鬼  ご  っ  こ ―――---。 作者/燈 ◆Cydpxggyeo

・・・†・・・11話・・・†・・・



残り時間、約一日!!!

龍樹とは完全に別れて、残り時間に.げきる事を考えている。

もう一日も無いのかも知れない。

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・。」

しばらく走りっぱなしだったので、少し休憩。

ちょっとだけ―ちょっとだけね。

廃ビルの下でしゃがんで少しゆっくりとしていた。

その時、放送が入った。

「後5時間だね。君はトテモ足が速いのが分かったよ。

後5時間、つ.かまらなければ君達の勝ちだ。」

「ん・・・?“君”?」

残りは二人でしょ・・・?君って。君達じゃ―――---。

「嗚呼そうか。知らないのか、喰われたって。

今さっき、学校近辺の四つ角で彼・龍樹は喰われたよ、鬼に。」

「た・・・た・・た・た―た―――-龍樹が喰われたッ!?」

驚きのあまり、大声で叫んでしまった。

近くの鬼達は私に気付き、追いかけて来た。

『残りお前だけだァァァァ!!!』

「くッ・・・。来るなァァァァァ―――-―――ッ!!!」

鬼は次々と増えて来る。ドンドン、どんどんと。

豆!

そうだ、豆さえ撒けば、鬼を倒せる。

「おや、君は鬼の弱点を知っているのかい?何故、豆が嫌いか話してやろう。

昔、この雛菊町にやって来た時が丁度節分で、豆を沢山撒かれた。

それだけでは倒せない。しかし・・・

豆を撒かれて、驚いてひるんだ我々を町の奴等は

封 印 し た。」

昔から鬼はこの町にうらみを持っていたんだ・・・。

ソレ所では無いッ!

今は走らなくちゃ!!!

残り時間三時間―――-―――---

勝利の女神はどちらに微笑むか!!!