社会問題小説・評論板
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- 自己中人間の観察記
- 日時: 2010/01/24 15:56
- 名前: れの (ID: xxFx3C/2)
身の回りの自己中人間の観察記です。
・自己中になってしまうのはなぜか
・自己中人間の性質は?
などを、解き明かしていきたいと思います。
登場人物
■レノ ・・・ 実は私。 様々な体験をしている。
レノの体験を生かし、観察記をここに記す。
■サラ ・・・ 私の最も身近にいる自己中人間。
パクリで、いじめの標的になったところを、レノに助けられる。
■ミロ ・・・ 小学生時代のいじめの総長的存在。
今も昔も自己中人間。
■アヤカ ・・・ いじめ大好きっ子。
もちろん自己中人間。
- Re: 自己中人間の観察記 ( No.206 )
- 日時: 2011/03/04 20:26
- 名前: れの (ID: VJgd52Wn)
<73ページ目>
私はまだよく理解していなくて、ミロは納得した事を表すかのように、手をパンッと叩いた。
「そっか!シラクスってサッカーで、監督の指示がどこからでも聞こえるって言ってたよね!英語のリスニングも完璧だし!」
「いやぁ〜・・・」
と、シラクスは少し照れて言う。
そんなシラクスにイラつきを感じたレノはすかさず言った。
「サッカーは単に試合に集中してないからだろ・・・」
ミロに褒められていい気になっていたシラクスが、形相を変えてレノを睨みつける。
しかしなるほど、シラクスがホームステイ出来る訳が分かった。
前使ったルートが急遽使えなくなった。
ここから一番近いバーと、その右隣の家の間から入って、そのまま隙間をぬうように進むとこの店の裏側に出る。そこから侵入するんだ、・・・いいな?
シラクスが言うには、さっきの強頼大の男はそう言ったらしい。
「・・・で、その『一番近いバー』ってのが、『BERルーナ』という訳かぁ・・・」
「やっと理解力のないレノにも伝わったな!」
「お前の将来ブッ壊してあげようか??(ニコ)」
「シラクス、漫才はもうやめて。・・・いい?レノ。これはチャンスよ。場所を変えたなら、相手もすぐには見つからないと思って、油断してる。決定的瞬間を激写!して、猛ダッシュで逃走!これでいけるわ」
レノは少し考えてから、小さく頷いた。
一方、彼女に『漫才』と言われたシラクスは虚ろな瞳で地面を見つめていた。
- Re: 自己中人間の観察記 ( No.207 )
- 日時: 2012/04/21 02:18
- 名前: れの (ID: MrVVEkO0)
<73ページ目>
そんなこんなでやってきたBERルーナ。…の脇。
男とアヤカの進んだであろう道を腰を低めて進む。
「強頼大っていえば名門校…って聞いたけど、やる奴はやるんだ」
ミロがふと洩らす。
「むしろ結構そういう不良が増えてるって話らしいよ。でも全体の偏差値は伸びてる」
「…つまり、ズル賢い人ばっかりってことね」
「ま、ズル賢さではミロのが上だと思うけど」
真剣な表情のミロにここぞとばかり皮肉を込めて言う。
そんな私を咎めもせずにミロは進み、ミロ信者のシラクスは予想通りにこちらを睨んできた。
まったく、ニセ相談持ちかけてきた頃はまだ可愛げがあったのに。
もう本性を隠す気も無いな。
そう思って苦笑した、その時だった。
『おい、誰にも見つかってないだろうな?』
さっきの、強頼大の男の声だ。
だいぶ日が落ちて細かい場所までは特定できないが、さっきよりはっきりと声が聞こえる。
近い。
ミロが手で簡単な合図をした。
作戦開始。
- Re: 自己中人間の観察記 ( No.208 )
- 日時: 2012/04/26 08:55
- 名前: 在 ◆zdbRMUTbzw (ID: 5K27D2Vq)
今思ったのですガ、人間皆自己中だと思うんですよネ((個人的な意見
そうでは無いのでしょうか?
実際に、総理大臣とか電力開発社とかだって、自分のためにお金を増やしたり、減らしたりとその時の状況によって自分達を守るために変えているではありませんか。
僕だって自分では気ずいていないのかと思いますが実際自分は自己中なんだと深く思っていますしネ。
そしてこの小説を荒らすのかとは思うのですケド、自己中の性質はきっと分かりませんよ。
何十万何千万何億・・・とこの世にいる人達がいるのに自己中の性質なんて一人一人違うと思います。
そして今、貴方は自分自身で仮名にさレてる「サラ」さん「ミロ」さん「アヤカ」さんの事を陰で言っている様な物ですよ(実際に居なけレばごめんなさい。
とりあえず自分では気ずいていないのかと思いますが、陰口的な行為小説は控えた方が良いと思います。
- Re: 自己中人間の観察記 ( No.209 )
- 日時: 2013/01/19 18:31
- 名前: れの (ID: u2Na5wQQ)
これはあくまで小説なんですよ。
実体験をまぜたとは言え、小説です。
長期に渡って放置しましたが、完成させたいと思っています。
- Re: 自己中人間の観察記 ( No.210 )
- 日時: 2012/05/04 11:26
- 名前: れの (ID: MrVVEkO0)
<74ページ目>
今では万引き常習犯になってしまったあたしだけど、
最初は、悪いことしたなって思った。
でも。
近年、時が経つにつれて政治は悪化している。
それに比例して犯罪も増えていく世の中、万引きなんて珍しくも無い。
いつもの店でいつものように盗むだけだ。
あの店のチェックは甘い。
流石に盗みすぎてバレかかってるが、その為の隠し通路だ。
ここで闇にまぎれて逃走、これで最後にしよう。
『この店で』万引きするのは。
前を歩く強頼大1年の大輔は、あたしの彼氏。
彼がいるから、怖くなんて無いわ…
そして私はまた、この店で罪を犯した。
「うまくいったな」
大輔の声。
「うん。だけどもうこの店はヤバイと思う。次は他の所にしましょ」
「あぁ? ここみてーにユルい警備の店なんてそうそうねーんだぜ?
もっともっと極限までしぼりとらねーと」
そう言い切った大輔は、まるで大仕事を終えた後の大悪党みたいなニヤニヤした笑みを浮かべていた。
実際そうだけど。
でもそんな大輔も好き。でも…
「で、でもこれじゃホントに捕まっちゃう…」
「あら?アヤカじゃない!ぐ〜〜うぜんっ!」
「!!?ミロ…!?」
「…アヤカ、逃げるぞ」
「待って、下手に逃げたら疑われ…」
ミロがこちらに向かって歩いてくる間の小さな作戦会議。
シラを切ることにした。
「み、ミロ…久しぶり」
「お久!こんな所で会うなんてびっくり!」
「あたしもビックリしたよ〜」
あー…早く帰ってくれないかな〜…
「そっちの大きい人は?」
「えへ、彼氏なの。羨ましい?」
「あたしも彼氏いるもん!」
「うっそまじで?」
誰だろ?後で聞いてみよ。
「ところでさ、」
「ん、何?」
「この時期に旅行でもいくの?」
「え」
「大きいね、そのカバン」
「!!」
ミロは口角を上げてニヤリと笑った。
イヤな予感が体中の神経という神経に走ったのを感じる。
まずい
まずい…
「ねぇ、『捕まっちゃう』って、どういうこと?」
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