二次創作小説(新・総合)

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すばらしきスマブラの日常(笑)
日時: 2021/09/23 01:25
名前: トクマ (ID: UgVNLVY0)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=64

   開設日:2016/03/26 11:09

 画面の前のみなさま初めましておはこんばんちは。トクマと言います。

 このスレでは、トクマの分身とも言えるオリキャラを中心にクロスオーバーで扱うあらゆるキャラ達との日常でもあり非日常の文を思い付くまま気の向くままに書いていきます。小説カキコ初心者ゆえに未熟で満足出来ない所もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します。

〈注意事項〉
・トクマには文才がないので所々文章がおかしかったり訳がわからなかったりするかもしれません。予めご了承ください。
・完全な俺得オリジナル設定が盛り沢山です。キャラ設定や世界観設定は随時アップしていきます。
・キャラ崩壊やメタネタ、パロディやクロスオーバーなどが普通に出てきます。その為『このキャラダレだ?』や『こんなキャラじゃないのに!』と思われます。
・時折カプ要素出てきます。基本的にNLが多いですが、時としてBLネタが出てくるかもしれません。
・キャラは初代から最新作までほぼ全てのキャラがいる前提で話を進めています。また、キャラによっては出番が多かったり少なかったりします。ご容赦下さい。
・小説の感想やコラボ、キャラの貸し出し申請やキャラや世界観の質問はいつでも大歓迎でございますが、誹謗中傷や他の閲覧者の迷惑になるような書き込みはやめてください。


※目次や注意事項やキャラ設定は随時更新及び修正していきます。


   【もくじ】

 【世界観等々の設定資料】 >>1


 『〜スマブラ長編〜』
【これが日常ですけどなにか?】
本編 >>2-3 >>4-5 >>6-7 >>8-12
オマケ >>13

【リアル動物ごっこ(笑)】
本編 >>14-15 >>16-17 >>18-20
オマケ >>21-22

【マスターハンドのワクワク☆発明品】
本編 >>137-139 >>145-148 >>156-158
オマケ >>140 >>159

【混沌の宴! その名はオトーリ!!】
本編 >>167-169 >>177-179 >>189-192
オマケ >>170

【ワタボーハザード】
本編 >>300-302 >>310-313 >>325-327

【真っ赤なXマス】
本編 >>349-351 >>354-357 >>365-368

【未知なるニューステージ!】
本編 >>374-377 >>385-389 >>401-403
オマケ~変隊とは?~ >>390

【踊る愛ZO捜査戦線】
本編 >>433-436


 『〜スマブラ大長編〜』
【覚醒・ドルピック島編】
予告編 >>23
準備 >>29-30
一日目 >>39-41 >>47-50
二日目 >>56-58 >>65-68
三日目(前編) >>75-77 >>83-85
三日目(後編) >>94-99 >>106-109
オマケ >>86
あとがき >>110

【激闘!アナザーキャスト編】
序章 >>193
黒いシンデレラと金色猿と闇乳首 >>196-198
別の自分とゆるキャラと衝撃発言 >>206-208
ラーメンと恋罵女と思い出 >>215-217
アラジンとガチ泣きと弱音 >>222-224
逃走と闘争と回想 >>231-233
復帰と侍と母の言葉 >>238-240
死闘と切り札と悪童と姫騎士 >>254-257
変隊創設者と心と拳 >>280-282
私と俺とシンデレラ >>288-290
オマケ >>225
あとがき >>291
エピローグ・A >>297


 『〜スマブラ短編〜』
作者とスマブラメンバーで銀魂パロ >>24
2017年バレンタイン短編小説集 >>123-124
スマテスト >>249
スイカは割るより切る方が美味い >>260-262
世にも奇妙な怪談☆話 >>265-268
トクマ版改変コピペネタ集 >>272
2017年のハロウィン事情 >>334-335
グダグダな日常小話 >>339-340
ファイター達のスマブラ納涼祭 >>409-414 >>421-425


【スマブラの日常(笑)〜エピソード0〜】
彼らとのファーストコンタクト >>117-118
彼らとの親交会(という飲み会) >>130-131
彼らとの共通点 >>243-244
彼らとの分岐点 >>320-322


【スマブラ座談会~ラジオコーナー~】
第一回目 >>440-443



 《タグ》
 スマブラ とある魔術の禁書目録 ストリートファイター ワンダーランドウォーズ クロスオーバー NL キャラ崩壊 裸族 変隊創立本部 変隊

ワタボーハザード ( No.326 )
日時: 2017/10/26 20:24
名前: トクマ (ID: VHEhwa99)

