コイ ウタ *~koiuta~* 作者/恋歌

19話 HAPPY NEW YEAR!
「あけましておめでとうございます!」
私は、大地の家についてすぐさま大地の親にあいさつをした。
「まぁまぁ^^恋歌ちゃん。大地をこれからもよろしくね^^」
大地の親は私たちが付き合っているのを知っていた。
「ちょっと、やめてくれへん?おふくろ///」
大地が恥ずかしそうに、お母さんを止めていた。
きっと、母親がいつまでも自分の事を心配しているのを私に見てほしくなかったのか__?
「ねぇ。大地。神社行かん?」
「おぉ。」
大地とは毎年神社に行っていた。
私たちは幼馴染だもんね♪いつまでも__一緒。
でも・・・私達にも怖いものは山ほどあった・・・。
それは・・・
別 れ __________。
20話 4月
4月__
去年のあの日は、綾香にミサンガを渡したんだ・・・っ
でも、今年は。
「大地・・・。ミサンガ受け取ってくれる?」
「えぇ!いいの__?ありがとな^^」
大地は大切そうに自分の手首につけて私にもう一度「ありがとな。」と言った。
好き____愛しくてたまらない。
クラスは離れてしまったけど。神様は私たちを離さない__。
神様、裏切らないで。離さないで。
大地のこと愛してるから____ずっと。
「おっ。ネックレスつけてくれとるん?」
もちろん!だってこれは・・・大地からの初めてのプレゼントだもん・・・。
「なぁ・・・今日、あいとる?」
「うん。」
大地は照れくさそうな顔をしながら、頭をかいた。
「今日、学校さぼって2人でどっか行かん?」
「えっ。でもこの後・・・新入生の入学式あるよ・・・?」
「恋歌はマジメやなぁ・・・^^」
その言葉に少しためらいを感じながらも、大地と一緒に過ごしたい____っていうキモチの方が強くなった。
「うん。行く。」
大地は満面の笑みでこちらを向いてきた。その笑顔は____
とても太陽のように輝いていて・・・
私はまた惚れ直してしまった。
大好き____

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