち』>>563
第十六章【諦める方法】
157.『儚い気持ち』>>566 158.『普通』>>567 159.『諦め』>>571 160.『君を嫌いになる方法』>>572
161.『表情』>>576 162.『矛盾≒気持ち』>>577 163.『自然な気持ち』>>582 164.『好きの気持ち』>>583
第十七章【私の気持ち】
165.『嘘をつけない心』>>584 166.『片想いDays』>>586 167.『犬ちゃんとの会話』>>587
168.『偶然≒HAPPY!!』>>588 169.『ほんの些細な出来事』>>589 170.『君を想うだけで、』>>590
171.『単純に、』>>594 172.『抱いた疑問』>>598 173.『健康調査』>>599 174.『片想い的、恋愛論』>>600
175.『私は私なりに』>>603 176.『恋敵出現?』>>604 177.『強い想い』>>607 178.『冷やかし』>>608
179.『思いたくない考え』>>611 180.『志保ちゃんの好きな人』>>612 181.『恋愛の意味』>>619
182.『卒業式』>>621 183.『三月十五日』>>622 184.『Bad Whiteday』>>623
185.『女の勘』>>625 186.『笑顔の理由』>>629 187.『合言葉は、』>>632
188話からを見る際の注意>>633
第十八章【亀裂×波乱】
188.『嫌な予感』>>636 189.『予感的中』>>637 190.『意味深な予感』>>641 191.『謎の理由』>>643
192.『避けたい理由』>>644 193.『その事実、予感的中。』>>645
194.『君の行動』>>647 195.『疾風の言葉』>>650 196.『気になること』>>652 197.『亀裂』>>654
198.『悪夢再来』>>655 199.『暖かい言葉』>>656
最終章【叶恋華】
200(最終話)『叶恋華』>>658
あとがき>>660
依麻の気持ちイメソン>>63
57〜74話のイメソン>>347
.:*゜..:。:.::.*゜お知らせ&イベント.:*゜..:。:.::.*
返信100&参照222突破記念>>109
返信200&50話突破記念>>215
苺羅様とコラボ企画! 番外編『眉抜きの日』
>>233 >>241 >>245 >>251 >>253
返信400突破記念 番外編『龍くんと壱くんのとある会話』
Scene.1 門外龍の場合(龍目線)>>406
Scene.2 珠紀壱の場合(壱目線)>>407
cast追加&第二部突入のお知らせ>>437
返信500記念(学校紹介)>>507
◆お客様◇(>ω<)カンシャ!
◆苺羅様 ◇宇莉様 ◆闇に光様 ◇あやめ.様
◆ちか様 ◇偽者様 ◆、璃瑚.様 ◇のの様
◆さわ様 ◇魔王様 ◆ココ様
皆様の温かいコメントに、手が震えてます←
本当にありがとうございます><
作者のモットー(は
【恋をしている皆さんに少しでも共感してもらえる小説を書く!!】
描写下手ですが、自分の想っている恋の感情を素直に表したいと思うので、少しでも共感していただけると嬉しいです^^*
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133
- Re: *叶恋華* +実話+ 134話更新! ( No.518 )
- 日時: 2011/05/09 18:28
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: lG2/Mifs)
- 参照: 小顔になりたいよぉぉぉ←
第百三十七話『マシな人』
**
「——依麻、保健室着いてきて〜」
「はいよー」
体育の授業が終わり、由良に言われ保健室前に着いて行った。
どうやら亜夢先輩と合う予定らしい。
羨ましいね、このやろー。
そう思いながら廊下の方を見ていると、
「!」
ちょうど廊下を通りかかった壱を発見した。
壱は階段を上がったところで振り向き、軽く目が合った。
「……っ」
い、今こっち見たよね!?
いや、偶然だ偶然。
私が目で追ってたからだよ。
だけど——。
やっぱり、こんな些細な偶然でも喜んでいる私がいた。
**
「——壱、彼女にするなら誰なのか教えてよ〜!!」
教室に戻り、給食時間。
先ほどの出来事で少しだけテンションが上がっていた私だが、志保ちゃんの一言で一気にテンションが下がった。
なんで、そんな事を壱に聞くの?
