コイ ウタ *~koiuta~* 作者/恋歌

3話 約束



「おぃっす。」

大地は、何故か私に話し掛けてくる。

「もう、何?」
ちょっと怒り気味に私は、大地に問い掛けた。

綾香が心配そうな目で見てきてる__。

「用がないなら、はよ、あっち行って。」
私の冷たい態度に負けたのか・・・大地はしぶしぶと友達の所に駆け寄る。

そこへ、交代のように今度は綾香が私に駆け寄ってきた。

「良かったわぁ・・・。」
と、綾香がホッと胸をなでおろす。

「何が?」
「大地が、恋歌のこと好きなのかと思ったわぁ。」

「んなの、あるわけないやろ。」
私はとっさに否定した。

「でも、ホンマ良かった^^恋歌・・・あたしのこと裏切らんといてな。」
私は、とっさに立ち上がり綾香の両手をキツク握り締める。

「あたしらは、親友や・・・。あたしは絶対・・・綾香のこと裏切らん。
   信じて____。」

「分かった・・・恋歌のこと信じる^^」


___あの時は私達・・・すんごく仲良かったよね。

あんな約束しなければ私達、、、今でもずぅっと親友だったよね__。



4話 誰?



帰りに下駄箱を開けると、1つ手紙が入っていた。
  
【恋歌サマ】

初めてのお手紙です。

今日の午後5時に校舎の裏の桜の木の下で、待っていてください。



「何コレ!うわぁ・・・ッ。恋歌モテルぅ。」
綾香がとっさに隠した私の手紙を見て、冷やかしてくる。
私は、一瞬で何の手紙かわかった・・・

ラ ブ レ タ ー だ・・・

「で、どうするんや?行くん?」
綾香がしつこく話し掛けてくる。

「うん。まぁ・・・行くわ。」
そこへ、綾香がキラキラした目で見つめてきた。

「綾香も来る?」
「ほな、しょうがない。行ってやるか♪」

本当は最初から行きたいくせに・・・
小さい頃から綾香は見栄っ張りだった。

キ ー ン  コ ー ン  カ ー ン  コ ー ン

__5時になった・・・