二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ★☆完結☆★
日時: 2011/07/31 10:29
名前: ショート ◆P5dIQa6tkI (ID: V2/o1KYD)

初めまして方は、初めまして。
もう知っている方は、こんにちは。

駄作を書き続けている、ショートです。

こんな駄作をクリックしていただき、
心より感謝を申し上げます。

タイトルに入らなかったのですが、これは『とんがりボウシと魔法の365にち』の
お話です。

そして、今回のお話は…

シリアス+恋愛+友情

な、感じです。
次に、ルールです。

*悪口・荒らし・喧嘩をする方
*私の書く小説がお嫌いな方
*私自身がお嫌いな方
*基本的なこと、此処の掲示板自体のルールが守れない方
*このゲームのことがお嫌いな方

このどれか一つに当てはまる方は、
すみませんが[戻る]のクリックをお願いします。

そして、ルールが守れる方々は、どうぞ先にお進みください。


>>1 キャラ紹介

>>2 プロローグ


>>10 蔓と霞(キャラ絵)
>>15 薺と柘榴(キャラ絵)

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Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.74 )
日時: 2010/11/28 19:17
名前: †*゜・.李桃木.・゜*† ◆/kwqsmdJDQ (ID: MGsyo9KU)

37話[ *—不要?必要?—* ]


私は、いらない子?
不要…?

だったら、だったらぁ…っ、
どうして、私が存在するのよぉっ…!!

いらないんだったら…

いらない種なんか、撒かないで…
芽を、ださないでよぉ…


「私は…何で、ここにいるの…」

「か、霞!!?」

「あ、れ…、蔓…? 柘榴くん…? 薺くん…?」


私、あのとき、気を失って…、

ヤダ…、ヤダよ。
消えたくない。


「霞、どっか行ってたの?」

「………っ!」


蔓の質問に、答えることができない。

思い出したくなんか、ないよ。


私が、消えるべき存在ってことを、
伝えるのと一緒じゃないの—————…。


「私って————…、必要、なの…かな。

 今、やっと思い知らされたような気がする。

 私は、いらない存在ってこと…っ」

「か、霞…。

 何でそんなこと言うの…っ?

 どうしちゃったの?」


やっぱり、私は不要なんだよね?
だから、あの魔法学校であんなこと言われたんだよね?

私は、きっと、消えるべき存在なんだよね…。

私は、3人にいつもの笑顔をみせて、


「もういいや、私、消えるね」

「消える、って…何で…!!?」

「どうして、消えちゃうの…!!」

「そもそも、どうやって消えるんだよ…」

「今から、私を消してくれる人に、頼みに行く。

 それだけだよ」


私は、3人にむかって、真っ直ぐ伝える。
きっと、消えちゃったら2度と会えなくなってしまうから。

今までの、過去の私が、
3人に会うんだもん。

今の、私は消えなきゃいけないんだよ…


「だ、ダメだよ…、そんな簡単に、消える、なんて…

 言ったら、ダメだよ…!」


柘榴くんが言う。

しょうがないよ、自分のためだから。
いいんだよ、この世から消えるわけじゃない。

ただ、今ここにいる私と会えなくなるだけだから…


「一生会えないわけじゃないから。

 今の私に会えなくなるだけだよ」

「それでも、ダメだよ!

 霞ちゃん、言ったでしょ…自力で、見つける…って…!」


…、確かに、そうだけど…!

でも、私は、それでも…っ


「…しょうが、ないじゃん」

「え…っ?」


柘榴くんが、目尻に涙をためながら、
私の顔を不思議そうに見つめる。

ほかの2人も、同じような表情だった。


「だって、いらない、って…言われたんだもん。

 今、いる…、数日前からの記憶がない私は不要で…、

 昔からの記憶がある私を優先しろって、言われたんだもん…

 もう、私は消える運命だったんだよ…!」


私は、泣きながら訴えた。

でも、泣こうが喚こうが、私の運命は、
きっと、きっと…変わらない。


「そんなの、僕がヤダよ…」

「あたしだって、イヤ…」

「オレだって…!」

「…知ってる? 運命って、2つあるんだよ」

「え…?」

「『偶然』と『必然』

 きっと、3人に会えたのも、私が消えるのも、

 必然だから…しょうがないんだよ…」


涙が、床に零れる。
ダメだ、泣いてちゃ。

前に、進まなきゃ。
でも、足が動かないよ。

誰か...魔法をかけて____


本当は、消えたくなんかないよ。

お願いだから。

誰か...必要って、言ってよ_______


「たとえ、必然だったとしても、

 僕がそんなの許さないよ!」

「あたしがそんなヤツら、ぶっ飛ばしてくる!

 霞のことをいらないなんて言うヤツがいらないのよ!」

「そんなヤツらの言うことなんか、気にすんなよ!

 お前は、消えたらダメなんだよ。

 霞は、この魔法学校に、必要なんだよ…!」


私の目尻に、さっきまでとは違う涙がたまる。

よかった…、私を、必要としてくれる人が、
こんなにもたくさんいて…



私は、本当に、消えなくて、いいのかな?