少しだけ胸が苦しくなりながらも、二人の会話を聞いていた。
「そんな人いんの? ……ぁ、わかんない」
「何それ!」
「いきなり言われたってわかんないし」
「体育の前も言ったばっかじゃん!!」
志保ちゃんは、拗ねた様な口調で言った。
壱の『わかんない』って言葉が、胸に引っかかる。
なんだか、複雑な気分だ。
「俺、あんま話したことない女子ばっかだし」
「えー? じゃあ犬ちゃんは!」
「え!? 俺!? 俺も、壱と同じ……」
突然話題を振られた犬ちゃんは、焦りながらそう答えた。
そして話題から逃れようとするため、犬ちゃんはこう言った。
「てか俺付き合ったことないし、よくわかんない」
「俺も俺も!」
犬ちゃんの言葉に同意するように、弾むような声で壱はそう言った。
付き合ったこと、ない——?
壱の言葉に、いちいち胸が締め付けられる。
すると志保ちゃんは更に拗ねて、こう言った。
「壱、教えてくれなきゃ給食わけてあげないから」
「……わーっと、まじっすか」
壱を釣る方法、給食。
大食いの壱にそれは反則だ。
ずるいよ、志保ちゃん。
そう思う私は、やっぱ我侭なのかな——。
「じゃあもう、彼女にしたい人じゃなくていい!! マシな人は?」
「マシな人?」
「教えてよ〜」
志保ちゃんは声を張り上げ、そう言った。
その途端に壱の班は一気に静かになり、何か小さな話し声が聞こえてくる。
気になる、気になる——。
私は心臓の鼓動を押さえつけ、必死に耳を傾けた。
しかし、
「——ほら! 壱、マシな人言ったよ! 次は犬ちゃん!」
その志保ちゃんの一言で、一気に力が抜けた。
それと同時に、心臓は苦しいくらいに痛くなる。
「えー!? 壱なんて言ったの!?」
「や、言えない……」
『言えない』——。
その壱の言葉は、やめてほしい位に脳内に響いた。
マシな人なら、別に言ったっていいのに。
言えない人なの?
その人が、もしかして——。
壱の、好きな人なの?
「でも、マシなだけで付き合いたいってわけじゃないでしょ」
乙葉がそう言い、周りはまた騒ぎ始めた。
その乙葉の一言に、壱はなんて言ったのか。
もう、会話を聞く気にもなれなかった。
- Re: *叶恋華* +実話+ 137話更新! ( No.519 )
- 日時: 2011/05/10 20:45
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: tOdZcpTQ)
- 参照: 小顔になりたいよぉぉぉ←
第百三十八話『あの子と私』
うまくいかないのが、現実。
そんな現実、ぶち壊せたらいいのにな。
「——優、ちょっと聞きたいことがあるんだけど——……」
給食時間が終わり、昼休み。
私は優を呼び出し、廊下に出た。
「何? 依麻」
「……あのさ、給食時間——。私の班と近いからさ、たまたま聞こえちゃったんだけどね。なんか、彼女にしたいのは? とか、マシな人は? とか、色々話してたじゃん!! あれでさ——……、」
「うん」
優と壱は、同じ班。
だから、絶対聞いていたはず。
「——壱の、マシな人って……誰?」
自分で言った言葉なのに、胸が少しだけ締め付けられた。
壱のマシな人——。
壱のあの態度からしたら、好きな人なのかもしれない。
『もしかしたら』の可能性を信じてみたくて、私は恐る恐る聞いてみた。
「——……あぁ〜」
優が笑みを浮かべながら、私を見た。
私は俯き、心の準備をする。
すると、優がゆっくりと口を開いた。
「優香ちゃんだって」
大きく、心臓が跳ねた。
一瞬時が止まったような感覚になり、続いて一気に胸が痛くなる。
「……そっか、」
「うん。……まぁ、落ち込むなー!」
「……うん、ありがと……」
私は顔を上げ、作り笑いを浮かべた。
心の準備をしてたはずだが、やっぱり胸が痛い。
「……優香ちゃん、かぁ……」
その壱の意外な答えに、少しだけ驚いた。
沢井優香ちゃん——。
クラスの女子学級委員長で、陸上部のエース。
足がめちゃくちゃ速くて、大会で何回も賞状をもらっている。
誰にでも優しくて、皆に慕われている。
「……」
壱は、ああ言う子が好きなのかな。
おしとやかで大人しくて、誰にでも優しくて。
頭よくて真面目で運動神経よくて。
見た目も柔らかな雰囲気で、ふわふわしている。
陸上部特有の小麦色の肌に、癖毛のショートカット……。
いつも笑顔で、皆に好かれて。
皆をまとめられて、誰にでも頼られて。
学級代表をやってる子が好きなのかな……?
