ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 復讐の娘
- 日時: 2009/09/02 17:38
- 名前: 砂漠の薔薇 (ID: RGtt012g)
社会問題系小説で書かせてもらってます、砂漠の薔薇です。
注意! 荒らしはお断り!
他にもいろいろあるけれど守って欲しいのはこれだけ。
以上!オリキャラも募集しているのでじゃんじゃんコメントください!
プロローグ 復讐の娘
ある町、それは人間界ではない所、1人の紫の髪の少女がいた。彼女はいま、パソコンであるサイトを開いている。「復讐サイト〜貴方の願いかなえます〜」
そして新たなメッセージを見てふっと微笑んだ。
「ああ、愚かな人たち、また仕事が増えたわ」
そしてよってきた白い毛に彼女と同じ紫色の目の猫を抱き上げ、「明日も忙しくなりそうよアイオライト。頑張って猫達を集めてきてね?」
彼女こそ、復讐の娘で名高いジェイド。今宵も猫を引き連れて復習のため人間界に降り立つ・・・
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- Re: 復讐の娘 ( No.135 )
- 日時: 2009/10/09 20:21
- 名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: FOn.NxJ9)
- 参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573
ういww
あ、お知らせなんだけどね
小説もう一個書き始めたから、良かったらどうぞww
ずうずうしいね、ごめん(汗
- Re: 復讐の娘 ( No.136 )
- 日時: 2009/10/09 20:46
- 名前: 砂漠の薔薇 (ID: RGtt012g)
番外編 ジェイドの過去 7 国外逃亡
ジェイドは、ベリルと一緒に脱出する方法を考えていた。
「よっし、私が兵士寮を燃やしちゃうからさ、その隙に逃げるとか!」
「うん、それもありだがこの部屋を気づかれずに出たほうがいいんじゃないか?」
「そうね!そうしよう!」
ジェイドとベリルは足音がやむ時間まで眠ったふりをしていた。
そして、真夜中。
カシャン・・・と言う音と共に足音が途切れる。
「よし、今よ!」
ベリルは皆の牢屋の鍵を燃やして戸をあけた。
皆は物音に気づいて忍び足で牢を出る。
全員が出たのを確認し、ペアを適当に急いで作って脱出した。
兵士はジェイドの読み通りいない。棟を脱出しようとしたその時、
ドーン!という派手な音がして足音が聞こえてきた。
「仕方ないなぁ」
ヘリオドールが立ち止まり、手を勢いよく前に突き出し、横に振る。フルごとに伝記の撒きびしが出てきて間に電流を流した。
走ってきた兵士達は驚き、急停止しようとしたが止まらず、電気の海を転げまわって気絶してしまった。
棟の外側へ出るとたくさんの人。ジェイドの猫化出来る範囲よりずっと広く、何百人もの兵士がじりじり寄ってきた。
「お姉ちゃん、お兄ちゃん、つかまって」
ターフェアイトが手を差し出した。その横にはコランダム。
皆はコランダムとターフェアイトの手や腕につかまった。すると、ふわっと足が地面からはなれたちまち宙高く浮かび上がったのだ。
ターフェアイトが気合を入れると収容所が小さく見えるあたりまで浮かんだ。この高さはちょうどビルの15階に当たる高さである。
「ひぃぃ・・・無理無理」
ベリルはどうやら高い所が苦手のようだ。
ジェイドはベリルに喝をいれ、次々伸びてくる大量の網を弾き飛ばしてくれ、と誰でもいいから言った。
「しょうがないっすね。」
カイアナイトが口に手を当て、ふっと息を吐いた。
最初は小さなつむじ風だったが、やがて大きな竜巻になって兵士達に襲い掛かった。
いろんなもの、人が飛ぶ。
「止まれ!」
カイアナイトが指示すると竜巻は勢いを増しながらもそこに留まった。
ターフェアイトのフライング能力のおかげでレッドタウンの港まで着いた。ターフェアイトはいくら無限パワーを持っているとはいえ、手足がしびれているに違いない。皆は地上に降りた。その時。