 フォックスが深雪乃と戦闘中にトクマとルフレはクレイジーハンドの医務室へとたどり着いた。

トクマ「よし、着いた! ……他の感染者は?」
ルフレ「いないが、中にいる可能性は否定できないな」

 周りを見渡してワタボー感染者がいない事を確認するトクマとルフレ。

トクマ「鬼が出るやら蛇が出るやら……」

 意を決して医務室の扉に手を伸ばすトクマ。しかし、触れる前に扉が開いた。

クレイジー「<●><●>」

 トクマの視界に充血した眼で人間態のクレイジーハンドが至近距離で映し出された。

トクマ「●☆○■@%※!?」
クレイジー「落ち着けアーパー天パ」

 急な事に声にならない悲鳴をあげながら逃げようとするトクマの襟首を掴んで制止するクレイジーハンド。

ルフレ「様子を見るに無事そうだな」
クレイジー「当たり前だ。ワタボー程度に私が酔うわけないだろ……ふわぁ……」

 ルフレの言葉にクレイジーは眠そうな眼であくびをしながら答える。

 ふと、青いチャイナ服を着た女性が机に顔を埋めていた光景を目にした。

トクマ「……春麗さん?」

 青いチャイナ服を着た女性――春麗にトクマは心当たりがあるのか思わず声をかけた。

 格闘家にしてインターポールの麻薬捜査官の女性で性格はサムスに負けない芯のしっかりとした女性としてアリスやリン等の一部のメンバーからは憧れの視線を貰っていた女性。

トクマ「あの、大丈夫ですか?」

 その女性がまるで不幸の連続コンボをくらった当麻並に落ち込む光景を見てしまい、心配してしまう。

春麗「……その優しさが辛い……」
トクマ「え?」

 頬が赤い春麗がトクマを一目見て、愚痴のように一言こぼした。思わず目を点にしたトクマだが、春麗はトクマに溜め込んだ水を流すダムのように言葉をこぼしはじめた。

春麗「……私だってさ……その気になればいい男捕まえられるのにさ……強さ見せただけで怯えて別れる男が多いのよ……もうイヤになっちゃう……」

 ……絡み酒かぁ……

 心の中で心配した事を後悔しながら、トクマは春麗の愚痴に付き合うことにした。幸運にも途中で春麗は眠ったので長い時間をとることはなかった。

クレイジー「一応、医務室こっちに来たヤツは一部を除いて保護している」
ルフレ「……一部?」

 春麗を常設していたベッドの一つに寝かせ、クレイジーに現状を聞く。その中で気になった言葉に反応したルフレが詳しくクレイジーに質問した。

クレイジー「具体的に言うと……バイオハザードのリッカーみたいになったゲッコウガとかだな」
トクマ&ルフレ「なにそれ怖い」

 とあるゾンビを撃退するゲームにて登場するクリーチャー状態のゲッコウガを想像して震えるトクマとルフレ。道中に会わなかった事にホッとする。

クレイジー「……まぁ、襲いかかったヤツは返り討ちにしてそこら辺に寝かしてるがな」
ルフレ「道理で殆どのヤツの頭にたんこぶ作って気絶してるわけだ」
クレイジー「それで? お前達はなんの用でここに来たんだ?」
トクマ「そうだった! ワタボーの対処法が書かれた本はある?」

 クレイジーの対応に苦笑するとトクマは用件を思い出してクレイジーに事情を説明した。

クレイジー「ワタボー……なるほど。たしかにあるが――」
トクマ「お願いします! 少しの間だけでもいいので貸してください!」
クレイジー「いや、だから」
ルフレ「頼む! 早くフォックスの所に行かないと取り返しのつかない事になるんだ!!」

 強引に頼み込むトクマとルフレ。その二人の様子に何かを言おうとしたクレイジーは言葉を飲み込み、息を軽く吐いた。

クレイジー「わかった……無駄かもしれんが渡そう」
トクマ「ありがとうございます!」

 クレイジーの言葉に歓喜を示すトクマ。ルフレはクレイジーの言葉に一瞬だけ疑問を持ったが、些細な事だと判断して忘れる事にした。

クレイジー「気をつけて帰れ。道中に黒幕に会わないことを祈る」

 クレイジーの手からワタボーの対処法が書かれた本を持ってトクマとルフレは急いでフォックスの元へ走った。

トクマ「あとはフォックスに合流するだけだな」

 安心したのか呟くトクマ。しかし、それがフラグだと気付かなかった。

ルフレ「……誰かいるぞ」

 その言葉に固まるトクマ。廊下の先には二つの影があり、目を凝らす。

さやか「……」
カービィ「……」

 そこには、さやかとカービィが佇んでいた。その姿を見た瞬間、トクマとルフレの頭に電撃が走った。

 ……ヤバイ!!

