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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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第20話「サファリゾーン、降りて来たポケモン、ライトニング」パート3


ヒビキ現在の手持ち
アリゲイツ、オニドリル(戦闘中)、オオタチ、イシツブテ、ウソッキー、メタモン


 デンジュモクの出現を想定してか、空は曇り空になり辺りで雷が鳴り続けていた。デンジュモクは腕をしならせて電気をバチバチと鳴らしていた。ヒビキ、ツクシ、ミナキのポケモン達との睨み合いが続いていた。
「ジュララララララ・・・!」
 デンジュモクが両腕を仰け反らせて来た。バチバチと音を立てて電気を溜めて、両腕を垂直に伸ばして電気のビームを飛ばして来た。
「レディアン、ひかりのかべを張るんだ!」
「レディップ!」
 ツクシの指示でレディアンは前に出てひかりのかべを張り、ビームを防いだ。
「行け、オニドリル!」
「イーーーっ!」
 オニドリルが急降下してドリルライナーに出た。デンジュモクに命中するがデンジュモクは腕をクロスしてガードに出た。回転しながら攻撃する衝撃でデンジュモクは後ろへ引きずられた。オニドリルはドリルライナーを止めて上昇した。デンジュモクが電撃を飛ばしてくるがオニドリルは素早く旋回してこれをかわしていく。
「スリープ、ねんりきだ!」
 スリープはどくガスを飛ばしてねんりきでガスの輪っかを二つ作りデンジュモクを拘束させた。
「よし、今だ!」
「行け、レディアン!」
 オニドリルとレディアンが素早く動いて接近して攻撃に出ようとした。しかし、
ブチ!
 デンジュモクはガスの輪っかを引きちぎってしまった。そしてほうでんを放ってオニドリルとレディアンに大ダメージを与えた。効果抜群のダメージを受けて二体のポケモンは力尽きてしまった。
「レディアン!」
「こいつ、強ええ・・!」
 デンジュモクの体からオーラが溢れ出してきた。まるでデンジュモクのパワーを上昇させるかのように体全体に流れていた。
「イシツブテ、ウソッキー!」
「トランセル、コクーン!」
 ヒビキとツクシは手持ち二体を出して挑んだ。ミナキのスリープがサイケこうせんを飛ばしてがデンジュモクはかげぶんしんをしてかわしてしまう。トランセルとコクーンがいとをはくに出て巻き付けようとするが体を回転させて糸を弾き飛ばし、イシツブテとウソッキーのいわなだれをテレポートして積まれた岩の前に出現した。そして両手に電気を溜めてそれを地面に打ち込んだ。
「な、何をする気だ?!」
「腕を地面に、、まさか?!」
 地面に腕を差し込んだことに驚くミナキだが、ツクシはそれが何を意味するのか理解した。そして、地面が砕けて電流が流れて来た。ウソッキー、トランセル、コクーン、スリープは電気に痺れてダメージを受けて力尽きてしまった。
「けど、まだイシツブテがいらあ!」
 電気タイプに耐性のあるイシツブテが残っていた。しかしデンジュモクは腕を触手に変えてパワーウィップで打ちのめした。
「まさか、くさタイプの?!」
 4倍ダメージを受けてイシツブテは倒れてしまった。
「ま、またやられた・・・!」
「畜生、まだ全滅はしてねえぞ!」
「頼む、ゴースト!」
 ヒビキはオオタチを、ツクシはアリアドス、ミナキはゴーストを出して挑んだ。するとデンジュモクは鞭状の腕に電撃をまとってきた。しなやかに振り回して電磁ムチを振るって攻撃に出る。電気のムチが地面にぶつかる度に爆風が走り、オオタチ達を怯ませた。
「オオタチ、ほのおのパンチだ!」
「ゴースト、シャドーボールだ!」
 オオタチがほのおのパンチで火炎を飛ばし、ミナキのゴーストはシャドーボールを連射した。しかしデンジュモクは電磁ムチをしならせてこれを相殺してしまった。すると頭上からくものすが落ちて来てデンジュモクを絡ませた。
「ツクシくん?!」
「アリアドスにくものすをさせたんだ!今だよ!」
「おう、オオタチ!」
 オオタチはジャンプしてソーラービームに出ようとした。
「ジュララララ!」
 しかしデンジュモクは電気を流してくものすを焼き切ってしまった。そして電気の輪っかを上空に浮かせて電気を飛ばし、電撃のシャワーをオオタチに降らせた。尖った電気のシャワーはオオタチに苦痛を与えていき、オオタチは地面に落下、力尽きてしまった。更に、マジカルシャインを飛ばしてアリアドスとゴーストを倒してしまった。
「もう、手持ちが無くなって来た!」
 ツクシが後がないとミナキとヒビキに言ってきた。
「まだだ、アリゲイツ!」
「まだ負けたわけじゃない、行け!」
 ヒビキのアリゲイツ、ミナキのマルマイン、そしてツクシはストライクを出した。前進する三匹だが、デンジュモクは電磁ムチをしならせて攻撃した。
「ゲウっ?!」
「スト?!」
 ムチが当たる度に体に電気が走りアリゲイツとストライクは倒れてしまう。
「ころがるだ、マルマイン!」
 マルマインはころがるをしてデンジュモクにぶつかった。後退させられるデンジュモクだが、蹴り上げをしてマルマインを吹っ飛ばした。蹴られたマルマインはスピードスターを連射したがデンジュモクはシールドを張ってこれをガードしてしまう。
「ビリリリ!」
 きんぞくおんを飛ばしてデンジュモクを怯ませて、ソニックブームで攻撃した。デンジュモクがほうでんを飛ばしてくるとストライクが前に出て研いだ鎌でこれを反射させて電撃をはね返した。そしてアリゲイツがハイドロポンプを放って攻撃に出る・・・。


続く・・・。

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