二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ★☆完結☆★
日時: 2011/07/31 10:29
名前: ショート ◆P5dIQa6tkI (ID: V2/o1KYD)

初めまして方は、初めまして。
もう知っている方は、こんにちは。

駄作を書き続けている、ショートです。

こんな駄作をクリックしていただき、
心より感謝を申し上げます。

タイトルに入らなかったのですが、これは『とんがりボウシと魔法の365にち』の
お話です。

そして、今回のお話は…

シリアス+恋愛+友情

な、感じです。
次に、ルールです。

*悪口・荒らし・喧嘩をする方
*私の書く小説がお嫌いな方
*私自身がお嫌いな方
*基本的なこと、此処の掲示板自体のルールが守れない方
*このゲームのことがお嫌いな方

このどれか一つに当てはまる方は、
すみませんが[戻る]のクリックをお願いします。

そして、ルールが守れる方々は、どうぞ先にお進みください。


>>1 キャラ紹介

>>2 プロローグ


>>10 蔓と霞(キャラ絵)
>>15 薺と柘榴(キャラ絵)

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25



Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.59 )
日時: 2010/11/06 22:03
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: cr2RWSVy)

>>58

そうですか?
多分、改行を何回もしてるからじゃないでしょうか…^^;
私は短いとき600文字で、通常が1000文字あたり、
長いときは1500文字以上ですね…。
改行は文字数に入らないので、そこまで変わらないんじゃないですかね?

Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.60 )
日時: 2010/11/07 04:01
名前: あきけけ ◆oAtfAdT0ro (ID: Gd7LnyXy)

短くてもそんなに・・?

Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.61 )
日時: 2010/11/07 09:05
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: JKQqTkPc)

31話[ *—過去—* ]


「あたし今日こそマンドラゴラ捕まえたい!!!」

「オレは何でもいいから捕まえたい!」

「それ、何回言ったっけ…」

「マンドラゴラって、不思議時間に捕まえるものなの?」

「そうよ〜、普段はめちゃくちゃ煩いけどね」


引っこ抜いたら、すごく煩く鳴くんだよね…。
てゆーか、毎回同じ目標掲げてるの…?

それって、いつも達成できてないってこと…?


「あの熱くなってる2人は置いといて、

 どこか行こうよ!!!」

「う、うん…」


そう言い、柘榴くんは海に連れて来た。
海も、少し怪しい雰囲気を醸し出していた…

柘榴くんは少し歩くと、草原に座った。
すると、微笑みながら私のことを手招きしてくれた。

私は柘榴くんの傍に座った。


「ざ、柘榴くん…、どうした、の…?」

「あのさ…、お昼のことなんだけど…、」


そう言われて、私はハッとする。
お昼といえば私が柘榴くんの昔のことを喋って…

それを、今、聞こうとしてる…ってこと、だよね…?


「もう、察してるとは思うけど…、

 どうして僕の昔のことを…? 記憶、失くしちゃったんだよね…?」


私は、息を呑む。

言っちゃって、いいのかな…。
そんな不安が脳裏を過ぎる。


「………………、」

「…、言えない、かな…?」


哀しそうな顔で私のことを覗いてくる。

そんな、切なそうな眼で見ないでよ…
私まで…辛くなっちゃうから…。


「分、かった…、話す…よ…」

「…ありがとう…、」


柘榴くんは、いつも通りの微笑みを見せる。

私は、今朝のことを話した。
そしたら柘榴くんは俯いてしまった。


「…あ、のさ…、無理にとは言わないけど…

 私のお母さんのこと、知ってるなら教えてくれないかな…?」

「…………、」


柘榴くんは、黙り込む。

そんなに、言えないことなの…かな…?
お母さんは…私にとって…、柘榴くんにとって…

どんな存在だったの—————…?


「何で、霞ちゃんの夢の中の僕は…、

 そんなこと、言っちゃったのかなぁ…?」


え…、どういうこと…?

やっぱり、よくないこと、だったの…?


「あの…どういう…?」

「僕の、せいだね…、霞ちゃんを、今日一日苦しめてた原因…」

「そ、んなこと————…っ!!!」


どうして、どうして…

どうして、そんなこと言うの———?


「柘榴くん…?」

「霞ちゃん、キミのお母さんのこと…知りたい?」


柘榴くんが、ゆら…、と立つ。

その姿は、とても恐ろしくて、不気味で…
いつもの柘榴くんじゃなかった。


「知りたい、よ… 自分の、お母さんのこと、だもん…」

「そっか…、そうだよね。

 じゃあ…これから言うこと、今までの現実を、全て受け入れることが、できる———————?」


え————————…?


31話★終

Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.62 )
日時: 2010/11/07 16:03
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: JKQqTkPc)

32話[ *—冷たい眼—* ]


柘榴くんの言葉に、体が強張る。
柘榴くんが、コワイ。

冷たい眼が————…私の体を、凍らせる。

コワイヨ——————…


「僕はね…」


ふと、柘榴くんがいつもの表情に戻る。
少し、哀しそうな眼をして…


「僕は、霞ちゃんに、自力で記憶を取り戻してほしい。

 酷いこと言ってるのは分かる、けど…

 僕が教えるんじゃなくて、自力で答えを見つけてほしいんだ…」

「柘榴くん…」


そんな風に、思ってたんだね…。
でも、どうして…?

どうして、自分で…?
確かに、そういうのって、大事なことだと思う。
どうして、親のことを…教えて、くれないの…?


