コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- I wish your happiness 最初で最後の恋
- 日時: 2013/10/16 07:55
- 名前: 修羅 ◆Y9jOiMvQls (ID: OP8rm8tJ)
こんにちはっ☆修羅です^^*
この物語は、ずっと入院がちで外の景色を病室からでしか見たことが無い少女の切ないラブストーリーです☆
余命約1年。少女の運命は————!?
切ない系がちょっと無理な方は、Uターンで…。
全然好きだよと言う方は、このまま、お読みいただけると、光栄です^^*
注意:【第12話】1・2だけ、人物目線で進行しています。
お知らせ:7月18日『参照500突破』!トーク解禁!
8月24日『参照1000突破』!トーク解禁!
10月16日『参照1500突破』!トーク解禁…しないかも?
新News!@ネタバレ注意!——————————————
ついに花蓮が太陽の高校へと足を踏み入れる!?
その先に待っているものとは…。
花蓮の体は病院に帰るまで持つのか?
色々なことが待ち受けていそうな予感!
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- Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.155 )
- 日時: 2013/08/27 13:11
- 名前: 修羅 ◆Y9jOiMvQls (ID: Au2wVmYz)
【第20話】
「太陽〜」
「あ?なに母さん」
「花蓮ちゃんだったかしら?その子に、これ持っていってあげなさい」
「マフィン?」
「そうよ。塩分とかは入れてないから安心よ」
太陽は母からバケットを預かると、少し躊躇した。
花蓮の家に行っても良いのか解らなかったから。
だが、その気持ちを押し切り、太陽は花蓮の家へと向かった。
「やっぱここだよなぁ。つーか、ここ以外考えられないしな…」
この先は所有地と書かれたプレートの下に小さく不和季家と書かれたのを見た太陽は深くため息をついた。
それから20分ほど歩いた太陽の瞳の先に見えたのは大きな洋館。
まさに不和季家の豪邸だった。
「あら?どちら様ですか?」
「えーっと…。朝倉太陽と申しますが、花蓮に会わせていただいたりできますか?」
「申し訳ございませんが、只今パーティの最中でして、お会いできるのは難しいと思います」
「待ちなさい」
庭の手入れをしていたメイドに声をかけた太陽だが、あっさり会えないという言葉を受け迷っていると、透き通るような声が聞こえた。
そこには花蓮の父が立っていた。
「花蓮に会いたいとは本当かね」
「はい。あの…」
「これは失礼。私は花蓮の父、不和季イクトだ。そこのメイドが言った通り、会うのは難しいのだが、友達だろう?特別に入っても良い」
「ありがとうございますっ」
花蓮の父、イクトについて行った太陽は洋館の中に入った。
イクトに連れられて来たのは執事服が置かれた一室だった。
「そうだな…。キミにはこのサイズがピッタリか。…これを着て出てきたまえ」
「は?」
「見学も兼ねて、この家の執事に変装してもらう。あとで雪斗と一緒に行動したまえ」
そう言い残すと、イクトはパーティ会場に戻って行った。
太陽は素早く執事服に着替えると、バスケットを置いて部屋を出た。
タイミングよく現れた執事、雪斗はぺこりと頭を下げた。
「不和季家の執事、雪斗と申します。朝倉様のことはイクト様からお聞きしました」
「どうも」
「花蓮様は面会中でして、お邪魔はできませんので会場にてお待ちください。くれぐれも、私から離れないようにしてください」
太陽は戸惑いながらも雪斗の言われた通りにした。
花蓮の事が気になるが、会えるだけでも良いと思っていた。
- Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.156 )
- 日時: 2013/08/29 16:43
- 名前: 修羅 ◆Y9jOiMvQls (ID: Au2wVmYz)
【第21話】
「花蓮!」
「零くん…っ」
雪斗が太陽の側に行くまでの花蓮の話。
雪斗に案内されて花蓮は部屋の中に入ると、薄ピンクのソファに座っていた零が立ち上がって名を呼んだ。
「久しぶりー…。なにその格好」
「え、え?ご、ごめんなさい」
「や、そーいうわけじゃなくて…。超かわいい」
零の照れた表情に、花蓮は顔を真っ赤にさせた。
雪斗は微笑ましい光景に笑顔を浮かべていた。
「私はこれで失礼いたしますので、ごゆっくりお話し下さいね」
「え、雪斗どこか行っちゃうの?」
「はい。お客様がいらっしゃるようです。イクト様から一緒に行動するように言われていますので」
「そっか。…いってらっしゃい」
「いってまいります。お嬢様」
雪斗は会釈すると部屋を出て行った。
花蓮と零はソファに腰を下ろすと、少しの沈黙の後、零が話し出した。
「何年ぶりだろな。会うのも、話すのも」
「うん。……ごめんね。ずっと入院してたから」
「花蓮が謝る必要ねーよ」
零がそう言うと、花蓮はさびしそうな笑顔を浮かべた。
零が今までの話をし始めると、花蓮は笑顔を浮かべて聞いていたが、太陽と一緒に居る時のような笑顔ではなかった。
雪斗の代わりに迎えに来た菊代についてパーティ会場に戻った二人。
零がスッと花蓮に飲み物の入ったグラスを渡すと、花蓮は笑顔を浮かべた。
「零って変わらないんだね。昔から自然にエスコートとかしてくれるね」
「別に。俺は昔から花蓮に笑っててほしいって思ってたからかな」
「…ありがとう」
零の隣を歩く花蓮に流れる視線は変わらず最高。
「あの子綺麗ねー。どこのお嬢様かしら」
「零お坊ちゃまと歩いてる子って、不和季家の花蓮お嬢様じゃない?」
「すごく綺麗な子。手足も長いし細いし。髪もきれい」
花蓮は向けられる視線が分からないのか普通に零の隣を歩いている。
パーティ会場はざわついていたが、イクトがパーティ会場に出て来てから静まりかえった。
- Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.157 )
- 日時: 2013/08/30 17:02
- 名前: なほ ◆uQka2R2zxI (ID: /S84TJgN)
修羅ただいま〜(・ω・`*)6時に来れる?ディズニー楽しかったよ
- Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.158 )
- 日時: 2013/08/30 19:54
- 名前: 修羅 (ID: Au2wVmYz)
なほ様
おかえりっ(=゜ω゜)ノ
ごめんね。6時来れなくて(´・_・`)
明日なら行けるんだけど…もう学校始まっちゃったから。・°°・(>_<)・°°・。
- Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.159 )
- 日時: 2013/08/30 23:43
- 名前: なほ ◆uQka2R2zxI (ID: /S84TJgN)
じゃあ…明日の8時はどうかな?塾で1時〜8時まで来れないの(T_T) おやすみ♪
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