「いたぞ!脱獄者だ、悪魔の軍団だ!」
港で漁をしていた人、漁船、コンテナの陰から人がわらわら出てきた。
「危ないわ。早く漁船をのっとって」
カルサイトが皆をせかし、幻覚で周りにいた人が一瞬にして魔獣化して襲い掛かってくる幻覚を見せた。
「ぎゃああ!化け物!こっちにくるな!」
皆は港から一目散に逃げ出す。中には間違えて海のほうに向かい、落ちてしまった者もいた。
カルサイトは「愚かね・・・」と一言つぶやいてサフィリンが操縦する漁船に乗り、ユークレースの感覚によってブラウン市国のブルーシティへと向かったのであった。
- Re: 復讐の娘 ( No.137 )
- 日時: 2009/10/09 21:12
- 名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: FOn.NxJ9)
- 参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573
おおー逃げちゃえ逃げちゃえw
- Re: 復讐の娘 ( No.138 )
- 日時: 2009/10/10 11:59
- 名前: 砂漠の薔薇 (ID: RGtt012g)
番外編 ジェイドの過去 8 革命家への道
ジェイド達がブルーシティについたのは昼ごろだった。
とりあえず港にいた人たちに事情を説明し、サフィリンの手に引かれあるところに連れて行かれた。
「皆、いい人材つれてきたよ!」
サフィリンが言うと武器を持った大人がたくさん出てきた。
「さすがサフィリンさん!この人たちなら革命軍が出来そうですね!」
ジェイドはこれからやることがつかめてきた。これからグリーンビレッジやレッドタウンのある故郷を滅ぼすつもりなんだと。
実際に、ブルーシティはグリーンビレッジやレッドタウンに目を付けられ、逃げてきた人が多い。ブラウン市国もその町があるパープル王国に領土を3分の2奪われてしまったから、この革命は国のためにも、国民のためにもなる。
「まず、ここの説明をしようか」
サフィリンは革命軍を指差していった。
まず、この軍は出来たばかりでまだ隊長がいないこと。ここにいる人たちはほとんどが魔力を使えるという事。この軍以外にも革命軍があるという事。
「んじゃ、早速隊長を決めようか。皆、ちょっといい?」
サフィリンは皆をだだっ広い草原に横1列に並ばせた。
「んじゃ、この草原に毒鼠を入れるわね。こいつは人の家も荒らすし毒持っているしで大変だからもらってきたの。」
そういって毒鼠が入った箱10箱ぐらいもってきた。
「よし、まずは・・・」
それから1時間、皆は自分の持っている魔力を精一杯使って毒鼠を退治した。
第1回目だったカイアナイトは風を起こし、上空高く持ち上げた所で突き落とした。
第2回目のターフェアイトは飛んで鼠を1箇所に集め、その上から一気にダイブして、鼠を地面にのめりこませた。
中でもすごかったのがベリルでたくさんの鼠をたった2秒で黒焦げにしてしまったのだ。
ちなみにジェイドは、鼠の何匹かを猫に変え、猫に鼠を取らせていた。
「よーっし、んじゃ、隊長は一番力が強くって判断力もあったベリルに決定!」
ベリルは嬉しそうな顔をして、これからやる練習を勝手に作った。
まずは、魔力を増幅させるためにいろいろな動物を相手に戦う術。
それから、剣術。魔力でも倒せるが向こうはこっちの何百倍も人口の多い国。魔力のそこが尽きてしまうかもしれないからである。
ベリルはそれだけ言うと、「他の軍の隊長と話し合ってくる!」といって元気よく外へ飛び出した。
剣術を悪魔ジャスパーに教えてもらい、ジェイドは誰よりも剣術が上手くなった。サフィリンはというと、緑色の髪のかつらをかぶってまたグリーンビレッジに戻っていった。
その数年後の事だった。ジェイドたちの人生史上最悪な戦いが始まったのは———————
- Re: 復讐の娘 ( No.139 )
- 日時: 2009/10/11 21:46
- 名前: 砂漠の薔薇 (ID: RGtt012g)
番外編 ジェイドの過去 9 戦争勃発
