鬼 ご っ こ ―――---。 作者/燈 ◆Cydpxggyeo

・・・†・・・7話・・・†・・・
鬼を倒す事の出来ない事を知った私は、もう勝ち目が無いと思った。
でも、ココで立ち止まっていれば、喰われてしまう。
喰われたら御終い―――---だから・・・。
もう少し、人生をエンジョイしたい。その、思いで、私は鬼を倒すのを探してみる事にした。
図書館に行く余裕が無いので、思いつきの作戦で行って見よう!
【作戦①】【褒めて褒めて褒めまくれ作戦】
「鬼さん、カッコイイですねぇ~。惚れ惚れしますよ~。
だから、止まってくださいなぁ~。」
私は鬼にこういってみた。
鬼の反応→無視して私に向かってくる。
【結果:大大失敗】
くぬぅ・・・。諦めるもんかッ!
【作戦②】【何でもいいから兎に角投げよう作戦】
私は鬼に、椅子を投げてやった。
鬼→無傷。外傷一切無し。①と同じで来る。
【結果:大大大大大失敗】
ココで諦める訳には行かないッ!再び、作戦ゴー!
【作戦③】【鬼にステーキは効くか効かぬか作戦】
「鬼さ―んッ♪ステーキ要る?」
私は走って来る鬼にそう叫んだ。
鬼→無反応。①②と同じ。
【結果:大大大大大大大大大失敗】
もう、思いつかない・・・。このまま、喰われるのか?
そう私が諦め掛けた時、ふと、節分の事を思い出した。
豆まきッ!そうだ、ソレが残ってた!
私は、豆(大豆)を持ち、戦闘態勢に入った。
【最終作戦】【豆まき行って見よう】
「鬼はー――ッ、外ッ!!!」
私は思いっきり、鬼に豆をまいてやった(投げてやった)
鬼→倒れた。
豆が効いた・・・?よっしゃァァァ!
鬼の弱点が分かり、もうカナリハッピー。
豆さえ、あれば勝てると思った事が後にこんなに悔しい思いをするなんて
この時思いもしなかった。
自分の無力さ、仲間を失った悲しみなんて。

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