私は優香ちゃんと違って、ガサツだし優しくないし。
頭悪いし真面目じゃないし、運動神経も悪い。
見た目も柔らかな雰囲気なんてどこにもないし、ふわふわなんかしてない。
肌の色もよく「具合悪いの?」って勘違いされるし、死神みたいな肌だし、髪の毛もなんかギシギシしてるしただ長いだけだし。
楽しいことがない限り、いつも笑顔なんて無理。
皆に好かれるより、嫌われる事の方が得意。
皆をまとめられないし、誰にも頼られないし。
ていうかまず話しかけられないし、友達少ないし。
学級代表とか私がクラスまとめらるわけないし、めんどくさくてやってないし——。
私と優香ちゃん、見事に正反対じゃんか。
うん、正反対過ぎて笑えてくる。
だけど、やっぱ大好きだ。
例え、壱が本当に優香ちゃんが好きだとしても——。
めげないで、
泣かないで、
諦めないで、頑張りたい。
自分の形で、少しずつ少しずつ。
——ほんの少しずつでも、進展していきたい。
- Re: *叶恋華* +実話+ 138話更新! ( No.520 )
- 日時: 2011/05/11 18:04
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
- 参照: ▼ 龍夜とメールしはじめたけど、皮肉しかいってこない(ぇ
優香ちゃんって、メールのぁの人かっ!!
ぅちからみて絵磨は
優しいし、可愛いし、面白いし最高だよっ・ω・←
うちのほうが友達少ないし、人見知り激しいし
ね、やばいよ(は
めげないで頑張ろうとおもった絵磨ゎ
さすがだとおもう!
- Re: *叶恋華* +実話+ 138話更新! ( No.521 )
- 日時: 2011/05/12 21:35
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: 73kQpkiy)
- 参照: 期 待 さ せ な い で 。
>>520
そうそうwwww
優香ちゃん、完璧な優香ちゃん(どうした
そういってくれると嬉しいよ;Д;
ありがとう><
うちの方が友達少ないよwww
クラスで話せる人が由良、優、愛奈しかいない←
他の人と一切話さないし、話せないwww←
苺羅学校にきてん(は
ウォア///(どうした
そういってくれるとやる気が増すぜ(は
やっぱ壱を諦められん←
そういや学級写真もらったんだけど、上手く取れないからもうちょい待ってね←
天気いい時に、窓に写真透かして撮る(ぇ
- Re: *叶恋華* +実話+ 138話更新! ( No.522 )
- 日時: 2011/05/12 21:42
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: 73kQpkiy)
- 参照: 期 待 さ せ な い で 。
第百三十九話『天然日和』
次の日——。
「——はい、じゃあ水城」
英語の授業の時間。
私は先生に当てられ、その場で硬直していた。
「……え、えぇ……っと」
こんな問題、答えられるか。
心の中でそう叫びながらも、私は黙って黒板を見つめていた。
光葉中学校は学力が低い学校らしいが、何故か英語だけどこの学校よりも学力が高い……らしい。
ただでさえ英語が苦手な私。
英語の成績、1なのに当てるなんて。
しかも英語の授業は、答えられなくても起立、間違っても起立。
これは新手の嫌がらせか、そうなのか。
「水城ー」
「あ、あぁ、はい……」
先生は私の顔を見て、周りに沈黙が走る。
この空気、なんなの。
先生は私が何か答えるまで、逃がしてくれるつもりはない……みたいだ。
とりあえず、ここは得意のI am攻撃!!
