二次創作小説(映像)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 東方銀東進 〜学校シリーズ新バージョン〜
- 日時: 2020/05/22 17:48
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
前回とは全くの別物です。
原作と苗字等が違ったりしますが、この小説ではそういう設定で行きます。
登場人物
小学生
担任 上白沢慧音
副担任 月詠
レミリア・スカーレット
フランドール・スカーレット
山本神楽
チルノ
大妖精
ルーミア
リグル・ナイトバグ
ミスティア・ローレライ
白夜サクラ
暗夜エリーゼ
黒崎遊子
黒崎夏梨
中学生
Z組
担任 坂田銀八
副担任 鬼灯
特別教師 烏間惟臣
赤羽業
ミカサ・アッカーマン
アルミン・アルレルト
エレン・イェーガー
磯貝悠馬
桐須フェリシア
岡野ひなた
片岡メグ
茅野カエデ
神崎有希子
霧雨魔理沙
ジャン・キルシュタイン
倉橋陽菜乃
近藤総悟
魂魄退
魂魄妖夢
潮田渚
志村新八
杉野友人
博麗霊夢
堀部糸成
前原陽斗
矢田桃花
山本神威
アニ・レオンハート
マルス・ローレン
透魔アクア
シュルク
白夜タクミ
暗夜レオン
編入生
比企谷小町
羽瀬川小鳩
小野寺春
竈門禰豆子
S組
担任 久遠道也
副担任 吉良瞳子
青山俊介
亜風炉照美
天城大地
雨宮太陽
市川座名九郎
一乃七助
一星光
稲森明日人
伊吹宗正
岩戸高志
宇都宮虎丸
海原のりか
円堂守
奥入祐
影山輝
風丸一郎太
壁山塀吾郎
狩屋マサキ
鬼道有人
基山タツヤ
吉良ヒロト
霧野蘭丸
九坂隆二
倉間典人
栗松鉄平
車田剛一
豪炎寺修也
剛陣鉄之助
木暮夕弥
小僧丸サスケ
坂野上昇
砂木沼治
佐久間次郎
三国太一
シュウ
神童拓人
染岡竜吾
立向居勇気
綱海条介
剣城京介
鉄角真
飛鷹征也
菜花黄名子
西蔭政也
錦龍馬
西園信助
野坂悠馬
野咲さくら
灰崎凌兵
白竜
服部半太
浜野海士
速水鶴正
氷浦貴利名
土方雷電
日和正勝
不動明夫
吹雪士郎
吹雪アツヤ
瞬木隼人
松風天馬
真名部陣一郎
万作雄一郎
水神矢成龍
道成達巳
緑川リュウジ
皆帆和人
森村好葉
雪村豹牙
フェイ・ルーン
E組
担任 殺せんせー
副担任 イリーナ・イェラビッチ
岡島大河
奥田愛美
木村正義
東風谷早苗
菅谷創介
コニー・スプリンガー
竹林孝太郎
千葉龍之介
寺坂竜馬
中村莉桜
狭間綺羅々
速水凛香
原寿美鈴
ベルトルト・フーバー
サシャ・ブラウス
ライナー・ブラウン
不破優月
アリス・マーガトロイド
三村航輝
村松拓也
吉田大成
クリスタ・レンズ
律
ユミル
リーリエ
ルキナ
ルフレ・トロン
烈火ロイ
A組
浅野学秀
榊原蓮
荒木鉄平
小山夏彦
瀬尾智也
進藤一考
奥村光舟
由井薫
結城将司
瀬戸拓馬
浅田浩文
九鬼洋平
最上武
高校生
普通科 A組
担任 平塚静
副担任 高橋涼介
桐須咲夜
近藤十四郎
桂小太郎
高杉晋助
リヴァイ・アッカーマン
羽瀬川小鷹
三日月夜空
柏崎星奈
楠幸村
志熊理科
津田タカトシ
天草シノ
七条アリア
萩村スズ
一条楽
桐崎千棘
小野寺小咲
鶫誠士郎
橘万里花
衛宮士郎
遠坂凛
斉木楠雄
燃堂力
海藤瞬
照橋心美
梓川咲太
桜島麻衣
犬塚露壬雄
ジュリエット・ペルシア
今井信女
ディミトリ
普通科 D組
担任 エルヴィン・スミス
副担任 白澤
副担任 横島ナルコ
近藤勲
志村妙
柳生九兵衛
猿飛あやめ
藤原拓海
武内樹
畑ランコ
三葉ムツミ
五十嵐カエデ
轟ネネ
津田コトミ
時カオル
岡崎朋也
古河渚
春原陽平
藤林杏
一ノ瀬ことみ
藤林椋
坂上智代
西行寺幽々子
ハンジ・ゾエ
暁アイク
白夜リョウマ
暗夜マークス
白夜ヒノカ
暗夜カミラ
真中淳平
東城綾
西野つかさ
北大路さつき
南戸唯
クロード
普通科 C組
担任 桐須真冬
副担任 朽木白哉
副担任 冨岡義勇
我妻善逸
阿散井恋次
タクミ・アルディーニ
石田雨竜
一色いろは
一色慧
井上織姫
上杉風太郎
エーデルガルト
男鹿辰巳
緒方理珠
竈門炭治郎
吉良イヅル
朽木ルキア
黒神めだか
黒崎一護
武元うるか
田所恵
栗花落カナヲ
中野一花
中野五月
中野二乃
中野三玖
中野四葉
薙切アリス
薙切えりな
嘴平伊之助
葉山アキラ
比企谷八幡
檜佐木修兵
日番谷冬獅郎
雛森桃
白夜カムイ
白夜晃樹
古橋文乃
松本乱菊
斑目一角
由比ヶ浜結衣
唯我成幸
雪ノ下雪乃
幸平創真
野球科 Y組
担任 片岡鉄心
副担任 掛橋桃子
沢村栄純
降谷暁
御幸一也
小湊春市
金丸信二
倉持洋一
川上憲史
結城哲也
伊佐敷純
増子透
小湊亮介
丹波光一郎
滝川・クリス・優
東条秀明
白州健二郎
前園健太
有原翼
東雲龍
野崎夕姫
河北智恵
宇喜多茜
中野綾香
鈴木和香
岩城良美
倉敷舞子
九十九伽奈
初瀬麻里安
阿佐田あおい
直江太結
天草琴音
近藤咲
永井加奈子
新田美奈子
花山栄美
朝比奈いろは
月島結衣
仙波綾子
秋乃小麦
竹富亜矢
泉田京香
坂上芽衣
逢坂ここ
柊琴葉
塚原雫
本庄千景
椎名ゆかり
我妻天
桜田千代
小鳥遊柚
リンレイファ
草刈ルナ
バスケ科 B組
担任 相田景虎
黒子テツヤ
火神大我
日向順平
伊月俊
木吉鉄平
相田リコ
赤司征十郎
青峰大輝
緑間真太郎
紫原敦
黄瀬涼太
桃井さつき
灰崎祥吾
ヒーロー科 H組
担任 相澤消太
緑谷出久
爆豪勝己
