鬼  ご  っ  こ ―――---。 作者/燈 ◆Cydpxggyeo

・・・†・・・10話・・・†・・・



「龍樹ッ!早く!!!」

私達は、残り時間と戦っている。

残り時間は後三日。長いような、短いような。

明日になれば、龍樹とは別行動だ。

でも、この三日間、一人でも戦えるように鬼の弱点の豆を集めようと、龍樹が案を出し、

反対者零で、現在ソレをやっている。(二人だけだから・・・如何なんだ?

「瑞希・・・。」

今は夜だ。寝床を探して、鬼と戦いながら寝る事になる。

最初は慣れなかったけど、今はまあまあ慣れたかな?

「今日は、私の家に泊まる?道では寝れないから。」

理由は雨が降っているからだ。

雨が降っているのに、外で寝るなんて、風邪を引く。

「ゴメンな・・・。」

「良いってッ!別に泊まっても大丈夫だし。」

「有り難う。」

龍樹は私に笑ってくれた。龍樹の笑顔は、疲れている私の疲れを取ってくれる様だ。

しばらく歩いて、私の家に向かう。

鬼が居ないか如何か、しっかりと確認し、家へと向かって行く。

歩いて数分。

無事、自宅に到着!

鬼もあまり居なかったし。全然安全だった。

「龍樹、一階で寝る?それとも、二階?」

「二階。」

「二階なら、私の部屋で良い?」

「何処でも大丈夫だから。ゴメンな。」

「また、そう言うッ!良いって言ってるでしょ?」

「ハハ、ゴメンゴメン。」

私の部屋に布団を敷いて、龍樹はソコに寝た。

私は自分のベッド。(何故か)

寝る前に少し、龍樹とおしゃべり。

「なあ、瑞希。」

「龍樹、何?」

「絶対勝とうな!」

「何言ってるの?私達に全部かかってるんだから、勝たなきゃ駄目でしょ!」

龍樹は、少し時間が経ってから

「ハハハ、ソウだなッ。」

と、笑いながら言った。

「もう、寝ようか。」

「おやすみ。」

「・・・おやすみ。」

そう言って、灯りを落とした。



“お や す み な さ い。”