「えーと、I a「はい、起立」
「……」
まだ答えてないですよ、先生。
私は数秒フリーズした後、ゆっくりと立ち上がった。
隣に居る龍、健吾に疾風辺りから小さな笑い声が聞こえてくる。
……あぁ、恥ずかしいったらありゃしない。
「じゃあ、珠紀壱ー」
先生は私をスルーした後、左隣の壱を当てた。
壱は無言で席を立つ。
すると先生が呆れた顔になり、チョークで壱を差した。
「こういう基礎がわからないならなぁ、就職とおなじだ。ニートになるぞ」
「……」
ニート……。
じゃあ私もニートまっしぐらですね。
ていうかこの英語の問題、基礎もくそもないよ。
就職見つけられない人、続出しちゃうぜ。
「な、珠紀ぃ〜?」
「え、は……〜〜」
先生が厭味ったらしく壱を見ると、壱は何やら言いたげに口を動かした。
先生は眉を顰める。
「ん?」
「や、……モゴモゴ」
「ん!?」
「……すいまっせん」
先生の迫力に負けたのか、壱は素直に謝った。
モゴモゴの内容が気になるけれども、まぁいいか。
授業はどんどん進められ、私はその場に立ったまま黒板を見つめていた。
「——じゃあ、立ってる人でわかる人」
授業が進み、立ってる人が多くなった頃。
先生はそう言い出して、立ってる人を順番に見た。
すると、
「はいっ」
珍しく、壱が手を上げた。
しかしその瞬間、一気に周りは静かになり、先生までもが無表情で壱を見つめていた。
「……え」
「——……珠紀壱、どうぞ」
「えーと、I like the……えーと……」
「はいだめ」
「けっ」
壱が戸惑いながら答えると、あっさり先生に却下された。
それと同時に壱が拗ね始め、次第に周りから笑い声が聞こえてくる。
結局その問題は違う子が答えてしまうし、その答えは壱の答えと全く違ったので更に笑われた。
「——じゃあ、もう一回立ってる人でわかる人〜」
「はいっ」
違う問題を質問し、またもや壱が手を上げた。
当てられた壱は、また少しずつ戸惑いながらもこう答え始める。
「えーと……、そめ? ぷろあくてぃす」
「ぶっ!!」
壱の発言に、周りで数人が吹き出した。
ちなみに『そめ』ではなく、『さむ』だ。
英語で『Some』だから、まぁ『そめ』とは読めるけど……。
そして『ぷろあくてぃす』は『ぴくちゃー』……、『Picture』だ。
「どっからぷろあくてぃす出たのよ」
「壱うける〜〜」
「はい、珠紀だめ」
先生のツッコミと、周りの笑い声。
壱はまた答えるのを失敗し、
「あーあぁ、俺惨敗ばっか」
拗ねた子供の様に呟いて、地団駄を踏んでいた。
——その仕草が少しだけ可愛く思えたのは、内緒って事で。
**
「——明日は制服登校で集会があるんだから、ちゃんとした態度でいけよ!!」
帰りの会で、福野が強めの口調で言った。
あぁ、明日制服登校か……めんどくさ。
私はそう思いながら、バッグを枕にして伸びていた。
「名札忘れの子とかいるみたいだけど……、——珠紀壱」
「っ!!」
名指しで呼ばれた瞬間、伸びていた壱が飛び起きた。
私の学校の制服——、セーラーと学ランの左胸に、自分の名前が書かれた名札をしなければならない。
しかし壱は、いつも名札を忘れて学校に来る。
「……え、あれどっか吹っ飛んじゃったんだけど」
「吹っ飛ぶとかありえないし」
隣の乙葉は、壱に鋭いツッコミを入れた。
私も気軽に壱に話しかけれればなぁ……なんて。
「男子の髪型、ワックスとか控えめにしろよ。明日ワックスつけてきたら、洗い流すぞ」
「……え、また俺?」
「そうだよ」
二度目の指摘。
壱はいつもワックスをつけてきている。
壱がワックスをつけていない姿なんて、見たことがない。
つけてきてない壱、どんな感じになるんだろうか——?
きっと元の顔が整っているから、ワックスつけなくても大丈夫だとは思うんだけど——。
うん、でも想像できない。
「……や、これ違うんです、って」
壱はカタコトになりながら、否定する。
福野は「何が違うんだよっ!」とツッコミを入れ、クラスはまた笑いに包まれた。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133
この掲示板は過去ログ化されています。