 危機管理能力が働き、ヤバイと感じたトクマとルフレは回れ右をして全力で二人から逃げ出した。その選択は正しく、十数秒後にさやかとカービィが声をあげた。

さやか「VIOLIiiiiiN(ヴァイオリィィィィィィン)!!」
カービィ「ぶるあぁぁぁぁぁぁっ!!」(若本ボイス)

 …………うん………………………

トクマ&ルフレ「予想より数倍ヒデェェェェェ!?」

 二人の悲鳴を合図にさやかとカービィが二人に目掛けて駆け出した。

 世にも奇妙な鬼ごっこが始まった。


 まだ続きます。コメントはまだ。

ワタボーハザード ( No.327 )
日時: 2017/10/26 20:47
名前: トクマ (ID: VHEhwa99)

 追い付かれないように必死に走るトクマとルフレ。チラリ、と後ろが気になったトクマが後ろに視線を向ける。

さやか「Aaaaaa(ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ")!!」
カービィ「ぶるぁぁぁぁぁぁ!!」

 そこには、狂戦士になった女子高生と見た目とは遠く離れた野太い声で叫ぶ桃色の球体の形をした生物が自分達を追っていた。

トクマ「何がどうなってんだよ! なんでさやかが某聖杯戦争に参加したランスロットみたいになるんだよ! なんでカービィが見た目とは程遠い若本ボイスになるんだよ!!」
ルフレ「恐らくだが、ワタボーを大量に吸い込んだんだと思う……なるほど、予測だが見えてきたぞ」

 下手なホラーよりも恐ろしい光景に叫ぶトクマにルフレが仮説を組み立てた。

ルフレ「さやかとカービィは外で行動していたが偶然にもワタボーに出会ってしまい感染、暴走したさやかが館の壁を壊し、カービィがむやみやたらに吸い込みを行ってワタボーを引き寄せたんだ」
トクマ「だからと言って、普通はああなるのか?」
ルフレ「カービィはわからないが、さやかは大体わかった」

 ルフレの言葉にトクマは嫌々だが耳を傾けた。

ルフレ「ワタボーを取り込んだ拍子に自身の忌々いまいましい過去が再生され、バーサーカーになったんだ」
トクマ「なにそのる気スイッチ!?」

 予想より酷いスイッチにトクマは思わずツッコミをいれてしまった。一体、ここの世界の美樹さやかの過去に何があったんだと不安で心配する。

ルフレ「カービィについてだが……酒乱ということにしよう」
トクマ「妥当な判断だ」

 むしろ、深く考えたくない意思がこの短いやり取りで二人がどのように思ったのか出来るだけ察するようにしよう。

トクマ「それで、アイツらを倒す策はあるのか? はっきり言ってカービィは厄介だぞ?」
ルフレ「もちろんだ。この策が上手くいけばカービィは離脱する……作戦はこうだ」

 走りながらもルフレから策を聞くトクマ。策を理解し、あまりやりたくないが現状ではこれしかないと判断して覚悟を決めて止まった。

ルフレ「いくぞ」
トクマ「おう」

 ルフレはトクマの返事と共に魔導書から魔法陣が描かれたページを一枚破り、指を噛んでわざと出血させて魔法陣の中心に拇印ぼいんを押すと緑色の果物――メロンがルフレの手に現れた。