麗日お茶子
飯田天哉
轟焦凍
峰田実
蛙吹梅雨
切島鋭児郎
上鳴電気
八百万百
常闇踏陰
耳郎響香
芦戸三奈
青山優雅
瀬呂範太
障子目蔵
尾白猿夫
葉隠透
砂藤力道
口田甲司
騎空科 K組
担任 ラカム
副担任 ロゼッタ
グラン
ジータ
ルリア
ランスロット
ヴェイン
ゼタ
ベアトリクス
ユエル
ソシエ
アイル
アリーザ
スタン
クラリス
フィーナ
フェザー
ランドル
ククル
グレア
アン
ロミオ
ジュリエット
ゾーイ
ラスティナ
十傑評議会メンバー
一席 柏崎星奈
二席 赤司征十郎
三席 雪ノ下雪乃
四席 天草シノ
五席 七条アリア
六席 日番谷冬獅郎
七席 御幸一也
八席 桐崎千棘
九席 薙切えりな
十席 白夜晃樹
OB.OG
小美浪あすみ
雪ノ下陽乃
虹村修造
朧
通形ミリオ
波動ねじれ
天喰環
ミケ・ザカリアス
唐瓜
茄子
池谷浩一郎
カタリナ
古谷サチコ
砕蜂
いるだけの大人
おそ松
カラ松
チョロ松
一松
十四松
トド松
長谷川泰三
更木剣八
先生
上白沢慧音 算数担当
坂田銀八 国語担当
エルヴィン・スミス 音楽担当 調査団顧問
月詠 女子保健体育担当
鬼灯 日本史担当
ハンネス 理科担当 壁美化部顧問
白澤 男子保健体育担当
松平片栗虎 男子体育担当 野球部顧問
服部全蔵 地理担当
坂本辰馬 数学担当 商業部顧問
高橋涼介 音楽担当
高橋啓介 工業教科担当
お香 家庭科担当
片岡鉄心 国語担当 野球部顧問
横島ナルコ 英語担当 生徒会顧問
殺せんせー
烏間惟臣 対殺せんせー暗殺用強化特訓担当
イリーナ・イェラビッチ 対殺せんせー暗殺用強化特訓担当
オールマイト
相澤消太
相田景虎 バスケ部顧問
平塚静 国語担当 奉仕部顧問
久遠道也 サッカー部顧問
吉良瞳子 サッカー部顧問
桐須真冬 世界史担当
高山マリア シスター 隣人部顧問(仮)
掛橋桃子
佐々木異三郎
朽木白哉 走・拳・斬・鬼担当
浦原喜助 商業教科・鬼道担当
四楓院夜一 白打担当
京楽春水 霊圧担当
浮竹十四郎 剣術指南役
卯ノ花烈 保健室先生
冨岡義勇 国語担当
胡蝶しのぶ 化学担当
市丸ギン
東仙要
ベレス
十三隊
一番隊 鬼灯
二番隊 高橋涼介
三番隊 冨岡義勇
四番隊 卯ノ花烈
五番隊 平塚静
六番隊 朽木白哉
七番隊 オールマイト
八番隊 京楽春水
九番隊 烏間惟臣
十番隊 坂田銀八
十一番隊 エルヴィン・スミス
十二番隊 胡蝶しのぶ
十三番隊 浮竹十四郎
理事長
お登勢
先代理事長
山本元柳斎重國
次期理事長候補
柏崎天馬
浅野學峯
藍染惣右介
校長
閻魔大王
次期校長
マリオ
教頭
八雲紫
次期教頭
ルイージ
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
- Re: 東方銀東進 〜学校シリーズ新バージョン〜 ( No.140 )
- 日時: 2020/05/07 23:34
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
翌日
晃樹
「そんじゃ、行ってくるわ」
咲夜
「気をつけていきなさいよ」
ガチャッ
柚
「あれぇ?晃樹出かけちゃいました?」
咲夜
「ええ、今日は龍と買い物に行くって言ってたわ」
柚
「え、東雲先輩と!?なんか意外ですね」
咲夜
「そうかしら?最近妙に距離感が近いと思ってたけど・・・それより、晃樹があんな軟派だとは思わなかったわね」
柚
「一昨日の五月ちゃんの事もありますし・・・私の気持ちには気付いてくれないのに・・・」
咲夜
「なんか言った?」
柚
「何でもないで〜す」
そして、駅前にて
晃樹
「・・・1分過ぎた」
東雲
「待たせたわね」
晃樹
「人に時間厳守って言っておいて自分は遅刻するのかよ」
東雲
「仕方が無いでしょう?人と出かけるなんて久しぶりなんだから・・・」
晃樹
「え?なんて」
東雲
「何でもないわ。さっさと行くわよ」
晃樹
「あ、ちょっと待てよ!せめてどこ行くかぐらい教えろよ!なあ!」
ダッダッダッ
遠くの木の影には
九十九
「あの、有原さん・・・こういう事は余り良くないと思います・・・プライベートを付きまとうなんて」
翼
「え〜、だって面白そうじゃないですか〜。東雲さんが晃樹とお出掛けですよ。気になりますよ〜」
和香
「だったら1人で来れば良いでしょう?なんで私と九十九先輩まで来る必要が・・・」
一護
「おい、何やってんだお前ら」
翼
「うわ!・・・なーんだ、黒崎くんか〜、ビックリした〜」
一護
「そんなビビられるとこっちが困るな。で、こそこそ何してんだ?」
和香
「実は、晃樹が東雲さんとデートしているの。それを面白がった翼がストーカーをするって言って聞かないの」
翼
「酷いよ和香ちゃ〜ん。別にストーカーしようとは思ってないよ」
一護
「あと付けてるだけでもうストーカーだろそれ」
九十九
「・・・黒崎くんはなぜここにいるのですか?」
一護
「あ、ああ・・・今日はテツヤの買い物に付き合う予定だったんだが・・・あいつどっか行っちまって」
黒子
「・・・僕ならここにいますよ」
翼/和香/九十九
「いやぁぁぁぁあ!!」
一護
「うぉ!お前いつからそこに!」
黒子
「僕はずっとここにいました・・・ふぅ」
一護
「嘘だろお前!絶対今ダッシュで来ただろ!」
黒子
「それより、アレ見てください」
黒子が指を指した先には三玖がいた。
一護
「三玖じゃねぇか」
三玖
「うっ・・・」
ダッ!