「柘榴くんは…、私の親のこと、知ってるんだよね?」

「勿論…知ってるよ。 どんな人だったかは…ね」

「そう…なんだ」


そんなに、嫌なことでもあったの?
でも…、柘榴くんは、今の私の親の現状を…知っているのかな?

2年前に引っ越したから…知らない、かもしれない…。
どこに、いるのかも…。


「私…自力で、答えを見つけ出してみせるよ」

「霞ちゃん…、」

「絶対に——————…見つけ出すよ—————…」


そう言った私の目は、泣きそうだった。

記憶は取り戻したい。
心から、そう思っている。

でも、でも…私には…、
記憶のある私が居て…邪魔をする…!!!


「霞ちゃん、頑張って… 教えることはできないけど、

 僕も、霞ちゃんのこと、支えていくから…」

「柘榴くん…」

「だから、そんな哀しそうな眼、しないで?

 僕も、哀しくなるよ…、」

「…うん、私…頑張るね!」


私は、今出来る精一杯の笑顔を見せる。
柘榴くんも、微笑んでくれた。

私は、自分で答えを探すよ…!


「じゃ、戻ろう!」

「うんっ!」


そして、私たちはそのあと蔓と薺くんと合流し、
一緒に楽しい不思議時間をすごした…。


32話☆終

Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.63 )
日時: 2010/11/07 20:16
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: JKQqTkPc)

33話[ *—少女—* ]


「そろそろ、時間かな…」


只今の時刻———————…
7時25分、私の普段の登校時刻だ。

そんなわけで、今は部屋の外。
部屋の鍵をかけて、持ち物もちゃんとあるし——————…、


「きゃあっっっ!!!!!」


いきなり、始まりと終わりの部屋から、甲高い叫び声が。
何が起きたのかな…?

私の部屋は、始まりと終わりの部屋のちょうど隣で、すぐ聞こえた。


「………? 何だろう…、」


ドアのすぐ近くに寄った、
その瞬間に———…

ドドッ、と何かが倒れる音。
私は、反射的に目を瞑る。

一体、何が…?


「…へ?」

「…え?」


「「貴方誰ー!!!??」」


目の前に、見知らぬ少女がいた。

だ、誰…?


「あ、ご、ゴメンなさいっ…取り乱して…」

「あ、あたしも…ゴメンなさい。

 貴方は?」

「私は霞です。 この魔法学校に拾われたんです」

「あたしは薊! …って、拾われた!!?どーしてっ!!!

 いじめでも受けたのかっっ!!?」


何かこのテンション…、薺くんと似てる…。
もはや、薺くんを女子化させたようなものですよね…。

でも、何だか面白い人…!


「いえ、私…今までの記憶がないんです。

 約1週間前に記憶を無くしちゃって…、何でここにいるかも分からないんですよ…」

「そっ…そっか、ゴメン、嫌なこと思い出させちゃったかも…、ホントにゴメンッ!

 あたし、何かすごくKYだし、無遠慮だからさ…、って、アンタ学校行かないの?」


只今の時刻—————…7時30分。

ヤ、ヤバイッ!
遅刻しちゃうよっっ!


「えっと、私が帰ってくるまで私の部屋にいてくれますか?

 帰ってきたら、ここに来た理由聞かせてくださいねー!!!!」


私はダッシュで登校。

とりあえず、帰ってから理由は聞きますッッ!!!


「行っちゃった…、部屋、ここであってるよね?」


その少女は、学生寮にガチャ…、という音を響かせ、
霞の部屋へ入っていった…。



————それから、数時間が経ち…

下校の時刻になった。


「霞、何か急いでるみたいだけど…どうしたの?」

「かっ、蔓! ちょっとね! 今日は一緒に帰れないや! ゴメンねっ!」


蔓にそれだけ言うと、私はまた、
朝のように猛ダッシュで帰っていった。

学生寮に着く頃には、髪の毛も、上着も乱れていた。
息を切らしながら学生寮の中へ入っていく。

薊さん、まだいるかな…?


「おう、霞…、って、何でそんなにボロボロなんだ?」

「ちょっと学校から走って帰ってきたらですね〜っ!」


と、適当に説明して、階段を上る。
どうか、居ますようにっ…!!

ガチャッ!という音をたて、ドアが開く。
すると、中に…


「あ、霞…だっけ、おかえりー」

「よ、よかった…帰ってなくて…、」

「ん? アンタがここに居てって言ったからここに居たのよー?」

「あ、ありがとうございます…、約束、守ってくださってくれて…」

「何か堅苦しいねー…、軽くいこうよ!

 普通にタメ口で呼び捨てでさ!」

「う、うん…!」


でも、薊…って、どこから来たのかな…?
それに、突然…って変だよね?


「薊ってさ、どこから来たの?」

「あ、あたしー? あたしはね、シーズン魔法学校から来たんだー。

 …で、ここは?」

「ここはナチュラル魔法学校。

 どうやって来たの?」

「んー、それが思い出せなくってさー。

 何だったっけ…、すっごく大事なことだったんだけど…、」


それって、意味がない、よね…
でも、この魔法学校に用事がないなら、
目的地に早めに行った方がいいんじゃないかなぁ?


「だ、だったら、一回戻ってどこに行くか見てみたら?」

「そっかー…、あ、でも今帰れないや★」

「な、何で…?」

「んー…ちょっと、ね…★」


私は知らなかったんだ。

この少女が、ものすごいことを抱えてやって来たことを————————…


33話★終


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25



この掲示板は過去ログ化されています。