コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- I wish your happiness 最初で最後の恋
- 日時: 2013/10/16 07:55
- 名前: 修羅 ◆Y9jOiMvQls (ID: OP8rm8tJ)
こんにちはっ☆修羅です^^*
この物語は、ずっと入院がちで外の景色を病室からでしか見たことが無い少女の切ないラブストーリーです☆
余命約1年。少女の運命は————!?
切ない系がちょっと無理な方は、Uターンで…。
全然好きだよと言う方は、このまま、お読みいただけると、光栄です^^*
注意:【第12話】1・2だけ、人物目線で進行しています。
お知らせ:7月18日『参照500突破』!トーク解禁!
8月24日『参照1000突破』!トーク解禁!
10月16日『参照1500突破』!トーク解禁…しないかも?
新News!@ネタバレ注意!——————————————
ついに花蓮が太陽の高校へと足を踏み入れる!?
その先に待っているものとは…。
花蓮の体は病院に帰るまで持つのか?
色々なことが待ち受けていそうな予感!
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- Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.100 )
- 日時: 2013/08/07 14:15
- 名前: 修羅 ◆J8kScRjrzk (ID: Au2wVmYz)
「あたしメアド交換してもらおっかなー」
「えー。李月ちゃんってばー」
女子二人は携帯を片手に太陽と翼のもとへと歩き出した。
話しかけられた太陽と翼は斜め上を振り仰ぐ。
「ね、あたしとメアド交換しない?」
「おー、いいよいいよー。太陽は?」
「俺はパス」
「なんだー。そこの兄ちゃんケチだなぁ」
太陽は窓の外へと視線を移し、翼は携帯を取り出すと1人の女子とメアドを交換し始めた。
「へー。あんた安室翼っていうんだー」
「ああ。喜多村 李月、よろしく」
「李月でいいから。……えーっと、この子は藤咲 凪沙」
「へー。凪沙ちゃんか、李月と違っておとなしそーだな」
「失礼な」
翼と李月は仲よさそうに話し始めた。
喜多村李月。ミディアムカットに長めの前髪。短めのスカートでさっぱりした女の子。
藤咲凪沙。李月の幼なじみでおっとりしていてボブヘアで前髪パッツンの女の子。
「そこの兄ちゃんはなんていうの?」
「兄ちゃんはやめろ。朝倉太陽だ」
「ふーん」
「太陽、機嫌悪いのか—?」
「別に……」
太陽は翼の方に向き直ると携帯をいじり始めた。
翼は画面を覗き込むと、あっと声を上げた。
「おいおいおいおい太陽!誰だよこれ〜。超可愛いじゃん」
「う、わっ。見るなバカッ」
「なになにー?何の話ー?」
「これこれ!」
翼は太陽から携帯を奪い取ると李月に画面を見せた。
凪沙もひょっこりと覗き込むと、2人して声を上げた。
- Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.101 )
- 日時: 2013/08/07 19:47
- 名前: ミム (ID: r1bonIQR)
覚えてますか?
ミムです^^
あれからずっとコソコソ読んでましたっ><w
それにしても花蓮ちゃんが高校に行ける事が嬉しいです!
しかも太陽君と同じ高校だなんて…!
めっちゃ嬉しすぎます(泣)
これからも応援してます。
更新頑張ってください!
- Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.102 )
- 日時: 2013/08/08 11:04
- 名前: 修羅 ◆J8kScRjrzk (ID: Au2wVmYz)
ミム様
お久しぶりです☆勿論覚えてますよ!
そりゃあ、花蓮が高校入学しないと面白くないので……。
太陽と同じにしないと、ねぇ。ネタが尽きる……((汗
応援ありがとうございます!これからも頑張ります!
- Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.103 )
- 日時: 2013/08/09 17:53
- 名前: 修羅 ◆J8kScRjrzk (ID: Au2wVmYz)
「「可愛い!」」
「ちょ、かえせってっ」
「誰よこれ!?超可愛い〜」
李月はきゃあきゃあ騒いでいる。
凪沙はこれとは別に、李月に向かって苦笑いを浮かべていた。
「李月、可愛い子好きだもんね」
「可愛い子って言うか、女の子が好きなだけだよ!この子ホントに可愛い!何者!?」
「あーもう。かえせって」
翼と一緒に李月は画面の中の女の子を見ていた。
太陽は携帯を奪い返そうと必死だった。
「この子誰朝倉!教えないと携帯返さないから」
「はぁ!?……まぁ大丈夫か」
「朝倉君の彼女?」
「え————!」
「や、違うから」
凪沙の発言に翼は大声を上げた。
それをきっぱり答えた太陽は、画面の中の女の子の事をはなした。
「それ……その子は花蓮だよ。俺たちと同い年」
「かれん?…超かわいい名前!しかも同い年って!」
「私たちと同じ高校なの?」
「いや、まぁそうなんだけど、入学してくるのは1か月後だよ」
「へー。楽しみだなぁ。早く会いたい!」
最後は翼が瞳をらんらん煌めかせて言った。
太陽は、花蓮の事について深く追求しない3人に秘かに感謝していた。
- Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.104 )
- 日時: 2013/08/10 16:21
- 名前: 修羅 ◆J8kScRjrzk (ID: Au2wVmYz)
【第15話】
高校に入学した太陽は、恒例の入学式をうけた。
入学式を終えた太陽たちは、南高校の規則や担当科目の先生の紹介をうけた。
3限で終わった初の高校生生活はこんなものだった。
「おーい太陽。これから暇かー?」
「なんかあんの?」
「李月と凪沙と一緒にカラオケいかね?」
「何時間?」
「2時間の予定かな。朝倉なんか予定あんの?」
翼が太陽のもとへ寄ると、それに続いて李月と凪沙が寄ってきた。
携帯を出した太陽は、画面を指でスライドさせる。
そして、メールの受信ボックスを開けると3人に見せた。
『今日はもう病院来ないでしょ?私が寝ちゃった間に太陽いなくなってたからびっくりしちゃったよ。
明日、会えるの楽しみにしとくね。バイバイ^^*』
「って……。これ、もしかして太陽が見せてくれた写真の女の子から!?」
「そ」
「花蓮ちゃん!」
「なんか悪いことしたと思ったからさ、これから病院行こうかなと」
「…その子、入院してるんだね。大丈夫なの?」
翼と李月がにかっとお互いに笑顔を見せあった後、手をがっしりと組んだ。
わけの分からない行動をスルーして、凪沙は太陽に心配そうな眼差しを向けた。
「……大丈夫だよ。これから花蓮と会える時間少なくなるし、今日だけでもできるだけ一緒にいようかなって」
「優しいんだね。朝倉君」
凪沙が浮かべた微笑に思わず太陽はドキッとしてしまった。
それを払いのけている太陽に、翼と李月が言い寄った。
「ねぇ。カラオケやめて、花蓮ちゃんのところいっちゃだめ?」
「一緒についてくよ俺らも!お見舞い、だろ!?」
「お前ら絶対花蓮に会いたいからだろ……」
「そうだね。でも、良いんじゃない?楽しそうで」
凪沙の一言に太陽は小さく了承すると2人は舞い上がっていた。
が、3人に花蓮に会う事でのルールを言い始めた。
「病院だから、騒ぐな」
「いえっさ!」
「花蓮に会ったら、すぐ近寄らない!」
「……いえっさ—…」
「人と接触する機会がない花蓮だから、べたべたしないのといろんなことを聞きださない!」
「えー……」
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