一護
「あ!おいちょっと待て!」
一護は三玖を捕まえ連行
一護
「まぁ、色々聞きてぇが、まず一つ、お前何してたんだ?」
三玖
「・・・晃樹の監視。晃樹が東雲さんに魅せられてないか」
一護
「お前もストーカーじゃねぇか・・・じゃあ2つ、なんで逃げたんだよ」
三玖
「・・・一護の目が怖かったから」
黒子
「黒崎くんは不良ですから」
翼
「やっぱりそうだよね!黒崎くん目で人殺しそうだもん」
一護
「誰がスラムダンクの桜木だ!」
九十九
「中野さん、ストーカーは立派な犯罪行為です。これ以上はやめておいた方が良いですよ」
三玖
「・・・じゃあ、あそこの茂みに隠れてる2人はいいの?」
三玖が指さした先
一護
「・・・なにやってんだあいつら」
和香
「教師までもがストーカー化してるわね」
真冬と雪乃がいた
一護/黒子
「・・・」
一護達は2人を拘束した
黒子
「学園ラブコメのヒロインがなにやってるんですか」
真冬
「誤解よ!私はただ晃樹が心配だっただけで・・・」
一護
「で、雪ノ下はどうなんだ?」
雪乃
「私はただ、晃樹くんが東雲さんに取られないか見張っていただけよ。それに、遊ぶだけ遊んで捨てられるのは少々腹が立つわ」
黒子
「それは、少々所では無いですよね」
一護
「たく、どいつもこいつもそんなに晃樹が心配かよ。アイツはそんなヤワじゃねぇだろ」
九十九
「・・・別に戦いに行くわけではないでしょう」
一護
「分かったらさっさと晃樹追っかけるぞ!」
・・・
雪乃
「結局貴方が一番ノリノリじゃないの」
まず最初に立ち寄った店は、野球専門店だ
晃樹
「野球専門店は初めて来るな」
東雲
「そう、いい経験したじゃない。それで、晃樹さんに色々見立てて欲しいの」
晃樹
「なんだよ」
東雲
「まずはグローブと、それからバットよ」
晃樹
「いきなり難題だな。それじゃあ・・・」
晃樹はグローブ1つを手に取る。
東雲
「・・・それは外野手用のグローブよ」
晃樹
「あ、そうなの?道理で指が長いと思ったんだ。じゃあ・・・」
次に手に取ったグローブは
東雲
「・・・キャッチャーミットよ」
晃樹
「あら、ホントだ」
東雲
「わざとやってるでしょ。私をおちょくってそんなに楽しいかしら?」
晃樹
「まあ楽しいわな、生真面目な龍ちゃんの困る顔は絶景だぜ」
東雲
「・・・馬鹿な事言ってないでさっさと選びなさいよ」
晃樹
「ハイハイ・・・ん、これなんかどうだ?MIZUNOのやつ」
東雲
「・・・確かにこれは良さそうね。そこまで硬くもない。キャッチはしやすそう・・・」
値札を見てしまった
東雲
「ご、5万・・・これは予算的にダメね」
晃樹
「じゃあどうすんだよ。残りのやつ全部5万超えるぞ」
東雲
「え・・・そんなはずは・・・ホントだわ」
晃樹
「・・・バット見るか」
東雲
「・・・ええ」
物陰から
翼
「休みの日でも野球なんて、流石だね東雲さんは」
和香
「いや、翼も余り変わらないわよ」
一護
「つーか晃樹困惑してんじゃねぇか」
三玖
「・・・なんか可哀想」
九十九
「でも、晃樹くんももう野球部の一員ですから。これくらいはこなしてもらわないと」
黒子
「あ、出てきますよ」
晃樹、東雲は次の店に向かった
真冬
「追跡、私達も追いかけましょう」
一護
「結局ノリノリじゃねぇか俺たち」
次に寄った店、バッティングセンターである。
晃樹
「なんでバッティングセンター???」
東雲
「昨日の試合をみて気になったのよ。貴方の独特なスイング。とりあえずバッターボックス入りなさい。指導してあげるわ」
晃樹
「こんな事ならジャージ持ってくりゃ良かった」
一球目、120キロの球を安打
東雲
「・・・やっぱり、貴方ボールに当たる直前、振りが上がってるわ。それに、握りの間も空いてるし」
晃樹
「分かんねぇよ。教えられてないもん」
東雲
「はぁ、これは相当しごいた方が良さそうね。容赦なく行くわよ」
晃樹
「お、お手柔らかにお願いします」
少し離れたボックスには
雪乃
「・・・地獄ね。晃樹くんの顔がコケてるわ」
一護
「つーか追跡ほっぽいて普通に楽しんでるヤツら何なんだよ」
翼、和香、九十九は打っていた。
翼
「えぇ〜、だって来てるなら打たないと勿体ないよ。皆はやらないの〜?」
黒子
「僕は野球があまり得意ではないので」
三玖
「・・・スポーツが苦手だから」
翼
「いいからやってみようよ〜!」
1時間後
真冬
「2人が出ていくわよ」
翼
「ホントですか?じゃあ追跡再開〜!」
一護
「おい、お前が無理やりやらせるからテツヤと三玖バテバテじゃねぇか」
黒子/三玖
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
翼
「あ、ごめーん」
ファミレスにて
東雲
「ダメね、アドバイスは出来るのに自分が出来ないなんて」
晃樹
「名選手が名監督になるとは限らないだろ。まさに俺じゃねぇか」
東雲
「そういう事を言ってるのではないのよ。貴方はできる時とできない時の波が激しいのよ」
晃樹
「昨日と今日はたまたまできない日だっただけだって・・・もうくたくた」
東雲
「なに弱音吐いてるのよ。午後はバッティング倍よ」
晃樹
「元からこれが狙いで昨日と誘ったのかよ。でも午後からは俺の用事に付き合ってもらうからな!こっちだって予定つめつめで来てんだからな」
東雲
「そう、じゃあ今日はこれでサヨナラね」
晃樹
「いいや、お前は強制連行だ」
東雲
「何でよ」
晃樹
「・・・お前と一緒にいたいから」
東雲
「・・・はぁ、少しだけよ?」
遠くの席では
一護
「おい、あいつら移動するぞ・・・って、普通に飯食ってんじゃねぇ!」
翼
「えぇ〜だってお腹空いたんだもん」
黒子
「僕はシェイクしか飲んでません」
和香
「さてと、お腹も膨れたし、行きましょうか」
雪乃
「そうね、会計は済ませておいたわ」
追尾組も店を出ようとした
ガシッ
一護
「ん?」
店員
「あのすいません、お客様のお会計がまだ住んでいません」
一護
(あいつ・・・俺の分だけ払ってねぇのかよ)
そして、2人が向かった先は、ショッピングモールだった。
東雲
「・・・何を買うのよ」
晃樹
「五つ子の誕生日だからさ。プレゼント買おうと思ってたんだけど、女子がなに欲しいか分からんから。それで龍ちゃんにアドバイスを聞こうと思ってな」
東雲
「・・・そう、しょうがないから選んであげるけど、私に聞くならそれ相応の覚悟が必要よ」
晃樹
「俺だってお前じゃなくて雪乃に聞こうと思ってたわ!あいつ来なかったし」
一護
(いやここに居るんですよね)
東雲
「何よ、私では不満なのかしら?いいから黙って着いてきなさい」
東雲はさっさと行ってしまった
またしても物陰から
一護
「・・・雪ノ下、お前が元凶か?」
雪乃
「なんの事かしら。私はただお願いを断っただけ」
一護
「それでストーカーって意味わかんねぇよ!」
黒子
「それよりも、中野さん今日誕生日だったんですね」
三玖
「・・・うん」
黒子
「誕生日パーティとかはやらないのですか?」
三玖
「・・・それは夜にやる。楽しみにしてて欲しいからって、家を追い出された」
一護
「で、それまでに晃樹に会おうとしたら、東雲と買い物ってか?」
九十九
「そしたら、晃樹くんは三玖さん達のプレゼントを買いに来てたと言うことですね」
三玖
「・・・うん」
翼
「じゃあ、楽しみはとっておかないと。ストーキングもこれで終わりで」
和香
「最初からやめとこうって言ってたのに・・・」
