二次創作小説(新・総合)
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- マスターさんは晩御飯に悩んでいる。(完結)
- 日時: 2019/02/02 11:37
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
原作『衛宮さんちの今日のごはん』『fate/grandorder』
この小説は原作者もちょくちょく描いているらしいFGOの平和世界をうちなりに書いてみたものです
【注意】
基本俺の使っている鯖が登場し、持っていないキャラは出ないかもしれない
俺は無課金プレイヤー
他で見ない主人公のキャラ付け
原作とは違い料理のことはあまり知らないので、あくまで『あの作品のような平和な世界』を重視していきたいと思います
料理は基本的にレシピサイトからの引用
- Re: マスターさんは晩御飯に悩んでいる。 ( No.78 )
- 日時: 2019/02/02 09:20
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
「そうさ...結界だよ...俺だって魔術師の一族でね...カルデアに入って実力を上げたらこの街を包むほどの結界を作ることができた!!すべてが強制的な平和となり、やがて発現者の思い通りにコントロール出来る空間が出来るはずだった!なのに...誰だ!!『正義の味方』なんて愛した奴は!あんなの利用される為に作ったのに!!」
二人はため息を吐きながら情けない姿の男を見る
「彼の言うとおりつくづく救いようのない男だ...まあ、最初からこれを狙っていたのだろうが」
「くっ...俺をクビにすることが出来るのか!?たかが死人と医務のおっさんごときに!」
「おっさんって言われた!年上におっさんって言われたよ!!軽く傷つく!」
「やれやれ...死人扱いとは随分とナメられたものだ」
「何が英霊だ!織田信長にしてもエジソンにしても結局は死人だ!英霊なんていっても操り人形だよ!死体をコキ使って何が悪い!生きている奴が一番偉いんだ!」
「死人ね...物は言いようだ、なら生きている人間が罰するべきだなぁロマニ?」
「ああ...今日をもって君を解雇する」
「誰の権限があって!?」
「カルデア本部所長、最高責任者のオルガマリー・アニムスフィア氏の命令だ」
「!?」
「君のことは既に徹底的に調べ上げてマリーに報告している、既に関係は絶たれているはずだ」
「...そして最後に、君を待っている人が居るんだ」
「え?」
後ろから扉が開く音が聞こえる...後ろを振り向くまでもなく男の肩は力強く掴まれ、耳元から物々しい声が響く
「よう、俺を覚えているか...?」
「ま、まさか...!?」
「この件は僕も驚いたよ、君が契約したクー・フーリンが日本に流れて、今も生きていたなんて...まぁ、末路がこれではね」
「な、何をする気だ...」
「単刀直入にいえば、テメェを殺しに来た」
「!?」
「既に世間から外れた存在だ、死んだところで慰める相手も悲しむ相手もいねぇ...あいつと違ってな 」
「や、やめろ!!やめろと言ってるだろ!!目上の人の言うことは聞け!ドレイ!」
「テメェにはもうサーヴァントをコントロールする力はねぇ...だから」
「その心臓貰い受ける」
【抉り穿つ鏖殺の槍】
クーは右手に持つ巨大な槍を男の心臓に向けて....
- Re: マスターさんは晩御飯に悩んでいる。 ( No.79 )
- 日時: 2019/02/02 10:46
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
...
