コメディ・ライト小説(新)

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下書きだらけ
日時: 2018/10/07 03:04
名前: モズ (ID: KG6j5ysh)



【意味を為さない目次】

「」>>1-2
「」>>18-19「」>>20「」>>21-22「」>>34-35>>37「」>>43>>45>>49-50「」>>62-64
「」>>69-70「」>>75-76「」>>84-86>>89-90「」>>96-99(不可)

「」>>160-162 途中
「」>>163
「」>>165
「」>>166
「」>>167
「」>>168


「」>>170 続く
「」>>171 供養
「」>>172

 初心を忘れずにごろり寝転んで初心者ぶって書く場所、
珠に溢したくなる、仕方ないやろ、なんてな。

Re: 短編集 ( No.143 )
日時: 2018/01/14 10:41
名前: モズ (ID: FpNTyiBw)

 「好きとかそういうの」──始まり



 どうしてだろう、みんな恋をしているじゃないか。私は『恋』という感覚なんて解らないのに。
みんなあの人のことを羨ましがっている、人によっては怒ってきたりしたけど。
正直、今の私にとってはいい迷惑なんだが……。



 「ねぇ、白間……俺と移動しよ」



 「大丈夫だから」



 こんなやり取り、面倒だけど。

Re: 短編集 ( No.144 )
日時: 2018/01/14 12:38
名前: モズ (ID: FpNTyiBw)

──ストーカー、というスキル持ち



 あの人、私的には言い方は悪いが『ストーカー』は同じ学年の人。
どうやら基本的にはクールで女子でもなかなか話せないような上の存在らしい。
 だが、その人が私にストーカー的行為を始め出しめると、語り出した。
友人によると、ひたすら私のことを褒めていた、中には嫉妬してる子もいるんじゃない? って。
前者に関しては無視すれば良い、問題は後者だ。下手すりゃ、いじめられるなと不安になった。
 一ヶ月も前からこのストーカー的行為は続いていて、移動教室や学年集会など。
会える時があれば問答無用で私の方にやってくる。が、私は彼に会ったことはない筈だ。
 その人の名前は『すずかぜすみ
学年では相当なクールで顔は良いからと告白はよくされているが、全てお断り。
その人のことが好きな友人はクールでイケメン、孤高の存在……はぁ、素敵、なんて言ってる。
孤高、というのは存在感、性格だけではなく成績も優秀である点にも置ける。
 では何故、私にストーカー的行為をするんだ? これが一番の疑問だ。
もちろんこの解決には本人と話すのが手っ取り早いが、まともなことを話すとは思えない。
学年、学校で相当な人気を誇る男子が何故平々凡々の私をストーカー……?
友人に聞けるだけ聞いても、返答は皆同じ。「水澄の考えてること、誰が解るか」
 今日も学校が始まる。あれは趣味なのか? それともドッキリという名のイジメか?
そう考えるしかなかった私はやはり今日も無視を決め込むことにした。



Re: 短編集 ( No.145 )
日時: 2018/01/15 22:46
名前: モズ (ID: XnbZDj7O)

>>143-144

↑は次回に回していきます。悲しいことがありましたが、この気持ちを残したいので。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「好き、が消えて訪れるのは……」



 君が消えたと知ったのはほんのさっきのこと。学校でさっきまで授業をしていたのに、どうして?
誰にも言ってなかったが……いや、それは嘘だ。まぁ、良い。私は君のことが好きだ。
君にだけ、この思いを伝えた。そしたら君は星空のように澄んだ瞳を見開いてそして口も開けた。
ただ、そこから言葉は発せられることもなく作り出したのは驚きの表情だけである。
結果のみを言ってしまえば、私達は恋人同士になった。が、それは誰にも言わなかった。
そして誰にもバレないように付き合っていた。二人だけの世界、そこで過ごすのがどれ程楽しかったか。



 「星宮くん、いきなり消えちゃったらしいよ」



 友人からこれを聞いた。星宮。星宮奏多は私の好きな人、そして恋人である。
学校はこれを公表して、生徒皆を駒にしてまで彼を探す手配を始めた。
ただ、私達の学校は良い人ばかりでそれに乗ってくれた。



 夜。今日はやたら空が綺麗だ。星がたくさん、空は君の瞳のように澄んでいる。
窓の外を眺めてもただの星空。綺麗で輝いて、本当なら感動するのだろうけれども。
どうしてだろう、心が空っぽだ。今日は週末。本当なら君とこの空の下、星を眺めていただろうに。
このぽっかりと空いた穴は、君だ。君と過ごす筈の空のように暗い中に星は輝いている。
話を聞いた、君が転落自殺したってこと。このぽっかりはそれなのかもしれない。
君がもう届かない、見えない所に行ってしまった。これが心の空いた部分、君以外に何で埋められるのだろうか?
あぁ、無理だ。絶対に無理だ、星はそれでも輝いている。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 僕の大好きな人が輝く場所から下りていき、一人の女の子として生きていきます。
そんな気持ちを綴りたいなと思い、綴った次第です。
今でもこの気持ちが癒えることはなく、心は沈んだままですが。
何か書けば何とかなるんじゃないかと思ったのですが……そんなの不可能でした。
好きだった存在なんて簡単に消すことは出来ないのです、そんな僕が書きました。