追尾組は解散した
晃樹
「・・・ようやっと解散したか・・・気づいてないとでも思ってたのかね」
東雲
「なにブツブツ言ってるのよ」
晃樹
「何でもねぇよ」
店内では
東雲
「それで、何を買うかは決めているのかしら?」
晃樹
「五月には特売のステーキ肉、三玖には戦国BASARAのゲームをって考えてたんだが、残りの3人はどうしよっかって」
東雲
「そうね、一花さんは大人びているから・・・ジーパンとかはどうかしら?」
晃樹
「ジーパンねぇ・・・サイズ分かんねぇしなぁ」
東雲
「私が試着したら大体は分かるでしょ」
晃樹
「いや、体型違うし、それにお前女子の中でもでかい方だってこと忘れんnぐはぁ」
腹パン
東雲
「女子に失礼なこと言うものじゃないわよ」
晃樹
「す、すびばせんでした・・・」
東雲
「二乃さんは料理が得意でしょ?調理器具とかを買ってあげるのがベストだと思うわ」
晃樹
「調理器具・・・そういやフライパンが欲しいとか言ってたわ」
東雲
「・・・四葉さんが厄介ね。彼女何でも興味あるから・・・」
晃樹
「・・・あ、リボン買えばええやん・・・紐屋どこだっけ」
東雲
「紐屋とか言うのやめなさいよ!」
買い物を済ませた晃樹達が店を出てきた。
晃樹
「ありがとな、買い物付き合ってもらって」
東雲
「ええ、こちらも新しいバットが買えたわ。ではさよなら」
晃樹
「あ、そうだ龍ちゃん」
東雲
「何かしら?」
晃樹
「買い物付き合ってくれたお礼に一つ教えてやる。男子野球部の結城先輩、1日500回の素振りを心掛けてるそうだぜ」
東雲
「それが何かしら?」
晃樹
「1日300回だったらいつまで経っても男子に勝つなんて夢は掴めねぇぞ。やるならそのバット折る勢いでやれ」
東雲
「そう、頭の隅にでも入れておくわ。さよなら」
晃樹
「ああ」
トコトコ
東雲
(・・・男子に勝つ。危うく目標を見失うところだったわ。私は超えなければならない。有原さんにも、晃樹さんにも)
晃樹
「・・・あいつの家計が心配なだけなんだよな。どうやったらあんなスパルタ女出来んだ?」
そして、晃樹は中野家に向かった。
ピンポーン
四葉
『はーい・・・あ、晃樹くんですか!今開けるんで待っててくださーい』
ウィーン
晃樹
「相変わらずこのマンションすげぇな。近代的で」
エレベーターに乗って中野家の階まで行く
ガチャッ
一花
「いらっしゃ〜い。わざわざ来てくれてありがとね」
晃樹
「ああ。5人には色々お世話になってるからな。誕生日は祝わってやるよ」
一花
「さ、上がって」
晃樹が靴を脱ごうと下を見ると、多くの靴があった。
晃樹
「・・・今日って俺だけじゃないの?」
一花
「なに言ってるの〜。今日は誕生日パーティだよ?いっぱい呼んだよ」
晃樹はリビングに向かった
晃樹
「やっぱいやがった!このストーカー共!!」
翼
「げ、やっぱりバレてた・・・」
二乃
「ちょっと〜。うるさいんですけどぉ」
晃樹
「うっせぇ!入ってくんなクソビッチ!」
二乃
「誰がビッチよ!」
一護
「な、なあ晃樹。確かに悪かったが・・・三玖が可哀想だぜ、気づいてたのに東雲とデートなんざ」
晃樹
「デート!?ただ買い物に付き合って貰ってただけだよ。その証拠に・・・」
晃樹は袋からケーキとオードブルを取り出す。
晃樹
「ほら、パーティ用のご馳走とケーキ買ってきた」
四葉
「わぁー!晃樹くん流石です!気が利きますね!」
五月
「まぁ、誕生日なんですから、このくらい当然です」
晃樹
「あらら?そんなこと言うなら、プレゼントの松坂牛ステーキ肉あげないよ〜?」
五月
「むぅ・・・」
晃樹
「あれ、三玖はどうした?」
三玖
「・・・いるよ」
ちょうど部屋から出てきた
三玖
「・・・後をつけたりなんかしてごめん。相手して欲しかったの」
晃樹
「俺だって気づいてたのに気付かないふりして悪かったな。ほら、プレゼント持ってきたから」
リビングに集まる
晃樹
「誕生日おめでとう」
それぞれにプレゼントを渡す
四葉
「リボン!ありがとうございます!」
二乃
「あら、フライパン?ちょうど欲しかったからありがたいわ」
一花
「ジーパン・・・いいじゃん。晃樹くんセンスあるねぇ」
晃樹
「えっと、一花さんのは東雲が選んでくれたんだ」
一花
「なーんだ、晃樹くんじゃないのか・・・でも嬉しい、ありがと」
五月
「・・・私だけ食べ物」
晃樹
「肉食って笑ってろお前は」
五月
「なんでしょう、いい事言ってるのでしょうけど、遠回し過ぎて全然心に響かないです」
三玖
「・・・」
晃樹
「・・・気に入らなかったか?」
三玖
「・・・ううん、嬉しい。男の子からプレゼントを貰うのは初めて」
二乃
「この子未だに上杉からも貰ってないのよ?」
五月
「それは全員そうです」
晃樹
「気に入ってくれたなら何よりだよ。さ、飯食おうか」
一花 二乃 三玖 四葉 五月
誕生日おめでとう
続く
- Re: 東方銀東進 〜学校シリーズ新バージョン〜 ( No.141 )
- 日時: 2020/05/11 19:06
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
登校時間
柚
「じゃあね晃樹、また放課後」
晃樹
「ああ」
晃樹はC組の教室に向かう。
ガラッ
晃樹
(まだ誰もいないか・・・ん?後ろの席が一つ多い)
???
「おはようさん。随分早い登校やね」
晃樹
「・・・どちら様ですか?」
ギン
「市丸ギンや。今日からここの教師なんやけど、道に迷うてしもうてなあ。職員室はどっちやろ?」
晃樹
「・・・職員室は2階北校舎の東側です」
ギン
「ん〜なんやぁ?疑ごうとるのかい?ほんま教師やで」
晃樹
「こんな中途半端な時期に転勤っておかしくないっすか?まぁ、別にいいですけど」
ギン
「信じてくれて助かるわ〜。ほな、道教えてくれてありがとうな。さいなら」
ギンは職員室に向かった。
晃樹
「・・・怪しすぎる」
晃樹が立ち尽くしていると、乱菊がやって来た。
乱菊
「あら晃樹、そんな所で突っ立って何やってるのよ」
晃樹
「乱菊さん。今怪しい人がいてさ」
乱菊
「怪しい人?」
晃樹
「ああ、新任らしいんだけど・・・名前は確か・・・市丸ギンって言ってたな」
乱菊
「・・・ギン・・・!?ホントにそう言ってたの!?」
晃樹
「え、ああ」
乱菊
(ギン・・・なんでここに、まさか藍染が何か絡んでるのかしら・・・)
晃樹
「えっと・・・乱菊さん?」
乱菊
「晃樹、そいつには余り関わらないようにしなさい。いいわね」
晃樹
「あ、ああ、分かったよ。あとさ、机一つ増えてんだけど」
乱菊
「ホントね、まさかこれもあいつの罠・・・?」
一方職員室では、会議をしていた
藍染
「今月、教育実習で理事長代理をする事になりました。藍染惣右介です」
お登勢
「ということだよ。あたしはもうすぐ退職だからね。お試しとして、この藍染惣右介に任せようと思ったわけさねぇ」
藍染
「私の腕を評価してくださったお登勢理事長には感謝してます。期待に応えられるように頑張ります」
お登勢
「頼んだよ」
浮竹
(京楽・・・なぜ藍染がこのようなところに・・・)
京楽
(そんなの僕に言われてもねぇ。分からないものは分からないよ〜)
藍染
「では、最後に一つ。私が推薦する新たな教師を紹介します」
ギン
「市丸ギンです。よろしゅうお願いします」
東仙
「・・・東仙要だ」
藍染
「市丸先生には高等部C組、東仙先生には中等部A組の教育実習をしてもらいます」