ルフレ「カービィ! メロンだ! 迷わず食ってこい!!」

 窓に目掛けてメロンを投げたルフレ。カービィは標的をトクマとルフレからメロンに代えて窓に向かって走った。

カービィ「ぶるぁぁぁぁぁぁ!!」

 ガシャァン、メロンが窓を破り、カービィもメロンの後を追って窓から跳びだし、そのまま地面へと落ちていった。

トクマ「こいよさやか! 武器なんて捨ててかかってこいよ!!」
さやか「VIOLIiiiiiN(ヴァイオリィィィィィィン)!!」
トクマ「すげぇ怖い!?」

 挑発すると雄叫びをあげながら接近するさやかに恐怖を抱いたトクマだが、落ち着いてタイミングを測る。

 剣を振り上げるさやかを見て、トクマが声をあげた。

トクマ「ハスター・マキシマム・カーテン……リバース!!」

 全力の防御魔法。しかし、発動したのは自身の周囲ではなく、さやかの周囲に厚い障壁の防御魔法を発動した。

さやか「Aaaa(ア"ァ"ァ"ァ")!!」

 一心不乱に剣を振るうさやか。しかし、その頑強さは伊達ではなく、目に見えない斬撃を繰り出すさやかの攻撃に傷一つ付いていなかった。

ルフレ「……上手くいったな」
トクマ「……だな……」

 ルフレの作戦が成功してホッとするトクマ。気が抜けたのか安心した表情を見せる。

トクマ「まさか、ハスターの防御技を相手を拘束する牢屋に利用するとはな」
ルフレ「頑強な防御魔法や結界は使いようによっては砕けない牢にもなるからな……さっさとフォックスの所に……」
さやか「……Aa(ア"ァ")……aaaa(ァァァァ)……」

 ルフレの言葉に賛成してフォックスの元へ行こうとした瞬間、異様な寒気に襲われた。振り向くと狂化したさやかの様子がおかしい。いままでは嵐のような剣戟を振るっていたのに関わらず、静かにフェッシングのような姿勢をとって集中していた。

トクマ「……まさか……!!」

 嫌な予感が頭を駆け巡る。そんなハズはないと自分に言い聞かせる。しかし、トクマの考えとは関係なくさやかが剣を突くように動いた。

さやか「……aa(ァァ)……LiiiiiN(リィィィィィン)!!」

 パリィン、障壁がまるでクッキーを砕くような小気味良い音を響かせながら壊れていく。その様子を見たトクマとルフレは呆然としていた。

トクマ「……悪い、冗談だろ」

 さやかの繰り出した技に心当たりがあるのかトクマが呟いた。

 “シールドブレイカー”

 マルスがスマブラで使う技の一つでその名の通りシールドを削りやすい特性を持っており、最大まで溜められれば一撃でシールドブレイクさせることが可能な必殺技。

 さやかはこのシールドブレイカーを使い、頑強な防御を誇るトクマのハスターカーテンを砕いたのだ。

トクマ「……狂化してるのにこの技術……まんまバサスロットじゃねぇかよ……」
さやか「VIO(ヴァイオ)……LIiiiiiN(リィィィィィィン)!!」

 唖然とするトクマに目掛けてさやかが叫びながら襲いかかる。反応が遅れてしまい、気付けば剣は最大まで振り上がっていた。

 さやかの凶刃が二人の首目掛けて振るわれ、そのまま……――


















































トレ子「敵は本能寺にありィィィィィィィイ!!」
アルパカ「フェェエェエェェェ!!」
さやか「VI(ヴィ)!?」
トクマ&ルフレ「えぇぇぇぇぇぇ!?」

 ――トレ子、乱入。

 さやかの凶刃が届く直前にどこからともなく白いアルパカに乗ったトレ子がさやかに激突した。

 あまりの事に叫ぶトクマとルフレ、アルパカに激突した拍子で気絶するさやか、そして白いアルパカに乗って日本風な甲冑に身を包んでガスマスクを着けたトレ子というカオスがそこにはあった。

トクマ「助かったけどなんでアルパカに乗ってんの!? なんで甲冑姿なのに頭部だけダース・ベイダーなの! 酔ってんのかトレ子!」
トレ子「トレ子ではありません……真田・エリザベート・幸村です」
ルフレ「なんだその名前!?」
トクマ「たしか信繁のぶしげ! エリザベートだったら忘れるか!」

 ツッコミをいれるも答えにならない答えに叫ぶトクマとルフレ。普段から予測不能な人物がさらに予測不能になっているなんて考えにも及ばなかった。

ルフレ「こいつワタボーに酔ってんのか? それとも通常運転なのか? 全然わからねぇんだけど!」
トレ子「落ち着いてください。多少の齟齬そごはあると思いますが画面の前の読者ならこう思いますよ……それがトレ子なんだなって!!」
トクマ「メタい!!」
トレ子「散れ! 大阪城ベルサイユの夏に!!」
ルフレ「怒られろ!」

