二次創作小説(紙ほか)

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ハニカム(テニプリ夢)
日時: 2021/06/07 02:22
名前: ぺ (ID: EabzOxcq)

かわいいかわいい女の子

葉山仁奈…立海大附属高校1年。医者の家系に生まれたひとり娘。容姿端麗だが少し抜けている。
麻里…仁奈のクラスメイトで親友。一般家庭。



沙由香…仁奈の中学時代の親友。某出版社の令嬢。宍戸先輩の彼女。いまでも仁奈と親交あり。

未央…同じく中学時代の仁奈、沙由香の親友。某銀行頭取の孫。


Re: ハニカム ( No.1 )
日時: 2020/12/30 22:38
名前: ぺ (ID: RO./bkAh)

ショウィンドウの中のポスター映る女性をただ見ていた。ヘッドドレスのレースから覗く目元はとても可憐で力強い。青みがかったピンクのルージュは高校生のときに、似合わないからつけないと言われたものだった。肌も白くてずっときれいなままなのだろうか。上下千鳥格子のセットアップに身を包み、ハイブランドのバッグを抱きかかえている。ブランドものは好きじゃないと言っていた。

「ねぇ、この人誰なんだろうね?すごくかわいいけどさ、テレビで見たことないなぁ。」

並んで歩いていた彼女が言った。

「そうだな。」

俺は一言だけ、頷いてまた歩き始めた。

Re: ハニカム ( No.2 )
日時: 2021/01/24 01:01
名前: ぺ (ID: 6SeEpuIV)

今日は朝練がなかったので、いつもより1時間以上遅く登校できる。電車かなり混んでいて、立海生の姿も多い。座席の前の吊革に掴まっていた柳蓮二は、むさ苦しい社内に無性に腹を立てていた。なぜだかわからないが、すぐそばにいる人の息遣いや臭いがとてもむず痒くて体温が気持ち悪く感じる。リュックは後ろでなく、前に背負って音楽を聞いていた。最近ラップを聞き始めたというチームメイトの丸井ブン太が、皆にバカにされていたので自分は言わないでおこう。

目の前には立海生が座っていた。リュックを抱えて、頭をリュックに突っ伏している。長い髪はさらさらと前側に覆い被さっていて、顔が見えない。だらしないな、と蓮二は思ったが、音楽を聞いているのでそちらに神経が通っていたため特に気にすることはなかった。

「次はー…」

やっと高校の最寄り駅である。立海生がぞろぞろと体の向きを変え、電車に降りる準備をしていた。蓮二も同様に反対方向を向こうとしたが、目の前の女子生徒は目を覚ます気配がない。気にするまい、と構わず開いたドアに目掛けてゆっくり前進しようとするが、まだ顔は伏せたままである。少しの間、彼女に視線を送ったが、爆睡してるのだからそれを感じる気配はない。このまま見送っても良いのだが、僅かだけど応えられないと地味に引きずってしまうような良心を無視できなかった。

「…最寄り駅、ですよ。」


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