コイ ウタ *~koiuta~* 作者/恋歌

9話 大地ッ。



「なぁ・・・綾香。やり直せん?あたしら。」

私は、正直言ってこんなことで綾香とライバルになりたくなかった。

だから、綾香だって・・・ うん、やりなおそう。

って言ってくれるかと思ってた。

でも、綾香から来た返事は意外なものだった。

「ごめん。本当に無視してごめんな。1週間辛かったやろ?
でもなぁ・・・恋歌。

あたし・・・ッ。本当に大地が好きなんよ。
だから、恋歌のことまだ、 嫌  い だわ・・・。」

嫌い____?

あんなに仲良かった綾香からそんな事言われるなんて思ってもいなかった。

「それはないやろっ!綾・・・」

「もういいわ!好きにやっとれ!もう・・・ッ絶交や!」

大地は、綾香をとめたけど、私はもう完全にきれていた。

私たちは今まで仲がよすぎたんだよ__

綾香。

だから、私はもう・・・綾香を頼らないで生きてく。

最高の親友でした。 綾香____。



10話 これからは・・・



もう・・・いやッ。

私は、もう2日間学校にいってない。

どうして・・・、綾香。

絶交なんて嘘だから戻ってきてよ。

そう、思ってると窓ガラスがコツンッと鳴った。

何かと思って外を見てみると、そこには・・・

「早く、学校来い!」

大地が居た・・・。今は、誰とも喋りたくないのに・・・

「いつまで、メソメソしとるんや。」

「そんな事、大地にはわかんないわ。ボケッ。」

私は泣きながら訴えた。

「__俺、守るん言ったやろ?あれ、本当やから。
これからは、俺が綾香の代わりにいる。」

こんな言葉いわれたら、急に涙が出てきて・・・信じてみようかな?   って思った。

だから、大地。これからはあなたを信じるよ。