 もはや、やりたい放題。フリーダムなトレ子に振り回されて乱闘よりも疲れるトクマとルフレ。

トレ子「レッツゴー!! 天下統一!! ヒーハー!!」

 そのままアルパカに指示を出して爆走するトレ子。その様子にトクマとルフレは何も言えなかった。

 しばらく放心状態の二人だったが、徐々に大勢の足音が近付いてくる。疲労状態に大勢を相手するのは厳しいと判断するも覚悟を決めると、足音の主が姿を表した。

美猴「お前ら無事か!」
フォックス「遅れてすまない!」

 足音の主は美猴とフォックスだった。二人の姿を確認し、ホッとして力が抜けてその場に座るトクマとルフレ。

トクマ「ナイスタイミングです!」
ルフレ「無事だったんだな」
フォックス「美猴に助けられてな」

 どうやら、深雪乃と戦闘中に美猴が加勢して勝利したようだ。自身が考える最悪な事態にならなかった事にルフレは気付かれずに安堵する。

トクマ「迎えに来てくれたのか?」
美猴「……あー……」

 トクマの言葉に歯切れの悪い反応をする美猴を見て首をかしげる。すると足音が聞こえ、こちらに近付いてくる。

サンドリヨン「いた!」
アシェンプテル「みつけたぞ!」
ルキナ「るふれしゃーん!!」
トクマ「え? え!?」
ルフレ「ルキナ!? なんで……」

 まさかの三人に面を食らうトクマとルフレ。その三人の後を追ってシュルクとシレネッタ、大聖も現れた。

シュルク「すみません。ルキナさん達がルフレさん達が危ないと言い出したんです」
美猴「最初は思い過ごしだろうと思ったんだが、念の為に調べたら何かに襲われてて驚いたぜ」
トクマ「そうだったんかぁ……愛されてんなぁルフレ?」
ルフレ「引きちぎるぞアホ……頼まれたワタボーの本だ」
大聖「感謝する」
シレネッタ「早く治さないとね!」

 ニヤニヤとルフレに笑いながら言うトクマを呆れた眼で見たルフレは大聖にワタボーの本を手渡した。

サンドリヨン「……ぶじでよかったぁ……」
アシェンプテル「なでろ!」
トクマ「わかったから手首を握るな……折られたら困るからな……」

 またもや頭をなでる事を強要する二人に苦笑し、心配してくれた感謝をこめて優しくなでる。

トクマ「ありがとうな、二人とも」
ルフレ「ルキナもありがとう」

 不器用ながらも優しくクシャクシャと撫でる手が嬉しくも恥ずかしい感情でこそばゆい表情を見せるルキナとサンドリヨン、照れているのかそっぽを向くアシェンプテル。その様子をシレネッタは暖かい眼で見る。

さやか「えぇ!? なにここ!?」

 その時、トレ子が乗ってたアルパカにかれて気絶してたさやかが目を覚ました。トクマとルフレはそれを見て武器を構える。

トクマ「なに言ってやがる諸悪の根源」
さやか「しょあ!? えぇ!?」
ルフレ「とぼけるのは無駄だぞ諸悪の根源」
さやか「こんげ!? 何か説明してくんない!!」

 トクマとルフレの言葉に驚いて困惑するさやか。その様子を見て二人は首をかしげる。

トクマ「……どうなってんだ?」
シュルク「ワタボーの感染が治まったんです」

 トクマの疑問をシュルクが横から答え、トクマとルフレにワタボーの本を見せた。

シュルク「この本によるとワタボーに感染した人は数時間経てば元に戻るって書いてあるんです……とはいえ、大量に吸った場合は酔ってる間の記憶はないんですが」

 ……だから幽香やクレイジーハンドが含みのある言葉で言ったのか……

 やっと理解したルフレ。覚えていない様子のさやかを見て自身の仮説が正しい事だとわかったが、そうなると危険をおかして医務室に行った意味はなかったことになる。

ルフレ「……つまり、無駄足だったわけか」
大聖「うむ」

 大聖の肯定にトクマとルフレはどっと疲れが増したように感じた。

ルフレ「はぁ、一気に疲れた」
トクマ「まったくだ」
ルフレ「たく、今までの苦労はなんだったんだよ……骨折り損じゃねぇか」
トクマ「まぁまぁ、おかげでちょっとした役得をた……い……」