メイヴと立香はベランダから空を眺めながら話す
「ねぇマスター、数えてる?今日は私が貴方に召喚されてちょうど半年なのよ」
「半年...か、もうそんなに経つんだ...女王から見てどうです?この町は」
「そうね...私はまあ楽しいわよ、クーちゃんもいるし...でもクーちゃんは楽しかったのかしらね?」
「...ああ、まさか私のよく知る作品の監督が、カルデア本部に居たなんてな」
「名字も変えてのらりくらりと生きていたってね...クーちゃんもアレでよく気付いたものよ」
「...女王、正義の味方って彼から見ればなんだったんだろう?」
「単純よ...単なる人形、正義の味方に限らず市民もスタッフもなにもかもみんな...自分の思い通りになればいいと思ってる、少なくとも彼はそういう人間だった」
「だから何?」
メイヴはベランダから景色を見渡し、一望しながら話す
「少なくとも貴方は彼と違い、愛してくれる奴がいる、利用する奴はいない...そしてそれに応えてるのは貴方自身、もう充分、正義の味方になれているはずよ」
「...私が?」
「だから貴方は...私を、あいつを、街を裏切らないで」
「ずっと...そばにいなさいよ、立香。」
「...ああ、そうしたい」
全てが終わった、何かが変わった、正義の味方に近付いた、女王とも対等に話せるようになってきた...始めに出会った頃と比べ立香も成長した...そのはずなのに立香の顔はどこか浮かばれない
「ねぇ、女王...リストラされた人のサーヴァントってどうなるんだろ?」
「そんなの帰るに決まってるじゃない...あっ」
「やっぱり...クー・フーリンさんも、他のサーヴァントも帰るんですね」
「...そうよね、クーちゃんはここに残る必要もないし...」
「散々コキ使われて、必要じゃなくなったらお払い箱というのも酷い気はしますけどね...なんとかしてあげたい...」
「...相変わらずサーヴァントの事を考えるのね」
「サーヴァントだからというわけじゃないさ、誰かが困っていたら出来る限りのことをしてあげたい」
「それが私の憧れた正義の味方なんだから...」
- Re: マスターさんは晩御飯に悩んでいる。 ( No.80 )
- 日時: 2019/02/02 11:36
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
...あれから数ヵ月がたった。
全てが終わって、事故や事件も増えるようになり妙な平和は去った
Dチームも新たな人員確保とマシュ・キリエライトの正式加入によりどうにか立て直し安定して活動していた
そして、サーヴァント達は...今でも彼らの町にいる。
立香やその他の必死の説得によって残ってくれることを選んでくれたのだ、サーヴァント個人でも活動できる者が多かったのが不幸中の幸いであった
そして、藤丸立香はいつものように目を覚まし、音を立てずに朝御飯の支度をする...と突然、引き戸が開く
「藤丸、いい加減コソコソと足音立てずに歩くのをやめろ」
そこにいたのは...クー・フーリンだった
あの後彼はメイヴ、ジャックに続き...マスターを失ったクー・フーリンと契約する事を選んだのだ
三人同時契約という前代未聞の行為...その上現在のクーは魔力を多く要する【バーサーカー】微量の魔力ではマスターもただではすまない
誰もが無茶だと止めたが、立香は押し通した
「女王には彼が必要なんです、あの人が喜んでくれるなら私は全力を尽くしますよ」
...
「呆れた奴だ、女王の為だけに俺を縛り付けるとはな」
「...すみません」
「まあいい、ジャック・ザ・リッパーを見るにあいつよりはマシだとは判断できるが...もし俺を使途出来るほどの存在じゃないと分かり次第、即刻帰るつもりだ」
「はい、分かりました」
クーと立香が話しているとパジャマ姿のジャックがクーの足元から飛び出してくる
「おっと、起こしてしまったか...待ってて、今作るから」
...
朝御飯を済ませ、カルデアに向かって、仕事をして...晩御飯の事を考えていつもの道を通る
最初はぽつんと寂しく歩いていたこの場所も、だんだん賑やかになってきた
「なんでお前までついてくるんだよ、家別だろ」
「いいじゃないクーちゃん、今や貴方も私も彼のサーヴァントなんだから」
「先輩、今日は豆を使ってみるのはどうでしょう?」
「えー、わたしたち まめはいや おいしくない」
「何なら美味しい豆でも作ってあげようかい?」
「ダ・ヴィンチちゃん、今度は品種改良に乗り出すんですか...?」
これからも、貴方と、君と...この道を歩いて料理して、楽しく生きていきたい
藤丸立香は平和を守る【正義の味方】だから...だが、ひとまずはこう考える
...今日の晩御飯は、何にしようか?