浮竹
(・・・大丈夫か白哉)
白哉
(問題ない)
ギン
「あら、朽木隊長はんやないか。久方ぶりやね」
白哉
「・・・ああ」
藍染
「私からは以上です」
閻魔大王
「あ、はいはい・・・他に連絡がある先生はいるかい?」
京楽
「僕から1件・・・」
閻魔大王
「京楽先生、どうぞ」
京楽
「僕も新任の教師を紹介するよ」
京楽の横に座っている人物が立つ。
ベレス
「ベレスです。よろしくお願いします」
京楽
「寡黙な子だけど、仲良くしてやってよ。それで、彼女にもC組に着いてもらおうと思ったんだけど・・・」
藍染
「・・・好きにしたまえ」
閻魔大王
「他にはなにかあるかね?」
鬼灯
「はい」
閻魔大王
「鬼灯くん、何かな?」
鬼灯
「これから、教師には十三隊なるものを設置しようと考えています。そして、生徒間では十傑なるものの設置も考えております。これは、競争率を高めるためのものです」
平塚
「却下だな、それでイジメに発展したらどうする気だ?」
鬼灯
「その指導も教師の役目です。各自行うように」
藍染
「私は良い考えだと思うよ。賛成のものは挙手を」
すると、半数以上が手をあげる。
藍染
「可決だ。責任者は鬼灯先生に頼むよ」
鬼灯
「・・・了解です」
閻魔大王
「では、各自業務に戻ってね」
キーンコーンカーンコーン
ガラッ
真冬
「今日から新たに加わる先生を紹介するわ」
ギン
「市丸ギンです。よろしゅうな」
ベレス
「・・・ベレスだ。よろしく」
冬獅郎
「な!市丸!?」
ギン
「あらら、十番隊長はんまでおったんか・・・凄い縁やねぇ」
真冬
「話は後にしなさい。そして、転校生を紹介するわ。入ってちょうだい」
そして、教室に入ってくる1人の女子。高貴な雰囲気を漂わせている。
エーデルガルト
「エーデルガルト=フォン=フレスベルグよ」
乱菊
(ギンと何の関係も無かったわね・・・)
真冬
「あそこの1番奥の席に座ってちょうだい」
エーデルガルトは指示された席に座る
真冬
「それから、この学校に新しく十傑という制度が出来るわ」
一護
「十傑ってなんすか?」
えりな
「学内評価上位10名の生徒たちにより構成される委員会よ。そんなのも知らないのかしら?」
一護
「知るわけねぇだろ!」
アリス
「えりなったら、十傑なんて遠月でしかやってないんだから〜」
えりな
「な、何よ!ちゃんと教えてあげたでしょ!」
真冬
「静かに。先程薙切さんが言ったように、学内上位10人の組織・・・なのだけども、高等部は高等部だけで構成されるわ」
八幡
「つったって、上位10人なんて何を基準に決めるんですか」
炭治郎
「君たちはどうやって決めてたんだい?」
創真
「俺らか?俺らは単純に料理が上手い順だったなぁ」
真冬
「この学校では、学力、武力、部活、学校への貢献度、人気で決まるわ。今のところは教師で指定した人物が入ってるから、確認しておきなさい。以上」
キーンコーンカーンコーン
晃樹
「・・・なんかめんどくさい事になったな」
一護
「ああ、あの野郎・・・なんで明星に」
冬獅郎
「恐らく藍染が絡んでるだろうな。白夜は今朝会ったらしいな。松本が言ってたぞ」
晃樹
「ああ。なんか怪しい雰囲気漂わせてたな。ホームルーム終わってからなんて・・・イヅル見てみろよ」
3人はイヅルの方を見る
イヅル
「あは、あははは。隊長・・・ああ、干し柿・・・」
修兵
「おい吉良!気をしっかり持て!」
晃樹
「頭おかしくなってんじゃん。何があったんだよお前ら」
冬獅郎
「悪いが、今はまだ何も教えられねぇ」
ガラッ
ギンが紙を持って教室に入ってきた。そして、紙を広げて黒板に貼る
ギン
「十傑の結果が出たで。確認しときぃや」
十傑評議会メンバー
一席 柏崎星奈
二席 赤司征十郎
三席 雪ノ下雪乃
四席 天草シノ
五席 七条アリア
六席 日番谷冬獅郎
七席 御幸一也
八席 桐崎千棘
九席 薙切えりな
十席 白夜晃樹
十傑補欠
石田雨竜
一色慧
竈門炭治郎
黒崎一護
轟焦凍
爆豪勝己
古橋文乃
緑間真太郎
八百万百
ギン
「十傑って言っとったけどなぁ?補欠も存在するんやねぇ」
冬獅郎
「なぜだ」
ギン
「んなもん僕に言われても分からんわ〜。自分で聞きに行くんやね」
ギンは教室を出ていく。それを乱菊が追いかける。
乱菊
「ギン!アンタなんの為にここに来たのよ」
ギン
「・・・乱菊、なんでいるのや?」
乱菊
「決まってるでしょ、アンタを探すためよ。アンタ、藍染と何企んでるのよ?」
ギン
「・・・乱菊、邪魔や」
ギンは乱菊のうなじを小突いた。乱菊は気絶し、保健室に運ばれた。
アリス
「もぉーなんでえりなは九席なのにわたしは補欠にも入ってないのよぉ!」
葉山
「仕方ないだろう。俺たちはまだこっちに来たばかりなんだ。俺たちの実力をあまり把握されてないのだろう」
アリス
「じゃあなんで日番谷クンは六席なのよ!おかしいわ!」
冬獅郎
「どうだっていいだろ」
雪乃
「まぁ、そちらが昔いた学校では上位だったのでしょうけど、この学校では大したことないって事なのでしょう?」
アリス
「ムゥ〜!なによなによ!皆してわたしをからかって!」
晃樹
「おーい誰かそこのハーフ黙らせて。マジでうっせぇ」
晃樹の一言で、三玖が懐からガムテープを取り出す。
アリス
「ちょっと三玖さん、何するのよ!ムゴゴ」
ビィィィ
三玖
「・・・大丈夫、息は出来るように巻いたから」
葉山
「ホントに巻くのかよ・・・」
晃樹
「十席・・・」
雪乃
「これで分かったわね、私と貴方の実力差」
えりな
「ま、精々這い上がれるように努力しなさいな。いつになるかは分からないけれど」
晃樹
「逆に聞くけど、高等部に入ってまだ1週間経ってない奴が背後から忍び寄る感覚はどうよ?」
えりな
「え、・・・それは・・・その」
雪乃
「別に何とも思わないけれど?」
創真
「おやおや?薙切ビビってんのか?」
えりな
「そ、そんな訳無いでしょ!?こんな下品な男なんかに!」
晃樹
「誰が下品だあぁん!?高飛車女が!」
晃樹とえりながメンチを切っている最中、雛森が大慌てで教室に入ってきた。
雛森
「大変!!乱菊さんが職員室に運ばれました!!」
冬獅郎
「松本がか!?」
雛森
「とにかく来てシロちゃん!」
冬獅郎
「お、おい雛森!」
冬獅郎は雛森に引っ張られて行った
一護
「俺らも行った方がいいのか・・・」
雪乃
「大勢で行っても邪魔になるだけよ」
晃樹
「・・・行くぞ一護」
一護
「あ、ああ・・・」
続く
- Re: 東方銀東進 〜学校シリーズ新バージョン〜 ( No.142 )
- 日時: 2020/05/12 21:16
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
保健室
卯ノ花
「松本さんはただ気を失っているだけですよ」
雛森
「ホントですか?良かったぁ」
冬獅郎
「誰が松本を運んで来たんだ?」
月詠
「わっち達は知らない生徒だった。確か・・・エーデルガルトと言ってたでありんす」
一護
「・・・聞いたことあるぞそいつ」
晃樹
「今日来たばかりの転校生だからな」
一護
「あ、そうだっけか?」
冬獅郎
「それで、第一発見者はそいつなのか?」
月詠
「そうじゃ。廊下で倒れてるのを発見したそうじゃ」
冬獅郎
「・・・そうか」
雛森
「シロちゃん?」
冬獅郎
「戻るぞ」
雛森
「あ、待ってよシロちゃん!」
ガラッ
白澤
「あ、晃樹くんちょっと待って」
晃樹