 そこまで言って二人の表情が固まった。それは現在の状況を思い出し、心当たりがある方向へゆっくりと顔を動かす。

サンドリヨン「……」
アシェンプテル「……」
ルキナ「……」

 そこには、顔を赤くしながら手にあるスマッシュボールを割ろうとしている三人娘がいた。

トクマ「お、落ち着こう二人とも……今回はオレとルフレは悪いことしてないから多目に見て……」
ルフレ「ルキナ、ファルシオンとスマッシュボールを置くんだ。握力でスマッシュボールを砕くんじゃ……」

 なんとか説得するも無情にスマッシュボールは割れ、三人に虹色のオーラが揺らめく。なお、美猴達は静かにその場から避難している。

 三人が武器を構え始め、トクマとルフレは疲労で動かない身体を必死に動かそうとするもサンドリヨン達の方が早く動いた。

サンドリヨン「……お願いです」
アシェンプテル「お前達の頭から……」
ルキナ「私達に関する今日の記憶を――」
トクマ&ルフレ「まっ――」





































































































三人「――忘れろォォォォォォォォ!!」

 館に轟音が響いた。

 その夜、帰ってきたマリオ達が飲み会でトクマとルフレにワタボー酒を振る舞ったが、二人は難しい顔で何か忘れてるような気持ちになっていた。




 これにておしまい。感想やコメントOKです!!

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.328 )
日時: 2017/10/26 22:00
名前: mirura@ (ID: 3rH6u80U)

mirura@です・・・・・・・
ヤバイ、笑いすぎて腹痛が・・・・

写真、その為だったんですか・・・・
写真をばらまいた所から、なんとなーく予想してました・・・多分。

その後は・・・・やっぱりカオスですか!
カービィが怖い・・・

そしてやはりトレ子さん!
そう!これこそがトレ子さんです!

ミラ「え!?どれが!?」

いつも以上のカオス・・・そして全部無駄足だった・・・・
あれだけ頑張っていたのに。

頑張っていたのに(二回目)

頑張っていたのに(三回目)

(以下略)


長くなって、すみません!
では

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.329 )
日時: 2017/10/26 22:15
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: rBo/LDwv)

どうも、八雲です。ワタボーハザード終結ですね。

それにしても変隊ではなく恋罵女が「であいがしら」に現れるとは……そして深雪乃の恐ろしい暴走に、荒ぶる球体とバーさーやカーの登場……;つか、あいつが主犯だったんかい。
そして最後にWシンデレラとルキナの必殺の一撃が決まった……そりゃ酒飲んで忘れたい気分になりますよ。


あ、逃走中を更新しました。それでは。

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.330 )
日時: 2017/10/26 23:07
名前: W683 (ID: 7cAswSvJ)

どうも、W683で御座います。

ちょっwwwwwwwまさかの恋罵女でしたかwwwwwwwwwwwwww

ルキナ「貞子スタイルでジョンソン走りってwwwwwwwガキ使の驚いてはいけないの最後の部分じゃあるまいしwwwwwwwwwwwwwwあっ、NL本下さいwwwwwww」
ハルヒ「その後のサムスもwwwwwwwて言うかまだあのファルコンの写真持ってたのwwwwwwwwwwwwww」

で、深雪乃さん!!強炭酸コーラはアカンっっっっ!!!!!!!!!!そして婚姻届ぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?!?どさくさに紛れて男狩りかぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!?!?

黒井「深雪乃wwwwwwwうちでも流石にそれはせえへんわwwwwwwwwwwwwww」←彼氏いない歴=年齢

そしていよいよクレハンの部屋に…って春麗ェ…;これが『漢女おとめ』の厳しい現実か…;
そしてまさかの黒幕が…;狂戦士さやかに若本ボイスの桃色球体とかある意味SAN値破壊ものじゃないですかヤダー…;で、安定のトレ子さんwwwwwwwwwwwwwwて言うか真田・エリザベート・幸村って誰ぞwwwwwwwwwwwwww

ブラピ「流石はトレ子さんだなwwwwwwwだけど黒幕がさやかって予想外だったなwwwwwww」

そしてオチはルキナ達のブチギレエンドですかwwwwwww確かに幼児退行した記憶は消し去って欲しいと思うのも当然っちゃ当然ですねwwwwwww

キョン「なぁ、下手したらかがみの料理の時にもこんな事が起きそうで怖いんだが…;」
ピーチ「同感」


それでは此処で失礼します。


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