アレから数年、10歳だったジェイドは16歳になった。ベリルはもう成人して22歳。そろそろ魔力も強まったし、ジェイドのもっている全ての力は引き出されたから隊長のベリルは革命を起こすことを決意した。
他の軍にもそのことは伝わり、ジェイドたちの革命軍は大幅に人数が増えた。その事を聞いた港の人たちは大急ぎで頑丈な船を造った。他の人たちは、それぞれ農作物や、分厚いコート、外国から仕入れてきた拳銃などをジェイドたちに上げた。
その中でベリルは集まった数千人を見回すと、ベリルは拡声器を使って叫んだ。
「皆!これから敵国、パープル王国を倒しにいく。死ぬ覚悟は出来ているな!?」
皆が歓声を上げる。
「私達の数は向こうの何10分の1に過ぎない。全滅してしまうかもしれない。だけど、精一杯戦って我らの自由を、望みを実現させようではないか!」
歓声はどんどん大きくなる。ジェイドは歓声を上げなかったが、両親の仇が取れると言う嬉しさ、アゲート将校の憎らしさ、国王に対する怒りでいっぱいだった。
「お父さん、お母さん、待っていてね。もうすぐ2人を苦しめた奴をやっつけてあげるから」
ジェイドは青空に向かってつぶやくと、船に乗り込んだ。
船の中で、皆は黒いフードをかぶり、髪を七変化が得意な人に緑色に染めさせた。王宮はグリーンビレッジにあるからだ。
ちなみにベリルの考えた作戦は次のようになっている。
まず王宮に入り、王族を猫に変えて人々を驚かす。ちょうどこの日は建国記念日で王族が城のベランダから国民にこの国が出来た喜びを謳う。その時城の外からジェイドの魔力を飛ばして猫にするというものだ。
そして、ベリルの炎で村を燃やす。これで王都は完全に滅ぶ。
焼け焦げた王都から皆は小隊をつくって他の町に奇襲を仕掛けるという作戦だ。
そんなこんなで港に着いたジェイドたちは人の目をかいくぐって王宮へ急いだ。
王宮はやはり真緑で目がおかしくなりそうだった。ジェイドはもらった矢に魔力を吹き込み、前へセットして後ろに下がった。
仕掛けた直後、王族一家が出てくる。王族一家が緑色の杖を上へ掲げると、皆が静まり返った。弓はもうゆっくりと引き始めている。
「我が王国の緑、聖なる緑色」
後ろにいるベリルたちを見ると、やってられない、と飽き飽きしていた。
「皆のもの、緑をたたえよ、その他の色は邪道なり!!」
『緑をたたえよ、その他の色は邪道なり!』
王が次の言葉を言う前に、きらりと光って飛ぶジェイドの弓矢。
弓矢が窓ガラスに刺さった瞬間、王族一家の周りには紫色のもやが立ち込め、国民がざわめいた。
次の瞬間、みゃあ、と可愛い声がすると国民は青ざめた。
それもそうだろう。ジェイドの魔力で元々人間だった人が猫になって助けを求めているのだから。
悲鳴を合図にベリルは城の爆薬庫の位置、火薬がある所中心に火をつけた。
すごい爆音がして崩れていく城。逃げ惑う国民、村を覆い尽くす凄まじい炎。ターフェアイトのフライング能力でジェイドたちはいろいろな所に散っていった。
ベリル視点
私が放った炎は村全体を覆い、全焼させた。私はここで焼け跡に戻ってきた人を仕留める係。ジェイドは、直接恨みがあったアゲート将校の元へ向かった。
ジェイドは大丈夫かしら・・・?
元に戻る
ジェイド以外の人たちは、王都が滅ぼされた事を察知した人々から攻撃を受けながらも大災害を引き起こした。
カイアナイトは、持ち前の風を使って、大きな台風をつくって重症者を大勢出した。
ターフェアイトは持ち前の力でねじ伏せる。コランダムの魔力はこの戦いには使えないので、ターフェアイトの応援で同じく人を切り捨てていった。
へリオドールは町中に電極をつくって電気を流してニコニコしていた。
ユークレースは剣の攻撃を無効化で打ち消し、相手の剣を暴走させて「ツマンネ・・・」とため息をついていた。
サフィリンは無限破壊能力で町を海に沈めた。
カルサイトは、ジェイドと一緒に収容所のあるライトシティへ向かった。
収容所についた時、アゲートは怪しい笑みを浮かべながら立っていた。
カルサイトはというと・・・
「連れて来ましたわ、お兄様」
そう、ジェイドはカルサイトに騙されていたのだった・・・
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