Re: 短編集 ( No.146 )
日時: 2018/01/24 19:36
名前: モズ (ID: MHTXF2/b)

>>143-144

↑方針が見えなくなって展開を考えたら意味不明になりました故にチェンジンジだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
×情報が合っている保証はないです。

 「その笑顔、大好きだよ」




 一月も中旬を過ぎ、まだまだ寒さは深まる中。温かい蛍光灯の灯る教室では何人かが残っている。
何をしているのかは知らないがどうせ下らないことでも喋って暇潰しして記憶に残らない青春だろうか。
その審議は誰にも分からないだろうけど。
寒さが身に染みる、下駄箱。二人の男女が仲良さげに話していた。



 「寒い。この白い息はこの場が汚れている証拠」



 「聞いたことあるよ、それ。空気中にごみとか塵とかあるせいだっけ? 」



 「そこまでは知らない、でも空気の綺麗さが関係していることは確実。
南極では白い息は出なかったらしいからね……塵等が水蒸気が纏ったからかな」



 片方の女子は淡々とそれを話しながら無駄に黒光りするローファーをコンコンと履く。
肩に丁度付く黒髪のボブ。前髪はバンドマンのように長く、目に掛かりそうである。
それを阻止したいのか興味ないのか、彼女の雰囲気には似合わなそうなビビットピンクのピンがいた。
しかしそいつも役立たないし似合わないことを察したのか、
彼女はそのピンを当たり前のように制服のブレザーのポケットに差し込んだ。
 その女子の話を親身になって聞いている男子はその女子が平均的な身長に対しやたら大きかった。
男子の中でもなかなか大きい方だろう。
彼女とは頭一個分程の差があった。とは言え、彼女はやたら頭が小さいから参考にはならない。
大きいとはいえ、彼は意識せず優しいオーラを放出してそうな顔をしていた。
とはいえ、熊や爺さんのような顔をしている訳ではなく顔の綺麗な天使と例えるべきか?
彼はどうやら学年でも、いや学校でも人気なようで昇降口から数人の女子が二人の様子を眺めていた。



 「シュークリーム。キャベツに似ているかな」



 「うーん、微妙だよね。シューがフランス語でキャベツだったっけ? 」



 「そこまでは知らないけど、確かそうだった気がする」



 話を切り出すのはいつも彼女の方のようで彼はそれに補足を加えて返しているように思えるが。
この二人の会話、どうでもいい雑学ばかりだ。合っている保証もないのに何を申しておる?



 

Re: 短編集 ( No.147 )
日時: 2018/01/24 19:35
名前: モズ (ID: MHTXF2/b)
参照: 千文字から二千が今の限界

>>146 容姿、ざっくり世界観ご紹介ー。
なんか普通に甘くなりそうだしタイトル変える、いや変えない。いや、変えてくる。


──ぺちっ

【このSSにての紹介事項、ひとつのみ】
黒髪ボブちゃん:椎名紬



 シュークリームの話をいわゆる彼氏とした。私の彼氏はとても人気者で二人でいても女子がいる。
私は一切気にしてなかったが、彼の方は私のことを心配してくれて聞いてくれた。
から、私はただ「話してて良いよ、そういう人なんだから」って言った。
そしたら彼も彼女たちと他愛ない話をしていく。すると、その女子たちは躊躇なく話していく。
皆の方が可愛い、それくらい知ってる。
派手だけど顔は本当に可愛くて、さりげなくボティータッチとかしちゃって。
私に出来ないことばかりしていて、たくさん話していて。彼は笑っていた。
彼が人気者なのは知ってる、知っている。
彼はたぶんスタイルも良いだろうし顔付きも何故か可愛らしいのに綺麗で羨ましかった。
どうして私なんかと話してくれて、一緒に出掛けてくれるのか、未だに疑問だった。
それを口に溢すと、彼はただ「好きだから」としか答えてくれなくて、モヤモヤしていた。
それを考えていた、昇降口。スマホを見ると、それほど時間は経っていなかったが、そう思えなかった。
女子はいなかったが、考えていたらそんなことは頭から視界から消えていたのだろうか?




 「どうしたの、紬」



 身長が大きいのにわざわざ私の高さまで背を屈めて温かく少し大きい両手で私の顔を挟んだ。
彼の手の温かさが頬に伝わって顔全体に広がって体全体が温まる、そんな疑似感覚をした。
恥ずかしげもなく、その純粋で汚れない綺麗な目を私の目にしっかりと向けてくる。
いきなりでびっくりしたが、声は出なかった。瞬きして動揺して彼の目を少しだけ見ていた。
それを思い出して目を逸らした。それに必死で手のことを忘れていた。
急いで顔をぶるぶるさせると、あぁ、ごめん。そう言って手を離した。
 その空気を変えたかったから私は提案した。私も彼も今日は部活がない。
すぅ、と息を吸い込んだ。そして……



 「どうせだし……シュークリーム食べ行かない? 」



 これを言うだけにどれ程の勇気がいるか。甘いシュークリームだけど、今は少し恨むから。
それに彼はにっこりと微笑んで頷いた。その笑顔に少しだけ恨んでいたシュークリームに感謝した。



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