完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~
*105*
第21話「アカネ大ピンチ、ヒビキとツクシの決意のZ技」パート7
ヒビキ現在の手持ち
アリゲイツ、オオタチ、オニドリル、ゴローン、アローラゴローン、ウソッキー(戦闘中)
「ゴースゴス、ゴースゴス・・・!」
召喚したデカグースを倒されるも、ゴースは不敵な笑みを浮かべていた。ニヤリと笑うと黒煙を飛ばして、二体のポケモンを召喚させた。
「こいつは!」
「カメックスとフシギバナ?!」
出て来たポケモンはカントー御三家の二体が最終進化したフシギバナとカメックスだった。この二体を相手にするのか、とヒビキとツクシが首をかしげたが、想定外の事態が起こった。
「ゴース!」
ゴースは口を開けると二体を吸いこんでその姿を変えたのだ。煙が晴れると姿が見えた。ドシンと足音がしてそのポケモンが現れた。
「な、なななな?!」
「これって、一体?!」
ヒビキとツクシは息を呑んだ。目の前にいたのはカメックスとフシギバナが合体した姿、体系はカメックスだが、フシギバナの模様と蔓が付いた合体ポケモンと言っていい。
「フシギバナとカメックスを合体させたのか?!」
「さしずめ、フシギックスってことか?」
「てヒビキくん、呑気なことを言ってる場合じゃないよ!」
「そうだったぜ、この合体野郎は俺が倒す!」
ヒビキはウソッキーを戻すとアリゲイツとオニドリルを出した。
「カメーバナ!」
フシギックスが地響きを立てて走り出した。
「行くぜアリゲイツ、オニドリル!」
「ゲイ!」
「イーっ!」
フシギックスがれいとうパンチを出して来ると、アリゲイツはこれをかわしてきりさくで攻撃した。続けてたいあたりをするがフシギックスにはさしたるダメージにはならない。フシギックスが地面を叩いて水の衝撃波を飛ばして来た。
「ゲイ!」
アリゲイツはジャンプしてこれをかわすとみずのはどうを飛ばしたがフシギックスはハイドロポンプを飛ばして打ち消してしまった。
「オニドリル、ドリルくちばしだ!」
「イーっ!」
オニドリルが旋回してドリルくちばしに出た。フシギックスの中心にぶつけて地面に引き摺るがフシギックスは両腕をクロスしてこれを防いでしまう。
「カメーバナ!」
宙返りするオニドリルにフシギックスが甲羅の砲台からフシギバナの蔓を飛ばしてオニドリルに巻き付けて地面に叩き付けた。
「何だって?!」
驚きはそれだけではなかった。砲台から連続してたねばくだんを連射して来た。アリゲイツとオニドリルはこれを必死でかわしていく。更に頭のフシギバナの花からソーラービームを飛ばして来た。
「ストライク!」
「スト!」
シザークロスでアローララッタを吹っ飛ばすとストライクは鎌を盾にしてフシギックスが飛ばしたソーラービームを跳ね返した。フシギックスはこれを直撃してダメージを受ける。
「ありがとツクシくん!」
「気を付けて!こいつ、くさタイプの技も使えるみたいだ!」
起き上がったフシギックスは砲台からどくのこのとねむりごなを放出してきた。オニドリルとストライクは羽根を羽ばたかせてこれを吹き飛ばした。
「なるほどなあ、厄介なもんだぜ!」
「二体のポケモンの力を宿しているんだ、一筋縄では行かないよ」
「けど、アカネちゃんの身がかかってるんだ!退くわけには行かねえぜ!」
拳を叩くとヒビキはアリゲイツとオニドリルを向かわせた・・・。
続く・・・。