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【CAST】
藤丸立香
ジャック・ザ・リッパー
マシュ・キリエライト
レオナルド・ダ・ヴィンチ(キャスター)
ロマニ・アーキマン
女王メイヴ(ライダー)
クー・フーリン・オルタ
エドワード・ティーチ=黒ひげ
黒ひげのマスター
『正義の味方』
清姫 (バーサーカー)
清姫のマスター
『原作』
fate/grandorder
『スペシャルサンクス』
クックパッド等の数多くのレシピ投稿サイト
ここまで読んでくれた貴方
『作者』
ロストメイドウィン
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「さーて、作るぞ~!!」
「やかましい、さっさと行け」
「クー・フーリンさんもやってみます?」
「ガラじゃねぇ」
「やってみましょうよ」
彼の物語はまだまだ終わらないが
分かりきった結末を語る必要はない。
藤丸立香はこれからも誰かと手を繋ぎながら
『正義の味方』になるだろう。
【マスターさんは晩御飯に悩んでいる】
『END』
- Re: マスターさんは晩御飯に悩んでいる。(完結) ( No.81 )
- 日時: 2019/02/02 14:02
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【あとがき】
ロストメイドウィン
「この作品に関しては語るまでもないだろう」
ロストメイドウィン
「そういうわけで次回作だが」
ロストメイドウィン
「何?そうだよ、コピーミスったから書き直してるんだ」
ロストメイドウィン
「覚えてないものをまた書くのは面倒なんだ、勘弁してくれ」
ロストメイドウィン
「それで次回作だが、中学時代...つまりまだ映像板の頃のようなグッチャグチャでカオスでワケわからない話を作りたいと思ってる」
ロストメイドウィン
「久々に自由な作品を作りたくてな」
- セイバー「わたしは誰?」 ( No.82 )
- 日時: 2019/09/07 18:35
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: PSeVuljm)
【SS】
日本、とある地方にて
「私は名もなきセイバー」
セイバー
「どこの土地の、どんな年月に生まれたかも分からない、分かることと言えば私は【正義の味方】だということ」
セイバー
「私は気がついたらここにいた、マスターは誰だろう?」
セイバー
「どうやって私を呼び出したのだろうか?」
セイバー
「‥‥‥そういえば、私には右腕がない」
セイバー
「右腕が外れるような逸話でもあったかな?あるいは事故か何かかな?」
セイバー
「‥‥‥‥まあいいか、動いてみよう」
セイバー
「はぁ、お肉食べたいなぁ」
‥‥‥‥
セイバー
「なるほど」
セイバー
「これは【特異点】って奴のようで、私はただの野良サーヴァントかぁ」
セイバー
「カルデアに行ってみようかな」
セイバー
「あれ、なんで私そんなこと知ってるんだろ」
セイバー
「‥‥‥‥お腹すいたなぁ、肉欲しいなぁ」
牛
「モー」
セイバー
「‥‥‥‥うーん、ダメだよね」
セイバー
「や菜で我まんしなきゃ」
ムシャムシャ
セイバー
「ああ野草は美味しいなぁ」
セイバー
「でも頭が重たいなぁ、どうしよう」
「おい、お前、そこで何をしている」
セイバー
「ん、貴方はだれ?」
「おれか、おれは名もなきアーチャーだ」
セイバー
「私は名もなきセイバーだよ」
アーチャー
「つまり同類か、真名は?」
セイバー
「分からない、覚えていないんだ」
アーチャー
「そうか、名もなきとは言ったが実の所、俺には真名がある」
セイバー
「へー、ところで何してるの?」
アーチャー
「リボルバーを作っていた」
セイバー
「リボルバーって、拳銃?」
アーチャー
「そう、リボルバーといえば俺、俺といえばリボルバーだ」
アーチャー
「今はこっそりと銃の開発をしたくて名を隠している」
セイバー
「そうなんだ」
アーチャー
「お前の真名はなんだ?」
セイバー
「それが私にも分からないんだ」
セイバー
「とりあえずカルデアに行こうと思って」
アーチャー
「カルデアか‥‥‥‥あまり兵器を作るなと言われてるからあそこは苦手だ」
アーチャー
「銃はこんなにカッコイイのに‥‥‥‥なぜ分からないんだ‥‥‥」
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