「白澤先生、どうしました?」
白澤
「多分、やったのは市丸先生だから、気をつけるんだよ」
晃樹
「・・・分かりました」
ピシャ
卯ノ花
「貴方、本当に白澤先生ですよね?」
白澤
「な、何だい?疑っちゃって・・・」
月詠
「おまんら声も似ておるし、性格も何となく似てる。怪しすぎるでありんすな」
白澤
「辞めてよォもぉ、僕は京都弁なんて使わないよ〜。中国の神獣なんだから僕は」
理事長室では
藍染
「鬼灯先生、どういう事かな?柏崎星奈・・・柏崎天馬の娘を一席に置いて」
鬼灯
「私は貴方が理事長だというのは認めません」
東仙
「おい、藍染様になんという口の利き方を!」
藍染
「構わないよ要。続きを聞こうじゃないか」
鬼灯
「私にとっての理事長は柏崎先生だけです。なので、私の最後の繋がりの柏崎星奈を一席にし、私は彼を理事長にまで伸し上げる。それだけです。失礼します」
ガチャッ バタンッ
東仙
「分をわきまえない鬼神め」
藍染
「面白いじゃないか。地獄の鬼が何処まで出来るのか、楽しみだ」
教室では
冬獅郎
「・・・おい」
エーデルガルト
「・・・何か御用かしら?」
冬獅郎
「・・・お前が松本をやったのか?」
エーデルガルト
「なんの事かしら?」
冬獅郎
「とぼけんじゃねぇ!お前、この学校を潰しに来たのか?」
雛森
「シロちゃん!流石に決めつけるのは・・・」
すると、走って教室に入ってきた一護
織姫
「黒崎くん、何があったの?」
一護
「・・・俺も分かんねぇけど、冬獅郎が何かを考え出した」
エーデルガルト
「私は、この世界をより良いものにする為にこの学校に来た、それだけよ」
冬獅郎
「・・・そうか、その為にはクラスの奴を犠牲にしてくのか・・・霜天に坐せ、氷輪丸!」
冬獅郎の始解。辺りの温度が下がる。
炭治郎
「おいやめるんだ!」
冬獅郎
「巻き込まれたくなかったら下がってろ!ウォォォォォ!!」
冬獅郎がエーデルガルトに斬り掛かるが・・・
カキンッ
冬獅郎
「なっ!」
修兵
「・・・剣を収めて下さい。日番谷隊長」
冬獅郎
「・・・どういうつもりだ檜佐木」
修兵
「・・・すいません、俺はこの人について行きます」
イヅル
「檜佐木さん・・・」
修兵
「・・・悪いな吉良」
エーデルガルト
「まだ続けるのかしら?」
冬獅郎
「・・・卍解、大紅蓮氷輪丸!!」
一護
「お、おい冬獅郎!!何馬鹿な真似してんだ!」
冬獅郎
「氷竜旋尾!!」
氷の斬撃がエーデルガルトと修兵を襲う。
晃樹
「・・・ファイアブレード」
スパッ
晃樹
「そこまでだ。冬獅郎、少し落ち着け」
冬獅郎
「・・・白夜、お前は何とも思わないのか、松本がやられて」
晃樹
「早とちりしすぎなんだよ。やったのこいつじゃねぇよ」
冬獅郎
「証拠はあるのか?」
晃樹
「白澤先生から犯人を聞いた。そもそも、防犯カメラを見たら犯人なんて一瞬でわかる」
そういって、晃樹はポケットからUSBメモリを取り出し、教室にあるパソコンに繋げる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ギン
「・・・乱菊、邪魔や」
パシッ
乱菊
「うっ!」
バタンッ
ギン
「このまま放置してても面白そうやなぁ」
ササッ
ギンは去っていった。その後エーデルガルトがやって来た。
エーデルガルト
「・・・保健室は何処だったかしら」
エーデルガルトは乱菊を担いで保健室に向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
晃樹
「これでもまだエーデルガルトを疑うか?」
冬獅郎
「・・・すまなかった。今のことは忘れてくれ」
エーデルガルト
「・・・ふん」
ガラッ
京楽
「ありゃぁー、凄いことになってんね。誰が元凶なんだい?」
冬獅郎
「・・・京楽、俺だ」
京楽
「日番谷隊長〜。ダメじゃないかこんなことしちゃァ。取り敢えず、指導室に行こうか」
冬獅郎
「・・・ああ」
冬獅郎は京楽に連れて行かれた。
教室を復元する。
エーデルガルト
「シュウヘイ、ご苦労さま」
修兵
「ああ」
エーデルガルト
「それに、そこの貴方、中々の手練のようね」
晃樹
「お前、全て計算済みだったって訳か」
エーデルガルト
「はぁ、バレてたようね。そうよ、全て計画通り。これで厄介なのは消えたわ。世界を正すのに」
晃樹
「やっぱさっき言ってたのはホントの様だなこのクラスを潰してから世界征服か?しかも修兵を買収して」
エーデルガルト
「買収?人聞きが悪いわね。彼とは友好関係を築いてるのよ」
修兵
「そうだぞ晃樹。俺は自分の意思で行動してるだけだ」
晃樹
「そう、それでイヅルも切り離すと」
修兵
「な・・・」
エーデルガルト
「貴方もこちらに来る気は無いかしら。もし仲間になってくれるなら・・・」
カムイ
「いい加減にして下さい!」
晃樹
「カムイ・・・?」
カムイ
「エーデルさん!あなた・・・昔はそんな風では無かったじゃないですか!一体どうしたのですか!」
エーデルガルト
「・・・カムイ。この学校にいたのね」
晃樹
「・・・え、お前ら知り合いなの?」
続く
- Re: 東方銀東進 〜学校シリーズ新バージョン〜 ( No.143 )
- 日時: 2020/05/16 20:33
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エーデルガルト
「貴方がカムイのお兄さんなの。なら、下僕にするのはよしておきましょう。その代わり、貴方とは友人になってあげるわ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
晃樹
「て言ってたけど、なんで上から目線なんだよ」
柊
「で、それをなぜ私に?見舞いに持ってくる話でもないでしょ?」
晃樹
「いや、特に理由はないんだけど」
柊
「まぁ、今の学校の状況は察したわ」
晃樹
「別に琴葉に何かしてもらおうとかは思ってないから。ただの愚痴」
柊
「それで、今日の部活はどうだったの?」
晃樹
「伽奈さんの誕生日パーティやって終わったよ」
柊
「随分呑気ね。練習もちゃんとするのよ?」
晃樹
「わーってるって。お前は完治させて安心して戻ってこい」
柊
「・・・ええ」
晃樹は立ち上がった
晃樹
「んじゃ、そろそろ帰るわ。じゃあな」
柊
「さよなら」
ガラッ
病室を後にした
晃樹
「・・・ん?」
遠目に移った人影
晃樹
「あれは・・・エーデルガルトか?なんで病院に・・・」
晃樹はエーデルガルトを追い掛けた。
病室前
晃樹
「・・・この病室は・・・ミカヤ?」
チラッ
エーデルガルト
「具合はどうかしら?」
ミカヤ
「大丈夫よ。貴女こそどうなの?」
エーデルガルト
「貴女は自分をもっと大事にしなさい」
ミカヤ
「ふふっ、そうするわ。それで、何かいい事でもあったの?」
エーデルガルト
「なんでそんな事を聞くのかしら?」
ミカヤ
「だって、表情がいつもより柔らかいから」
エーデルガルト
「・・・貴女に隠し事は出来ないみたいね。今日、いい人を見つけたのよ」
ミカヤ
「いい人?」
エーデルガルト
「漢気のある優しい人・・・私の部下として欲しかったのだけれど、断られたわ」
ミカヤ
「貴女、もしかしてまだあの計画を続けてるの?やめてって言ってるのに」
エーデルガルト
「いくら友人の貴女でも、それは出来ないわ。私は復讐する。この腐り果てた世界に」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
