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I wish your happiness 最初で最後の恋
日時: 2013/10/16 07:55
名前: 修羅 ◆Y9jOiMvQls (ID: OP8rm8tJ)

 こんにちはっ☆修羅です^^*



 この物語は、ずっと入院がちで外の景色を病室からでしか見たことが無い少女の切ないラブストーリーです☆
 余命約1年。少女の運命は————!?


 切ない系がちょっと無理な方は、Uターンで…。
 全然好きだよと言う方は、このまま、お読みいただけると、光栄です^^*


 注意:【第12話】1・2だけ、人物目線で進行しています。
 お知らせ:7月18日『参照500突破』!トーク解禁!
      8月24日『参照1000突破』!トーク解禁!
      10月16日『参照1500突破』!トーク解禁…しないかも?



 新News!@ネタバレ注意!——————————————

   ついに花蓮が太陽の高校へと足を踏み入れる!?
   その先に待っているものとは…。
   花蓮の体は病院に帰るまで持つのか?
   色々なことが待ち受けていそうな予感!
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Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.65 )
日時: 2013/07/01 01:47
名前: 修羅 ◆Y9jOiMvQls (ID: Au2wVmYz)



 花蓮と太陽が乗った駅から目的地まで2駅と言ったが、この辺では2駅と言ったら遠い遠い。
 1駅で5分弱はかかる。2駅目までは15分弱。
 満員電車の中にいる花蓮はもう死にそうな表情だ。
 死に物狂いで上に上にと背を伸ばす。



 「も、ムリ……」
 「マジで抱き上げようか?」
 「い、いいよっ。埋もれてるわけじゃないもん」
 「いやいや。埋もれてんじゃん」
 「ちょっとだけじゃ…ひゃ!?」



 むぎゅ……。

 花蓮は小さい声とともに体を跳ね上げた。と言っても背伸びするだけ。
 みるみるうちに元々色白の花蓮の顔がピュアホワイトのように透明に変わっていく。




 「花蓮、顔の色悪いけど……」
 「た、たたたたた太陽っ。ち、ちちちち痴漢……っ」
 「痴漢!?」




 花蓮のおびえた声色に太陽は小さな声を上げた。
 コクコクとうなずく花蓮は今にも泣きだしそうだ。

 太陽が花蓮の周りにいる中年の男性を鋭い瞳で一人ずつみている。
 すると、花蓮が今まで吊革に伸ばしていた左手をすっとひっこめると、自分の後ろに手を回した。




 「た、太陽っ。これっ…ひゃぁっ」
 「?……なっ!」




 花蓮の手元を見た太陽は愕然とした声を上げた。
 花蓮の後ろに立っていた男性が、花蓮のお尻をつかんでいたのだ。
 今にもスカートの中に手を入れてもおかしくない。

 花蓮は必死に男性の手首をつかんで離そうとするが、微動だにしない。
 太陽は花蓮に手をどけてもらい、花蓮を自分に引き寄せた。

Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.66 )
日時: 2013/07/02 20:09
名前: 修羅 ◆Y9jOiMvQls (ID: Au2wVmYz)




 「じっとしてろよ花蓮」
 「う、うん」



 そういうや否や、太陽は花蓮を抱いていない左手を男性の手首に持っていくと、今にもぎりっと音が出るくらいに握った。
 すると、男性はちらっと太陽を見ると、慌てて手を引っ込めた。



 「あ……」
 「サイテ—だな、あいつ」
 「ありがとう。太陽」
 「……別に。俺なんもしてねーし……」



 花蓮の微笑に顔を赤らめ照れた太陽。
 太陽の胸の中にいる花蓮をグイッと左へ引くと、出入り口のドアに押し付けた。

Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.67 )
日時: 2013/07/03 20:06
名前: 修羅 ◆Y9jOiMvQls (ID: Au2wVmYz)




 「太陽?」
 「ここでじっとしてろ。……また痴漢にあうぞ」
 「う、うん」



 ガタンゴトンと揺れる電車。
 次第に眠たくなってきた花蓮はうとうとし始めた。

 キ——ッ……。
 頭に響く甲高い音とともに、1駅目到着。
 プシューッと2人のいる反対側のドアが開いた。



 「……ん」
 「花蓮眠たい?遠出すぎた?…っ」
 「大丈夫だよ」



 ぎゅうぎゅうと人が押し込んで入ってきてもう満員を超えた状態になってきた。
 太陽は花蓮に心配そうな顔をして話しかけはじめる。



 「横で歩いてた時もそうだったけど、俺と花蓮って身長さあるよなー」
 「こ、これから伸びるもんっ。太陽が大きいからだよ!」
 「えー?俺は平均的な高さだけどなー」
 「嫌味ですかそれは!」



 花蓮は太陽の頬をつねったり静かに騒いだりしていた。
 ちらっと周りを見ると、押し合って場所を取り合っているような光景が瞳に映った。
 汗をかいている人や、苦しそうな表情の人。
 花蓮は太陽の手や動作をじっと見始めた。

Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.68 )
日時: 2013/07/04 22:37
名前: みなみ (ID: Au2wVmYz)


 お久しぶりです♪
 しばらくカキコに来れなかったので、この物語を読むのに時間かかりましたwww
 でもやっぱ飽きませんねー。


 花蓮ちゃんと太陽君の距離がだんだん縮まっている!
 花蓮が笑顔になった!
 花蓮の服装見てみたい———!
 花蓮が痴漢にあった—————!


 とまぁ、こんな感じで、花蓮ちゃんloveな私ですwww
 もちろん太陽君も大好きです☆
 更新期待してますう!長文失礼しました。

Re: I wish your happiness 最初で最後の恋 ( No.69 )
日時: 2013/07/07 08:07
名前: 修羅 ◆Y9jOiMvQls (ID: Au2wVmYz)


 みなみ様

 お久しぶりです^^*
 そんなに楽しみながら読んでいてくださると、書いているものとしてとてもうれしいです☆

 花蓮可愛いですもんね♪
 リア友に、私の小説が大好きな子がいるのですが、絵を渡すとキャーキャーですよwww


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