そんな疑問が脳裏をよぎる。


…でも、消えたくない。

心のどこかで、そう思ってる自分がいる。

消えなきゃいけない存在がいて、

いいのかな。


本当に…私は、幸せで、いいのかな。



37話★終

Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.75 )
日時: 2010/11/29 20:01
名前: †*゜・.李桃木.・゜*† ◆/kwqsmdJDQ (ID: MGsyo9KU)
参照: http://ameblo.jp/short-inamori/

38話[ *—蔓の過去—* ]


————あれから、数日が経ち、皆仲良く過ごしている。

今でも、時々思うんだ。


私は、幸せでいいのか、ここにいて、いい存在なのか。

ただただ、自問自答を続けているだけ。


「そういえば、霞、あれからその変なヤツ等、来なくなった?」

「う、うんっ…、だい、じょう、ぶ…」

「そっか、ならよかった!」


私に、いつもの笑顔を見せる蔓。

ウソを吐いてるような気持ちになる。

そこから、罪悪感がうまれてくる—————…、


「か、蔓はさ、しっかりしてるよねっ!

 きっと、昔からそういう人だったんだよねっ!

 私、蔓みたいな人、憧れるなっ…!」


私がそう言うと、蔓の笑顔が曇る。

どうしたのかな…。
私、いけないこと、言ったかな…。


「ううん、あたし、昔からこうじゃ、ないのよ…」


蔓が、寂しげな笑顔を見せる。

つられて、私の顔からも、笑顔が消えた。


「おーい、霞ちゃん! 蔓ちゃん…って、どうしたの?」

「何かあったのか?」

「何でもないわ。 ただ、今のあたしと昔のあたしが違うってことを、教えたのよ」

「え…、蔓姉さんって、昔からああじゃなかったのか?」

「そうよ…、あたしは、昔…

 ううん、昔から、ずっとね。

 大きな罪を抱えながら生きているのよ」


大きな、罪…。

私は、ゾクッ、と寒気を感じた。
それって、何なのかな…


「あたしは昔、小さな村に住んでいたの。

 本当に、小さな村」


蔓が、過去を語る。

4人の中に、緊張がはしる。
蔓の、過去…


「今でこそ、この魔法学校で勉強もちゃんとにやってるわ。

 でもね、あたしが10歳頃までは、ずっと、他人の血を浴びながら生きてたの」


他人、の…血…?

何それ…、


「いつでも、刃物を持ち歩いてたもの。

 あたしは、何かを忘れてた。

 村人からは常に人殺しと言われてた」


そんなっ…、蔓が、人殺し…?

でも、どうして、ここに…、


「家族でさえ殺したの。

 お母さん、お父さん…お姉ちゃんに、弟も殺したわ。

 けどね、それが原点だったの。

 あたしが、人殺しすることの…ね」


蔓は、狂ったような目をする。

まるで、私たちを目だけで殺しそうな…


「村の人たちは、皆殺したわ。

 それから、消えないような血痕を消そうとして、逃げたわ。

 それで必要になったのが、家事。だから、今こうしてできるのよ」


蔓の目は、狂ったような目から、
寂しそうな目に変わった。

そんな…でも、逃げ続けても、いつかは…っ、


「そのずーっと先に、ここの校長に拾われたの。

 この魔法学校に来ないか…ってね。

 校長先生も、物好きよね。 こんな罪に溺れた人間に手を差し伸べるんだもの。

 ホント…、物好きよ」


そんなことが…。

全然知らなかったよ。
だって、今までそんな素振り、見せなかったから。

そんな、大きな罪を抱えてたなんて…。


「さ、もうこんなどうでもいい話、終わりにしましょ!」


そう言った蔓の表情は、ボロボロになった、
野良の仔猫のようだった。

ずっと、闘ってきたんだね、
自分の罪と…。


38話☆終

=====作者より=====

うわぁぁぁ…なんでこうなった、自分!

蔓の過去は、前々から決まってたんですけどね;
てか、校長共犯…;

これで逮捕されなかった蔓と校長はスゴイですね。
現実だと余裕で逮捕されますけど。
逮捕されなかったとかいうのは、つっこまんといてください。
蔓消えちゃっても困るので;;;;

次、ちょいグロくなるかもです;
苦手な方は、回れ右です。

Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.76 )
日時: 2010/11/29 20:17
名前: ^ω^ (ID: 2.miVYIo)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=19609

うますぎですよ!私の駄作とは全然ちがう…(参照)

Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.77 )
日時: 2010/11/29 20:32
名前: †*゜・.李桃木.・゜*† ◆/kwqsmdJDQ (ID: MGsyo9KU)
参照: http://ameblo.jp/short-inamori/

>>76

全然上手くないですよ!!
むしろ駄作の中の駄作です!

小説見ましたよ〜。
面白かったです!

Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.78 )
日時: 2010/11/30 17:44
名前: あきけけ ◆RQfQFvS/WE (ID: uWyu1tga)

やった☆
グロくなるのか☆


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