晃樹
「なんだ?あの計画って・・・」
修兵
「おい、何やってるんだ?晃樹」
晃樹
「げっ!・・・修兵」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エーデルガルト
「紋章に全てを委ねるこの世界・・・排除しなければならないわ」
修兵
「エーデルガルト、客人だ」
修兵に首根っこ掴まれて出てきた晃樹。
晃樹
「ど、どーも・・・」
エーデルガルト
「・・・」
ミカヤ
「・・・この子は誰?」
エーデルガルト
「悪いけど、少し席を外させてもらうわ」
屋上にて
エーデルガルト
「・・・何処まで聞いていたのかしら?」
晃樹
「多分最初から最後まで」
エーデルガルト
「そう・・・」
晃樹
「なぁ、お前に何があったんだよ」
エーデルガルト
「・・・私は昔、被検体として兄弟達と共に地下牢にぶち込まれていたの」
晃樹
「被検体?何のために」
エーデルガルト
「強力な力を持つ紋章を継承させる為よ」
晃樹
「紋章って・・・ファイアーエムブレムって言われてるやつか?」
エーデルガルト
「あら、知っているのかしら?」
晃樹
「でも、それって世界線ごとに意味が違うって聞いたぞ。マルスの世界では『封印の盾』がそれにあたるって言ってたし、ウチのカムイは夜刀神の終夜がファイアーエムブレムって言っていたが・・・」
エーデルガルト
「やはり、世界ごとに違うのね。いいわ、説明してあげる。私の世界の紋章は人に刻み込まれるもの。それには大小あって、小紋章は威力は弱いけど誰でも扱えるもので、大紋章は強力だけど代償に何かを失うもの」
晃樹
「で、お前は大紋章を継承させられたのか」
エーデルガルト
「ええ。兄弟達は皆それで死んだり正気を失った。唯一私だけ生き残ったの」
エーデルガルトは左腕を捲った。
エーデルガルト
「これはその被験で出来た痣。炎の紋章を示す痣よ」
晃樹
「おい、ちょっと待て」
晃樹は髪飾りを外し、前髪を上げる。
晃樹
「俺と同じ痣の形・・・」
エーデルガルト
「まさか・・・貴方も炎の紋章を!?」
晃樹
「・・・これが炎の紋章なのか」
エーデルガルト
「貴方、これはいつからあるの!?」
晃樹
「さあな、力が開花したのは・・・合宿、俺が中等部の時だったかな。俺はてっきり神祖竜の力だとばかり思っていたが」
エーデルガルト
「発動した時の副作用は?」
晃樹
「副作用?いや、これといって何も無かったな。発動もあれ以来1度も無いし」
エーデルガルト
「そう・・・なのね」
晃樹
「副作用って・・・お前はなんかあったのか?」
エーデルガルト
「この髪の色、元々は違う色をしていたのよ。だけど、人為的に2つ目の紋章を宿したせいで色素が抜けてみすぼらしい色になってしまったの」
晃樹
「そうか・・・でも、俺はその色似合ってると思うけどな」
エーデルガルト
「・・・誘惑してるのかしら?」
晃樹
「別にそんな事ないけど・・・それより、お前は今後どうすんだよ」
エーデルガルト
「紋章に全てを委ねるこの世界を変える・・・私の目的はそれだけよ」
晃樹
「・・・そうか」
エーデルガルト
「どう?私の話を聞いて少しは幻滅したかしら?」
晃樹
「まぁ、お前の過去や俺の痣の話全て聞いた上で言うけど、ぶっちゃけどうでもいい」
エーデルガルト
「・・・は?」
晃樹
「さっきの俺の反応見ただろ?この世界は紋章が浸透してる訳でもない。知っていてもそれはお前の知っているファイアーエムブレムとは違う」
エーデルガルト
「・・・確かにそうね」
晃樹
「それに、ここは幻想郷。色んな世界の奴が集まって、色んな世界のルールが流れてきている。そんな世界でお前んとこのちっぽけな社会環境なんて直ぐに忘れ去られるんだよ。お前は使命なんかに従わなくていい、自由に生きろ」
エーデルガルト
「・・・」
晃樹
「はい、俺の話終わり!じゃ、俺はもう帰るわ」
晃樹は屋上のドアを開ける。
エーデルガルト
「・・・待って!」
晃樹は立ち止まる
エーデルガルト
「・・・ありがとう」
晃樹は後ろを向いたまま手を振る。そして屋上から降りた。
エーデルガルト
「・・・晃樹」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
修兵
「晃樹、説得は出来たのか?」
晃樹
「ああ。だからお前も心配すんな。イヅルを裏切ることにはならねぇからさ」
修兵
「お前・・・まさか俺の事も考えていたのか」
晃樹
「さぁ、なんの事か。じゃあな」
階段を降りていく
修兵
(・・・たく、アイツには敵わないな)
一方、学校では
柏崎天馬
「このままでは学校が壊滅してしまう」
元柳斎
「うむ、確かに現状は危機に瀕している」
柏崎天馬
「そもそも、あの二人を連れてきたのは母上だ」
お登勢
「さて、なんのことかね。でも、アンタはアンタで何か策は考えてあるんだろう?」
柏崎天馬
「・・・それはそうだが」
ガチャッ
???1
「理事長、ただいま参りました」
柏崎天馬
「おう、ご苦労だった」
お登勢
「なんだい、コイツらがその策って奴かい?」
???2
「よく分かんねぇけど、まぁそうなんじゃね?」
お登勢
「・・・大丈夫なのかい」
続く
- Re: 東方銀東進 〜学校シリーズ新バージョン〜 ( No.144 )
- 日時: 2020/05/19 06:50
- 名前: バルト (ID: SHYi7mZj)
翌日
晃樹
「柚、足の具合はどうだ?」
柚
「だいぶいいよ?もうそろそろ合流出来るかもね」
晃樹
「だからってまだやるなよ?中途半端な状態でやったら怪我癖が着くぞ」
柚
「分かってるって。じゃあまた放課後!」
晃樹
「ああ」
晃樹は教室に向かった。
ガラッ
晃樹
「・・・もう来てたのか、雪乃」
雪乃
「えぇ。何か問題でも?」
晃樹
「いや、別にないけど」
雪乃
「それよりも、何か気づかないかしら?」
晃樹
「・・・何か?」
晃樹は教室を見渡す。後ろの席が2つ増えていた。
晃樹
「また転校生か?しかも2人」
雪乃
「そうよ」
ガラッ
一護
「ったくルキアの野郎、何が準備で遅れるから先に行っておれだ。他人の家でゴロゴロしすぎなんだってんだ」
晃樹
「何グチグチ言ってんだお前は」
一護
「うぉい!・・・んだよ晃樹かよ。ビックリさせんなよ」
晃樹
「別に何もやってねぇだろ」
一護
「つーかあれ?席増えてんじゃねぇか」
一護は増えた机の元に向かう
一護
「・・・黒神めだかに男鹿辰巳!?」
晃樹
「知り合いか?」
一護
「あ、ああ。Jスターズで会ってんだ。男鹿は一緒に行動して、黒神は試験官で会ったな。確かその時に斉木にも会ってんだよな」
晃樹
「・・・そ、そうか。で、その2人はどんな奴?」
一護
「えっと、黒神は箱庭学園の生徒会長で才色兼備だ。男鹿は石矢魔高校で子連れ番長って肩書きがあったな」
雪乃
「・・・中々の猛者のようね」
晃樹
(・・・めだか・・・か。いつ以来だろうか)
そして
真冬
「えっと、急遽転校生が入ることになったわ。入ってちょうだい」
ガラッ
入ってきたのは、ロン毛で胸元バックリ開けた巨乳女子と、赤ん坊を連れたいかにもな不良男子。
真冬
「自己紹介を」
めだか
「はじめまして!箱庭学園から転校生してきた黒神めだかだ。めだかちゃんと呼ぶがいい」
男鹿
「男鹿辰巳だ。今日中にこの学校占めるんで、よろしく」
全員
(なんかヤバそうなの2人来たんだけど!)
