二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ★☆完結☆★
日時: 2011/07/31 10:29
名前: ショート ◆P5dIQa6tkI (ID: V2/o1KYD)

初めまして方は、初めまして。
もう知っている方は、こんにちは。

駄作を書き続けている、ショートです。

こんな駄作をクリックしていただき、
心より感謝を申し上げます。

タイトルに入らなかったのですが、これは『とんがりボウシと魔法の365にち』の
お話です。

そして、今回のお話は…

シリアス+恋愛+友情

な、感じです。
次に、ルールです。

*悪口・荒らし・喧嘩をする方
*私の書く小説がお嫌いな方
*私自身がお嫌いな方
*基本的なこと、此処の掲示板自体のルールが守れない方
*このゲームのことがお嫌いな方

このどれか一つに当てはまる方は、
すみませんが[戻る]のクリックをお願いします。

そして、ルールが守れる方々は、どうぞ先にお進みください。


>>1 キャラ紹介

>>2 プロローグ


>>10 蔓と霞(キャラ絵)
>>15 薺と柘榴(キャラ絵)

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Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.64 )
日時: 2010/11/09 21:39
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: UycEwWKG)

34話[ *—シーズン魔法学校—* ]


 *—その頃シーズン魔法学校では—*


「まったく、遅いわね…薊」

「ちょっと連絡するだけだろー」

「てか、行った場所間違ってたりして」

「それは…ありえるな」


3人の生徒が会話をする。

どうやら、薊の知り合いのようであった。


「ったく…昔から変わらないんだから、もう」


少女が、溜息をついた。


「それでも、そんな世話をやいてたのは誰だっけ?」

「煩いわよ。 はー…、阿呆薊を探しに行くわよ!」

「「おー!」」


3人は、始まりと終わりの扉へ向かう。

…薊を、探しに…。



 *—ナチュラル魔法学校—*


「そういえば、この学校は何人生徒いる?」

「んー…、数えたこと、ないかも…」


薊は、言伝をすっかり忘れ、霞との会話に夢中だった。


「じゃあ、この学生寮に住んでる子は?」

「えっと、私合わせると4人、かな」

「へぇ、じゃ、ウチと同じだ」

「そうなんだぁ」


シーズン魔法学校って、どんなトコなのかな…?

やっぱり、季節毎に何かあるのかな…。
そんな疑問を抱いてみる。


「…って、そういえば、ここにこんなに長く居てもいいの?」

「へ、どして?」


この答えに、私はガックリと項垂れる。

用事があって来たんじゃ…?


「あぁ、でもでも、どこに行けばいいのか分かんないし…」

「じゃあ、一回シーズン魔法学校に…、」


私が言いかけた、そのとき、
言葉を遮るような音がした。

場所は多分、始まりと終わりの扉からだ。


「行こう、霞!」

「う、うん…!」


私と薊は、隣にある扉に駆け寄る。

すると…、3人の、知らない人が倒れていた。


「だ、誰…?」

「躑躅姉ちゃん、公孫樹、橘!!!?」


さ、最後の名前…
苗字っぽいかも…。

って、何で薊は知ってるの…
あ、もしかして…、


「シーズン魔法学校の人?」

「う、うん…そう、なんだけど…」

「何で、倒れてるんだろう…」


私たちは、その3人を連れて、私の部屋に行った。

そして、暫くしてから、気がついたようだった。


「いやー、すみません!

 まさかあんなことになるなんて!」

「い、いえ…大丈夫ですよ!

 怪我とか無いですか?」

「それは大丈夫です!

 公孫樹たちも、平気でしょ?」

「うん、平気」

「な、何で3人がここに…?」


薊が尋ねると、女の人が、薊を指し…、


「アンタのせいだから」

「…へ?」

「アンタ、戻ってこないから、どうせどこ行くか分からないだの、言伝忘れたのだのってやってたんじゃないの?」


わぁ、当たってるね★
でも、言伝って一体なんだろう…。


「貴方、霞さんでしょ?」

「は、はいっ…!」

「実は、貴方に言伝があって、私たちははるばるここへやって来たの」


わ、私…?


34話☆終

Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.65 )
日時: 2010/11/13 22:48
名前: あきけけ ◆oAtfAdT0ro (ID: Gd7LnyXy)

シーズン魔法学校・・?
杖が、ライトセーバーみたいになってそうな・・(何でだよ)

Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.66 )
日時: 2010/11/20 20:47
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: UycEwWKG)
参照: ホムペもブログも更新しなくては〜><

>>65

コメ返すのスッッッッゴク遅くなって
ゴメンナサイ><

シーズン魔法学校は普通に季節の意味d((聞いてない

そんな杖があったら面白s((煩い

Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.67 )
日時: 2010/11/28 15:53
名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: MGsyo9KU)
参照: なんだかんだで10日以上放置;;

35話[ *—何の?—* ]


「わ、私に用って———…、」


直後、学生寮の玄関が大きな音をたてて開いた。

誰だろう…?


「かーすーみぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」


学生寮の玄関から大声で私を呼ぶ薺くん。

何だか、耳が痛いような…

呼ばれてるけど、この人たちの用件も気になる…
かといって、薺くんが呼んでるのに、
無視したら、感じ悪いって思われちゃうよ…


「呼ばれてるみたいだから、行ってきなよ!」

「あ、ありがとうございます…っ!!!」


そんなわけで、早足で玄関に行く。
階段を下りてみると、そこには——————…

テツさんに叱られている薺くんの姿が。

まぁ、あんな大声出したら迷惑だよね…。

後ろには呆れた顔をしている蔓と柘榴くんがいた。
2人もいたんだっ…。


「おー、霞!」

「コラ、余所見すんな!」

「チッ、固いヤツだな…」


固いとかそういう問題じゃないような気がする…。

それにしても、私に何か用でもあるのかな?


「蔓、柘榴くん…私に、何か用?」

「ん、用があるのは薺なんだけど…

 まぁ、説教受けてるから、僕が代わりに言うよ」

「う、うん…、」

「あのさ、今朝さ、始まりと終わりの扉が開いたらしいんだけど…

 薺がいうには、誰かが来たって言うんだ。

 霞ちゃん、知ってる?」


あ、薊のこと…だよね…。

言うべきかな…?
それとも、言わないべき…?

ウソは吐きたくない。
でも、あの4人に、許可はもらってない…


「わ、私は知らない…よ?」

「そっかぁ…なら、いいや。

 薺にはそう言っておくから!」

「う、うん…!」


ウソ…吐いちゃった—————…。

でも、それでも…
言うわけには、いかなかったんだよ、ね—————…?

これで、あってたんだよね…。


「それじゃ、私は部屋に、戻るね…!」

「うん! ありがとう!」


私は、さっきよりも早足で戻っていく。

胸が痛いよ。
ウソを吐くのって、こんなにも辛いんだね。

罪悪感で、胸がいっぱいになる。

それでも、きっと、言ったらダメだったんだよ。

力なく自分の部屋のドアを開く。


「あ、お帰り! 何の用だったの?」

「あ、大した用じゃなかったから…

 そ、それで…用件って…?」

「そうだな…、今、人がいるみたいだし、

 ウチの魔法学校に来てよ。 いいよね、躑躅姉ちゃん!」

「そうね…、じゃ、行きましょう」


薊が、私の手をひく。
そ、そんなに大事な話なのかな…?



この後、私は最悪な事態を招くことを知らずに、
シーズン魔法学校に行ってしまったんだ———————…。


35話★終

Re: ナチュラル魔法学校 〜キヲクを辿って〜 ( No.68 )
日時: 2010/11/28 16:04
名前: †*゜・.李桃木.・゜*† ◆/kwqsmdJDQ (ID: MGsyo9KU)

36話[ *—いなくなるべき存在—* ]


薊に手をひかれたまま、始まりと終わりの扉へ足を踏み入れる。
その後、カチャン…、という静かな音をたてながら、
扉が閉まる。

数分後、シーズン魔法学校についた。


「わ…、キレイ…!」


シーズン魔法学校とは、季節が違うようだった。
ナチュラル魔法学校は春だけど、
シーズン魔法学校は、冬だった。

今は、雪が降っている。

一つ一つの小さな結晶が集まってできた雪。
音も立てずに、地面を覆っていく。


「それで…話、って、何?」


戸惑いながら聞く。

躑躅さんは、真剣に答える。


「…貴方の、記憶のことよ」


…っ!!!??

どう、して…躑躅さんが、記憶のことを、
知っているの…?


「そ、れって、どういう、意味…ですか…?」

「あら、自分のことでしょ?

 貴方は、最近記憶を失くした…違う?」


当たってる。
でも、関わりもない人が、何で知っているの?

小さい頃会った?

それとも———————…?


「私たちは、貴方を助けるために来たのよ」


…たす、ける…。

どうやって…?


「貴方は、数日前、大きなショックにより、記憶を喪失したの」

「大きな、ショック————…?」


何、それ…

私の胸の奥に、ふつふつと嫌な予感がわいてくる。


「だったら、もう1度大きなショックを与えればいいのよ」

「———————っ!!!??」


どういう…こと!!!??

この人たちは…私に、何をするつもりなの…!!?


「ふふっ、簡単よ。

 目を瞑るだけでいいの。

 そうすれば、私たちが、『もう一人の貴方』を蘇らせてあげるから」


ドクン…、と心臓が音をたてる。

この人、何を言ってるの?
もう一人の、私?

どうして、そこまで知ってるの——————?


「どうしてそこまで知っているのか、って顔をしてるわね。

 いいわ、特別に教えてあげる」


え…?


「ここは、貴方の裏の世界。

 言い方を変えれば、もう1人の貴方の世界なのよ」


…何よ、それ…。

そんなこと言って…、
私を折ろうとしたって、無駄なんだよ…?

第一、もう1人の私の世界って何?
そんなの、ウソにもほどがあるよ。

そうしたら、ナチュラル魔法学校は、
何だというの?


「貴方は、いなくなるべき存在なのよ。

 言い方はキツイとは思うけれど、事実なの。

 貴方、此間言ったわよね?

 答えを、見つけ出す、って——————…」


躑躅さんの口元が、吊り上る。
ゾクッ、と身震いをする。

私は、いなくなるべき、存在…

今までの思いを消して、前の私を優先するの?


「そんなの…いやだよっ…!!!!!!!」


気がついたら、私は走ってた。
走って、走って、意識が途切れそうになっても、走って…。

ようやく、始まりと終わりの扉についた。

絶対に…私は不要じゃない!


扉を潜り抜け、我武者羅に走る。
ナチュラル魔法学校についた頃には、
意識を失っていた—————…。


36話☆終


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