その後
エーデルガルト
「おかしな連中ね」
晃樹
「お前の時もインパクト凄かったけどな」
エーデルガルト
「あんな女の恥みたいな格好してないわよ」
晃樹
「赤タイツのホットパンツが何言ってんだよ。それ完全に男誘惑してんだろ」
エーデルガルト
「してないわ!」
めだか
「さっきからなんの話をしているのだ?」
晃樹
「うおっ!め、めだか・・・べ、別に何も話してねぇよ」
めだか
「会話はしていただろう・・・ん?お前、どこかで会ったことがあるか?名前はなんて言うんだ?」
晃樹
「え、晃樹だけど。白夜晃樹」
めだか
「晃樹・・・晃樹なのか!!久しぶりだな!!」
めだかは晃樹に抱きつき、キスをする。
晃樹
「・・・え、あ・・・お?」
エーデルガルト
「ちょっと貴女、何してるのよ!」
めだか
「何を怒っている。キスをしただけだろ?何がいけないんだ?」
エーデルガルト
「初対面でいきなりキスなんて聞いたことないわ!」
めだか
「いちいち細かいやつだな」
ゴツン
後ろから一護の拳骨。
めだか
「いったぁ!何をするのだ一護!」
一護
「おめぇが何やってんだよ!お前人吉いないとブレーキ効かねぇのかよ」
めだか
「だから、幼馴染にキスをして何がいけないのだ!」
一護
「幼なじみだァ!?どういう事だよ晃樹!」
晃樹は顔真っ赤にして倒れていた。
一護
「晃樹ぃぃぃぃぃ!!」
男鹿
「け!キスだけで気絶なんざぁ、情けねぇな。なあベル坊」
ベル坊
「だァ〜!」
一護
「事がややこしくなるからおめぇらは黙ってろ!」
めだか
「私と晃樹は2歳からの幼馴染なんだ」
一護
「んな話晃樹から聞いたことねぇぞ」
めだか
「なら、そこの妹にでも聞いてみるがいい」
一護
「か、カムイ・・・マジなのか?」
カムイ
「・・・ホントです。と言っても、私と兄さんはその頃別々に暮らしてるので深い事情は分かりません。でもめだかさんの話は聞いたことあります」
一護
「ま、マジかよ・・・」
めだか
「これで分かっただろう?」
一護
「だが分かんねぇ、なんで晃樹は知らないふりをしたのか」
善逸
「・・・いや、そんな事はどうでもいい」
一護
「あ?何がどうでもいいんだよ」
善逸
「なんでこいつはキスされてんだよ!!ズリぃよ!俺にもやってくれよ!!」
めだか
「なんだ、お前もして欲しかったのか?では・・・」
めだかは善逸に近づくが、一護がめだかの顔を抑える
一護
「だから誰かに構わずキスすんなっつってんだろーが!!」
男鹿
「黒崎お前・・・大変そうだな」
その後保健室では
晃樹
「ん〜っ・・・ここは・・・」
一護
「やっと起きたか。大丈夫か?」
晃樹
「・・・一護?俺は一体どうしたんだ」
一護
「・・・黒神にキスされて気絶。暫く寝てたぜ」
晃樹
「・・・あいつ」
シャー
めだか
「全く、情けないな晃樹。それでも私の幼なじみか!」
晃樹
「・・・はぁ、相変わらずだなお前。俺はお前みたいに人類皆家族の精神で生きてねぇっての」
一護
「お前ウブだからな」
晃樹
「お前が言うな」
めだか
「確かにお前はそうだったな」
晃樹
「つーか、お前なんでこの学校に来たんだよ。善吉や阿久根はどうしたんだ?」
めだか
「他の奴らは箱庭に置いてきた。私は私でやることがあったからな」
一護
「・・・まさか、藍染の策士か!?」
めだか
「藍染・・・?存じ上げない者だな。私は柏崎理事長に依頼されて来たのだ。男鹿も同じくな」
晃樹
「藍染の刺客じゃないのか・・・」
めだか
「言っておくが、私はただ、正しくあろうとしているだけだ」
一護
「正しいとか正しくないとか・・・戦いが好きな奴よりタチが悪いぜ」
晃樹
「それはあの赤い犬のオッサンだけだからな。まぁ、こっちに来たなら大歓迎だ。これからよろしくな、めだか」
めだか
「もちろんだ。で、これを機にめだかちゃんと呼んでみるのはどうだ?一護も」
一護
「誰が呼ぶか、恥ずかしい」
めだか
「なんだ?恥ずかしいのか?遠慮するな」
一護
「遠慮じゃねぇよ!」
ガラッ
男鹿
「お、起きてんじゃねぇか」
晃樹
「今度は男鹿か・・・なんか用か?」
男鹿
「お前、この学校のトップらしいな」
晃樹
「だからなんだよ」
男鹿
「俺と勝負しろ。頭の座を掛けて」
晃樹
「嫌だね」
男鹿
「ふん、拒否権があると思ってんのか?」
めだか
「男鹿、いい加減にしろ。私達の目的はそんな事では無いだろう」
男鹿
「んなこと分かってっけど。俺より弱い奴を手伝うなんてのは、俺のカンに触る。まぁ、黒崎がいんならそんな心配は要らねぇだろうけどな」
一護
「じゃあしなくて良いじゃねぇか。コイツ俺より断然つえぇよ」
男鹿
「・・・確かにそうだな」
晃樹
(・・・馬鹿だなコイツ)
男鹿
「てな感じで、これからよろしくな」
一護
「じゃ、最初に戻るが、お前らがこの学校に来た理由はなんだよ」
めだか
「この学校の支持率を集めろと頼まれた。そして、理事長選挙を有利にしたいとの事だ」
晃樹
「へぇ〜、あのおっさん、ちゃんと考えてたんだな」
星奈
「人のパパを出来損ないみたいに言わないでくれるかしら」
一護
「・・・お前誰だ?」
星奈
「柏崎星奈よ!いい加減覚えなさいよ愚民!」
一護
「誰が愚民だ!」
男鹿
「・・・まじで誰だ?」
めだか
「柏崎二年生、理事長の一人娘だ」
星奈
「わざわざ来てあげたんだから、感謝しなさい」
男鹿
「・・・うぜぇな、土下座させてやろうか」
晃樹
「やめろ男鹿。で、何の用だ?」
星奈
「パパからの伝達よ。晃樹は黒神めだかにサポートして貰いなさいって」
晃樹
「サポート?」
めだか
「その通りだ。これから私は晃樹の秘書みたいなものだ。何でも相談するがいい」
星奈
「それで、男鹿辰巳は、浅野派と藍染派の勢力をそいで欲しいそうよ」
男鹿
「つまり土下座させてやればいいのか。上等じゃねぇか」
星奈
「そんな所よ。パパに恥をかかせないでよ」
ピシャ
晃樹
「存在がもう恥な気がする」
続く
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
この掲示板は過去ログ化されています。